JPH11207675A - ツールチェンジャ - Google Patents
ツールチェンジャInfo
- Publication number
- JPH11207675A JPH11207675A JP10018405A JP1840598A JPH11207675A JP H11207675 A JPH11207675 A JP H11207675A JP 10018405 A JP10018405 A JP 10018405A JP 1840598 A JP1840598 A JP 1840598A JP H11207675 A JPH11207675 A JP H11207675A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- shaft
- hole
- fitting shaft
- tool hand
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manipulator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧縮方向の接続強度をさほど必要としないツ
ールハンドのためのツールチェンジャであって、着脱の
為だけのためにアクチュエータや駆動源を要さず、従っ
て、単純な構造で小型なツールチェンジャーを提供す
る。 【解決手段】 先端を下方に向けて水平方向(X,Y)
および上下方向(Z)に移動自在で、且つ回転(θ)自
在な腕1を備えたロボットにツールハンド4を接続する
ためのツールチェンジャであって、腕1側に雄側、ツー
ルハンド4側に雌側を配したバヨネット接続機構でなる
ツールチェンジャとする。ここで、雄側は嵌合軸21と
それに組み付けられバヨネット爪として機能するローラ
23とを備え、雌側は、嵌合軸21と嵌合する軸穴31
dと、前記ローラが入る縦穴と、それに続き雄側の回転
によりローラ22が入る横穴とを備える。
ールハンドのためのツールチェンジャであって、着脱の
為だけのためにアクチュエータや駆動源を要さず、従っ
て、単純な構造で小型なツールチェンジャーを提供す
る。 【解決手段】 先端を下方に向けて水平方向(X,Y)
および上下方向(Z)に移動自在で、且つ回転(θ)自
在な腕1を備えたロボットにツールハンド4を接続する
ためのツールチェンジャであって、腕1側に雄側、ツー
ルハンド4側に雌側を配したバヨネット接続機構でなる
ツールチェンジャとする。ここで、雄側は嵌合軸21と
それに組み付けられバヨネット爪として機能するローラ
23とを備え、雌側は、嵌合軸21と嵌合する軸穴31
dと、前記ローラが入る縦穴と、それに続き雄側の回転
によりローラ22が入る横穴とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はロボットの腕にツ
ールハンドを自動的に着脱する機構に関し、特にツール
ハンドの装着、保持、取り外しのための特別なアクチュ
エータや駆動源を必要とせず、ロボットが本来の働きを
するために備える腕の動きのみによって容易に着脱でき
るツールチェンジャに関する。
ールハンドを自動的に着脱する機構に関し、特にツール
ハンドの装着、保持、取り外しのための特別なアクチュ
エータや駆動源を必要とせず、ロボットが本来の働きを
するために備える腕の動きのみによって容易に着脱でき
るツールチェンジャに関する。
【0002】
【従来の技術】1台のロボットが種々の仕事をこなし、
そのために仕事に応じてツールハンドを交換する。その
交換を自動的に行なえるような接続構造が種々提案され
使用されている。この部分はツールチェンジャと呼ばれ
ており、市販されているものもある。
そのために仕事に応じてツールハンドを交換する。その
交換を自動的に行なえるような接続構造が種々提案され
使用されている。この部分はツールチェンジャと呼ばれ
ており、市販されているものもある。
【0003】従来提案されているツールチェンジャの例
を図面を用いて説明する。図6は特開平6−19689
6号公報に提案されているツールチェンジャで、図にお
いて、11はツールハンド、12は硬球13を保持し、
かつツールハンドに嵌合するホルダー、14は硬球13
に力を加えるブロック、15はスプリング、16はブロ
ック14を上方へ引き上げるワイヤ、17はホルダー1
2に取り付けられたツールハンド11の周り止め用のピ
ン、18は左右に開閉し、ツールハンド11をセンタリ
ングしながらチャックするツールステーション、19は
ツールステーション18に取り付けられ、ツールハンド
11の回転センターに対し、偏心した位置にセットされ
たボールプランジャである。
を図面を用いて説明する。図6は特開平6−19689
6号公報に提案されているツールチェンジャで、図にお
いて、11はツールハンド、12は硬球13を保持し、
かつツールハンドに嵌合するホルダー、14は硬球13
に力を加えるブロック、15はスプリング、16はブロ
ック14を上方へ引き上げるワイヤ、17はホルダー1
2に取り付けられたツールハンド11の周り止め用のピ
ン、18は左右に開閉し、ツールハンド11をセンタリ
ングしながらチャックするツールステーション、19は
ツールステーション18に取り付けられ、ツールハンド
11の回転センターに対し、偏心した位置にセットされ
たボールプランジャである。
【0004】以上のように構成されたツールチェンジャ
の動作を説明する。図6はツールチャック後の状態であ
る。ツールハンド11をホルダ12から切り離すために
は、まずホルダ12及びワイヤ16が開いたツールステ
ーション18の所定位置へ降下する。ここで、ツールス
テーション18を閉じる。次に、ワイヤ16を上方に引
き上げるとブロック14は上へ引き上げられ、硬球13
はスプリング15の力から開放され、フリーの状態にな
る。ここでワイヤ16及びホルダ12を上昇させるとツ
ールハンド11のツバがツールステーション18に引っ
かかり、ツールハンド11はホルダ12から切り離され
ることになる。
の動作を説明する。図6はツールチャック後の状態であ
る。ツールハンド11をホルダ12から切り離すために
は、まずホルダ12及びワイヤ16が開いたツールステ
ーション18の所定位置へ降下する。ここで、ツールス
テーション18を閉じる。次に、ワイヤ16を上方に引
き上げるとブロック14は上へ引き上げられ、硬球13
はスプリング15の力から開放され、フリーの状態にな
る。ここでワイヤ16及びホルダ12を上昇させるとツ
ールハンド11のツバがツールステーション18に引っ
かかり、ツールハンド11はホルダ12から切り離され
ることになる。
【0005】次に、ツールハンド11のチャック動作は
上記の逆の動作で実施される。この時、ツールハンド1
1には、ボールプランジャ19で常に回転方向の力がか
かっているために、たとえ、ツールハンド11とピン1
7の嵌合部にガタがあっても、この力でこのガタ取を行
なうことが可能であり、高精度のツールチェンジが実現
できるとされている。
上記の逆の動作で実施される。この時、ツールハンド1
1には、ボールプランジャ19で常に回転方向の力がか
かっているために、たとえ、ツールハンド11とピン1
7の嵌合部にガタがあっても、この力でこのガタ取を行
なうことが可能であり、高精度のツールチェンジが実現
できるとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のツールチェンジャはツールハンド11の着脱、保
持のためのみにアクチュエータや駆動源(上記例の場合
ワイヤ16及びその駆動源)を必要とし、そのため装置
が複雑大型となる。また、市販のツールチェンジャは汎
用とするために接続部分にかかる力が引っ張り方向、圧
縮方向、剪断方向、回転方向(ひねり方向)何れの方向
であっても耐えるようなバランスをとった設計となって
おり、実際の用途では何れかの方向の耐性が不要な場合
が多くあり、用途に応じた構造とすれば小型軽量化する
余地がある。そこで、この発明は圧縮方向の接続強度を
さほど必要としないツールハンドのためのツールチェン
ジャーであって、着脱の為だけのためにアクチュエータ
や駆動源を要さず、従って、単純な構造で小型なツール
チェンジャを提供する。
来例のツールチェンジャはツールハンド11の着脱、保
持のためのみにアクチュエータや駆動源(上記例の場合
ワイヤ16及びその駆動源)を必要とし、そのため装置
が複雑大型となる。また、市販のツールチェンジャは汎
用とするために接続部分にかかる力が引っ張り方向、圧
縮方向、剪断方向、回転方向(ひねり方向)何れの方向
であっても耐えるようなバランスをとった設計となって
おり、実際の用途では何れかの方向の耐性が不要な場合
が多くあり、用途に応じた構造とすれば小型軽量化する
余地がある。そこで、この発明は圧縮方向の接続強度を
さほど必要としないツールハンドのためのツールチェン
ジャーであって、着脱の為だけのためにアクチュエータ
や駆動源を要さず、従って、単純な構造で小型なツール
チェンジャを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めにこの発明のツールチェンジャは先端ツールハンド接
続部を下方に向けて水平方向(X,Y)および上下方向
(Z)に移動自在で、且つ回転(θ)自在な腕を備えた
ロボットにツールハンドを接続するためのツールチェン
ジャであって、腕側とツールハンド側の一方に雄側、他
方に雌側を配したバヨネット接続機構でなる。上記の構
成によれば腕より外されたツールハンドを受け、次の装
着ままで保持するツールステーションがツールハンドの
接続部を上にして回転しないように保持するものとすれ
ば、ツールハンドの装着に際しては腕の接続部を下方に
向け、X,Y方向に移動してツールハンドと軸合わせを
行なう共に、回転して角度合わせを行ない、降下して雄
雌嵌まり合った状態で所定角度腕が回転すれば、バヨネ
ット接続される。更に、ツールハンドの取り外しに際し
てはツールハンドを下方に向け腕がX,Y方向に移動し
てツールハンドとツールステーションとの軸合わせを行
なうと共に、回転して角度合わせを行ない、降下してツ
ールハンドがツールステーションに嵌まり合った状態で
所定角度腕が装着時とは逆向きに回転すれば、バヨネッ
ト接続が外れる。従ってツールハンドの着脱のためには
特別のアクチュエータや駆動源を必要とせず、ロボット
の本来の仕事のために備える腕の動きにより着脱可能で
ある。
めにこの発明のツールチェンジャは先端ツールハンド接
続部を下方に向けて水平方向(X,Y)および上下方向
(Z)に移動自在で、且つ回転(θ)自在な腕を備えた
ロボットにツールハンドを接続するためのツールチェン
ジャであって、腕側とツールハンド側の一方に雄側、他
方に雌側を配したバヨネット接続機構でなる。上記の構
成によれば腕より外されたツールハンドを受け、次の装
着ままで保持するツールステーションがツールハンドの
接続部を上にして回転しないように保持するものとすれ
ば、ツールハンドの装着に際しては腕の接続部を下方に
向け、X,Y方向に移動してツールハンドと軸合わせを
行なう共に、回転して角度合わせを行ない、降下して雄
雌嵌まり合った状態で所定角度腕が回転すれば、バヨネ
ット接続される。更に、ツールハンドの取り外しに際し
てはツールハンドを下方に向け腕がX,Y方向に移動し
てツールハンドとツールステーションとの軸合わせを行
なうと共に、回転して角度合わせを行ない、降下してツ
ールハンドがツールステーションに嵌まり合った状態で
所定角度腕が装着時とは逆向きに回転すれば、バヨネッ
ト接続が外れる。従ってツールハンドの着脱のためには
特別のアクチュエータや駆動源を必要とせず、ロボット
の本来の仕事のために備える腕の動きにより着脱可能で
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明のツールチェンジャの一
例を図面を参照して説明する。図1はこの発明のツール
チェンジャを適用したツールハンドをロボットの腕に装
着する直前状態を示し、要部を断面で示す正面図であ
る。上下方向(Z方向)にのびるロボットの腕1はツー
ルハンド接続部1aを下に向けて水平方向(X,Y方
向)及び上下方向(Z方向)に移動自在であると共にZ
軸周りに回転自在である。腕1の下方先端(ツールハン
ド接続部1a)にはツールチェンジャの片側(この場合
は雄側2)がネジ止め等で固定して取り付けられてい
る。ツールチェンジャの雄側2は後述する雌側の穴に嵌
まり込む嵌合軸21をその軸中心を腕1の回転軸Cに一
致して備える。そして嵌合軸21の軸中心Cに直角な軸
に回転自在にローラ23を備える。このローラ23はバ
ヨネット爪として機能する。そして、雌側の着脱動作中
や結合中に雌側を押さえる押圧部22を備える。
例を図面を参照して説明する。図1はこの発明のツール
チェンジャを適用したツールハンドをロボットの腕に装
着する直前状態を示し、要部を断面で示す正面図であ
る。上下方向(Z方向)にのびるロボットの腕1はツー
ルハンド接続部1aを下に向けて水平方向(X,Y方
向)及び上下方向(Z方向)に移動自在であると共にZ
軸周りに回転自在である。腕1の下方先端(ツールハン
ド接続部1a)にはツールチェンジャの片側(この場合
は雄側2)がネジ止め等で固定して取り付けられてい
る。ツールチェンジャの雄側2は後述する雌側の穴に嵌
まり込む嵌合軸21をその軸中心を腕1の回転軸Cに一
致して備える。そして嵌合軸21の軸中心Cに直角な軸
に回転自在にローラ23を備える。このローラ23はバ
ヨネット爪として機能する。そして、雌側の着脱動作中
や結合中に雌側を押さえる押圧部22を備える。
【0009】ツールチェンジャの雄側に関し、その下側
から見た平面図(図2)も参照してさらに詳細に説明す
る。嵌合軸21は外形が略円柱状であるが軸中心に対し
90度対称に4方向平面状に削ぎ落とした逃げ部21a
を備えている。押圧部22は軸中心Cを中心とする同心
円上に4個所等角度間隔に配置されている。なお図2に
おける複数の取り付け穴24は本実施例の場合はツール
ハンド4が部品をチャックし、指定の挿入場所に移送す
る把持機構で種々の部品に応じてツールハンドを交換し
て仕事をする物で、そのツールハンドを動かす駆動レバ
ー機構を取り付けるためのものであるが、駆動レバー機
構については図示を略している。
から見た平面図(図2)も参照してさらに詳細に説明す
る。嵌合軸21は外形が略円柱状であるが軸中心に対し
90度対称に4方向平面状に削ぎ落とした逃げ部21a
を備えている。押圧部22は軸中心Cを中心とする同心
円上に4個所等角度間隔に配置されている。なお図2に
おける複数の取り付け穴24は本実施例の場合はツール
ハンド4が部品をチャックし、指定の挿入場所に移送す
る把持機構で種々の部品に応じてツールハンドを交換し
て仕事をする物で、そのツールハンドを動かす駆動レバ
ー機構を取り付けるためのものであるが、駆動レバー機
構については図示を略している。
【0010】図1に戻り、ツールハンド4はステージ5
aに設けた穴でなるツールステーション5に配置され、
その上端にはツールチェンジャの雌側3が図示しないネ
ジ等により固着されている。
aに設けた穴でなるツールステーション5に配置され、
その上端にはツールチェンジャの雌側3が図示しないネ
ジ等により固着されている。
【0011】ツールチェンジャの雌側3は下方に鍔部3
1aを備える概略円筒形状の主部31と、その円筒に嵌
まり鍔部31aに乗るように配置され、下側スラスト軌
動輪及び上側スラストローラとでなり回転自在に摺動す
る環状の摺動部品32と、その上に配置され同様な環状
のガイドホルダ33を備える。ガイドホルダ33には複
数のガイドピン34が立設され、ガイドピン34にはそ
れが通る穴を備えた押えリング35が上下動自在に嵌め
られている。そして、ガイドホルダ33と押えリング3
5の間には複数のばね36が設けられて主部31に対し
て押えリング35を上方に付勢している。そして、その
上にはリング状の蓋部材37が主部31の頂面にネジ止
めされて設けられ、押えリング35を上にはずれないよ
うに押さえている。
1aを備える概略円筒形状の主部31と、その円筒に嵌
まり鍔部31aに乗るように配置され、下側スラスト軌
動輪及び上側スラストローラとでなり回転自在に摺動す
る環状の摺動部品32と、その上に配置され同様な環状
のガイドホルダ33を備える。ガイドホルダ33には複
数のガイドピン34が立設され、ガイドピン34にはそ
れが通る穴を備えた押えリング35が上下動自在に嵌め
られている。そして、ガイドホルダ33と押えリング3
5の間には複数のばね36が設けられて主部31に対し
て押えリング35を上方に付勢している。そして、その
上にはリング状の蓋部材37が主部31の頂面にネジ止
めされて設けられ、押えリング35を上にはずれないよ
うに押さえている。
【0012】更に詳細にツールチェンジャの雌側3につ
いて説明する。図3は主部31の平面図、図4はそのA
−A方向より見た側面図である。鍔部31aには位置決
めのための凹部31bが2個所設けてある。筒部31c
の軸穴31dは表裏に貫通しており、穴径は雄側2の嵌
合軸21の径に対応した寸法とされる。軸穴31dの形
状は基本となる円形に90度対称位置に拡開する逃げ部
31eが設けてある。円の部分の径は雄側2の嵌合軸2
1が嵌まって回転自在でしかもがたつきが生じない寸法
とされる。嵌合軸21の逃げ部21aと軸穴31dの逃
げ部31eの関係は嵌合軸21が抜き差しされる際の角
度位置において、45度ずれた位置とされ、円周方向の
幅の関係は嵌合軸21の逃げ部21aの幅は軸穴31d
の円弧状に残った部分の幅より広幅とされ且つ軸穴31
dの逃げ部31eの幅は嵌合軸21の円弧状に残った部
分の幅より広幅とされる。このように構成したので嵌合
軸21が抜き差しされる際はクリアランスが大きく抜き
差しが容易であり、嵌合軸21を挿入後45度回転すれ
ばそれぞれの円弧部分が接して正確な軸合わせが出来
る。
いて説明する。図3は主部31の平面図、図4はそのA
−A方向より見た側面図である。鍔部31aには位置決
めのための凹部31bが2個所設けてある。筒部31c
の軸穴31dは表裏に貫通しており、穴径は雄側2の嵌
合軸21の径に対応した寸法とされる。軸穴31dの形
状は基本となる円形に90度対称位置に拡開する逃げ部
31eが設けてある。円の部分の径は雄側2の嵌合軸2
1が嵌まって回転自在でしかもがたつきが生じない寸法
とされる。嵌合軸21の逃げ部21aと軸穴31dの逃
げ部31eの関係は嵌合軸21が抜き差しされる際の角
度位置において、45度ずれた位置とされ、円周方向の
幅の関係は嵌合軸21の逃げ部21aの幅は軸穴31d
の円弧状に残った部分の幅より広幅とされ且つ軸穴31
dの逃げ部31eの幅は嵌合軸21の円弧状に残った部
分の幅より広幅とされる。このように構成したので嵌合
軸21が抜き差しされる際はクリアランスが大きく抜き
差しが容易であり、嵌合軸21を挿入後45度回転すれ
ばそれぞれの円弧部分が接して正確な軸合わせが出来
る。
【0013】更に、嵌合軸21を抜き差しする際のロー
ラ23の角度位置に対応してローラ23が通る縦穴31
fが設けられる。縦穴31fの深さはローラ23が挿入
される深さに対応すればよく、下側まで貫通する必要は
ない。そして、図4に示すようにローラ23が挿入され
る高さ位置に外から中心に向かって縦穴31fや軸穴3
1dに貫通する横穴31gを設けている。その形状はロ
ーラ23が挿入される角度位置(即ち縦穴のある角度位
置)に外から中心に向かってローラ23が入る径の穴が
開くきりを軸穴31dに達する深さまで水平に差込み、
その状態で中心を軸に主部31を反時計まわりに45度
回転して横穴を拡大し、その状態で主部31を少し降下
させローラ23のロック部31hとなるように上方に穴
を拡げた形状である。なおこの横穴はそれぞれのローラ
23に対応して設けてある。
ラ23の角度位置に対応してローラ23が通る縦穴31
fが設けられる。縦穴31fの深さはローラ23が挿入
される深さに対応すればよく、下側まで貫通する必要は
ない。そして、図4に示すようにローラ23が挿入され
る高さ位置に外から中心に向かって縦穴31fや軸穴3
1dに貫通する横穴31gを設けている。その形状はロ
ーラ23が挿入される角度位置(即ち縦穴のある角度位
置)に外から中心に向かってローラ23が入る径の穴が
開くきりを軸穴31dに達する深さまで水平に差込み、
その状態で中心を軸に主部31を反時計まわりに45度
回転して横穴を拡大し、その状態で主部31を少し降下
させローラ23のロック部31hとなるように上方に穴
を拡げた形状である。なおこの横穴はそれぞれのローラ
23に対応して設けてある。
【0014】図5は図1に示すツールチェンジャの雌側
3を蓋部材37を取り除いて上から見た平面図である。
ツールステーション5において位置決めピン5bがステ
ージ5aに立設されており、凹部31bが係合して位置
決めされ、回転しないように維持されている。筒部31
cの外側には前述したように、下から各々環状の摺動部
品32、ガイドホルダ33、押えリング35が嵌められ
ているが、この図では最も上の押えリング35が見えて
いる。押えリング35にはこの場合3個所等間隔にガイ
ドピン34が貫通して上下動自在である。そしてこれら
ガイドピン34の間を2分する位置にはばね36が配置
され押えリング35を上方に付勢しているが上からは見
えていない。
3を蓋部材37を取り除いて上から見た平面図である。
ツールステーション5において位置決めピン5bがステ
ージ5aに立設されており、凹部31bが係合して位置
決めされ、回転しないように維持されている。筒部31
cの外側には前述したように、下から各々環状の摺動部
品32、ガイドホルダ33、押えリング35が嵌められ
ているが、この図では最も上の押えリング35が見えて
いる。押えリング35にはこの場合3個所等間隔にガイ
ドピン34が貫通して上下動自在である。そしてこれら
ガイドピン34の間を2分する位置にはばね36が配置
され押えリング35を上方に付勢しているが上からは見
えていない。
【0015】次に、ツールチェンジャによる接続の動作
を伴ってさらに詳細に構成を説明する。まず、図1に示
すようにツールステーション5に配置されているツール
4の直上にロボットの腕1が軸Cを合わせるように移動
し、軸Cを中心に回転してローラ23の方向がツールチ
ェンジャの雌側3の縦穴31fの方向とする。そうする
と、雄側2の嵌合軸21の逃げ部21aは雌側3の軸穴
31dの逃げていない部分に対面し、雄側2の嵌合軸2
1の逃げていない部分は雌側3の軸穴31dの逃げ部3
1eに対面してクリアランスが大きくなっている。その
状態でロボットの腕1が所定の高さ位置まで降下すると
嵌合軸21は軸穴31dに嵌まり込む。その際押圧部2
2はばね36の力に抗して押えリング35押し下げてい
る。その状態でロボットの腕1が所定量(この場合は4
5度)回転すればローラ23は横穴31g内を通って自
由に移動出来る。そして、嵌合軸21と軸穴31dは逃
げ部21a,31eのない部分どうしが対面して正確な
軸あわせが出来る。その状態でロボットの腕1が上昇す
れば、ローラ23が横穴のロック部31hの天井に当た
るまではツールハンド4はその自重とばね36の力で止
まっているが、ローラ23が横穴のロック部31hの天
井に当たった後はロボットの腕1に接続された状態とな
る。
を伴ってさらに詳細に構成を説明する。まず、図1に示
すようにツールステーション5に配置されているツール
4の直上にロボットの腕1が軸Cを合わせるように移動
し、軸Cを中心に回転してローラ23の方向がツールチ
ェンジャの雌側3の縦穴31fの方向とする。そうする
と、雄側2の嵌合軸21の逃げ部21aは雌側3の軸穴
31dの逃げていない部分に対面し、雄側2の嵌合軸2
1の逃げていない部分は雌側3の軸穴31dの逃げ部3
1eに対面してクリアランスが大きくなっている。その
状態でロボットの腕1が所定の高さ位置まで降下すると
嵌合軸21は軸穴31dに嵌まり込む。その際押圧部2
2はばね36の力に抗して押えリング35押し下げてい
る。その状態でロボットの腕1が所定量(この場合は4
5度)回転すればローラ23は横穴31g内を通って自
由に移動出来る。そして、嵌合軸21と軸穴31dは逃
げ部21a,31eのない部分どうしが対面して正確な
軸あわせが出来る。その状態でロボットの腕1が上昇す
れば、ローラ23が横穴のロック部31hの天井に当た
るまではツールハンド4はその自重とばね36の力で止
まっているが、ローラ23が横穴のロック部31hの天
井に当たった後はロボットの腕1に接続された状態とな
る。
【0016】そして、ツールハンド4の切り離しは上記
と逆の動作を行なえば良い。
と逆の動作を行なえば良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のツール
チェンジャによれば、ツールハンドの着脱や保持のため
に特別なアクチュエータを必要とせず、従って簡単な機
構で容易に着脱できる。
チェンジャによれば、ツールハンドの着脱や保持のため
に特別なアクチュエータを必要とせず、従って簡単な機
構で容易に着脱できる。
【図1】 この発明の一実施例の要部断面図である。
【図2】 その雄側の平面図である。
【図3】 その雌側の主部の平面図である。
【図4】 その側面図である。
【図5】 雌側の平面図図である。
【図6】 従来のツールチェンジャを示す断面図であ
る。
る。
1a ツールハンド接続部 1 腕 2 雄側 3 雌側 4 ツールハンド 21 嵌合軸 21a 勘合軸の逃げ部 23 ローラ 31d 軸穴 31e 軸穴の逃げ部 31f 縦穴 31g 横穴
Claims (3)
- 【請求項1】先端ツールハンド接続部を下方に向けて水
平方向(X,Y)および上下方向(Z)に移動自在で、
且つ回転(θ)自在な腕を備えたロボットにツールハン
ドを接続するためのツールチェンジャであって、 腕側とツールハンド側の一方に雄側、他方に雌側を配し
たバヨネット接続機構でなることを特徴とするツールチ
ェンジャ。 - 【請求項2】前記雄側は嵌合軸とそれに組み付けられバ
ヨネット爪として機能するローラとを備え、 前記雌側は、前記嵌合軸と嵌合する軸穴と、前記ローラ
が入る縦穴と、それに続き前記雄側の前記雌側に対する
相対的回転により前記ローラが入る横穴とを備えること
を特徴とする請求項1に記載のツールチェンジャ。 - 【請求項3】前記雄側は嵌合軸を備え、前記雌側はそれ
が嵌合する軸穴を備え、前記嵌合軸の断面外形は円形を
基本として円周方向複数個所に削ぎ落とした形状の逃げ
部を備え、前記軸穴の断面形状は円形を基本として円周
方向複数個所に拡開した形状の逃げ部を備え、嵌合軸を
軸穴に抜き差しする角度位置関係において嵌合軸の基本
の円形部分は軸穴の逃げ部に対応し、軸穴の基本の円形
部分は嵌合軸の逃げ部に対応していることを特徴とする
請求項1に記載のツールチェンジャ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10018405A JPH11207675A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ツールチェンジャ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10018405A JPH11207675A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ツールチェンジャ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11207675A true JPH11207675A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11970773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10018405A Pending JPH11207675A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ツールチェンジャ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11207675A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006098039A1 (ja) * | 2005-03-15 | 2008-08-21 | 平田機工株式会社 | ワークハンドリング装置 |
DE102007038791A1 (de) * | 2007-08-08 | 2009-02-12 | IPR-Intelligente Peripherien für Roboter GmbH | Werkzeugwechselsystem für einen Industrieroboter |
JP2015103597A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | 株式会社ディスコ | 搬送装置 |
DE102017128601A1 (de) * | 2017-12-01 | 2019-06-06 | Technische Universität Darmstadt | Wellenkupplungsmechanismus zum Ein- und Auskuppeln mittels den gegebenen Freiheitsgraden Translation und Rotation |
CN112665476A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-04-16 | 东风模具冲压技术有限公司 | 焊接机器人抓手精度检测装置 |
US20220297314A1 (en) * | 2021-03-16 | 2022-09-22 | Mark Eugene Ganninger | Mechanical Robot Tool Changer |
DE102022131014A1 (de) | 2022-11-23 | 2024-05-23 | Krones Aktiengesellschaft | Industrieroboter mit Sicherungsmechanismus für einen Greiferkopf |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6034282A (ja) * | 1983-08-08 | 1985-02-21 | 株式会社日立製作所 | 着脱自在なマニプレ−タ |
JPS61502321A (ja) * | 1984-06-08 | 1986-10-16 | クカ シユヴアイスアンラ−ゲン ウント ロボ−タ− ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | マニプレ−タにおいて用いられる、工具ホルダを自動的に把持ないしは解離する装置 |
-
1998
- 1998-01-30 JP JP10018405A patent/JPH11207675A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6034282A (ja) * | 1983-08-08 | 1985-02-21 | 株式会社日立製作所 | 着脱自在なマニプレ−タ |
JPS61502321A (ja) * | 1984-06-08 | 1986-10-16 | クカ シユヴアイスアンラ−ゲン ウント ロボ−タ− ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | マニプレ−タにおいて用いられる、工具ホルダを自動的に把持ないしは解離する装置 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006098039A1 (ja) * | 2005-03-15 | 2008-08-21 | 平田機工株式会社 | ワークハンドリング装置 |
JP4598058B2 (ja) * | 2005-03-15 | 2010-12-15 | 平田機工株式会社 | ワークハンドリング装置 |
DE102007038791A1 (de) * | 2007-08-08 | 2009-02-12 | IPR-Intelligente Peripherien für Roboter GmbH | Werkzeugwechselsystem für einen Industrieroboter |
DE102007038791B4 (de) * | 2007-08-08 | 2010-11-25 | Daimler Ag | Werkzeugwechselsystem für einen Industrieroboter |
JP2015103597A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | 株式会社ディスコ | 搬送装置 |
DE102017128601A1 (de) * | 2017-12-01 | 2019-06-06 | Technische Universität Darmstadt | Wellenkupplungsmechanismus zum Ein- und Auskuppeln mittels den gegebenen Freiheitsgraden Translation und Rotation |
CN112665476A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-04-16 | 东风模具冲压技术有限公司 | 焊接机器人抓手精度检测装置 |
US20220297314A1 (en) * | 2021-03-16 | 2022-09-22 | Mark Eugene Ganninger | Mechanical Robot Tool Changer |
DE102022131014A1 (de) | 2022-11-23 | 2024-05-23 | Krones Aktiengesellschaft | Industrieroboter mit Sicherungsmechanismus für einen Greiferkopf |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI454337B (zh) | 用來將工件正確定位於夾頭的工件托持器及具有夾頭和工件托持器的夾持裝置 | |
JPH11207675A (ja) | ツールチェンジャ | |
US20030132583A1 (en) | Six jaw equalizing chuck | |
US6454278B1 (en) | Counter centrifugal power chuck assembly | |
KR20000016481A (ko) | 공작물 홀더용 신속 착탈 액츄에이터 | |
JPH0343174A (ja) | 自動工具交換装置 | |
JPS5850189A (ja) | タ−ビンホイ−ルとタ−ビンシヤフトとの接合方法およびその装置 | |
CN113798874B (zh) | 多工位定心工装及定心方法 | |
JPH07290389A (ja) | ハンド交換装置 | |
JP2850327B2 (ja) | ロボット装置 | |
JPH10175133A (ja) | 位置決め固定装置 | |
EP0218756B1 (en) | Improved workholder | |
JP3009847B2 (ja) | 工具用ホルダの位置決め装置 | |
JP2601668B2 (ja) | ディスク検査装置のディスクチャック機構 | |
JP2948281B2 (ja) | 自動組付装置 | |
JP2509177Y2 (ja) | ツェッパジョイントの外輪保持装置 | |
JP3247205B2 (ja) | 主軸装置 | |
JP2739007B2 (ja) | 自動変速機試験装置 | |
CN216699054U (zh) | 一种机器人手臂末端快速换装接头装置的工具端母头装置 | |
JP2771727B2 (ja) | タレット式ロボット | |
JPH0657536U (ja) | 自動工具交換装置 | |
JP4838174B2 (ja) | クランプ装置及びワークの自動調芯把持方法 | |
JP2005246489A (ja) | ワークホルダ | |
JP2002239816A (ja) | ワーク着脱装置 | |
JPS61173829A (ja) | 自動工具交換用ソケツト |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061027 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070301 |