JP3049184B2 - 蒸気供給使用システム - Google Patents
蒸気供給使用システムInfo
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Description
の蒸気を使用する蒸気使用設備とこれら蒸気使用設備に
蒸気を供給する複数の蒸気発生手段を含む蒸気発生設備
とからなる蒸気供給使用システムに関するものである。
は、蒸気使用設備への蒸気供給の制御、即ち蒸気供給路
に設けた蒸気バルブの制御と、蒸気発生側設備の蒸気発
生手段の台数制御は独立して行うのが一般的であった。
そして従来のシステムの蒸気発生側設備における蒸気使
用設備としては、生産のために温度維持が必要で短時間
でも蒸気の供給を停止や圧力停止が許されないもの、暖
房機等等のように短時間であれば蒸気の供給を停止して
も影響の少ないものがある。一般に、蒸気発生設備はこ
れらの蒸気使用設備の総負荷(総使用蒸気流量)に対す
る総蒸気発生量は余裕をもって設計される。
た従来の蒸気供給使用システムにおいては、ある蒸気発
生手段の異常発生時に他の蒸気発生手段へ切り替える
時、又複数の蒸気供給路を同時に開く時等において、一
時的な圧力降下を生じる。こうした圧力降下が大幅にな
ると上述のような厳密な蒸気供給管理を必要とする蒸気
使用設備に対して悪影響を及ぼすという課題があった。
解決することを目的としてなされたものであって、請求
項1の発明は、複数の蒸気使用設備と、複数の蒸気発生
手段と、この蒸気発生手段から出力される蒸気を集合さ
せる蒸気集合部と、この蒸気集合部から分岐し前記蒸気
使用設備に蒸気を供給する複数の蒸気供給路と、各蒸気
使用設備への蒸気供給を制御する複数の蒸気バルブと、
前記蒸気集合部の蒸気圧力に応じて蒸気発生手段の運転
台数を制御する台数制御手段と、前記蒸気バルブの開閉
の優先順位情報を設定する第1設定手段と、この設定手
段により設定された優先順位情報を記憶する記憶手段
と、前記蒸気バルブの開閉情報とその開閉時刻情報を含
むバルブ開閉情報を設定する第2設定手段と、この設定
手段により設定された前記バルブ開閉情報を記憶する記
憶手段と、前記蒸気集合部の蒸気圧力が予め設定の所定
基準圧力以下の時に前記蒸気発生手段による蒸気発生量
に対し前記蒸気使用設備による使用蒸気流量が大きい相
対的蒸気発生量不足と判定する蒸気発生量不足判定手段
と、この蒸気発生量不足判定手段により相対的蒸気発生
量不足が判定された時前記憶手段に記憶されたバルブ開
閉情報及び優先順位情報に基づき蒸気バルブを優先順位
の低いものから閉じ、前記相対的蒸気量不足が解消され
ると閉じた蒸気バルブを開くバルブ制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
足が判定されると、優先順位の低い蒸気バルブから閉じ
られるので、優先順位の高い蒸気バルブは開状態が保た
れ、支障無く蒸気使用設備に必要な蒸気が供給される。
使用システムを図面に基づいて説明する。図1におい
て、1は蒸気発生手段としての複数台の蒸気ボイラで、
それぞれ水を蒸気化する為の加熱手段としての燃焼装置
2を備えている。図示の例ではボイラ1は貫流型の蒸気
ボイラを用い、燃焼装置2としてはガスバーナ油焚きバ
ーナ等を用い、燃焼装置2がそれぞれ停止、低燃焼(低
燃)状態、高燃焼(高燃)状態をとり、蒸気ボイラ1と
しては出力停止状態、低出力状態、高出力状態の3つの
出力状態をとりうるよう構成されている。各ボイラの出
力特性、即ち低燃時蒸発量、高燃時蒸発量はそれぞれR
L1,RH1(単位はkg/h)であり、本実施例では
RH1≒2×RL1とするが、これに限定されない。
尚、蒸発量と蒸気発生量とは同義である。
号を入力してから燃焼を開始する迄、厳密には起蒸する
迄、プレパージ(掃気)、点火等の為に所定の時間T秒
を要する遅延起動特性を有している。尚、ボイラの種類
は蒸気を発生するものであれば良く、貫流型以外の水管
型や炉筒型等の蒸気ボイラを用いることができ、加熱手
段としても燃焼装置以外の誘導加熱手段、電気ヒータに
よる加熱手段等を用いることが出来る。
図示の例では同じ出力仕様の4台が併設され、各ボイラ
1の蒸気出力路3・・・は共通の蒸気集合部としての蒸
気ヘッダ4に接続され、このヘッダ4から蒸気供給路
(蒸気ライン)6A,6B,6Cが分岐接続され複数の
蒸気使用設備5A,5B,5Cへ蒸気を供給するように
構成される。各蒸気供給路にはそれぞれの蒸気の流通、
ひいては対応する蒸気供給設備への蒸気供給をON,O
FF制御する蒸気バルブ7A,7B,7Cを設けてい
る。尚、蒸気使用設備としては暖房機、蒸気を直接使用
する食品機械設備、工場設備等が含まれる。これら蒸気
供給路6A,6B,6Cの使用時蒸気情報としては最大
蒸気流量、最低蒸気流量、バルブ開閉に関する優先順位
情報があるが、図2に示すように各最大蒸気流量はそれ
ぞれRHa,RHb,RHc(単位はkg/h)、各最
低蒸気流量はRLa,RLb,RLc(単位はkg/
h)であり、優先順位情報は2、1、3でバルブを開く
蒸気供給の優先順位を示し、バルブを閉じる優先順位は
その逆となる。これらの蒸気流量情報は予め経験的又は
計算上求められ、優先順位情報は使用蒸気設備の種類及
びその設備が要求する蒸気圧力等の仕様を考慮して定め
られる。
体的には蒸気ヘッダ4の内部の蒸気圧力の変動として検
出する負荷変動検出手段としての圧力センサ、9はマイ
クロコンピュータ等からなる台数制御装置で、例えば圧
力センサ8の検出圧力がある一定制御幅の目標蒸気圧力
PCとなるように、予め定めた起動、停止優先順位に従
い蒸気ボイラ1の運転台数を制御する。この制御方法は
周知のもので、例えば特公昭60−42363号公報に
示される。前記運転台数制御とは、この実施例では蒸気
ボイラ1・・・の停止、低燃焼、高燃焼の台数を制御を
意味する。
・・の運転優先順位、即ち、4台の蒸気ボイラの起動優
先順位(今の場合停止優先順位は逆とする)、低燃時蒸
発量、高燃時蒸発量、現時点の出力状態、現時点で停止
から低出力へ移行中かどうかの遅延起動情報を記憶する
第2記憶手段で、台数制御装置9の中央処理部(図示し
ない)により読み書きが制御される。S1は運転優先順
位などの情報を設定する第1設定手段である。
ルブ制御装置で、予め記憶した処理手順に従い蒸気バル
ブ7A,7B,7Cの開閉を制御する。S2は前記蒸気
供給路6A,6B,6Cの各最大蒸気流量RHa・・
・、最低蒸気流量RLa・・・、使用優先順位情報(バ
ルブ開閉優先順位情報)を含む使用時蒸気情報とバルブ
開閉情報等の制御情報を手動により設定する第2設定手
段、M2は第2設定手段S2により設定された使用時蒸
気情報及び現時点における蒸気バルブの開閉(ON−O
FF)状態、開いているバルブを一時的に閉止状態とし
たかどうかの閉処理情報等を記憶する第2記憶手段で、
その記憶内容はバルブ開閉情報に基づいて蒸気供給路の
最大蒸気流量と最低蒸気流量情報等の使用時蒸気情報が
読み出せるように例えば図2の様なテーブル形式で記憶
している。
バルブ開閉情報を記憶する第3記憶手段で、図4に示す
ように設定のバルブ開閉情報は各蒸気バルブ7A,7
B,7CのON(開放)又はOFF(閉止)の開閉状態
情報と開閉時刻情報とからなり、各蒸気バルブに対して
設定時刻となると開閉情報が伝送され、これにより各蒸
気バルブは開閉制御される。時刻設定が無い場合はバル
ブ開閉情報は直ちに各蒸気バルブへ伝送される。
する。先ず、システム立ち上げ時に台数制御装置9の第
1設定器S1を用いて、各蒸気ボイラ1の起動優先順
位、低燃蒸発量、高燃蒸発量を入力し、第1記憶手段M
1に記憶させる。又、バルブ制御装置10の第2設定器
S2を用いて、使用時蒸気情報を入力し、第2記憶手段
M2に記憶させておくと共に、必要なときにバルブ開閉
情報を入力し、第3記憶手段M3に記憶させる。
ップSNを意味する)において、センサ8による検出圧
力が所定の最低基準圧力P0(<目標蒸気圧力PC)以
上かどうかを判定する。ここでNOが判定される、即
ち、蒸気ボイラ1の運転台数状況に基づく現在蒸気発生
(出力)量に対し蒸気使用設備の使用蒸気流量が大きい
ことにより生ずる相対的蒸気発生量不足が判定される
と、S2へ移行して現在開いている蒸気バルブの中で優
先順位の低い蒸気バルブを閉じ、第2記憶手段M2へ閉
じたことを示す閉処理情報「1」を記憶する。閉じるバ
ルブが存在しない時はS1へ戻る。S2の後処理はS3
へ移行し、検出圧力が最低基準圧力以上かどうかを判定
する。ここではある一定短時間を設定し、その時間内に
検出圧力が所定基準圧力P0に到達かどうかを判定す
る。NOの場合、S2へ戻り、次に優先順位の低い(先
程閉じたバルブより優先順位は高い)蒸気バルブを閉じ
る。S2で蒸気バルブを開くことにより蒸気圧が回復
し、S3でYESが判定されると、S4でS2にて先程
閉じた蒸気バルブを優先順位の高いものから開く。開い
たあと、第2記憶手段の閉処理情報を元の「0」に戻
す。次いで、S5で検出圧力の勾配が下降を示している
かどうかを判定する。YESの場合、S5に止まり、N
Oの場合、S6で開くべきバルブ、即ちS2で閉じた蒸
気バルブの中でまだ開いていないバルブが存在するかど
うかを図2の閉処理情報で判断する。S6の判定がNO
場合S3へ戻り、S4の次に優先順位の高い(先程開い
たバルブより優先順位は低い)バルブの開放処理を行
う。YESの場合、S1へ戻る。S1でYESが判定さ
れると、S7へ移行しバルブ制御装置10によるバルブ
開閉指示が有ればその指示どおりの開閉を行いS1へ戻
る。尚、S1,S5の判定は検出蒸気圧力>所定基準圧
力でも良い。
(発生)量の一時的過不足を検出することで、不足時に
は、優先順位の低い蒸気バルブを閉じて、蒸気圧力の回
復を図り、蒸気圧力が回復すると閉じた蒸気バルブを開
くことで元通りの開閉状態として必要とする蒸気使用設
備へ蒸気を必要な蒸気圧を維持して供給することができ
る。
説明する。図6に示すのものは図1のバルブ制御装置1
0により行われる異なる処理手順で、図5と比較すると
S11はS1に、S12はS2に、S13はS3に、S
14はS4に、S15はS6に、S17はS7にそれぞ
れ相当し、図5と同様であるので説明は省略する。図5
で図4と異なるところはS11(図5ではS1)で相対
的蒸気発生量が不足が無いと判定された場合の処理にお
いて、S17の前にS16の処理を加えた点である。即
ち、S11において相対的蒸気発生量の不足が無いと判
定されると、S16へ移行しここでは図2の蒸気バルブ
の開閉状態から最低蒸気流量の総和(図2の場合RLa
+RLb)を演算し、図3の蒸気ボイラの燃焼状態から
現在蒸発量の総和(図3の場合RL1+RL2)を演算
し、現在蒸発量の総和<最低蒸気流量の総和であって且
つ蒸気圧力の勾配が下降中(負)であるという条件が満
たされるかどうかを判定する。尚、蒸気圧力の勾配はセ
ンサ8の検出圧力の時間的変化を演算することで求め
る。S16でYESの判定、即ち現在の蒸気供給量がバ
ルブの開閉状態から相対的に不足しており、圧力が降下
している時はS12へ移行し、上述したS12〜S15
の蒸気圧力回復の処理を行う。その間に台数制御装置1
0が運転台数を増加することにより、S16にてNOが
判定されると、S17へ移行する。ここではバルブ制御
装置10によるバルブ開閉指示が有ればその指示どおり
の開閉を行いS11へ戻る。この実施例では、S11の
処理による相対的蒸気発生量の不足判定を更に厳密に行
うためにS16の相対的蒸気発生量の不足判定を加えた
もの言うことができ、この処理の追加により蒸気発生量
の過不足がよりきめ細かく検出され蒸気使用設備への供
給蒸気圧力が所定基準圧力以下となるおそれが減少す
る。
説明する。図7に示すのものは図1のバルブ制御装置1
0により行われる異なる処理手順で、図5と比較すると
S21はS1に、S22はS22に、S23はS3に、
S24はS4に、S25はS6に、S30はS7にそれ
ぞれ相当し図5と同様であるので説明は省略する。図7
で図6と異なるところはS21(図5ではS1)で相対
的蒸気発生量が不足が無いと判定された場合の処理にお
いて、S30の前にS26〜S29の処理を加えた点で
ある。即ち、S21において相対的蒸気発生量の不足が
無いと判定されると、S26へ移行し圧力が降下中(圧
力勾配が負)かどうかを判定する。YESが判定される
と、S27へ移行し現在検出圧力と現在圧力勾配を基に
所定基準圧力P0に到達する迄の基準圧力到達時間を演
算する。次いで、S28では図3から現時点で遅延起動
が指示がなされている蒸気ボイラが有るかどうかを判定
する。YESが判定されるとS29においてS27で求
めた基準圧力到達時間と遅延時間(停止中のボイラ起動
指示時点から現時点迄の経過時間を上記時間Tから差し
引いた時間)とを比較し、遅延時間>基準圧力到達時間
の場合はS22へ移行し、S22〜S25の蒸気圧力回
復の処理を行う。S29でNOが判定された場合、又S
28又はS26でNOが判定されると、S30へ移行し
バルブ制御装置10によるバルブ開閉指示が有ればその
指示どおりの開閉を行いS11へ戻る。尚、S29の判
定は遅延時間≧基準圧力到達時間であっても良い。この
実施例では、S26〜S29の処理、即ち、蒸気ボイラ
の遅延起動による一時的な相対的蒸気発生量の不足判定
の処理を加えることで、遅延起動により供給蒸気圧力が
最低基準圧力以下となるおそれが減少する。
ではなく、優先順位の低いバルブから閉じ、蒸気圧力が
回復した後のバルブ開放処理は閉止と逆の優先順位に従
い行うことが望ましいが、優先順位を無視して行っても
良い。
数をセンサ8の検出圧力と目標蒸気圧力PCとにより制
御する制御手段を備えているが、この手段に加えてバル
ブ制御装置10の図5に示すようなバルブ開閉に関連す
る各蒸気供給路の使用時蒸気情報(最低蒸気流量、最大
蒸気流量)を設定手段S2により設定し、この設定手段
により設定された使用時蒸気情報を記憶手段M2に記憶
し、伝送ライン11を介して受信のバルブ制御手段10
からのバルブ開閉情報に従い得た前記使用時蒸気情報を
基に複数の蒸気ボイラの運転台数初期値(各蒸気供給路
の最低流量情報の総和を基に演算した低出力状態として
おく蒸気ボイラの運転台数初期値と各蒸気供給路の最大
流量情報の総和を基に演算した蒸気発生手段の最大運転
台数初期値とを含む)を演算して蒸気ボイラの運転台数
を制御する制御手段を加えたものも本発明の実施例に含
まれる。
バルブを制御するバルブ制御装置10からのバルブ開閉
情報を基に運転台数が直接的に演算され台数制御装置9
により蒸気ボイラ1の運転が制御されて、使用蒸気負荷
の変化に対して応答性良く供給蒸気量が制御される。
又、設定手段S2により使用時蒸気情報としての蒸気流
量を予め設定しておくことで、各蒸気供給路の蒸気バル
ブを制御するバルブ制御装置10からのバルブ開閉情報
に基づいて記憶手段M2から読み出された蒸気流量を基
に蒸気ボイラ1の運転台数初期値が演算され、演算され
た運転台数初期値を基に台数制御装置9により蒸気ボイ
ラ1の運転が初期制御されると共に実際の負荷による蒸
気圧力などの蒸気状態に基づき運転台数初期値が補正さ
れ、使用蒸気負荷の変化に対して応答性良く供給蒸気量
が制御される効果が有る。
り使用時蒸気情報として蒸気流量の最低流量情報を予め
設定しておくことで、各蒸気供給路の蒸気バルブを制御
するバルブ制御装置10からのバルブ開閉情報に基づい
て記憶手段M2から読み出された最低流量情報を基に低
出力状態としておく蒸気ボイラ1の運転台数初期値が演
算され、演算された運転台数初期値を基に台数制御装置
9により蒸気ボイラ1の運転が初期制御されると共に実
際の負荷変動による蒸気圧力などの蒸気状態に基づき運
転台数初期値が補正され、使用蒸気負荷の変化に対して
応答性良く供給蒸気量が制御される効果が有る。
り使用時蒸気情報として蒸気流量の最大流量情報を予め
設定しておくことで、各蒸気供給路の蒸気バルブを制御
するバルブ制御装置10からのバルブ開閉情報に基づい
て記憶手段M2から読み出された最大流量情報を基に蒸
気ボイラ1の最大運転台数が演算され、演算された最大
運転台数を基に台数制御装置10により運転される蒸気
ボイラ1の運転台数が制限され、必要以上の台数の蒸気
ボイラ1の運転が抑制される効果が有る。
御装置10と台数制御装置9とを機械的、電気的に一体
化したシステムも含まれる。こうした場合、制御装置の
小型化、記憶手段の量的削減などが実現できる。
き運転台数を制御しているが、蒸気圧力に代えて蒸気温
度を検出するように構成したものも本発明の実施例とし
て含まれる。
OFF式の2位置式のものを用いているが、開閉度が複
数段階又は比例的に制御できる蒸気バルブを用いたシス
テムもにも本発明は適用可能である。又、本発明の実施
例として複数の蒸気ボイラの蒸発量を異ならせたものを
用いたシステム、蒸発量を比例制御できる蒸気ボイラを
用いたシステムも含まれる。更に、上記実施例では蒸気
バルブを蒸気供給路に設けているが、蒸気使用設備に設
けたシステムにも本発明は適用可能である。
る遅延時間は主にプレパージに要するものであるが、各
蒸気ボイラ1に蒸気圧力検出器(図示しない)を設け、
起動しようとしているボイラの蒸気圧力検出器による検
出圧力から所定圧力に達するのに要する予想時間をこの
プレパージに要する時間に加えたものを遅延時間として
もよい。こうした構成により、遅延時間をより詳細に把
握うえで遅延起動による圧力低下を減ずることができる
効果がある。
優先順位に関して、システム起動時の優先順位とシステ
ム起動後の優先順位を異ならせてもよい。これは蒸気供
給設備の種類によっては、最初の起動時蒸気の供給を遅
らせても良いが、一旦蒸気供給後は圧力の維持が重要と
なるような設備がある。こうした設備に対応する蒸気バ
ルブの開放優先順位は起動時低く、起動後高く設定す
る。こうした方法によりより使用設備を考慮したバルブ
開閉制御が行える効果がある。
蒸気発生手段の異常発生時他の蒸気発生手段へ切り替え
る時等に、一時的な圧力降下を生じても、優先順位の低
い蒸気バルブの閉止により供給蒸気圧力の回復を実現で
き、厳密な蒸気供給管理を必要とする蒸気使用設備に対
して悪影響を及ぼすおそれを減ずることができる等効果
が大きい。
である。
示す図である。
を示す図である。
を示す図である。
一例を示す図である。
他の実施例を示す図である。
他の実施例を示す図である。
蒸気ボイラ 4
蒸気ヘッダ 5A,5B,5C
蒸気使用設備 6A,6B,6C
蒸気供給路 7A,7B,7C
蒸気バルブ 8
センサ 9
台数制御装置 10
バルブ制御装置 M1,M2,M3
記憶手段 S1,S2
設定手段
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の蒸気使用設備と、複数の蒸気発生
手段と、この蒸気発生手段から出力される蒸気を集合さ
せる蒸気集合部と、この蒸気集合部から分岐し前記蒸気
使用設備に蒸気を供給する複数の蒸気供給路と、各蒸気
使用設備への蒸気供給を制御する複数の蒸気バルブと、
前記蒸気集合部の蒸気圧力に応じて蒸気発生手段の運転
台数を制御する台数制御手段と、前記蒸気バルブの開閉
の優先順位情報を設定する第1設定手段と、この設定手
段により設定された優先順位情報を記憶する記憶手段
と、前記蒸気バルブの開閉情報とその開閉時刻情報を含
むバルブ開閉情報を設定する第2設定手段と、この設定
手段により設定された前記バルブ開閉情報を記憶する記
憶手段と、前記蒸気集合部の蒸気圧力が予め設定の所定
基準圧力以下の時に前記蒸気発生手段による蒸気発生量
に対し前記蒸気使用設備による使用蒸気流量が大きい相
対的蒸気発生量不足と判定する蒸気発生量不足判定手段
と、この蒸気発生量不足判定手段により相対的蒸気発生
量不足が判定された時前記憶手段に記憶されたバルブ開
閉情報及び優先順位情報に基づき蒸気バルブを優先順位
の低いものから閉じ、前記相対的蒸気量不足が解消され
ると閉じた蒸気バルブを開くバルブ制御手段とを備えた
ことを特徴とする蒸気供給使用システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6030904A JP3049184B2 (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 蒸気供給使用システム |
JP13134998A JPH11108302A (ja) | 1994-02-01 | 1998-04-24 | 蒸気供給使用システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6030904A JP3049184B2 (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 蒸気供給使用システム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP13134998A Division JPH11108302A (ja) | 1994-02-01 | 1998-04-24 | 蒸気供給使用システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07217808A JPH07217808A (ja) | 1995-08-18 |
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Family
ID=12316718
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6030904A Expired - Lifetime JP3049184B2 (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 蒸気供給使用システム |
JP13134998A Pending JPH11108302A (ja) | 1994-02-01 | 1998-04-24 | 蒸気供給使用システム |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13134998A Pending JPH11108302A (ja) | 1994-02-01 | 1998-04-24 | 蒸気供給使用システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (2)
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JP6289119B2 (ja) * | 2014-01-22 | 2018-03-07 | 株式会社サムソン | 送気弁を持った多缶設置ボイラ |
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---|---|---|---|---|
JPS6040761B2 (ja) * | 1980-01-29 | 1985-09-12 | 株式会社東芝 | 補助蒸気制御システム |
JPH08563Y2 (ja) * | 1988-06-20 | 1996-01-10 | 三浦工業株式会社 | 三位置制御式ボイラー自動台数制御装置 |
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1994
- 1994-02-01 JP JP6030904A patent/JP3049184B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1998
- 1998-04-24 JP JP13134998A patent/JPH11108302A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH11108302A (ja) | 1999-04-23 |
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