JP3047867B2 - ユニットスイング型4サイクルエンジンのブリーザー装置 - Google Patents
ユニットスイング型4サイクルエンジンのブリーザー装置Info
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- JP3047867B2 JP3047867B2 JP9260534A JP26053497A JP3047867B2 JP 3047867 B2 JP3047867 B2 JP 3047867B2 JP 9260534 A JP9260534 A JP 9260534A JP 26053497 A JP26053497 A JP 26053497A JP 3047867 B2 JP3047867 B2 JP 3047867B2
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Description
型4サイクルエンジンのブリーザー装置に関する。
ランクケースの内圧は、ピストンの往復運動やピストン
とシリンダーの間からクランクケース内に漏出するブロ
ーバイガスの圧力の影響を受けて絶えず激しく変動す
る。このため、4サイクルエンジンにはブリーザー装置
が設けられている。
路構造を持つブリーザー室を設け、クランクケースの内
圧変動時における圧力上昇分を外部に逃がしてピストン
の動きをスムーズに保つとともに、クランクケースやオ
イルパン内に貯溜されているオイルが外部へ噴出するの
を防止できるように構成される。
出口にはブリーザーホースが接続され、その他端がエア
クリーナーに接続される。これにより、未燃焼のままで
排出された有害なブローバイガスが再度エンジンに吸入
されて燃焼されるので、排出ガスの浄化にも貢献でき
る。
ター型車両に搭載されているユニットスイング型の4サ
イクルエンジンでは、エンジン全体が非常に小型である
上、シート下方に設けられる収納ボックスの底部がクラ
ンクケースの直上部に位置している関係で、クランクケ
ースの内部に充分な容量のブリーザー室を設けることが
できない。このため、高いブリーザー効果が得られなか
った。
ランクケースに一体的に設けられるため、クランクケー
スの構造が複雑化し、鋳造性等を損なう原因となってい
た。さらに、ブリーザー装置の内部洗浄等を行うにはク
ランクケースを分解しなければならず、メンテナンス性
が非常に悪かった。
は、例えば実開昭61−47418号公報に見られるよ
うに、クランクケースから略上方に直立したシリンダー
(シリンダーヘッド)に簡単なブリーザー室を設け、こ
こから延出させたブリーザーホースをエアクリーナーに
接続するのが一般的である。この構造によれば、クラン
クケース側にブリーザー室を設ける必要がないことか
ら、クランクケースの構造を簡素化することができる。
のユニットスイング型4サイクルエンジンに適用しよう
としても、ユニットスイング型4サイクルエンジンの多
くは、シリンダーがクランクケースから前方へ略水平に
延びていることに加え、車体レイアウト上の関係でエア
クリーナーがシリンダーヘッドに近接して設けられてお
り、しかもユニットスイング型4サイクルエンジン全体
とエアクリーナーとが後輪の動きと共に激しく上下に揺
動する構造であることから、どうしてもブリーザーホー
スからオイルが噴出すやすくなる。
になされたもので、構造が簡素でブリーザー効果が高
く、しかもメンテナンス性の良いユニットスイング型4
サイクルエンジンのブリーザー装置を提供することを目
的とする。
め、本発明に係るユニットスイング型4サイクルエンジ
ンのブリーザー装置は、特許請求の範囲の請求項1に記
載したように、シリンダーと、クランクケースと、上記
クランクケースに連設されて後方に延びベルト伝導機構
および減速ギア機構を収納して後端に後輪を軸支するス
イングケースと、クランクケースの下部に設けられたオ
イルパンと、上記シリンダーを構成するシリンダーヘッ
ドに着脱可能に設けられた蓋体とを有し、シートの下方
に収納ボックスを備えたスクーター型車両の車体フレー
ムに上下方向に揺動可能に支持されたユニットスイング
型4サイクルエンジンのブリーザー装置において、上記
ユニットスイング型4サイクルエンジンの揺動支点を前
記クランクケースに設け、上記シリンダーをクランクケ
ースから前方へ略水平に延ばし、上記オイルパンをシリ
ンダー内部におけるピストン往復運動の延長線よりも下
方に配置するとともに、上記蓋体にブリーザーホースの
一端を接続し、このブリーザーホースの他端をシリンダ
ーヘッドの後方かつユニットスイング型4サイクルエン
ジンの上方に設けたエアクリーナーに接続することによ
り、上記ブリーザーホースを含むブリーザー経路をオイ
ルパンからシリンダー内のカムチェーン室を経由させて
前方に延ばし、さらに上記蓋体の位置で後方に変向させ
てエアクリーナーに繋げたことを特徴とする。
ス内の圧力変動時における圧力上昇分は、カムチェーン
室やシリンダーヘッドの内部で充分に減圧されてから蓋
体に達し、さらに蓋体の位置でブリーザー経路が後方に
変向することにより充分に減速されてからブリーザーホ
ースよりエアクリーナーへ逃がされる。
ンジンの揺動支点にオイルパンが近付いており、このオ
イルパンがシリンダー内におけるピストン往復運動の延
長線よりも下方に位置しているので、走行時にユニット
スイング型4サイクルエンジンが上下に揺動しても、オ
イルパン内のオイルが激しく撹拌されにくく、かつオイ
ルが略水平方向に延びるシリンダー内のカムチェーン室
に流れ込みにくい。
がブリーザーホースから勢い良く抜け出すことがなく、
オイルが噴出しにくくなってブリーザー効果が高められ
る。なお、蓋体に迷路構造を設ければブリーザー効果を
一段と高めることができるが、蓋体はクランクケースや
シリンダーヘッド等よりもはるかに小型な部品であるた
め、エンジンの製造性を損なうことなく迷路構造を容易
に設けられる。
ジン構成部品には一切加工を施す必要がなく、エンジン
に当初から設けられている蓋体とエアクリーナーとの間
をブリーザーホースで接続するだけでよいため、非常に
簡素な構造にすることができる。さらに、蓋体を取り外
すだけでブリーザー装置の内部洗浄等のメンテナンスを
行うことができるため、非常にメンテナンス性が良い。
て図面を参照しながら説明する。
4サイクルエンジンを搭載したスクーター型車両を左方
から見た縦断面図であり、図2は図1のII矢視による
ユニットスイング型4サイクルエンジンの下面図であ
る。
ハンドル3で操舵される前輪1と、ユニットスイング型
4サイクルエンジン4で駆動される後輪2とが前後に配
置され、ハンドル3とシート5の間は低く湾入してステ
ップボード6が敷かれ、シート5は収納ボックス7を兼
ねたリアボディ8上に設置され、このリアボディ8の下
にユニットスイング型4サイクルエンジン4が配置され
る。上記収納ボックス7は、少なくともヘルメット9を
収納し得る大きさを有する。
は、後輪2が直接軸支されるパワーユニットであり、ク
ランクシャフト11Aを収容するクランクケース11
と、このクランクケース11に連接されて図示しないピ
ストンを内設するシリンダー10と、クランクケース1
1に一体に連設されて後方へ延び、その内部に図示しな
いVベルト変速機構及び減速ギア機構等を収容し、後端
に後輪2を軸支するスイングケース12とを有して構成
される。
3およびシリンダーヘッド14を有して構成され、クラ
ンクケース11の前端からほぼ水平に前方へ延びるよう
に設置されている。シリンダーヘッド14には、図示し
ない燃焼室に連通する吸気ポート及び排気ポート(共に
図示せず)が形成され、この吸気ポートにキャブレタ1
5及びエアクリーナー16が順次連結される。また、排
気ポートにはエキゾーストパイプ17が連結され、この
エキゾーストパイプ17は車両後方へ延びる図示しない
マフラに連結される。なお、キャブレタ15及びエアク
リーナー16は収納ボックス7の下方に配置されてい
る。
面にはカムスプロケットキャップ18が設けられ、シリ
ンダーヘッド14の例えば上下面にはタペットクリアラ
ンス調整用キャップ19が取付けられる。これらの部材
18,19は、請求項1に記載した『蓋体』となるもの
である。更に、シリンダーブロック13及びシリンダー
ヘッド14は強制空冷カバー20に覆われ、クランクシ
ャフト11Aにより回転される図示しないクーリングフ
ァンからの強制冷却風が矢印のように流れることにより
強制的に空冷される。
L側クランクケースエレメント21とR側クランクケー
スエレメント22とが接合して構成され、スイングケー
ス12はL側クランクケースエレメント21に一体成形
される。これらL側およびR側クランクケースエレメン
ト21及び22の前方下部、かつクランクシャフト11
Aの前方位置に左右一対のエンジン懸架ブラケット23
がそれぞれ突設されている。
1に示すように車体フレーム24に軸支され、ユニット
スイング型4サイクルエンジン4はエンジン懸架ブラケ
ット23を揺動支点にして車両の上下方向に揺動可能に
支持される。また、スイングケース12の後上部はリア
クッションユニット25により支持され、ユニットスイ
ング型4サイクルエンジン4が緩衝懸架される。そし
て、車体フレーム24全体と、ユニットスイング型4サ
イクルエンジン4の前部(シリンダーヘッド14)が、
合成樹脂等で形成されたフレームカバー31により覆わ
れてスクーター型車両の外観が整えられている。
エンジン4のクランクケース11の前方下部、かつシリ
ンダー10内におけるピストン往復運動の延長線Cより
も下方に、左右のエンジン懸架ブラケット23の間に挟
まれるようにしてオイルパン26が配置されている。こ
のオイルパン26は図2に示すように、L側クランクケ
ースエレメント21に一体成形されたL側オイルパンエ
レメント27と、R側クランクケースエレメント22に
一体成形されたR側オイルパンエレメント28とが接合
され、図3に示すように断面ほぼL字形状の一体構造に
形成されている。このオイルパン26内には、ユニット
スイング型4サイクルエンジン4の各部を潤滑するオイ
ルが貯溜される。
の上部外壁は、強制空冷カバー20の取付座面のシール
の一部として機能する。従って、強制空冷カバー20内
を流れる強制冷却風は、強制空冷カバー20に形成され
た排風口30を出てオイルパン26の外壁に当るよう構
成される。
ンジン懸架ブラケット23間に配置すれば、エンジン懸
架ブラケット23が縁石や、車両走行中に前輪1等によ
って跳ね上げられた石からオイルパン26を保護するの
で、オイルパン26の破損を防止できる。
ットスイング型4サイクルエンジン4の揺動中心であ
り、オイルパン26がこのエンジン懸架ブラケット23
の近傍に設けられたので、スクーター型車両の走行時に
ユニットスイング型4サイクルエンジンが上下に揺動し
てもオイルパン26の上下移動量が少なく、故にオイル
パン26内のオイルが激しく撹拌されにくい。この結
果、オイルの泡立ちを防止でき、オイル中へのエアの混
入や、クランクケース11内において霧化したオイルが
ブローバイガスに混合してオイルミストを生成させるこ
とを回避できる。
右のエンジン懸架ブラケット23間の空間にオイルパン
26を配置したので、デットスペースを有効利用してユ
ニットスイング型4サイクルエンジン4の小型化を図る
ことができる。
1の前方下部に配置されているので、走行風の当り面積
が増大しており、しかも強制空冷カバー20の取付座面
のシールの一部としてオイルパン26の外壁を利用した
ことから、オイルパン26に走行風ばかりか強制冷却風
も当るため、オイルパン中のオイル冷却効率を格段に向
上させることができる。
クルエンジン4にはブリーザー装置Bが設けられてい
る。このブリーザー装置Bは、シリンダーヘッド14に
設けられた蓋体、例えばカムスプロケットキャップ18
にブリーザーホース29の一端を接続し、このブリーザ
ーホース29の他端をエアクリーナー16に接続したも
のである。
ダー10内部のカムチェーン室(非図示)や、シリンダ
ーヘッド14の内部空間も含まれる。したがって、オイ
ルパン26の内部空間やクランクケース11の内部空間
が、カムチェーン室とシリンダーヘッド14の内部空間
とカムスプロケットキャップ18とブリーザーホース2
9を経てエアクリーナー16に連通している。
キャップ18から後斜め上方に延びてエアクリーナー1
6に繋がるように配設され、カムスプロケットキャップ
18の内側には図示しない迷路構造が設けられている。
また、車両側面視でカムスプロケットキャップ18はシ
リンダーヘッド14と共にフレームカバー31に覆われ
ている。
路は、その全体がオイルパン26からシリンダー10内
のカムチェーン室とシリンダーヘッド14の内部を経由
する形で前方に延び、カムスプロケットキャップ18内
部の迷路構造の部分にて略V字状にターンし、後斜め上
方に向きを変えて(ブリーザーホース29に沿って)エ
アクリーナーに繋がるように構成されている。
よれば、クランクケース11の内圧変動時における圧力
上昇分が、カムチェーン室とシリンダーヘッド14とカ
ムスプロケットキャップ18の内部で充分に減圧、減速
されてからブリーザーホース29を経てエアクリーナー
16へ逃がされるので、クランクケース11の内圧がブ
リーザーホース29から勢い良く放出されることがな
く、したがってオイルパン26やクランクケース11内
のオイル噴出を防止しながらピストンの動きをスムーズ
に保つことができる。
緩和するとともに、未燃焼のままでクランクケース11
内に漏洩した有害なブローバイガスをブリーザーホース
29を経由させてエアクリーナー16に再度吸入させ、
エンジンで再燃焼して浄化することができる。
経路の流れの方向がカムスプロケットキャップ18の部
分で前後逆方向にV字ターンしていることに加え、カム
スプロケットキャップ18の内部に迷路構造が設けられ
ているので、クランクケース11の内部から吹き出るブ
ローバイガスの減圧、減速作用が高く、よってカムスプ
ロケットキャップ18からオイルが噴き出しにくく、ブ
リーザー効果が極めて高い。
ラケット23の間に配設されており、これにより前述の
如くスクーター型車両の走行時にオイルが撹拌されにく
く、クランクケース11内におけるオイルミストの生成
が防止されていることから、オイル分を多量に含んだブ
ローバイガスがカムスプロケットキャップ18にまで達
するようなことがなく、この点でもブリーザー効果が高
い。
内におけるピストン往復運動の延長線Cよりも下方に配
設されているため、オイルパン26内でオイルが前後に
流動しても、このオイルが略水平方向に延びるシリンダ
ー10内のカムチェーン室には流れ込みにくく、ブリー
ザー効果を一層高められている。
ーヘッド14を始めとするエンジン構成部品には一切加
工を施す必要がなく、シリンダーヘッド14に当初から
設けられているカムスプロケットキャップ18にブリー
ザーホース29の一端を接続し、他端をエアクリーナー
16に接続するだけで構成できるため、非常に簡素な構
造にできる。なお、カムスプロケットキャップ18はク
ランクケース11やシリンダーヘッド14等よりもはる
かに小型な部品であるため、エンジンの製造性を損なう
ことなく迷路構造を容易に設けられる。
取り外すだけでブリーザー装置Bの内部洗浄等のメンテ
ナンスを行うことができるため、非常にメンテナンス性
が良い。しかも、ブリーザー経路を前後逆方向にV字タ
ーンさせたことにより、ブリーザー装置Bの高さ寸法を
増大させることなくブリーザー経路を延長することがで
きるので、エアクリーナー16の全高を低く抑えてシー
ト5の高さを低めたり、収納ボックス7の容量を大きく
することができる。
れるカムスプロケットキャップ18は側面視でフレーム
カバー31に覆われているため、カムスプロケットキャ
ップ18とブリーザーホース29の接続部が外方に露出
(突出)しておらず、このためスクーター型車両の走行
時や押し歩き時にユーザーの足や他の障害物等がカムス
プロケットキャップ18やブリーザーホース29に干渉
しにくく、ユーザーの怪我やカムスプロケットキャップ
18およびブリーザーホース29の破損を防止すること
ができる。
らず、タペットクリアランス調整用キャップ19や、シ
リンダーヘッド14に設けられた他の蓋体にブリーザー
ホース29を接続し、これらの蓋体の内側に迷路構造を
形成してもよい。この場合もブリーザーホース29がク
ランク室から遠い位置にあるのでオイルの噴出を防止で
き、しかも迷路構造を容易に形成できる。
ットスイング型4サイクルエンジンのブリーザー装置
は、ユニットスイング型4サイクルエンジンの揺動支点
をクランクケースに設け、シリンダーをクランクケース
から前方へ略水平に延ばし、クランクケース下方のオイ
ルパンをシリンダー内部におけるピストン往復運動の延
長線よりも下方に配置するとともに、シリンダーを構成
するシリンダーヘッドに着脱可能に設けられた蓋体にブ
リーザーホースの一端を接続し、このブリーザーホース
の他端をシリンダーヘッドの後方かつユニットスイング
型4サイクルエンジンの上方に設けたエアクリーナーに
接続することにより、上記ブリーザーホースを含むブリ
ーザー経路をオイルパンからシリンダー内のカムチェー
ン室を経由させて前方に延ばし、さらに上記蓋体の位置
で後方に変向させてエアクリーナーに繋げたことを特徴
とするものである。
ースの内圧変動時における圧力上昇分が、カムチェーン
室とシリンダーヘッドの内部で充分に減圧され、かつブ
リーザー経路が後方に向きを変える蓋体の位置で充分に
減速されてからブリーザーホースを経てエアクリーナー
へ逃がされるため、クランクケースの内圧がブリーザー
ホースから勢い良く抜け出すことがなく、よってオイル
を噴出しにくくしてブリーザー効果を高めることができ
る。
ジンの揺動支点にオイルパンが近付いており、かつオイ
ルパンがシリンダー内におけるピストン往復運動の延長
線よりも下方に位置しているので、走行時にユニットス
イング型4サイクルエンジンが上下に揺動しても、オイ
ルパン内のオイルが激しく撹拌されにくく、かつオイル
がシリンダー内のカムチェーン室に流れ込みにくく、こ
の点からもブリーザー効果が高い。
ンジン構成部品には一切加工を施す必要がなく、エンジ
ンに当初から設けられている蓋体にブリーザーホースの
一端を接続して他端をエアクリーナーに接続するだけで
よいため、非常に簡素な構造にすることができ、その上
ブリーザー効果向上のための迷路構造を設ける場合もエ
ンジンの製造性を損なうことなく迷路構造を容易に設け
ることができる。また、蓋体を取り外すだけでブリーザ
ー装置の内部洗浄等のメンテナンスを行うことができる
ため、非常にメンテナンス性が良い。
ンジンを搭載したスクーター型車両を左方から見た縦断
面図。
イクルエンジンの下面図。
プ 23 揺動支点であるエンジン懸架ブラケット 24 車体フレーム 26 オイルパン 29 ブリーザーホース 31 フレームカバー B ブリーザー装置 C ピストン往復運動の延長線
Claims (4)
- 【請求項1】 シリンダーと、クランクケースと、上記
クランクケースに連設されて後方に延びベルト伝導機構
および減速ギア機構を収納して後端に後輪を軸支するス
イングケースと、クランクケースの下部に設けられたオ
イルパンと、上記シリンダーを構成するシリンダーヘッ
ドに着脱可能に設けられた蓋体とを有し、シートの下方
に収納ボックスを備えたスクーター型車両の車体フレー
ムに上下方向に揺動可能に支持されたユニットスイング
型4サイクルエンジンのブリーザー装置において、上記
ユニットスイング型4サイクルエンジンの揺動支点を前
記クランクケースに設け、上記シリンダーをクランクケ
ースから前方へ略水平に延ばし、上記オイルパンをシリ
ンダー内部におけるピストン往復運動の延長線よりも下
方に配置するとともに、上記蓋体にブリーザーホースの
一端を接続し、このブリーザーホースの他端をシリンダ
ーヘッドの後方かつユニットスイング型4サイクルエン
ジンの上方に設けたエアクリーナーに接続することによ
り、上記ブリーザーホースを含むブリーザー経路をオイ
ルパンからシリンダー内のカムチェーン室を経由させて
前方に延ばし、さらに上記蓋体の位置で後方に変向させ
てエアクリーナーに繋げたことを特徴とするユニットス
イング型4サイクルエンジンのブリーザー装置。 - 【請求項2】 前記蓋体を、前記シリンダーヘッドに設
けられるカムスプロケットキャップおよびタペットクリ
アランス調整用キャップの少なくとも一方とした請求項
1に記載のユニットスイング型4サイクルエンジンのブ
リーザー装置。 - 【請求項3】 前記揺動支点を左右一対に設け、その間
に前記オイルパンを配設した請求項1に記載のユニット
スイング型4サイクルエンジンのブリーザー装置。 - 【請求項4】 車両側面視で前記車体フレームを覆うフ
レームカバーにより前記蓋体を覆った請求項1に記載の
ユニットスイング型4サイクルエンジンのブリーザー装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9260534A JP3047867B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | ユニットスイング型4サイクルエンジンのブリーザー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9260534A JP3047867B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | ユニットスイング型4サイクルエンジンのブリーザー装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2251731A Division JP3013417B2 (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | 強制空冷式ユニットスィング型4サイクルエンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10121936A JPH10121936A (ja) | 1998-05-12 |
JP3047867B2 true JP3047867B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=17349308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9260534A Expired - Lifetime JP3047867B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | ユニットスイング型4サイクルエンジンのブリーザー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3047867B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4670996B1 (ja) * | 2010-04-23 | 2011-04-13 | スズキ株式会社 | エンジンの吸気系通路構造 |
-
1997
- 1997-09-25 JP JP9260534A patent/JP3047867B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10121936A (ja) | 1998-05-12 |
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