JP3050470B2 - 構真柱の建て込み方法 - Google Patents

構真柱の建て込み方法

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JP3050470B2
JP3050470B2 JP5277577A JP27757793A JP3050470B2 JP 3050470 B2 JP3050470 B2 JP 3050470B2 JP 5277577 A JP5277577 A JP 5277577A JP 27757793 A JP27757793 A JP 27757793A JP 3050470 B2 JP3050470 B2 JP 3050470B2
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真次 松岡
正 山口
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、連続壁支持杭
に使用するPC構真柱やH形鋼とか鋼製材料による構真
柱を建て込む方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような構真柱を建て込む場合、従
来一般に、掘削穴内に、余盛量を含む設計レベルまでコ
ンクリートを打設した後、構真柱を1回で挿入し、その
構真柱の上部の水平精度および垂直レベルを確認して固
定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、構真柱
においては、その柱の途中箇所に梁を接続する梁継ぎの
仕口などが付設されているのが一般的であり、そのよう
な仕口などが邪魔になって構真柱を地上側に設けたガイ
ドで案内しながら挿入することができず、掘削穴内に打
設したコンクリートの天端に構真柱を挿入する直前で位
置決めすることが困難になり、建て込み精度が低下する
問題があった。また、打設コンクリートの抵抗も大き
く、所定レベルまでコンクリート内に構真柱を挿入する
ために手間を要するとともに、時にはコンクリートの抵
抗によって所定レベルまで挿入できない虞もあった。
【0004】そこで、最初に掘削穴内の最終挿入位置ま
で構真柱を挿入しておき、その後にコンクリートを最終
打設レベルまで打設することが考えられたが、打設に伴
うコンクリートの流動により構真柱の下端に水平方向の
力が加えられ、構真柱が水平方向に振れる欠点があっ
た。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、コンクリート打設に伴うコンクリート
の流動による影響少なく、構真柱を精度良く建て込むこ
とができるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構真柱の建て込
み方法は、上述のような目的を達成するために、掘削穴
内に、構真柱を最終的に打設するコンクリートのレベル
よりも所定量低く、かつ、最終挿入位置よりも所定量高
い位置まで挿入し、しかる後に、構真柱の下端に近い下
方位置までコンクリートを打設し、次いで、構真柱を打
設コンクリート内の最終挿入位置まで挿入し、その後
に、最終打設レベルまでコンクリートを打設することを
特徴としている。
【0007】
【作用】本発明の構真柱の建て込み方法の構成によれ
ば、コンクリートの打設を2回に分け、1回目の打設コ
ンクリートの天端近くまで予め構真柱を挿入しておき、
1回目のコンクリートの打設後に、その打設コンクリー
ト内の最終挿入位置まで構真柱を挿入し、その構真柱の
下端側を1回目の打設コンクリートに支持した状態で、
最終打設レベルまでコンクリートを打設することができ
る。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1は、本発明に係る構真柱の建て込み方
法を実施する現場におけるガイドトレンチの配置を示す
全体概略平面図であり、敷地1内に、躯体を支持する連
続壁支持杭を構築するためのガイドトレンチ2が設置さ
れている。
【0010】ガイドトレンチ2に沿って、先行ユニット
3と後行ユニット4とが交互に構築され、後行ユニット
4内の中央箇所に構真柱5が備えられている。
【0011】次に、上記構真柱5の建て込み方法につい
て、図面を用いて説明する。
【0012】先ず、図2の(a)の縦断面図に示すよう
に、後行ユニット穴6を掘削し、その後行ユニット穴6
内に、吊り下げ用接続部材7を接続した構真柱5を、最
終的に打設するコンクリートのレベルLeよりも所定量
低く、かつ、最終挿入位置Lsよりも所定量高い中間位
置Lmまで挿入する。
【0013】次いで、図2の(b)の縦断面図に示すよ
うに、ガイドトレンチ2上に昇降ガイド8を設置し、そ
の昇降ガイド8を吊り下げ用接続部材7に作用させるこ
とにより下降を案内するように構成するとともに、トレ
ミー管9により、構真柱5の下端位置(前述中間位置L
m)に近い下方位置までコンクリート10を打設する。
【0014】その後、図2の(c)の縦断面図に示すよ
うに、昇降ガイド8に沿わせて構真柱5をコンクリート
10内に突入させて最終挿入位置Lsまで下降する。
【0015】しかる後、図3の(a)の縦断面図に示す
ように、昇降ガイド8に代えて、ガイドトレンチ2と構
真柱5との間に振れ止め部材11を設け、その状態で、
トレミー管9により、最終レベルLeまでコンクリート
10を打設し、その後に、図3の(b)の縦断面図に示
すように、トレミー管9を撤去するとともに、構真柱5
の上端レベルに近い位置まで土砂12を埋め戻す。
【0016】次いで、図4の(a)の縦断面図に示すよ
うに、振れ止め部材11を外すとともに構真柱5から吊
り下げ用接続部材7を取り外し、その後に、図4の
(b)の縦断面図に示すように、後行ユニット穴6の上
端まで土砂12を埋め戻し、構真柱5の建て込みを完了
する。
【0017】上述の構真柱5を1回目に挿入する中間位
置Lmとしては、コンクリート10中に挿入しやすく、
かつ、挿入した後において、先に打設したコンクリート
10で構真柱5の下端側を支持し、後でのコンクリート
10の打設に伴う流動に対して振れることが無いように
するうえから、最終挿入位置Lsよりも、コンクリート
10の最終打設レベルLeから最終挿入位置Lsを引い
た深さの約40%程度上方に位置するように設定するのが
好ましい。
【0018】上記実施例では、構真柱5としてH形鋼を
建て込む場合について図示したが、本発明としては、上
述のようなH形鋼の建て込みに限らず、例えば、PC構
真柱によるものとか鋼製材料の構真柱など各種の構真柱
の建て込みに適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構真柱の
建て込み方法によれば、コンクリートの打設を2回に分
け、1回目の打設コンクリートの天端近くまで予め構真
柱を挿入するから、その位置において、仕口などに邪魔
されずに構真柱の水平位置決めを行うことができる。そ
して、1回目のコンクリートの打設後に、その打設コン
クリート内の最終挿入位置まで構真柱を挿入するから、
最終打設レベルまで打設したコンクリート内に1回で挿
入する場合に比べて挿入量が小さく、打設コンクリート
の抵抗を受けても最終挿入位置まで構真柱を容易に挿入
できる。
【0020】そのうえ、1回目の打設コンクリート内に
下端部を挿入した状態で2回目のコンクリートの打設を
行うから、その打設に伴うコンクリートの流動力を受け
ても、構真柱が振られることを抑制でき、コンクリート
打設に伴うコンクリートの流動による影響少なく、構真
柱を精度良く建て込むことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構真柱の建て込み方法を実施する
現場の概略を説明する全体概略平面図である。
【図2】本発明に係る構真柱の建て込み方法を説明する
概略縦断面図である。
【図3】本発明に係る構真柱の建て込み方法を説明する
概略縦断面図である。
【図4】本発明に係る構真柱の建て込み方法を説明する
概略縦断面図である。
【符号の説明】
5…構真柱 6…後行ユニット穴 10…コンクリート 12…土砂 Lm…中間位置 Le…最終打設レベル Ls…最終挿入位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 正 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式 会社 竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 原 博 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式 会社 竹中工務店 大阪本店内 (56)参考文献 特開 昭51−13113(JP,A) 特開 平4−281916(JP,A) 特開 平4−261916(JP,A) 特開 昭49−96505(JP,A) 実開 平3−11757(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/045 - 29/055 E02D 13/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削穴内に、構真柱を最終的に打設する
    コンクリートのレベルよりも所定量低く、かつ、最終挿
    入位置よりも所定量高い位置まで挿入し、しかる後に、
    前記構真柱の下端に近い下方位置までコンクリートを打
    設し、次いで、前記構真柱を打設コンクリート内の最終
    挿入位置まで挿入し、その後に、最終打設レベルまでコ
    ンクリートを打設することを特徴とする構真柱の建て込
    み方法。
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