JP3048970B2 - 固定装置および被加工材搬送用治具 - Google Patents

固定装置および被加工材搬送用治具

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JP3048970B2
JP3048970B2 JP9214372A JP21437297A JP3048970B2 JP 3048970 B2 JP3048970 B2 JP 3048970B2 JP 9214372 A JP9214372 A JP 9214372A JP 21437297 A JP21437297 A JP 21437297A JP 3048970 B2 JP3048970 B2 JP 3048970B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば大型ジェッ
ト機の機体を構成するフレームの製造に際して用いられ
る技術に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】大型ジェット機の機
体、例えば胴体部分は、図19に示すごとく、所定の間
隔で配列された環状フレーム51と、この環状フレーム
51に取り付けられたスキン(外板)52とからなる。
このうち環状フレーム51は、3〜4個の部材から構成
される。以下では、環状に連結されて環状フレーム51
となる3〜4個の部材それぞれをフレームと呼ぶ。
【0003】図20及び図21に、このフレームの一例
を示す。但し、図20はフレームの平面図、図21は図
20におけるX−X線での断面図である。ここに挙げた
フレームは胴体部分の腹側に配置されるものであり、フ
レーム本体(主材)53とコード(副材)54とからな
る。このうち、コード54は、フレーム本体53の外縁
部、つまりスキンが存在する側の縁部に設けられ、スキ
ンの取り付けに利用されるほか、フレーム強度を高める
役割を果たす。
【0004】さて、上述したフレーム本体やコードは、
アルミニウムを主成分とする合金から構成されている。
したがって、接合に溶接を用いると、熱歪みにより所要
の寸法精度を得られないことがある。このため、フレー
ム本体とコードとは、通常、溶接ではなくリベットを用
いて接合されている。現在、フレーム本体とコードとを
リベットにより接合する作業は、一部の手作業に頼らざ
るを得ない部分を除いて、完全に自動化されている。す
なわち、被加工材であるフレーム本体とコードとを被加
工材搬送用治具に固定し、この被加工材搬送用治具と共
にリベット接合機を通過させることにより行われてい
る。
【0005】ここで、被加工材の搬送に用いられる従来
型の被加工材搬送用治具について、図22〜図24を用
いて簡単に説明する。なお、図22は従来型被加工材搬
送用治具の平面図、図23は固定装置の要部側面図、図
24は固定装置の要部平面図である。従来型の被加工材
搬送用治具は、図22に示すごとく、フレーム本体の形
状に対応した切欠きを有する搬送用パレット55と、こ
の搬送用パレット55に形成した切欠きの周囲に設けら
れた固定装置56,57とからなる(搬送用パレット5
5の切欠き部分は図22において斜線で示す)。
【0006】搬送用パレット55は、厚さが20mm程
度の金属板を加工して得られたもので、必要十分な強度
を有すると共に、軽量で、加工性にも優れていることが
要求される。このため、素材としてはアルミニウム合金
を用いている。一方、この搬送用パレット55に配置さ
れる固定装置56,57についてであるが、固定装置5
6は搬送用パレットの上面側に位置し、固定装置57は
搬送用パレットの下面側に位置する。つまり、固定装置
56は上方からフレームを固定し、固定装置57は下方
からフレームを固定する。
【0007】搬送用パレット55の上面に配置される固
定装置57の要部は、図23に示すとおりである。すな
わち、先端部がフレームの縁部(ここでは、コード54
の垂直片部54a及びフレーム本体53に重ねられるコ
ード54の水平片部54bを指す)に当接・離間できる
よう搬送用パレット55に取り付けられたアーム58
と、フレームの縁部が当接するロケータ(位置決め部
材)59とを具備する。
【0008】このうちアーム58は、図23において一
部しか示されていないが、図示していない支点を中心と
して矢印で示すように回動する。一方、ロケータ59は
ボルト・ナット連結体60によって搬送用パレット55
に固定されている。特に、ロケータ59の周面の一部は
平坦化されており、フレームの縁部は、図24に示すよ
うに、この平坦化された面に当接する。そして、これに
よってフレームの縁部位置が決定される。
【0009】なお、搬送用パレット55の下面に配置さ
れる固定装置57についても、その要部構造や機能は、
搬送用パレット上面に配置される固定装置56とほぼ同
じである。よって、ここではその説明を省略する。ま
た、被加工材搬送用治具は、H形鋼などを用いて構成さ
れる治具ベースに載置された状態で用いられるが、ここ
では治具ベースを省略した。
【0010】ところで、大型ジェット機の機体を構成す
るフレームは、上述した被加工材搬送用治具を用いて製
造されているわけであるが、こうした製造システムには
次のような問題もある。すなわち、大型ジェット機に限
らず、飛行機の機体を構成するフレームに同一形状のも
のは存在しない。一見すると断面形状が同一であるよう
にも見える胴体部分のフレームについても、その寸法や
曲率は隣接するものと微妙に相違している。寸法に関し
て具体的に言えば、隣接するもの同士で1〜2mm程度
の相違がある。
【0011】こうした寸法や曲率の相違は機体の構造
上、極めて重要であり、設計段階で意図的に付与されて
いる。したがって、製造工程において、それを無視する
ことは許されない。ところが、上述した従来型の被加工
材搬送用治具では、一つのものでフレームの微妙な寸法
や曲率の相違に対応することはできない。このため、フ
レーム数に見合った数だけ被加工材搬送用治具が必要と
なる(通常、一つの被加工材搬送用治具にフレームは二
つセットされるので、被加工材搬送用治具の数はフレー
ム数の半分となる)。
【0012】さて、被加工材搬送用治具は、平均的なサ
イズのものであっても、長さが5〜6m、幅が1.5〜
2mとかなりの大きさを有する。ゆえに、それを用いて
フレームを製造する工場内には、被加工材搬送用治具保
管のための広大なスペースを確保しなければならず、こ
れが工場内スペースの有効利用を妨げる原因となってい
る。しかも、工場内に被加工材搬送用治具保管用のスペ
ースを確保するのは、年々、困難になりつつある。
【0013】更に、こうした問題とは別に、コスト面の
改善が要請されている。すなわち、従来は上述したよう
な理由から、非常に多くの被加工材搬送用治具が必要で
あった。このため、加工コストが高くついており、その
低減が強く求められていた。なお、固定装置のロケータ
を交換可能とすれば、一つの被加工材搬送用治具で数種
類のフレームに対応することができる。しかし、ロケー
タの交換には多大な手間がかかるため効率的であるとは
言えない。また、誤って指定のものとは異なるロケータ
を搬送用パレットに取り付けてしまうおそれもある。こ
の場合、その被加工材搬送用治具を用いて得られたフレ
ームは欠陥品であるから、機体の構造材としては利用で
きない。
【0014】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、一つで、寸法や曲率などが異なる数種類の被加工
材に対応できる被加工材搬送用治具を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、被加工材
を搬送用パレットに固定するための装置であって、前記
搬送用パレットに対して回転可能であるよう配設され
た、前記被加工材の縁部が当接する位置決め部材と、こ
の位置決め部材に対応して前記搬送用パレットに配設さ
れた、前記被加工材の縁部を前記位置決め部材に圧接さ
せる被加工材押圧手段とを具備し、前記位置決め部材
は、その回転中心からの距離が異なる二つ以上の平面を
有すると共に、この平面の一つに前記被加工材の縁部が
当接するよう設けられてなり、 前記位置決め部材を回転
させ、前記被加工材の縁部が当接する前記位置決め部材
の面を変えることで、前記位置決め部材の回転中心と前
記位置決め部材に当接する前記被加工材の縁部との距離
を変更できるよう構成されてなり、 更に、前記位置決め
部材の一つの面に前記被加工材の縁部が当接した状態
で、前記位置決め部材を回転できないよう規制する位置
決め部材回転規制手段を具備し、 この位置決め部材回転
規制手段は、 前記位置決め部材の回転軸の周面に形成さ
れた、前記回転軸の軸方向に延びる複数の溝と、 この溝
内に突出して前記溝と嵌合するよう、前記位置決め部材
の回転軸と対面する位置に設けられたロック部材とを具
備してなり、 前記位置決め部材にある一定以上の回転力
を作用させることで、前記ロック部材が前記溝内から退
避して、前記ロック部材が前記溝に嵌合した状態が解除
され、前記位置決め部材が回転するよう構成されてなる
ことを特徴とする固定装置によって解決される。
【0016】また、上記の課題は、被加工材を搬送用パ
レットに固定するための装置であって、前記搬送用パレ
ットに対して回転可能であるよう配設された、前記被加
工材の縁部が当接する位置決め部材と、この位置決め部
材に対応して前記搬送用パレットに配設された、前記被
加工材の縁部を前記位置決め部材に圧接させる被加工材
押圧手段とを具備し、前記位置決め部材は、その回転中
心からの距離が異なる二つ以上の平面を有すると共に、
この平面の一つに前記被加工材の縁部が当接するよう設
けられてなり、前記位置決め部材を回転させ、前記被加
工材の縁部が当接する前記位置決め部材の面を変えるこ
とで、前記位置決め部材の回転中心と前記位置決め部材
に当接する前記被加工材の縁部との距離を変更できるよ
う構成されてなり、 更に、前記位置決め部材の一つの面
に前記被加工材の縁部が当接した状態で、前記位置決め
部材を回転できないよう規制する位置決め部材回転規制
手段を具備し、 この位置決め部材回転規制手段は、 前記
位置決め部材の底面に形成された、前記位置決め部材底
面の半径方向に延びる複数の溝と、 この溝内に突出して
前記溝と嵌合するよう、前記位置決め部材の底面と対面
する位置に設けられたロック部材とを具備してなり、
記位置決め部材にある一定以上の回転力を作用させるこ
とで、前記ロック部材が前記溝内から退避して、前記ロ
ック部材が前記溝に嵌合した状態が解除され、前記位置
決め部材が回転するよう構成されてなることを特徴とす
る固定装置によって解決される。
【0017】なお、上記固定装置における被加工材押圧
手段は、先端部が被加工材の縁部に当接できるよう、搬
送用パレットに対して回動可能に支持されたアームと、
このアームを回動させる駆動手段とを具備し、前記駆動
手段を正方向に動作させることで、前記アームの先端部
が前記被加工材の縁部に圧接し、前記駆動手段を逆方向
に動作させることで、前記アームの先端部が前記被加工
材の縁部から離間し、前記被加工材の縁部を位置決め部
材に圧接させた状態を解除するよう構成されたものを用
いることができる。
【0018】あるいは、被加工材押圧手段として、先端
部が被加工材の縁部に当接できるよう、搬送用パレット
に対して回動可能に支持されたアームと、一端が前記ア
ームの回動中心と先端部との間に連結されてなると共
に、他端が搬送用パレットに対して回動可能に支持され
たブームと、このブームを回動させる駆動手段とを具備
し、前記駆動手段を正方向に動作させることで、前記ブ
ームが前記アームを回動させ、前記アームの先端部が前
記被加工材の縁部に圧接し、前記駆動手段を逆方向に動
作させることで、前記アームの先端部が前記被加工材の
縁部から離間し、前記被加工材の縁部を位置決め部材に
圧接させた状態を解除すると共に、前記アームの回動が
自在となるよう構成されたものを用いることができる。
【0019】
【0020】
【0021】また、被加工材の種類に応じて位置決め部
材を回転させ、被加工材の当接面を変更する際に、調節
間違いが起きないようにするため、位置決め部材が有す
る、その回転中心からの距離が異なる平面の数に対応し
て、前記位置決め部材の天面を色分けしてなることが好
ましい。この場合、ある種類の被加工材については、例
えば赤色に塗られた部分の面が当接するよう、また、別
な種類の被加工材については青色に塗られた部分の面が
当接するよう位置決め部材が調節される。
【0022】本発明が解決しようとする課題は、上記固
定装置が、搬送用パレットの上下いずれか一方の面に設
けられてなる被加工材搬送用治具であって、前記搬送用
パレットには、搬送対象とする被加工材のうち最大のも
のに対応した切欠きが形成されてなると共に、前記固定
装置を前記切欠きの周囲に存在させたことを特徴とする
被加工材搬送用治具によって解決される。
【0023】また、上記固定装置が、搬送用パレットの
上下両面に設けられてなる被加工材搬送用治具であっ
て、前記搬送用パレットには、搬送対象とする被加工材
のうち最大のものに対応した切欠きが形成されてなると
共に、前記固定装置を前記切欠きの周囲に存在させたこ
とを特徴とする被加工材搬送用治具によって解決され
る。
【0024】なお、この被加工材搬送用治具が搬送対象
とする被加工材としては、主材と、この主材に接合され
る副材とを具備してなるものが挙げられる。そして、上
記被加工材搬送用治具は、特に、副材を主材にリベット
接合するリベット接合機にそれらを搬送する工程で使用
される。すなわち、本発明では、上述したように、位置
決め部材を回転させることにより、さまざまな種類の被
加工材に対応できるようにしている。特に、位置決め部
材に、その回転中心からの距離が異なる二つ以上の平面
を形成し、この平面の一つに被加工材の縁部が当接する
よう位置決め部材を搬送用パレットに設け、この位置決
め部材を回転させ、被加工材の縁部が当接する位置決め
部材の面を変えることで、位置決め部材の回転中心とそ
れに当接する被加工材の縁部との距離を変更できるよう
構成している。このため、一つの被加工材搬送用治具
で、寸法や曲率などが異なる数種類の被加工材に対応す
ることが可能であり、被加工材の種類に見合った数だけ
被加工材搬送用治具を準備していた従来に比べ、必要と
なる被加工材搬送用治具の数を格段に少なくすることが
できる。ゆえに、工場内の保管スペースは小さなもので
よく、工場内スペースの有効利用が図れる。また、同時
に加工コストも大幅に低減できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下で、本発明の一実施形態とし
て説明する固定装置は、被加工材を搬送用パレットに固
定するためのものであって、前記搬送用パレットに対し
て回転可能であるよう配設された、前記被加工材の縁部
が当接する位置決め部材と、この位置決め部材に対応し
て前記搬送用パレットに配設された、前記被加工材の縁
部を前記位置決め部材に圧接させる被加工材押圧手段と
を具備し、前記位置決め部材を回転させることで、前記
位置決め部材の回転中心と前記位置決め部材に当接する
前記被加工材の縁部との距離を変更できるよう構成され
ている。更に詳しく言えば、前記位置決め部材は、その
回転中心からの距離が異なる二つ以上の平面を有すると
共に、この平面の一つに前記被加工材の縁部が当接する
よう設けられてなり、前記位置決め部材を回転させ、前
記被加工材の縁部が当接する前記位置決め部材の面を変
えることで、前記位置決め部材の回転中心と前記位置決
め部材に当接する前記被加工材の縁部との距離を変更で
きるよう構成されている。なお、被加工材押圧手段とし
ては、先端部が被加工材の縁部に当接できるよう、搬送
用パレットに対して回動可能に支持されたアームと、こ
のアームを回動させる駆動手段とを具備し、前記駆動手
段を正方向に動作させることで、前記アームの先端部が
前記被加工材の縁部に圧接し、前記駆動手段を逆方向に
動作させることで、前記アームの先端部が前記被加工材
の縁部から離間し、前記被加工材の縁部を位置決め部材
に圧接させた状態を解除するよう構成されたものを用い
ている。また、同じく被加工材押圧手段として、先端部
が被加工材の縁部に当接できるよう、搬送用パレットに
対して回動可能に支持されたアームと、一端が前記アー
ムの回動中心と先端部との間に連結されてなると共に、
他端が搬送用パレットに対して回動可能に支持されたブ
ームと、このブームを回動させる駆動手段とを具備し、
前記駆動手段を正方向に動作させることで、前記ブーム
が前記アームを回動させ、前記アームの先端部が前記被
加工材の縁部に圧接し、前記駆動手段を逆方向に動作さ
せることで、前記アームの先端部が前記被加工材の縁部
から離間し、前記被加工材の縁部を位置決め部材に圧接
させた状態を解除すると共に、前記アームの回動が自在
となるよう構成されたものを用いている。更に、固定装
置は、位置決め部材の一つの面に被加工材の縁部が当接
した状態で、前記位置決め部材を回転できないよう規制
する位置決め部材回転規制手段を具備する。本実施形態
では、この位置決め部材回転規制手段として、位置決め
部材の回転軸の周面に形成された、前記回転軸の軸方向
に延びる複数の溝と、この溝内に突出して前記溝と嵌合
するよう、前記位置決め部材の回転軸と対面する位置に
設けられたロック部材とを具備し、前記位置決め部材に
ある一定以上の回転力を作用させることで、前記ロック
部材が前記溝内から退避して、前記ロック部材が前記溝
に嵌合した状態が解除され、前記位置決め部材が回転す
るよう構成されたものを用いている。また同じく位置決
め部材回転規制手段として、位置決め部材の底面に形成
された、前記位置決め部材底面の半径方向に延びる複数
の溝と、この溝内に突出して前記溝と嵌合するよう、前
記位置決め部材の底面と対面する位置に設けられたロッ
ク部材とを具備し、前記位置決め部材にある一定以上の
回転力を作用させることで、前記ロック部材が前記溝内
から退避して、前記ロック部材が前記溝に嵌合した状態
が解除され、前記位置決め部材が回転するよう構成され
たものを用いている。更に、本実施形態では、位置決め
部材が有する、その回転中心からの距離が異なる平面の
数に対応して、前記位置決め部材の天面を色分けしてい
る。
【0026】また、以下で本発明の一実施形態として説
明する被加工材搬送用治具は、上記固定装置が、搬送用
パレットの上下いずれか一方の面、あるいは上下両面に
設けられたものであって、前記搬送用パレットには、搬
送対象とする被加工材のうち最大のものに対応した切欠
きが形成されてなると共に、前記固定装置は前記切欠き
の周囲に存在する。なお、この被加工材搬送用治具が搬
送対象とする被加工材は、主材と、この主材に接合され
る副材とを具備してなるものである。そして、本実施形
態の被加工材搬送用治具は、副材を主材にリベット接合
する際に用いられる。
【0027】続いて、図1〜図18を用いて、本発明の
実施形態を更に詳しく説明する。なお、図1は被加工材
搬送用治具の平面図、図2は搬送用パレットの上面側に
設けられる固定装置の側面図(一部を断面で示す)、図
3は同固定装置の平面図、図4は同固定装置におけるロ
ケータ(位置決め部材)の平面図、図5は同固定装置に
おけるロケータ回転軸の横断面図、図6は搬送用パレッ
トの下面側に設けられる固定装置の側面図、図7は同固
定装置の要部断面図、図8は同固定装置の平面図、図9
は同固定装置の正面図、図10は同固定装置におけるロ
ケータの底面図、図11〜図18は、それぞれ被加工材
搬送用治具に被加工材を固定するまでの手順を示す一工
程図である。
【0028】本実施形態の被加工材搬送用治具は、図1
に示すごとく、搬送用パレット1と、この搬送用パレッ
ト1の上下両面に設けられた固定装置2,3とからな
る。このうち、まず搬送用パレット1について説明す
る。搬送用パレット1には、切欠き(図1において斜線
で示す)が形成されている。この切欠きは、搬送用パレ
ット1が搬送対象とする、寸法や曲率が微妙に相違した
数種類のフレーム(被加工材)のなかで最大のものに対
応している。固定装置2,3は、この切欠きの周囲に適
宜な間隔で設けられている。
【0029】搬送用パレット1は、厚さが20mm程度
の金属板を加工して得られたものである。本実施形態で
は、搬送用パレットとして不可欠な要件、すなわち必要
十分な強度を有し、かつ、軽量であり、しかも加工性に
優れるといった要件を満たすため、素材としてアルミニ
ウム合金を用いている。なお、一つの被加工材搬送用治
具にフレームは二つセットされるので、切欠き(正確に
は隣接する単位切欠きから構成されるフレーム形状に対
応した切欠き)は、一つの被加工材搬送用治具に大小二
つ存在する。また、図1には、被加工材搬送用治具に固
定されるフレームを示していないが、本実施形態の被加
工材搬送用治具が搬送対象とするフレームも、従来型の
被加工材搬送用治具が搬送対象とするフレーム(図20
や図21に示すフレーム)と同じであり、主材と、この
主材にリベット接合される副材とからなる。
【0030】一方、搬送用パレット1に取り付けられる
固定装置2,3についてであるが、固定装置2は搬送用
パレット1の上面側に位置し、搬送用パレット1の上に
載置されるフレームを上方から固定する。これに対し
て、固定装置3は搬送用パレット1の下面側に位置し、
搬送用パレット1の上に載置されるフレームを下方から
固定する。
【0031】なお、上記被加工材搬送用治具は、H形鋼
などを用いて構成される治具ベースに載置された状態で
用いられる。但し、ここでは、この治具ベースの説明を
省略する。続いて、図2〜図10を用いて、固定装置
2,3をそれぞれ詳しく説明する。なお、搬送用パレッ
ト1の下面側に設けられる固定装置3については2種類
存在し、一見これらはタイプが異なるようにも見える。
しかし、両者とも基本構造は全く同じであり、単に、搬
送用パレット1の下面側に固定され、フレームを受ける
役割を果たす部分の形状が異なるだけである。よって、
以下では、固定装置3の一方(搬送用パレット1の切欠
き内に突出する部分が台形状である固定装置)について
のみ説明する。
【0032】まず、搬送用パレット1の上面側に設けら
れる固定装置2についてであるが、この固定装置2は、
図2や図3から判るように、搬送用パレット1に対して
回転可能であるよう設けられたロケータ4と、このロケ
ータ4に対応して搬送用パレット1に設けられたクラン
パ(被加工材押圧手段)5とからなる。このうちクラン
パ5は、フレームの縁部をロケータ4に圧接させるため
のもので、先端部がフレームの縁部に当接できるよう搬
送用パレット1に対して回動可能に支持されたアーム6
と、一端がアーム6の中央(アーム6の回動中心と先端
部との間)に連結されてなり、かつ、他端が搬送用パレ
ット1に対して回動可能に支持されたブーム7と、この
ブーム7を回動させるエアシリンダ(駆動手段)8とか
らなる。
【0033】上記構成要件において、アーム6やブーム
7は、搬送用パレット1に固定されたブラケット9を用
いて、搬送用パレット1に連結されている。なお、ブー
ム7については、回動中心が一定であるようブラケット
9に連結されているが、アーム6は回動中心が斜め方向
に変化できるようになっている。すなわち、アーム6の
回動軸6aは、ブラケット9の長孔9aに遊嵌してお
り、この長孔9aに沿って変位できるよう構成されてい
る。これに対して、アーム6の中央付近に設けられた軸
6bは、ブーム7の長孔7aに遊嵌している。したがっ
て、アーム6は、ブーム7によってロックされていない
状態では、自在に回動することができる。
【0034】本実施形態では、アーム6の先端部に、硬
質ゴムなどの弾性材料からなるカバー6cを被着させて
いる。これは、一層、確実なフレームの固定状態を得る
ためと、アーム6がフレームに当接した際、フレームに
傷がつかないようにするためである。上記アーム6やブ
ーム7と共にクランパ5を構成するエアシリンダ8にお
けるロッド8aの先端は、ブーム7の端部に当接できる
位置に存在する。ロッド8aの先端が当接するブーム7
の端部は、その回動中心を挟んで、アーム6が連結され
る端部と反対になる側であり、したがってエアシリンダ
8を正方向に動作させることで、つまりロッド8aを突
出させることで、ブーム7がアーム6を回動させ、その
結果、アーム6の先端部がフレームの縁部を押圧する。
この際、アーム6の先端部は、フレームの縁部をロケー
タ4に圧接させるだけでなく、フレームの縁部を搬送用
パレット1に圧接させる方向にも力を加える。言い換え
れば、アーム6によってフレームの縁部には、垂直下向
きの力と水平方向の力とが加えられる。これは、ブラケ
ット9に約45°傾斜して形成された長孔9aの作用に
よる。
【0035】一方、エアシリンダ8を逆方向に動作させ
ることで、つまりロッド8aを引き込むことで、アーム
6の先端部はフレームの縁部から離間可能となる。つま
り、フレームの縁部がロケータ4に圧接させられた状態
が解除されると共に、アーム6を自在に回動させること
ができる状態となる。なお、本実施形態において駆動手
段として用いたエアシリンダ8は、内部にスプリングが
内蔵されたものである。このため、ピストンにかかるエ
ア圧が一定値以下の状態では、ロッド8aの突出状態が
維持される。言い換えれば、エアシリンダ8は、内部に
供給されたエアを排出させることで、ロッド8aが突出
するよう構成されている。これに対して、ロッド8aが
突出した状態でエアを供給すると、スプリングの弾撥力
に逆らって、ロッド8aは引き込まれる。
【0036】さて、フレームの縁部が当接するロケータ
4についてであるが、このロケータ4は、上述したよう
に搬送用パレット1に対して回動可能であり、かつ、搬
送用パレット1から抜け取れないよう、下端側が二重ナ
ット止めされている。本実施形態の固定装置は、ロケー
タ4を回転させることで、その回転中心とロケータに当
接するフレーム縁部との距離を変更できるようになって
いる。更に詳しく言えば、ロケータ4は、その回転中心
からの距離が異なる四つの平面を有しており、そのいず
れか一つにフレームの縁部が当接するよう搬送用パレッ
ト1に設けられている。したがって、ロケータ4を回転
させ、フレームの縁部が当接する面を変えることで、ロ
ケータ4の回転中心と、このロケータ4の面に当接する
フレーム縁部との距離を変更できる。
【0037】本実施形態では、ロケータ4を図4に示す
ような形状のものとしており、回転中心Oから各平面ま
での距離D1 ,D2 ,D3 ,D4 の大小関係は、D1
2>D3 >D4 である。また、D1 とD2 との差、D
2 とD3 との差、D3 とD4との差を全て均一(1〜2
mm)にした。固定装置は、ロケータ4の一つの面にフ
レームの縁部が当接した状態で、ロケータ4を回転でき
ないよう規制する機構(ロケータ回転規制機構)を有す
る。本実施形態では、このロケータ回転規制機構を、ロ
ケータ回転軸10の軸方向に延びる複数の溝11と、こ
の溝11内に突出して、それと嵌合するようロケータ回
転軸10と対面する位置に設けられた球体(ロック部
材)12とから構成した。
【0038】このうち、ロケータ4と一体のロケータ回
転軸10に形成された溝11は、図5から判るように、
90°間隔で計4本存在する。一方、球体12は、ロケ
ータ回転軸10と搬送用パレット1との間に介在させた
ハウジング13により保持されている。そして、球体1
2はスプリング14によってロケータ回転軸10側に付
勢され、その溝面に圧接している。こうした構造とした
ことから、ロケータ4にある一定以上の回転力を作用さ
せると、球体12はスプリング14が圧縮される方向に
変位して、溝11内から退避する。これによって、球体
12が溝11と嵌合した状態が解除されるので、ロケー
タ4は回転可能となる。
【0039】ロケータ4の天面は、その回転中心からの
距離が異なる平面の数に対応して4色に色分けされてい
る。本実施形態では、図4において距離D1 の部分を赤
色に、距離D2 の部分を青色に、距離D3 の部分を黄色
に、距離D4 の部分を黒色とした。このように、ロケー
タ4の天面を4色に色分けしたのは、フレームの種類に
応じてロケータ4を回転させ、フレーム縁部が当接する
面を変更する際に、調節間違いが起きないようにするた
めである。実際には、固定装置2の近傍に、フレームの
種類と、それに対応する色との対照表が設けられてい
る。
【0040】続いて、搬送用パレット1の下面側に位置
し、フレームを下方から固定する固定装置3について、
図6〜図10を用いて説明する。図6〜図9に示すよう
に、固定装置3は、搬送用パレット1に対して回転可能
であるよう設けられたロケータ21と、このロケータ2
1に対応して搬送用パレット1に設けられたクランパ
(被加工材押圧手段)22と、フレームが載置されるベ
ースブロック23とを有する。なお、ベースブロック2
3は、後述するようにロケータ21を支持する役割も果
たす。
【0041】これら構成要件のうち、クランパ22は、
固定装置2と同様、フレームの縁部をロケータ21に圧
接させるためのものであり、先端部がフレームの縁部に
当接できるよう、搬送用パレット1に対して回動可能に
支持されたアーム24と、このアーム24を回動させる
エアシリンダ(駆動手段)25とからなる。アーム24
は、搬送用パレット1に固定された上記ベースブロック
23を用いて、搬送用パレット1に連結されている。こ
のため、アーム24は、それとベースブロック23とを
連結する軸26を中心として回動する。また、この回動
中心を挟んで先端部と反対側に位置するアーム24の基
端側には、エアシリンダ25のロッド25aが連結され
ている。そして、アーム24の基端側に配された軸27
は、ロッド25aの先端に設けたアーム把持部28の長
孔28aに遊嵌している。このため、エアシリンダ25
は揺動できないよう搬送用パレット1に固定されていて
も、アーム24の回動には支障を来さない。
【0042】なお、アーム24の先端部には、固定装置
2の場合と同じ理由から、硬質ゴムなどの弾性材料から
なるカバー29を被着させている。上記アーム24と共
にクランパ22を構成するエアシリンダ25は、固定装
置2のものとは異なり、スプリングが内蔵されていな
い。アーム24を回動させる際に機能するスプリング3
0は、エアシリンダ25が載置されるプレート31とア
ーム把持部28との間に配されている。したがって、エ
アシリンダ25を正方向に動作させることで、つまりロ
ッド25aをスプリング30の弾撥力によって突出させ
ることで、アーム24は、図6や図7中、反時計回りに
回動し、その先端部がフレームの縁部を押圧する。これ
に対して、エアシリンダ25を逆方向に動作させること
で、つまりロッド25aを引き込むことで、アーム24
の先端部はフレームの縁部から離間し、それをロケータ
21に圧接させていた状態を解除するようになってい
る。
【0043】ロケータ21は、上述したようにベースブ
ロック23を用いて搬送用パレット1に取り付けられて
いる。特に、ロケータ21は、ベースブロック23に密
着した状態となっており、また、プレート31とも密着
した状態となっている。ベースブロック23には、アー
ム24を位置させるための切欠きが形成されており、更
にこの切欠きを挟むよう支柱32a,32bが設けられ
ている。支柱32a,32bはフレームの縁部を支持す
るためのものであり、その頂面は搬送用パレット1の表
面と同じ高さに存在する。
【0044】ロケータ21は軸体33を中心として回動
する。この軸体33はロケータ21とは別部材であっ
て、かつ、ロケータ21を貫通している。そして、その
下端部はベースブロック23に形成された凹部内に収ま
っている。軸体33は、頭部が六角形状であり、また、
軸部は断面が円形状である。したがって、ロケータ21
をベースブロック23とプレート31との間に配置した
後、上方から差し込むことによって取り付けられる。な
お、軸体33は、最終的にロケータ21に対して固定さ
れ、実質上、ロケータ21に一体化された状態となる。
このため、ロケータ21の回転は、軸体33の六角形状
の頭部を工具で回転させることによって行える。本実施
形態では、ロケータ21を貫通し、軸体33に到達する
ようピン(図示せず)を打ち込むことで、軸体33をロ
ケータ21に固定している。
【0045】以上説明した固定装置3も、固定装置2と
同様、ロケータ21を回転させることで、その回転中心
とロケータ21に当接するフレーム縁部との距離を変更
できるようになっている。更に詳しく言えば、ロケータ
21は、その回転中心からの距離が異なる四つの平面を
有し、この四つの平面のいずれか一つにフレームの縁部
が当接するようになっている。したがって、ロケータ2
1を回転させ、フレームの縁部が当接する面を変えるこ
とで、ロケータ21の回転中心とそれに当接するフレー
ム縁部との距離を変更することができる。
【0046】なお、ロケータ21の実際の形状、特にフ
レーム縁部が当接する四つの平面から回転中心までの距
離同士の関係は、固定装置2の場合と同じである。よっ
て、詳しい説明は省略する。固定装置3は、ロケータ2
1の一つの面にフレームの縁部が当接した状態で、ロケ
ータ21を回転できないよう規制する機構(ロケータ回
転規制機構)を有する。この固定装置3が有するロケー
タ回転規制機構についても、その構造は、基本的に固定
装置2のものと同じである。すなわち、ロケータ21に
形成された複数の溝34と、この溝34内に突出して、
それと嵌合するようベースブロック23に設けられた球
体(ロック部材)35とを備える。但し、溝34は、ロ
ケータ21の回転軸である軸体33にではなく、ロケー
タ21自身の底面に、図10に示すごとく、90°間隔
で放射状に形成されている。一方、球体35もロケータ
21の底面と向き合う位置に、水平方向ではなく上下方
向に変位できるよう設けられている。
【0047】上記固定装置3は、固定装置2とは異な
り、エアシリンダ25で直接アーム24を回動させるよ
うにしている。言い換えれば、アーム24とエアシリン
ダ25との間にブームを介在させていない。これは、固
定装置3の場合、固定装置2のようにアームが90°以
上回動できるようになっていなくとも、アーム24は、
フレームを搬送用パレットに載置する際の障害とならな
いからである。続いて、リベット接合作業に際し、本実
施形態の被加工材搬送用治具にフレームが固定されるま
での手順を図11〜図18を用いて説明する。
【0048】まず、搬送用パレットの上面側に設けられ
た固定装置2についてであるが、被加工材搬送用治具に
フレームを固定するにあたっては、フレームを搬送用パ
レット1に載置する際の邪魔にならないよう、図11に
示すごとく、アーム6を回動させる。なお、この作業
は、エアシリンダ8のロッド8aが引き込まれた状態で
行われる。この状態では、アーム6だけでなく、ブーム
7もある範囲で自在に回動可能となっている。最終位置
までアーム6を回動させると、その軸6bは、ブーム7
の長孔7aに形成したポケット部(図2において7bで
示す)に収まる。このため、フレームの配置が完了する
まで、アーム6の位置を固定しておくことができる。
【0049】アーム6を上記の位置にセットしたなら
ば、これに続いて、図12に示すようにロケータ4をフ
レームの種類に応じて回転させる。すなわち、フレーム
の種類によって指定されるロケータ4の平面が、フレー
ム縁部に当接するようロケータ4を操作する。ロケータ
4は、その平面の一つがフレームの縁部に当接できる状
態となる位置まで回転させられると、回転規制機構の働
きで自動的にロックされる。
【0050】こうして準備作業が完了したのち、図13
に示すように搬送用パレット1の上にフレームをセット
する。この際、まず、主材であるフレーム本体41を、
その縁部端がロケータ4に当接するよう搬送用パレット
1に載置する。次いで、フレーム本体41にリベット接
合されるコード(副材)42を、その垂直片がロケータ
4に当接するようフレーム本体41の上に載置する。
【0051】フレーム本体41とコード42とからなる
フレーム43を搬送用パレット1にセットしたならば、
続いて、図14に示すごとく、アーム6の先端部とロケ
ータ4とでフレーム43、特にコード42を挟み込むよ
うアーム6を回動させる。なお、上述したように、アー
ム6の軸6bがブーム7に形成した長孔7aのポケット
部7bに収まった状態では、アーム6を回動させること
はできない。したがって、アーム6の回動操作は、いっ
たん、アーム6を真上に持ち上げ、その軸6bを長孔7
aのポケット部7bから離脱させた後に行う。
【0052】アーム6の先端部とロケータ4とでフレー
ム43、特にそのコード42を挟み込んだ状態は、図1
5に示すとおりである。但し、この状態では、アーム6
の先端部はコード42に接しているだけであり、コード
42はロケータ4に圧接していない。さて、上記の操作
により、図15に示す状態としたならば、エアシリンダ
8を動作させ、すなわちロッド8aを突出させて、ブー
ム7をある角度だけ回動させる。これによって、アーム
6は、図15に示す状態から更に時計回りに回動させら
れる。そして、図16に示すごとく、その先端部が、コ
ード42に対して、それをフレーム本体41に押し付け
る方向と、ロケータ4に押し付ける方向とに力を加え
る。その結果、最終的なフレームの固定状態が得られ
る。
【0053】一方、搬送用パレット1の下面側に設けら
れる固定装置3についてであるが、この場合も、被加工
材搬送用治具にフレームを固定するに際しては、まずエ
アシリンダ25を動作させ、つまりロッド25aを引き
込み、アーム24を時計回りに回動させる。これによっ
て、ロケータ21とアーム24の先端部との間に十分な
隙間ができるので、フレームのセットは難なく行える。
【0054】フレーム43を搬送用パレット1にセット
した状態は、図17に示すとおりである。この状態で
は、フレーム43はベースブロック23に立設させた一
対の支柱32a,32bに支持されている。なお、ロケ
ータ21の位置合わせは、固定装置2の場合と同様、フ
レーム43を搬送用パレット1にセットする前に行って
おく。
【0055】フレーム43を搬送用パレット1にセット
したならば、次いでエアシリンダ25を作動させ、つま
りロッド25aを突出させ、図18に示すごとく、アー
ム24を反時計回りに回動させる。これによって、フレ
ーム43の縁部はロケータ21に圧接させられ、その結
果、最終的なフレーム43の固定状態が得られる。こう
して上下両面から被加工材搬送用治具に固定されたフレ
ームは、この治具と共にリベット接合機に送られ、そこ
で所定の処理が施される。そして、その後、固定時とは
逆の操作によって、被加工材搬送用治具から取り外され
る。
【0056】さて、ある形状を有するフレームの搬送に
用いられた被加工材搬送用治具を、そのフレームとは寸
法や曲率が微妙に異なるフレームの搬送に用いる場合で
あるが、この場合には、固定装置2,3共に、次の搬送
対象となるフレームに対応するよう、それぞれのロケー
タ4,21を回転させればよい。これによって、フレー
ムの縁部が当接するロケータ4,21の面が変わるの
で、言い換えれば、ロケータ4,21それぞれの回転中
心とロケータ4,21に当接するフレーム縁部との距離
が変更されるので、同一の被加工材搬送用治具で、種類
の異なるフレームに対応することが可能となる。
【0057】このように、本実施形態の被加工材搬送用
治具では、ロケータを回転させるだけで異なる種類のフ
レームに対応することができる。つまり、一つの被加工
材搬送用治具で、寸法や曲率などが微妙に異なる数種類
のフレームに対応することが可能である。よって、フレ
ームの種類に見合った数だけ被加工材搬送用治具を準備
していた従来に比べ、必要となる被加工材搬送用治具の
数を格段に少なくすることができる。ゆえに、工場内の
保管用スペースは小さなものでよく、工場内スペースの
有効利用が図れる。また、加工コストも大幅に低減され
る。
【0058】なお、上記実施形態は本発明の一例であ
り、したがって搬送用パレットの切欠き形状や、その周
囲に配置される固定装置の位置は、本実施形態のパター
ンに限定されることはない。すなわち、搬送用パレット
の切欠き形状は搬送対象とするフレームに対応して形成
され、固定装置の位置も、同じく搬送対象とするフレー
ムに対応して適宜変更される。また、固定装置は搬送用
パレットの上下両面にではなく、いずれか一方の面にの
み設けられることもある。
【0059】更に、本実施形態では、ロケータとして4
つの平面を有するものを挙げたが、ロケータに形成され
る平面の数も、これに限定されることはない。但し、ロ
ケータに形成される平面の数は4〜8程度が好ましい。
これは、平面数を増やせば対応可能なフレームの種類も
それだけ増加するが、その反面、フレーム縁部との接触
面積が少なくなり安定性が低下するからである。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、一つの被加工材搬送用
治具で、寸法や曲率などが異なる数種類の被加工材に対
応でき、加工処理に際して必要となる被加工材搬送用治
具の数を格段に少なくすることができる。その結果、工
場内の保管用スペースは小さなものでよくなり、工場内
スペースの有効利用が図れる。また、加工コストを大幅
に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の被加工材搬送用治具の平面図
【図2】搬送用パレットの上面側に設けられる固定装置
の側面図
【図3】搬送用パレットの上面側に設けられる固定装置
の平面図
【図4】搬送用パレットの上面側に設けられる固定装置
におけるロケータの平面図
【図5】搬送用パレットの上面側に設けられる固定装置
におけるロケータ回転軸の横断面図
【図6】搬送用パレットの下面側に設けられる固定装置
の側面図
【図7】搬送用パレットの下面側に設けられる固定装置
の要部断面図
【図8】搬送用パレットの下面側に設けられる固定装置
の平面図
【図9】搬送用パレットの下面側に設けられる固定装置
の正面図
【図10】搬送用パレットの下面側に設けられる固定装
置におけるロケータの底面図
【図11】被加工材搬送用治具に被加工材を固定するま
での手順を示す一工程図
【図12】被加工材搬送用治具に被加工材を固定するま
での手順を示す一工程図
【図13】被加工材搬送用治具に被加工材を固定するま
での手順を示す一工程図
【図14】被加工材搬送用治具に被加工材を固定するま
での手順を示す一工程図
【図15】被加工材搬送用治具に被加工材を固定するま
での手順を示す一工程図
【図16】被加工材搬送用治具に被加工材を固定するま
での手順を示す一工程図
【図17】被加工材搬送用治具に被加工材を固定するま
での手順を示す一工程図
【図18】被加工材搬送用治具に被加工材を固定するま
での手順を示す一工程図
【図19】大型ジェット機の胴体部分の断面図
【図20】大型ジェット機の胴体部分を構成するフレー
ムの平面図
【図21】図20におけるX−X線での断面図
【図22】従来型被加工材搬送用治具の平面図
【図23】従来型被加工材搬送用治具における固定装置
の要部側面図
【図24】従来型被加工材搬送用治具における固定装置
の要部平面図
【符号の説明】
1 搬送用パレット 2,3 固定装置 4,21 ロケータ(位置決め部材) 5,22 クランパ(被加工材押圧手段) 6,24 ア−ム 7 ブーム 8,25 エアシリンダ(駆動手段) 9 ブラケット 10 ロケータ回転軸 11,34 溝 12,35 球体(ロック部材) 13 ハウジング 23 ベースブロック 28 アーム把持部 32a,32b 支柱 33 軸体 41 フレーム本体(主材) 42 コード(副材) 43 フレーム(被加工材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−183035(JP,A) 特開 平7−276170(JP,A) 特開 昭51−128773(JP,A) 特開 昭61−224512(JP,A) 実開 昭62−150027(JP,U) 実開 昭58−157549(JP,U) 実開 昭56−147043(JP,U) 実公 昭53−52145(JP,Y2) 実公 昭59−43063(JP,Y2) 実公 昭63−46211(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 3/06

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工材を搬送用パレットに固定するた
    めの装置であって、 前記搬送用パレットに対して回転可能であるよう配設さ
    れた、前記被加工材の縁部が当接する位置決め部材と、 この位置決め部材に対応して前記搬送用パレットに配設
    された、前記被加工材の縁部を前記位置決め部材に圧接
    させる被加工材押圧手段とを具備し、前記位置決め部材は、その回転中心からの距離が異なる
    二つ以上の平面を有すると共に、この平面の一つに前記
    被加工材の縁部が当接するよう設けられてなり、 前記位置決め部材を回転させ、前記被加工材の縁部が当
    接する前記位置決め部材の面を変えることで、前記位置
    決め部材の回転中心と前記位置決め部材に当接する前記
    被加工材の縁部との距離を変更できるよう構成されてな
    り、 更に、前記位置決め部材の一つの面に前記被加工材の縁
    部が当接した状態で、前記位置決め部材を回転できない
    よう規制する位置決め部材回転規制手段を具備し、 この位置決め部材回転規制手段は、 前記位置決め部材の回転軸の周面に形成された、前記回
    転軸の軸方向に延びる複数の溝と、 この溝内に突出して前記溝と嵌合するよう、前記位置決
    め部材の回転軸と対面する位置に設けられたロック部材
    とを具備してなり、 前記位置決め部材にある一定以上の回転力を作用させる
    ことで、前記ロック部材が前記溝内から退避して、前記
    ロック部材が前記溝に嵌合した状態が解除され、前記位
    置決め部材が回転するよう 構成されてなることを特徴と
    する固定装置。
  2. 【請求項2】 被加工材を搬送用パレットに固定するた
    めの装置であって、 前記搬送用パレットに対して回転可能であるよう配設さ
    れた、前記被加工材の縁部が当接する位置決め部材と、 この位置決め部材に対応して前記搬送用パレットに配設
    された、前記被加工材の縁部を前記位置決め部材に圧接
    させる被加工材押圧手段とを具備し、 前記位置決め部材は、その回転中心からの距離が異なる
    二つ以上の平面を有すると共に、この平面の一つに前記
    被加工材の縁部が当接するよう設けられてなり、 前記位置決め部材を回転させ、前記被加工材の縁部が当
    接する前記位置決め部材の面を変えることで、前記位置
    決め部材の回転中心と前記位置決め部材に当接する前記
    被加工材の縁部との距離を変更できるよう構成されてな
    り、 更に、前記位置決め部材の一つの面に前記被加工材の縁
    部が当接した状態で、前記位置決め部材を回転できない
    よう規制する位置決め部材回転規制手段を具備し、 この位置決め部材回転規制手段は、 前記位置決め部材の底面に形成された、前記位置決め部
    材底面の半径方向に延びる複数の溝と、 この溝内に突出して前記溝と嵌合するよう、前記位置決
    め部材の底面と対面する位置に設けられたロック部材と
    を具備してなり、 前記位置決め部材にある一定以上の回転力を作用させる
    ことで、前記ロック部材が前記溝内から退避して、前記
    ロック部材が前記溝に嵌合した状態が解除され、前記位
    置決め部材が回転するよう 構成されてなることを特徴と
    する固定装置。
  3. 【請求項3】 被加工材押圧手段は、 先端部が被加工材の縁部に当接できるよう、搬送用パレ
    ットに対して回動可能に支持されたアームと、 このアームを回動させる駆動手段とを具備してなり、 前記駆動手段を正方向に動作させることで、前記アーム
    の先端部が前記被加工材の縁部に圧接し、 前記駆動手段を逆方向に動作させることで、前記アーム
    の先端部が前記被加工材の縁部から離間し、前記被加工
    材の縁部を位置決め部材に圧接させた状態を解除するよ
    う構成されてなることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の固定装置。
  4. 【請求項4】 被加工材押圧手段は、 先端部が被加工材の縁部に当接できるよう、搬送用パレ
    ットに対して回動可能に支持されたアームと、 一端が前記アームの回動中心と先端部との間に連結され
    てなると共に、他端が搬送用パレットに対して回動可能
    に支持されたブームと、 このブームを回動させる駆動手段とを具備してなり、 前記駆動手段を正方向に動作させることで、前記ブーム
    が前記アームを回動させ、前記アームの先端部が前記被
    加工材の縁部に圧接し、 前記駆動手段を逆方向に動作させることで、前記アーム
    の先端部が前記被加工材の縁部から離間し、前記被加工
    材の縁部を位置決め部材に圧接させた状態を解除すると
    共に、前記アームの回動が自在となるよう構成されてな
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の固定
    装置。
  5. 【請求項5】 位置決め部材が有する、その回転中心か
    らの距離が異なる平面の数に対応して、前記位置決め部
    材の天面を色分けしてなることを特徴とする請求項1〜
    請求項4いずれかに記載の固定装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5いずれかに記載
    の固定装置が、搬送用パレットの上下いずれか一方の面
    に設けられてなる被加工材搬送用治具であって、 前記搬送用パレットには、搬送対象とする被加工材のう
    ち最大のものに対応した切欠きが形成されてなると共
    に、前記固定装置を前記切欠きの周囲に存在させたこと
    を特徴とする被加工材搬送用治具。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜請求項5いずれかに記載
    の固定装置が、搬送用パレットの上下両面に設けられて
    なる被加工材搬送用治具であって、 前記搬送用パレットには、搬送対象とする被加工材のう
    ち最大のものに対応した切欠きが形成されてなると共
    に、前記固定装置を前記切欠きの周囲に存在させたこと
    を特徴とする被加工材搬送用治具。
  8. 【請求項8】 搬送対象とする被加工材は、主材と、こ
    の主材に接合される副材とを具備してなるものであるこ
    とを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の被加工材
    搬送用治具。
  9. 【請求項9】 副材を主材にリベット接合する際に用い
    られることを特徴と する請求項8に記載の被加工材搬送
    用治具。
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