JP3053178U - 敷き布団 - Google Patents
敷き布団Info
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- JP3053178U JP3053178U JP1998002384U JP238498U JP3053178U JP 3053178 U JP3053178 U JP 3053178U JP 1998002384 U JP1998002384 U JP 1998002384U JP 238498 U JP238498 U JP 238498U JP 3053178 U JP3053178 U JP 3053178U
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本来的使用において身体の痛みや寝疲れを生じ
させず、またその収納の際の持ち運びや物干し台上で安
定的に支持される等の取り扱いが容易な敷き布団の提
供。 【解決手段】敷き布団Bは、表地15と裏地16とによ
りなり詰め物7が充填される包袋内がこの敷き布団の長
手方向に対し垂直な向きに沿って10cm以下3cm以上の
間隔でこの敷き布団の両至端間に渡って多数並列的に形
成されたキルティング部を形成するマチテープ17…に
よって仕切られてなることを特徴とする。また、前記の
包袋内のこの敷き布団の長手方向に沿った側縁部寄りの
位置にキルティング部を形成するサイドマチテープ2
0,20を形成した構成とすることもできる。
させず、またその収納の際の持ち運びや物干し台上で安
定的に支持される等の取り扱いが容易な敷き布団の提
供。 【解決手段】敷き布団Bは、表地15と裏地16とによ
りなり詰め物7が充填される包袋内がこの敷き布団の長
手方向に対し垂直な向きに沿って10cm以下3cm以上の
間隔でこの敷き布団の両至端間に渡って多数並列的に形
成されたキルティング部を形成するマチテープ17…に
よって仕切られてなることを特徴とする。また、前記の
包袋内のこの敷き布団の長手方向に沿った側縁部寄りの
位置にキルティング部を形成するサイドマチテープ2
0,20を形成した構成とすることもできる。
Description
【0001】
本考案は、キルティングタイプの敷き布団の改良構成に関する。
【0002】
敷き布団について、キルティング構成はその布団を構成する表裏地による包袋 内に充填されるわたや羽毛などの詰め物について偏りを生じさせない等の作用か ら汎用化されている。
【0003】 従来、このタイプの敷き布団ではその長手方向に垂直な向きに約60cmの間隔 で3乃至4つの縫製部によってなるものであった。これは詰め物として巻きわた や羊毛との混成材のガード加工によるものであったため、その充填物の偏りにつ いてあまり考慮する必要がなかったからである。
【0004】
上記従来の敷き布団では、一つのキルティング部分が比較的に広い範囲で形成 されるため、その本来的使用の際に、そのキルティング部が使用者の腰に当り、 痛みを訴える事例が多く、また寝疲れの頻度も多いという報告もある。
【0005】 また、取り扱いに際し、図10に示すように、従来の布団25において、その キルティング部は初めのうち突っ張っているため、キルティング部を構成する表 地26あるいは裏地27面上の縫製部28で曲折部が生じてしまい、そのため、 例えば、図11に示すように、物干し台9上で安定的に敷き布団25を載せるこ とができず、またその不安定状態はキルティング部の縫製部が中央にない場合に はその曲折位置30がその縫製部28となってしまうから、特に大きくなる。ま たこの布団の特に中央部位置のキルティング部ではその本来的使用や折畳み操作 によってへたりが生じ易いという欠点がある。なお、図中、29は布団25の周 縁部である。
【0006】 そこで、本考案では、上記した従来の敷き布団における諸欠点を解消し、その 本来的使用において身体の痛みや寝疲れを生じさせず、またその収納時の際の持 ち運びや物干し台上で安定的に支持される等取り扱いが容易な敷き布団の提供を 目的とした。
【0007】
上記した目的を達成するため、本考案では、敷き布団につき次のように構成し た。即ち、表地と裏地とによりなる包袋内がキルティング部を形成するマチテー プによって多数仕切られこの仕切り区分内に詰め物を充填してなる敷き布団にお いて、前記マチテープによってなるキルティング部がこの敷き布団の長手方向に 対し垂直な向きに沿って10cm以下3cm以上の間隔でこの両至端間に渡って多数 並列的に形成されてなることを特徴とする。
【0008】 この本考案に係る敷き布団において、表地及び裏地の素材としては従来一般の 布材によることができる。またキルティング構成は、従来と同様に表地及び裏地 の内方面上ににそれぞれ対応して各マチテープの端縁部を縫い付けあるいは熱圧 着して、さらにこれらのマチテープの至端縁部を相互に縫い付け等により結合す ることによることができる。さらにこの布団の周縁部はまわり縫い等の一般的な 方法によって留め付けることができる。
【0009】 また、本考案において、上記したキルティング部を構成するマチテープの縫製 部あるいは熱圧着部はこの布団の長手方向に垂直な方向に10cm以下3cm以上の 間隔でその多数が並列的に構成されるが、これにより長期間に亘たる使用におい ても、各キルティング部を含めてこの敷き布団について特に大きなへたり部分が 生じることなく、使用者の身体全体を均等に支持できる形態が継続的に得られる と共に、また布団のどの部分からでも折畳みが可能でキルティング部にへたりは 生じず、持ち運びが容易となり、また物干し台上でもつっぱり部分がなくしかも 側方への拡がりもなく安定的に支持させることができる等の取り扱いの容易化を 図ることができる。
【0010】 なお、上記した縫製部の間隔が10cmを超える場合には上記した作用は十分に は得られず、またその間隔が3cm未満となる場合には製造が困難となりまた布団 全体が堅くなってしまう。
【0011】 また、本考案では、さらに前記した包袋内が当該敷き布団の長手方向に沿った 側縁部寄りの位置であってその方向に沿った折れ線状のキルティング部を形成す るサイドマチテープによって仕切られた構成をも含む。
【0012】 上記した構成では、前記した多数のマチテープによって形成されるキルティン グ部ではこの敷き布団の長手方向に沿った中部位置にその部分の詰め物の充填状 態がより安定化されるため、上記した各作用をより強化させることができる。つ まり、前記した各区分内の詰め物がこの布団の側方への偏るのを上記したサイド マチテープによって阻止されるからである。
【0013】 また、上記した詰め物としては、もめんわたやウールわた、その他ポリエステ ルわたなどの合繊材製のわたをガート加工したものであってもよいが、より好ま しくは球状加工物とすることである。この球状加工物としては、もめん、ウール 、ポリエステル、ウレタン、羽毛などの球状わたを挙げることができる。この球 状わたの充填による場合、製造が容易な吹き込み法によることができると共に、 前記した包袋内に分散して充填し易く、またそのキルティング部については特に へたりが生じ難いという利点がある。
【0014】 また、本考案に係る敷き布団では、表裏地からなる包袋内が細分化されて構成 されていることから、上記したわた材に付随してあるいはこれと混合状態でエス テルパイプやひのきチップ、小豆、備長炭などの多様な素材を詰め物として利用 することができる。また、これらの様々な素材は上記した包袋内の各区分ごとに 種類分けしてまた充填量を異にして充填することもできる。
【0015】 また、本考案では、上記した敷き布団の長手方向に沿った側面部上であって、 その至端部近傍の位置にそれぞれ留め部材を伴う連係部材を設けた構成も含まれ る。この連係部材しては、バンドや紐などであり、またこの連係部材に伴う留め 部材としては、留め付け用ボタンやホックなどのほか、これに係合すべき孔部や 嵌合すべき部材を含む。またこれらはこの留め部材と一体化されたマジックテー プによって構成されていてもよい。
【0016】
次に、本考案の実施の態様を説明する。 本考案に係る第一の実施の態様として敷き布団A(110cm×220cm)を図 1に示した。この敷き布団Aは、表裏両面上に多数のキルティング部を構成する 縫製部5…を備える。なお、これらの縫製部5…はいずれも敷き布団A面上で凹 状となっている。また、6は表地1と裏地2とのそれぞれの縁部を相互にまわり 縫いしてなる周縁部である。
【0017】 これらの縫製部5…は、図2に示すように、表地1の内方面上にその長手方向 に垂直な向きにそれぞれ垂直に並列的にマチテープ3…をそれぞれ縫い付けるこ とによって形成される。この縫い付け部を4…で示した。なお、この縫い付け部 4…は熱圧着によることができるのは前記したとおりである。またこれらのマチ テープ3…について対応する他至端部を相互に縫い留めて表地1と裏地2との包 袋内に多数の仕切りが設けられ、これらの各区分内に詰め物7を充填することに よってキルティング構成の敷き布団Aが得られる。この敷き布団Aの縦断面形態 を図3に示した。なお、図中、7は詰め物としての球状わたである。
【0018】 この敷き布団Aについては、その長手方向に沿って垂直な向きにキルティング 部を構成する縫製部5…が並列的に形成されていることから、多様な部位で折り 畳むことが可能であると共に、図4に示すように、物干し台9上に支持される場 合であっても、形態的にまた重量的に均等な状態でしかもつっぱり部分は極限さ れているため両側部が外方へ拡がることなく安定的に支持させることができる。
【0019】 また、この敷き布団Aでは、図5に示すように、その長手方向に順に前記縫製 部が並んだ状態にあることから、その向きに沿って容易に巻いた状態にまとめる ことができ、この巻回状態でその両至端近傍に合計4つ設けた雌雄の留めバンド 10,11をバンド10上の係止用ボタン12を介して相互に係止固定すること ができる。このように、敷き布団Aについてはその収納に便利なように容易にし かも多様な形態で変形することができる。
【0020】 次に、本考案に係る第二の実施の態様として敷き布団B(110cm×220cm )を図6に示した。 この敷き布団Bは、前記した縫製部5…と同様に形成した 縫製部19に加えて、表裏両面上にこの布団の長手方向に沿った側縁部寄りの位 置にその向きに沿って折れ線状のキルティング部を構成する縫製部22をさらに 設けたものである。なお、23は表地15と裏地16の端縁部を相互にまわり縫 いしてなる周縁部である。
【0021】 この敷き布団Bは、図7に示すように、表地15及び裏地16の内方面上にそ れぞれ対応してマチテープ17…を縫い糸18により及びサイドマチテープ20 ,20を縫い糸21によりそれぞれ留め付け、これらの端縁部を相互に対応させ て縫合することによって表地15と裏地16との包袋内に多数の区分を形成する 。そして、これらの各区分内に球形わた7…をそれぞれ吹き込み法によって充填 することによって構成したものである。
【0022】 この敷き布団Bの構成態様を図8及び図9に示したが、前記した敷き布団Aに おける作用に加えて、サイドマチテープ20,20によるキルティング部を構成 する縫製部22はこの敷き布団B面上の長手方向に沿った中央部を少し凹んだ状 態とし、使用する人の身体をこの布団上に常に維持するように作用すると共に、 これらのサイドマチテープ20,20によって長期間に亘る使用の場合にも詰め 物7が周縁側へ偏るのを防止することができる。
【0023】
上述したように本考案は構成されることから、次のような効果を奏する。 本考案に係る敷き布団によれば、長手方向に垂直な向きにキルティング部を構 成する多数の縫製部あるいは熱圧着部を10cm以下3cm以上の間隔で有すること から、使用者の身体全体を平均して支持することができ、また長期間に亘る使用 によってもキルティング部についてへたりが生じ難いことから、就寝時に寝疲れ が生じることは少ない。
【0024】 また、そのキルティング部は狭く形成されていることから、その内部への詰め 物としては、特に、分散が容易でへたりが生じ難い球状わたのほか、樹脂パイプ 、小豆、炭材など多様なものを安定状態で充填保持させることができる。
【0025】 また、この敷き布団の長手方向に垂直な向きに沿って折り曲げが容易であるこ とから、多様な形態でお折り畳むことが可能であり、また物干し台上にも安定状 態で支持できる等その取り扱いについても容易である。
【図1】本考案に係る敷き布団の平面図
【図2】同説明的縦断面図
【図3】同部分縦断面図
【図4】同説明的正面図
【図5】同説明的正面図
【図6】同平面図
【図7】同説明的部分斜視図
【図8】同部分破断面斜視図
【図9】同部分破断面図
【図10】従来の敷き布団の斜視図
【図11】同説明的正面図
A,B 敷き布団 1,15 表地 2,16 裏地 3,17 マチテープ 5,19 縫製部 7 詰め物 10,11 係止部材 12 留め部材 20 サイドマチテープ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (4)
- 【請求項1】表地と裏地とによりなる包袋内がキルティ
ング部を形成するマチテープによって多数仕切られこの
仕切り区分内に詰め物を充填してなる敷き布団におい
て、前記マチテープによってなるキルティング部がこの
敷き布団の長手方向に対し垂直な向きに沿って10cm以
下3cm以上の間隔でこの両至端間に渡って多数並列的に
形成されてなることを特徴とする敷き布団。 - 【請求項2】表地と裏地とによりなる包袋内がさらに当
該敷き布団の長手方向に沿った側縁部寄りの位置であっ
てその方向沿った折れ線形状のキルティング部を形成す
るサイドマチテープによって仕切られてなることを特徴
とする請求項2の敷き布団。 - 【請求項3】詰め物が球状加工物であることを特徴とす
る請求項1又は2の敷き布団。 - 【請求項4】敷き布団の長手方向に沿った側面部上であ
って、その両至端部近傍の位置にそれぞれ留め部材を伴
う連係部材を設けてなることを特徴とする請求項1、2
又は3の敷き布団。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998002384U JP3053178U (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 敷き布団 |
CN98107353A CN1230383A (zh) | 1998-03-26 | 1998-04-24 | 垫被 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998002384U JP3053178U (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 敷き布団 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3053178U true JP3053178U (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=17031149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998002384U Expired - Lifetime JP3053178U (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 敷き布団 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053178U (ja) |
CN (1) | CN1230383A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019120901A (ja) * | 2018-01-11 | 2019-07-22 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101376979B1 (ko) * | 2013-12-17 | 2014-03-25 | 이계식 | 이불 제조방법 및 그 방법에 의해 제조된 이불 |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP1998002384U patent/JP3053178U/ja not_active Expired - Lifetime
- 1998-04-24 CN CN98107353A patent/CN1230383A/zh active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019120901A (ja) * | 2018-01-11 | 2019-07-22 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1230383A (zh) | 1999-10-06 |
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