JP3048360B1 - 両面プリント配線板およびその製造方法 - Google Patents

両面プリント配線板およびその製造方法

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Abstract

【要約】 【課題】 微細なパターンの形成が可能で屈曲性が高く
寸法精度が高くかつ歩留りが向上した両面プリント配線
板およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 金属箔2a,2bおよび絶縁基板1を貫
通するスルーホール部6を形成した後、金属箔2a,2
bをエッチングによりパターン加工してスルーホール部
6の周辺部を含む導体パターン21a,21bを形成す
る。続いて、スルーホール部6の内周面6aおよび導体
パターン21a,21bの表面に無電解銅めっき層3を
形成する。さらに、スルーホール部6の内周面6aおよ
びスルーホール部6の周辺部6bの領域を除いて無電解
銅めっき層3上にめっきレジスト8を形成した後、めっ
きレジスト8をマスクとして無電解銅めっき層3上に電
解銅めっき層4を形成する。次に、めっきレジスト8、
電解銅めっき層4下の領域を除く無電解銅めっき層3を
除去する。最後に、カバーレイ5で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁基板の両面に
導体パターンが形成された両面プリント配線板およびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の電気機器または電子機器にプリン
ト配線板が用いられている。プリント配線板には、絶縁
性プラスチック等の絶縁基板の一方面に銅等の金属箔か
らなる導体パターンが形成された片面プリント配線板、
および絶縁基板の両面に導体パターンが形成された両面
プリント配線板等がある。両面プリント配線板における
両面の導体パターンは、絶縁基板および両面の導体パタ
ーンを貫通する孔(以下、スルーホール部と呼ぶ)を通
して金属めっき等により接続されている。
【0003】また、プリント配線板は、絶縁基板に用い
られる材料により、フレキシブル配線板とリジット配線
板とに分類される。フレキシブル配線板は、絶縁基板が
ポリイミド樹脂等の柔軟性に富む材料から構成されるも
のである。一方、リジット配線板は、絶縁基板がガラス
エポキシ樹脂等の硬度の高い材料から構成されるもので
ある。
【0004】図4は従来の両面プリント配線板の製造工
程を示す断面図である。図4(a)に示すように、絶縁
基板1の両面に銅からなる金属箔2a,2bを形成す
る。次に、図4(b)に示すように、所定の位置に金属
箔2a,2bおよび絶縁基板1を貫通するスルーホール
部6を形成する。
【0005】その後、絶縁基板1および金属箔2a,2
bにパラジウム触媒を塗布した後、銅めっき液に浸漬す
る、いわゆる無電解銅めっきを行う。これにより、図4
(c)に示すように、スルーホール部6の内周面6aお
よび金属箔2a,2bの表面に無電解銅めっき層3が形
成される。これにより、金属箔2aと金属箔2bとが無
電解銅めっき層3を介して電気的に接続される。
【0006】しかしながら、無電解銅めっき層3の厚み
は約0.3μmと薄く、膜質も良くない。そのため、さ
らに電解銅めっきが行われる。これにより、無電解銅め
っき層3上に電解銅めっき層4が形成される。電解銅め
っき層4の厚みは約15μmである。このようにして、
絶縁基板1の両面に金属箔2a,2b、無電解銅めっき
層3および電解銅めっき層4からなる導体層9が形成さ
れる。
【0007】次に、図4(d)に示すように、絶縁基板
1の両面の電解銅めっき層4上にフォトマスクを用いた
フォトリソグラフィにより所望の形状のエッチングレジ
スト7を形成する。このとき、エッチングレジスト7
は、スルーホール部6の周辺部6bの電解銅めっき層4
上を含めて形成される。
【0008】続いて、エッチングレジスト7をマスクと
して電解銅めっき層4、無電解銅めっき層3および金属
箔2a,2bをエッチングする。これにより、図4
(e)に示すように、所望の形状の導体パターン21
a,21b、無電解銅めっき層3および電解銅めっき層
4が形成される。最後に、エッチングレジスト7を除去
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の製造方法により
形成された両面プリント配線板では、絶縁基板1が柔軟
性に富む材料からなる場合でも、電解銅めっき層4が約
15μmと厚く形成されるため、屈曲性に劣る。
【0010】また、導体パターン21a,21bを形成
する際のエッチングは、導体層9内を絶縁基板1に向か
って進行するとともに、エッチングレジスト7下の導体
層9にも進行する。そのため、微細なピッチ(ファイン
ピッチ)の導体パターン21a,21bを形成しようと
すると、絶縁基板1の表面までエッチングが進行する前
にエッチングレジスト7下の導体層9が除去されてしま
う。したがって、従来、導体パターン21a,21bの
ピッチは200μm以上に設定されている。なお、導体
パターンのピッチとは、導体パターンの幅と導体パター
ンの間隔とを合わせた値のことである。
【0011】図4(c)において無電解銅めっき層3上
に形成された電解銅めっき層4には応力が生じている。
そのため、スルーホール部6が複数形成されている場
合、電解銅めっき後のスルーホール部6間の距離が電解
銅めっき前のスルーホール部6間の距離に対して変化す
る場合がある。そのため、図4(d)においてエッチン
グレジスト7を形成する際、予め設計されたフォトマス
クを電解銅めっき後のスルーホール部6に位置合わせす
ることが困難となる。その結果、歩留りが低下する。
【0012】本発明の目的は、微細なパターンの形成が
可能で屈曲性が高く寸法精度が高くかつ歩留りが向上さ
れた両面プリント配線板およびその製造方法を提供する
ことである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る両面プリント配線板の製造方法は、絶縁基板
の両面に導体層を形成する工程と、絶縁基板および導体
層を貫通するスルーホール部を形成する工程と、導体層
をパターン加工して導体層のスルーホール部の周辺部を
含む導体パターンを形成する工程と、スルーホール部の
内周面および導体パターンの表面に無電解金属めっき層
を形成する工程と、スルーホール部の内周面およびスル
ーホール部の周辺部の無電解金属めっき層上に電解金属
めっき層を形成する工程と、電解金属めっき層上の領域
を除いて無電解金属めっき層を除去する工程とを含むも
のである。
【0014】本発明に係る両面プリント配線板の製造方
法においては、導体パターンの形成の際に導体層のみを
パターン加工するため、微細なパターンの形成が可能と
なる。また、無電解金属めっき層および電解金属めっき
層がスルーホール部の内周面およびスルーホール部の周
辺部を除く領域には形成されないので、両面プリント配
線板の屈曲性が高くなる。さらに、電解金属めっき層は
スルーホール部の内周面およびスルーホール部の周辺部
の無電解金属めっき層上にのみ形成されるため、電解金
属めっき層を形成する工程の前後でスルーホール部間の
距離が応力により変化することが防止される。したがっ
て、寸法精度が高くなるとともに歩留りが向上する。
【0015】電解金属めっき層を形成する工程は、スル
ーホール部の内周面およびスルーホール部の周辺部の領
域を除いて無電解金属めっき層上にレジストを形成する
工程と、レジストをマスクとして無電解金属めっき層に
電解金属めっきを行う工程とを含んでもよい。この場
合、レジストによりマスクされなかったスルーホール部
の内周面およびスルーホール部の周辺部の無電解金属め
っき層上に電解金属めっき層が形成される。
【0016】絶縁基板がフレキシブル基板であってもよ
い。この場合、導体パターンが微細で屈曲性が高く寸法
精度が高くかつ歩留りが向上したフレキシブル配線板の
製造が可能となる。
【0017】絶縁基板の両面に導体層を形成する工程
は、一対の導体層の一面にそれぞれ絶縁層を形成する工
程と、一対の導体層に形成された絶縁層を加熱および加
圧により互いに貼り合わせる工程とを含んでもよい。こ
の場合、導体層と絶縁基板とが接着剤を用いることなく
直接接合される。
【0018】絶縁基板の両面に導体層を形成する前に絶
縁基板の両面に接着剤層を形成する工程をさらに備えて
もよい。この場合、導体層と絶縁基板とが接着剤層を介
して接合される。
【0019】第2の発明に係る両面プリント配線板は、
絶縁基板の両面に導体パターンが形成され、絶縁基板お
よび導体パターンを貫通するスルーホール部が形成さ
れ、スルーホール部の内周面上および導体パターンの表
面に無電解金属めっき層が形成され、無電解金属めっき
層上に電解金属めっき層が形成され、スルーホール部の
内周面およびスルーホール部の周辺部を除く領域から無
電解金属めっき層および電解金属めっき層が除去された
ものである。
【0020】本発明に係る両面プリント配線板において
は、絶縁基板の両面の導体パターン上に無電解金属めっ
き層および電解金属めっき層が形成されていないため、
導体パターンの加工時に、微細なパターンの形成が可能
となる。また、無電解金属めっき層および電解金属めっ
き層がスルーホール部の内周面およびスルーホール部の
周辺部を除く領域には形成されていないので、両面プリ
ント配線板の屈曲性が高くなる。さらに、電解金属めっ
き層は、スルーホール部の内周面およびスルーホール部
の周辺部の無電解金属めっき層上にのみ形成されるた
め、電解金属めっきの前後でスルーホール部間の距離が
応力により変形することが防止される。したがって、寸
法精度が高くなるとともに歩留りが向上する。
【0021】絶縁基板がフレキシブル基板であってもよ
い。この場合、導体パターンが微細で屈曲性が高く寸法
精度が高くかつ歩留りが向上したフレキシブル配線板が
得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例にお
ける両面プリント配線板の製造工程を示す断面図であ
る。この両面プリント配線板はフレキシブル配線板であ
る。
【0023】まず、図1(a)に示すように、絶縁基板
1の両面に銅からなる金属箔2a,2bを形成する。本
実施例では、接着剤を用いずに金属箔2a,2bを絶縁
基板1の両面に形成する。具体的には、金属箔2a表面
にポリアミック酸樹脂溶液を塗布した後、ポリアミック
酸樹脂溶液を乾燥および加熱して硬化させることによ
り、金属箔2a表面にポリイミド樹脂層を形成する。ま
た、金属箔2b表面に熱可塑性ポリイミド樹脂溶液を塗
布した後に乾燥させることにより、金属箔2b表面に熱
可塑性ポリイミド樹脂層を形成する。その後、熱可塑性
ポリイミド樹脂層にポリイミド樹脂層を重ね合わせ、熱
プレスを用いて加熱および加圧することにより両者を接
合する。このようにして、接着剤を用いることなく絶縁
基板1の両面に金属箔2a,2bが形成される。金属箔
2a,2bの厚みは5〜35μmである。
【0024】次に、図1(b)に示すように、所定の位
置に金属箔2a,2bおよび絶縁基板1を貫通するスル
ーホール部6を形成する。スルーホール部6は、ドリル
加工、パンチング加工またはレーザ加工等により形成さ
れる。
【0025】さらに、金属箔2a,2bの表面にフォト
レジストからなるエッチングレジスト(図示せず)を形
成し、フォトマスクを用いた露光処理および現像処理に
より所望の形状にパターン加工する。このとき、エッチ
ングレジストは、スルーホール部6の周辺の金属箔2
a,2b上を含めて形成される。次に、エッチングレジ
ストをマスクとして金属箔2a,2bをエッチングす
る。これにより、図1(c)に示すように、導体パター
ン21a,21bが形成される。
【0026】続いて、絶縁基板1および導体パターン2
1a,21bにパラジウム触媒を塗布した後、銅めっき
液に浸漬する。これにより、図1(d)に示すように、
スルーホール部6の内周面6a、導体パターン21a,
21bの表面および絶縁基板1の露出部に無電解銅めっ
き層3が形成される。これにより、導体パターン21a
と導体パターン21bとが無電解銅めっき層3を介して
電気的に接続される。無電解銅めっき層3の厚みは、約
0.3μmである。
【0027】さらに、図1(e)に示すように、スルー
ホール部6の内周面6aおよびスルーホール部6の周辺
部6bを除いて無電解銅めっき層3上にめっきレジスト
8を形成する。めっきレジスト8は、エッチングレジス
トと同様の材料および方法で形成される。
【0028】その後、電解銅めっきを行うことにより、
図1(f)に示すように、スルーホール部6の内周面6
aの無電解銅めっき層3上およびスルーホール部6の周
辺部6bの無電解銅めっき層3上に電解銅めっき層4が
形成される。電解銅めっき層4の厚みは、10μm〜1
5μmである。
【0029】次に、図1(g)に示すように、めっきレ
ジスト8を除去する。その後、図1(h)に示すよう
に、過硫酸ソーダを用いたソフトエッチングにより無電
解銅めっき層3を除去する。過硫酸ソーダは、無電解銅
めっき層3を除去できる濃度に調整する。
【0030】この場合、無電解銅めっき層3が除去され
た導体パターン21a,21bの表面および絶縁基板1
の表面には、無電解金属めっきを行う際に塗布されたパ
ラジウム触媒が残留している。そこで、過マンガン酸処
理を行うことによりパラジウム触媒を除去する。
【0031】さらに、図1(i)に示すように、導体パ
ターン21a,21b、無電解銅めっき層3および電解
銅めっき層4を、接着剤付きのポリイミド樹脂からなる
カバーレイ5により被覆する。この場合、導体パターン
21aの半田付け部11を露出させておく。
【0032】図2は図1の製造方法により製造された両
面プリント配線板の断面図である。図2に示すように、
両面プリント配線板100の絶縁基板1の両面には導体
パターン21a,21bが形成されている。スルーホー
ル部6の内周面6aおよびスルーホール部6の周辺部6
b上には、無電解銅めっき層3および電解銅めっき層4
が形成されており、導体パターン21aと導体パターン
21bとは無電解銅めっき層3および電解銅めっき層4
により接続されている。また、絶縁基板1、導体パター
ン21a,21b、無電解銅めっき層3および電解銅め
っき層4はカバーレイ5により覆われている。
【0033】絶縁基板1は、図1(a)において説明し
た通り、金属箔の一方面に形成されたポリイミド樹脂層
と他の金属箔の一方面に形成された熱可塑性ポリイミド
樹脂層とを加熱および加圧接合することにより形成され
ている。
【0034】無電解銅めっき層3および電解銅めっき層
4がスルーホール部6の内周面6aおよびスルーホール
部6の周辺部6bを除く領域には形成されていないの
で、両面プリント配線板100の屈曲性が高くなる。
【0035】図1(b)の工程で金属箔2a,2bをパ
ターン加工する際に薄い金属箔2a,2bのみをエッチ
ングすればよいので、ファインピッチの導体パターン2
1a,21bを形成することができる。例えば、導体パ
ターン21a,21bのピッチを40〜100μmとす
ることができる。
【0036】また、電解銅めっき層4は、スルーホール
部6の内周面6aおよびスルーホール部6の周辺部6b
の無電解銅めっき層3上にのみ形成されるため、電解銅
めっきの前後でスルーホール部6間の距離が応力により
変化することが防止される。したがって、寸法精度が高
くなるとともに歩留りが向上する。さらに、電解銅めっ
きをする部分が少ないため、省エネルギー化が図られ、
生産コストが低減する。
【0037】図3は本発明の第2の実施例における両面
プリント配線板の断面図である。この両面プリント配線
板もフレキシブル配線板である。
【0038】図3の両面プリント配線板101が図2の
両面プリント配線板100と異なるのは、導体パターン
21a,21bが接着剤層10を介して絶縁基板1の表
面に接合されている点である。
【0039】図3の両面プリント配線板101の絶縁基
板1は、柔軟性の高い絶縁性のプラスチックフィルムか
らなる。このようなプラスチックフィルムとしては、例
えば、ポリイミドフィルム、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリ
エーテルニトリルフィルム、ポリエーテルスルフォンフ
ィルム、ポリ塩化ビニルフィルムが用いられる。特に、
耐熱性、寸法安定性、電気的特性、機械的特性、耐薬品
特性等において優れた性質を有することから、ポリイミ
ドフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポ
リエチレンナフタレートフィルムを用いることが好まし
い。
【0040】接着剤層10としては、熱硬化性接着剤、
熱可塑性接着剤、粘着剤等が用いられる。また、これら
を組み合わせて使用してもよい。
【0041】図3の両面プリント配線板101において
は、図2の両面プリント配線板100と同様に、無電解
銅めっき層3および電解銅めっき層4がスルーホール部
6の内周面6aおよびスルーホール部6の周辺部6bを
除く領域には形成されていないので、両面プリント配線
板101の屈曲性が高くなる。
【0042】また、電解銅めっき層4は、スルーホール
部6の内周面6aおよびスルーホール部6の周辺部6b
の無電解銅めっき層3上にのみ形成されるため、電解銅
めっきの前後でスルーホール部6間の距離が応力により
変化することが防止される。したがって、寸法精度が高
くなるとともに歩留りが向上する。さらに、電解銅めっ
きをする部分が少ないため、省エネルギー化が図られ、
生産コストが低減する。
【0043】上記実施例では、本発明をフレキシブル配
線板に適用した場合を説明したが、本発明は、リジット
配線板にも適用可能である。この場合、両面プリント配
線板の絶縁基板に、例えばガラスエポキシ樹脂を用い、
図1で説明した工程を行うことにより、リジット配線板
が製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における両面プリント配
線板の製造工程を示す断面図である。
【図2】図1の製造方法により製造された両面プリント
配線板の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例における両面プリント配
線板の断面図である。
【図4】従来の両面プリント配線板の製造工程を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2a,2b 金属箔 3 無電解銅めっき層 4 電解銅めっき層 6 スルーホール部 6a 内周面 6b 周辺部 21a,21b 導体パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/42 H05K 1/11

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板の両面に導体層を形成する工程
    と、 前記絶縁基板および前記導体層を貫通するスルーホール
    部を形成する工程と、 前記導体層をパターン加工して前記導体層の前記スルー
    ホール部の周辺部を含む導体パターンを形成する工程
    と、 前記スルーホール部の内周面および前記導体パターンの
    表面に無電解金属めっき層を形成する工程と、 前記スルーホール部の内周面および前記スルーホール部
    の周辺部の前記無電解金属めっき層上に電解金属めっき
    層を形成する工程と、 前記電解金属めっき層下の領域を除いて前記無電解金属
    めっき層を除去する工程とを含むことを特徴とする両面
    プリント配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記電解金属めっき層を形成する工程
    は、 前記スルーホール部の内周面および前記スルーホール部
    の周辺部の領域を除いて前記無電解金属めっき層上にレ
    ジストを形成する工程と、 前記レジストをマスクとして前記無電解金属めっき層に
    電解金属めっきを行う工程とを含むことを特徴とする請
    求項1記載の両面プリント配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記絶縁基板がフレキシブル基板である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の両面プリント
    配線板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記絶縁基板の両面に前記導体層を形成
    する工程は、 一対の導体層の一面にそれぞれ絶縁層を形成する工程
    と、 前記一対の導体層に形成された絶縁層を加熱および加圧
    により互いに貼り合わせる工程とを含むことを特徴とす
    る請求項1、2または3記載の両面プリント配線板の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記絶縁基板の両面に前記導体層を形成
    する前に前記絶縁基板の両面に接着剤層を形成する工程
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1、2または3
    記載の両面プリント配線板の製造方法。
  6. 【請求項6】 絶縁基板の両面に導体パターンが形成さ
    れ、前記絶縁基板および前記導体パターンを貫通するス
    ルーホール部が形成され、前記スルーホール部の内周面
    上および前記導体パターンの表面に無電解金属めっき層
    が形成され、前記無電解金属めっき層上に電解金属めっ
    き層が形成され、前記スルーホール部の内周面および前
    記スルーホール部の周辺部を除く領域から前記無電解金
    属めっき層および前記電解金属めっき層が除去されたこ
    とを特徴とする両面プリント配線板。
  7. 【請求項7】 前記絶縁基板がフレキシブル基板である
    ことを特徴とする請求項6記載の両面プリント配線板。
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