JP3053245B2 - 熱成形用ポリエステルシート、その熱成形物及びその製造方法 - Google Patents

熱成形用ポリエステルシート、その熱成形物及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、剛性が向上した熱成形
用ポリエステルシートに関する。さらに詳しくは、熱成
形性を妨げない範囲の低倍率の一軸延伸を施して剛性を
向上させ、従来のポリエステルシート成形物より剛性が
大きく、使用シート厚みを節減できるなど、経済性に優
れた熱成形用ポリエステルシート、その熱成形物及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アモルファスポリエチレンテレフタレー
ト(以降A−PETと記載する)シートの熱成形諸製品
の市場は最近拡大しつつある。A−PETシートは、比
重・軟化状態・風合いが無可塑塩化ビニール(硬質PV
C)シートに似ており、加えて透明性・耐寒性・耐衝撃
性・耐薬品性・熱成形性等に優れているので、従来のP
VC分野に進出しつつある。更にPET樹脂価格の低
下、成膜加工技術の向上とPVCの廃棄焼却処理問題
(塩素ガス発生)から世界的にもA−PET化が急速に
進展するものと考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、PETは価格
が下がったといえどもPVCより樹脂価格が高く、また
PVCに次ぐ需要分野と予想される延伸ポリスチレン
(OPS)には比重差がありコスト高である。更に、両
者より剛性が劣るため使用シート厚みを増加する必要が
あり問題となっている。
【0004】この剛性向上には物性バランス・成形加工
性などから二軸延伸が当然考えられるが、二軸延伸はマ
シンディレクション(M.D)及びそれと直交する方向
(T.D)の二軸延伸を行う必要があり、簡易な工程・
設備の工程コストを上昇しない剛性向上方法が望まれれ
ている。
【0005】また二軸延伸シートはその配向のため二次
成形加工が困難であり、二次成形加工が可能な剛性向上
方法が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題に留意し研究実験した結果、本発明を完成した。即ち
本発明は延伸方向の熱収縮率が20%以上であり、延伸
方向と直角方向の熱収縮率が−10%以上5%未満であ
り、そして厚み斑が±15%以下であることを特徴とす
熱成形用一軸延伸ポリエステルシートである。
【0007】本発明の製造方法の第一は、実質的に非晶
なポリエステルシートを延伸の送り出しローラと引き取
りローラにニップローラを使用し、更に引き取りローラ
直後のローラにもニップローラを用いて1.5〜2.5倍
に一軸延伸することを特徴とする上記ポリエステルシー
トの製造方法である。
【0008】本発明の製造方法の第二は、シート押出直
後のキャストロール温度をガラス転移温度以下の出来る
だけ高温域で成形した結晶化度2〜10%のポリエステ
ルシートを延伸の送り出しローラと引き取りローラにニ
ップローラを使用し、更に引き取りローラ直後のローラ
にもニップローラを用いて1.5〜2.5倍に一軸延伸す
ることを特徴とする上記ポリエステルシートの製造方法
である。
【0009】また本発明のポリエステル熱成形物は、本
発明の上記ポリエステルシートを熱成形して得られるこ
とを特徴とする剛性に優れたポリエステル熱成形物であ
る。
【0010】本発明を更に詳しく説明すると、本発明に
おいてポリエステルとしては、例えばポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート等のホモポリマ
ーは勿論のこと、ジカルボン酸成分の80モル%以上、
好ましくは90モル%以上がテレフタル酸またはナフタ
レン−2,6−ジカルボン酸であり、グリコール成分の
80モル%以上、好ましくは90モル%以上がエチレン
グリコールである結晶性の熱可塑性ポリエステル樹脂が
有利に用いられる。
【0011】共重合成分としては、テレフタル酸を主た
る酸成分とする場合はナフタレン−2,6−ジカルボン
酸も、一方ナフタレン−2,6−ジカルボン酸を主たる
酸成分とする場合はテレフタル酸も含め、イソフタル
酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカ
ルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジフェニ
ルスルホンジカルボン酸、ヘキサヒドロジカルボン酸、
ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル
酸、アジピン酸、セバチン酸、p−β−ヒドロキシエト
キシ安息香酸、ε−オキシカプロン酸等の芳香族、脂環
族及び脂肪族の二官能カルボン酸等を挙げることができ
る。
【0012】また、グリコール成分としては、例えばジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレ
ングリコール、デカンメチレングリコール、1,4−シ
クロヘキサンジメタノール、2,2−ビス(4’−β−
ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、ビス(4’−
β−ヒドロキシエトキシフェニル)スルホン酸等が挙げ
られる。
【0013】なお、本発明におけるポリエステルには、
実質的に線状である範囲において少量の3官能以上の多
官能性化合物を共重合成分として用いることができる。
【0014】本発明のポリエステルの粘度は、好ましく
は1,1,2,2−テトラクロロエタン/フェノール=4
0/60混合溶媒で20℃で測定した極限粘度(IV)
が0.5ないし1.0以下、より好ましくは0.6以上0.
9以下の範囲である。
【0015】また本発明のポリエステルは、必要に応じ
て公知の染顔料、熱安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電
防止剤等を含有していてもよい。
【0016】延伸前のシートは実質的に非晶状態であ
り、結晶化度は通常2%以下である。また、シートの厚
さは特に限定しないが、有効部(両端耳部各5〜10cm
を除いた部分)で50〜1000μmであり好ましくは
100〜500μmである。延伸後のシート幅は特に限
定しない。延伸後両端耳部を各50〜100mmを除去し
た部分を実用として用いるのが好ましい。
【0017】本発明に用いるシート成膜方法はタッチロ
ール方式、静電印加方式、エアーナイフ方式等の公知の
方式でよい。押出機は単軸押出機、二軸押出機、タンデ
ム押出機等公知の方式でよく、ベントの有無は問わな
い。ベントの無い場合またはベントの真空度が30torr
より悪い場合は、予め原料を公知の乾燥方法例えば真空
加熱乾燥機やホッパードライヤーで乾燥し水分率を10
0ppm以下、望ましくは50ppm以下にする必要がある。
水分率が高いとシートのIV低下が激しかったり、フィ
ッシュアイが発生する。IVの値は通常0.5以上、好
ましくは0.6以上であり、あまり低下すると機械的物
性が極端に低下する。一方ベントの真空度が30Torr以
下(好ましくは10Torr以下)の場合は、原料樹脂は通
常の環境での飽和水分率3,000〜7,000ppmであ
れば特に問題ない。また、樹脂の形状はペレット(チッ
プ)、フラフ、粉体状でも特に問題なく、成形品のリサ
イクルを使用してもよい。
【0018】一軸延伸方法は一旦、成膜したシートロー
ル巻を一軸延伸装置にかけてもよく、成膜直後に一軸延
伸(インライン)してもよい。熱エネルギー的にはイン
ライン方式が望ましいが、成膜一軸延伸されたポリエス
テルシートの熱収縮率が延伸方向に20%以上且つ延伸
と直角方向の熱収縮率が5%未満であり、シートの有効
部の厚み斑が±15%以下(好ましくは10%以下)で
あればよい。
【0019】比較的高い温度で延伸し、延伸配向性を得
る方法としては、押出成膜時に冷却ロール(キャストロ
ール)温度をガラス転移温度以下のできるだけ高温にし
実質的に透明で結晶化度2〜10%、好ましくは3〜6
%のシートに成膜する方法が挙げられる。
【0020】本発明の延伸方法としては、延伸の送り出
しローラと引き取りローラにニップローラを使用し、更
に引き取りローラ直後のローラにニップローラを用い
る。より安定に均一延伸するためには、延伸の送り出し
ローラと引き取りローラの間隔を300mm以下(好まし
くは100mm以下)のできるだけ短くする方法、延伸の
送り出しローラと引き取りローラにニップローラを使用
した2段以上の一軸多段延伸を採用する方法、および延
伸部を赤外線ヒーターで補助加熱する方法等が採用され
る。これらの方法を適宜組合せることがより好ましい。
【0021】延伸倍率が1.5倍未満では強度・剛性の
向上が小さく、一方2.5倍を超えるとシートの延伸方
向と直交方向の熱収縮率も大きくなり熱成形時に十分賦
型出来ない。また延伸温度はガラス転移温度(Tg)以
上であればよい。適切な延伸温度は厚みにより異なるの
で特に上限を限定しにくいが、あまり高すぎると延伸に
よる剛性向上効果が少ない。更に高いと膠着や白化の恐
れがある。延伸倍率が1.5倍未満に一軸延伸されたシ
ートのように、延伸方向の熱収縮率が20%未満である
と剛性向上効果も少ない。この熱収縮率は延伸倍率を増
しても55%を超えず逆に低下傾向を示す。また、延伸
と直角方向の熱収縮率は5%を超えると熱成型時に賦型
が困難となる。
【0022】一般に押出されたシートの厚み斑は、±1
0%以下であり、通常は±5%以下を必要とする。しか
し、本発明のポリエステルシートの場合、延伸前のシー
トの断面形状が両端より中央部で2〜10%厚いもの、
または両端部が中央部より少なくとも1.3倍以上を有
する必要がある場合がある。本発明の一軸延伸されたシ
ートでは、厚み斑が±15%以下、好ましくは±10%
以下である。ポリエステルの場合、未延伸部に比べ延伸
部の応力が高くなるため、未延伸部分から延伸され均一
延伸化される。また一軸延伸時の延伸方向は条件が合わ
ないと極端に斑となるが、実用上厚み斑は±15%以下
であれば使用可能である。
【0023】一軸延伸されたシートの配向を維持し耐熱
性を向上せしめるために、延伸後にヒートセットローラ
を数本設けローラが100〜200℃の温度で3分以下
でシートを通してヒートセットを行ってもよい。ヒート
セット方法としては、延伸後にヒートセットボックスの
中を通過させる方法、プレートヒータの表面を走行させ
る方法、ヒートセットローラを数本設け ローラ表面を
走行させる方法、赤外線ヒータ等、及びこれらを併用す
る方法がある。
【0024】本発明のポリエステルシートの熱成形方法
としては従来公知の方法でよく、例えば熱板成形、真空
成形、圧空成形、真空圧空成形等が挙げられる。
【0025】かくのごとく、本発明は、熱成型性をそこ
なわず1.5〜2.5倍の低延伸倍率の範囲で均一に一軸
延伸して剛性を向上した熱成型用ポリエステルシートと
その熱成形物及び製造方法を提供するものである。
【0026】尚、剛性の評価法としては、シートの場合
は引張弾性率で行い、熱成形品では曲げ強度と腰強度で
評価した。
【0027】
【発明の効果】従来、実質的に非晶なポリエステルシー
トが熱成形用途に用いられているが、PVCやOPSに
比べてコスト高である。これに対し本発明は、比較的簡
易な一軸延伸を行い剛性を向上させ且つ均一な厚さの熱
成形用ポリエステルシートおよびその製造方法を提供す
るもので、産業上極めて有用である。
【0028】以下、測定方法を説明する。 (1)極限粘度(IV) 1,1,2,2−テトラクロルエタン/フェノール=40
/60の混合溶媒に試料を溶かし、ウベロード粘度計を
用い20℃で測定した。
【0029】(2)熱収縮率 シート20cm×20cmを乾熱オーブン中に置き、130
℃×30分放置する。次いで、冷却した後、寸法を中央
部の10cm×10cmで測定する。l0:熱収縮前寸法、
l:熱収縮後寸法とすると、熱収縮率は下式で与えられ
る。
【0030】
【式1】
【0031】(3)結晶化度 密度勾配管を用いて測定した密度dから下式により算出
する。
【0032】
【式2】
【0033】但し、da:非晶状態の密度(例えばポリ
エチレンテレフタレートでは1.335g/ml)、dc
結晶状態の密度(例えばポリエチレンテレフタレートで
は1.455g/ml)。
【0034】(4)引張弾性率 シートの剛性の評価として引張弾性率を用いる。 オリエンテック製:テンシロンRTA−100を用い、
JISの引張試験に準拠し測定する。但し、引張速度は
50mm/minとした。
【0035】(5)容器の曲げ強度、腰強度 容器の剛性の評価に曲げ強度(図2参照)と腰強度(図
3参照)を用いる。 島津製作所製:オートグラフAGS−500Sを使用す
る。但し、ヘッドスピードは50mm/minとした。
【0036】(6)容器の耐熱性 熱成形容器に熱湯を入れ、容器が変形する温度で評価し
た。
【0037】
【実施例】実施例1〜3、比較例1および2 三酸化アンチモンを重合触媒として、溶融重合したIV
=0.65のポリエチレンテレフタレート樹脂(以下P
ET樹脂)のペレットを未乾燥のままベント付2軸押出
機にて成膜し、幅960mm、平均厚み500μmのシー
トを得た。(比較例1、キャストロール温度55℃)
【0038】また図1の装置を用い、同様にシート成膜
し1.5倍,2.0倍、2.5倍(実施例1〜3)、3.0
倍(比較例2)に一軸延伸した(予熱ローラ温度80
℃、延伸ローラ間隔280mmで赤外線ヒーターをシート
上部から照射)。その結果、厚み斑は12%以内で延伸
斑は認められなかった。各々のシートをキーフェル社製
の熱成形機にて、タテ160mm、ヨコ130mm、深さ3
5mmの熱成形容器にした。これらの容器の曲げ強度、腰
強度を測定し結果を表1に示す。延伸倍率2.5倍を超
えると、熱成形時に充分賦型出来なかった。
【0039】実施例4〜6、比較例3および4 二酸化ゲルマニウム触媒にて溶融重合し、その後固相重
合したIV=0.85のPET樹脂を130℃×18時
間で真空乾燥し、水分率45ppmにした。これを75φ
単軸押出機にてシート成膜し、同様に延伸した。この原
反シートを成形機(関西自動成形機社製)でタテ190
mm、ヨコ100mm、深さ20mmの熱成形容器にした。延
伸倍率2.5倍を超えると、熱成形時に充分賦型出来な
かった。これらの容器の曲げ強度、腰強度を測定した結
果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】実施例7および8 延伸引き取りローラと直後のニップローラの間に400
φの加熱ローラを3本設けて一軸延伸した後110℃と
150℃でヒートセットを施こす以外、実施例2と同様
にして延伸シートを製造し、次いで熱成形して容器を得
た。表2から判るように耐熱性の向上した延伸シートで
あり、容器も剛性と耐熱性の向上したものであった。
【0042】
【表2】
【0043】比較例5 図1の一軸延伸装置における延伸ローラ間隔を350mm
とし、延伸引き取りローラ直後にニップローラを使用し
なかった。この場合、延伸されたシートは、偏光板で観
察すると、厚み斑が±30%以下で縞模様の延伸斑が著
しく実用に供し難いものであった。
【0044】実施例9および10 実施例2で用いた延伸前の無延伸無配向シートの断面形
状は、平均厚み500μmのフラットである。実施例9
では平均厚み500μmで中央部520μm、両端部4
90μm(約6%中央部がなだらかに凸)の断面形状を
もったものを原反シートに用いた(実施例9)。実施例
10では中央部平均厚みが500μmで両端耳部が70
0μm(両端耳部が中央部の1.40倍)の断面形状を
もった原反シートを用い、各々実施例2と同様2倍に一
軸延伸した。これ等の一軸延伸シートの厚み斑は、何れ
も実施例2に比較し一層改善された。この結果を表3に
示す。
【0045】
【表3】
【0046】実施例11および12 キャストロールの温度を68℃、72℃に変更する以
外、直接インラインで実施例2と同様に一軸延伸した。
次いで、これ等を熱成形し評価した。その結果を表4に
示す。実施例11、12では実施例2に比較し剛性の向
上効果が見られた。なお、実施例2のペット樹脂のガラ
ス転移温度は74〜76℃である。
【0047】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシートを製造する際に使用した延伸装
置の概略説明図である。
【図2】本発明のシートから製造した容器の曲げ強度を
測定する方法を示した概略図である。
【図3】本発明のシートから製造した容器の腰強度を測
定する方法を示す概略図である。
【符号の説明】
1 溶融押出機、 2 シート金型、 3 キャストロール、 4、5 ガイドローラ、 6、6’、17、17' ニップローラ、 7、8、9、10 予熱ローラ、 11、11’ 延伸送り出しローラ(ニップローラ)、 12、12’ 延伸引き取りローラ(ニップローラ)、 13、13’ 冷却ローラ(ニップローラ)、 14 赤外線ヒータ、 15、16 冷却ローラ、 18 捲取。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 7:00 (72)発明者 印藤 ▲たかし▼ 大阪市都島区友淵町1丁目6番2ー401 (72)発明者 高井 俊之 埼玉県鴻巣市赤見台3ー23ー2 (72)発明者 鈴木 正広 埼玉県鴻巣市宮地3ー6ー31 (56)参考文献 特開 昭63−146940(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 55/02 - 55/28 B29C 61/06 - 61/10 B29C 51/00 - 51/46

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 延伸方向の熱収縮率が20%以上であ
    り、延伸方向と直角方向の熱収縮率が−10%以上5%
    未満であり、そして厚み斑が±15%以下であることを
    特徴とする熱成形用一軸延伸ポリエステルシート。
  2. 【請求項2】 ヒートセットされた請求項1記載の熱成
    形用一軸延伸ポリエステルシート。
  3. 【請求項3】 実質的に非晶なポリエステルシートを延
    伸の送り出しローラと引き取りローラにニップローラを
    使用し、更に引き取りローラ直後のローラにもニップロ
    ーラを用いて1.5〜2.5倍に一軸延伸することを特徴
    とする請求項1記載の熱成形用一軸延伸ポリエステルシ
    ートの製造方法。
  4. 【請求項4】 延伸の送り出しローラと引き取りローラ
    の間隔が300mm以下である請求項3記載のポリエステ
    ルシートの製造方法。
  5. 【請求項5】 シートとして両端部の厚みより中央部の
    厚みが2〜10%厚い断面形状の原反シートを用いる請
    求項3記載のポリエステルシートの製造方法。
  6. 【請求項6】 両端部の厚みが中央部の厚みより少なく
    とも1.3倍以上である断面形状を有する原反シートを
    用いる請求項3記載のポリエステルシートの製造方法。
  7. 【請求項7】 シート押出直後のキャストロール温度を
    ガラス転移温度以下の出来るだけ高温域で成形した結晶
    化度2〜10%のポリエステルシートを延伸の送り出し
    ローラと引き取りローラにニップローラを使用し、更に
    引き取りローラ直後のローラにもニップローラを用いて
    1.5〜2.5倍に一軸延伸することを特徴とする請求項
    1記載の熱成形用一軸延伸ポリエステルシートの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の熱成形用一軸延伸ポリエ
    ステルシートを熱成形して得られる剛性に優れたポリエ
    ステル熱成形物。
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