JP3051173U - 眼鏡部品の連結構造 - Google Patents

眼鏡部品の連結構造

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JP3051173U
JP3051173U JP1998000395U JP39598U JP3051173U JP 3051173 U JP3051173 U JP 3051173U JP 1998000395 U JP1998000395 U JP 1998000395U JP 39598 U JP39598 U JP 39598U JP 3051173 U JP3051173 U JP 3051173U
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JP1998000395U
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Inventor
光男 小林
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株式会社アイ・プローター小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蝶番片のロウ付け面積が大きいことから、生産
能率が悪く、しかも、このロウ付けは、形状記憶合金等
からなるテンプルには適さない。 【解決手段】智2に連結機構3を介して折り畳み自在に
連結されたテンプル4を備える。連結機構3は、智2の
連結部2bの内側に突設された蝶番3aと、該蝶番3a
の遊端側に突設された環体3bとを備える。蝶番3a
は、智2側に固定された連結基板3a1 と、環体3b側
に固定された連結基板3a2 とからなり、互いを重合さ
せた状態で整合する連結孔と、該連結孔に螺着されるネ
ジ3a4 とを備えている。また、テンプル4は、遊端側
を前記連結機構3を構成する環体3bに挿通した後に七
宝にて固定する。七宝は、環体3bの連結孔及びスリッ
トに充填されるものであり、環体3bよりテンプル4が
安易に抜けないように接着固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、眼鏡部品の連結構造の改良に関し、更に詳しくは、ロウ付けが難し い形状記憶合金等からなるテンプルであっても、頗る簡単な手段でもってより簡 単かつ確実に取り付けできる生産性の良い眼鏡部品の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、智とテンプルの連結構造としては、例えば、実開昭60−70825号 に開示されたものが従来例として周知である。この従来例における連結構造は、 智の連結部とテンプルの連結部にそれぞれ蝶番片をロウ付けすると共に、両蝶番 片を噛み合わせた状態で螺着することにより両部材を回動自在に連結している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来例のうち、実開昭60−70825号に開示され ている智とテンプルとの連結構造にあっては、使用しているうちに、テンプルの 回動具合いが緩くなってしまう他、蝶番片のロウ付け面積が大きいことから、生 産能率が悪く、しかも、このロウ付けは、形状記憶合金等からなるテンプルには 適さないといった問題があった。
【0004】 また、縁無し眼鏡の場合にあっては、細身のテンプルを採用しているがために 、それに合わせて蝶番片も上下幅の小さい特殊な小型蝶番片を製作しなければな らないなど製作上の困難があると共に、蝶番片の軸受部が必然的に肉薄になるた め、破損し易くなってしまうといった問題をも有するものであった。
【0005】 本考案は、斯かる問題点に鑑みてなされたもので、従来の蝶番の如きスポット 溶接やロウ付けを不要とし、如何なる素材のテンプルであっても、簡単かつ堅固 に連結できる眼鏡部品の連結構造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨と する構成は、眼鏡レンズに取り付けされる智の連結部に連結機構を介してテンプ ルを回動自在に連結せしめる眼鏡部品の連結構造において、前記連結機構は、前 記智の連結部に回動自在に設けられた環体と、該環体に七宝若しくは合成樹脂材 を介して固定されたテンプルとを備えてなる眼鏡部品の連結構造に存する。
【0007】 また、前記環体及び/又はテンプルは、ニッケル、チタン等の合金や形状記憶 合金等で成形しても良い。
【0008】 このように構成される本考案の眼鏡部品の連結構造は、前記連結機構が、前記 智の連結部に回動自在に設けられた環体と、該環体に七宝若しくは合成樹脂材を 介して固定されたテンプルとを備えてなることによって、前記環体にテンプルの 遊端側を挿着し七宝等で固定させるだけで、互いをロウ付けしたり加締めること なく、簡単に連結し得ることとなる。
【0009】 また、前記環体やテンプルを、ニッケル、チタン等の合金や形状記憶合金等で 成形しても、ロウ付けやスポット溶接をすることなく、智とテンプルとを簡単に 組み付けれることとなる。
【0010】 尚、本明細書において「眼鏡部品」とは、テンプル、智、ブリッジ、箱足のみ ならず、ノーズパット、その他、眼鏡に使用される全ての部品をいうものであり 、本実施例に限定されるものではない。
【0011】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の一例を図面を参照しながら説明する。図中Aは、本考案 に係る眼鏡部品の連結構造(詳しくは、縁無し眼鏡の智とテンプルとの連結構造 )を示すものであり、この連結構造Aは、図1若しくは図2に示すように、眼鏡 レンズ1の所定位置に止着される智2と、該智2に連結機構3を介して折り畳み 自在に連結されたテンプル4とを備えている。
【0012】 前記眼鏡レンズ1は、ガラス若しくはプラスチックからなり、所定位置に連結 孔(図示せず)が形成されている。この連結孔は、智2の連結孔(図示せず)と 回転不能状態に螺合できるように四角形等に穿孔されるのが好ましい。
【0013】 また、前記智2は、略鈎状に折曲成形されており、基端部2a側を眼鏡レンズ 1に固定し連結部2b側に後述の連結機構3が突設されている。基端部2aは、 同基端部2aに形成されているネジ孔(図示せず)と眼鏡レンズ1の連結孔(図 示せず)と同心状に整合させた状態でネジ5にて緊締螺合されている。
【0014】 前記連結機構3は、図2に示すように、前記智2の連結部2bの内側に突設さ れた蝶番3aと、該蝶番3aの遊端側に突設された環体3bとを備えている。
【0015】 前記蝶番3aは、智2側に固定された連結基板3a1 と、環体3b側に固定さ れた連結基板3a2 とからなり、互いを重合させた状態で整合する連結孔3a3 と、該連結孔3a3 に螺着されるネジ3a4 とから構成されている。
【0016】 また、前記環体3bは、ニッケル合金やチタン等の金属若しくは合成樹脂材等 の適宜素材からなり、図3に示すように、長手方向に貫通された連結孔3b1 と 、該連結孔3b1 に連通すべく外周面に形成されたスリット3b2 とから構成さ れている。
【0017】 他方、テンプル4は、ニッケル合金やチタン等の適宜素材から形成されており 、図4に示すように、遊端側を前記連結機構3を構成する環体3bに挿通した後 に七宝6にて固定されている。
【0018】 この七宝6は、図7に示すように、環体3bの連結孔3b1 及びスリット3b 2 に充填されるものであり、環体3bよりテンプル4が安易に抜けないように接 着固定するものである。
【0019】 尚、この七宝6は、金属板とガラス質の釉薬を炉の中で融着して作るものであ り、七宝焼きの素地として使われる金属には、上記合金の他、銅(純銅、丹銅) 、金(14K、18K)、銀(純銀、95%の銀と5%の銅を混ぜたもの)、真 鍮などが挙げられる。
【0020】 また、釉薬は、ガラスの成分と同じで、珪石、長石、ソーダー、鉛丹などを調 合し、かつ、高温で溶かしたものを急冷してできた無色透明のガラス種に金属酸 化物を加えて作られるものである。
【0021】 従って、テンプル4を七宝6にて焼成固定する場合は、環体3bに同テンプル 4の遊端側を挿着させた後、図7に示すように、前記釉薬を前記スリット3b2 と連結孔3b1 とが埋まるように盛り込み、乾燥させた後、適宜温度(例えば、 800〜900度)で焼成することにより(釉薬が溶解し金属に密着すべく)固 着されるのである。
【0022】 このように構成される本考案の連結構造は、前記環体3bにテンプル4を挿着 し七宝6にて(焼成)固定するだけで、簡単に連結できるものであり、しかも、 環体4の外面にスリット3b2 を介してこの七宝6が露呈するため、装飾効果に 優れるといった利点を有するものである。
【0023】 尚、本考案はこれら実施例に限定されることなく、本考案の目的の範囲内で自 由に設計変更し得るものであり、本考案はそれらの全てを包摂するものである。 例えば、本実施例では、所謂、縁無し眼鏡についてのみ説明しているが、これに 限定されることなく、セルフレーム等の如きフレーム付き眼鏡にも適することは 云うまでもない。
【0024】 また、図8に示すように、七宝6の代わりに合成樹脂材7で接着固定しても良 いものであり、その他、図9に示すように、連結機構3の全体を七宝6にて装飾 すべく被装しても良い。
【0025】 その際、環体3b(素地)の表面に付着している油や酸化被膜を取り除いたり 、焼成する時に釉薬が落ちないように糊水を塗布するなどの表面処理や、金ブラ シで擦るなどの着色前処理、更には砥石、ワックス等の仕上げ処理などが施され ることは云うまでもない。
【0026】
【考案の効果】
このように構成される本考案の眼鏡部品の連結構造は、前記連結機構が、前記 智の連結部に回動自在に設けられた環体と、該環体に七宝若しくは合成樹脂材を 介して固定されたテンプルとを備えてなることによって、前記環体にテンプルの 遊端側を挿着し七宝等で固定させるだけで、互いをロウ付けしたり加締めること なく、簡単に連結できるといった効果を奏するものである。
【0027】 また、前記環体やテンプルを、チタン等との合金や形状記憶合金等で成形して も、ロウ付けやスポット溶接をすることなく智とテンプルとを簡単に組み付けら れるため、組立作業の効率アップが図れるといった効果を奏する。
【0028】 このように本考案は、従来の如き、スポット溶接やロウ付けが不要になるなど 、より簡単かつ確実に眼鏡部品を連結できると共に、構成が単純であるため、大 量生産に適し価格も低廉なものとして需要者に供給できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る眼鏡部品の連結構造を兼備した眼
鏡の正面図である。
【図2】同眼鏡の平面図である。
【図3】同眼鏡部品の連結構造を示す組立分解斜視図で
ある。
【図4】同連結構造の要部を示す斜視図である。
【図5】七宝にて抜け止め固定した同連結構造の要部を
示す斜視図である。
【図6】同連結構造を構成する環体とテンプルとの固定
状態を示す縦断面図である。
【図7】同連結構造の縦断面図である。
【図8】合成樹脂材にて抜け止め固定した同連結構造の
要部を示す縦断面図である。
【図9】同連結構造の全体を七宝にて装飾すべく被装し
た状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 眼鏡レンズ 2 智 2a 基端部 2b 連結部 3 連結機構 3a 蝶番 3a1 連結基板 3a2 連結基板 3a3 連結孔 3a4 ネジ 3b 環体 3b1 連結孔 3b2 スリット 4 テンプル 5 ネジ 6 七宝 7 合成樹脂材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼鏡レンズに取り付けされる智の連結部に
    連結機構を介してテンプルを回動自在に連結せしめる眼
    鏡部品の連結構造において、前記連結機構は、前記智の
    連結部に回動自在に設けられた環体と、該環体に七宝若
    しくは合成樹脂材を介して固定されたテンプルとを備え
    てなることを特徴とする眼鏡部品の連結構造。
  2. 【請求項2】前記環体は、合金等の金属材からなること
    を特徴とする請求項1に記載の眼鏡部品の連結構造。
  3. 【請求項3】前記テンプルは、形状記憶合金等の金属材
    からなることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡部品の
    連結構造。
JP1998000395U 1998-02-05 1998-02-05 眼鏡部品の連結構造 Expired - Lifetime JP3051173U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8363089B2 (en) 2008-09-03 2013-01-29 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Image converter

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