JP3051935B2 - 釣竿保持装置の緊締具 - Google Patents

釣竿保持装置の緊締具

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JP3051935B2
JP3051935B2 JP7027633A JP2763395A JP3051935B2 JP 3051935 B2 JP3051935 B2 JP 3051935B2 JP 7027633 A JP7027633 A JP 7027633A JP 2763395 A JP2763395 A JP 2763395A JP 3051935 B2 JP3051935 B2 JP 3051935B2
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久司 田中
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ダイワ精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船縁等の重量体に釣竿
を保持しておく装置の緊締具に関する。
【0002】
【従来の技術】船縁等に釣竿を保持しておく装置に関し
ては、例えば、実公平6−16520号公報に開示があ
る。この装置の緊締具は、下側の受け部材の溝と上側の
押付け部材の溝との間に釣竿を挟み、筒状ナットと螺子
杆による2対の緊締部材によって締め付ける構成であ
る。従って、釣竿を安定して緊締保持できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、釣竿に装
着させるリールには電動式のものがあり、そのリールに
電力を供給するためのケーブルを備えているものがあ
る。このケーブルを備えた電動リールを釣竿に装着させ
た場合、そのケーブルを自由にさせておくと釣り操作の
邪魔になる。そこで緊締された釣竿の横であって上記緊
締具の受け部材と押付け部材との間の隙間に通すことも
あるが、これは隙間が大きな場合かケーブルが小径の場
合であり、また、こうして隙間に通すことができてもそ
の位置が安定してはおらず、筒状ナットの締め込みによ
って不用意にケーブルの外側部を挟んでしまい、損傷さ
せることもある。
【0004】依って本発明は、釣竿と共にケーブルを安
定させて安全に保持でき、しかもコンパクトな緊締具の
提供を目的とする。また、上記目的に加えて、簡便にケ
ーブル配設、又は取り出しができる緊締具の提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は、釣竿を保持する保持部と、該保持部を支えて重量体
に取り付ける基体を有する釣竿保持装置の前記保持部の
一部であって、着脱可能に取り付けられる緊締具であっ
て、釣竿を支承する溝を有した下側の受け部材と、これ
に対向する上側の押付け部材と、前記下側受け部材にお
ける前記溝に近接した左右何れか一側に併設し、前記下
側受け部材の溝と上側押付け部材とによって保持される
釣竿の中心位置よりも下方に位置する他の溝とを具備す
ることを特徴とする釣竿保持装置の緊締具を提供する。
【0006】また、上記下側受け部材と上側押付け部材
とを上下から緊締部材によって締め付け、上記一側の反
対側を締め付ける緊締部材の一端部が前記下側受け部材
に枢軸支持され、他端部が前記上側押付け部材に貫入さ
れており、前記一側を締め付ける緊締部材はその一端部
が前記下側受け部材に枢軸支持されて、他端部が前記上
側押付け部材の外に開口されている溝孔を通して出入り
可能になるよう構成する。
【0007】
【作用】下側受け部材の溝に釣竿を安定して保持させ、
この溝に近接して併設された他の溝にケーブルを配設す
れば、該ケーブルはこの溝によって位置決めされて安定
し、緊締部材によって不用意にケーブルを挟んで損傷さ
せることが防止できる。また、ケーブル用溝は保持され
る釣竿中心位置よりも下方に位置するよう形成れている
ため、ケーブルの最大幅位置は保持される釣竿の横方向
最大幅位置よりも下方に位置し、緊締具は幅が小さくて
済むと共にコンパクトに構成できる。
【0008】また、両側の緊締部材が下側受け部材に枢
軸支持されているため、併設された溝の側(一側)に設
けた上側押付け部材の溝孔を介して緊締部材の他端部を
外せば、反対側の緊締部材は上側押付け部材を貫入した
ままの状態で回動でき、一側の上側押付け部材と下側受
け部材との間に隙間を設けることができ、この隙間から
ケーブルを併設された溝に簡便に挿入したり取り出した
りでき、上側押付け部材を全面的に取り外すことなくで
きて、ケーブル挿入後に締め付ける作業もその分簡便に
できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
き、更に詳細に説明する。図1は本発明に係る緊締具を
有する釣竿保持装置の側面図であり、図2はその緊締具
22の横断面図である。釣竿保持装置の基体14をクラ
ンプ12の作用によって船縁10にクランプさせ、この
基体上には釣竿30を保持する保持部が装備されてい
る。
【0010】保持部には、釣竿30後部を緊締する緊締
具22を、基体14の一部14’の上で中心軸線周りに
回動可能である筒部材21に対して指先によるレバーL
の操作によって取り外し可能に装着させた竿緊締体20
が、水平軸J0を前後方向回動の枢軸として装備されて
おり、その前方部であって、リール32を固定したリー
ル装着装置33の前方を受ける受部18Uを有するアー
ム状の竿受体18が、他の水平軸J1を前後方向回動の
枢軸として装備されており、夫々別々に回動することが
できる。従って、釣竿を立てて仕掛糸を手元に寄せる操
作を行う時に竿緊締体20のみを前後方向へ回動させる
ことができる。然しながら、竿緊締体20と竿受体18
とを1つの水平軸J0を枢軸として構成することもで
き、この場合も竿緊締体20と竿受体18とを別々に前
後に回動させることができる。
【0011】緊締具22は下側の受け部材22Dと、こ
れに対向する上側の押付け部材22Uとを有し、この間
に釣竿30を挟持してねじ部材22Bと筒状ナット22
Tによって釣竿を上下から緊締保持する。受け部材22
Dの下側には円柱体22Cが突設されており、この円柱
体の円周溝22Rには既述の回動可能なレバーL1の先
端係合部がばね力によって係合しており、このため円柱
体22Cを有した緊締具22はレバーLを操作しなけれ
ば既述の筒部材21から外れないようになっている。
【0012】然しながら、必要時においてはばね力に抗
して指によってレバーLを上方に引き上げて上記円柱体
との係合が解かれ、緊締具22を装着したままではある
が2点鎖線22”で示すように釣竿30を素早く自由に
することができる。また、緊締具22は既述の筒部材2
1内で、或いは筒部材21と共に左右方向に回動可能で
ある。従って、釣竿の前方部を受けている受部18Uか
ら釣竿を外せば、釣竿30を緊締状態において非常に軽
快に左右方向に回動させることができる。
【0013】緊締具22の下側受け部材22Dの上面中
央には前後方向の曲面状の溝が形成されており、この上
に釣竿保護の柔軟なゴムマットGM1が貼り付けられ、
釣竿を支承する溝22Kが形成されている。一方、これ
に対向して上側押付け部材22Uにも曲面状の溝が形成
されており、これに柔軟なゴムマットGM2が貼り付け
られ、釣竿を上方から押える溝22K’が形成されてい
る。下側受け部材22Dの前記溝22Kの一側の近傍に
は、小径の曲面状断面の溝22hが釣竿30が緊締され
た状態の中心P1よりも下方に位置するように前後方向
に併設されている。他側は平面22Pに形成されてい
る。この溝22hにはリール32に連結されているケー
ブル34が挿通している。
【0014】図2を参照すれば分るように挿通したケー
ブル34の中心位置P2は釣竿30の中心位置P1に対
して斜め下方に位置しており、釣竿30の中心P1を通
過する横方向軸線L1の上では釣竿30の左右方向の幅
が最も大きく、ケーブル34はこの位置を避けて下方に
位置するように配置させているのである。こうすること
により、ケーブル34を挿通させるために緊締具22の
幅寸法を殆ど大きくすることなく、コンパクトなサイズ
の緊締具22が提供できる。
【0015】上記ねじ部材22Bは下側受け部材22D
に取り付けられた前後方向の軸ピンJ2を枢軸として回
動可能に取り付けられている。一方、上側押付け部材2
2Uの両サイド部に縦方向の孔22Hを設け、これに上
方から筒状ナット22Tを挿通させ、摘み部22Aを摘
んで回動させて前記各ねじ部材22Bと螺合させ、摘み
部22Aの下面22Sによって上側押付け部材22Uを
押し下げつつ釣竿30を上下から緊締保持する。釣りの
準備時に、先ず釣竿30を仮保持させ、後からケーブル
34を挿入したい場合や、ケーブルだけを取り出したい
場合があるが、この場合上側押付け部材22Uを完全に
取り除いて作業することは不便であり、簡便な方法で行
いたい。
【0016】上側押付け部材22Uの両サイドに設けた
既述の孔22Hの内、ケーブル34の配設される側の孔
は外方向に開口した溝孔22Mになっており、筒状ナッ
ト22Tを幾分緩めれば、ねじ部材22Bと螺合してい
る状態のままこの緊締部材を前記軸ピンJ2を枢軸とし
て外側に回動させて外すことができる。こうすると、他
側の緊締部材22B,22Tは他の軸ピンJ2を枢軸と
して上側押付け部材22Uを保持したままの状態で外方
向に回動でき、こうして生じたケーブル34配置側にお
ける上側押付け部材22Uと下側受け部材22Dとの隙
間から、ケーブル34を挿入できる。
【0017】こうしてケーブル34の挿入配置された状
態で、外した方の緊締部材を軸ピンJ2を枢軸として回
動させて溝孔22Mを介して上側押付け部材22Uに戻
し、筒状ナット22Tを回動させて上側押付け部材22
Uを押し下げ、緊締させる。この場合ケーブル34は既
述の軸線L1から下方位置に配設されているため、溝2
2hに安定配設されていることと併せて筒状ナット22
Tの締め込みによってケーブル34を挟むことが防止で
きる。また、溝22hの緊締部材22B,22Tの側は
高い壁22kによって形成されており、このためケーブ
ル34は保護されており、筒状ナットによって挟まれる
ことが更に有効に防止できる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、緊締具の下側受け部材に溝を設け、この溝近傍
に併設して緊締釣竿の下方位置に他の溝を設けているた
め、釣竿と共にケーブルを安定させて安全に保持でき、
しかもコンパクトな緊締具が提供できる。また、緊締部
材を下側受け部材に対して回動できるように構成し、併
設された溝側の緊締部材の上部が、上側押付け部材の溝
孔を介して外に出入り可能であるために、完全に上側押
付け部材を取り外すことなく、簡便にケーブルの挿入配
設ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る緊締具を有する釣竿保持装
置の使用状態側面図である。
【図2】図2は緊締具の拡大横断面図である。
【符号の説明】
14 基体 18 竿受体 20 竿緊締体 22 緊締具 22K 溝 22h 他の溝 30 釣竿 34 ケーブル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣竿を保持する保持部と、該保持部を支
    えて重量体に取り付ける基体を有する釣竿保持装置の前
    記保持部の一部であって、着脱可能に取り付けられる緊
    締具であって、 釣竿を支承する溝を有した下側の受け部材と、 これに対向する上側の押付け部材と、 前記下側受け部材における前記溝に近接した左右何れか
    一側に併設し、前記下側受け部材の溝と上側押付け部材
    とによって保持される釣竿の中心位置よりも下方に位置
    する他の溝とを具備することを特徴とする釣竿保持装置
    の緊締具。
  2. 【請求項2】 前記下側受け部材と上側押付け部材とを
    上下から緊締部材によって締め付け、前記一側の反対側
    を締め付ける緊締部材の一端部が前記下側受け部材に枢
    軸支持され、他端部が前記上側押付け部材に貫入されて
    おり、前記一側を締め付ける緊締部材はその一端部が前
    記下側受け部材に枢軸支持され、他端部が前記上側押付
    け部材の外に開口されている溝孔を通して出入り可能に
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の釣竿保
    持装置の緊締具。
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