JP3047222B2 - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents
液晶表示装置の製造方法Info
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- JP3047222B2 JP3047222B2 JP32928897A JP32928897A JP3047222B2 JP 3047222 B2 JP3047222 B2 JP 3047222B2 JP 32928897 A JP32928897 A JP 32928897A JP 32928897 A JP32928897 A JP 32928897A JP 3047222 B2 JP3047222 B2 JP 3047222B2
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- JP
- Japan
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- rubbing
- liquid crystal
- display device
- crystal display
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置の製造
方法に関する。
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置の配向膜をラビング
する方法として、ラビング布付へッドを固定して回転さ
せずに基板に強く押えつけ荷重でラビングする方法とラ
ビング布付へッドを回転させてほぽ無荷重で基板に接し
させ、摩擦力でラビングする方法(以下、回転ラビング
と呼ぶ)があり、近年は配向膜に与えるダメージが小さ
いことから、回転ラビング方法が使われることが多い。
する方法として、ラビング布付へッドを固定して回転さ
せずに基板に強く押えつけ荷重でラビングする方法とラ
ビング布付へッドを回転させてほぽ無荷重で基板に接し
させ、摩擦力でラビングする方法(以下、回転ラビング
と呼ぶ)があり、近年は配向膜に与えるダメージが小さ
いことから、回転ラビング方法が使われることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転ラビング方
法は、1)回転へッドを基板移動方向と垂直に固定し、
基板を規定角度に回して回転へッド下を移動させる基板
移動タイプ、2)基板は固定し、回転へッドを規定ラビ
ング角度まで回した上で、回転へッドを移動させるへッ
ド移動夕イプ、の2種類があったが、1)の場合回転へ
ッドの回転方向と基板移動方向が同一のため回転へッド
に着けるラビング布の毛先が大きく分かれてしまい直線
状のラピング不良が発生してしまったり、2)の場合基
板と回転へッドの平行精度がl/l000mm程度必要
なのに対して回転へッドを規定角度まで移動させるため
平行度が大きく狂ってしまうため都度調整が必要だった
り、また装置も大がかりで高価な装置になってしまった
りしていた。
法は、1)回転へッドを基板移動方向と垂直に固定し、
基板を規定角度に回して回転へッド下を移動させる基板
移動タイプ、2)基板は固定し、回転へッドを規定ラビ
ング角度まで回した上で、回転へッドを移動させるへッ
ド移動夕イプ、の2種類があったが、1)の場合回転へ
ッドの回転方向と基板移動方向が同一のため回転へッド
に着けるラビング布の毛先が大きく分かれてしまい直線
状のラピング不良が発生してしまったり、2)の場合基
板と回転へッドの平行精度がl/l000mm程度必要
なのに対して回転へッドを規定角度まで移動させるため
平行度が大きく狂ってしまうため都度調整が必要だった
り、また装置も大がかりで高価な装置になってしまった
りしていた。
【0004】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的とするところは、回転ヘッドと
基板との平行度が均一に保ちやすく装置も小型ですむ基
板移動タイプの装置を用いて、回転ヘッドの回転方向と
基板の移動方向が角度をもっている液晶表示装置の製造
方法を提供することにある。特に上基板と下基板とのラ
ビング方向が異なる液晶表示装置の製造方法を実現する
ことにある。
たものであり、その目的とするところは、回転ヘッドと
基板との平行度が均一に保ちやすく装置も小型ですむ基
板移動タイプの装置を用いて、回転ヘッドの回転方向と
基板の移動方向が角度をもっている液晶表示装置の製造
方法を提供することにある。特に上基板と下基板とのラ
ビング方向が異なる液晶表示装置の製造方法を実現する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置の
製造方法は、回転テーブルに基板を載置し、ラビング部
材が配設された回転ヘッドを回転させながら、前記基板
に形成された配向膜をラビング処理し、前記ラビング処
理された2枚の前記基板を組み合わせる液晶表示装置の
製造方法であって、前記回転テーブルは、前記回転テー
ブルと前記回転ヘッドとの間のラビング処理時の前記回
転ヘッドに対する前記基板の移動方向に対して所定角度
回転可能に設けられてなり、前記移動方向に対する前記
ヘッドの回転軸のなす角度を一定の角度に固定して、前
記移動方向とラビング処理により形成されるラビング方
向とが異なるように前記基板をラビング処理する工程
と、前記ラビング方向が互いに異なるように2枚の前記
基板を組み合わせる工程と、を含んでいることを特徴と
する。
製造方法は、回転テーブルに基板を載置し、ラビング部
材が配設された回転ヘッドを回転させながら、前記基板
に形成された配向膜をラビング処理し、前記ラビング処
理された2枚の前記基板を組み合わせる液晶表示装置の
製造方法であって、前記回転テーブルは、前記回転テー
ブルと前記回転ヘッドとの間のラビング処理時の前記回
転ヘッドに対する前記基板の移動方向に対して所定角度
回転可能に設けられてなり、前記移動方向に対する前記
ヘッドの回転軸のなす角度を一定の角度に固定して、前
記移動方向とラビング処理により形成されるラビング方
向とが異なるように前記基板をラビング処理する工程
と、前記ラビング方向が互いに異なるように2枚の前記
基板を組み合わせる工程と、を含んでいることを特徴と
する。
【0006】
【発明の実施の形態】(実施例1) 第1図は、液晶表示装置の製造方法の一例を示す図であ
り、第2図は本実施例により製造した液晶表示装置を上
から見た図である。
り、第2図は本実施例により製造した液晶表示装置を上
から見た図である。
【0007】AサイドからBサイドへ基板14が進行す
る方向に対して+5°の角度をもって固定されているラ
ビング布付回転へッド1を、基板進行方向に対して順方
向に2000rpmで回転させ、基板14の固定されて
いる回転テーブル2も進行方向に対して+5°回転さ
せ、1m/minのスピードでラビングした2枚の基板
を組み合わせ、第2図に示す液晶表示装置とした。上基
板3の基板進行方向は6であり、下基板4の基板進行方
向は5であるが、ラビング方向としては上基板3下基板
4ともに7方向であり、6時方向が視覚の180°ツイ
ストとなった。基板進行方向とラビング方向が違うた
め、ラピング布の毛先分れによる液晶配向の直線状のラ
ビングむらは全く発生せず、良好な液晶表示装置が得ら
れた。
る方向に対して+5°の角度をもって固定されているラ
ビング布付回転へッド1を、基板進行方向に対して順方
向に2000rpmで回転させ、基板14の固定されて
いる回転テーブル2も進行方向に対して+5°回転さ
せ、1m/minのスピードでラビングした2枚の基板
を組み合わせ、第2図に示す液晶表示装置とした。上基
板3の基板進行方向は6であり、下基板4の基板進行方
向は5であるが、ラビング方向としては上基板3下基板
4ともに7方向であり、6時方向が視覚の180°ツイ
ストとなった。基板進行方向とラビング方向が違うた
め、ラピング布の毛先分れによる液晶配向の直線状のラ
ビングむらは全く発生せず、良好な液晶表示装置が得ら
れた。
【0008】(実施例2)実施例1の液晶表示装置を製
造した後、回転テーブル2を基板進行方向に対して+1
5°回転させラビングした2枚の基板を組み合わせ、第
3図に示す液晶表示装置とした。上基板12の基板進行
方向は11でありラビング方向は9、下基板の基板進行
方向は10でありラビング方向は8となり、6時方向が
視覚の200°ツイストとなった。実施例1と同様に基
板進行方向とラビング方向が違うためラビング布の毛先
割れによる直線状のラビングむらは全く発生しなかった
のはもちろん、回転へッド1は5°傾けたまま固定され
ているため基板と回転へッドの平行度も再調整の必要性
は全くなく、ラビング角度変更が非常に容易であった。
造した後、回転テーブル2を基板進行方向に対して+1
5°回転させラビングした2枚の基板を組み合わせ、第
3図に示す液晶表示装置とした。上基板12の基板進行
方向は11でありラビング方向は9、下基板の基板進行
方向は10でありラビング方向は8となり、6時方向が
視覚の200°ツイストとなった。実施例1と同様に基
板進行方向とラビング方向が違うためラビング布の毛先
割れによる直線状のラビングむらは全く発生しなかった
のはもちろん、回転へッド1は5°傾けたまま固定され
ているため基板と回転へッドの平行度も再調整の必要性
は全くなく、ラビング角度変更が非常に容易であった。
【0009】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置の製造方法によれ
ば、全面均一な配向が得られるのはもちろんのこと、ラ
ビング処理によって形成されるラビング方向の変更が容
易であるため、上基板と下基板とでラビング方向が異な
る液晶表示装置の生産性を飛躍的に向上させることがで
きる。
ば、全面均一な配向が得られるのはもちろんのこと、ラ
ビング処理によって形成されるラビング方向の変更が容
易であるため、上基板と下基板とでラビング方向が異な
る液晶表示装置の生産性を飛躍的に向上させることがで
きる。
【図1】実勢例1における液晶表示装置の製造方法を示
す図。
す図。
【図2】実施例1に示す方法により製造した液晶表示装
置を示す図。
置を示す図。
【図3】本発明の液晶表示装置の製造方法によって製造
した液晶表示装置を示す図。
した液晶表示装置を示す図。
1・・ラビング布付回転ヘッド 2・・回転テーブル 3・・上基板 4・・下基板 5・・下基板進行方向 6・・上基板進行方向 7・・上下基板ラビング方向 8・・下基板ラビング方向 9・・上基板ラビング方向 10・・下基板進行方向 11・・上基板進行方向 12・・上基板 13・・下基板 14・・基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−234128(JP,A) 特開 昭58−70210(JP,A) 特開 昭54−136355(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1337 500
Claims (1)
- 【請求項1】回転テーブルに基板を載置し、ラビング部
材が配設された回転ヘッドを回転させながら、前記基板
に形成された配向膜をラビング処理し、前記ラビング処
理された2枚の前記基板を組み合わせる液晶表示装置の
製造方法であって、 前記回転テーブルは、前記回転テーブルと前記回転ヘッ
ドとの間のラビング処理時の前記回転ヘッドに対する前
記基板の移動方向に対して所定角度回転可能に設けられ
てなり、 前記移動方向に対する前記ヘッドの回転軸のなす角度を
一定の角度に固定して、前記移動方向とラビング処理に
より形成されるラビング方向とが異なるように前記基板
をラビング処理する工程と、 前記ラビング方向が互いに異なるように2枚の前記基板
を組み合わせる工程と、 を含んでいることを特徴とする液晶表示装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32928897A JP3047222B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 液晶表示装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32928897A JP3047222B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 液晶表示装置の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63173558A Division JP2817141B2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 液晶表示装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10133207A JPH10133207A (ja) | 1998-05-22 |
JP3047222B2 true JP3047222B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=18219786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32928897A Expired - Lifetime JP3047222B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 液晶表示装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3047222B2 (ja) |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP32928897A patent/JP3047222B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10133207A (ja) | 1998-05-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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