JP3062573B2 - レンチおよびこのレンチの使用方法 - Google Patents

レンチおよびこのレンチの使用方法

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JP3062573B2
JP3062573B2 JP1191690A JP19169089A JP3062573B2 JP 3062573 B2 JP3062573 B2 JP 3062573B2 JP 1191690 A JP1191690 A JP 1191690A JP 19169089 A JP19169089 A JP 19169089A JP 3062573 B2 JP3062573 B2 JP 3062573B2
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昭男 原
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エイケン工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はオイルフィル用レンチおよびこのレンチの
使用方法に関し、例えば、自動車のボンネット内に設置
されたオイルフィルターを交換する場合に使用されるも
のである。
〔従来の技術〕
従来におけるこの種のレンチは、一対の把持部によっ
てオイルフィルターを挟持し、この状態でオイルフィル
ターを回転させていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明の課題は、前記従来のオイルフィルター用レ
ンチよりも容易に操作が可能なオイルフィルター用レン
チを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を達成するために、この第一発明に係るオイ
ルフィルター用レンチにおいては、 基部に操作用ハンドルを設置し、この基部における前
記操作用ハンドルと反対側に一対の把持部を突設させ、 これらの一対の把持部によって被回転部材の周面を把
持可能とするとともに前記操作用ハンドルを操作するこ
とによって前記把持部を前記被回転部材を中心として回
転可能としたオイルフィルター用レンチにおいて、 前記操作ハンドルに先端部にボルト部を連設し、 且つ、前記一対の把持部を第一把持部と第二把持部と
から構成するとともに前記基部を第一基片部材と第二基
片部材とから構成し、前記第一把持部と前記第一基片部
材とを略L字状に連設するとともに前記第二把持部と前
記第二基片部材とを略L字状に連設し、前記第一基片部
材に軸孔を形成するとともにこの軸孔に前記第二基片部
材を進退可能に嵌挿し、且つ、前記第一基片部材の前記
操作ハンドル側に貫通孔を形成するとともに前記第二基
片部材に所要数の螺子孔を形成し、前記操作ハンドルの
ボルト部を前記第一基片部材の貫通孔を貫通させ前記第
二基片部材におけるいずれかの螺子孔に締め付け固定す
ることによって前記第一基片部材と前記第二基片部材の
進退を固定するようにしたため、 前記操作ハンドルを前記基部に取り付けることによっ
て、前記一対の把持部の間隔を調節した状態を固定する
ことができる結果、即ち、操作ハンドルを取り付けるこ
とによって一対の把持部の間隔が固定されるため、この
間隔を固定するために別途に固定部材を設ける必要がな
い。
また、この第二発明に係るオイルフィルター用レンチ
の使用方法においては、前記オイルフィルター用レンチ
を使用するにあたって、前記一対の把持部のうち片方の
把持部の内側面にのみ滑り止め手段を設け、当該レンチ
を前記滑り止め手段を設置した把持部が後側になるよう
に回転させれば(第1図および第6図における時計方
向)、前記被回転部材の周面に楔効果が生じ、前記被回
転部材は前記レンチにおける把持部の内側方向に巻き込
まれるように作用するものである。
〔実施例の説明〕
この発明の実施例を第1図〜第7図に基づいて説明す
る。
図において、1はレンチLの操作用ハンドル、11はこ
のハンドル1の先端部に連設された固定用ボルト部11で
ある。このボルト部11の機能は後記する。
一方、2は第一把持片であり、略L字状に連設された
第一基片構成部材(基部)21と第一把持部22とから構成
される。211は溝部であり、前記第一基片構成部材(基
部)21に形成されている。又、3は第二把持片であり、
略L字状に連設された第二基片部材(基部)31と第二把
持部32とから構成される。この第二基片部材(基部)31
は前記第一基片構成部材(基部)21における溝211に進
退可能に嵌挿している。このため、第一把持片2の第一
把持部22と第二把持片3の第二把持部32との間を適宜調
節できる。なお、図1に示すように、前記第一把持片2
と前記第二把持片3とは前記操作用ハンドル1を中心と
して線対称に設置されているとともに先端に向かうに従
ってテーパ状に拡幅している。321,321,…は楔状の突起
であり、前記第二把持片3における第二把持部32の内側
面に一体形成されている。この楔状の突起321,321,…は
この発明の「滑り止め手段」に相当し、被回転部材Wの
接触面の滑り止めを図っている。なお、311,311は螺子
孔であり、前記第二基片部材(基部)(第二把持片3
の)31に形成されている。この螺子孔311,311は前記操
作用ハンドル1のボルト部11が選択的に螺子結合するた
めのものである。
4は覆板であり、前記第一基片構成部材(基部)21に
ねじ41,41,…止めされ、その溝部211を覆っている。こ
の覆板4と前記第一基片構成部材21とがこの発明の「第
一基片部材」に相当し、また、第一基片構成部材21の溝
部211をこの覆板4によって覆った状態がこの発明の
「軸孔」に相当する。
42は長孔であり、この覆板4に形成されている。この
長孔42の長径は前記第二把持片3の第二基片部材(基
部)31の進退方向に沿っている。
次に、前記操作ハンドル1のボルト部11と前記第二把
持片3の螺子孔311との結合状態を説明する。操作ハン
ドル1のボルト部11は、前記覆板4の長孔42を貫通し、
前記第二把持片3の螺子孔311にねじ結合している。こ
のとき、第二把持片3の第二基片部材(基部)31と操作
ハンドル1の先端面とによって、覆板4は挟持固定さ
れ、ひいては、第一把持片2を固定する。なお、ボルト
部11が第二把持片3の螺子孔311を選択的に選ぶことに
よって第一把持片2の第一把持部22と第二把持片3の第
二把持部32との間を適宜調節することができる。
このレンチLによって、被回転部材(ボルト等)を回
転させる場合には、操作用ハンドル1のボルト部11を第
二把持片3の適宜螺子孔311にねじ結合させ、所謂、レ
ンチLとして使用できる状態にする。そして、第一図に
示すように、第一把持片2の第一把持部22と第二把持片
3の第二把持部32とによって被回転部材Wを把持する。
このとき、第二把持片3の楔状突起321,321,…は被回転
部材Wの周面に接触し、滑り止めを図っている。この状
態で、レンチLを時計方向に回転すると、第二把持片3
の楔状突起321,321,…は被回転部材Wの周面に対して楔
効果を発揮し、この結果、被回転部材WはレンチLにお
ける両把持片2,3の内側方向に巻き込まれるように作用
する。
〔発明の効果〕
この第一発明に係るオイルフィルター用レンチは、 基部に操作用ハンドルを設置し、この基部における前
記操作用ハンドルと反対側に一対の把持部を突設させ、 これらの一対の把持部によって被回転部材の周面を把
持可能とするとともに前記操作用ハンドルを操作するこ
とによって前記把持部を前記被回転部材を中心として回
転可能としたオイルフィルター用レンチにおいて、 前記操作ハンドルに先端部にボルト部を連設し、 且つ、前記一対の把持部を第一把持部と第二把持部と
から構成するとともに前記基部を第一基片部材と第二基
片部材とから構成し、前記第一把持部と前記第一基片部
材とを略L字状に連設するとともに前記第二把持部と前
記第二基片部材とを略L字状に連設し、前記第一基片部
材に軸孔を形成するとともにこの軸孔に前記第二基片部
材を進退可能に嵌挿し、且つ、前記第一基片部材の前記
操作ハンドル側に貫通孔を形成するとともに前記第二基
片部材に所要数の螺子孔を形成し、前記操作ハンドルの
ボルト部を前記第一基片部材の貫通孔を貫通させ前記第
二基片部材におけるいずれかの螺子孔に締め付け固定す
ることによって前記第一基片部材と前記第二基片部材の
進退を固定するようにしたため、 前記操作ハンドルを前記基部に取り付けることによっ
て、前記一対の把持部の間隔を調節した状態を固定する
ことができる結果、即ち、操作ハンドルを取り付けるこ
とによって一対の把持部の間隔が固定されるため、この
間隔を固定するために別途に固定部材を設ける必要がな
く、この結果、レンチに占める部品点数が少なくて済
み、製造コストが低額化するとともに維持しやすいもの
である。
また、この第二発明に係るオイルフィルター用レンチ
の使用方法においては、前記オイルフィルター用レンチ
を使用するにあたって、前記一対の把持部のうち片方の
把持部の内側面にのみ滑り止め手段を設け、当該レンチ
を前記滑り止め手段を設置した把持部が後側になるよう
に回転させれば(第1図および第6図における時計方
向)、前記被回転部材の周面に楔効果が生じ、前記被回
転部材は前記レンチにおける把持部の内側方向に巻き込
まれるように作用するものである。
よって、第二発明に係るレンチの使用方法を用いれ
ば、被回転部材を所定方向に効率良く回転させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係るレンチの実施例を示したものであ
り、 第1図は正面図、 第2図は平面図、 第3図は底面図、 第4図は右側面図、 第5図は左側面図、 第6図は第3図におけるVI−VI線部分断面図、 第7図は第1図におけるVII−VII線部分断面図である。 1……操作用ハンドル 11……ボルト部 21……第一基片構成部材(第一基片部材)(基部) 22……第一把持部 31……第二基片部材(基部) 32……第二把持部 321……楔状の突起(滑り止め手段) 4……覆板(第一基片部材)(基部)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部に操作用ハンドルを設置し、この基部
    における前記操作用ハンドルと反対側に一対の把持部を
    突設させ、 これらの一対の把持部によって被回転部材の周面を把持
    可能とするとともに前記操作用ハンドルを操作すること
    によって前記把持部を前記被回転部材を中心として回転
    可能としたオイルフィルター用レンチにおいて、 前記操作ハンドルに先端部にボルト部を連設し、 且つ、前記一対の把持部を第一把持部と第二把持部とか
    ら構成するとともに前記基部を第一基片部材と第二基片
    部材とから構成し、前記第一把持部と前記第一基片部材
    とを略L字状に連設するとともに前記第二把持部と前記
    第二基片部材とを略L字状に連設し、前記第一基片部材
    に軸孔を形成するとともにこの軸孔に前記第二基片部材
    を進退可能に嵌挿し、且つ、前記第一基片部材の前記操
    作ハンドル側に貫通孔を形成するとともに前記第二基片
    部材に所要数の螺子孔を形成し、前記操作ハンドルのボ
    ルト部を前記第一基片部材の貫通孔を貫通させ前記第二
    基片部材におけるいずれかの螺子孔に締め付け固定する
    ことによって前記第一基片部材と前記第二基片部材の進
    退を固定するようにしたことを特徴とするオイルフィル
    ター用レンチ。
  2. 【請求項2】基部に操作用ハンドルを設置し、この基部
    における前記操作用ハンドルと反対側に一対の把持部を
    突設させ、 これらの一対の把持部によって被回転部材の周面を把持
    可能とするとともに前記操作用ハンドルを操作すること
    によって前記把持部を前記被回転部材を中心として回転
    可能とし、 前記操作ハンドルに先端部にボルト部を連設し、 且つ、前記一対の把持部を第一把持部と第二把持部とか
    ら構成するとともに前記基部を第一基片部材と第二基片
    部材とから構成し、前記第一把持部と前記第一基片部材
    とを略L字状に連設するとともに前記第二把持部と前記
    第二基片部材とを略L字状に連設し、前記第一基片部材
    に軸孔を形成するとともにこの軸孔に前記第二基片部材
    を進退可能に嵌挿し、且つ、前記第一基片部材の前記操
    作ハンドル側に貫通孔を形成するとともに前記第二基片
    部材に所要数の螺子孔を形成し、前記操作ハンドルのボ
    ルト部を前記第一基片部材の貫通孔を貫通させ前記第二
    基片部材におけるいずれかの螺子孔に締め付け固定する
    ことによって前記第一基片部材と前記第二基片部材の進
    退を固定するようにし、 更に、前記一対の把持部のうち片方の把持部の内側面に
    のみ滑り止め手段を設けたことを特徴とするオイルフィ
    ルター用レンチにあって、 これらの把持部によって被回転部材の周面を把持した状
    態で前記操作用ハンドルを操作することによって前記被
    回転部材を回転させるオイルフィルター用レンチの使用
    方法において、 当該レンチを前記滑り止め手段を設置した把持部が後側
    になるように回転させることを特徴とするオイルフィル
    ター用レンチの使用方法。
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