JP3047934U - 自動車の補修塗装に用いる調色板 - Google Patents

自動車の補修塗装に用いる調色板

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JP3047934U
JP3047934U JP1997007968U JP796897U JP3047934U JP 3047934 U JP3047934 U JP 3047934U JP 1997007968 U JP1997007968 U JP 1997007968U JP 796897 U JP796897 U JP 796897U JP 3047934 U JP3047934 U JP 3047934U
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toning
toning plate
paint
plate
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JP1997007968U
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宏 角田
裕次 中堂
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Nissho Corp
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Nissho Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面に塗布した塗料と車体の旧塗膜の色
合せの検討が高精度に行え、コスト的にも安価な自動車
の補修塗装に用いる調色板を提供することにある。 【解決手段】 ポリエステルシート2の裏面に粘着層3
を設け、この粘着層3をセパレータ4で保護して形成さ
れ、ポリエステルシート2の表面に塗料を塗布し、セパ
レータ4を剥して粘着層3で車体に貼り付け、塗料と車
体の旧塗膜の色を比較検討し、車体に塗布する塗料の色
を決定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、自動車の鈑金補修時における補修塗装に用いる調色板と、この調 色板の専用パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の鈑金補修時には、塗装も部分的に塗りなおす必要があり、この塗装は 車体の旧塗膜に同色にしなければならないため、塗料と旧塗膜の色を比較する調 色作業を行わなければならず、該調色作業には塗料を試し塗りする調色板が使用 されている。
【0003】 従来の調色板としては、表面に塗料を塗布するシートを磁力で吸着させるマグ ネット式のものと、合成紙をハガキ大の大きさに裁断したペーパ式が提案されて いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前者のマグネット式の調色板は、コスト的に高くつくと共に、 厚みが0.8mmと厚く、調色時に表面に塗布した塗料と車体の旧塗膜との間に 大きな段差ができ、精度のある色の比較ができないという問題がある。
【0005】 なぜならば、車体に吸着させた調色板の表面と車体の間に大きな段差があると 、表面の塗料と旧塗膜の間に距離ができ、この距離の分だけ比較精度が低下する ことになる。
【0006】 更に車体の一部にプラスチックやアルミ材料からなる部分があり、これらの材 料部分にはマグネット式の調色板は使用出来ないという問題もあった。
【0007】 また、後者のペーパ式の調色板は、マグネット式よりも安価で厚みも薄くでき るという利点はあるが、車体に対して固定化できないため、手で保持しなければ ならず、離れた位置から塗料と旧塗膜の比較を行う場合に不便である。
【0008】 そこで、この考案の課題は、厚みが薄くて段差の発生が少なく、しかも車体に 対して貼付け固定化でき、色調の比較が高精度に行え、コスト的に安価な自動車 の補修塗装に用いる調色板を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、請求項1の考案は、ポリエステルシートの 裏面に粘着層を設け、この粘着層をセパレータで剥離可能に保護した構成を採用 したものである。
【0010】 請求項2の考案は、請求項1の考案において、粘着層がウレタン樹脂を用い、 粘着面が多数の吸盤によって形成されている構成を採用したものである。
【0011】 請求項3の考案は、請求項1又は2の考案において、ポリエステルシートが厚 さ0.1mmで粘着層が厚さ0.03mmである構成を採用したものである。
【0012】 請求項4の考案は、請求項1乃至3の考案において、表面に調色板を貼着する プレートの裏面側に握持柄を突設した構成を採用したものである。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態を図示例と共に説明する。 図1のように、調色板1は、ポリエステルシート2の裏面に粘着層3を設け、 この粘着層3をセパレータ4で剥離可能に保護した構造になっている。
【0014】 上記ポリエステルシート2は、厚さ0.1mmで表面が塗料を塗布する面であ り、粘着層3はウレタン樹脂を用い、厚さ0.03mmで吸着面が多数の小さな 吸盤に形成された構造になっている。
【0015】 従って、調色板1は、使用時に厚さが0.13mmと極めて薄くなる。 また、セパレータ4は、各種合成樹脂シートや紙が用いられる。 図2は、上記調色板1の表面に塗料を塗布する場合に用いる専用のパレット5 であり、ステンレス等の金属板を用いた二枚プレート6、7が鈍角で結合され、 一方プレート6の裏面側に握持柄8が後方に突出するよう固定されている。
【0016】 この考案の調色板は上記のような構成であり、調色板1のセパレータ4を剥し 、これをパレット5のプレート6又は7の表面に粘着層3で貼り付け、ポリエス テルシート2の表面にスプレーガンを用いて塗料を塗布し、この塗料を焼付け乾 燥させた後、バレット5から調色板1を剥し、これを車体の修理せんとする近く の位置に貼り付け、車体の旧塗膜とポリエステルシート2の表面に塗布した塗料 の色を比較検討する。
【0017】 このとき、調色板1は、厚さが0.13mmと薄く、その表面に塗布した塗料 と車体の旧塗膜の間に生じる段差は極めて少なく、しかも、粘着層3の吸着によ り調色板1を車体に固定化できるので、遠くから離れた位置やあらゆる角度から 色の検討が行え、精度の高い比較が可能になる。
【0018】 このように、ポリエステルシート2上への塗料の塗布と車体の旧塗膜との比較 を色彩が合うまで繰り返し行い、色が合えば調色板1に塗布した塗料で車体の補 修塗装する。
【0019】 上記調色板1のポリエステルシート2に対する塗装は繰り返し行えると共に、 粘着層3も吸着面が吸盤構造になっているので、多数回の繰り返し使用が可能に なる。
【0020】
【考案の効果】
以上のように、この考案によると、ポリエステルシートの裏面に粘着剤を設け たので、厚みを薄く形成でき、車体に貼り付けたときに表面と車体塗膜との段差 の発生が少なく、表面の塗料と車体塗膜の比較が精度よく行える。
【0021】 また、ポリエステルシートと粘着層及びセパレータによる構成によって、コス ト的に安くつくと共に多数回の繰り返しの使用が可能になる。
【0022】 更に、プレートと握持柄からなる専用のパレットは、調色板を貼り付けること により、調色板に対する塗料の塗布作業が円滑に行える。
【提出日】平成9年11月28日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は調色板の傾斜図、(B)は調色板の拡
大断面図。
【図2】専用パレットの傾斜図。
【符号の説明】
1 調色板 2 ポリエステルシート 3 粘着層 4 セパレータ 5 専用パレット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルシートの裏面に粘着層を設
    け、この粘着層をセパレータで剥離可能に保護した自動
    車の補修塗装に用いる調色板。
  2. 【請求項2】 粘着層がウレタン樹脂を用い、粘着面が
    多数の吸盤によって形成されている請求項1記載の自動
    車の補修塗装に用いる調色板。
  3. 【請求項3】 ポリエステルシートが厚さ0.1mmで
    粘着層が厚さ0.03mmである請求項1又は2に記載
    の自動車の補修塗装に用いる調色板。
  4. 【請求項4】 表面に調色板を貼着するプレートの裏面
    側に握持柄を突設した請求項1乃至3の何れかに記載の
    自動車の補修塗装に用いる調色板の専用パレット。
JP1997007968U 1997-08-22 1997-08-22 自動車の補修塗装に用いる調色板 Expired - Lifetime JP3047934U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007148740A1 (ja) * 2006-06-23 2007-12-27 Aioi Insurance Co., Ltd. 調色用テストピース、補修塗装方法
KR101247880B1 (ko) * 2012-12-24 2013-03-26 박정한 색채 혼합용 팔레트지의 제조방법 및 그에 의해 제조된 색채 혼합용 팔레트지

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