JPH11132504A - 快適室内環境機能を備えた建物 - Google Patents

快適室内環境機能を備えた建物

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Publication number
JPH11132504A
JPH11132504A JP9315937A JP31593797A JPH11132504A JP H11132504 A JPH11132504 A JP H11132504A JP 9315937 A JP9315937 A JP 9315937A JP 31593797 A JP31593797 A JP 31593797A JP H11132504 A JPH11132504 A JP H11132504A
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JP
Japan
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floor
air
weight
pit
underfloor
Prior art date
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Application number
JP9315937A
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English (en)
Inventor
Nobuhide Maeda
信秀 前田
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OHARA SANWA KK
Original Assignee
OHARA SANWA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】四季を通じて常に快適な室温を保持すると共
に、一般生菌やカビの発生を阻止し、ノミやダニ等の衛
生害虫を寄せつけず、更に結露の発生を阻止し、併せて
体臭、食料品、タバコの臭い等の生活臭気を脱臭し、更
にまたマイナスイオンを多く発生させて快適な室内環境
を得る。 【解決手段】角閃石、蛇紋石、石英閃緑石、花崗斑石、
クリストバル石、凝灰石、酸化カルシウム、マグネシ
ア、シリカおよびチタンの各セラミックスのうち、3種
類のセラミックスを混合して得られた複合セラミックス
7を床下ピット10に敷きつめ、前記複合セラミックス
7と接触した空気を強制対流または自然対流により各部
屋へ送気する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のセラミック
スを混合して得られた複合セラミックスを床下ピットに
敷きつめて、該複合セラミックスと接触した空気を各部
屋に送気することにより、四季を通じて常に快適な室温
を保持すると共に、一般生菌やカビの発生を阻止し、ノ
ミやダニ等の衛生害虫を寄せつけず、更に結露の発生を
阻止し、併せて体臭、食料品、タバコの臭い等の生活臭
気を脱臭し、更に送気された室内においてマイナスイオ
ンを多く発生させて在室者に鎮静的、抑制的作用を与え
て精神状態を最良の状態に維持して快適な室内環境を得
ることができる快適室内環境機能を備えた建物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のセラミックスを混合して得
られた複合セラミックスを利用した快適室内環境機能を
備えた建物は存在していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在の住宅・ビル等の
建物の構造および内装材の材料から判断して、その室内
環境においては四季を通じて常に快適な室温を保持する
ことができず、また一般生菌やカビの発生を阻止した
り、ノミやダニ等の衛生害虫を寄せつけず、結露の発生
を阻止するということができず、更に体臭、食料品やタ
バコの臭い等の生活臭気を脱臭することもできないとい
う課題があり、更にまた室内においては空気中の水分が
少ないと、マイナスイオンが発生しないか、あるいは発
生数が少ないので、室内における在室者の精神状態を最
良の状態に保持することができないという課題があっ
た。
【0004】本発明は前記従来の課題を解決すべくなさ
れたもので、四季を通じて常に快適な室温を保持すると
共に、一般生菌やカビの発生を阻止し、ノミやダニ等の
衛生害虫を寄せつけず、更に結露の発生を阻止し、併せ
て体臭、食料品、タバコの臭い等の生活臭気を脱臭し、
また更に室内における空気中の水分量が少なくとも多く
のマイナスイオンを発生させて、在室者の精神状態を最
良の状態に保持して快適な室内環境を得ることを目的と
する快適室内環境機能を備えた建物を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、角閃石、蛇紋
石、石英閃緑石、花崗斑石、クリストバル石、凝灰石、
酸化カルシウム、マグネシア、シリカおよびチタンの各
セラミックスのうち、3種類のセラミックスを混合して
得られた複合セラミックスを床下ピットに敷きつめ、前
記複合セラミックスに接触した空気を強制対流または自
然対流により各部屋へ送気するという手段、床下ピット
に、基材であるマグネシア20〜30重量%に対して、
混合材として角閃石40〜60重量%およびチタン20
〜30重量%を混合して得られた複合セラミックスを敷
きつめると共に、前記床下ピットに空調機と、該床下ピ
ットにおいて前記複合セラミックスに接触した空気を各
階床チャンバーへ送気する送気部材および前記床下ピッ
トに外気を導入する外気取入れダクトを備え、前記各階
床チャンバーから各階部屋へは各階床板および通気用通
路を備えた壁面にそれぞれ設けられた送気口を介して送
気するという手段、床下ピットに、基材であるマグネシ
ア20〜30重量%に対して、混合材として石英閃緑石
40〜60重量%およびシリカ20〜30重量%を混合
して得られた複合セラミックスを敷きつめると共に、前
記床下ピットに空調機と、該床下ピットにおいて前記複
合セラミックスに接触した空気を各階床チャンバーへ送
気する送気部材および前記床下ピットに外気を導入する
外気取入れダクトを備え、前記各階床チャンバーから各
階部屋へは各階床板および通気用通路を備えた壁面にそ
れぞれ設けられた送気口を介して送気するという手段、
床下ピットに、基材である蛇紋石40〜60重量%に対
して、混合材としてクリストバル石20〜30重量%お
よびチタン20〜30重量%を混合して得られた複合セ
ラミックスを敷きつめると共に、前記床下ピットに空調
機と、該床下ピットにおいて前記複合セラミックスに接
触した空気を各階床チャンバーへ送気する送気部材およ
び前記床下ピットに外気を導入する外気取入れダクトを
備え、前記各階床チャンバーから各階部屋へは各階床板
および通気用通路を備えた壁面にそれぞれ設けられた送
気口を介して送気するという手段、床下ピットに、基材
であるマグネシア20〜30重量%に対して、混合材と
して花崗斑石40〜60重量%およびクリストバル石2
0〜30重量%を混合して得られた複合セラミックスを
敷きつめると共に、前記床下ピットに空調機と、該床下
ピットにおいて前記複合セラミックスに接触した空気を
各階床チャンバーへ送気する送気部材および前記床下ピ
ットに外気を導入する外気取入れダクトを備え、前記各
階床チャンバーから各階部屋へは各階床板および通気用
通路を備えた壁面にそれぞれ設けられた送気口を介して
送気するという手段、床下ピットに、基材である蛇紋石
40〜60重量%に対して、混合材としてシリカ20〜
30重量%およびチタン20〜30重量%を混合して得
られた複合セラミックスを敷きつめると共に、前記床下
ピットに空調機と、該床下ピットにおいて前記複合セラ
ミックスに接触した空気を各階床チャンバーへ送気する
送気部材および前記床下ピットに外気を導入する外気取
入れダクトを備え、前記各階床チャンバーから各階部屋
へは各階床板および通気用通路を備えた壁面にそれぞれ
設けられた送気口を介して送気するという手段、床下ピ
ットに、基材であるマグネシア40〜60重量%に対し
て、混合材として石英閃緑石20〜30重量%およびク
リストバル石20〜30重量%を混合して得られた複合
セラミックスを敷きつめると共に、前記床下ピットに空
調機と、該床下ピットにおいて前記複合セラミックスに
接触した空気を各階床チャンバーへ送気する送気部材お
よび前記床下ピットに外気を導入する外気取入れダクト
を備え、前記各階床チャンバーから各階部屋へは各階床
板および通気用通路を備えた壁面にそれぞれ設けられた
送気口を介して送気するという手段、床下ピットに、基
材であるマグネシア40〜60重量%に対して、混合材
として角閃石20〜30重量%およびチタン20〜30
重量%を混合して得られた複合セラミックスを敷きつめ
ると共に、前記床下ピットに空調機と、該床下ピットに
おいて前記複合セラミックスに接触した空気を各階床チ
ャンバーへ送気する送気部材および前記床下ピットに外
気を導入する外気取入れダクトを備え、前記各階床チャ
ンバーから各階部屋へは各階床板および通気用通路を備
えた壁面にそれぞれ設けられた送気口を介して送気する
という手段、床下ピットに、基材である蛇紋石40〜6
0重量%に対して、混合材としてクリストバル石20〜
30重量%およびチタン20〜30重量%を混合して得
られた複合セラミックスを敷きつめると共に、前記床下
ピットに空調機と、該床下ピットにおいて前記複合セラ
ミックスに接触した空気を各階床チャンバーへ送気する
送気部材および前記床下ピットに外気を導入する外気取
入れダクトを備え、前記各階床チャンバーから各階部屋
へは各階床板および通気用通路を備えた壁面にそれぞれ
設けられた送気口を介して送気するという手段、床下ピ
ットに、基材であるマグネシア40〜60重量%に対し
て、混合材として凝灰石20〜30重量%および酸化カ
ルシウム20〜30重量%を混合して得られた複合セラ
ミックスを敷きつめると共に、前記床下ピットに空調機
と、該床下ピットにおいて前記複合セラミックスに接触
した空気を各階床チャンバーへ送気する送気部材および
前記床下ピットに外気を導入する外気取入れダクトを備
え、前記各階床チャンバーから各階部屋へは各階床板お
よび通気用通路を備えた壁面にそれぞれ設けられた送気
口を介して送気するという手段、床下ピットに、基材で
あるマグネシア40〜60重量%に対して、混合材とし
て酸化カルシウム20〜30重量%およびシリカ20〜
30重量%を混合して得られた複合セラミックスを敷き
つめると共に、前記床下ピットに空調機と、該床下ピッ
トにおいて前記複合セラミックスに接触した空気を各階
床チャンバーへ送気する送気部材および前記床下ピット
に外気を導入する外気取入れダクトを備え、前記各階床
チャンバーから各階部屋へは各階床板および通気用通路
を備えた壁面にそれぞれ設けられた送気口を介して送気
するという手段、のいずれかを採用することにより、上
記課題を解決した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、角閃石、蛇紋石、石英
閃緑石、花崗斑石、クリストバル石、凝灰石、酸化カル
シウム、マグネシア、シリカおよびチタンの各セラミッ
クスのうち、3種類のセラミックスを混合して複合セラ
ミックスを製造し、且つ該複合セラミックスを床下ピッ
トに敷きつめて、前記複合セラミックスに接触した空気
を各室内に送風することを要旨とする快適室内環境機能
を備えた建物であって、以下更に本発明を詳細に説明す
る。
【0007】単一成分のセラミックスには遠赤外線放射
率、抗菌率、脱臭率および防カビ抵抗、ノミやダニ等の
衛生害虫が寄りつかないという忌避効果を示す忌避率お
よび熱伝導率のすべてにおいて最適であるものは存在し
ないが、前記いずれかのものにおいて好適なものは存在
する。
【0008】本発明者は、単一成分のセラミックスにつ
き、遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌
避率および熱伝導率につき個々に測定すると共に、前記
各セラミックスの放射する遠赤外線の化学反応により、
レナード効果に基づいてマイナスイオンが多く発生する
のではないかと考え、各単一成分のセラミックスを室内
に静置して発生したマイナスイオンの発生数を測定し、
遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌避率
および熱伝導率のいずれかにおいて好適であり、且つ空
気中に含有される水分量が低い場合でもマイナスイオン
の発生に寄与する能力において最適であるものを抽出し
た。そして、前記セラミックスのうち、3種類のセラミ
ックスを一定比率で混合することにより、本発明で採用
できる遠赤外線放射特性を有すると共に、抗菌性、脱臭
性、防カビ性、忌避効果を有し、且つ好適な熱伝導性を
有し、更に低い水分量でもマイナスイオンの発生に寄与
し、マイナスイオンの発生数を多くすることができる複
合セラミックスを得た。
【0009】前記本発明において採用できる複合セラミ
ックスを構成する各単一成分のセラミックスの遠赤外線
放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌避率および熱
伝導率について測定した結果を表1に示す。また水分量
を4g/m3とした6畳の室内に各セラミックス50
g、および水分量を7g/m3 とした6畳の室内に各セ
ラミックス75gをそれぞれ静置してレナード効果に基
づくマイナスイオンの発生数と、各セラミックス1g当
たりの表面積をそれぞれ測定した結果を表2に示す。な
お、表3はセラミックスを静置しない6畳の室内の水分
量を4g/m3 および7g/m3 とした場合のレナード
効果に基づくマイナスイオンの発生数をそれぞれ測定し
た結果を示す表であり、表2と比較するために示した。
なお、前記各セラミックスは平均粒径を10〜100m
mとしてこれらを混合し、然る後前記各項目につき測定
した。また、前記防カビ抵抗はJIS Z2911によ
り測定し、またマイナスイオンはマイナスイオン測定器
を用いて発生数を測定した。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】
【表3】
【0013】表1の測定結果より各セラミックスとも遠
赤外線放射率は、最低の凝灰石で87%で、その他のセ
ラミックスはいずれも90〜94%で、極めて高い遠赤
外線放射率を有することが判った。また、大腸菌に対す
る抗菌率はマグネシアが99%、酸化カルシウムが85
%と高い抗菌率を有するのに対し、花崗斑石が73%、
石英閃緑石が65%、蛇紋石が55%と中程度の抗菌率
を有するが、その他のセラミックスは5〜20%と低い
抗菌率しかなく、一方、ブドウ状球菌に対する抗菌率
は、蛇紋石が99%、マグネシアが96%、酸化カルシ
ウムが95%、角閃石が83%と高い抗菌率を有するの
に対し、花崗斑石が70%、石英閃緑石が65%と中程
度の抗菌率を有するが、その他のセラミックスは25〜
30%と低い抗菌率しかないことが判った。
【0014】また、アンモニアに対する脱臭率は、凝灰
石が99%、シリカが93%、クリストバル石が85%
と高い脱臭率を有するのに対し、花崗斑石が65%、チ
タンが60%、角閃石が50%と中程度の脱臭率を有す
るが、その他のセラミックスは15〜40%と低い脱臭
率しかなく、一方、硫化水素に対する脱臭率は蛇紋石お
よびシリカが99%、クリストバル石が95%、凝灰石
が80%と高い脱臭率を有するのに対し、角閃石が63
%、石英閃緑石が55%、花崗斑石が50%と中程度の
脱臭率を有するが、その他のセラミックスは20〜35
%と低い脱臭率しかないことが判った。
【0015】更に、防カビ抵抗は、蛇紋石、酸化カルシ
ウムおよびマグネシアが3で最高値を示したのに対し、
角閃石、石英閃緑石、花崗斑石、クリストバル石、凝灰
石およびシリカが2で中程度の防カビ抵抗を有するが、
チタンは1でほとんど防カビ抵抗がないことが判った。
また、ノミやダニ等の衛生害虫を寄せつけないという忌
避効果を示す忌避率は、すべてのセラミックスが85〜
94%の範囲内であって、極めて高い忌避率を有するこ
とが判った。そしてまた、熱伝導性を示す熱伝導率は、
すべてのセラミックスが0.7〜1.2Cal/cm・
sec・℃の範囲内であった。
【0016】そして更に、表2により室内の水分量が4
g/m3 と低くても、室内に静置された各セラミックス
が放射する遠赤外線の化学反応により、レナード効果に
基づいて前記空気中の水分が帯電し多くのマイナスイオ
ンを発生し、その発生数は1cm3 当たり角閃石が最高
の2,500個で、最低のチタンでも800個で、その
他のセラミックスも1,350〜2,300個の範囲内
で、極めて多くのマイナスイオンが発生することが判っ
た。また、室内の水分量を7g/m3 とした場合は、更
に多くのマイナスイオンが発生することが判った。すな
わち、表2より前記各セラミックスは1g当たりの表面
積が大きく多孔質であり、従って空気との接触面積が大
であるため、該各セラミックスに接触した空気に遠赤外
線放射特性を多く保有せしめることができ、マイナスイ
オンの発生に寄与しているのである。一方、表3のセラ
ミックスのない室内においては水分量が4g/m3 では
全くマイナスイオンは発生しないが、水分量が7g/m
3 ではレナード効果によりマイナスイオンが1cm3
たり100個発生することが判った。したがって、表2
の測定結果から各セラミックスの放射する遠赤外線の化
学反応により、空気中の水分量が少なくてもレナード効
果に基づいてマイナスイオンが多く発生することが判っ
た。
【0017】上記の測定結果に基づき、本発明者は前記
各セラミックスを3種類所定比率で混合して複合セラミ
ックスを形成することにより、単一成分のセラミックス
では前記抗菌性等について余り効果を認めることができ
なかったものも、高い数値を示すのではないかと考え、
これら各セラミックスの混合比率を種々変えて混合して
得られた複合セラミックスの遠赤外線放射率、抗菌率、
脱臭率、防カビ抵抗、忌避率および熱伝導率について測
定すると共に、各複合セラミックスを室内に静置してマ
イナスイオンの発生数を測定して比較検討した。
【0018】そして、前記検討の結果、遠赤外線放射
率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌避率、熱伝導率お
よびレナード効果に基づくマイナスイオン発生数の複数
項目に亘って好適な数値をしたマグネシアまたは蛇紋石
を基材として採用し、この基材となるマグネシアまたは
蛇紋石に対して、混合材として角閃石、石英閃緑石、花
崗斑石、クリストバル石、凝灰石、酸化カルシウム、シ
リカおよびチタンのうち2種類を添加混合することによ
り、遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌
避率、熱伝導率およびレナード効果に基づくマイナスイ
オン発生数において好適な数値を示す複合セラミックス
が得られることが判った。
【0019】すなわち、基材であるマグネシアに対し
て、混合材として角閃石およびチタンを混合する場合、
その混合比率をマグネシア20〜30重量%、角閃石4
0〜60重量%、チタン20〜30重量%とするのが好
ましく、特に好ましくはマグネシア25重量%、角閃石
50重量%、チタン25重量%とすることが推奨され、
そして基材であるマグネシアに対して、混合材として石
英閃緑石およびシリカを混合する場合、その混合比率を
マグネシア20〜30重量%、石英閃緑石40〜60重
量%、シリカ20〜30重量%とするのが好ましく、特
に好ましくはマグネシア25重量%、石英閃緑石50重
量%、シリカ25重量%とすることが推奨され、また基
材である蛇紋石に対して、混合材としてクリストバル石
およびチタンを混合する場合、その混合比率を蛇紋石4
0〜60重量%、クリストバル石20〜30重量%、チ
タン20〜30重量%とするのが好ましく、特に好まし
くは蛇紋石50重量%、クリストバル石25重量%、チ
タン25重量%とすることが推奨され、またそして基材
であるマグネシアに対して、混合材として花崗斑石およ
びクリストバル石を混合する場合、その混合比率をマグ
ネシア20〜30重量%、花崗斑石40〜60重量%、
クリストバル石20〜30重量%とするのが好ましく、
特に好ましくはマグネシア25重量%、花崗斑石50重
量%、クリストバル石25重量%とすることが推奨さ
れ、そしてまた基材である蛇紋石に対して、混合材とし
てシリカおよびチタンを混合する場合、その混合比率を
蛇紋石40〜60重量%、シリカ20〜30重量%、チ
タン20〜30重量%とするのが好ましく、特に好まし
くは蛇紋石50重量%、シリカ25重量%、チタン25
重量%とすることが推奨される。
【0020】更に、基材であるマグネシアに対して、混
合材として石英閃緑石およびクリストバル石を混合する
場合、その混合比率をマグネシア40〜60重量%、石
英閃緑石20〜30重量%、クリストバル石20〜30
重量%とするのが好ましく、特に好ましくはマグネシア
50重量%、石英閃緑石25重量%、クリストバル石2
5重量%とすることが推奨され、そして基材であるマグ
ネシアに対して、混合材として角閃石およびチタンを混
合する場合、その混合比率をマグネシア40〜60重量
%、角閃石20〜30重量%、チタン20〜30重量%
とするのが好ましく、特に好ましくはマグネシア50重
量%、角閃石25重量%、チタン25重量%とすること
が推奨され、また基材である蛇紋石に対して、混合材と
してクリストバル石およびチタンを混合する場合、その
混合比率を蛇紋石40〜60重量%、クリストバル石2
0〜30重量%、チタン20〜30重量%とするのが好
ましく、特に好ましくは蛇紋石50重量%、クリストバ
ル石25重量%、チタン25重量%とすることが推奨さ
れ、またそして基材であるマグネシアに対して、混合材
として凝灰石および酸化カルシウムを混合する場合、そ
の混合比率をマグネシア40〜60重量%、凝灰石20
〜30重量%、酸化カルシウム20〜30重量%とする
のが好ましく、特に好ましくはマグネシア50重量%、
凝灰石25重量%、酸化カルシウム25重量%とするこ
とが推奨され、そしてまた基材であるマグネシアに対し
て、混合材として酸化カルシウムおよびシリカを混合す
る場合、その混合比率をマグネシア40〜60重量%、
酸化カルシウム20〜30重量%、シリカ20〜30重
量%とするのが好ましく、特に好ましくはマグネシア5
0重量%、酸化カルシウム25重量%、シリカ25重量
%とすることが推奨される。
【0021】そして、本発明で採用する複合セラミック
スを構成する単一成分のセラミックスを表4に示す特に
好ましい混合比率により混合して得られた複合セラミッ
クスの遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、
忌避率および熱伝導率につき、測定した結果(複合セラ
ミックスの特性)を表5に示す。また、水分量を4g/
3 とした6畳の室内に各複合セラミックス50g、お
よび水分量を7g/m3 とした6畳の室内に各複合セラ
ミックス75gをそれぞれ静置して、レナード効果に基
づくマイナスイオンの発生数と、各複合セラミックス1
g当たりの表面積をそれぞれ測定した結果を表6に示
す。なお、表5、表6における複合セラミックスA〜J
は、表4の複合セラミックスA〜Jと対応している。
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】
【0024】
【表6】
【0025】前記表5、表6の測定結果から、各複合セ
ラミックスとも、遠赤外線放射率が92〜95%、大腸
菌に対する抗菌率が93〜95%、ブドウ状球菌に対す
る抗菌率が92〜96%、アンモニアに対する脱臭率が
87〜95%、硫化水素に対する脱臭率が91〜94
%、防カビ抵抗が最高値の3、衛生害虫に対する忌避率
が90〜93%で高い数値を示し、更に熱伝導率は0.
7〜0.9Cal/cm・sec・℃であって、単一成
分のセラミックスよりも熱伝導率が低い数値を示すと共
に、レナード効果に基づくマイナスイオンの発生数も水
分量4g/m3 で1cm3 当たり1,650〜2,30
0個で高い数値を示し、また水分量7g/m3 で1cm
3 当たり2,300〜2,950で更に高い数値を示し
た。すなわち、表6より前記各複合セラミックスは1g
当たりの表面積が大きく多孔質であり、従って空気との
接触面積が大であるため、該各複合セラミックスに接触
した空気に遠赤外線放射特性を多く保有せしめることが
でき、マイナスイオンの発生に寄与しているのである。
以上のことから、前記各複合セラミックスは、遠赤外線
放射特性を有し、抗菌性と脱臭性、防カビ性および防虫
性において優れ、更に好適な熱伝導性を有すると共に、
前記複合セラミックスから放射される遠赤外線の化学反
応により、レナード効果に基づいてマイナスイオンが多
く発生することが判った。
【0026】一般的に、空気中の水分量が大体7g/m
3 程度になると水分に帯電してマイナスイオンが発生す
る現象をレナード現象というが、本発明に採用される複
合セラミックスは、その放射する遠赤外線によって光感
現象が生じ、この光感現象の作用により空気中の水分量
が4g/m3 程度であっても水分に帯電してマイナスイ
オンが発生すると共に、その発生数も多くなる。すなわ
ち、遠赤外線がマイナスイオンの発生に寄与しているの
である。
【0027】なお、前記各複合セラミックスの抗菌メカ
ニズムは、大腸菌、ブドウ状球菌等の一般生菌の表層
(壁)はマイナスイオンであって、そのため中性領域
(pH7.0〜7.5)でしか生息が不可能であるが、
前記各複合セラミックスは遠赤外線放射によってプラス
イオンを発生するので、マイナスイオンである菌体
(壁)が、前記プラスイオンによって破壊されると同時
に、菌体蛋白質が変性して、呼吸困難となり死滅するの
である。
【0028】また、アンモニアおよび硫化水素等に対す
る各複合セラミックスの脱臭メカニズムは、物理的吸着
または化学的吸着等の一般的作用ではなく、遠赤外線放
射に基づく分解作用のため飽和状態にならないので、抗
菌力と同様に、脱臭力を半恒久的に有する。更に、前記
各複合セラミックスは毒性を有していない。
【0029】そして、前記各複合セラミックスの遠赤外
線放射で発生するプラスイオンによって、ノミやダニ等
の衛生害虫に対して忌避効果を有する。更に、前記プラ
スイオンによってカビの発生または増殖を阻止し、防カ
ビの機能を果たすのである。
【0030】本発明は、前記複合セラミックスを建物の
床下に設けた床下ピットに敷きつめ、前記敷きつめられ
た複合セラミックス上に送気して、空気を該複合セラミ
ックスに接触させ、然る後空気を強制対流あるいは自然
対流により各部屋へ送気して、各部屋を冷・暖房、換気
あるいは除湿すると共に、前記複合セラミックスの遠赤
外線放射特性により各部屋の一般生菌やカビの発生を阻
止し、衛生害虫を寄せつけず、更に結露の発生を阻止す
ると共に、体臭、食料品やタバコの臭い等の生活臭を脱
臭し、更にまたマイナスイオンを多く発生させて在室者
の精神状態の安定を図るようにした快適室内環境機能を
備えた建物を提供することを目的としたものである。以
下、図面に基づいて詳細に説明する。
【0031】図面には建物として一般住宅用家屋が表示
されている。そして、図1は全体の概略を示す縦断面図
であり、家屋本体1が上方に構築される地盤2上に外回
り布基礎3を周設すると共に、該外回り布基礎3により
囲繞された地盤2上に、図2に示すように所定の内部布
基礎4を、空気が前記外回り布基礎3に囲繞された全域
に循環するように通気開口5を備えて設置し、更に前記
地盤2上にコンクリートを打設してコンクリート床面6
を設けて地盤2面と遮断すると共に、該コンクリート床
面6上に前記複合セラミックス7を敷きつめる。なお、
前記外回り布基礎3の内側壁面には、好ましくはポリウ
レタン等の断熱材8を添設することが推奨される。前記
複合セラミックス7の粒径は、特に限定する必要はない
が、好ましくは10〜100mm程度のものを使用する
ことが推奨される。
【0032】前記地盤2上に設けられた外回り布基礎3
および内部布基礎4上には家屋本体1が構築される。図
1においては2階建てになっているが、3階建て以上で
あってもよく、また平屋建てであってもよい。以下は図
に従い2階建ての建物に本発明を採用したものとして説
明する。
【0033】前記外回り布基礎3および内部布基礎4上
面には該外回り布基礎3で囲繞された空間を遮蔽する遮
蔽板9が固設され、該遮蔽板9と外回り布基礎3および
コンクリート床面6により形成された空間部を床下ピッ
ト10とする。
【0034】前記床下ピット10の遮蔽板9上には、間
隔を有して1階床板11を固設して、該遮蔽板9と1階
床板11間に1階床チャンバー12を形成すると共に、
該1階床板11と1階天井板13間に1階空間14が構
築され、更に前記1階空間14上に設けられた1階天井
板13上には、間隔を有して2階床板15を固設して、
該1階天井板13と2階床板15間に2階床チャンバー
16を形成すると共に、該2階床板15と2階天井板1
7間に2階空間18が構築されている。
【0035】前記家屋本体1の外壁材19の内方には、
1階床板11と1階天井板13間と、2階床板15と2
階天井板17間とに間隔を有して内通気用空調壁20が
それぞれ設置されると共に、前記外壁材19の内側壁面
にはポリウレタン等より成る断熱材21を一体に固定し
て、該断熱材21と内通気用空調壁20間に内通気用通
路22を形成する。前記内通気用空調壁20は、1階部
分の1階内通気用空調壁20aと、2階部分の2階内通
気用空調壁20bの2種類がある。
【0036】また、前記1階空間14および2階空間1
8を区画してそれぞれ部屋R1・R2を形成する区画壁
23は、中央にポリウレタン等の断熱材24を配設する
と共に、その両側面に間隔を有して両面通気用空調壁2
5を設置して、該断熱材24と両面通気用空調壁25間
にそれぞれ両面通気用通路26を設けて設置され、更に
前記両面通気用通路26と前記内通気用通路22の接合
部を開口連設し、両通路22・26間における空気の流
通を可能として形成されている。そして、前記区画壁2
3は1階の空間14を区画する1階区画壁23aと2階
の空間18を区画する2階区画壁23bの2種類があ
る。前記各区画壁23a、23bの設置場所および設置
数は部屋の位置および数によって適宜組合せて設置す
る。
【0037】一方、前記床下ピット10を形成する外回
り布基礎3には、該床下ピット10に外気を導入した
り、あるいは床下ピット10の空気を排気したりするた
めの電動ダンパー27を備えた床下換気口28が複数個
設置されると共に、前記床下ピット10に強制的に外気
を吸入するための外気取入れダクト29が、前記外回り
布基礎3を貫通して設けられ、且つ前記外気取入れダク
ト29の該床下ピット10に位置する送気口には電動フ
ァン30が取付けられている。なお、前記電動ダンパー
27を備えた床下換気口28に代えて、バイメタルより
成る温度センサーにより自動的に開閉する換気口、ある
いは手動で開閉する換気口を用いてもよい。
【0038】前記床下ピット10の外気取入れダクト2
9の送気口より下流側には、間隔を有して冷暖房兼用の
空調機31が設置されていて、前記外気取入れダクト2
9に設けられた電動ファン30で床下ピット10に送気
された空気を冷却または加温して、該床下ピット10に
強制送気して、該空気を前記複合セラミックス7に接触
させるように構成されている。なお、図中31aは空調
機31の室外機である。
【0039】また、前記床下ピット10の前記空調機3
1の下流側には、該床下ピット10の空気を1階床チャ
ンバー12および2階床チャンバー16に送気するため
の、1階床チャンバー送気部材32および2階床チャン
バー送気部材33がそれぞれ設置されている。なお、前
記各送気部材32・33は空調機31より排出された空
気が、複合セラミックス7に充分接触した後に、該各送
気部材32・33に吸気されるよう前記空調機31から
離れた位置に設置されている。
【0040】前記1階床チャンバー送気部材32は、前
記空調機31の下流側に水平に設置された吸気ダクト3
4に下端部を直角に連結接続された送風ダクト35が、
前記遮蔽板9を貫通してその上端部が1階床チャンバー
12に開口されており、更に前記吸気ダクト34の前記
空調機31側端部には電動ファン36が装置されると共
に、該吸気ダクト34の電動ファン36の下流側とその
反対側端部にはそれぞれ電動ダンパー37・38が装置
されて形成されている。
【0041】また、2階床チャンバー送気部材33は、
前記空調機31の下流側に水平に設置された吸気ダクト
39に下端部を直角に連結接続された送風ダクト40
が、前記遮蔽板9、1階床板11および1階天井板13
をそれぞれ貫通してその上端部が2階床チャンバー16
に開口されており、更に前記吸気ダクト39の前記空調
機31側端部には電動ファン41が装置されると共に、
該吸気ダクト39の電動ファン41の下流側とその反対
側端部にはそれぞれ電動ダンパー42・43が装置され
て形成されている。
【0042】前記2階床チャンバー送気部材33の送風
ダクト40は、1階空間14を貫通するので、見苦しさ
をなくすため目隠し板44で被覆するか、または排水管
等の他のパイプスペースを利用して設置することが好ま
しい。
【0043】前記1階床板11には、1階の部屋R1に
1階床チャンバー12から送気するための送気口45が
複数個形成されると共に、前記1階床板11上に設置さ
れた1階区画壁23aの両面通気用通路26内に送気す
る連通口46が前記1階床板11に複数個形成されてい
る。そして、前記1階区画壁23aの上方部には、前記
連通口46を介して両面通気用通路26内へ送気された
空気を、1階の部屋R1内へ送気するための送気口47
が複数個形成されている。
【0044】また、2階床板15には、2階の部屋R2
に2階床チャンバー16から送気するための送気口48
が複数個形成されると共に、前記2階床板15上に設置
された2階区画壁23bの両面通気用通路26内に送気
する連通口49が前記2階床板15に複数個形成されて
いる。そして、前記2階区画壁23bの上方部には、前
記連通口49を介して両面通気用通路26内へ送気され
た空気を2階の部屋R2内へ送気するための送気口50
が複数個形成されている。
【0045】前記1階床板11と1階天井板13間に設
けられた1階内通気用空調壁20aの内通気用通路22
内に、1階床チャンバー12から送気するための連通口
51が前記1階床板11に複数個形成されると共に、前
記1階内通気用空調壁20aの上方部には、前記連通口
51を介して内通気用通路22内へ送気された空気を1
階の部屋R1内へ送気するための送気口52が複数個形
成されている。
【0046】また、2階床板15と2階天井板17間に
設けられた2階内通気用空調壁20bの内通気用通路2
2内に、2階床チャンバー16から送気するための連通
口53が前記2階床板15に複数個形成されると共に、
前記2階内通気用空調壁20bの上方部には、前記連通
口53を介して内通気用通路22内へ送気された空気を
2階の部屋R2内へ送気するための送気口54が複数個
形成されている。
【0047】前記各部材のうち、各電動ダンパー27・
37・38・42・43、各電動ファン30・36・4
1および空調機31は、家屋1内の所定個所に設置され
た制御パネル(図示せず)により、その作動・停止を設
定することができるように構成されている。
【0048】前記構成より成る本発明装置の作用を説明
すると、図3は28℃以上の夏期における冷房時を示す
送風系統図、図4は15℃以下の冬期における暖房時を
示す送風系統図、図5は28℃未満の中間期における送
風系統図、図6は28℃以上の中間期における送風系統
図である。そして、前記図3〜図6における空調機およ
び電動ファンに斜線が入っていない場合はその作動時を
示し、斜線が入っているものはその停止時を示す。ま
た、電動ダンパーが白丸で表示されている場合はその開
放時を示し、黒丸で表示されている場合はその閉鎖時を
示している。
【0049】先ず、図3によって28℃以上の夏期にお
ける冷房時の各部材の動作状態を説明すると、床下ピッ
ト10の空調機31が冷房作動し、且つ外気取入れダク
ト29の電動ファン30、1階床チャンバー送気部材3
2および2階床チャンバー送気部材33の各電動ファン
36・41が作動すると共に、該各電動ファン36・4
1の下流側の電動ダンパー37・42が開放される。そ
して、前記各電動ファン36・41とは反対側に位置す
る電動ダンパー38・43および床下換気口28の電動
ダンパー27が閉鎖される。
【0050】而して、外気取入れダクト29より電動フ
ァン30を介して強制的に床下ピット10に導入された
外気は、冷房作動している空調機31に送気されて冷却
されて該空調機31より排気される。そして、前記排気
された冷却空気は床下ピット10に敷きつめられた前記
複合セラミックス7に接触する。
【0051】前記複合セラミックス7は比熱が小さくて
熱容量が大きく、且つ熱伝導率が低いため、前記冷却さ
れた空気から吸熱して前記空気は更に冷却されて床下ピ
ット10を流動して、前記空調機31より離れた位置に
設置された1階床チャンバー送気部材32および2階床
チャンバー送気部材33の各電動ファン36・41によ
り、前記冷却された空気が吸気ダクト34および送風ダ
クト35を介して1階床チャンバー12に強制対流によ
り送気されると共に、吸気ダクト39および送風ダクト
40を介して2階床チャンバー16にも強制対流により
送気される。
【0052】前記1階床チャンバー12に送気された冷
却された空気は、1階床板11に設けられた送気口4
5、1階区画壁23aに設けられた送気口47、1階内
通気用空調壁20aの内通気用通路22の送気口52を
介してそれぞれ1階の部屋R1に送気されて冷却する。
【0053】また、2階床チャンバー16に送気された
冷却された空気は、2階床板15に設けられた送気口4
8、2階区画壁23bに設けられた送気口50および2
階内通気用空調壁20bの内通気用通路22の送気口5
4を介して、それぞれ2階の部屋R2に送気されて冷却
する。
【0054】次に、図4によって15℃以下の冬期にお
ける暖房時の各部材の動作状態を説明すると、空調機3
1が暖房作動すると共に、外気取入れダクト29の電動
ファン30が作動し、且つ1階床チャンバー送気部材3
2および2階床チャンバー送気部材33の各電動ファン
36・41が停止し、更に前記各電動ファン36・41
の下流側の電動ダンパー37・42および床下換気口2
8の電動ダンパー27が閉鎖される。そして、前記各電
動ファン36・41とは反対側に位置する電動ダンパー
38・43が開放される。
【0055】而して、外気取入れダクト29より電動フ
ァン30を介して強制的に床下ピット10に導入された
外気は、暖房作動している空調機31に送気されて暖房
されて該空調機31より排気される。そして、前記排気
された暖房された空気は床下ピット10に敷きつめられ
た前記複合セラミックス7に接触する。
【0056】前記複合セラミックス7は前記のように比
熱が小さくて熱容量が大きく、且つ熱伝導率が低いた
め、前記空調機31により暖房された空気により該複合
セラミックス7は蓄熱すると共に、前記蓄熱された複合
セラミックス7から放熱されて前記空気は更に加温され
た前記床下ピット10を流動して、該加温された床下ピ
ット10の空気と各階床チャンバー12・16および各
部屋R1・R2内の空気との間に温度差が生じるため、
前記加温された空気は自然対流により前記空調機31よ
り離れた位置に設置された1階床チャンバー送気部材3
2および2階床チャンバー送気部材33の各吸気ダクト
34・39の開放された各電動ダンパー38・43側か
ら1階床チャンバー12および2階床チャンバー16に
送気される。
【0057】前記1階床チャンバー12に送気された暖
房された空気は、1階床板11に設けられた送気口4
5、1階区画壁23aに設けられた送気口47、1階内
通気用空調壁20aの内通気用通路22の送気口52を
介してそれぞれ1階の部屋R1に自然対流により送気さ
れて暖房する。
【0058】また、2階床チャンバー16に送気された
暖房された空気は、2階床板15に設けられた送気口4
8、2階区画壁23bに設けられた送気口50および2
階内通気用空調壁20bの内通気用通路22の送気口5
4を介して、それぞれ2階の部屋R2に自然対流により
送気されて暖房する。
【0059】更に、図5によって28℃未満の中間期の
各部材の動作状態を説明すると、図5の場合は図4の暖
房時とは空調機31が停止する以外、その他の電動ファ
ンの作動・停止および電動ダンパーの開放・閉鎖は同一
である。
【0060】而して、外気取入れダクト29より電動フ
ァン30を介して強制的に床下ピット10に導入された
外気は、該床下ピット10に敷きつめられた前記複合セ
ラミックス7に接触する。前記複合セラミックス7に接
触しながら空気は床下ピット10を流動して、該床下ピ
ット10の空気と各階床チャンバー12・16および各
部屋R1・R2内の空気との間に温度差が生じた場合
は、前記床下ピット10の空気は自然対流により前記外
気取入れダクト29より離れた位置に設置された1階床
チャンバー送気部材32および2階床チャンバー送気部
材33の各吸気ダクト34・39の開放された各電動ダ
ンパー38・43側から1階床チャンバー12および2
階床チャンバー16に送気される。
【0061】前記1階床チャンバー12に送気された空
気は、1階床板11に設けられた送気口45、1階区画
壁23aに設けられた送気口47、1階内通気用空調壁
20aの内通気用通路22の送気口52を介してそれぞ
れ1階の部屋R1に送気する。
【0062】また、2階床チャンバー16に送気された
空気は、2階床板15に設けられた送気口48、2階区
画壁23bに設けられた送気口50および2階内通気用
空調壁20bの内通気用通路22の送気口54を介し
て、それぞれ2階の部屋R2に送気する。
【0063】そして更に、図6によって28℃以上の中
間期の各部材の動作状態を説明すると、図6の場合は図
5の28℃未満の中間期とは、床下換気口29の電動ダ
ンパー27が開放される以外、その他の電動ダンパーの
停止および電動ダンパーの開放・閉鎖は同一である。
【0064】而して、外気取入れダクト29より電動フ
ァン30を介して強制的に床下ピット10に導入された
空気および床下換気口28から自然に取入れた外気は、
該床下ピット10に敷きつめられた前記複合セラミック
ス7に接触する。前記複合セラミックス7に接触しなが
ら空気は床下ピット10を流動して、該床下ピット10
の空気と各階床チャンバー12・16および各部屋R1
・R2内の空気との間に温度差が生じた場合は、前記床
下ピット10の空気は自然対流により前記外気取入れダ
クト29より離れた位置に設置された1階床チャンバー
送気部材32および2階床チャンバー送気部材33の各
吸気ダクト34・39の開放された各電動ダンパー38
・43側から1階床チャンバー12および2階床チャン
バー16に送気される。
【0065】前記1階床チャンバー12に送気された空
気は、1階床板11に設けられた送気口45、1階区画
壁23aに設けられた送気口47、1階内通気用空調壁
20aの内通気用通路22の送気口52を介してそれぞ
れ1階の部屋R1に送気する。
【0066】また、2階床チャンバー16に送気された
空気は、2階床板15に設けられた送気口48、2階区
画壁23bに設けられた送気口50および2階内通気用
空調壁20bの内通気用通路22の送気口54を介し
て、それぞれ2階の部屋R2に送気する。
【0067】前記中間期における各部材の作動は、図
5、図6に示す作動に限定されるものではなく、居住者
の体調、部屋の温度あるいは湿度等の状況に応じて各部
材を操作する制御パネル(図示せず)により任意に設定
することができる。
【0068】なお、前記空調機31は冷・暖房機能を備
えたものについて説明したが、該冷・暖房機能の外に、
除湿機能をも備えた空調機31を使用することにより、
梅雨時の湿度が高い不快な気候に対応できる。
【0069】すなわち、湿度が高い場合は、空調機31
を除湿機能にする外は、前記図3の冷房時の状態と同じ
く各電動ファンおよび電動ダンパーを設定することによ
り、各部屋R1・R2を冷房する代りに除湿するのであ
る。前記各電動ファンおよび電動ダンパーの機能および
空気の流れは図3と同一であるので詳細な説明を省略す
る。
【0070】而して、現在の家屋は冷・暖房効率を良く
するために高気密になっているが、この高気密に伴って
結露の問題が生じている。特に結露の現象は表面、内部
および境界面結露等の現象があり、更に一般的には冬・
夏型結露の現象がある。そして、結露の発生とカビ、ダ
ニの発生は原則的に相関関係にあり、結露の発生は室内
の空気に含有する水分に起因し、乾いた空気では結露は
発生しない。
【0071】表7に示すものは空気に含有する水分量で
あるが、室内の空気に含有する水分量が表7の表示値よ
り多くなると、結露が室内の壁、窓等に発生する。
【0072】
【表7】
【0073】更に、快適室内環境を有する建物の基本は
全室冷・暖房の外に、清潔であると共に、精神的に安ら
げることである。すなわち、結露やカビ、ダニ等が発生
せず、臭わず、更にマイナスイオンが多いことが快適建
物である。
【0074】前記のように本発明建物は、建物全体で使
用する空気を、床下ピット10を流動させて複合セラミ
ックス7に接触させ、これを各部屋R1・R2へ送気す
るようにしたものである。そして、前記複合セラミック
ス7は遠赤外線放射率において優れ遠赤外線放射特性を
有するため、該複合セラミックス7に接触する空気は常
時遠赤外線の照射を受けていて、空気中の目にみえない
浮遊粒子がその照射により遠赤外線放射特性を保持し、
その放射・吸収作用により常時熱の放射・吸収を繰返し
ている。そして、前記床下ピット10の空気を空調機3
1により室内環境として最適温度、好ましくは18〜2
3℃に調整すると共に、遠赤外線放射特性を保持せしめ
たまま各部屋R1・R2へ送気するのである。
【0075】前記遠赤外線放射特性を空気中の浮遊粒子
に保持せしめたまま各部屋R1・R2へ送気することに
より、各部屋R1・R2は冷・暖房あるいは換気・除湿
されると共に、前記遠赤外線の作用により、一般生菌や
カビの発生を阻止し、ノミやダニ等の衛生害虫を寄せつ
けず、更に結露の発生を阻止し、併せて体臭、食料品、
タバコの臭い等の生活臭気を脱臭すると共に、マイナス
イオンを多数室内において発生する。
【0076】
【発明の効果】本発明は上述のように、複数のセラミッ
クスを混合して得られた、遠赤外線放射特性を有すると
共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性、忌避効果を有し、且
つ好適な熱伝導性を有する複合セラミックスを床下ピッ
トに敷きつめ、前記敷きつめられた複合セラミックス上
に送気して、空気を該複合セラミックスに接触させ、然
る後空気を強制対流あるいは自然対流により各部屋へ送
気して、各部屋を冷・暖房あるいは換気・除湿して四季
を通じて快適な室温を保持すると共に、前記複合セラミ
ックスの遠赤外線放射特性により、一般生菌やカビの発
生を阻止し、ノミやダニ等の衛生害虫を寄せつけず、更
に結露の発生を阻止し、併せて体臭、食料品、タバコの
臭い等の生活臭気を脱臭し、更にまた前記複合セラミッ
クスから放射される遠赤外線の化学反応により、空気中
の水分量が少なくてもレナード効果に基づいて多くのマ
イナスイオンを発生させることができるので、在室者に
鎮静的、抑制的作用を与えて精神状態を最良の状態に保
持して快適な室内環境を得ることができ、然も複合セラ
ミックスは経時変化が全くなく、その機能は半恒久的に
持続するため、交換の必要がなくランニングコストとし
ては安価となるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明快適室内環境機能を備えた建物の概略を
示す縦断面図である。
【図2】本発明快適室内環境機能を備えた建物における
床下ピットの横断面図である。
【図3】本発明快適室内環境機能を備えた建物の28℃
以上の夏期における冷房時を示す送風系統の縦断面図で
ある。
【図4】本発明快適室内環境機能を備えた建物の15℃
以下の冬期における暖房時を示す送風系統の縦断面図で
ある。
【図5】本発明快適室内環境機能を備えた建物の28℃
未満の中間期における送風系統の縦断面図である。
【図6】本発明快適室内環境機能を備えた建物の28℃
以上の中間期における送風系統の縦断面図である。
【符号説明】
7 複合セラミックス、 10 床下ピット、 11
1階床板、 12 1階床チャンバー、 15 2階床
板、 16 2階床チャンバー、 20,20a,20
b,25 壁面、 22・25 通気用通路、 29
外気取入れダクト、 31 空調機、 32・33 送
気部材、 45,47,50,52,54 送気口、
R1 1階部屋、 R2 2階部屋。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】そして、前記検討の結果、遠赤外線放射
率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌避率、熱伝導率お
よびレナード効果に基づくマイナスイオン発生数の複数
項目に亘って好適な数値をしたマグネシアまたは蛇紋
石を基材として採用し、この基材となるマグネシアまた
は蛇紋石に対して、混合材として角閃石、石英閃緑石、
花崗斑石、クリストバル石、凝灰石、酸化カルシウム、
シリカおよびチタンのうち2種類を添加混合することに
より、遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、
忌避率、熱伝導率およびレナード効果に基づくマイナス
イオン発生数において好適な数値を示す複合セラミック
スが得られることが判った。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】前記表5、表6の測定結果から、各複合セ
ラミックスとも、遠赤外線放射率が92〜95%、大腸
菌に対する抗菌率が93〜95%、ブドウ状球菌に対す
る抗菌率が92〜96%、アンモニアに対する脱臭率が
87〜95%、硫化水素に対する脱臭率が91〜94
%、防カビ抵抗が最高値の3、衛生害虫に対する忌避率
が90〜93%で高い数値を示し、更に熱伝導率は0.
7〜0.9Cal/cm・sec・℃であって、単一成
分のセラミックスよりも熱伝導率が低い数値を示すと共
に、レナード効果に基づくマイナスイオンの発生数も水
分量4g/m3 で1cm3 当たり1,000〜2,30
0個で高い数値を示し、また水分量7g/m3 で1cm
3 当たり1,650〜2,950で更に高い数値を示
した。すなわち、表6より前記各複合セラミックスは1
g当たりの表面積が大きく多孔質であり、従って空気と
の接触面積が大であるため、該各複合セラミックスに接
触した空気に遠赤外線放射特性を多く保有せしめること
ができ、マイナスイオンの発生に寄与しているのであ
る。以上のことから、前記各複合セラミックスは、遠赤
外線放射特性を有し、抗菌性と脱臭性、防カビ性および
防虫性において優れ、更に好適な熱伝導性を有すると共
に、前記複合セラミックスから放射される遠赤外線の化
学反応により、レナード効果に基づいてマイナスイオン
が多く発生することが判った。
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】そして更に、図6によって28℃以上の中
間期の各部材の動作状態を説明すると、図6の場合は図
5の28℃未満の中間期とは、床下換気口2の電動ダ
ンパー27が開放される以外、その他の電動ダンパーの
停止および電動ダンパーの開放・閉鎖は同一である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明快適室内環境機能を備えた建物の概略を
示す縦断面図である。
【図2】本発明快適室内環境機能を備えた建物における
床下ピットの横断面図である。
【図3】本発明快適室内環境機能を備えた建物の28℃
以上の夏期における冷房時を示す送風系統の縦断面図で
ある。
【図4】本発明快適室内環境機能を備えた建物の15℃
以下の冬期における暖房時を示す送風系統の縦断面図で
ある。
【図5】本発明快適室内環境機能を備えた建物の28℃
未満の中間期における送風系統の縦断面図である。
【図6】本発明快適室内環境機能を備えた建物の28℃
以上の中間期における送風系統の縦断面図である。
【符号説明】 7 複合セラミックス、 10 床下ピット、 11
1階床板、 12 1階床チャンバー、 15 2階床
板、 16 2階床チャンバー、 20,20a,20
b,25 壁面、 22・2 通気用通路、 29
外気取入れダクト、 31 空調機、 32・33 送
気部材、 45,47,50,52,54 送気口、
R1 1階部屋、 R2 2階部屋。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】角閃石、蛇紋石、石英閃緑石、花崗斑石、
    クリストバル石、凝灰石、酸化カルシウム、マグネシ
    ア、シリカおよびチタンの各セラミックスのうち、3種
    類のセラミックスを混合して得られた複合セラミックス
    を床下ピットに敷きつめ、前記複合セラミックスに接触
    した空気を強制対流または自然対流により各部屋へ送気
    することを特徴とする快適室内環境機能を備えた建物。
  2. 【請求項2】床下ピットに、基材であるマグネシア20
    〜30重量%に対して、混合材として角閃石40〜60
    重量%およびチタン20〜30重量%を混合して得られ
    た複合セラミックスを敷きつめると共に、前記床下ピッ
    トに空調機と、該床下ピットにおいて前記複合セラミッ
    クスに接触した空気を各階床チャンバーへ送気する送気
    部材および前記床下ピットに外気を導入する外気取入れ
    ダクトを備え、前記各階床チャンバーから各階部屋へは
    各階床板および通気用通路を備えた壁面にそれぞれ設け
    られた送気口を介して送気することを特徴とする快適室
    内環境機能を備えた建物。
  3. 【請求項3】床下ピットに、基材であるマグネシア20
    〜30重量%に対して、混合材として石英閃緑石40〜
    60重量%およびシリカ20〜30重量%を混合して得
    られた複合セラミックスを敷きつめると共に、前記床下
    ピットに空調機と、該床下ピットにおいて前記複合セラ
    ミックスに接触した空気を各階床チャンバーへ送気する
    送気部材および前記床下ピットに外気を導入する外気取
    入れダクトを備え、前記各階床チャンバーから各階部屋
    へは各階床板および通気用通路を備えた壁面にそれぞれ
    設けられた送気口を介して送気することを特徴とする快
    適室内環境機能を備えた建物。
  4. 【請求項4】床下ピットに、基材である蛇紋石40〜6
    0重量%に対して、混合材としてクリストバル石20〜
    30重量%およびチタン20〜30重量%を混合して得
    られた複合セラミックスを敷きつめると共に、前記床下
    ピットに空調機と、該床下ピットにおいて前記複合セラ
    ミックスに接触した空気を各階床チャンバーへ送気する
    送気部材および前記床下ピットに外気を導入する外気取
    入れダクトを備え、前記各階床チャンバーから各階部屋
    へは各階床板および通気用通路を備えた壁面にそれぞれ
    設けられた送気口を介して送気することを特徴とする快
    適室内環境機能を備えた建物。
  5. 【請求項5】床下ピットに、基材であるマグネシア20
    〜30重量%に対して、混合材として花崗斑石40〜6
    0重量%およびクリストバル石20〜30重量%を混合
    して得られた複合セラミックスを敷きつめると共に、前
    記床下ピットに空調機と、該床下ピットにおいて前記複
    合セラミックスに接触した空気を各階床チャンバーへ送
    気する送気部材および前記床下ピットに外気を導入する
    外気取入れダクトを備え、前記各階床チャンバーから各
    階部屋へは各階床板および通気用通路を備えた壁面にそ
    れぞれ設けられた送気口を介して送気することを特徴と
    する快適室内環境機能を備えた建物。
  6. 【請求項6】床下ピットに、基材である蛇紋石40〜6
    0重量%に対して、混合材としてシリカ20〜30重量
    %およびチタン20〜30重量%を混合して得られた複
    合セラミックスを敷きつめると共に、前記床下ピットに
    空調機と、該床下ピットにおいて前記複合セラミックス
    に接触した空気を各階床チャンバーへ送気する送気部材
    および前記床下ピットに外気を導入する外気取入れダク
    トを備え、前記各階床チャンバーから各階部屋へは各階
    床板および通気用通路を備えた壁面にそれぞれ設けられ
    た送気口を介して送気することを特徴とする快適室内環
    境機能を備えた建物。
  7. 【請求項7】床下ピットに、基材であるマグネシア40
    〜60重量%に対して、混合材として石英閃緑石20〜
    30重量%およびクリストバル石20〜30重量%を混
    合して得られた複合セラミックスを敷きつめると共に、
    前記床下ピットに空調機と、該床下ピットにおいて前記
    複合セラミックスに接触した空気を各階床チャンバーへ
    送気する送気部材および前記床下ピットに外気を導入す
    る外気取入れダクトを備え、前記各階床チャンバーから
    各階部屋へは各階床板および通気用通路を備えた壁面に
    それぞれ設けられた送気口を介して送気することを特徴
    とする快適室内環境機能を備えた建物。
  8. 【請求項8】床下ピットに、基材であるマグネシア40
    〜60重量%に対して、混合材として角閃石20〜30
    重量%およびチタン20〜30重量%を混合して得られ
    た複合セラミックスを敷きつめると共に、前記床下ピッ
    トに空調機と、該床下ピットにおいて前記複合セラミッ
    クスに接触した空気を各階床チャンバーへ送気する送気
    部材および前記床下ピットに外気を導入する外気取入れ
    ダクトを備え、前記各階床チャンバーから各階部屋へは
    各階床板および通気用通路を備えた壁面にそれぞれ設け
    られた送気口を介して送気することを特徴とする快適室
    内環境機能を備えた建物。
  9. 【請求項9】床下ピットに、基材である蛇紋石40〜6
    0重量%に対して、混合材としてクリストバル石20〜
    30重量%およびチタン20〜30重量%を混合して得
    られた複合セラミックスを敷きつめると共に、前記床下
    ピットに空調機と、該床下ピットにおいて前記複合セラ
    ミックスに接触した空気を各階床チャンバーへ送気する
    送気部材および前記床下ピットに外気を導入する外気取
    入れダクトを備え、前記各階床チャンバーから各階部屋
    へは各階床板および通気用通路を備えた壁面にそれぞれ
    設けられた送気口を介して送気することを特徴とする快
    適室内環境機能を備えた建物。
  10. 【請求項10】床下ピットに、基材であるマグネシア4
    0〜60重量%に対して、混合材として凝灰石20〜3
    0重量%および酸化カルシウム20〜30重量%を混合
    して得られた複合セラミックスを敷きつめると共に、前
    記床下ピットに空調機と、該床下ピットにおいて前記複
    合セラミックスに接触した空気を各階床チャンバーへ送
    気する送気部材および前記床下ピットに外気を導入する
    外気取入れダクトを備え、前記各階床チャンバーから各
    階部屋へは各階床板および通気用通路を備えた壁面にそ
    れぞれ設けられた送気口を介して送気することを特徴と
    する快適室内環境機能を備えた建物。
  11. 【請求項11】床下ピットに、基材であるマグネシア4
    0〜60重量%に対して、混合材として酸化カルシウム
    20〜30重量%およびシリカ20〜30重量%を混合
    して得られた複合セラミックスを敷きつめると共に、前
    記床下ピットに空調機と、該床下ピットにおいて前記複
    合セラミックスに接触した空気を各階床チャンバーへ送
    気する送気部材および前記床下ピットに外気を導入する
    外気取入れダクトを備え、前記各階床チャンバーから各
    階部屋へは各階床板および通気用通路を備えた壁面にそ
    れぞれ設けられた送気口を介して送気することを特徴と
    する快適室内環境機能を備えた建物。
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