JP3050509B2 - 二色積層成形品の成形装置および成形方法 - Google Patents

二色積層成形品の成形装置および成形方法

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表皮材と熱可塑性樹脂
よりなる多積層成型品の成形装置および成形方法に関
し、特に所定部分のみを表皮材で被覆した表皮材と熱可
塑性樹脂との二色積層成型品の成形装置および成形方法
に関する。
【0002】ここで、二色積層成型品とは、成形品の一
部は表皮材で覆われているも、他の部位は樹脂芯材がそ
のまま表出している成形品をいう。
【0003】
【従来の技術】上記のような所定部分のみを表皮材で被
覆した表皮材と熱可塑性樹脂との二色積層成形品は、自
動車のドアトリム、リヤサイドトリム等の内装部品に用
いられている。このような二色積層成型品の製造は、熱
可塑性樹脂を射出成形等で予め樹脂芯材に成形してお
き、該樹脂芯材に接着剤等を用いて所定形状の表皮材を
貼着するか、予め表皮材をハードボード等に貼着させた
部品を製作しておいて、この部品をビス等を用いて前記
樹脂芯材に取り付ける方法等があるが、このような方法
では、後工程を要し手間がかかると共にコストアップの
要因となっていた。
【0004】そこで、このような二色積層成型品の製造
について、改良すべく、例えば特開昭64−26414
号公報に記載されたものが提案されている。これによる
と、未閉鎖のモールド成形用上・下金型間に表皮材およ
び溶融樹脂を供給し、上下型を閉じ、表皮材と熱可塑性
樹脂からなる二色成型品を製造するに際し、所定形状に
裁断した表皮材を上または下金型上の所定位置に載置
し、表皮材の裏面側のほぼ中央部に溶着樹脂を供給する
ことにより、所定部分のみを表皮材で被覆した表皮材と
熱可塑性樹脂との二色積層成型品を得るというものであ
る。
【0005】このような二色積層性成形品の製造は、次
のような工程において行われる(図5参照)。
【0006】所定寸法に裁断した表皮材を表面側3を
上にしてそれぞれ上金型7の成形面の所定部分に載置す
る。
【0007】次いで、型締め装置の昇降機構(図示せ
ず)を作動させ、上金型7を下降させて上金型7と下金
型9とが形成するキャビティ面のクリアランスが製品厚
さより大きい位置で一旦停止させる(図示状態)。この
停止位置で溶融樹脂4を射出成形機等の溶融樹脂供給装
置(図示せず)により、下型金型7内に設けられた樹脂
通路(図示せず)を通じて表皮材3の裏面側に供給す
る。
【0008】次いで、再度昇降機構を作動させて上金
型7を下降させることにより表皮材3を下金型9側に押
圧させると、溶融樹脂4が金型キャビティ間に流動拡大
して、表皮材3と熱可塑性樹脂とが一体となって賦形が
完了する。この結果、一部分が表皮材3によって被覆さ
れた二色積層成型品が完成するのである。
【0009】そして、溶融樹脂4は、賦形する過程に準
じて、下金型9に対して上金型7が下降するに従い、金
型キャビティ間に流動拡大して成形されていくものであ
ることから、金型キャビティ内全体に均等に行き渡り、
所定の形状に成形されるために、通常十分に樹脂温度を
高くした溶融樹脂を使用して、金型キャビティ内の流動
性を高めている。
【0010】一方、上記の方法で成形する場合、供給さ
れた溶融樹脂が加圧される前から金型に接した部分は、
金型面より熱を吸収されて、溶融樹脂温度が低下するた
め、成形後他の部分に比較して、著しく光沢が悪くなっ
たり、小さな皺が発生するなどの問題があって、この問
題を解決するために、金型温度を十分に高くするという
対策を採っていた。しかし、この方法では、特に成型品
の肉厚が厚いときなど、製品を取り出すまでに必要な冷
却時間が長くなり、生産サイクルが長くなり製品コスト
が高くなる等の問題があって、金型内に冷却装置を具備
したものが提案されている(例えば、特開昭60−24
8326号公報)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような二色積層成形品の製造において、注目すべきこと
は、表皮材を予め金型に載置した後、溶融樹脂を供給し
て成形するという点である。
【0012】即ち、通常この表皮材は、塩化ビニルシー
トからなる表面層と、その裏面に裏打ちされたポリプロ
ピレンフォーム等からなる発泡層とで形成されている。
そして、二色積層成形品の成形に当たっては、この表皮
材が金型に載置された場合、金型成形面に表面層が当接
し、逆に発泡層がキャビティ側に表出して高温の溶融樹
脂に直接さらされることとなる。
【0013】この結果、発泡層は、溶融樹脂の高速流動
や高温度によって一部が剥離することがあり、剥離した
発泡層は溶融樹脂と混合して他の部位に流動し、樹脂芯
材の表面に表出して外観不良を起こしたり、発泡層が剥
離した表皮材における裏面には、発泡層が薄い部分が存
在することとなり、表面にアバタ(小さな凹み)や膨れ
を発生させることが考えられる。
【0014】この点を解決するために、溶融樹脂温度を
下げるという対策が考えられるが、この対策では、逆に
溶融樹脂の流動性が悪化して、金型キャビティ内の全体
に均等に流動拡大されなくなり、所定の形状に成形され
ずショートショット等の外観不良が発生し、外観意匠性
が損なわれるという不具合が発生すること考えられる。
【0015】そこで、この発明は、このような事情に鑑
み、溶融樹脂温度はその流動性を十分考慮して、しかも
表皮材裏面発泡層の剥離を防止して、外観意匠性に優れ
た二色積層成型品の製造装置および成形方法を提供する
ことを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの第1の発明は、二色積層成形品の成形装置として、
モールドプレス成形用上金型および下金型が形成するキ
ャビティ内で溶融樹脂を所要形状に成形してなる樹脂芯
材と、この樹脂芯材のモールドプレス成形時に、樹脂芯
材の表面の一部に被覆する表皮材とから構成される積層
成形体の成形装置において、前記上金型又は下金型にお
ける前記表皮材側成形面とそれ以外の成形面とをそれぞ
れ別々に冷却する少なくとも一対の冷却水通路と、これ
ら冷却水通路の冷却水温度を別個に制御する温度制御手
段とを有することを特徴とするものである。
【0017】また、第2の発明は、二色積層成形品の成
形方法として、モールドプレス成形用上金型および下金
型が形成するキャビティ内で溶融樹脂を所要形状に成形
してなる樹脂芯材と、この樹脂芯材のモールドプレス成
形時に、樹脂芯材の表面の一部に被覆する表皮材とから
構成される積層成形体の成形方法において、成形時、前
記積層体成形時上金型又は下金型における前記表皮材側
成形面とそれ以外の成形面とをそれぞれ異なる温度の冷
却水で冷却するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0018】また、第3の発明は、二色積層成形品の成
形装置または成形方法として、前記上金型又は下金型に
おける前記表皮材側成形面を冷却する前記冷却水温度
を、それ以外の成形面における冷却水温度より低く設定
することを特徴とするものである。
【0019】
【作用】かかる構成により、上下金型の型締め後に上金
型又は下金型における表皮材側成形面は、低い温度で冷
却されて表皮材の裏面発泡層の剥離を防止し、表皮材側
成形面以外の成形面は高温に保持されて、溶融樹脂の流
動性を十分高めることとなる。
【0020】
【実施例】以下、本発明成形装置又は成形方法により製
造される二色積層成型品は、実施例として例えば、図1
および図2に示すような自動車用内装部材としてのドア
トリムである。
【0021】そこで、図1は、ドアトリムの斜視図、図
2は、図1のII−II線における断面図であり、ドア
トリム10は、所望の局面形状に成形された熱可塑性樹
脂である樹脂芯材11と、この樹脂芯材11の表面の一
部に貼着一体化された表皮材12とから大略構成されて
おり、樹脂芯材11は、タルク等の充填材を混入したポ
リプロピレン樹脂を素材としてモールド成形されたもの
で、表皮材12は、塩化ビニルシートからなるトップ層
12aと、その裏面に裏打ちされたポリプロピレンフォ
ーム等からなる発泡層12bとで形成され、このモール
ド成形時に、樹脂芯材11の表面側の一部に一体貼着さ
れることとなる。更に、表皮材12の下線に沿う見切り
ライン13に沿って、樹脂芯材11に木目込み溝14を
形成し、この木目込み溝14内に表皮材12の端末を木
目込み処理しており、樹脂芯材11は、表皮材12が被
覆されたアッパー部分Aと被覆されていないロア部Bと
の二色成形体としているのである。また、見切りライン
13部位に設けた木目込み溝14の他にも、木目込み溝
15が形成されて、表皮材12の中央部等に位置する中
接ぎ装飾シート12dの端末を表皮材12と共に木目込
み処理している。
【0022】一方、上記のようなドアトリム10は、図
3および図4に示すような成形装置により成形されたも
のである。
【0023】即ち、図3は、本発明の実施例を示す成形
装置の平面図であり、図4は、図3のIV−IV線による縦
断面図である。
【0024】この成形装置は、樹脂芯材11のモールド
成形前に予め真空成形型等他の手段により予備成形され
た表皮材12を真空吸引等によりセットするモールド成
形用上金型20と、樹脂芯材11の素材である溶融樹脂
Mが分配供給されるモールドプレス成形用下金型30と
を有して、構成されている。
【0025】また、上下金型20及び/又は30におけ
る成形面近傍内部には、冷却水通路40及び50が配設
されている。これら冷却水通路40と50は、それぞれ
ドアトリム11の成形用金型キャビティ60を木目込み
溝14からアッパー部分Aに相当する表皮材側成形面6
1とロア部分Bに相当するそれ以外の樹脂芯材単味側成
形面62に区画して、表皮材側成形面61側に冷却通路
40を、樹脂芯材単味側成形面62側に冷却水通路50
が配置されている。
【0026】そして、これら冷却水通路40及び50
は、入口41,51が冷却水供給配管71,72によっ
て、リザーバータンク80に連通しており、出口42,
52は、冷却水戻し配管73,74によってリザーバー
タンク80に連通している。
【0027】前記冷却用配管71,72のは、リザーバ
ータンク81に至る間において、冷却水通路40及び5
0の入口41,51側から温度制御手段90、ポンプ8
2が順次配置されている。
【0028】温度制御手段90は、冷却水通路40と5
0にリザーバータンク81からポンプ82によって供給
される冷却水温度を、それぞれ独立して制御するもので
ある。
【0029】以上のような成形装置を用いて二色積層成
形品を成形する場合の成形方法について次に説明する。
この方法を実施するに際し、表皮材12のトップ層12
aには、厚さ0.6mmのPVCシートを使用し、発泡層
12bとしては、15倍発泡のポリエチレンフォーム
(厚さ3.0mm)を用いた。また、溶融樹脂Mとして
は,メルトインデックス値100以上のポリプロピレン
樹脂に、全重量に対して10重量部以下、好ましくは5
〜10重量部のタルクを混入したものを用いた。
【0030】そしてまず、モールドプレス成形用上下金
型20,30を型開きした状態で、所要形状にプレフォ
ームされた表皮材12をトップ層12aを上側にして上
金型20の成形面上にセットする。
【0031】この時、上金型20の表皮材12設置箇所
には、真空吸引等により表皮材12を適性位置で密着保
持させている。
【0032】その後、表皮材12をセットした上型20
が所定ストローク下降動作して、上下金型20,30の
型間クリアランス10〜50mmも到達した段階で、上金
型20が一旦停止する(図4の状態)。
【0033】そして、射出成形機等の溶融樹脂供給装置
82より、溶融樹脂Mが型面30所定箇所に分配供給さ
れる。なお、溶融樹脂Mは、溶融樹脂供給装置82によ
って表皮材12の裏面側にのみ供給されるようにして、
フローマーク等が樹脂芯材単味側成形面62の表面に表
出しないようになっている。
【0034】その後、上金型20が芯材が所定の厚さに
なるように設定された下死点まで更に下降して、樹脂芯
材11を所要形状にモールド成形すると共に、樹脂芯材
11の表面側の一部に表皮材12を一体貼着して、モー
ルド成形工程を完了する。
【0035】このモールド成形工程において、成形用金
型キャビティ60の表皮材側成形面61側と樹脂芯材単
味側成形面62側とは、冷却通路40と冷却通路50
に、温度制御手段90によって別々に温度制御された冷
却水によって、別々に冷却されることとなる。
【0036】そして、本発明における表皮材を、例えば
自動車用ドアトリムに使用する場合の最適なものとし
て、その商品性とコストの両面を満足する観点から、鋭
意検討した結果、表1に示すような表皮材を最適なもの
と判断した。
【0037】
【表1】 すなわち、表皮材12のトップ層12aの厚さは、コス
ト面で選択すると、薄い方が良いのであるが、型成形に
当たって、展開率が大きな部位においては、表皮が切れ
て、樹脂芯材11を形成する溶融樹脂Mが切れ目から表
面に漏れる現象が出て、成形性を悪くした。また、トッ
プ層12aに装飾の観点から、「シボ模様」をつけるこ
とをするが、この「シボ模様」が浅くなったり、流れて
シボ模様とならない場合が出て、商品性に問題を残し
た。また反面、トップ層12aの板厚を厚くすると、展
開率の大きな部位の正形成は良好となり、しかも、良好
な「シボ模様」が形成されたが、コスト面で高価なもの
となってしまう。そこで、コスト及び商品性の両面か
ら、上記実施例では、トップ層12aの板厚を、表1に
示すごとく、0.5〜0.6mmのものが最適であるとし
た。
【0038】また、発泡層の厚さは、コスト面から選択
すると、やはり薄い方が良いのであるが、あまり薄過ぎ
ると、堅くクッション性に欠けて感触を悪くし、アバタ
等の成形上の問題が出て、商品性に難点が出てきた。ま
た、発泡層12bを厚くすると、柔らかになりクッショ
ン性を高め、また断熱効果を大とすることから、アバタ
等の発生も少なくなり、商品性を高めたのであるが、コ
ストの面で高価なものとなってしまう。そこで、上記実
施例では、発泡層12bの板厚を、表1に示すように、
3〜5mmのものを選択した。これによると、表皮材12
を、樹脂芯材11の成形と同時に行う同時成形の場合、
3〜5mmの発泡層12bを使用すると、その一部が熱等
で溶けても、残厚が最低でも、1.5mm確保できて、ク
ッション性を悪化させることはなかった。また、表皮材
12を予め賦形しておく予備賦形の場合、樹脂芯材11
の成形時に、表皮材12を上型に吸引して真空成形する
と、展開率の大きな部位は、真空成形後の残圧が、2mm
位で良く、これにより、予備賦形した表皮材12の発泡
層12bにおいて、樹脂芯材11を形成する溶融樹脂M
の流動性が良好となり、剥離等を起こさなかった。
【0039】次に、発泡層12bの発泡率であるが、こ
れをコスト面から選択すると、発泡率は高い方が良い
が、あまり高いと、樹脂芯材11への底づき感があり、
しかも剥離現象が出やすく、アバタ等が多く発生するよ
うになった。逆に、発泡率を低くすると、アバタ等が出
にくくなる反面、それだけ堅くなって、クッション性に
欠け、しかもコスト面で不利となってしまう。そこで、
発泡層12bの発泡率を、表1に示すように、15〜2
5倍発泡のものを選択した。そして、この選択に当たっ
て、アバタの発生率の観点から、発泡層12bの発泡率
を種々検討したが、発泡率が低いと、発泡層12bを構
成しているセルが適当に小さく、単位面積当たりのセル
同士が作る壁が多く強度性の富み、発泡率を高くする
と、強度性が悪化することから、アバタの発生が多くな
るのである。また、アバタの発生は、セルの破壊により
起こるものであるが、発泡倍率が小さいと、セルが小さ
くなって、発泡率の高い発泡層の大きなセルと同じ数だ
け、成形時につぶれてたとしても、その分発泡層12b
の表面のへこむ量が小さくて済むこととなる。このよう
な検討をする中で、樹脂芯材11における木目込み溝構
成部位の板厚5を、その他の部位の一般板厚6に比して
厚くして構成すると共に、商品性及びコスト面から表1
に示す発泡率を選択した結果、特に二色積層成形体であ
る例えば自動車用ドアトリム等の内装材として最適なも
のを提供できるに至ったのである。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明において
は、上下金型の型締め後に上金型又は下金型における表
皮材側成形面は、低い温度で冷却されて表皮材の裏面発
泡層の剥離を防止して、アバタや膨れの発生を防止で
き、また、表皮材側成形面以外の成形面は高い温度に保
持されて、溶融樹脂の流動性を十分高めて、常に所定の
形状に成形されて外観不良を起こさず、外観意匠性が向
上するという効果を発揮することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例により成形された自動車用ド
アトリムの正面斜視図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】本発明の実施例による二色積層成形品の成形装
置の示す平面図である。
【図4】図3のIV−IV線における断面図である。
【図5】従来の二色積層成形品の成形装置の図4に相当
する断面図である。
【符号の説明】
40 冷却水通路 50 冷却水通路 60 成形用金型キャビティ 61 表皮材側成形面 62 樹脂芯材単味側成形面 90 温度制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 31:58 (56)参考文献 特開 平5−212740(JP,A) 特開 昭63−11312(JP,A) 実開 昭64−27213(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/00 - 33/76 B29C 43/00 - 43/58

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールドプレス成形用上金型および下金
    型が形成するキャビティ内で溶融樹脂を所要形状に成形
    してなる樹脂芯材と、この樹脂芯材のモールドプレス成
    形時に、樹脂芯材の表面の一部に被覆する表皮材とから
    構成される積層成形体の成形装置において、前記上金型
    又は下金型における前記表皮材側成形面とそれ以外の成
    形面とをそれぞれ別々に冷却する少なくとも一対の冷却
    水通路と、これら冷却水通路の冷却水温度を別個に制御
    する温度制御手段とを備えたことを特徴とする二色積層
    成形品の成形装置。
  2. 【請求項2】 前記温度制御手段が、前記上金型又は下
    金型における前記表皮材側成形面を冷却する前記冷却水
    温度を、それ以外の成形面における冷却水温度より低く
    設定制御することを特徴とする請求項1記載の二色積層
    成形品の成形装置。
  3. 【請求項3】 モールドプレス成形用上金型および下金
    型が形成するキャビティ内で溶融樹脂を所要形状に成形
    してなる樹脂芯材と、この樹脂芯材のモールドプレス成
    形時に、樹脂芯材の表面の一部に被覆する表皮材とから
    構成される積層成形体の成形方法において、成形時に、
    前記積層体成形時上金型又は下金型における前記表皮材
    側成形面とそれ以外の成形面とをそれぞれ異なる温度の
    冷却水で冷却するようにしたことを特徴とする二色積層
    成形品の成形方法。
  4. 【請求項4】 前記上金型又は下金型における前記表皮
    材側成形面を冷却する前記冷却水温度を、それ以外の成
    形面における冷却水温度より低く設定することを特徴と
    する請求項3記載の二色積層成形品の成形方法。
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