JP3053522B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3053522B2
JP3053522B2 JP6073628A JP7362894A JP3053522B2 JP 3053522 B2 JP3053522 B2 JP 3053522B2 JP 6073628 A JP6073628 A JP 6073628A JP 7362894 A JP7362894 A JP 7362894A JP 3053522 B2 JP3053522 B2 JP 3053522B2
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jig
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ワイヤーハー
ネス等に使用されるコネクタに係り、特に、ハウジング
に対して端子を二重に係止するように設けられたコネク
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコネクタは、図8に示すように、
ハウジング1を有しており、ハウジング1は図8におい
ては前後方向が図8左右方向に設けられている。ハウジ
ング1前端面下部には、雄端子挿入口2が形成されてお
り、ハウジング1後端面下部には、雌端子3を挿入する
ための図示しない雌端子挿入口が形成されている。ハウ
ジング1内部には、雌端子挿入口から雌端子3が雄端子
挿入口2に向けて挿入されており、雌端子3の前端面は
ハウジング1内部の雄端子挿入口2の周囲の壁面に当接
している。雌端子3の上面前端部には凹部4が設けられ
ており、ハウジング1内部の中央上部には、ランス5が
前方に向けて設けられている。ランス5の端部5aは、
雌端子3の凹部4を係止しており、また、ハウジング1
前端面上部にはリテーナ挿入口6が形成されており、ハ
ウジング1内部にはリテーナ挿入口6から板状のリテー
ナ7が後方に挿入されている。リテーナ7の後端部下面
は、ランス5を雌端子3側に押圧しており、これによ
り、ランス5が雌端子3の凹部4から外れないようにし
ている。また、雄端子挿入口2とリテーナ挿入口6とは
ハウジング1前端面において繋がっている。従来のコネ
クタは以上のような構成を有するので、ハウジング1か
ら雌端子3を取り外そうとする場合には、まず、リテー
ナ7をハウジング1のリテーナ挿入口6より取り外す。
次に、図9に示すように、ランス離脱用治具8を、雄端
子挿入口2ないし該雄端子挿入口2に繋がっているリテ
ーナ挿入口6から挿入し、ランス5の端部5aを引っ掛
けて、ランス5を撓めながらその端部5aを上方に移動
させる。すると、ランス5の端部5aは、雌端子3の係
止を解除されるので、雌端子3を後方に引き抜くことに
より、該雌端子3をハウジング1から取り外すことが出
来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のコネクタにおい
ては、上記のように端子をハウジングから取り外すに際
して、リテーナをハウジングから完全に取り外さすた
め、取り外したリテーナを作業中に床に落として変形さ
せたり、紛失する可能性があるという不都合を有してい
た。また、リテーナを取り外した後、ランス離脱用治具
をハウジング内部に挿入し、該ランス離脱用治具により
ランスの端部を引っ掛けて、該ランスを端子から外すた
め、ランス離脱用治具が、端子を傷つけたり、変形させ
たりする危険性があるという不都合があった。本発明
は、上記事情に鑑み、リテーナをハウジングから取り外
すことなく、且つ又、治具により端子を傷つけたり変形
させることなく、端子をハウジングから取り外し得るコ
ネクタを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のコネクタは、ハ
ウジングの一端に設けられた端子挿入口から該ハウジン
グ内に挿入された端子をハウジング内に係止するランス
と、前記ハウジングの他端に設けられたリテーナ挿入口
から前記ハウジング内に前記ランスを前記端子に押圧す
るように挿入されるリテーナとを有するコネクタにおい
て、前記リテーナに、前記リテーナ挿入口側の端から前
記ランス側の端まで溝が形成され、前記リテーナの前記
リテーナ挿入口側の端部に、アーチ状をなすランス離脱
用治具掛け部が、前記溝に対向するように設けられるこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明のコネクタは、リテーナがリテーナ挿入
口からハウジング内に挿入されていても、ランス離脱用
治具をリテーナに設けられた溝を通じてハウジング内に
挿入することにより、ランス離脱用治具の先端をランス
に引っ掛けることが出来、また、ランス離脱用治具によ
りランスを端子から引き離す際には、溝に形成される空
間より、リテーナに阻害されずにランス離脱用治具を操
作することが出来、リテーナのランス離脱用治具掛け部
にランス離脱用治具の根元部を掛けることにより、その
ランス離脱用治具掛け部が支点となるので、ランス離脱
用治具の操作を容易にし得るように作用する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図3は、本発明のコネクタを示す全体図であ
り、図1は、図3のコネクタの断面図である。コネクタ
100は、図1に示すように、ハウジング1を有してお
り、ハウジング1は図1においては前後方向が図1左右
方向に設けられている。ハウジング1前端面下部には、
雄端子挿入口2が形成されており、ハウジング1後端面
下部には、板状の雌端子3をハウジング1内に挿入する
ための雌端子挿入口9が形成されている。ハウジング1
の内部の中部は、ハウジング1の底板10に対向する面
11を有するように設けられており、ハウジング1内部
の前部の両側面には、図4に示すように、底板10に対
向する仕切板12、12が設けられている。また、仕切
板12、12は、その間に間隙を有しており、図1に示
すように、ハウジング1内部には、雌端子挿入口9から
雌端子3が雄端子挿入口2に向けて挿入されている。雌
端子3の前端面はハウジング1内部の雄端子挿入口2の
周囲の壁面2aに当接しており、雌端子3は、ハウジン
グ1の底板10と、該底板10に対向する面11及び仕
切板12、12により、挟持されている。雌端子3の上
面前端部には凹部4が設けられており、ハウジング1内
部の中央上部には、前記仕切板12、12の間隙に、ラ
ンス5が、その端部5aを前方に向けて設けられてい
る。ランス5の端部5aは、雌端子3の凹部4により雌
端子3を係止している。
【0007】ハウジング1前部の上板13と前記仕切板
12との間には、リテーナ挿入空間S1が形成されてお
り、前記ランス5の端部5aの上部は、リテーナ挿入空
間S1内に突出している。ハウジング1の前端面上部に
は、前記リテーナ挿入空間S1に連通するリテーナ挿入
口6が形成されており、リテーナ挿入空間S1には、リ
テーナ7が、リテーナ挿入口6から後方に向けて挿入さ
れている。リテーナ7の後端部下面は、ランス5の端部
5aを雌端子3に押圧している。これにより、ランス5
を固定することが出来るので、雌端子3のハウジング1
に対する装着を堅固にすることが出来る。
【0008】リテーナ7は、図2に示すように、板状の
本体71を有しており、本体71の下面(図2において
上方に向けられた面)には、その中央に前端から後端ま
で溝72が形成されており、溝72の両側には、条7
3、73がそれぞれ設けられており、条73、73の更
に外側の後部には、右側(図2においては左側)に仮止
め突起74が、左側(図2においては右側)に本止め突
起75が設けられている。また、図4、図5に示すよう
に、ハウジング1の仕切板12、12の上面には、右側
(図4、5左側)に仮止め突起14が、左側(図4、5
右側)に本止め突起15が設けられている。リテーナ7
は、図1においては、その本止め突起75を仕切板12
の本止め突起15に係合することによりハウジング1に
対して係止されている。また、リテーナ7の前端部に
は、図2に示すように、アーチ状のランス離脱用治具掛
け部76が、溝72に対向するように設けられている。
また、図4示すように、雄端子挿入口2とリテーナ挿入
口6とは、図4に示すようにハウジング1前端面におい
て繋がっている。
【0009】コネクタ100は以上のような構成を有す
るので、ハウジング1から雌端子3を取り外そうとする
場合には、まず、図6に示すように、リテーナ7をハウ
ジング1のリテーナ挿入口6より少し前方に引き出し、
リテーナ7を、その仮止め突起74と仕切板12の仮止
め突起14によりハウジング1に対して係止された状態
とする。これにより、リテーナ7の後端を、ランス5の
端部5aより前方に移動することが出来るので、ランス
5の端部5aが上方に移動し得る空間を設けることが出
来る。次に、ランス離脱用治具8を、リテーナ7のラン
ス離脱用治具掛け部76に掛け、溝72を通じて、ハウ
ジング1内部に挿入し、ランス5の端部5aに引掛け
る。そして、リテーナ7のランス離脱用治具掛け部76
を支点としてランス離脱用治具76をランス5の端部5
aを上方の前記空間に移動するように操作する。この
際、リテーナ7には、溝72が形成されているので、ラ
ンス離脱用治具8がリテーナ7に阻害され、その操作が
出来なくなることはない。また、前記掛け部76に掛け
ることにより、この操作は容易に出来るので、該治具8
により雌端子3を傷つけたり変形させたりすることがな
く、ランス5を雌端子3から容易に引離すことが出来
る。よって、リテーナ7を作業中に床に落として変形さ
せたり、紛失することを避けることも出来る。尚、上記
実施例においては、雌端子3について述べたが、雌端子
3を雄端子に置き換えて適用してもよいことは勿論であ
る。
【0010】
【発明の効果】本発明のコネクタによれば、リテーナを
ハウジングから取り外すことなく、且つ又、治具により
端子を傷つけたり変形させることなく、端子をリテーナ
から取り外し得るリテーナがリテーナ挿入口からハウジ
ング内に挿入されていても、ランス離脱用治具をリテー
ナに設けられた溝を通じてハウジング内に挿入すること
により、ランス離脱用治具の先端をランスに引っ掛ける
ことが出来、その溝により形成される空間により、ラン
ス離脱用治具の操作がリテーナに阻害されないようにす
ることが出来、リテーナのリテーナ挿入口側の端部に設
けられたアーチ状をなすランス離脱用治具掛け部にラン
ス離脱用治具の根元部を掛けることにより、該掛け部を
支点としてランス離脱用治具を容易に操作出来る。よっ
て、該治具により端子を傷つけたり変形させたりするこ
とがなく、ランスを端子から容易に引離すことが出来
る。従って、リテーナをハウジングから取り外すことな
く、且つ又、治具により端子を傷つけたり変形させるこ
となく、端子をハウジングから取り外すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコネクタを示す断面図である。
【図2】 図1のコネクタのリテーナを示す図である。
【図3】 本発明のコネクタを示す全体図である。
【図4】 図3のコネクタのハウジングを前方から見た
図である。
【図5】 図4のハウジングの仕切板を上方から見た図
である。
【図6】 図1においてリテーナを仮係止の状態とし、
ハウジング内部にランス離脱用治具を挿入した場面を示
す図である。
【図7】 図6においてランス離脱用治具によりランス
を端子から離脱している場面を示す図である。
【図8】 従来のコネクタを示す断面図である。
【図9】 図8のコネクタにおいてランス離脱用治具に
よりランスを端子から離脱している場面を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…ハウジング、3…雌端子(端子)、5…ランス、6
…リテーナ挿入口、7…リテーナ、72…溝、76…ラ
ンス離脱用治具掛け部、100…コネクタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/40 - 13/533

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(1)の一端に設けられた端
    子挿入口(9)から該ハウジング(1)内に挿入された
    端子(3)をハウジング(1)内に係止するランス
    (5)と、前記ハウジング(1)の他端に設けられたリ
    テーナ挿入口(6)から前記ハウジング(1)内に前記
    ランス(5)を前記端子(3)に押圧するように挿入さ
    れるリテーナ(7)とを有するコネクタ(100)にお
    いて、 前記リテーナ(7)に、前記リテーナ挿入口(6)側の
    端から前記ランス(5)側の端まで溝(72)が形成さ
    れ、 前記リテーナ(7)の前記リテーナ挿入口(6)側の端
    に、アーチ状をなすランス離脱用治具掛け部(76)
    が、前記溝(72)に対向するように設けられることを
    特徴とするコネクタ。
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