JP3051131B2 - 熱転写記録媒体 - Google Patents
熱転写記録媒体Info
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- JP3051131B2 JP3051131B2 JP1178941A JP17894189A JP3051131B2 JP 3051131 B2 JP3051131 B2 JP 3051131B2 JP 1178941 A JP1178941 A JP 1178941A JP 17894189 A JP17894189 A JP 17894189A JP 3051131 B2 JP3051131 B2 JP 3051131B2
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- thermal transfer
- recording medium
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インク層の熱溶融性を利用して、プラスチ
ックフィルム、紙などに熱転写記録をするための熱転写
記録媒体、その製造方法およびそれを用いた熱転写記録
方法に関するものであり、コンピューター、ワードプロ
セッサー等のプリンター及びバーコードプリンター等に
応用できる。
ックフィルム、紙などに熱転写記録をするための熱転写
記録媒体、その製造方法およびそれを用いた熱転写記録
方法に関するものであり、コンピューター、ワードプロ
セッサー等のプリンター及びバーコードプリンター等に
応用できる。
従来より、パラフィンワックスのような熱可融性物質
と、染料および／又は顔料のような着色剤からなる転写
層を支持体上に有する、熱転写媒体が知られている。
と、染料および／又は顔料のような着色剤からなる転写
層を支持体上に有する、熱転写媒体が知られている。
しかしながら、バインダー成分であるパラフィンワッ
クス類は機械強度が弱いため、転写画像の耐摩擦性が劣
るという問題点があった。
クス類は機械強度が弱いため、転写画像の耐摩擦性が劣
るという問題点があった。
この問題点を改善するために、熱可塑性樹脂を添加し
たり、転写層をできるだけ薄くする方法がとられている
が、前者は樹脂成分が多くなると、接着力が強くなって
転写し難くなったり、熱感度が悪くなる問題があり、後
者は転写画像の均一性が悪くなり、かつ、画像濃度が低
下するという問題があった。
たり、転写層をできるだけ薄くする方法がとられている
が、前者は樹脂成分が多くなると、接着力が強くなって
転写し難くなったり、熱感度が悪くなる問題があり、後
者は転写画像の均一性が悪くなり、かつ、画像濃度が低
下するという問題があった。
本発明は、従来技術の上記問題を解決し、記録紙上に
高濃度で均一性に優れた転写画像を得ることができ、し
かも、耐摩擦性に優れた転写画像が得られるような、熱
転写記録媒体を提供することを目的とする。
高濃度で均一性に優れた転写画像を得ることができ、し
かも、耐摩擦性に優れた転写画像が得られるような、熱
転写記録媒体を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、 （１） 耐熱性支持体と、染料および／または顔料、加
熱により溶融するポリエステル樹脂バインダーおよび結
晶性可塑剤とを主成分とする、該支持体上の熱転写層か
らなることを特徴とする熱転写記録媒体。
熱により溶融するポリエステル樹脂バインダーおよび結
晶性可塑剤とを主成分とする、該支持体上の熱転写層か
らなることを特徴とする熱転写記録媒体。
（２） 上記ポリエステル樹脂が結晶性であり、融点が
60〜120℃である上記の熱転写記録媒体。
60〜120℃である上記の熱転写記録媒体。
（３） 上記ポリエステル樹脂が、該ポリエステル樹脂
を構成する酸成分として、下記一般式で表わせる脂肪族
ジカルボン酸を含むことを特徴とする、上記の熱転写記
録媒体。
を構成する酸成分として、下記一般式で表わせる脂肪族
ジカルボン酸を含むことを特徴とする、上記の熱転写記
録媒体。
HOOC−（CH2）ｎ−COOH（ｎ＝10〜30） （４） 前記の結晶性可塑剤が、芳香族２塩基酸のジエ
ステルである上記の熱転写記録媒体、その製造方法、お
よびそれを用いた熱転写記録方法に関する。
ステルである上記の熱転写記録媒体、その製造方法、お
よびそれを用いた熱転写記録方法に関する。
本発明に於いて、熱転写層は、主に着色剤とポリエス
テル樹脂よりなり、必要により顔料分散剤、体質顔料等
を添加してもよい。
テル樹脂よりなり、必要により顔料分散剤、体質顔料等
を添加してもよい。
上記の着色剤としては、印刷インキ、塗料等に用いら
れている無機及び有機の染顔料を用いることができる。
れている無機及び有機の染顔料を用いることができる。
具体例として、カーボンブラック、ジスアゾイエロ
ー、ブリリアントカーミン6B、レーキレッドＣ、フタロ
シアニンブルー、カヤセットブラックKR（日本化薬）、
オイルイエロー3G（オリエント化学）、カヤセットレッ
ドＫ−BE（日本化薬）、カヤセットブルーKFL（日本化
薬）等が挙げられる。
ー、ブリリアントカーミン6B、レーキレッドＣ、フタロ
シアニンブルー、カヤセットブラックKR（日本化薬）、
オイルイエロー3G（オリエント化学）、カヤセットレッ
ドＫ−BE（日本化薬）、カヤセットブルーKFL（日本化
薬）等が挙げられる。
本発明における熱転写記録媒体の支持体としては、従
来公知の種々のものが適宜使用できる。
来公知の種々のものが適宜使用できる。
それ等を例示すると、ポリエステルフィルム、ポリア
ミドフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリエチレン
フィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリイミドフィル
ム、ポリサルフォンフィルム、ポリカーボネートフィル
ム等のプラスチックフィルム又はコンデンサーペーパー
等が挙げられる。
ミドフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリエチレン
フィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリイミドフィル
ム、ポリサルフォンフィルム、ポリカーボネートフィル
ム等のプラスチックフィルム又はコンデンサーペーパー
等が挙げられる。
これらの支持体の厚さは、特に制限はないが、通常３
〜50μである。
〜50μである。
本発明の熱転写記録媒体の転写層を記録紙と重ね、熱
転写記録媒体の裏面から熱印字することにより、記録紙
上に所望の画像が形成される。
転写記録媒体の裏面から熱印字することにより、記録紙
上に所望の画像が形成される。
本発明に於いて、樹脂バインダーとして使用するポリ
エステル樹脂は、多塩基酸と多価アルコールを原料とし
て、従来公知の合成法でエステル化することによって製
造することができる。
エステル樹脂は、多塩基酸と多価アルコールを原料とし
て、従来公知の合成法でエステル化することによって製
造することができる。
多塩基酸は、炭素数（ｎ）が10〜30の脂肪族多塩基酸
を主成分とすることが望ましく、例えば、ドデカンジカ
ルボン酸、トリデカンジカルボン酸、テトラデカンジカ
ルボン酸、ペンタデカンジカルボン酸、ヘキサデカンジ
カルボン酸、ヘプタデカンジカルボン酸、オクタデカン
ジカルボン酸、ノナデカンジカルボン酸、アイコサンジ
カルボン酸、ヘンアイコサンジカルボン酸、ドコサンジ
カルボン酸、トリコサンジカルボン酸、テトラサンジカ
ルボン酸、ヘキサコサンジカルボン酸、トリアコンタン
ジカルボン酸等が挙げられ、これらの１種または２種以
上、好ましくは全多塩基酸の50重量％以上、更に好まし
くは70重量％以上を用いることができ、更に、他の脂肪
族多塩基酸、脂環族多塩基酸、芳香族多塩基酸を用いる
こともできる。
を主成分とすることが望ましく、例えば、ドデカンジカ
ルボン酸、トリデカンジカルボン酸、テトラデカンジカ
ルボン酸、ペンタデカンジカルボン酸、ヘキサデカンジ
カルボン酸、ヘプタデカンジカルボン酸、オクタデカン
ジカルボン酸、ノナデカンジカルボン酸、アイコサンジ
カルボン酸、ヘンアイコサンジカルボン酸、ドコサンジ
カルボン酸、トリコサンジカルボン酸、テトラサンジカ
ルボン酸、ヘキサコサンジカルボン酸、トリアコンタン
ジカルボン酸等が挙げられ、これらの１種または２種以
上、好ましくは全多塩基酸の50重量％以上、更に好まし
くは70重量％以上を用いることができ、更に、他の脂肪
族多塩基酸、脂環族多塩基酸、芳香族多塩基酸を用いる
こともできる。
多価アルコールとしては、エチレングリコール、1,3
−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ヘキ
サンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタン
ジオール、1,8−オクタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、３−メチル−1,5−ペンタンジオール等が挙げ
られる。
−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ヘキ
サンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタン
ジオール、1,8−オクタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、３−メチル−1,5−ペンタンジオール等が挙げ
られる。
ポリエステル樹脂は結晶性であることが好ましく、結
晶性とは、融点を示すことを意味し、融点とは、例えば
DSC（示差走査熱量測定法）にて明確で鋭い吸熱ピーク
を示す温度を言う。
晶性とは、融点を示すことを意味し、融点とは、例えば
DSC（示差走査熱量測定法）にて明確で鋭い吸熱ピーク
を示す温度を言う。
結晶性ポリエステル樹脂は、融点以下では強靱な固体
として存在し、融点以上では低粘度液体となり、記録時
の熱エネルギーにより溶融し転写性が良く、均一な印字
が可能となり、印字は強固であることより耐摩擦性に優
れ、熱転写記録用バインダーとして最適な性質を有す
る。
として存在し、融点以上では低粘度液体となり、記録時
の熱エネルギーにより溶融し転写性が良く、均一な印字
が可能となり、印字は強固であることより耐摩擦性に優
れ、熱転写記録用バインダーとして最適な性質を有す
る。
融点が60℃以下では、印字が高温時（50℃〜60℃）に
おける耐摩擦性が劣り好ましくない。また融点が120℃
以上では印字の際の熱感度が劣り印刷の均一性が損なわ
れ好ましくない。
おける耐摩擦性が劣り好ましくない。また融点が120℃
以上では印字の際の熱感度が劣り印刷の均一性が損なわ
れ好ましくない。
本発明の結晶性可塑剤としては、芳香族２塩基酸エス
テル類として、例えばフタル酸ジシクロヘキシル、フタ
ル酸ジフェニル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジメチ
ル、または安息香酸エステル類として例えば、２安息香
酸エチレングリコール、３安息香酸グリセリド、４安息
香酸ペンタエリスリトール、またスルホンアミド類とし
て、例えばＮ−シクロヘキシル−ｐ−トルエンスルホン
アミドなどが例示できる。
テル類として、例えばフタル酸ジシクロヘキシル、フタ
ル酸ジフェニル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジメチ
ル、または安息香酸エステル類として例えば、２安息香
酸エチレングリコール、３安息香酸グリセリド、４安息
香酸ペンタエリスリトール、またスルホンアミド類とし
て、例えばＮ−シクロヘキシル−ｐ−トルエンスルホン
アミドなどが例示できる。
本発明は結晶性可塑剤の使用により、印字の耐摩擦性
が著しく向上する。
が著しく向上する。
この結晶相性可塑剤は、記録時の熱エネルギーにより
溶融し、紙、プラスチックフィルム等の上に、着色材料
を強固に固着させ、転写された印字の耐摩擦性をよくす
る作用がある。
溶融し、紙、プラスチックフィルム等の上に、着色材料
を強固に固着させ、転写された印字の耐摩擦性をよくす
る作用がある。
本発明の熱転写記録媒体の転写層は、該層の総量に対
して、上記ポリエステル樹脂94〜50重量％、結晶性可塑
剤５〜50重量％、着色剤１〜40重量％、必要により分散
剤、オイル、体質顔料等の添加物０〜10重量％より成
る。
して、上記ポリエステル樹脂94〜50重量％、結晶性可塑
剤５〜50重量％、着色剤１〜40重量％、必要により分散
剤、オイル、体質顔料等の添加物０〜10重量％より成
る。
これらの成分は、上記配合割合で適宜加熱溶融しなが
ら混練することによって均一分散させ、もしくは、ポリ
エステル樹脂を溶剤等に溶解させた後、均一分散させ、
支持体上に塗布、乾燥させて熱転写層を形成する。
ら混練することによって均一分散させ、もしくは、ポリ
エステル樹脂を溶剤等に溶解させた後、均一分散させ、
支持体上に塗布、乾燥させて熱転写層を形成する。
熱転写層を形成するに、溶剤を用いる場合は、例え
ば、メチルエチルケトン、四塩化炭素、塩化メチレン、
ジクロールエタン、シクロヘキサノン、酢酸エチル、Ｎ
−メチルピロリドン等の単独又は混合溶剤が使用され
る。
ば、メチルエチルケトン、四塩化炭素、塩化メチレン、
ジクロールエタン、シクロヘキサノン、酢酸エチル、Ｎ
−メチルピロリドン等の単独又は混合溶剤が使用され
る。
なお、本発明において熱転写層を形成する方法は、塗
装、印刷工程を含む手段であればいずれでもよい。熱転
写層の厚みは３〜10μの範囲が適当であるが本発明は、
何ら限定するものではない。
装、印刷工程を含む手段であればいずれでもよい。熱転
写層の厚みは３〜10μの範囲が適当であるが本発明は、
何ら限定するものではない。
以下、本発明を、更に具体的に説明するため、実施例
及び比較例をあげて説明するが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。
及び比較例をあげて説明するが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。
また、以下において、「部」は重量基準である。
実施例１ 温度計、コンデンサー、攪拌機を取りつけた４つ口フ
ラスコに、1,4−ブタンジオール90部、オクタデカンジ
カルボン酸332部を仕込み、150℃〜230℃に加熱し脱水
反応を行い、酸価0.8mg−KOH/gになった時点で反応を終
了した。
ラスコに、1,4−ブタンジオール90部、オクタデカンジ
カルボン酸332部を仕込み、150℃〜230℃に加熱し脱水
反応を行い、酸価0.8mg−KOH/gになった時点で反応を終
了した。
得られたポリエステル樹脂は、DSCで83℃に大きな吸
熱ピークを示し、融点がある結晶性樹脂であった。（融
点は吸熱ピークより83℃である。）得られたポリエステ
ル樹脂と、結晶性可塑剤としてフタル酸ジフェニル、顔
料としてカーボンブラックを用い、下記の配合割合で熱
転写記録媒体用の材料を製造した。
熱ピークを示し、融点がある結晶性樹脂であった。（融
点は吸熱ピークより83℃である。）得られたポリエステ
ル樹脂と、結晶性可塑剤としてフタル酸ジフェニル、顔
料としてカーボンブラックを用い、下記の配合割合で熱
転写記録媒体用の材料を製造した。
配合割合 カーボンブラック ７部 フタル酸ジフェニル 20部 ポリエステル樹脂 73部 上記組成物を、温度100℃でロールミルにより均一に
混練して、熱溶融性インキを調整し、ホットメルトコー
ティング法により付着量4g/m2になるように、６μ厚の
ポリエステルフィルム上に塗布し、熱転写記録媒体を作
製した。
混練して、熱溶融性インキを調整し、ホットメルトコー
ティング法により付着量4g/m2になるように、６μ厚の
ポリエステルフィルム上に塗布し、熱転写記録媒体を作
製した。
以上のように作製した熱転写記録媒体を、その転写層
を上質紙表面に密着させて熱転写プリンターを用いて0.
5mJ/dotのエネルギーを与えて印字した。
を上質紙表面に密着させて熱転写プリンターを用いて0.
5mJ/dotのエネルギーを与えて印字した。
更に印字画像の耐摩擦性を調べるために、ラボテスタ
ー（東洋精機（株）製）を用いてダンボールに対する耐
摩擦性（20℃、50℃）を試験した。
ー（東洋精機（株）製）を用いてダンボールに対する耐
摩擦性（20℃、50℃）を試験した。
評価結果を表−１に示す。
実施例２ 結晶性可塑剤として、フタル酸ジシクロヘキシルを用
い、下記の配合割合とした他は、実施例１と同様にして
熱転写記録媒体を作製し、評価を行った。
い、下記の配合割合とした他は、実施例１と同様にして
熱転写記録媒体を作製し、評価を行った。
配合割合 カーボンブラック ５部 フタル酸ジシクロヘキシル ７部 ポリエステル樹脂 88部 評価結果を表−１に示す。
実施例３ 実施例１と同様な４つ口フラスコに、エチレングリコ
ール62部、ドコサンジカルボン酸380部を仕込み、加熱
脱水を行い、更に230℃で30mmHgの真空下に脱グリコー
ル反応を行い、酸価0.5mg−KOH/gになった時点で反応を
終了した。
ール62部、ドコサンジカルボン酸380部を仕込み、加熱
脱水を行い、更に230℃で30mmHgの真空下に脱グリコー
ル反応を行い、酸価0.5mg−KOH/gになった時点で反応を
終了した。
得られたポリエステル樹脂のDSCによる融点は103℃で
あつた。
あつた。
このポリエステル樹脂を用い、下記の配合割合とした
他は、実施例１と同様にして熱転写記録媒体を作製し、
評価を行った。
他は、実施例１と同様にして熱転写記録媒体を作製し、
評価を行った。
配合割合 カーボンブラック ５部 フタル酸ジフェニル 15部 ポリエステル樹脂 80部 評価結果を表−１に示す。
実施例４ 実施例１と同様な４つ口フラスコに、1,6−ヘキサン
ジオール118部、デカンジカルボン酸215部を仕込み、加
熱脱水を行い、酸価が1.5mg−KOH/gになった時点で反応
を終了した。
ジオール118部、デカンジカルボン酸215部を仕込み、加
熱脱水を行い、酸価が1.5mg−KOH/gになった時点で反応
を終了した。
得られたポリエステル樹脂のDSCによる融点は68℃で
あつた。
あつた。
このポリエステル樹脂を用い、結晶性可塑剤としてＮ
−シクロヘキシル−ｐ−トルエンスルホンアミドを用
い、下記の配合割合とした他は、実施例１と同様にして
熱転写記録媒体を作製し、評価を行った。
−シクロヘキシル−ｐ−トルエンスルホンアミドを用
い、下記の配合割合とした他は、実施例１と同様にして
熱転写記録媒体を作製し、評価を行った。
配合割合 カーボンブラック ５部 Ｎ−シクロヘキシル−ｐ−トルエンスルホンアミド５
部 ポリエステル樹脂 90部 評価結果を表−１に示す。
部 ポリエステル樹脂 90部 評価結果を表−１に示す。
比較例１ 実施例１に於いて、結晶性可塑剤を配合しない他は、
実施例１と同様にして熱転写記録媒体を作製し評価を行
った。
実施例１と同様にして熱転写記録媒体を作製し評価を行
った。
評価結果を表−１に示す。
〔発明の効果〕 本発明の熱転写記録媒体を用いることによって、均一
性が良く、耐摩擦性の優れた転写画像が得られること
は、表−１から明らかである。
性が良く、耐摩擦性の優れた転写画像が得られること
は、表−１から明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−51981（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−216790（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−77579（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−47192（ＪＰ，Ａ)
Claims (3)
- 【請求項１】耐熱性支持体上に、染料および／または顔
料、加熱により溶融する結晶性ポリエステルであり、下
記一般式 HOOC−（CH2）ｎ−COOH （式中、ｎは10〜30の整数である）で表される脂肪族ジ
カルボン酸と多価アルコールとの反応から得られ、かつ
融点が60〜120℃にあるポリエステル樹脂バインダー
と、結晶性可塑剤である安息香酸エステル類もしくはス
ルホンアミド類を主成分とした、熱転写層とからなるこ
とを特徴とする熱転写記録媒体。 - 【請求項２】染料および／または顔料、加熱により溶融
する結晶性ポリエステルであり、下記一般式 HOOC−（CH2）ｎ−COOH （式中、ｎは10〜30の整数である）で表される脂肪族ジ
カルボン酸と多価アルコールとの反応から得られ、かつ
融点が60〜120℃にあるポリエステル樹脂バインダー
と、結晶性可塑剤である安息香酸エステル類もしくはス
ルホンアミド類を主成分とする混合組成物を、耐熱性支
持体上に塗布し、乾燥することにより厚さ３〜10μの熱
転写層を形成させることを特徴とする熱転写記録媒体の
製造方法。 - 【請求項３】請求項１記載の熱転写記録媒体の転写層を
記録紙と重ね、熱転写記録媒体の裏面から熱印字するこ
とにより、記録紙上に画像を成形させることを特徴とす
る熱転写記録方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1178941A JP3051131B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 熱転写記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1178941A JP3051131B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 熱転写記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0345387A JPH0345387A (ja) | 1991-02-26 |
| JP3051131B2 true JP3051131B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=16057323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1178941A Expired - Lifetime JP3051131B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 熱転写記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3051131B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06234281A (ja) * | 1993-02-09 | 1994-08-23 | Ricoh Co Ltd | 熱転写記録媒体 |
| US5716477A (en) * | 1993-08-17 | 1998-02-10 | Ricoh Company, Ltd. | Thermal image transfer recording medium and recording method using the same |
| JP2001067033A (ja) | 1999-08-27 | 2001-03-16 | Maiteku:Kk | 風船状構造体駆動装置及び該風船状構造体駆動装置に用いられる吐吸切替弁装置 |
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Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62216790A (ja) * | 1986-03-19 | 1987-09-24 | Kao Corp | 熱転写記録用インクシ−ト |
| JPS6451981A (en) * | 1987-05-30 | 1989-02-28 | Ricoh Kk | Thermal transfer recording medium |
| JP2584456B2 (ja) * | 1987-09-18 | 1997-02-26 | 花王株式会社 | 感熱転写用インク及びインクフィルム |
-
1989
- 1989-07-13 JP JP1178941A patent/JP3051131B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0345387A (ja) | 1991-02-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331 Year of fee payment: 9 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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