JP2767732B2 - 接続端子の係止解除機構 - Google Patents

接続端子の係止解除機構

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JP2767732B2
JP2767732B2 JP2316993A JP2316993A JP2767732B2 JP 2767732 B2 JP2767732 B2 JP 2767732B2 JP 2316993 A JP2316993 A JP 2316993A JP 2316993 A JP2316993 A JP 2316993A JP 2767732 B2 JP2767732 B2 JP 2767732B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ワイヤーハー
ネス等の接続電線の接続に好適なコネクタの構造に関
し、特にコネクタハウジング内の接続端子の係止解除機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車等のワイヤーハーネスの
電線接続には各種コネクタが使用されており、コネクタ
相互の接続構造や接続端子のコネクタへの固定構造等も
様々のものが考案されている。その一例として、実開平
1−73771号公報等に開示されている接続端子の係
止構造を説明する。図6に示した電気コネクタ1のコネ
クタハウジング2には、複数個の端子収容室3が横壁4
を隔てて隣接されている。接続端子5は角筒状の雄端子
挿入部5aと、この雄端子挿入部5aより後部に形成さ
れ、しかもコネクタハウジング2の横壁4と平行に起立
されたケースランス係止部5bと、このケースランス係
止部5bより後部に形成されて電線6との接続を行う電
線接続部5cとが一体的に形成されている。また、横壁
4の内側より突出して開口部方向へ傾斜角度を持って延
設されたケースランス7の自由端部には、ケースランス
係止部5bに係止される係止段部8が形成されている。
よって、ケースランス7は接続端子5の挿入方向に対し
て直角な方向に揺動可能である。コネクタハウジング2
の端子収容室3へ接続端子5をX方向より挿入すると雄
端子挿入部5aの側面がケースランス7を鎖線で示す如
く横壁4側に変位させる。そして、接続端子5の挿入が
完了するとケースランス7が復帰し、ケースランス係止
部5bがケースランス7の係止段部8に係止される。
【0003】次に上述の係止構造に加え更に別な係止手
段によって接続端子を二重係止する一例として、実開平
2−71975号公報等に開示されている接続端子の係
止構造を説明する。図7に示すようにコネクタハウジン
グ10は複数の端子収容室14を有し、端子収容室14
の内部には端子係止用のケースランス15が一体的に設
けられている。また、端子収容室14の下方には隔壁1
7を隔ててスペーサ13を嵌入するためのスペーサ収納
室16が設けられており、隔壁17にはコネクタハウジ
ング10の後端部から逃げ溝18が設けられている。こ
の逃げ溝18は接続端子12の基板部から突出した係止
用突片12aを通すためのものであり、逃げ溝18の後
端部がストッパ19と成っている。また、スペーサ13
の上面には逃げ溝18内へ進入できるだけの幅を有する
端子押込突部13aが形成されている。接続端子12は
斜め上方から端子収納室14内へ挿入して、係止用突片
12aを端子押込突部13aの前方に入れ、その後にス
ペーサ13を押し込むことにより接続端子12の係止用
突片12aが端子押込突部13aとストッパ19との間
に挟み込まれる。よって、図8に示すように接続端子1
2はケースランス15による係止と共に二重係止される
ことになり、接続端子12の抜け出し防止が確実に行わ
れる。
【0004】次に接続端子を端子収納室から抜き出す場
合について説明する。図9に示すようにコネクタハウジ
ング20の端子収納室24内に挿入された接続端子22
の接続バネ部22aを有する端子接続部は、ハウジング
内に形成されたケースランス25によって係止されてい
る。また、コネクタハウジング20の中間部に形成され
たスペーサ収納室に係止突片23aを有するスペーサ2
3が挿入されることによって接続端子22の基板部が係
止されている。このスペーサ23は端子の挿入方向に対
して直交する方向の基板部側から端子収納室24内を貫
通するように挿入され、後端部に形成されたロック部2
3bがスペーサ収納室端部に係止されると共に、係止突
片23aが接続端子22の基板部に当接することによっ
て接続端子22の二重係止が達成される。
【0005】次に図10に示すようにメンテナンス時に
必要に応じて接続端子22を端子収納室24内から抜き
出す場合、先細の鋭利な治具26がコネクタハウジング
20の前端部から挿入されてケースランス25の先端の
係止段部に差し込まれる。また、スペーサ23のロック
部が外されて仮係止状態にされる。次に図11に示すよ
うに治具26によってケースランス25が押し下げられ
ることにより接続端子22の係止が解除され、後は接続
端子22に固着された電線21を引き抜くことにより接
続端子22を抜き出すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記接続端子の係止機
構において、図6に示した接続端子5の係止機構では係
止解除は困難である。また図8に示した接続端子12の
係止機構ではコネクタハウジング10の中程に形成され
たケースランス15の係止状態を解除するためには、ま
ずスペーサ13を抜き取り、次に先細の鋭利な治具がコ
ネクタハウジング10の前端部から挿入されケースラン
ス15の先端の係止段部に差し込まれてケースランス1
5を変位させ、接続端子12の係止状態を解除すること
ができる。しかし、治具を挿入する端子収納室14内の
空間部分は狭く、複数のケースランスを手ぎわよく且つ
接続端子を破損させることなく解除するには熟練を要す
る。図9に示した接続端子22の係止解除機構は、治具
26をケースランス25の先端の係止段部に差し込む
時、誤って接続端子22の接続バネ部22aに挿入して
バネを変形又は破損させる恐れがある。また、治具を必
要とする解除機構では片手で治具を操作しながら、もう
一方の手で接続端子を引き抜かなければならず、煩雑な
解除作業に時間を要する。本発明の目的は、接続端子の
抜け出しを確実に防止する係止機構を備えると共に、必
要時には簡単且つ確実に係止状態を解除可能な接続端子
の係止解除機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る前記目的
は、端子挿入方向に対して直角な方向に変位可能なケー
スランスによってコネクタハウジングの端子収容室内に
係止され、挿脱自在のスペーサにより前記ケースランス
の揺動が阻止される係止用のスタビライザを有する接続
端子の係止解除機構において、前記ケースランスの自由
端に設けられた係止段部の外側下端部に内側方向に傾斜
したテーパ面が形成されており、前記スペーサを抜き出
し且つ前記接続端子を傾けて引き抜くことにより前記接
続端子の係止解除が行われることを特徴とする接続端子
の係止解除機構によって達成される。
【0008】
【作用】本発明の接続端子の係止解除機構によれば、ス
ペーサを抜き出してから接続端子を傾けることにより接
続端子の側面がケースランスに形成したテーパ面を摺動
しながらケースランスを隔壁側に変位させることで接続
端子の係止解除が行われるため、スペーサの抜き出しさ
え行えば、治具を使わずに簡単に接続端子をコネクタハ
ウジングから引き抜くことができる。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図5を参照して本発明の一実施
例を説明する。図1は本発明の実施例を示す切欠斜視
図、図2は接続端子の係止状態を示す平面図、図3は接
続端子の係止解除状態を示す平面図、図4は図2のA−
A断面図、図5は図3のB−B断面図である。尚、本発
明は下記実施例に限定されるものでないことは言うまで
もない。
【0010】図1に示すようにコネクタハウジング30
には、複数個の端子収容室34が隔壁36を隔てて隣接
されている。接続端子32は角筒状の端子接続部32a
と、この端子接続部より後部に形成され、しかもコネク
タハウジング30の隔壁36と平行に切り起こされたス
タビライザ32bと、このスタビライザより後部に形成
されて電線31との接続を行う電線接続部31cとから
形成されている。また、隔壁36より端子収容室側に突
出したケースランス35が端子挿入方向へ傾斜角度を持
って延設されている。このケースランス35の自由端に
は、スタビライザ32bを係止する係止段部35aと
該係止段部の外側下端部にケースランス35の内側方向
に傾斜した係止解除のためのテーパ面35bが形成され
ている。よって、ケースランス35は接続端子32を引
き抜く時、接続端子32の側面がテーパ面35bに当接
して接続端子32の引き抜き方向に対して直角な隔壁3
6側に揺動可能である。更に、コネクタハウジング30
の前端部からは接続端子32を端子収容室34内に固定
するためのスペーサ33がスペーサ収納室37内に挿入
されている。
【0011】図2及び図4で接続端子の係止状態を説明
する。コネクタハウジング30の端子収容室34へ接続
端子32をY方向より挿入するとスタビライザ32bの
側面がケースランス35の側面に当接し、接続端子32
の挿入に伴ってケースランス35を隔壁36側に変位さ
せる。接続端子32の挿入が完了するとケースランス3
5が復帰してスタビライザ32bはケースランス35の
係止段部35aで係止される。そして、スペーサ33が
コネクタハウジング30の前端部に開口したスペーサ収
納室37に挿入されると、スペーサ33の前端部に形成
された押圧突片33aがランス間隙部38に嵌挿され、
ケースランス35の揺動が阻止される。これによって、
接続端子32の抜け出し防止がケースランス35の係止
段部35aで行われ、接続端子32の端子収容室34内
での傾きやガタ付きの防止がスペーサ33によって行わ
れる。
【0012】次に、図3及び図5で接続端子の係止解除
状態を説明する。まず最初にコネクタハウジング30の
前端部からスペーサ33を引き抜く。このとき、スペー
サ33側面の突起によりコネクタハウジング30からの
離脱が阻止され仮係止状態になる。そして、ケースラン
ス35は隔壁36側に変位可能となり、それに伴って接
続端子32も端子収容室34内で傾き可能な状態にな
る。そして図5に示すように接続端子32がスタビライ
ザ32bの切り起こし方向に徐々に傾けて行くと、接続
端子32のスタビライザ32bの後方部分がケースラン
ス35のテーパ面35bに当接し、更にはテーパ面35
b上を摺動しながら移動する。この移動によりケースラ
ンス35は接続端子32に押しのけられて隔壁36側に
変位する。よって、図3の状態でケースランス35の係
止段部35aはスタビライザ32b後端部から完全に外
れ、接続端子32の係止状態が解除され、接続端子32
を容易に引き抜くことができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る接続端
子の係止解除機構は、ケースランスの自由端に設けられ
た係止段部の外側下端部に内側方向に傾斜したテーパ面
が形成されている。したがって、接続端子はコネクタハ
ウジング内に係止されている状態では、ケースランス及
びスペーサによって抜け出し防止が確実に行われると共
に、接続端子をコネクタハウジング内から引き抜く時
は、スペーサを抜き出し且つ接続端子を傾けて引き抜く
ことにより接続端子の係止解除を容易に行うことができ
る。したがって、係止解除のための治具が不要であり、
接続端子を変形又は破損させる恐れがないので接続端子
の品質確保ができる。更に、係止解除作業が簡単なため
作業効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続端子の係止解除機構を示す切欠斜
視図である。
【図2】接続端子の係止状態を示す平面図である。
【図3】接続端子の係止解除状態を示す平面図である。
【図4】図2のA−A断面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】従来の接続端子の係止機構を示す切欠斜視図で
ある。
【図7】従来の別の接続端子の係止前の状態を示す断面
図である。
【図8】図7の接続端子の係止状態を示す断面図であ
る。
【図9】従来の更に別の接続端子の係止状態を示す断面
図である。
【図10】図9の接続端子の係止解除前の状態を示す断
面図である。
【図11】図9の接続端子の係止解除状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
30 コネクタハウジング 31 接続電線 32 接続端子 32a 端子接続部 32b スタビライザ 33 スペーサ 33a 押圧突片 34 端子収容室 35 ケースランス 35a 係止段部 35b テーパ面 36 隔壁 37 スペーサ収納室 38 ランス間隙部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子挿入方向に対して直角な方向に変位
    可能なケースランスによってコネクタハウジングの端子
    収容室内に係止され、挿脱自在のスペーサにより前記ケ
    ースランスの揺動が阻止される係止用のスタビライザを
    有する接続端子の係止解除機構において、前記ケースランスの自由端に設けられた係止段部の外側
    下端部に内側方向に傾斜したテーパ面が形成されてお
    り、前記スペーサを抜き出し且つ 前記接続端子を傾け
    引き抜くことにより前記接続端子の係止解除が行われる
    ことを特徴とする接続端子の係止解除機構。
JP2316993A 1993-01-19 1993-01-19 接続端子の係止解除機構 Expired - Lifetime JP2767732B2 (ja)

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JPH06215824A JPH06215824A (ja) 1994-08-05
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JP3224369B2 (ja) * 1998-07-16 2001-10-29 日本圧着端子製造株式会社 コネクタの端子及びハウジング
JP2023037763A (ja) * 2021-09-06 2023-03-16 株式会社オートネットワーク技術研究所 ジョイントコネクタ

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