JP3047367U - 切替弁 - Google Patents

切替弁

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JP3047367U
JP3047367U JP1997008932U JP893297U JP3047367U JP 3047367 U JP3047367 U JP 3047367U JP 1997008932 U JP1997008932 U JP 1997008932U JP 893297 U JP893297 U JP 893297U JP 3047367 U JP3047367 U JP 3047367U
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water
shaft
valve
switching valve
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JP1997008932U
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Inventor
紘 小林
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株式会社森田鉄工所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一体で済む切替弁をさらにシンプルで小型な
ものとし、作動も単純な直線運動とすることで精巧性を
向上させ、耐震貯水槽への直付けも可能とし、損失係数
も小さくすることができる切替弁とする。 【解決手段】 弁箱内に直線配置で第一、第二、第三の
水の流通開口を形成し、常時は、耐震貯水槽へ流入口か
ら第一開口を経て水を通水させ、また耐震貯水槽から第
二開口を経て排水口へ通水させるものとしており、前記
第一、第二、第三の開口には軸体を挿通して、その軸体
には常時第一、第二の開口を開放する弁体及び第三開口
を閉塞する弁体を備え、水の内圧により、前記軸体を作
動させることで第三開口を開放し、第一、第二の開口を
閉塞させ、水を流入口から直接的に排水口へ通水させる
構造としたこととし、パイロットバルブ及び前記した軸
体端部に設けられたピストンによって内圧の変移を検知
して軸体を作動させるものとし、軸体には緊急状態を保
持するコイルスプリングによって附勢力が与えられてい
ることとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は切替弁に関し、特に耐震貯水槽と連結され、その耐震貯水槽を常時 は水の流路の一部として通水をさせ、地震発生等の緊急時に配管破裂等の事故が 生じた場合、耐震貯水槽への通水、配水を停止させ一定の水量を耐震貯水槽内に 確保することができることとした切替弁に関する。
【0002】
【考案の背景】
従来、上記したシステムを構成するには耐震貯水槽に水の流入管及び排水管 を連結し、その流入管と排水管をバイパス管で連結し、流入管と排水管には各々 常時に開となるバルブをバイパス管には常時に閉となるバルブを設ける。そして 、常時には耐震貯水槽内へ通水状態としておき、地震発生等の緊急時には流入管 及び排水管のバルブを閉とし、バイパス管のバルブを開くことで耐震貯水槽への 通水を停止、耐震貯水槽内に一定量の水を確保するものとしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この上記した従来のシステムにあってはバルブが三体必要と なり、取り付けやメンテナンスを含めての経費も高くなり、設置スペースも必要 となるもので、各々のバルブ間における調整作業も面倒なものとなっている。
【0004】 係る点に着目して出願人は特願平8−157520号として、必要とされる 水の流路切替を一体のバルブで実行することができるロータリータイプの切替弁 を開発し、開陳した。
【0005】
【考案の目的】
本考案は上記した一体で済む切替弁をさらにシンプルで小型なものとし、作 動も単純な直線運動とすることで精巧性を向上させ、耐震貯水槽への直付けも可 能とし、損失係数も小さくすることができる切替弁を提供することを目的として いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案に係る切替弁は弁箱内に直線配置で第一 、第二、第三の水の流通開口を形成し、常時は、耐震貯水槽へ流入口から第一開 口を経て水を通水させ、また耐震貯水槽から第二開口を経て排水口へ通水させる ものとしており、前記第一、第二、第三の開口には軸体を挿通して、その軸体に は常時第一、第二の開口を開放する弁体及び第三開口を閉塞する弁体を備え、水 の内圧により、前記軸体を作動させることで第三開口を開放し、第一、第二の開 口を閉塞させ、水を流入口から直接的に排水口へ通水させる構造としたことを特 徴とし、パイロットバルブ及び前記した軸体端部に設けられたピストンによって 内圧の変移を検知して軸体を作動させるものとし、軸体には緊急状態を保持する コイルスプリングによって附勢力が与えられていることを特徴としている。
【0007】
【作用】
上記した構成としたことによって、弁箱に形成される水の流入口、排水口及 び第一、第二、第三の流通開口は位置を移動することなく固定されたものとなり 、各弁体は一本の軸体によって同期してシンプルな直線運動をするのみで済む。 そのために、全体がより小型化されることになって耐震貯水槽への直付けも可能 となり、より精巧で誤動作や故障もなくなり、経済的にも有利な製品とすること ができるのである。
【0008】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本考 案を実施した切替弁を示す断面図である。
【0009】 この図1にあって1は弁箱を示しており、この弁箱1には配管が接続される 水の流入口が設けられている。この流入口2は常時に開放状態とされている第一 の流通開口3と連通され、耐震貯水槽(図示せず)への送入口4と継なげられて いる。
【0010】 また、図中5は前記した耐震貯水槽からの水の導出口であり、この導出口5 は、常時に開放状態とされている第二の流通開口6と連通され、配管が接続され る排水口7と継なげられている。
【0011】 前記した第一の流通開口3と第二の流通開口6は同径のものとされ、弁箱1 内に直線的に配設されており、この第一の流通開口3と第二の流通開口6の中間 位置には、両者と直線配設となり、やはり同径とされて、常時は閉塞状態とされ ている第三の流通開口8が設けられている。
【0012】 また、第一の流通開口3及び第二の流通開口6には開口下縁に受テーパ3a 、6aが形成されて、下方より後述する弁体の作用を受け、第三の流通開口8に は開口上縁に受テーパ8aが形成されて上方より後述する弁体の作用を受けるも のとなっている。
【0013】 一方、図中9は前記した第一、第二、第三の流通開口3、6、8の中心に挿 通された軸体であり、この軸体9の下端は下部カバー10の中心に設けられた受 穴10aに嵌着され、揺動を防止されている。
【0014】 この軸体9には第一の流通開口3と対応する第一弁体11、第二の流通開口 6と対応する第二弁体12が各々各流通開口3、6と同距離の位置に固設されて いる。この第一弁体11、第二弁体12が第一の流通開口3、第二の流通開口6 を開放状態として安定させる位置にあるとき、軸体9に同軸で固設され、第一弁 体11と第二弁体12の中間位置にある第三弁体13は第三の流通開口8を閉塞 し、前記した耐震貯水槽を介在する流路を形成することとなっている。
【0015】 また、前記した軸体9の上部は弁箱1の上方部に設けられたハウジング14 内に軸受15を介して延設挿通されている。そして、このハウジング14内にあ って軸体9の周囲には、軸受15のフランジ15aと軸体9に取り付けられた受 座16間でコイルスプリング17が弾設されており、このコイルスプリング17 は軸体9を上方、即ち、第三の流通開口8を開け、第一の流通開口3と第二の流 通開口6を閉じる方向に附勢力を与えている。
【0016】 さらに、前記した受座16は、軸体9に形成されたネジ部9aに螺着された 調整ナット18により上方より圧力が加えられ、その加圧によってコイルスプリ ング17の附勢力を調整可能としている。
【0017】 そして、前記したハウジング14上にはシリンダー室19が設けられており 、このシリンダー室19内には軸体9の上端が挿入され、その軸体9の上部には ピストン20が取り付けられている。
【0018】 一方、図中21は流入口2、排水口7での水圧を得る第一の三方弁であり、 この第一の三方弁21からはシリンダー室19内のピストン20の上部及び下部 へ水圧を第二の三方弁22と第三の三方弁23を介して与えるものとなっており 、更に、第一のパイロットバルブ24からピストン20の上部に、第二のパイロ ットバルブ25からはピストン20の下部に水圧を与えるものとしている。
【0019】 第一のパイロットバルブ24は水圧(内圧)、特に流入口2における水圧が 設定値より大きい場合、即ち、常時にあってはピストン20上へ水圧をかけ、軸 体9をコイルスプリング17の附勢力に抗して押し下げることで、その常時状態 を維持させる。そして緊急時、水圧が下降し、設定値を下回ると、ピストン20 の上部への水の供給を停止して、ピストン20上への圧力附加をなくすこととな る。
【0020】 また、第二のパイロットバルブ25は、第一のパイロットバルブ24と対称 的に作用するもので、切替弁全体の動作としては第一のパイロットバルブ24の みだけでも目的達成を可能とするが、この第二のパイロットバルブ25を補助的 に作動させることでより精度の高い動作とすることができる。
【0021】 図中26はピストン20の抑止ナットであり、この抑止ナット26はピン2 7の下端に取り付けられ、常にピストン20の上面中央と当接されている。ピン 27はシリンダー室19の上方へ延長突出され、位置決めされたパッキン箱29 で封水後、インジケータ28を上下動するものとなっている。尚、図中31は水 圧メーターを示している。
【0022】 本実施の形態に係る切替弁は上記のように構成されている。この作用を説明 すると、水圧が設定値を上回っている常時にあっては図1として示す状態となっ ており、水は耐震貯水槽も流路の一部として流通している。ここで、地震の発生 等によって配管破裂の緊急事態が生じると、水圧が下降しはじめ、この水圧低下 が設定値を下回ると第一のパイロットバルブ24及び第二のパイロットバルブ2 5が作動して、ピストン20を押し下げるための水圧供給がなくなる。すると、 コイルスプリング17の附勢力が作用して軸体9を上方へ押し上げ第一の流通開 口3は第一弁体11により、第二の流通開口6は第二弁体12によって閉塞され 、同時に第三の流通開口8を閉塞していた第三弁体13が、この第三の流通開口 8を開放することになり、流路は流入口2から直接的に排水口7へ連通される。 そのため、耐震貯水槽への水の供給、排出は停止されて一定量の水をその耐震貯 水槽に確保することができることとなる。
【0023】
【考案の効果】
本考案に係る切替弁は上述のように構成され、作用する。そのために、まず 全体を一層小型化することができ、弁体のストロークも小さくできる。従って、 小配管で済み、耐震貯水槽への直付けも可能となっている。また、動きもシンプ ルで弁体の圧力バランスも良好となって、外部的な力の影響を受けることがなく 、精度の高いものとなっている。さらに、設置の方向性や形態も自在となり、砂 や小石等の異物に対しても強いものとなっており、損失係数も小さくて済む。そ して、コイルスプリングの使用によって、第三弁体の締付力が高まり、仮に流入 口、排水口の水圧がなくなったとしても全閉状態を保持することができるものと なっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施した切替弁を示す断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 2 流入口 3 第一の流通開口 4 送入口 5 導出口 6 第二の流通開口 7 排水口 8 第三の流通開口 9 軸体 10 下部カバー 11 第一弁体 12 第二弁体 13 第三弁体 14 ハウジング 15 軸受 16 受座 17 コイルスプリング 18 調整ナット 19 シリンダー室 20 ピストン 21 第一の三方弁 22 第二の三方弁 23 第三の三方弁 24 第一のパイロットバルブ 25 第二のパイロットバルブ 26 抑止ナット 27 ピン 28 インジケータ 29 パッキン 31 水圧メーター

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に直線配置で第一、第二、第三の
    水の流通開口を形成し、常時は、耐震貯水槽へ流入口か
    ら第一開口を経て水を通水させ、また耐震貯水槽から第
    二開口を経て排水口へ通水させるものとしており、前記
    第一、第二、第三の開口には軸体を挿通して、その軸体
    には常時第一、第二の開口を開放する弁体及び第三開口
    を閉塞する弁体を備え、水の内圧により、前記軸体を作
    動させることで第三開口を開放し、第一、第二の開口を
    閉塞させ、水を流入口から直接的に排水口へ通水させる
    構造としたことを特徴とする切替弁。
  2. 【請求項2】 パイロットバルブ及び前記した軸体端部
    に設けられたピストンによって内圧の変移を検知して軸
    体を作動させるものとし、軸体には緊急状態を保持する
    コイルスプリングによって附勢力が与えられていること
    を特徴とする請求項1に記載の切替弁。
JP1997008932U 1997-09-22 1997-09-22 切替弁 Expired - Lifetime JP3047367U (ja)

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