JP2002239816A - ワーク着脱装置 - Google Patents
ワーク着脱装置Info
- Publication number
- JP2002239816A JP2002239816A JP2001034430A JP2001034430A JP2002239816A JP 2002239816 A JP2002239816 A JP 2002239816A JP 2001034430 A JP2001034430 A JP 2001034430A JP 2001034430 A JP2001034430 A JP 2001034430A JP 2002239816 A JP2002239816 A JP 2002239816A
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- chuck
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワークの外径又は内径を把持し、フローティ
ング機能を用いて、ワークを主軸の回転中にチャックに
的確に着脱する。 【解決手段】 ボディ1をローダ又はロボットのアーム
に固定する。ボディ1の前面に、ワークWの外径又は内
径を把持する3つの爪2と、三叉形状の支持部材3とを
取り付ける。支持部材3に3つのテーパ部材4を爪2と
異なる円周方向位置でワークWの周縁に当接するように
支持する。テーパ部材4に軸部5を一体形成し、支持部
材3の突端部に軸部5を工作機械の主軸軸線と平行な軸
線上で回転及び摺動可能に支持する軸受6を設ける。軸
部5にスプリング7を嵌挿し、テーパ部材4をチャック
側へ付勢する。
ング機能を用いて、ワークを主軸の回転中にチャックに
的確に着脱する。 【解決手段】 ボディ1をローダ又はロボットのアーム
に固定する。ボディ1の前面に、ワークWの外径又は内
径を把持する3つの爪2と、三叉形状の支持部材3とを
取り付ける。支持部材3に3つのテーパ部材4を爪2と
異なる円周方向位置でワークWの周縁に当接するように
支持する。テーパ部材4に軸部5を一体形成し、支持部
材3の突端部に軸部5を工作機械の主軸軸線と平行な軸
線上で回転及び摺動可能に支持する軸受6を設ける。軸
部5にスプリング7を嵌挿し、テーパ部材4をチャック
側へ付勢する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械の主軸の
回転中にワークをチャックに着脱する装置に関するもの
である。
回転中にワークをチャックに着脱する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、ローダ又はロ
ボットのアーム51に軸受52を介しボディ53を回転
可能に支持し、爪54に把持したワークWをスプリング
55でチャック(図示略)に押し付けて着脱する装置が
知られている。また、図5に示すように、爪56を開い
た状態で、スプリング57により回転板58を介してワ
ークWをチャックに押し付けて着脱する装置も公知であ
る。
ボットのアーム51に軸受52を介しボディ53を回転
可能に支持し、爪54に把持したワークWをスプリング
55でチャック(図示略)に押し付けて着脱する装置が
知られている。また、図5に示すように、爪56を開い
た状態で、スプリング57により回転板58を介してワ
ークWをチャックに押し付けて着脱する装置も公知であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図4の従来
装置によると、爪54の開閉に圧流体の回転継手を必要
とするため、構造が複雑化する問題点があった。図5の
従来装置によると、回転板58の軸受部59が爪56の
内側に突設されているため、ワークWの内径を把持でき
ないという不具合があった。また、何れの装置も、ワー
クWを浮かせた状態で回転させるフローティング機能を
果たすことができなかった。
装置によると、爪54の開閉に圧流体の回転継手を必要
とするため、構造が複雑化する問題点があった。図5の
従来装置によると、回転板58の軸受部59が爪56の
内側に突設されているため、ワークWの内径を把持でき
ないという不具合があった。また、何れの装置も、ワー
クWを浮かせた状態で回転させるフローティング機能を
果たすことができなかった。
【0004】そこで、本発明の課題は、簡単な構成でワ
ークの外径又は内径を把持し、フローティング機能を用
いて、ワークを主軸の回転中にチャックに的確に着脱で
きる装置を提供することにある。
ークの外径又は内径を把持し、フローティング機能を用
いて、ワークを主軸の回転中にチャックに的確に着脱で
きる装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のワーク着脱装置は、工作機械の主軸の回
転中にワークを主軸先端のチャックに着脱する装置であ
って、円周方向等間隔位置に設けられワークを把持する
複数の爪と、爪と異なる円周方向等間隔位置でワークの
周縁に当接する複数のテーパ部材と、テーパ部材を主軸
軸線と平行な軸線上で回転及び摺動可能に支持する支持
部材と、テーパ部材をチャック側へ付勢する付勢部材と
を有して構成される。
めに、本発明のワーク着脱装置は、工作機械の主軸の回
転中にワークを主軸先端のチャックに着脱する装置であ
って、円周方向等間隔位置に設けられワークを把持する
複数の爪と、爪と異なる円周方向等間隔位置でワークの
周縁に当接する複数のテーパ部材と、テーパ部材を主軸
軸線と平行な軸線上で回転及び摺動可能に支持する支持
部材と、テーパ部材をチャック側へ付勢する付勢部材と
を有して構成される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、この実施形態
のワーク着脱装置においては、ボディ1がローダ又はロ
ボットのアーム(図示略)に固定されている。ボディ1
の前面には、ワークWの外径を把持する3つの爪2と、
三叉形状の支持部材3とがそれぞれ交換可能に取り付け
られている。そして、支持部材3には、3つのテーパ部
材4が爪2と異なる円周方向位置(隣接する爪2の中間
位置)でワークWの外周縁に当接するように支持されて
いる。
に基づいて説明する。図1に示すように、この実施形態
のワーク着脱装置においては、ボディ1がローダ又はロ
ボットのアーム(図示略)に固定されている。ボディ1
の前面には、ワークWの外径を把持する3つの爪2と、
三叉形状の支持部材3とがそれぞれ交換可能に取り付け
られている。そして、支持部材3には、3つのテーパ部
材4が爪2と異なる円周方向位置(隣接する爪2の中間
位置)でワークWの外周縁に当接するように支持されて
いる。
【0007】テーパ部材4には軸部5が一体形成され、
支持部材3の突端部には軸部5を工作機械の主軸軸線と
平行な軸線上で回転及び摺動可能に支持する軸受6が設
けられている。そして、軸部5に付勢部材としてのスプ
リング7が嵌挿され、そのばね力によってテーパ部材4
がチャック8(図3参照)側に付勢されている。なお、
図2に示すように、ワークWの内径を把持する場合に
は、爪2が外向きに取り付けられ、テーパ部材4はワー
クWの内周縁に当接する位置に支持される。
支持部材3の突端部には軸部5を工作機械の主軸軸線と
平行な軸線上で回転及び摺動可能に支持する軸受6が設
けられている。そして、軸部5に付勢部材としてのスプ
リング7が嵌挿され、そのばね力によってテーパ部材4
がチャック8(図3参照)側に付勢されている。なお、
図2に示すように、ワークWの内径を把持する場合に
は、爪2が外向きに取り付けられ、テーパ部材4はワー
クWの内周縁に当接する位置に支持される。
【0008】図1の装置を用いて主軸の回転中にワーク
Wをチャック8に取り付ける場合には、まず、図3の
(A)に示すように、ボディ1がチャック8と相対する
位置に位置決めされ、ワークWの一部がチャック爪9の
内側に挿入される。次に、(B)に示すように、爪2が
開放され、テーパ部材4がスプリング7によりチャック
8側に押し出され、ワークWがチャック8の当金10に
押し付けられ、この状態でチャック8と一体にワークW
及びテーパ部材4が回転される。
Wをチャック8に取り付ける場合には、まず、図3の
(A)に示すように、ボディ1がチャック8と相対する
位置に位置決めされ、ワークWの一部がチャック爪9の
内側に挿入される。次に、(B)に示すように、爪2が
開放され、テーパ部材4がスプリング7によりチャック
8側に押し出され、ワークWがチャック8の当金10に
押し付けられ、この状態でチャック8と一体にワークW
及びテーパ部材4が回転される。
【0009】このとき、3つのテーパ部材4はワークW
の外周縁3箇所に当接し、各テーパ部材4にスプリング
7のばね力が別々に作用する。従って、爪2及びチャッ
ク爪9が開いた状態で、ワークWを主軸軸線上に正確に
芯出して浮かせた状態で回転させ、ワークWの端面を均
等な力で当金10に押し付けて傾きを補正することがで
きる。その後、(C)に示すように、チャック爪9が閉
鎖され、ワークWがチャック8上に保持される。
の外周縁3箇所に当接し、各テーパ部材4にスプリング
7のばね力が別々に作用する。従って、爪2及びチャッ
ク爪9が開いた状態で、ワークWを主軸軸線上に正確に
芯出して浮かせた状態で回転させ、ワークWの端面を均
等な力で当金10に押し付けて傾きを補正することがで
きる。その後、(C)に示すように、チャック爪9が閉
鎖され、ワークWがチャック8上に保持される。
【0010】ワークWをチャック8から取り外す場合に
は、各部が取付時とは逆の順序で動作する。また、ワー
クWの内径を把持して着脱する場合には、図2に示す装
置が用いられる。該装置によれば、爪2が支持部材3に
干渉するおそれがなく、またテーパ部材4はワークWの
内周縁に当接して前記フローティング機能を発揮するの
で、リング形状等のワークWをチャック8に的確に着脱
することができる。
は、各部が取付時とは逆の順序で動作する。また、ワー
クWの内径を把持して着脱する場合には、図2に示す装
置が用いられる。該装置によれば、爪2が支持部材3に
干渉するおそれがなく、またテーパ部材4はワークWの
内周縁に当接して前記フローティング機能を発揮するの
で、リング形状等のワークWをチャック8に的確に着脱
することができる。
【0011】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば、テーパ部材4を支持部材3に半
径方向へ位置調整可能に支持して、一つの支持部材3で
ワークWの内外径把持に対応できるように構成するな
ど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに
構成を適宜に変更して実施することも可能である。
ものではなく、例えば、テーパ部材4を支持部材3に半
径方向へ位置調整可能に支持して、一つの支持部材3で
ワークWの内外径把持に対応できるように構成するな
ど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに
構成を適宜に変更して実施することも可能である。
【0012】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
複数のテーパ部材が爪と異なる円周方向位置でワークの
周縁に当接して回転するので、簡単な構成でワークの外
径又は内径を把持し、フローティング機能を用いて、ワ
ークを主軸の回転中にチャックに的確に着脱できるとい
う優れた効果を奏する。
複数のテーパ部材が爪と異なる円周方向位置でワークの
周縁に当接して回転するので、簡単な構成でワークの外
径又は内径を把持し、フローティング機能を用いて、ワ
ークを主軸の回転中にチャックに的確に着脱できるとい
う優れた効果を奏する。
【図1】本発明の一実施形態を示すワーク着脱装置の2
面図である。
面図である。
【図2】内径把持用のワーク着脱装置を示す2面図であ
る。
る。
【図3】図1の装置の動作説明図である。
【図4】従来のワーク着脱装置を示す2面図である。
【図5】従来の別のワーク着脱装置を示す2面図であ
る。
る。
1・・ボディ、2・・爪、3・・支持部材、4・・テー
パ部材、5・・軸部、6・・軸受、7・・スプリング、
8・・チャック、W・・ワーク。
パ部材、5・・軸部、6・・軸受、7・・スプリング、
8・・チャック、W・・ワーク。
Claims (1)
- 【請求項1】 工作機械の主軸の回転中にワークを主軸
先端のチャックに着脱する装置であって、円周方向等間
隔位置に設けられワークを把持する複数の爪と、爪と異
なる円周方向等間隔位置でワークの周縁に当接する複数
のテーパ部材と、テーパ部材を主軸軸線と平行な軸線上
で回転及び摺動可能に支持する支持部材と、テーパ部材
をチャック側へ付勢する付勢部材とを有するワーク着脱
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001034430A JP2002239816A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | ワーク着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001034430A JP2002239816A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | ワーク着脱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002239816A true JP2002239816A (ja) | 2002-08-28 |
Family
ID=18898041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001034430A Pending JP2002239816A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | ワーク着脱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002239816A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008272854A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Okuma Corp | チャック装置 |
CN102430919A (zh) * | 2011-11-02 | 2012-05-02 | 山东常林机械集团股份有限公司 | 一种柱塞组件滚松工装及其使用方法 |
CN107552820A (zh) * | 2017-09-28 | 2018-01-09 | 国营芜湖机械厂 | 一种平管嘴零件加工系统 |
CN111390700A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-07-10 | 浙江杭机股份有限公司 | 一种光学元件的抛光磨削一体机 |
-
2001
- 2001-02-09 JP JP2001034430A patent/JP2002239816A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008272854A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Okuma Corp | チャック装置 |
CN102430919A (zh) * | 2011-11-02 | 2012-05-02 | 山东常林机械集团股份有限公司 | 一种柱塞组件滚松工装及其使用方法 |
CN107552820A (zh) * | 2017-09-28 | 2018-01-09 | 国营芜湖机械厂 | 一种平管嘴零件加工系统 |
CN107552820B (zh) * | 2017-09-28 | 2023-11-03 | 国营芜湖机械厂 | 一种平管嘴零件加工系统 |
CN111390700A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-07-10 | 浙江杭机股份有限公司 | 一种光学元件的抛光磨削一体机 |
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