JP3046943B2 - 快適住環境機能を備えた住宅 - Google Patents

快適住環境機能を備えた住宅

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JP3046943B2
JP3046943B2 JP9117490A JP11749097A JP3046943B2 JP 3046943 B2 JP3046943 B2 JP 3046943B2 JP 9117490 A JP9117490 A JP 9117490A JP 11749097 A JP11749097 A JP 11749097A JP 3046943 B2 JP3046943 B2 JP 3046943B2
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信秀 前田
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信秀 前田
大原産和株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のセラミック
スを混合して得られた複合セラミックスを床下ピットに
敷きつめて、該複合セラミックスと接触した空気を各部
屋に送気することにより、四季を通じて常に快適な室温
を保持すると共に、一般生菌やカビの発生を阻止し、ノ
ミやダニ等の衛生害虫を寄せつけず、更に結露の発生を
阻止し、併せて体臭、食料品、タバコの臭い等の生活臭
気を脱臭して快適な住環境を得ることができる快適住環
境機能を備えた住宅に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のセラミックスを混合して得
られた複合セラミックスを利用した快適住環境機能を備
えた住宅は存在していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在の住宅の構造およ
び内装材の材料から判断して、その住環境においては四
季を通じて常に快適な室温を保持することができず、ま
た一般生菌やカビの発生を阻止したり、ノミやダニ等の
衛生害虫を寄せつけず、結露の発生を阻止するというこ
とができず、更に体臭、食料品やタバコの臭い等の生活
臭気を脱臭することもできないという課題があった。
【0004】本発明は前記従来の課題を解決すべくなさ
れたもので、四季を通じて常に快適な室温を保持すると
共に、一般生菌やカビの発生を阻止し、ノミやダニ等の
衛生害虫を寄せつけず、更に結露の発生を阻止し、併せ
て体臭、食料品、タバコの臭い等の生活臭気を脱臭して
快適な住環境を得ることを目的とする快適住環境機能を
備えた住宅を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、床下ピット
に、基材である角閃石20〜30重量%に対して、混合
材として石英閃緑石20〜30重量%、酸化カルシウム
20〜30重量%およびマグネシア20〜30重量%を
混合して得られた複合セラミックスを敷きつめると共
に、前記床下ピットに空調機と、該床下ピットにおいて
前記複合セラミックスに接触した空気を各階床チャンバ
ーへ送気する送気部材および前記床下ピットに外気を導
入する外気取入れダクトを備え、前記各階床チャンバー
から各階部屋へは各階床板および通気用通路を備えた壁
面にそれぞれ設けられた送気口を介して送気し、前記各
階部屋へ送気されて循環した空気は吸気用通路を備えた
壁面に設けられた吸気口を介して屋根裏チャンバーに送
気し、更に前記屋根裏チャンバーに送気した空気を床下
ピットに還流して再利用するか、または家屋外に排出す
るという手段、床下ピットに、基材である蛇紋石40〜
60重量%に対して、混合材として花崗斑石5〜15重
量%、千枚石5〜15重量%、凝灰石5〜15重量%、
シリカ5〜15重量%および石灰石5〜15重量%を混
合して得られた複合セラミックスを敷きつめると共に、
前記床下ピットに空調機と、該床下ピットにおいて前記
複合セラミックスに接触した空気を各階床チャンバーへ
送気する送気部材および前記床下ピットに外気を導入す
る外気取入れダクトを備え、前記各階床チャンバーから
各階部屋へは各階床板および通気用通路を備えた壁面に
それぞれ設けられた送気口を介して送気し、前記各階部
屋へ送気されて循環した空気は吸気用通路を備えた壁面
に設けられた吸気口を介して屋根裏チャンバーに送気
し、更に前記屋根裏チャンバーに送気した空気を床下ピ
ットに還流して再利用するか、または家屋外に排出する
という手段、床下ピットに、基材である蛇紋石20〜3
0重量%に対して、混合材としてマグネシア20〜30
重量%、シリカ20〜30重量%および石灰石20〜3
0重量%を混合して得られた複合セラミックスを敷きつ
めると共に、前記床下ピットに空調機と、該床下ピット
において前記複合セラミックスに接触した空気を各階床
チャンバーへ送気する送気部材および前記床下ピットに
外気を導入する外気取入れダクトを備え、前記各階床チ
ャンバーから各階部屋へは各階床板および通気用通路を
備えた壁面にそれぞれ設けられた送気口を介して送気
し、前記各階部屋へ送気されて循環した空気は吸気用通
路を備えた壁面に設けられた吸気口を介して屋根裏チャ
ンバーに送気し、更に前記屋根裏チャンバーに送気した
空気を床下ピットに還流して再利用するか、または家屋
外に排出するという手段、床下ピットに、基材である角
閃石40〜60重量%に対して、混合材として千枚石5
〜15重量%、凝灰石5〜15重量%、酸化カルシウム
5〜15重量%、マグネシア5〜15重量%およびシリ
カ5〜15重量%を混合して得られた複合セラミックス
を敷きつめると共に、前記床下ピットに空調機と、該床
下ピットにおいて前記複合セラミックスに接触した空気
を各階床チャンバーへ送気する送気部材および前記床下
ピットに外気を導入する外気取入れダクトを備え、前記
各階床チャンバーから各階部屋へは各階床板および通気
用通路を備えた壁面にそれぞれ設けられた送気口を介し
て送気し、前記各階部屋へ送気されて循環した空気は吸
気用通路を備えた壁面に設けられた吸気口を介して屋根
裏チャンバーに送気し、更に前記屋根裏チャンバーに送
気した空気を床下ピットに還流して再利用するか、また
は家屋外に排出するという手段、床下ピットに、基材で
ある角閃石20〜30重量%に対して、混合材として蛇
紋石20〜30重量%、石英閃緑石20〜30重量%お
よび花崗斑石20〜30重量%を混合して得られた複合
セラミックスを敷きつめると共に、前記床下ピットに空
調機と、該床下ピットにおいて前記複合セラミックスに
接触した空気を各階床チャンバーへ送気する送気部材お
よび前記床下ピットに外気を導入する外気取入れダクト
を備え、前記各階床チャンバーから各階部屋へは各階床
板および通気用通路を備えた壁面にそれぞれ設けられた
送気口を介して送気し、前記各階部屋へ送気されて循環
した空気は吸気用通路を備えた壁面に設けられた吸気口
を介して屋根裏チャンバーに送気し、更に前記屋根裏チ
ャンバーに送気した空気を床下ピットに還流して再利用
するか、または家屋外に排出するという手段、のいずれ
かを採用することにより、上記課題を解決した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、角閃石を基材として、
これに混合材として蛇紋石、石英閃緑石、花崗斑石、千
枚石、凝灰石、酸化カルシウム、マグネシア、およびシ
リカの各セラミックスのうち、3または5種類のセラミ
ックスを所定比率で混合して得られた複合セラミック
ス、あるいは蛇紋石を基材として、これに混合材として
花崗斑石、千枚石、凝灰石、マグネシア、シリカおよび
石灰石の各セラミックスのうち、3または5種類のセラ
ミックスを所定比率で混合して得られた複合セラミック
スを床下ピットに敷きつめると共に、前記床下ピットに
空調機と、該床下ピットにおいて前記複合セラミックス
に接触した空気を各階床チャンバーへ送気する送気部材
および前記床下ピットに外気を導入する外気取入れダク
トを備え、前記各階床チャンバーから各階部屋へは各階
床板および通気用通路を備えた壁面にそれぞれ設けられ
た送気口を介して送気し、前記各階部屋へ送気されて循
環した空気は吸気用通路を備えた壁面に設けられた吸気
口を介して屋根裏チャンバーに送気し、更に前記屋根裏
チャンバーに送気した空気を床下ピットに還流して再利
用するか、または家屋外に排出することを特徴とする快
適住環境機能を備えた住宅であって、以下更に本発明を
詳細に説明する。
【0007】単一成分のセラミックスには遠赤外線放射
率、抗菌率、脱臭率および防カビ抵抗、ノミやダニ等の
衛生害虫が寄りつかないという忌避効果を示す忌避率お
よび熱伝導率のすべてにおいて優れているものは存在し
ないが、前記いずれかのものにおいて優れたものは存在
する。
【0008】本発明者は、単一成分のセラミックスにつ
き、遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌
避率および熱伝導率につき、個々に測定し、遠赤外線放
射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌避率および熱伝
導率のいずれかにおいて優れたものを抽出し、これら4
または6種類のセラミックスを一定比率で混合すること
により、本発明で採用できる遠赤外線放射特性を有する
と共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性、忌避効果を有し、
且つ好適な熱伝導性を有する複合セラミックスを得た。
【0009】前記本発明において採用できる複合セラミ
ックスを構成する各単一成分のセラミックスの遠赤外線
放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌避率および熱
伝導率について測定した結果を表1に示す。なお、前記
各セラミックスは平均粒径を10〜100mmとしてこ
れらを混合し、然る後前記各項目につき測定した。ま
た、前記防カビ抵抗はJIS Z 2911により測定
した。
【0010】
【表1】
【0011】表1の測定結果より各セラミックスとも遠
赤外線放射率は、最低の凝灰石で80%で、その他のセ
ラミックスはいずれも83〜96%で、極めて高い遠赤
外線放射率を有することが判った。また、大腸菌に対す
る抗菌率はマグネシアが98%、酸化カルシウムが85
%と高い抗菌率を有するのに対し、花崗斑石が70%、
石英閃緑石および千枚石が65%、蛇紋石が55%と中
程度の抗菌率を有するが、その他のセラミックスは0〜
35%と抗菌率が0%か、あるいは低い抗菌率しかな
く、一方、ブドウ状球菌に対する抗菌率は、蛇紋石が9
9%、マグネシアが97%、酸化カルシウムが95%、
角閃石が83%と高い抗菌率を有するのに対し、千枚石
が73%、花崗斑石が67%、石英閃緑石が65%と中
程度の抗菌率を有するが、その他のセラミックスは0〜
35%と抗菌率が0%か、あるいは低い抗菌率しかない
ことが判った。
【0012】また、アンモニアに対する脱臭率は、凝灰
石が99%、シリカが95%と高い脱臭率を有するのに
対し、千枚石が65%、石灰石が60%、角閃石が50
%と中程度の脱臭率を有するが、その他のセラミックス
は20〜45%と低い脱臭率しかなく、一方、硫化水素
に対する脱臭率は蛇紋石およびシリカが99%、凝灰石
が80%と高い脱臭率を有するのに対し、千枚石が70
%、角閃石が63%、石英閃緑石が57%、花崗斑石お
よび石灰石が50%と中程度の脱臭率を有するが、その
他のセラミックスは35%と低い脱臭率しかないことが
判った。
【0013】更に、防カビ抵抗は、蛇紋石およびマグネ
シアが3で最高値を示したのに対し、角閃石、石英閃緑
石、花崗斑石、千枚石、酸化カルシウム、シリカおよび
石灰石が2で中程度の防カビ抵抗を有するが、凝灰石は
1でほとんど防カビ抵抗がないことが判った。また、ノ
ミやダニ等の衛生害虫を寄せつけないという忌避効果を
示す忌避率は、すべてのセラミックスが75〜92%の
範囲内であって、極めて高い忌避率を有することが判っ
た。そしてまた、熱伝導性を示す熱伝導率は、すべての
セラミックスが0.7〜1.2Cal/cm・sec・
℃の範囲内であった。
【0014】上記の測定結果に基づき、本発明者は前記
各セラミックスを4または6種類所定比率で混合して複
合セラミックスを形成することにより、単一成分のセラ
ミックスでは前記抗菌性等について余り効果を認めるこ
とができなかったものも、高い数値を示すのではないか
と考え、これら各セラミックスの混合比率を種々変えて
混合して得られた複合セラミックスの遠赤外線放射率、
抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌避率および熱伝導率に
ついて測定して比較検討した。
【0015】そして、前記検討の結果、遠赤外線放射
率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌避率および熱伝導
率の複数種に亘って優れている角閃石または蛇紋石を基
材として採用し、この基材となる角閃石または蛇紋石に
対して、混合材として蛇紋石(角閃石が基材の場合は混
合材となる)、石英閃緑石、花崗斑石、千枚石、凝灰
石、酸化カルシウム、マグネシア、シリカおよび石灰石
のうち3または5種類を添加混合することにより、遠赤
外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌避率およ
び熱伝導率において優れた複合セラミックスが得られる
ことが判った。
【0016】すなわち、基材である角閃石に対して、混
合材として石英閃緑石、酸化カルシウムおよびマグネシ
アを混合する場合、その混合比率を角閃石20〜30重
量%、石英閃緑石20〜30重量%、酸化カルシウム2
0〜30重量%、マグネシア20〜30重量%とするの
が好ましく、特に好ましくは角閃石25重量%、石英閃
緑石25重量%、酸化カルシウム25重量%、マグネシ
ア25重量%とすることが推奨され、そして基材である
蛇紋石に対して、混合材として花崗斑石、千枚石、凝灰
石、シリカおよび石灰石を混合する場合、その混合比率
を蛇紋石40〜60重量%、花崗斑石5〜15重量%、
千枚石5〜15重量%、凝灰石5〜15重量%、シリカ
5〜15重量%、石灰石5〜15重量%とするのが好ま
しく、特に好ましくは蛇紋石50重量%、花崗斑石10
重量%、千枚石10重量%、凝灰石10重量%、シリカ
10重量%、石灰石10重量%とすることが推奨され、
更に基材である蛇紋石に対して、混合材としてマグネシ
ア、シリカおよび石灰石を混合する場合、その混合比率
を蛇紋石20〜30重量%、マグネシア20〜30重量
%、シリカ20〜30重量%、石灰石20〜30重量%
とするのが好ましく、特に好ましくは蛇紋石25重量
%、マグネシア25重量%、シリカ25重量%、石灰石
25重量%とすることが推奨され、また基材である角閃
石に対して、混合材として千枚石、凝灰石、酸化カルシ
ウム、マグネシアおよびシリカを混合する場合、その混
合比率を角閃石40〜60重量%、千枚石5〜15重量
%、凝灰石5〜15重量%、酸化カルシウム5〜15重
量%、マグネシア5〜15重量%、シリカ5〜15重量
%とするのが好ましく、特に好ましくは角閃石50重量
%、千枚石10重量%、凝灰石10重量%、酸化カルシ
ウム10重量%、マグネシア10重量%、シリカ10重
量%とすることが推奨され、また更に基材である角閃石
に対して、混合材として蛇紋石、石英閃緑石および花崗
斑石を混合する場合、その混合比率を角閃石20〜30
重量%、蛇紋石20〜30重量%、石英閃緑石20〜3
0重量%、花崗斑石20〜30重量%とするのが好まし
く、特に好ましくは角閃石25重量%、蛇紋石25重量
%、石英閃緑石25重量%、花崗斑石25重量%とする
ことが推奨される。
【0017】そして、本発明で採用する複合セラミック
スを構成する単一成分のセラミックスを表2に示す特に
好ましい混合比率により混合して得られた複合セラミッ
クスの遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、
忌避率および熱伝導率につき、測定した結果(複合セラ
ミックスの特性)を表3に示す。なお、表3における複
合セラミックスA〜Eは、表2の複合セラミックスA〜
Eと対応している。
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】前記表3の測定結果から、各複合セラミッ
クスとも、遠赤外線放射率が92〜95%、大腸菌に対
する抗菌率が95〜97%、ブドウ状球菌に対する抗菌
率が93〜98%、アンモニアに対する脱臭率が94〜
96%、硫化水素に対する脱臭率が93〜96%、防カ
ビ抵抗が最高値の3、衛生害虫に対する忌避率が94〜
96%で高い数値を示し、更に熱伝導率は0.7〜0.
9Cal/cm・sec・℃であって、単一成分のセラ
ミックスよりも熱伝導率が低い数値を示した。以上のこ
とから、前記各複合セラミックスは、遠赤外線放射特性
を有し、抗菌性と脱臭性、防カビ性および防虫性におい
て優れ、更に好適な熱伝導性を有していることが判っ
た。
【0021】すなわち、前記各複合セラミックスの抗菌
メカニズムは、大腸菌、ブドウ状球菌等の一般生菌の表
層(壁)は陰イオンであって、そのため中性領域(pH
7.0〜7.5)でしか生息が不可能であるが、前記各
複合セラミックスは遠赤外線放射によって陽イオンを発
生するので、陰イオンである菌体(壁)が、前記陽イオ
ンによって破壊されると同時に、菌体蛋白質が変性し
て、呼吸困難となり死滅するのである。
【0022】また、アンモニアおよび硫化水素等に対す
る各複合セラミックスの脱臭メカニズムは、物理的吸着
または化学的吸着等の一般的作用ではなく、遠赤外線放
射に基づく分解作用のため飽和状態にならないので、抗
菌力と同様に、脱臭力を半恒久的に有する。更に、前記
各複合セラミックスは毒性を有していない。
【0023】そして、前記各複合セラミックスの遠赤外
線放射で発生する陽イオンによって、ノミやダニ等の衛
生害虫に対して忌避効果を有する。更に、前記陽イオン
によってカビの発生または増殖を阻止し、防カビの機能
を果たすのである。
【0024】本発明は、前記複合セラミックスを家屋の
床下に設けた床下ピットに敷きつめ、前記敷きつめられ
た複合セラミックス上に送気して、空気を該複合セラミ
ックスに接触させ、然る後空気を強制対流あるいは自然
対流により各部屋へ送気して、各部屋を冷・暖房、換気
あるいは除湿すると共に、前記複合セラミックスの遠赤
外線放射特性により各部屋の一般生菌やカビの発生を阻
止し、衛生害虫を寄せつけず、更に結露の発生を阻止す
ると共に、体臭、食料品やタバコの臭い等の生活臭を脱
臭するようにした快適住環境機能を備えた住宅を提供す
ることを目的としたものである。以下、図面に基づいて
詳細に説明する。
【0025】図1は全体の概略を示す縦断面図であり、
家屋本体1が上方に構築される地盤2上に外回り布基礎
3を周設すると共に、該外回り布基礎3により囲繞され
た地盤2上に、図2に示すように所定の内部布基礎4
を、空気が前記外回り布基礎3に囲繞された全域に循環
するように通気開口5を備えて設置し、更に前記地盤2
上にコンクリートを打設してコンクリート床面6を設け
て地盤2面と遮断すると共に、該コンクリート床面6上
に前記複合セラミックス7を敷きつめる。なお、前記外
回り布基礎3の内側壁面には、好ましくはポリウレタン
等の断熱材8を添設することが推奨される。前記複合セ
ラミックス7の粒径は、特に限定する必要はないが、好
ましくは10〜100mm程度のものを使用することが
推奨される。
【0026】前記地盤2上に設けられた外回り布基礎3
および内部布基礎4上には家屋本体1が構築される。図
1においては2階建てになっているが、3階建て以上で
あってもよく、また平屋建てであってもよい。以下は図
に従い2階建ての住宅に本発明を採用したものとして説
明する。
【0027】前記外回り布基礎3および内部布基礎4上
面には該外回り布基礎3で囲繞された空間を遮蔽する遮
蔽板9が固設され、該遮蔽板9と外回り布基礎3および
コンクリート床面6により形成された空間部を床下ピッ
ト10とする。
【0028】前記床下ピット10の遮蔽板9上には、間
隔を有して1階床板11を固設して、該遮蔽板9と1階
床板11間に1階床チャンバー12を形成すると共に、
該1階床板11上に1階空間13が構築されている。
【0029】また、前記1階空間13上に設けられた1
階天井板14上には、間隔を有して2階床板15を固設
して、該1階天井板14と2階床板15間に2階床チャ
ンバー16を形成すると共に、該2階床板15上に2階
空間17が構築され、更に、前記2階空間17上に設置
された2階天井板18と屋根19間には屋根裏チャンバ
ー20が形成されている。
【0030】前記家屋本体1の外回りの戸、窓等の開口
部21を除いて設置された外壁材22の内方には、1階
床板11と1階天井板14間と、2階床板15と2階天
井板18間とに間隔を有して内通気用空調壁23が設置
されると共に、前記外壁材22の内側壁面にはポリウレ
タン等より成る断熱材24を一体に固定して、該断熱材
24と内通気用空調壁23間に内通気用通路25を形成
するが、前記開口部21のない側に位置する外壁材22
aの内通気用空調壁23aは、1階床板11から1階天
井板14、2階床板15および2階天井板18を貫通し
て屋根裏チャンバー20に開口連設されている。前記内
通気用空調壁23aは開口部21のある部分にも形成す
ることが可能であり、また内通気用空調壁23は開口部
21のない部分にも形成することが可能であり、いずれ
を採用するかは家屋の設計に応じて適宜選択して形成す
る。なお、屋根19の下面にも前記断熱材24が設けら
れている。
【0031】また、前記1階空間13および2階空間1
7を区画してそれぞれ部屋R1・R2を形成する区画壁
26は、中央にポリウレタン等の断熱材27を配設する
と共に、その両側面に間隔を有して両面通気用空調壁2
8を設置して、該断熱材27と両面通気用空調壁28間
にそれぞれ両面通気用通路29を設けて設置され、更に
前記両面通気用通路29と前記内通気用通路25の接合
部を開口連設し、両通路25・29間における空気の流
通を可能として形成されている。そして、前記区画壁2
6は1階の空間13を区画する1階区画壁26aと前記
各階の空間13,17を貫通して区画する貫通区画壁2
6bおよび2階の空間17を区画する2階区画壁26c
の3種類がある。前記各区画壁26a〜26cの設置場
所および設置数は部屋の位置および数によって適宜組合
せて設置する。
【0032】一方、前記床下ピット10を形成する外回
り布基礎3には、該床下ピット10に外気を導入した
り、あるいは床下ピット10の空気を排気したりするた
めの電動ダンパー30を備えた床下換気口31が複数個
設置されると共に、前記床下ピット10に強制的に外気
を吸入するための外気取入れダクト32が、前記外回り
布基礎3を貫通して設けられ、且つ前記外気取入れダク
ト32の該床下ピット10に位置する送気口には電動フ
ァン33が取付けられている。なお、前記電動ダンパー
30を備えた床下換気口31に代えて、バイメタルより
成る温度センサーにより自動的に開閉する換気口、ある
いは手動で開閉する換気口を用いてもよい。
【0033】前記床下ピット10の外気取入れダクト3
2の送気口より下流側には、間隔を有して冷暖房兼用の
空調機34が設置されていて、前記外気取入れダクト3
2に設けられた電動ファン33で床下ピット10に送気
された空気を冷却または加温して、該床下ピット10に
強制送気して、該空気を前記複合セラミックス7に接触
させるように構成されている。なお、図中34aは空調
機34の室外機である。
【0034】また、前記床下ピット10の前記空調機3
4の下流側には、該床下ピット10の空気を1階床チャ
ンバー12および2階床チャンバー16に送気するため
の、1階床チャンバー送気部材35および2階床チャン
バー送気部材36がそれぞれ設置されている。なお、前
記各送気部材35・36は空調機34より排出された空
気が、複合セラミックス7に充分接触した後に、該各送
気部材35・36に吸気されるよう前記空調機34から
離れた位置に設置されている。
【0035】前記1階床チャンバー送気部材35は、前
記空調機34の下流側に水平に設置された吸気ダクト3
7に下端部を直角に連結接続された送風ダクト38が、
前記遮蔽板9を貫通してその上端部が1階床チャンバー
12に開口されており、更に前記吸気ダクト37の前記
空調機34側端部には電動ファン39が装置されると共
に、該吸気ダクト37の電動ファン39の下流側とその
反対側端部にはそれぞれ電動ダンパー40・41が装置
されて形成されている。
【0036】また、2階床チャンバー送気部材36は、
前記空調機34の下流側に水平に設置された吸気ダクト
42に下端部を直角に連結接続された送風ダクト43
が、前記遮蔽板9、1階床板11および1階天井板14
をそれぞれ貫通してその上端部が2階床チャンバー16
に開口されており、更に前記吸気ダクト42の前記空調
機34側端部には電動ファン44が装置されると共に、
該吸気ダクト42の電動ファン44の下流側とその反対
側端部にはそれぞれ電動ダンパー45・46が装置され
て形成されている。
【0037】更にまた、床下ピット10と屋根裏チャン
バー20間に、該屋根裏チャンバー20の空気を前記床
下ピット10へ戻すための還流ダクト47が、2階天井
板18、2階床板15、1階天井板14、1階床板11
および遮蔽板9をそれぞれ貫通して床下ピット10に開
口されている。
【0038】そして、前記屋根裏チャンバー20におけ
る還流ダクト47の上端に水平な還流パイプ48が連結
接続され、且つ該還流パイプ48の一方側端部には電動
ファン49が装置されると共に、該還流パイプ48の電
動ファン49の下流側と他方側端部にはそれぞれ電動ダ
ンパー50・51が装置されており、更に前記屋根裏チ
ャンバー20の側壁の上方部には外気を取入れる電動ダ
ンパー52を備えた屋根裏換気口53が設置されてい
る。なお、前記電動ダンパー52を備えた屋根裏換気口
53に代えて、バイメタルより成る温度センサーにより
自動的に開閉する換気口、あるいは手動で開閉する換気
口を用いてもよい。
【0039】前記2階床チャンバー送気部材36の送風
ダクト43と前記還流ダクト47は、それぞれ1階空間
13と2階空間17を貫通するので、見苦しさをなくす
ため目隠し板54で被覆するか、または排水管等の他の
パイプスペースを利用して設置することが好ましい。
【0040】前記1階床板11には、1階の部屋R1に
1階床チャンバー12から送気するための送気口55が
複数個形成されると共に、前記1階床板11上に設置さ
れた1階区画壁26aおよび貫通区画壁26bの両面通
気用通路29内に送気する連通口56が前記1階床板1
1に複数個形成されている。
【0041】前記1階区画壁26aの上端縁は1階天井
板14に固着され、且つ該1階区画壁26aの上方部に
は、前記連通口56を介して両面通気用通路29内へ送
気された空気を、1階の部屋R1内へ送気するための送
気口57が複数個形成されると共に、1階空間13およ
び2階空間17を貫通して設けられた貫通区画壁26b
の上端縁は屋根裏チャンバー20に開口部58を有して
連通され、且つ該貫通区画壁26bの1階部分の上方部
は覆板59が設けられて閉塞され、且つ該覆板59の下
方部には、前記送気口56を介して両面通気用通路29
内へ送気された空気を1階の部屋R1内へ送気するため
の送気口60が複数個形成され、更に前記覆板59の上
方には、前記送気口60とは重ならない位置において1
階の部屋R1内において循環された空気を吸入して屋根
裏チャンバー20へ送気するための吸気口61が複数個
形成されている。
【0042】一方、2階床板15には、2階の部屋R2
に2階床チャンバー16から送気するための送気口62
が複数個形成されると共に、前記2階床板15上に設置
された2階区画壁26cの上端縁は屋根裏チャンバー2
0に開口部63を有して連通され、且つ該2階区画壁2
6cの両面通気用通路29内に送気する連通口64が前
記2階床板15に複数個形成されている。
【0043】そして、前記2階区画壁26cの上方部は
覆板65が設けられて閉塞され、且つ該覆板65の下方
部には、前記連通口64を介して両面通気用通路29内
へ送気された空気を2階の部屋R2内へ送気するための
送気口66が複数個形成され、更に前記覆板65の上方
には、送気口66とは重ならない位置において2階の部
屋R2内において循環された空気を吸入して屋根裏チャ
ンバー20へ送気するための吸気口67が複数個形成さ
れている。
【0044】また、前記1階および2階の空間13・1
7を貫通して設置された貫通区画壁26bの2階天井板
18近くの両面通気用空調壁28には、2階の部屋R2
内の空気を吸入して屋根裏チャンバー20に送気するた
めの吸気口68が複数個形成されている。
【0045】前記1階床板11と1階天井板14間に設
けられた内通気用通路25内に、1階床チャンバー12
から送気するための連通口69が前記1階床板11に複
数個形成されると共に、1階の外回りの戸、窓等の開口
部21の上・下に位置する内通気用通路25から1階の
部屋R1に送風するための送風口70が複数個形成され
ている。
【0046】更に、前記内通気用空調壁23aの1階部
分の上方部は覆板71が設けられて閉塞され、且つ該覆
板71の下方部には、前記連通口69を介して内通気用
通路25内へ送気された空気を1階の部屋R1内へ送気
するための送気口72が複数個形成され、更に前記覆板
71の上方には、前記送気口72とは重ならない位置に
おいて1階の部屋R1内において循環された空気を吸入
して屋根裏チャンバー20へ送気するための吸気口73
が複数個形成されている。
【0047】一方、2階床板15と2階天井板18間に
設けられた内通気用通路25内に、2階床チャンバー1
6から送気するための連通口74が前記2階床板15に
複数個形成されると共に、2階の外回りの戸、窓等の開
口部21の上・下に位置する内通気用通路25から2階
の部屋R2に送風するための送風口75が複数個形成さ
れている。
【0048】更に、前記2階天井板18近くの内通気用
空調壁23aには、2階の部屋R2内において循環され
た空気を吸入して屋根裏チャンバー20へ送気するため
の吸気口76が複数個形成されている。
【0049】前記各部材のうち、各電動ダンパー30・
40・41・45・46・52、各電動ファン33・3
9・44・49および空調機34は、家屋1内の所定個
所に設置された制御パネル(図示せず)により、その作
動・停止を設定することができるように構成されてい
る。
【0050】前記構成より成る本発明装置の作用を説明
すると、図3は28℃以上の夏期における冷房時を示す
送風系統図、図4は15℃以下の冬期における暖房時を
示す送風系統図、図5は28℃未満の中間期における送
風系統図、図6は28℃以上の中間期における送風系統
図である。そして、前記図3〜図6における空調機およ
び電動ファンに斜線が入っていない場合はその作動時を
示し、斜線が入っているものはその停止時を示す。ま
た、電動ダンパーが白丸で表示されている場合はその開
放時を示し、黒丸で表示されている場合はその閉鎖時を
示している。
【0051】先ず、図によって28℃以上の夏期にお
ける冷房時の各部材の動作状態を説明すると、床下ピッ
ト10の空調機34が冷房作動し、且つ外気取入れダク
ト32の電動ファン33、1階床チャンバー送気部材3
5および2階床チャンバー送気部材36の各電動ファン
39・44が作動すると共に、該各電動ファン39・4
4の下流側の電動ダンパー40・45が開放される。そ
して、前記各電動ファン39・44とは反対側に位置す
る電動ダンパー41・46および床下換気口31の電動
ダンパー30が閉鎖され、更に屋根裏チャンバー20の
電動ファン49が停止すると共に、該電動ファン49の
下流側の電動ダンパー50が閉鎖される一方、前記電動
ダンパー50とは反対側に位置する電動ダンパー51は
開放され、且つ屋根裏換気口53の電動ダンパー52は
閉鎖される。
【0052】而して、外気取入れダクト32より電動フ
ァン33を介して強制的に床下ピット10に導入された
外気は、冷房作動している空調機34に送気されて冷却
されて該空調機34より排気される。そして、前記排気
された冷却空気は床下ピット10に敷きつめられた前記
複合セラミックス7に接触する。
【0053】前記複合セラミックス7は比熱が小さくて
熱容量が大きく、且つ熱伝導率が低いため、前記冷却さ
れた空気から吸熱して前記空気は更に冷却されて床下ピ
ット10を流動して、前記空調機34より離れた位置に
設置された1階床チャンバー送気部材35および2階床
チャンバー送気部材36の各電動ファン39・44によ
り、前記冷却された空気が吸気ダクト37および送風ダ
クト38を介して1階床チャンバー12に強制対流によ
り送気されると共に、吸気ダクト42および送風ダクト
43を介して2階床チャンバー16にも強制対流により
送気される。
【0054】前記1階床チャンバー12に送気された冷
却された空気は、1階床板11に設けられた送気口5
5、1階区画壁26aに設けられた送気口57、貫通区
画壁26bに設けられた送気口60、内通気用通路25
の送気口70および内通気用通路25aの送気口72を
介してそれぞれ1階の部屋R1に送気されて冷却する。
そして、1階の部屋R1において循環されて冷却した後
の空気は、貫通区画壁26bの吸気口61および内通気
用通路25aの吸気口73から吸気されて屋根裏チャン
バー20へ送気される。
【0055】また、2階床チャンバー16に送気された
冷却された空気は、2階床板15に設けられた送気口6
2、2階区画壁26cに設けられた送気口66および内
通気用通路25の送気口75を介して、それぞれ2階の
部屋R2に送気されて冷却する。そして、2階の部屋R
2において循環されて冷却した後の空気は、貫通区画壁
26bの吸気口68、2階区画壁26cの吸気口67お
よび内通気用空調壁23aに設けられた吸気口76から
吸気されて屋根裏チャンバー20に送気される。そし
て、前記屋根裏チャンバー20に送気された空気は、還
流ダクト47を介して床下ピット10に還流されて再利
用される。以下この作動を繰り返すことにより夏期にお
いて家屋全体を冷却する。
【0056】次に、図によって15℃以下の冬期にお
ける暖房時の各部材の動作状態を説明すると、空調機3
4が暖房作動すると共に、外気取入れダクト32の電動
ファン33が作動し、且つ1階床チャンバー送気部材3
5および2階床チャンバー送気部材36の各電動ファン
39・44が停止し、更に前記各電動ファン39・44
の下流側の電動ダンパー40・45および床下換気口3
1の電動ダンパー30が閉鎖される。そして、前記各電
動ファン39・44とは反対側に位置する電動ダンパー
41・46が開放され、更に屋根裏チャンバー20の電
動ファン49が作動すると共に、該電動ファン49の下
流側に位置する電動ダンパー50が開放される一方、前
記電動ダンパー50とは反対側に位置する電動ダンパー
51および屋根裏換気口53の電動ダンパー52は閉鎖
される。
【0057】而して、外気取入れダクト32より電動フ
ァン33を介して強制的に床下ピット10に導入された
外気は、暖房作動している空調機34に送気されて暖房
されて該空調機34より排気される。そして、前記排気
された暖房された空気は床下ピット10に敷きつめられ
た前記複合セラミックス7に接触する。
【0058】前記複合セラミックス7は前記のように比
熱が小さくて熱容量が大きく、且つ熱伝導率が低いた
め、前記空調機34により暖房された空気により該複合
セラミックス7は蓄熱すると共に、前記蓄熱された複合
セラミックス7から放熱されて前記空気は更に加温され
た前記床下ピット10を流動して、該加温された床下ピ
ット10の空気と各階床チャンバー12・16および各
部屋R1・R2内の空気との間に温度差が生じるため、
前記加温された空気は自然対流により前記空調機34よ
り離れた位置に設置された1階床チャンバー送気部材3
5および2階床チャンバー送気部材36の各吸気ダクト
37・42の開放された各電動ダンパー41・46側か
ら1階床チャンバー12および2階床チャンバー16に
送気される。
【0059】前記1階床チャンバー12に送気された暖
房された空気は、1階床板11に設けられた送気口5
5、1階区画壁26aに設けられた送気口57、貫通区
画壁26bに設けられた送気口60、内通気用通路25
の送気口70および内通気用通路25aの送気口72を
介してそれぞれ1階の部屋R1に自然対流により送気さ
れて暖房する。そして、1階の部屋R1において循環さ
れて暖房した後の空気は、貫通区画壁26bの吸気口6
1および内通気用通路25aの吸気口73から吸気され
て屋根裏チャンバー20へ送気される。
【0060】また、2階床チャンバー16に送気された
暖房された空気は、2階床板15に設けられた送気口6
2、2階区画壁26cに設けられた送気口66および内
通気用通路25の送気口75を介して、それぞれ2階の
部屋R2に自然対流により送気されて暖房する。そし
て、2階の部屋R2において循環されて暖房した後の空
気は、貫通区画壁26bの吸気口68、2階区画壁26
cの吸気口67および内通気用空調壁23aに設けられ
た吸気口76から吸気されて屋根裏チャンバー20に送
気される。更に、前記屋根裏チャンバー20に送気され
た空気は、冷たい空気(当然外気よりは暖かい)となっ
て電動ファン49により吸引されて還流ダクト47を介
して床下ピット10に還流されて再利用される。以下こ
の作動を繰り返すことにより冬期において家屋全体を暖
房する。
【0061】更に、図によって28℃未満の中間期の
各部材の動作状態を説明すると、図の場合は図の暖
房時とは空調機34が停止する以外、その他の電動ファ
ンの作動・停止および電動ダンパーの開放・閉鎖は同一
である。
【0062】而して、外気取入れダクト32より電動フ
ァン33を介して強制的に床下ピット10に導入された
外気は、該床下ピット10に敷きつめられた前記複合セ
ラミックス7に接触する。前記複合セラミックス7に接
触しながら空気は床下ピット10を流動して、該床下ピ
ット10の空気と各階床チャンバー12・16および各
部屋R1・R2内の空気との間に温度差が生じた場合
は、前記床下ピット10の空気は自然対流により前記外
気取入れダクト32より離れた位置に設置された1階床
チャンバー送気部材35および2階床チャンバー送気部
材36の各吸気ダクト37・42の開放された各電動ダ
ンパー41・46側から1階床チャンバー12および2
階床チャンバー16に送気される。
【0063】前記1階床チャンバー12に送気された空
気は、1階床板11に設けられた送気口55、1階区画
壁26aに設けられた送気口57、貫通区画壁26bに
設けられた送気口60、内通気用通路25の送気口70
および内通気用通路25aの送気口72を介してそれぞ
れ1階の部屋R1に送気して換気する。そして、1階の
部屋R1へ送気して循環されて換気した後の空気は、貫
通区画壁26bの吸気口61および内通気用通路25a
の吸気口73から吸気されて屋根裏チャンバー20へ送
気される。
【0064】また、2階床チャンバー16に送気された
空気は、2階床板15に設けられた送気口62、2階区
画壁26cに設けられた送気口66および内通気用通路
25の送気口75を介して、それぞれ2階の部屋R2に
送気して換気する。そして、2階の部屋R2へ送気して
循環されて換気した後の空気は、貫通区画壁26bの吸
気口68、2階区画壁26cの吸気口67および内通気
用空調壁23aに設けられた吸気口76から吸気されて
屋根裏チャンバー20に送気され、且つ該屋根裏チャン
バー20に送気して循環されて換気した空気は、電動フ
ァン49により吸引されて還流ダクト47を介して床下
ピット10に還流されて再利用される。以下この作動を
繰り返すことにより家屋全体に送気する。
【0065】そして更に、図によって28℃以上の中
間期の各部材の動作状態を説明すると、図の場合は図
の28℃未満の中間期とは、床下換気口31の電動ダ
ンパー30と屋根裏換気口53の電動ダンパー52がそ
れぞれ開放されると共に、屋根裏チャンバー20の電動
ファン49が停止し、更に電動ダンパー50・51が閉
鎖されている以外、その他の電動ダンパーの停止および
電動ダンパーの開放・閉鎖は同一である。
【0066】而して、外気取入れダクト32より電動フ
ァン33を介して強制的に床下ピット10に導入された
空気および床下換気口31から自然に取入れた外気は、
該床下ピット10に敷きつめられた前記複合セラミック
ス7に接触する。前記複合セラミックス7に接触しなが
ら空気は床下ピット10を流動して、該床下ピット10
の空気と各階床チャンバー12・16および各部屋R1
・R2内の空気との間に温度差が生じた場合は、前記床
下ピット10の空気は自然対流により前記外気取入れダ
クト32より離れた位置に設置された1階床チャンバー
送気部材35および2階床チャンバー送気部材36の各
吸気ダクト37・42の開放された各電動ダンパー41
・46側から1階床チャンバー12および2階床チャン
バー16に送気される。
【0067】前記1階床チャンバー12に送気された空
気は、1階床板11に設けられた送気口55、1階区画
壁26aに設けられた送気口57、貫通区画壁26bに
設けられた送気口60、内通気用通路25の送気口70
および内通気用通路25aの送気口72を介してそれぞ
れ1階の部屋R1に送気されて換気する。そして、1階
の部屋R1へ送気して循環されて換気した後の空気は、
貫通区画壁26bの吸気口61および内通気用通路25
aの吸気口73から吸気されて屋根裏チャンバー20へ
送気される。
【0068】また、2階床チャンバー16に送気された
空気は、2階床板15に設けられた送気口62、2階区
画壁26cに設けられた送気口66および内通気用通路
25の送気口75を介して、それぞれ2階の部屋R2に
送気して換気する。そして、2階の部屋R2へ送気して
循環されて換気した後の空気は、貫通区画壁26bの吸
気口68、2階区画壁26cの吸気口67および内通気
用空調壁23aに設けられた吸気口76から吸気されて
屋根裏チャンバー20に送気され、且つ該屋根裏チャン
バー20に送気された空気は、屋根裏換気口53より外
へ排気される。以下この作動を繰り返すことにより家屋
全体に送気する。
【0069】前記中間期における各部材の作動は、図
5、図6に示す作動に限定されるものではなく、居住者
の体調、部屋の温度あるいは湿度等の状況に応じて各部
材を操作する制御パネル(図示せず)により任意に設定
することができる。
【0070】なお、前記空調機34は冷・暖房機能を備
えたものについて説明したが、該冷・暖房機能の外に、
除湿機能をも備えた空調機34を使用することにより、
梅雨時の湿度が高い不快な気候に対応できる。
【0071】すなわち、湿度が高い場合は、空調機34
を除湿機能にする外は、前記図3の冷房時の状態と同じ
く各電動ファンおよび電動ダンパーを設定することによ
り、各部屋R1・R2を冷房する代りに除湿するのであ
る。前記各電動ファンおよび電動ダンパーの機能および
空気の流れは図3と同一であるので詳細な説明を省略す
る。
【0072】而して、現在の家屋は冷・暖房効率を良く
するために高気密になっているが、この高気密に伴って
結露の問題が生じている。特に結露の現象は表面、内部
および境界面結露等の現象があり、更に一般的には冬・
夏型結露の現象がある。そして、結露の発生とカビ、ダ
ニの発生は原則的に相関関係にあり、結露の発生は室内
の空気に含有する水分に起因し、乾いた空気では結露は
発生しない。
【0073】表4に示すものは空気に含有する水分量で
あるが、室内の空気に含有する水分量が表4の表示値よ
り多くなると、結露が室内の壁、窓等に発生する。
【0074】
【表4】
【0075】更に、快適住環境を有する家屋の基本は全
室冷・暖房の外に、清潔であることである。すなわち、
結露やカビ、ダニ等が発生せず、臭いがしないことが快
適住宅である。
【0076】前記のように本発明住宅は、家屋全体で使
用する空気を、床下ピット10を流動させて複合セラミ
ックス7に接触させ、これを各部屋R1・R2へ送気す
るようにしたものである。そして、前記複合セラミック
ス7は遠赤外線放射率において優れ遠赤外線放射特性を
有するため、該複合セラミックス7に接触する空気は常
時遠赤外線の照射を受けていて、空気中の目にみえない
浮遊粒子がその照射により遠赤外線放射特性を保持し、
その放射・吸収作用により常時熱の放射・吸収を繰返し
ている。そして、前記床下ピット10の空気を空調機3
4により住環境として最適温度、好ましくは18〜23
℃に調整すると共に、遠赤外線放射特性を保持せしめた
まま各部屋R1・R2へ送気するのである。
【0077】前記遠赤外線放射特性を空気中の浮遊粒子
に保持せしめたまま各部屋R1・R2へ送気することに
より、各部屋R1・R2は冷・暖房あるいは換気・除湿
されると共に、前記遠赤外線の作用により、一般生菌や
カビの発生を阻止し、ノミやダニ等の衛生害虫を寄せつ
けず、更に結露の発生を阻止し、併せて体臭、食料品、
タバコの臭い等の生活臭気を脱臭する。
【0078】
【発明の効果】本発明は上述のように、複数のセラミッ
クスを混合して得られた、遠赤外線放射特性を有すると
共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性、忌避効果を有し、且
つ熱伝導性のよい複合セラミックスを床下ピットに敷き
つめ、前記敷きつめられた複合セラミックス上に送気し
て、空気を該複合セラミックスに接触させ、然る後空気
を強制対流あるいは自然対流により各部屋へ送気して、
各部屋を冷・暖房あるいは換気・除湿して四季を通じて
快適な室温を保持すると共に、前記複合セラミックスの
遠赤外線放射特性により、一般生菌やカビの発生を阻止
し、ノミやダニ等の衛生害虫を寄せつけず、更に結露の
発生を阻止し、併せて体臭、食料品、タバコの臭い等の
生活臭気を脱臭して快適な住環境を得ることができ、然
も複合セラミックスは経時変化が全くなく、その機能は
半恒久的に持続するため、交換の必要がなくランニング
コストとしては安価となるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明快適住環境機能を備えた住宅の概略を示
す縦断面図である。
【図2】本発明快適住環境機能を備えた住宅における床
下ピットの横断面図である。
【図3】本発明快適住環境機能を備えた住宅の28℃以
上の夏期における冷房時を示す送風系統の縦断面図であ
る。
【図4】本発明快適住環境機能を備えた住宅の15℃以
下の冬期における暖房時を示す送風系統の縦断面図であ
る。
【図5】本発明快適住環境機能を備えた住宅の28℃未
満の中間期における送風系統の縦断面図である。
【図6】本発明快適住環境機能を備えた住宅の28℃以
上の中間期における送風系統の縦断面図である。
【符号説明】
7 複合セラミックス、 10 床下ピット、 11
1階床板、 12 1階床チャンバー、 15 2階床
板、 16 2階床チャンバー、 20 屋根裏チャン
バー、 23,23a,28 壁面、 25・29 通
気用通路、 32 外気取入れダクト、 34 空調
機、 35・36 送気部材、 55,57,60,6
2,66,70,75 送気口、 61,67,68,
73,76吸気口、 R1 1階部屋、R2 2階部
屋。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−295848(JP,A) 特開 昭62−179466(JP,A) 特開 昭54−40291(JP,A) 特開 昭63−51863(JP,A) 特開 平2−17070(JP,A) 特開 平7−68167(JP,A) 特開 昭57−184421(JP,A) 特開 昭63−27408(JP,A) 実開 平2−113623(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/70

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床下ピットに、基材である角閃石20〜3
    0重量%に対して、混合材として石英閃緑石20〜30
    重量%、酸化カルシウム20〜30重量%およびマグネ
    シア20〜30重量%を混合して得られた複合セラミッ
    クスを敷きつめると共に、前記床下ピットに空調機と、
    該床下ピットにおいて前記複合セラミックスに接触した
    空気を各階床チャンバーへ送気する送気部材および前記
    床下ピットに外気を導入する外気取入れダクトを備え、
    前記各階床チャンバーから各階部屋へは各階床板および
    通気用通路を備えた壁面にそれぞれ設けられた送気口を
    介して送気し、前記各階部屋へ送気されて循環した空気
    は吸気用通路を備えた壁面に設けられた吸気口を介して
    屋根裏チャンバーに送気し、更に前記屋根裏チャンバー
    に送気した空気を床下ピットに還流して再利用するか、
    または家屋外に排出することを特徴とする快適住環境機
    能を備えた住宅。
  2. 【請求項2】床下ピットに、基材である蛇紋石40〜6
    0重量%に対して、混合材として花崗斑石5〜15重量
    %、千枚石5〜15重量%、凝灰石5〜15重量%、シ
    リカ5〜15重量%および石灰石5〜15重量%を混合
    して得られた複合セラミックスを敷きつめると共に、前
    記床下ピットに空調機と、該床下ピットにおいて前記複
    合セラミックスに接触した空気を各階床チャンバーへ送
    気する送気部材および前記床下ピットに外気を導入する
    外気取入れダクトを備え、前記各階床チャンバーから各
    階部屋へは各階床板および通気用通路を備えた壁面にそ
    れぞれ設けられた送気口を介して送気し、前記各階部屋
    へ送気されて循環した空気は吸気用通路を備えた壁面に
    設けられた吸気口を介して屋根裏チャンバーに送気し、
    更に前記屋根裏チャンバーに送気した空気を床下ピット
    に還流して再利用するか、または家屋外に排出すること
    を特徴とする快適住環境機能を備えた住宅。
  3. 【請求項3】床下ピットに、基材である蛇紋石20〜3
    0重量%に対して、混合材としてマグネシア20〜30
    重量%、シリカ20〜30重量%および石灰石20〜3
    0重量%を混合して得られた複合セラミックスを敷きつ
    めると共に、前記床下ピットに空調機と、該床下ピット
    において前記複合セラミックスに接触した空気を各階床
    チャンバーへ送気する送気部材および前記床下ピットに
    外気を導入する外気取入れダクトを備え、前記各階床チ
    ャンバーから各階部屋へは各階床板および通気用通路を
    備えた壁面にそれぞれ設けられた送気口を介して送気
    し、前記各階部屋へ送気されて循環した空気は吸気用通
    路を備えた壁面に設けられた吸気口を介して屋根裏チャ
    ンバーに送気し、更に前記屋根裏チャンバーに送気した
    空気を床下ピットに還流して再利用するか、または家屋
    外に排出することを特徴とする快適住環境機能を備えた
    住宅。
  4. 【請求項4】床下ピットに、基材である角閃石40〜6
    0重量%に対して、混合材として千枚石5〜15重量
    %、凝灰石5〜15重量%、酸化カルシウム5〜15重
    量%、マグネシア5〜15重量%およびシリカ5〜15
    重量%を混合して得られた複合セラミックスを敷きつめ
    ると共に、前記床下ピットに空調機と、該床下ピットに
    おいて前記複合セラミックスに接触した空気を各階床チ
    ャンバーへ送気する送気部材および前記床下ピットに外
    気を導入する外気取入れダクトを備え、前記各階床チャ
    ンバーから各階部屋へは各階床板および通気用通路を備
    えた壁面にそれぞれ設けられた送気口を介して送気し、
    前記各階部屋へ送気されて循環した空気は吸気用通路を
    備えた壁面に設けられた吸気口を介して屋根裏チャンバ
    ーに送気し、更に前記屋根裏チャンバーに送気した空気
    を床下ピットに還流して再利用するか、または家屋外に
    排出することを特徴とする快適住環境機能を備えた住
    宅。
  5. 【請求項5】床下ピットに、基材である角閃石20〜3
    0重量%に対して、混合材として蛇紋石20〜30重量
    %、石英閃緑石20〜30重量%および花崗斑石20〜
    30重量%を混合して得られた複合セラミックスを敷き
    つめると共に、前記床下ピットに空調機と、該床下ピッ
    トにおいて前記複合セラミックスに接触した空気を各階
    床チャンバーへ送気する送気部材および前記床下ピット
    に外気を導入する外気取入れダクトを備え、前記各階床
    チャンバーから各階部屋へは各階床板および通気用通路
    を備えた壁面にそれぞれ設けられた送気口を介して送気
    し、前記各階部屋へ送気されて循環した空気は吸気用通
    路を備えた壁面に設けられた吸気口を介して屋根裏チャ
    ンバーに送気し、更に前記屋根裏チャンバーに送気した
    空気を床下ピットに還流して再利用するか、または家屋
    外に排出することを特徴とする快適住環境機能を備えた
    住宅。
  6. 【請求項6】空調機が、冷・暖房機能を保有したもので
    ある請求項のいずれかに記載の快適住環境機能を
    備えた住宅。
  7. 【請求項7】空調機が、冷・暖房機能の外に、除湿機能
    を保有したものである請求項のいずれかに記載の
    快適住環境機能を備えた住宅。
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