JP2008183651A - 段替えプレートのクランプ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本クランプ装置1は、段替えプレート2と治具ベース3との間に、段替えプレート2の平面方向を位置決めする第1位置決め部材4と、段替えプレート2の高さ方向を位置決めする第2位置決め部材5とを別々に設けて構成しているので、段替えプレート2を治具ベース3に対して、容易に且つ精度良く平面方向及び高さ方向に位置決めできクランプすることができる。
【選択図】図2
Description
すなわち、この特許文献1のデータム機能付きクランプ装置は、クランプパレット(治具ベース)の上面の複数個所にクランプが固定されており、一方、ワークパレット(段替えプレート)には、各クランプの対応する位置にソケット穴が複数設けられ、これらの各ソケット穴に設けたリングと各クランプとがクランプバネの付勢力によって、リングの位置決め孔がクランプのシャトル部材のテーパ面に強力にテーパ係合して、ワークパレットがクランプパレットに対して水平方向に拘束されると共に、リングの下面の支持面がクランプのカバーブロックの被支持面に当接されて、ワークパレットがクランプパレットに対して上下方向に拘束されて、ワークパレットがクランプパレットにクランプされる。
すなわち、この特許文献2のフレキシブル機械加工治具は、位置基準ピンやクランプ装置をサーボモータ等を駆動させることでその位置を水平2次元方向に位置決めでき、しかも、その位置でロックできる機能を有している。
また、このクランプ装置では、クランプパレットの各クランプとワークパレットの各リングとの嵌合により、ワークパレットがクランプパレットに対して水平方向及び上下方向に拘束されてクランプされるように構成されているので、このクランプ装置を多数配置すると高さ方向の相対誤差が大きくなる。
そのために、クランプのカバーブロックの被支持面やソケット穴に備えたリングのテーパ面の公差等を考慮し、ワークパレットの組み付け調整を行い高さ方向の位置精度を確保する必要があり、段替作業が煩雑となり生産効率を向上させることができず、しかも、クランプ装置を多数配置すると価格も高くなり好ましくない。
さらに、このフレキシブル機械加工治具はその寸法が大きく、量産ラインでは欠くことのできないターン機構やチルト機構を備えた構成を構築できない。しかも、寸法が大きいために一般的なマシニングセンターに採用することもできない。
その上、このフレキシブル機械加工治具は、可動部が多く採用されているために、加工時に飛散される切粉により、可動部が頻繁に故障する虞があり信頼性にも欠ける。
これにより、段替えプレートを治具ベースに対して、容易に且つ精度良く平面方向及び高さ方向に位置決めしてクランプすることができるので、段替え作業の際、段替えプレートの組付け調整を行う必要がなく、段替えプレートの位置精度を確保することができる。
なお、本発明の段替えプレートのクランプ装置の各種態様およびそれらの作用については、以下の(発明の態様)の項において詳しく説明する。
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。なお、各態様は、請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付して、必要に応じて他の項を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載、実施の形態等に参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要件を付加した態様も、また、各項の態様から構成要件を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。なお、以下の各項において、(1)乃至(3)の各々が、請求項1乃至3の各々に相当する。
従って、(1)項の段替えプレートのクランプ装置では、従来、平面方向及び高さ方向を略同時に位置決めするクランプ装置を多数配置することにより生じていた高さ方向の相対誤差が無くなり、段替えプレートを治具ベースに対して、容易に且つ精度良く平面方向及び高さ方向を位置決めしてクランプすることができる。その結果、段替えプレートの組み付け調整を行う必要がなくなり、段替作業の効率を向上させることができる。
また、本クランプ装置では、高さ基準を治具ベースの上面に設定しているので、高さ基準をクランプの構成部材の平坦面に設定していた従来のクランプ装置に比べて、段替えプレートの高さ方向の位置精度が向上する。
従って、(2)項の段替えプレートのクランプ装置では、簡単な構成であるので、複雑な高さ方向の位置調整を必要としない。
従って、(3)項の段替えプレートのクランプ装置では、第1位置決め部材は、段替えプレートの平面方向を位置決めする機能に加えて、段替えプレートを治具ベースにクランプする機能も兼ね備えているので、クランプ装置が複雑化せずシンプルになる。
従って、(4)項の段替えプレートのクランプ装置では、段替えプレートが大型化しないため、取り扱いが容易となる。
本発明の実施の形態に係るクランプ装置1は、図1に示すように、段替えプレート2を治具ベース3に対して、容易に且つ精度良く位置決めしてクランプするものであり、段替えプレート2と治具ベース3との間に、段替えプレート2をその平面方向を位置決めすると共にクランプする第1位置決め部材4と、段替えプレート2の高さ方向を位置決めする第2位置決め部材5とを別々に設けて構成されている。
すなわち、第1位置決め部材4は、図3及び図4に示すように、治具ベース3に固定され、その上面から突出するクランプ本体部15と、該クランプ本体部15が挿入される、段替えプレート2に設けた大径ソケット穴12に固定されるリング部16とからなる。
プラグ部22の上部には、係合ボール32の一部が挿入される開口部25が周方向に間隔をあけて複数設けられている。プラグ部22の上下方向略中間部分から下端部に亘ってその外周面には、下方に向かって拡径される位置決めテーパ面26が形成されている。また、挿着部20の内部には、クランプ用バネ27が収納される凹部28が形成されている。
摺動軸部23には、その下端から一体に有底筒状の周壁30が摺動軸部23の下部を取り囲むように周設されており、摺動軸部23の下部と周壁30との間に環状空間33が設けられている。また、摺動軸部23の上部には、その外周面全周に亘って各係合ボール32の一部を収納できる溝部31が形成されている。
なお、クランプ用バネ27は、板バネを上下方向に複数積層してもよいし、コイルバネを採用してもよい。
まず、段替えプレート2を治具ベース3にクランプする前に、各クランプ本体部15をアンクランプ状態にしておく。すなわち、加圧オイルをオイル供給管14から治具ベース3の各凹部10内へ圧送し、各クランプ本体部15の摺動軸部23を上方に摺動させると共に、摺動軸部23の溝部31内に各係合ボール32の一部を収納して、各係合ボール32をクランプ本体部15のプラグ部22の外周面から突出させないようにしておく。この状態では、摺動軸部23の上端がクランプ本体部15のプラグ部22の上端から若干突出している状態となる。
この段階では、各クランプ本体部15側のプラグ部22の外周面に設けた位置決めテーパ面26と、各リング部16側に設けた位置決めテーパ面36との間には隙間がある状態である。また、段替えプレート2の各ブロック部材40の下面と、治具ベース3の上面との間にも隙間がある状態となっている。
このように段替えプレート2が下降し始めると、段替えプレート2の各リング部16側に設けた位置決めテーパ面36が、治具ベース3の各クランプ本体部15側のプラグ部22の外周面に設けた位置決めテーパ面26にテーパ係合して、各リング部16側の位置決めテーパ面36が拡径されながら調心されて、段替えプレート2が治具ベース3に対してその平面方向の位置決めが成される。
そして、治具ベース3からの各クランプ本体部15の各係合ボール32が段替えプレート2の各リング部16の環状傾斜面38に位置した状態で、各係合ボール32が環状傾斜面38を下方に押圧することにより、段替えプレート2が治具ベース3側へ押圧されて段替えプレート2が治具ベース3にクランプされる。
なお、各ブロック部材40の高さは、各クランプ本体部15の各係合ボール32が段替えプレート2の各リング部16を治具ベース3側に十分な押圧力を付与できる程度の高さに設定する必要がある。つまり、各ブロック部材40の高さを、段替えプレート2の各ブロック部材40の下面が治具ベース3の上面に当接する前に、段替えプレート2の各小径ソケット穴11の頂面が各クランプ本体部15のプラグ部22の上端面に当接することのないように、また、各ブロック部材40の下面が治具ベース3の上面に当接した時点で、各係合ボール32がリング部16の環状傾斜面38から離れることのないように高さ設定する必要がある。
しかも、本クランプ装置1はその構成が簡素化されているために、量産ラインと同じ設備構成を採用することができる。
さらにまた、本クランプ装置1を、段替えプレート2の搬送方式のラインに適用すれば、段替えプレート2の搬送の最も大きな課題である段替えプレート2のクランプ精度管理を飛躍的に簡単に行うことができる。
Claims (3)
- 段替えプレートを治具ベースに位置決めしてクランプするクランプ装置であって、
該クランプ装置は、前記段替えプレートと前記治具ベースとの間に、前記段替えプレートの平面方向を位置決めする第1位置決め部材と、前記段替えプレートの高さ方向を位置決めする第2位置決め部材とを別々に設けて構成されることを特徴とする段替えプレートのクランプ装置。 - 前記第2位置決め部材は、柱状のものであることを特徴とする請求項1に記載の段替えプレートのクランプ装置。
- 前記第1位置決め部材は、前記段替えプレートを前記治具ベースにクランプする機能を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の段替えプレートのクランプ装置。
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- 2007-01-29 JP JP2007018078A patent/JP2008183651A/ja active Pending
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