JP3014656U - 敷きふとん - Google Patents

敷きふとん

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JP3014656U
JP3014656U JP1995000522U JP52295U JP3014656U JP 3014656 U JP3014656 U JP 3014656U JP 1995000522 U JP1995000522 U JP 1995000522U JP 52295 U JP52295 U JP 52295U JP 3014656 U JP3014656 U JP 3014656U
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光宏 金原
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株式会社丸八真綿
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工程数が少なく、しかも、収納や運搬が
容易な敷きふとんを提供する。 【構成】 クッション体20は、ポリエステル硬綿から
構成されている。クッション体20の周縁には、まちテ
ープ40および50が縫い付けられている。まちテープ
40および50は、第1ふとん体10および第2ふとん
体30にもそれぞれ縫い付けられている。これにより、
3層構造の敷きふとんを得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、敷きふとんに関し、特に、3層構造を有する敷きふとんに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
複層構造の敷きふとんとしては、例えば、実公平2−21973号公報に示さ れたものがある。この敷きふとんは、側地に包まれた、半製品としての3枚のふ とん体を積層して構成されている。こうした敷きふとんによれば、へたりが少な く、理想的な寝姿勢を得ることが可能になるという利点がある。
【0003】 ところで、前記技術では、各ふとん体を側地で包み、これらを接続しているの で、製造工程数が多く、手間がかかるため、製造コストが低減しにくいという問 題がある。また、従来の技術では、敷きふとんを3層構造としているために、層 どうしのずれ量が大きくなりがちであり、収納や運搬が行いにくい場合があると いう問題もあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、前記の事情に鑑みてなされたもので、製造工程が少ない敷きふとん を提供することを目的としている。また、本考案は、収納や運搬が容易な敷きふ とんを提供することをも目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の敷きふとんは、第1および第2のふとん体と、これら第1およ び第2のふとん体の間に配置されたクッション体とを備えている。第1ふとん体 の周縁とクッション体の周縁と第2ふとん体の周縁とは、これらの周縁の延長方 向に沿って延長され、かつ、これらの周縁にそれぞれ止着されたまちテープによ って互いに取り付けられている。クッション体は、硬綿またはウレタンから構成 されている。まちテープは、クッション体を構成する硬綿またはウレタンに止着 されている。
【0006】 請求項2記載の敷きふとんは、請求項1記載の敷きふとんにおいて、クッショ ン体を、ポリエステル綿に、溶融ポリエステル繊維を混在させ、これに加熱およ び加圧を行って、ポリエステル綿の嵩高さを減少させたポリエステル硬綿から構 成した。
【0007】 請求項3記載の敷きふとんは、請求項1記載の敷きふとんにおいて、硬綿また はウレタンに、クッション体の厚さ方向に実質的に貫通された複数の穴を形成し ている。
【0008】 請求項4記載の敷きふとんは、請求項2記載の敷きふとんにおいて、ポリエス テル硬綿に、クッション体の厚さ方向に実質的に貫通された複数の穴を形成した 構成となっている。
【0009】 請求項5記載の敷きふとんは、請求項3記載の敷きふとんにおいて、複数の穴 を、ふとんの端部近傍に配置された穴と、ふとんの中央部近傍に配置された穴と を含んだものとした。さらに、中央部近傍の穴どうしの離間距離を、端部近傍の 穴どうしの離間距離よりも大きく設定した。
【0010】 請求項6記載の敷きふとんは、請求項4記載の敷きふとんにおいて、複数の穴 を、ふとんの端部近傍に配置された穴と、ふとんの中央部近傍に配置された穴と を含んだものとした。さらに、中央部近傍の穴どうしの離間距離を、端部近傍の 穴どうしの離間距離よりも大きく設定した。
【0011】 請求項7記載の敷きふとんは、第1および第2のふとん体と、これら第1およ び第2のふとん体の間に配置されたクッション体とを備えており、このクッショ ン体を、ポリエステル硬綿またはウレタンから構成し、第1ふとん体の周縁とク ッション体の周縁と第2ふとん体の周縁とに、いずれも、これらの周縁の延長方 向に沿って延長されたヘムテープを縫い付け、これらのヘムテープの間に、これ らのヘムテープと同じ方向に延長されたまちテープを配設した。まちテープの両 側縁は、ヘムテープの内部に収納し、ヘムテープと共に、第1ふとん体、第2ふ とん体またはクッション体に縫い付けた。クッション体には、厚さ方向に実質的 に貫通した複数の穴を形成した。
【0012】 請求項8記載の敷きふとんは、請求項7記載の敷きふとんにおいて、複数の穴 を、ふとんの端部近傍に配置された穴と、ふとんの中央部近傍に配置された穴と を含んだものとし、中央部近傍の穴どうしの離間距離を、端部近傍の穴どうしの 離間距離よりも大きく設定している。
【0013】 請求項9記載の敷きふとんは、請求項7記載の敷きふとんにおいて、第1ふと ん体の中綿を、上側に配置された羊毛成形綿と、その下側に配置された羊毛硬綿 とを備えたものとし、第2ふとん体の中綿を、ポリエステル硬綿に羊毛を混合さ せてなる羊毛混合硬綿から構成した。
【0014】 請求項10記載の敷きふとんは、請求項9記載の敷きふとんにおいて、羊毛混 合硬綿を、ポリエステル硬綿と羊毛とが重量比において約8:2の比率で混合さ れている構成とした。
【0015】
【作用】
請求項1記載の敷きふとんにおいては、クッション体の周縁にまちテープが止 着される。このまちテープは、第1および第2ふとん体にそれぞれ止着される。 これにより、3層構造の敷きふとんを得ることができる。
【0016】
【実施例】
本考案の一実施例にかかる敷きふとんの構成を添付の図面に基づいて説明する 。なお、添付の図面においては、理解を容易とするために、部材間の距離や厚さ などの寸法を適宜模式化および簡略化して記載している。本例の敷きふとん1は 、図1に示されるように、第1および第2のふとん体10および30と、これら 第1および第2のふとん体10および30の間に配置されたクッション体20と を主体として構成されている。
【0017】 第1ふとん体10は、全体として、平面視して長方形状に形成されている。第 1ふとん体10は、第1の中綿11と、その下面に配置された第2の中綿12と 、その下面に配置された腰当て13と、これらを包む上下の側地14および15 とを主体として構成されている。上下の側地14および15の周縁には、長尺状 のヘムテープ17が縫い糸18によって縫い付けられている。これによって、第 1ふとん体10の周縁にヘムテープ17が縫い付けられたものとなっている。第 1の中綿11としては、ウールの成形綿が用いられ、第2の中綿12および腰当 て13としては、ウールの成形綿にニードルパンチ加工を施して構成された羊毛 硬綿が用いられている。第1の中綿11と第2の中綿12とは、ほぼ同一の大き さの長方形状に形成されている。本例では、第1および第2の中綿11および1 2の周縁部は、ヘムテープ17の内部に収納されて、圧縮された状態でこれに縫 い付けられている。図3において概念的に示したように、腰当て13は、ほぼ正 方形状に構成されており、敷きふとん1のほぼ中央に配置されている。図1に示 したように、第1ふとん体10には、全体として、キルティング16が施されて いる。上側地11としては、ニット地が用いられ、下側地12としては、通気性 の良いガーゼ生地が用いられている。
【0018】 クッション体20は、第1ふとん体10とほぼ同じ形状とされている。クッシ ョン体20としては、本例では、ポリエステル硬綿が用いられている。本明細書 において、ポリエステル硬綿とは、ポリエステル綿に溶融ポリエステル繊維を混 在させ、これに加熱および加圧を行って、ポリエステル繊維どうしの交点を接着 し、全体の嵩高さを減少させたものを称する。本例では、ポリエステル硬綿にお けるポリエステル綿と溶融ポリエステル繊維との重量比が、約7対3とされてい る。クッション体20には、その厚さ方向に貫通し、かつ、内周面が円筒状をな す多数の穴21(図2参照)が形成されている。この穴21の直径は、20〜4 0mm程度、より好ましくは25mm程度である。図2に示したように、穴21 は、互いに間隔を置いて、クッション体20の全面にわたって形成されている。 穴21は、ふとんの長さ方向における端部近傍に配置された穴21aと、ふとん の中央部近傍に配置された穴21bとを含んでいる。中央部近傍の穴21bどう しの、ふとんの長さ方向における離間距離D2は、端部近傍の穴21aどうしの 、ふとんの長さ方向における離間距離D1よりも大きく形成されている。本例で は、前記離間距離D2が、穴の中心間距離として約150mmとされ、前記離間 距離D1が、穴の中心間距離として約75mmとされている。また、ふとんの幅 方向(図2中左右方向)においては、穴21aどうしの離間距離と穴21bどう しの離間距離とは、等しい距離に設定されている。これらの穴21は、クッショ ン体20を、目的の位置において、打ち抜き用のポンチやはさみなどを用いて切 断することによって形成することができる。図1に示すように、クッション体2 0の周縁には、長尺状のヘムテープ23が縫い糸24によって縫い付けられてい る。
【0019】 第2ふとん体30は、第1ふとん体10とほぼ同一形状とされている。第2ふ とん体30は、中綿31と、この中綿31を包んでいる上下の側地32および3 3とを主体として構成されている。第2ふとん体30には、互いに離間した位置 に、複数のキルティング34が施されている。中綿31としては、ポリエステル 硬綿と羊毛とを、重量比で約8:2の比率で混合してなる羊毛混合硬綿が用いら れている。上側地32としては、ガーゼ生地が用いられている。下側地33とし ては、サテン地が用いられている。上下の側地32および33の周縁には、長尺 状のヘムテープ35が縫い糸36によって縫い付けられている。これによって、 第2ふとん体30の周縁にヘムテープ35が縫い付けられたものとなっている。 中綿31は、ヘムテープ35の内部に収納されて、圧縮された状態でこれに縫い 付けられている。
【0020】 ヘムテープ17および23の間には、これらと同じ方向に延長された長尺のま ちテープ40が配設されている。まちテープ40の両側縁(図1中上下の側縁) は、ヘムテープ17および23の内部に収納されており、ヘムテープ17および 23と共に、各々、第1ふとん体10およびクッション体20に縫い付けられて いる。これによって、第1ふとん体10とクッション体20とが、まちテープ4 0によって止着され、連結されたものとなっている。まちテープ40の材質とし ては、起毛されたパイル生地が用いられている。
【0021】 同様に、ヘムテープ23および35の間には、これらと同じ方向に延長された 長尺のまちテープ50が配設されている。まちテープ50の構成は、まちテープ 40と同様なので、詳細についての説明は省略する。このまちテープ50により 、クッション体20と第2ふとん体30とが止着され、連結されたものとなって いる。
【0022】 本例の敷きふとん1によれば、ヘムテープ17および23および35が厚さ方 向に3段に並ぶことになる。したがって、敷きふとんとしての美観がよく、商品 価値を向上させることができる。しかも、本例では、各ヘムテープの間にまちテ ープ40・50が配置されているので、一層意匠性が向上している。さらに、ま ちテープ40を、外観の良いパイル地としたので、敷きふとん1の意匠性をます ます向上させることができ、高い商品価値を提供することができる。
【0023】 また、本例の敷きふとん1によれば、第1ふとん体10および第2ふとん体3 0に対し、まちテープ40および50を介してクッション体20をそれぞれ直接 に止着して連結したので、敷きふとん1の厚さ方向中央部に位置するクッション 体20の位置ずれを少なくすることができる。したがって、敷きふとん1の使用 感が良く、収納や運搬も容易であるという利点がある。また、本例では、さらに 、第1ふとん体10の中綿11・12および第2ふとん体30の中綿31をも、 まちテープ40および50に縫い付けているので、第1ふとん体10と第2ふと ん体30が変形しにくく、これらの位置ずれ量を少なく押える事が可能であり、 敷きふとん1の使用感や収納の容易性等を一層向上させることができる。
【0024】 さらに、本例の敷きふとん1では、従来の3層構造の敷きふとんと異なり、第 1ふとん体10と第2ふとん体30との間に、硬綿からなるクッション体20を 配置し、これに、まちテープ40・50を縫い付け、第1・第2ふとん体10・ 30と連結している。本例では、クッション体20を、保型性の高い硬綿から構 成しているので、クッション体20を側地で包むことなく、クッション体20に まちテープ40・50を直接縫い付け、これによって、第1・第2ふとん体10 ・30と連結して3層構造の敷きふとん1を製造することができる。本例の敷き ふとん1によれば、前記した通り、クッション体20を側地で包む必要がないた めに、製造工程が簡素化され、製造コストを低減することができる。また、比較 的保型性のあるクッション体20にまちテープ40・50を縫い付けるので、柔 軟性が高い側地にこれらを縫い付ける場合に比較して、作業が容易となり、不良 品発生率の低減が可能となり、また、作業時間の短縮を図ることができるので、 この点からも、製造コスト低減にも寄与する。
【0025】 また、本例の敷きふとん1では、クッション体20に穴21を設けているので 、クッション体20の嵩高さを増した場合であっても、敷きふとん1の重量増加 を押え、収納や搬送を容易とすることができる。しかも、本例では、穴21を設 けたので、その内部に空気を保持することができる。したがって、就寝時には、 穴21に保持されている空気によって、敷きふとん1としての断熱性能、すなわ ち保温性能を向上させることもできる。
【0026】 また、本例の敷きふとん1では、クッション体20に穴21を設けているので 、クッション体20の内部に吸収された湿気をクッション体20の外部に穴21 を介して放出しやすいという利点がある。したがって、例えば天日やふとん乾燥 機を用いた乾燥時には、敷きふとん1の乾燥効率が高く、良好な寝心地を使用時 に提供することができる。さらに、本例の敷きふとん1では、まちテープ40お よび50を通気性の良いパイル地から構成しているので、まちテープ40および 50を介して湿気を敷きふとん1の外部に放出することができ、さらに乾燥効率 が高いという利点がある。もちろん、敷きふとん1の使用時には、使用者の体重 が敷きふとん1に作用するために、クッション体20の上下両面に、第1および 第2ふとん体10および30が密着する。そのため、敷きふとん1の使用時には 、クッション体20の内部に十分な空気を保持することができ、前記した通り、 高い断熱性能を発揮することができる。
【0027】 さらに、本例では、中央部近傍の穴21bどうしの離間距離D2を、端部近傍 の穴21aどうしの離間距離D1よりも大きく形成したので、使用者の腰部が位 置する中央部においては、単位面積あたりの中綿の量を増加させることができる 。したがって、重量を有する腰部が位置する中央部の、一時的および経年的なへ たり量を減少させることができ、腰部を弾力的に確実に支持することができる。 同時に、敷きふとん1の端部近傍においては、多数の穴21を設けることができ 、敷きふとん1の軽量化、保温性の向上、放湿性の向上を確実に達成することが できる。このため、本例の敷きふとん1によれば、従来の技術に比較してさらに 快適な寝心地を提供することができるという実用的利点がある。
【0028】 また、本例の敷きふとん1では、クッション体20の周縁にヘムテープ23を 取り付けているので、クッション体20を構成する繊維が敷きふとん1の周囲に 脱落することがなく、室内の汚れや、使用者の不快感を防止することができると いう利点もある。
【0029】 なお、本例の敷きふとん1では、クッション体20を、ポリエステル硬綿のみ から構成したが、ポリエステル硬綿の上面または下面を適当な生地で覆ってもよ い。これらの生地は、例えば、接着等の適当な止着手段によって取り付けること ができる。
【0030】 また、本例では、クッション体20を、ポリエステル硬綿から構成したが、例 えば、ウレタンによって構成することもできる。
【0031】 また、本例の敷きふとん1では、中央部近傍の穴21bどうしの、敷きふとん 1の長さ方向における離間距離D2を、端部近傍の穴21aどうしの、敷きふと ん1の長さ方向における離間距離D1よりも大きく形成したが、これに限らず、 敷きふとん1の中央部において、敷きふとん1の幅方向における穴21bどうし の離間距離を、他の穴どうしの離間距離よりも大きなものとしてもよい。要は、 敷きふとん1の中央部において、使用者の腰部を確実に支持することができ、し かも、ある程度の保温性、放湿性、運搬のしやすさを達成できる穴の配置であれ ばよい。
【0032】
【考案の効果】
請求項1記載の敷きふとんは、第1ふとん体の周縁とクッション体の周縁と前 記第2ふとん体の周縁とを、これらの周縁の延長方向に沿って延長され、かつ、 これらの周縁にそれぞれ止着されたまちテープによって互いに取り付け、クッシ ョン体を、硬綿またはウレタンから構成し、まちテープを、クッション体を構成 する硬綿またはウレタンに止着したので、クッション体を、側地で包むことなく 、第1および第2ふとん体に止着することができる。このため、敷きふとんの製 造工程数を減少させることができ、製造コストを低減させることができる。また 、クッション体を、側地を介することなく、第1および第2ふとん体に止着した ので、クッション体の位置ずれが少なく、このため、収納や運搬が容易となる。
【0033】 請求項2記載の敷きふとんは、請求項1記載の敷きふとんにおいて、クッショ ン体をポリエステル硬綿から構成したので、へたりが少なく、しかも、軽量であ り、さらに、保型性が高いので穴あけ加工が行ないやすいという効果がある。
【0034】 請求項3記載の敷きふとんは、請求項1記載の敷きふとんにおいて、硬綿また はウレタンに、クッション体の厚さ方向に実質的に貫通された複数の穴を形成し ているので、使用時には、この穴に空気が保持されて断熱性能が向上し、しかも 、乾燥時には、湿気を放出しやすく、乾燥効率が向上する。
【0035】 請求項5記載の敷きふとんは、請求項3記載の敷きふとんにおいて、複数の穴 を、ふとんの端部近傍に配置された穴と、ふとんの中央部近傍に配置された穴と を含んだものとし、中央部近傍の穴どうしの離間距離を、端部近傍の穴どうしの 離間距離よりも大きく設定したので、使用者の腰部を、確実に弾力的に支持する ことができ、しかも、断熱性能や乾燥効率の低下を防止することができる。
【0036】 請求項7記載の敷きふとんは、クッション体を、ポリエステル硬綿またはウレ タンから構成し、第1ふとん体の周縁とクッション体の周縁と第2ふとん体の周 縁とに、いずれも、これらの周縁の延長方向に沿って延長されたヘムテープを縫 い付け、これらのヘムテープの間に、これらのヘムテープと同じ方向に延長され たまちテープを配設し、まちテープの両側縁を、ヘムテープの内部に収納し、ヘ ムテープと共に、まちテープの両側縁を、第1ふとん体、第2ふとん体またはク ッション体に縫い付け、クッション体に、厚さ方向に実質的に貫通した複数の穴 を形成したので、ヘムテープが外部に露出し、敷きふとんとしての美観が向上す る。また、また、クッション体の周縁にヘムテープを止着しているので、クッシ ョン体を構成する繊維がクッション体の周縁から外部に飛散するおそれを防止で きる。
【0037】 請求項9記載の敷きふとんは、請求項7記載の敷きふとんにおいて、第1ふと ん体の中綿を、上側に配置された羊毛成形綿と、その下側に配置された羊毛硬綿 とを備えたものとし、第2ふとん体の中綿を、ポリエステル硬綿に羊毛を混合さ せてなる羊毛混合硬綿から構成したので、使用者の身体を柔らかく支持できると ともに、経年的へたりを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における敷きふとんの幅方向
における模式的な断面図である。
【図2】本考案の一実施例に用いられるクッション体の
模式的な平面図である。
【図3】本考案の一実施例に用いられる腰当ての位置関
係を模式的に示すための図で、敷きふとんの平面図であ
る。
【符号の説明】
1 敷きふとん 10 第1ふとん体 20 クッション体 21・21a・21b 穴 30 第2ふとん体 40・50 まちテープ D1 周縁部における穴どうしの離間距離 D2 中央部における穴どうしの離間距離

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2のふとん体(10,3
    0)と、これら第1および第2のふとん体の間に配置さ
    れたクッション体(20)とを備え、前記第1ふとん体
    の周縁と前記クッション体の周縁と前記第2ふとん体の
    周縁とは、これらの周縁の延長方向に沿って延長され、
    かつ、これらの周縁にそれぞれ止着されたまちテープ
    (40,50)によって互いに取り付けられており、前
    記クッション体は、硬綿またはウレタンから構成されて
    おり、前記まちテープは、前記クッション体を構成する
    硬綿またはウレタンに止着されていることを特徴とする
    敷きふとん。
  2. 【請求項2】 前記クッション体は、ポリエステル綿
    に、溶融ポリエステル繊維を混在させ、これに加熱およ
    び加圧を行って、ポリエステル綿の嵩高さを減少させた
    ポリエステル硬綿から構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の敷きふとん。
  3. 【請求項3】 前記硬綿またはウレタンには、クッショ
    ン体の厚さ方向に実質的に貫通された複数の穴(21)
    が形成されていることを特徴とする請求項1記載の敷き
    ふとん。
  4. 【請求項4】 前記ポリエステル硬綿には、クッション
    体の厚さ方向に実質的に貫通された複数の穴(21)が
    形成されていることを特徴とする請求項2記載の敷きふ
    とん。
  5. 【請求項5】 前記複数の穴(21)は、ふとんの端部
    近傍に配置された穴(21a)と、ふとんの中央部近傍
    に配置された穴(21b)とを含んでおり、前記中央部
    近傍の穴(21b)どうしの離間距離(D2)は、前記
    端部近傍の穴(21a)どうしの離間距離(D1)より
    も大きく設定されていることを特徴とする請求項3記載
    の敷きふとん。
  6. 【請求項6】 前記複数の穴(21)は、ふとんの端部
    近傍に配置された穴(21a)と、ふとんの中央部近傍
    に配置された穴(21b)とを含んでおり、前記中央部
    近傍の穴(21b)どうしの離間距離(D2)は、前記
    端部近傍の穴(21a)どうしの離間距離(D1)より
    も大きく設定されていることを特徴とする請求項4記載
    の敷きふとん。
  7. 【請求項7】 第1および第2のふとん体(10,3
    0)と、これら第1および第2のふとん体の間に配置さ
    れたクッション体(20)とを備え、このクッション体
    は、ポリエステル硬綿またはウレタンから構成されてお
    り、前記第1ふとん体の周縁と前記クッション体の周縁
    と前記第2ふとん体の周縁とには、いずれも、これらの
    周縁の延長方向に沿って延長されたヘムテープ(17,
    23,35)が縫い付けられており、これらのヘムテー
    プの間には、これらのヘムテープと同じ方向に延長され
    たまちテープ(40,50)が配設されており、前記ま
    ちテープの両側縁は、前記ヘムテープの内部に収納され
    て、前記ヘムテープと共に、前記第1ふとん体(1
    0)、第2ふとん体(30)またはクッション体(2
    0)に縫い付けられており、前記クッション体には、厚
    さ方向に実質的に貫通した複数の穴(21)が形成され
    ていることを特徴とする敷きふとん。
  8. 【請求項8】 前記複数の穴(21)は、ふとんの端部
    近傍に配置された穴(21a)と、ふとんの中央部近傍
    に配置された穴(21b)とを含んでおり、前記中央部
    近傍の穴(21b)どうしの離間距離(D2)は、前記
    端部近傍の穴(21a)どうしの離間距離(D1)より
    も大きく設定されていることを特徴とする請求項7記載
    の敷きふとん。
  9. 【請求項9】 前記第1ふとん体の中綿は、上側に配置
    された羊毛成形綿(11)と、その下側に配置された羊
    毛硬綿(12)とを備えており、前記第2ふとん体の中
    綿(31)は、ポリエステル硬綿に羊毛を混合させてな
    る羊毛混合硬綿から構成されていることを特徴とする請
    求項7記載の敷きふとん。
  10. 【請求項10】 前記羊毛混合硬綿は、ポリエステル硬
    綿と羊毛とが、重量比において約8:2の比率で混合さ
    れていることを特徴とする請求項9記載の敷きふとん。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017086141A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 株式会社プラッツ マットレス

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