JP3051230U - 開閉式簡易屋根付き洗濯物干し台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗濯物を雨、鳥の糞、埃等から保護するため
洗濯物干し台を利用して開閉自由で簡易な構造の屋根を
設ける。 【構成】 洗濯物干し台支柱１（左右で計２組）に屋根
シート両端支持専用の物干し竿９（２本）を受けるブラ
ケットと洗濯物をつり下げる物干し竿９（４本）を受け
るブラケットを固定しておく。屋根シート中央支え竿支
持ブラケット２は支柱１に固定されており二重パイプ構
造で竿ブラケットが上下にスライドし屋根の張り具合が
調整できる。（２ａのネジにより適正位置に固定す
る。） 屋根シート３は透明（又は透明に近い）ビニールシート
でシート周囲には取り付け用の紐を付ける。屋根シート
をスライド折り畳みするためにリング４、ガイド５、腕
６に屋根シートを紐で取り付ける。又、屋根を閉じた時
フック７、固定ブロック８（３個）にてシートを固定す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【利用分野】

洗濯物干し作業に於ける共働き留守家庭等での雨濡れ防止や雨以外の空からの 汚損のある場合。洗濯物干し場面積に制限がある場合。屋根を大がかりに作れな い場合。

【０００２】

【従来の技術】

雨や空からの汚損の危険性が発生した場合、その都度、洗濯物を別の屋根の有 るところ（屋根のある別の物干し場や部屋の中、等）へ移動させていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

洗濯物を干す時点で降雨予測がはっきりしなかったりした場合、往々にして屋 根なしで干してしまい、突然の降雨で洗濯物が、ずぶぬれになる。又、その他の 空からの汚損の場合もある。 そこで、一旦洗濯物を干したら移動することなく、雨濡れ等から守りたい。 その為には、乾燥性能の低下しない屋根を作り、降雨確率の高い時や汚損の心配 がある時は屋根を閉じて干す事で雨濡れ等の失敗を最小にすると共に、もし屋根 があっても乾燥性能が低下しないこと、又雨濡れや汚損の心配のないときは、屋 根を開放したい、これを場所を取らず、安価で実現したい。

【０００４】

【課題を解決する手段】

前記課題を解決するするため、現状の洗濯物干し台を活用する事を基本とし、 透明ビニール（又は透明に近い）シートによる屋根を、物干し竿（現状品）３本 を使用し、手動スライド開閉可能な構造とする。又屋根ビニールシートを程よく 張ると共に、雨の流れを良くする為の傾斜を作る為に屋根の中央部を支える物干 竿を上下にスライドし、その後固定出来る構造の支柱とする。 屋根シートがスムーズに開閉出来るために、ガイド、腕、リングを屋根シートに 取り付ける。又、屋根シートが閉まったときシートの張りが緩まないようシート 固定ブロック及びフックを取り付ける。

【０００５】

【作用】

屋根シートを透明（又は、透明に近い）ビニールシートとする事により、屋根 を閉じた時と開放時とで洗濯物の乾燥性能の差が大きくならない。 屋根シートを傾斜にするとともに張る事で、雨の流れをスムーズにし、又風での はためきを小さくし、美観にも対応する。又、屋根の開閉が手動で簡易にスムー ズに行える。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案の一実施例を図面に従って説明する。 図１は本考案の全体図を示す。 図２は本考案に関わる屋根シート支え竿９（計３本）、洗濯物つり下げ用竿９を 支える支柱であり（左右一対計２組）１ｃは屋根シート両端用竿の支持ブラケッ ト（支柱１個に対して２個）で、支柱に固定されている。 １ｂは洗濯物つり下げ用竿の支持ブラケツットで、支柱に固定されている。 １ｃは１ｂより少し長くして、洗濯物つり下げ時、屋根との間隔を適正に保つ。 屋根シート中央支え竿支持用ブラケット２は上下にスライド出来るようパイプの 二重構造でブラケット付きの小径の方を上側に配置し、大径部は支柱１ａに固定 されている。上記スライド部分（フック付き小径部分）を適正な位置に固定する 手締め用ネジ２ａ

【０００７】 図３は屋根シートである。 材質は透明（又は、透明に近い）ビニールシートで折り畳み性能が良く耐侯性の 良いものとする。シートの周囲には、リング４、ガイド５、腕６、フック７、固 定ブロック８に結ぶ紐を固定しておく。

【０００８】 図４は屋根シートを開閉する時スムーズに動く為と、屋根シートを閉じた時シ ートの張りを助ける為のリングであり竿径より少し大きめにしておく、又シート トに取り付ける紐を結ぶ穴を設ける。

【０００９】 図５はガイド（前後対称形２個）であり、屋根シート開閉時の握り部５ｄと竿 を通すガイド穴５ｆ、腕固定用の溝５ａ、腕固定用丸穴５ｃ、腕固定用長穴５ｂ シート固定用バネフック７ａを止めるための穴５ｅ、屋根シート固定用紐を止め る穴５ｇであり、剛性を考慮したプラスチック製とする。ガイド溝５ａは奥に行 くにつれ巾が広くなっており腕６がシートの傾斜角に調整できるようにしておく

【００１０】 図６は屋根シート開閉時の腕であり（計４本）屋根シートの傾斜角に合わせ、 ６ｃの止めネジと６ｄのナットで６ｂの穴とガイドの穴５ｂ、５ｃの穴を通して 固定する。 ６ａは屋根シート取り付け紐を結ぶための穴である。

【００１１】 図７は屋根を閉じたとき固定するフックであり着脱が容易にできるよう、下か ら椢む腕７ｂが付いており７ａのバネ２個がガイドの５ｅの穴に固定してあるの でバネを伸ばしながら７ｃの穴を中央の竿末端へ嵌め外しする。

【００１２】 図８は屋根シートの開閉部の反対辺を固定するブロックである。（計３個） ８ｃの穴を竿の末端部へ差し込み８ａの止めネジで竿へ固定する。 ８ｂは屋根シート固定用の紐を結び付けるための穴である。

【００１３】

【考案の効果】

留守家庭等で雨濡れやその他の汚損被害などの状況急変時の被害の最小化。 状況急変時に洗濯物を移動させる労力の減少。 別屋根にする場合の土地面積の無駄（二重に必要）を無くす。 従来の物干し台と合体構造化した為、別屋根式よりも費用が安く出来る。 開閉式であるため開放又は屋根閉じの選択が出来る。 開閉式であるためカバーを折り畳むことにより強風時の被害予防がし易い。

【００１４】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の全体を示す図である。

【図１〜図８】本考案の各部分図である。

【符号の説明】

１ 支柱 ２ 屋根シート中央支え竿支持用ブラケット ３ 屋根シート ４ リング ５ ガイド ６ 腕 ７ フック ８ 固定ブロック

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成９年１１月１１日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる、開閉式簡易屋根付き洗濯物干
し台の全体図である。

【図２】中央竿上下スライド機構付き竿支柱の左右対象
形２組の内の片方を示す図である。

【図３】屋根となる取り付け紐つき軟質ビニールシート
を示す図である。

【図４】屋根シートを取り付け、屋根開閉時のガイドと
なる穴付きリングを示す図である。

【図５】屋根シートをスライド開閉する時の把手とガイ
ドの機能を有するガイドを示す図である。

【図６】屋根シート全体をスライド開閉しやすくする為
の腕を示す図である。

【図７】屋根シートを閉じたときに固定するフックを示
す図である。

【図８】屋根シートの反開閉側を固定するブロックを示
す図である。

【符号の説明】 １ 竿支柱 ２ 屋根シート中央支え竿支持用ブラケット ３ 屋根シート ４ リング ５ ガイド ６ 腕 ７ フック ８ 固定ブロック ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１０年３月３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 雨や鳥の糞や埃等から洗濯物を保護する
   為には屋根等が必要となるが、必要時に別の場所の屋根
   のある所へ収納する方法では洗濯物を移動させる必要が
   あるが、労力負担が大きい。又、別屋根用の物干し場と
   屋根なし物干し場と場所が二重に必要となる。これらの
   問題解決のため、洗濯物干し台と一体化し、又、屋根が
   開閉できる簡単な構造の開閉式屋根を特徴とする洗濯物
   干し台