JP2955263B2 - 快適室内環境機能を備えた建物 - Google Patents

快適室内環境機能を備えた建物

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JP2955263B2
JP2955263B2 JP3354298A JP3354298A JP2955263B2 JP 2955263 B2 JP2955263 B2 JP 2955263B2 JP 3354298 A JP3354298 A JP 3354298A JP 3354298 A JP3354298 A JP 3354298A JP 2955263 B2 JP2955263 B2 JP 2955263B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単一成分のセラミ
ックスを床下ピットに敷きつめて、該セラミックスと接
触した空気を各部屋に送気することにより、四季を通じ
て常に快適な室温を保持すると共に、一般生菌やカビの
発生を阻止し、ノミやダニ等の衛生害虫を寄せつけず、
更に結露の発生を阻止し、併せて体臭、食料品、タバコ
の臭い等の生活臭気を脱臭し、更に送気された室内にお
いてマイナスイオンを多く発生させて在室者に鎮静的、
抑制的作用を与えて精神状態を最良の状態に維持して快
適な室内環境を得ることができる快適室内環境機能を備
えた建物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、単一成分のセラミックスを利用し
た快適室内環境機能を備えた建物は存在していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在の住宅・ビル等の
建物の構造および内装材の材料から判断して、その室内
環境においては四季を通じて常に快適な室温を保持する
ことができず、また一般生菌やカビの発生を阻止した
り、ノミやダニ等の衛生害虫を寄せつけず、結露の発生
を阻止するということができず、更に体臭、食料品やタ
バコの臭い等の生活臭気を脱臭することもできないとい
う課題があり、更にまた室内においては空気中の水分量
が少ないと、マイナスイオンが発生しないか、あるいは
発生数が少ないので、室内における在室者の精神状態を
最良の状態に保持することができないという課題があっ
た。
【0004】本発明は前記従来の課題を解決すべくなさ
れたもので、四季を通じて常に快適な室温を保持すると
共に、一般生菌やカビの発生を阻止し、ノミやダニ等の
衛生害虫を寄せつけず、更に結露の発生を阻止し、併せ
て体臭、食料品、タバコの臭い等の生活臭気を脱臭し、
また更に室内における空気中の水分量が少なくとも多く
のマイナスイオンを発生させて、在室者の精神状態を最
良の状態に保持して快適な室内環境を得ることを目的と
する快適室内環境機能を備えた建物を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、床下ピット
に、角閃石、蛇紋石、石英閃緑石、花崗斑石、千枚石、
凝灰石、酸化カルシウム、マグネシア、シリカおよび石
灰石の各セラミックスのうち、いずれか1種類のセラミ
ックスを敷きつめると共に、前記床下ピットに空調機
と、該床下ピットにおいて前記セラミックスに接触した
空気を各階床チャンバーへ送気する送気部材および前記
床下ピットに外気を導入する外気取入れダクトを備え、
前記床下ピットは、外回り布基礎に電動ダンパーを備え
た床下換気口が複数個設置されると共に、外気取入れダ
クトが前記外回り布基礎を貫通して設けられ、且つ該外
気取入れダクトの送気口に電動ファンを取付けて形成さ
れ、前記空調機は、冷暖房兼用および除湿機能を備えた
ものであって、前記床下ピットの外気取入れダクトの送
気口より下流側に間隔を有して設置され、 前記送気部材
は、吸気ダクトと送風ダクトとを連結して形成されると
共に、該送気部材は前記空調機の下流側の離れた位置に
各階の床チャンバーへ個々に送気すべく各々設置され、
且つ前記各送風ダクトはそれぞれの階の床チャンバーへ
開口され、前記各吸気ダクトの空調機側端部には電動フ
ァンが装置されると共に、該吸気ダクトの電動ファンの
下流側とその反対側端部にはそれぞれ電動ダンパーが装
置されて形成され、前記各階床チャンバーから各階部屋
へは各階床板および通気用通路を備えた壁面にそれぞれ
設けられた送気口を介して強制対流または自然対流によ
り各部屋へ送気するという手段を採用することにより、
上記課題を解決した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、角閃石、蛇紋石、石英
閃緑石、花崗斑石、千枚石、凝灰石、酸化カルシウム、
マグネシア、シリカおよび石灰石の各セラミックスのう
ち、いずれか1種類のセラミックスを床下ピットに敷き
つめて、前記セラミックスに接触した空気を各室内に送
気するようにした快適室内環境機能を備えた建物であっ
て、以下更に本発明を詳細に説明する。
【0007】単一成分のセラミックスには遠赤外線放射
率、抗菌率、脱臭率および防カビ抵抗、ノミやダニ等の
衛生害虫が寄りつかないという忌避効果を示す忌避率お
よび熱伝導率のすべてにおいて最適であるものは存在し
ないが、前記いずれかのものにおいて好適なものは存在
する。
【0008】本発明者は、単一成分のセラミックスにつ
き、遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌
避率および熱伝導率につき個々に測定すると共に、前記
各セラミックスの放射する遠赤外線の化学反応により、
レナード効果に基づいてマイナスイオンが多く発生する
のではないかと考え、各単一成分のセラミックスを室内
に静置して発生したマイナスイオンの発生数を測定し、
遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌避率
および熱伝導率のいずれかにおいて好適であり、且つ空
気中に含有される水分量が低い場合でもマイナスイオン
の発生に寄与する能力において最適であるセラミックス
を抽出し、これらある項目において優れたセラミックス
を1種類建物の目的に応じて適宜選択して採用すること
により、快適室内環境機能を備えた建物とすることがで
きた。
【0009】前記本発明において採用できる各単一成分
のセラミックスの遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防
カビ抵抗、忌避率および熱伝導率について測定した結果
を表1に示す。また、水分量を4g/m3 とした6畳の
室内に各セラミックス50g、および水分量を7g/m
3 とした6畳の室内に各セラミックス75gをそれぞれ
静置してレナード効果に基づくマイナスイオンの発生数
と、各セラミックス当たりの表面積をそれぞれ測定した
結果を表2に示す。なお、表3はセラミックスを静置し
ない6畳の室内の水分量を4g/m3 および7g/m3
とした場合のレナード効果に基づくマイナスイオンの発
生数をそれぞれ測定した結果を示す表であり、表2と比
較するために示した。そして、前記各セラミックスは平
均粒径を10〜100mmとして前記各項目につき測定
した。また、前記防カビ抵抗はJIS Z 2911に
より測定し、マイナスイオンはマイナスイオン測定器を
用いて発生数を測定した。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】
【表3】
【0013】表1の測定結果より各セラミックスとも遠
赤外線放射率は、最低の凝灰石で80%で、その他のセ
ラミックスはいずれも83〜96%で、極めて高い遠赤
外線放射率を有することが判った。また、大腸菌に対す
る抗菌率はマグネシアが98%、酸化カルシウムが85
%と高い抗菌率を有するのに対し、花崗斑石が70%、
石英閃緑石および千枚石が65%、蛇紋石が55%と中
程度の抗菌率を有するが、その他のセラミックスは0〜
35%と抗菌率が0%か、あるいは低い抗菌率しかな
く、一方、ブドウ状球菌に対する抗菌率は、蛇紋石が9
9%、マグネシアが97%、酸化カルシウムが95%、
角閃石が83%と高い抗菌率を有するのに対し、千枚石
が73%、花崗斑石が67%、石英閃緑石が65%と中
程度の抗菌率を有するが、その他のセラミックスは0〜
35%と抗菌率が0%か、あるいは低い抗菌率しかない
ことが判った。
【0014】また、アンモニアに対する脱臭率は、凝灰
石が99%、シリカが95%と高い脱臭率を有するのに
対し、千枚石が65%、石灰石が60%、角閃石が50
%と中程度の脱臭率を有するが、その他のセラミックス
は20〜45%と低い脱臭率しかなく、一方、硫化水素
に対する脱臭率は蛇紋石およびシリカが99%、凝灰石
が80%と高い脱臭率を有するのに対し、千枚石が70
%、角閃石が63%、石英閃緑石が57%、花崗斑石お
よび石灰石が50%と中程度の脱臭率を有するが、その
他のセラミックスは35%と低い脱臭率しかないことが
判った。
【0015】更に、防カビ抵抗は、蛇紋石およびマグネ
シアが3で最高値を示したのに対し、角閃石、石英閃緑
石、花崗斑石、千枚石、酸化カルシウム、シリカおよび
石灰石が2で中程度の防カビ抵抗を有するが、凝灰石は
1でほとんど防カビ抵抗がないことが判った。また、ノ
ミやダニ等の衛生害虫を寄せつけないという忌避効果を
示す忌避率は、すべてのセラミックスが75〜92%の
範囲内であって、極めて高い忌避率を有することが判っ
た。そしてまた、熱伝導性を示す熱伝導率は、すべての
セラミックスが0.7〜1.2Cal/cm・sec・
℃の範囲内であった。
【0016】そして更に、表2により室内の水分量が4
g/m3 と低くても、室内に静置された各セラミックス
が放射する遠赤外線の化学反応により、レナード効果に
基づいて前記空気中の水分が帯電し多くのマイナスイオ
ンを発生し、その発生数は1cm3 当たり角閃石が最高
の2,500個で、最低の凝灰石でも1,450個で、
その他のセラミックスも1,700〜2,300個の範
囲内で、極めて多くのマイナスイオンが発生することが
判った。また、室内の水分量を7g/m3 とした場合
は、更に多くのマイナスイオンが発生することが判っ
た。すなわち、表2より前記各セラミックスは1g当た
りの表面積が大きく多孔質であり、従って空気との接触
面積が大であるため、該各セラミックスに接触した空気
に遠赤外線放射特性を多く保有せしめることができ、マ
イナスイオンの発生に寄与しているのである。一方、表
3のセラミックスのない室内においては水分量が4g/
3 では全くマイナスイオンは発生しないが、水分量が
7g/m3 ではレナード効果によりマイナスイオンが1
cm3 当たり100個発生することが判った。したがっ
て、表2の測定結果から各セラミックスの放射する遠赤
外線の化学反応により、空気中の水分量が少なくてもレ
ナード効果に基づいてマイナスイオンが多く発生するこ
とが判った。
【0017】前記表1、表2の測定結果から、各セラミ
ックスとも、遠赤外線放射率が80〜96%、衛生害虫
に対する忌避率が75〜92%で高い数値を示し、更に
熱伝導率は0.7〜1.2Cal/cm・sec・℃の
範囲内であって、好適な熱伝導性を有し、また各セラミ
ックスとも空気中の水分量が少なくてもマイナスイオン
の発生に寄与し、多くのマイナスイオンが発生すること
が判った。更に、各セラミックスは抗菌性において優れ
ているもの、脱臭性に優れているもの、あるいは抗菌性
および脱臭性をある程度具備するもの、また防カビ抵抗
が優れているものから、ほとんど防カビ抵抗のないもの
まで存在することが判った。
【0018】従って、本発明に採用されるセラミックス
は、遠赤外線放射率および忌避率が高く、且つ好適な熱
伝導率を有し、更にマイナスイオンの発生に寄与する
が、その他抗菌率、脱臭率および防カビ抵抗のいずれに
も優れたものは存在しないため、建物の目的を抗菌性ま
たは脱臭性のいずれに重点をおくかによって適宜のセラ
ミックスを選択して採用する必要がある。
【0019】そして、前記セラミックスによる抗菌メカ
ニズムは、大腸菌、ブドウ状球菌等の一般生菌の表層
(壁)は陰イオンであって、そのため中性領域(pH
7.0〜7.5)でしか生息が不可能であるが、前記各
セラミックスは遠赤外線放射によって陽イオンを発生す
るので、陰イオンである菌体(壁)が、前記陽イオンに
よって破壊されると同時に、菌体蛋白質が変性して、呼
吸困難となり死滅するのである。
【0020】また、アンモニアおよび硫化水素等に対す
る各セラミックスによる脱臭メカニズムは、物理的吸着
または化学的吸着等の一般的作用ではなく、遠赤外線放
射に基づく分解作用のため飽和状態にならないので、抗
菌力と同様に、脱臭力を半恒久的に有する。更に、前記
各セラミックスは毒性を有していない。
【0021】更に、前記各セラミックスの遠赤外線放射
で発生する陽イオンによって、ノミやダニ等の衛生害虫
に対して忌避効果を有する。更に、前記陽イオンによっ
てカビの発生または増殖を阻止し、防カビの機能を果た
すのである。
【0022】本発明は、前記各セラミックスのうち、い
ずれか1種類のセラミックスを家屋の床下に設けた床下
ピットに敷きつめ、前記敷きつめられたセラミックス上
に送気して、空気を該セラミックスに接触させ、然る後
空気を強制対流あるいは自然対流により各部屋へ送気し
て、各部屋を冷・暖房、換気あるいは除湿すると共に、
前記セラミックスの遠赤外線放射特性により各部屋の一
般生菌やカビの発生を阻止し、または衛生害虫を寄せつ
けず、更に結露の発生を阻止すると共に、体臭、食料品
やタバコの臭い等の生活臭を脱臭し、更にまたマイナス
イオンを多く発生させて在室者の精神状態の安定を図る
ようにした快適室内環境機能を備えた建物を提供するこ
とを目的としたものである。以下、図面に基づいて詳細
に説明する。
【0023】図面には建物として一般住宅用家屋が表示
されている。そして、図1は全体の概略を示す縦断面図
であり、家屋本体1が上方に構築される地盤2上に外回
り布基礎3を周設すると共に、該外回り布基礎3により
囲繞された地盤2上に、図2に示すように所定の内部布
基礎4を、空気が前記外回り布基礎3に囲繞された全域
に循環するように通気開口5を備えて設置し、更に前記
地盤2上にコンクリートを打設してコンクリート床面6
を設けて地盤2面と遮断すると共に、該コンクリート床
面6上に前記セラミックス7を敷きつめる。なお、前記
外回り布基礎3の内側壁面には、好ましくはポリウレタ
ン等の断熱材8を添設することが推奨される。前記セ
ミックス7の粒径は、特に限定する必要はないが、好ま
しくは10〜100mm程度のものを使用することが推
奨される。
【0024】前記地盤2上に設けられた外回り布基礎3
および内部布基礎4上には家屋本体1が構築される。図
1においては2階建てになっているが、3階建て以上で
あってもよく、また平屋建てであってもよい。以下は図
に従い2階建ての建物に本発明を採用したものとして説
明する。
【0025】前記外回り布基礎3および内部布基礎4上
面には該外回り布基礎3で囲繞された空間を遮蔽する遮
蔽板9が固設され、該遮蔽板9と外回り布基礎3および
コンクリート床面6により形成された空間部を床下ピッ
ト10とする。
【0026】前記床下ピット10の遮蔽板9上には、間
隔を有して1階床板11を固設して、該遮蔽板9と1階
床板11間に1階床チャンバー12を形成すると共に、
該1階床板11と1階天井板13間に1階空間14が構
築され、更に前記1階空間14上に設けられた1階天井
板13上には、間隔を有して2階床板15を固設して、
該1階天井板13と2階床板15間に2階床チャンバー
16を形成すると共に、該2階床板15と2階天井板1
7間に2階空間18が構築されている。
【0027】前記家屋本体1の外壁材19の内方には、
1階床板11と1階天井板13間と、2階床板15と2
階天井板17間とに間隔を有して内通気用空調壁20が
それぞれ設置されると共に、前記外壁材19の内側壁面
にはポリウレタン等より成る断熱材21を一体に固定し
て、該断熱材21と内通気用空調壁20間に内通気用通
路22を形成する。前記内通気用空調壁20は、1階部
分の1階内通気用空調壁20aと、2階部分の2階内通
気用空調壁20bの2種類がある。
【0028】また、前記1階空間14および2階空間1
8を区画してそれぞれ部屋R1・R2を形成する区画壁
23は、中央にポリウレタン等の断熱材24を配設する
と共に、その両側面に間隔を有して両面通気用空調壁2
5を設置して、該断熱材24と両面通気用空調壁25間
にそれぞれ両面通気用通路26を設けて設置され、更に
前記両面通気用通路26と前記内通気用通路22の接合
部を開口連設し、両通路22・26間における空気の流
通を可能として形成されている。そして、前記区画壁2
3は1階の空間14を区画する1階区画壁23aと2階
の空間18を区画する2階区画壁23bの2種類があ
る。前記各区画壁23a、23bの設置場所および設置
数は部屋の位置および数によって適宜組合せて設置す
る。
【0029】一方、前記床下ピット10を形成する外回
り布基礎3には、該床下ピット10に外気を導入した
り、あるいは床下ピット10の空気を排気したりするた
めの電動ダンパー27を備えた床下換気口28が複数個
設置されると共に、前記床下ピット10に強制的に外気
を吸入するための外気取入れダクト29が、前記外回り
布基礎3を貫通して設けられ、且つ前記外気取入れダク
ト29の該床下ピット10に位置する送気口には電動フ
ァン30が取付けられている。なお、前記電動ダンパー
27を備えた床下換気口28に代えて、バイメタルより
成る温度センサーにより自動的に開閉する換気口、ある
いは手動で開閉する換気口を用いてもよい。
【0030】前記床下ピット10の外気取入れダクト2
9の送気口より下流側には、間隔を有して冷暖房兼用
よび除湿機能を備えた空調機31が設置されていて、前
記外気取入れダクト29に設けられた電動ファン30で
床下ピット10に送気された空気を冷却または加温ある
いは除湿して、該床下ピット10に強制送気して、該空
気を前記セラミックス7に接触させるように構成されて
いる。なお、図中31aは空調機31の室外機である。
【0031】また、前記床下ピット10の前記空調機3
1の下流側には、該床下ピット10の空気を1階床チャ
ンバー12および2階床チャンバー16に送気するため
の、1階床チャンバー送気部材32および2階床チャン
バー送気部材33がそれぞれ設置されている。なお、前
記各送気部材32・33は空調機31より排出された空
気が、セラミックス7に充分接触した後に、該各送気部
材32・33に吸気されるよう前記空調機31から離れ
た位置に設置されている。
【0032】前記1階床チャンバー送気部材32は、前
記空調機31の下流側に水平に設置された吸気ダクト3
4に下端部を直角に連結接続された送風ダクト35が、
前記遮蔽板9を貫通してその上端部が1階床チャンバー
12に開口されており、更に前記吸気ダクト34の前記
空調機31側端部には電動ファン36が装置されると共
に、該吸気ダクト34の電動ファン36の下流側とその
反対側端部にはそれぞれ電動ダンパー37・38が装置
されて形成されている。
【0033】また、2階床チャンバー送気部材33は、
前記空調機31の下流側に水平に設置された吸気ダクト
39に下端部を直角に連結接続された送風ダクト40
が、前記遮蔽板9、1階床板11および1階天井板13
をそれぞれ貫通してその上端部が2階床チャンバー16
に開口されており、更に前記吸気ダクト39の前記空調
機31側端部には電動ファン41が装置されると共に、
該吸気ダクト39の電動ファン41の下流側とその反対
側端部にはそれぞれ電動ダンパー42・43が装置され
て形成されている。
【0034】前記2階床チャンバー送気部材33の送風
ダクト40は、1階空間14を貫通するので、見苦しさ
をなくすため目隠し板44で被覆するか、または排水管
等の他のパイプスペースを利用して設置することが好ま
しい。
【0035】前記1階床板11には、1階の部屋R1に
1階床チャンバー12から送気するための送気口45が
複数個形成されると共に、前記1階床板11上に設置さ
れた1階区画壁23aの両面通気用通路26内に送気す
る連通口46が前記1階床板11に複数個形成されてい
る。そして、前記1階区画壁23aの上方部には、前記
連通口46を介して両面通気用通路26内へ送気された
空気を、1階の部屋R1内へ送気するための送気口47
が複数個形成されている。
【0036】また、2階床板15には、2階の部屋R2
に2階床チャンバー16から送気するための送気口48
が複数個形成されると共に、前記2階床板15上に設置
された2階区画壁23bの両面通気用通路26内に送気
する連通口49が前記2階床板15に複数個形成されて
いる。そして、前記2階区画壁23bの上方部には、前
記連通口49を介して両面通気用通路26内へ送気され
た空気を2階の部屋R2内へ送気するための送気口50
が複数個形成されている。
【0037】前記1階床板11と1階天井板13間に設
けられた1階内通気用空調壁20aの内通気用通路22
内に、1階床チャンバー12から送気するための連通口
51が前記1階床板11に複数個形成されると共に、前
記1階内通気用空調壁20aの上方部には、前記連通口
51を介して内通気用通路22内へ送気された空気を1
階の部屋R1内へ送気するための送気口52が複数個形
成されている。
【0038】また、2階床板15と2階天井板17間に
設けられた2階内通気用空調壁20bの内通気用通路2
2内に、2階床チャンバー16から送気するための連通
口53が前記2階床板15に複数個形成されると共に、
前記2階内通気用空調壁20bの上方部には、前記連通
口53を介して内通気用通路22内へ送気された空気を
2階の部屋R2内へ送気するための送気口54が複数個
形成されている。
【0039】前記各部材のうち、各電動ダンパー27・
37・38・42・43、各電動ファン30・36・4
1および空調機31は、家屋1内の所定個所に設置され
た制御パネル(図示せず)により、その作動・停止を設
定することができるように構成されている。
【0040】前記構成より成る本発明装置の作用を説明
すると、図3は28℃以上の夏期における冷房時を示す
送風系統図、図4は15℃以下の冬期における暖房時を
示す送風系統図、図5は28℃未満の中間期における送
風系統図、図6は28℃以上の中間期における送風系統
図である。そして、前記図3〜図6における空調機およ
び電動ファンに斜線が入っていない場合はその作動時を
示し、斜線が入っているものはその停止時を示す。ま
た、電動ダンパーが白丸で表示されている場合はその開
放時を示し、黒丸で表示されている場合はその閉鎖時を
示している。
【0041】先ず、図3によって28℃以上の夏期にお
ける冷房時の各部材の動作状態を説明すると、床下ピッ
ト10の空調機31が冷房作動し、且つ外気取入れダク
ト29の電動ファン30、1階床チャンバー送気部材3
2および2階床チャンバー送気部材33の各電動ファン
36・41が作動すると共に、該各電動ファン36・4
1の下流側の電動ダンパー37・42が開放される。そ
して、前記各電動ファン36・41とは反対側に位置す
る電動ダンパー38・43および床下換気口28の電動
ダンパー27が閉鎖される。
【0042】而して、外気取入れダクト29より電動フ
ァン30を介して強制的に床下ピット10に導入された
外気は、冷房作動している空調機31に送気されて冷却
されて該空調機31より排気される。そして、前記排気
された冷却空気は床下ピット10に敷きつめられた前
ラミックス7に接触する。
【0043】前記セラミックス7は比熱が小さくて熱容
量が大きく、且つ熱伝導率が低いため、前記冷却された
空気から吸熱して前記空気は更に冷却されて床下ピット
10を流動して、前記空調機31より離れた位置に設置
された1階床チャンバー送気部材32および2階床チャ
ンバー送気部材33の各電動ファン36・41により、
前記冷却された空気が吸気ダクト34および送風ダクト
35を介して1階床チャンバー12に強制対流により送
気されると共に、吸気ダクト39および送風ダクト40
を介して2階床チャンバー16にも強制対流により送気
される。
【0044】前記1階床チャンバー12に送気された冷
却された空気は、1階床板11に設けられた送気口4
5、1階区画壁23aに設けられた送気口47、1階内
通気用空調壁20aの内通気用通路22の送気口52を
介してそれぞれ1階の部屋R1に送気されて冷却する。
【0045】また、2階床チャンバー16に送気された
冷却された空気は、2階床板15に設けられた送気口4
8、2階区画壁23bに設けられた送気口50および2
階内通気用空調壁20bの内通気用通路22の送気口5
4を介して、それぞれ2階の部屋R2に送気されて冷却
する。
【0046】次に、図4によって15℃以下の冬期にお
ける暖房時の各部材の動作状態を説明すると、空調機3
1が暖房作動すると共に、外気取入れダクト29の電動
ファン30が作動し、且つ1階床チャンバー送気部材3
2および2階床チャンバー送気部材33の各電動ファン
36・41が停止し、更に前記各電動ファン36・41
の下流側の電動ダンパー37・42および床下換気口2
8の電動ダンパー27が閉鎖される。そして、前記各電
動ファン36・41とは反対側に位置する電動ダンパー
38・43が開放される。
【0047】而して、外気取入れダクト29より電動フ
ァン30を介して強制的に床下ピット10に導入された
外気は、暖房作動している空調機31に送気されて暖房
されて該空調機31より排気される。そして、前記排気
された暖房された空気は床下ピット10に敷きつめられ
た前記セラミックス7に接触する。
【0048】前記セラミックス7は前記のように比熱が
小さくて熱容量が大きく、且つ熱伝導率が低いため、前
記空調機31により暖房された空気により該セラミック
ス7は蓄熱すると共に、前記蓄熱されたセラミックス7
から放熱されて前記空気は更に加温された前記床下ピッ
ト10を流動して、該加温された床下ピット10の空気
と各階床チャンバー12・16および各部屋R1・R2
内の空気との間に温度差が生じるため、前記加温された
空気は自然対流により前記空調機31より離れた位置に
設置された1階床チャンバー送気部材32および2階床
チャンバー送気部材33の各吸気ダクト34・39の開
放された各電動ダンパー3843側から1階床チャンバ
ー12および2階床チャンバー16に送気される。
【0049】前記1階床チャンバー12に送気された暖
房された空気は、1階床板11に設けられた送気口4
5、1階区画壁23aに設けられた送気口47、1階内
通気用空調壁20aの内通気用通路22の送気口52を
介してそれぞれ1階の部屋R1に自然対流により送気さ
れて暖房する。
【0050】また、2階床チャンバー16に送気された
暖房された空気は、2階床板15に設けられた送気口4
8、2階区画壁23bに設けられた送気口50および2
階内通気用空調壁20bの内通気用通路22の送気口5
4を介して、それぞれ2階の部屋R2に自然対流により
送気されて暖房する。
【0051】更に、図5によって28℃未満の中間期の
各部材の動作状態を説明すると、図5の場合は図4の暖
房時とは空調機31が停止する以外、その他の電動ファ
ンの作動・停止および電動ダンパーの開放・閉鎖は同一
である。
【0052】而して、外気取入れダクト29より電動フ
ァン30を介して強制的に床下ピット10に導入された
外気は、該床下ピット10に敷きつめられた前記セラミ
ックス7に接触する。前記セラミックス7に接触しなが
ら空気は床下ピット10を流動して、該床下ピット10
の空気と各階床チャンバー12・16および各部屋R1
・R2内の空気との間に温度差が生じた場合は、前記床
下ピット10の空気は自然対流により前記外気取入れダ
クト29より離れた位置に設置された1階床チャンバー
送気部材32および2階床チャンバー送気部材33の各
吸気ダクト34・39の開放された各電動ダンパー38
・43側から1階床チャンバー12および2階床チャン
バー16に送気される。
【0053】前記1階床チャンバー12に送気された空
気は、1階床板11に設けられた送気口45、1階区画
壁23aに設けられた送気口47、1階内通気用空調壁
20aの内通気用通路22の送気口52を介してそれぞ
れ1階の部屋R1に送気する。
【0054】また、2階床チャンバー16に送気された
空気は、2階床板15に設けられた送気口48、2階区
画壁23bに設けられた送気口50および2階内通気用
空調壁20bの内通気用通路22の送気口54を介し
て、それぞれ2階の部屋R2に送気する。
【0055】そして更に、図6によって28℃以上の中
間期の各部材の動作状態を説明すると、図6の場合は図
5の28℃未満の中間期とは、床下換気口28の電動ダ
ンパー27が開放される以外、その他の電動ダンパーの
停止および電動ダンパーの開放・閉鎖は同一である。
【0056】而して、外気取入れダクト29より電動フ
ァン30を介して強制的に床下ピット10に導入された
空気および床下換気口28から自然に取入れた外気は、
該床下ピット10に敷きつめられた前記セラミックス7
に接触する。前記セラミックス7に接触しながら空気は
床下ピット10を流動して、該床下ピット10の空気と
各階床チャンバー12・16および各部屋R1・R2内
の空気との間に温度差が生じた場合は、前記床下ピット
10の空気は自然対流により前記外気取入れダクト29
より離れた位置に設置された1階床チャンバー送気部材
32および2階床チャンバー送気部材33の各吸気ダク
ト34・39の開放された各電動ダンパー38・43側
から1階床チャンバー12および2階床チャンバー16
に送気される。
【0057】前記1階床チャンバー12に送気された空
気は、1階床板11に設けられた送気口45、1階区画
壁23aに設けられた送気口47、1階内通気用空調壁
20aの内通気用通路22の送気口52を介してそれぞ
れ1階の部屋R1に送気する。
【0058】また、2階床チャンバー16に送気された
空気は、2階床板15に設けられた送気口48、2階区
画壁23bに設けられた送気口50および2階内通気用
空調壁20bの内通気用通路22の送気口54を介し
て、それぞれ2階の部屋R2に送気する。
【0059】前記中間期における各部材の作動は、図
5、図6に示す作動に限定されるものではなく、居住者
の体調、部屋の温度あるいは湿度等の状況に応じて各部
材を操作する制御パネル(図示せず)により任意に設定
することができる。
【0060】なお、前記空調機31は冷・暖房機能を備
えたものについて説明したが、該冷・暖房機能の外に、
除湿機能をも備えた空調機31を使用することにより、
梅雨時の湿度が高い不快な気候に対応できる。
【0061】すなわち、湿度が高い場合は、空調機31
を除湿機能にする外は、前記図3の冷房時の状態と同じ
く各電動ファンおよび電動ダンパーを設定することによ
り、各部屋R1・R2を冷房する代りに除湿するのであ
る。前記各電動ファンおよび電動ダンパーの機能および
空気の流れは図3と同一であるので詳細な説明を省略す
る。
【0062】而して、現在の家屋は冷・暖房効率を良く
するために高気密になっているが、この高気密に伴って
結露の問題が生じている。特に結露の現象は表面、内部
および境界面結露等の現象があり、更に一般的には冬・
夏型結露の現象がある。そして、結露の発生とカビ、ダ
ニの発生は原則的に相関関係にあり、結露の発生は室内
の空気に含有する水分に起因し、乾いた空気では結露は
発生しない。
【0063】表4に示すものは空気に含有する水分量で
あるが、室内の空気に含有する水分量が表4の表示値よ
り多くなると、結露が室内の壁、窓等に発生する。
【0064】
【表4】
【0065】更に、快適室内環境を有する建物の基本は
全室冷・暖房の外に、清潔であると共に、精神的に安ら
げることである。すなわち、結露やカビ、ダニ等が発生
せず、臭わず、更にマイナスイオンが多いことが快適建
物である。
【0066】前記のように本発明建物は、建物全体で使
用する空気を、床下ピット10を流動させてセラミック
ス7に接触させ、これを各部屋R1・R2へ送気するよ
うにしたものである。そして、前記セラミックス7は遠
赤外線放射率において優れ遠赤外線放射特性を有するた
め、該セラミックス7に接触する空気は常時遠赤外線の
照射を受けていて、空気中の目にみえない浮遊粒子がそ
の照射により遠赤外線放射特性を保持し、その放射・吸
収作用により常時熱の放射・吸収を繰返している。そし
て、前記床下ピット10の空気を空調機31により室内
環境として最適温度、好ましくは18〜23℃に調整す
ると共に、遠赤外線放射特性を保持せしめたまま各部屋
R1・R2へ送気するのである。
【0067】前記遠赤外線放射特性を空気中の浮遊粒子
に保持せしめたまま各部屋R1・R2へ送気することに
より、各部屋R1・R2は冷・暖房あるいは換気・除湿
されると共に、前記遠赤外線の作用により、一般生菌や
カビの発生を阻止し、ノミやダニ等の衛生害虫を寄せつ
けず、更に結露の発生を阻止し、併せて体臭、食料品、
タバコの臭い等の生活臭気を脱臭すると共に、マイナス
イオンを多数室内において発生する。
【0068】
【発明の効果】本発明は上述のように、遠赤外線放射特
性を有すると共に、忌避効果を有し、且つ好適な熱伝導
性を有し、更に抗菌性、脱臭性および防カビ性のいずれ
か、または複数において優れたセラミックスを床下ピッ
トに敷きつめ、前記敷きつめられたセラミックス上に送
気して、空気を該セラミックスに接触させ、然る後空気
を強制対流あるいは自然対流により各部屋へ送気して、
各部屋を冷・暖房あるいは換気・除湿して四季を通じて
快適な室温を保持すると共に、前記セラミックスの遠赤
外線放射特性により、一般生菌やカビの発生を阻止し、
ノミやダニ等の衛生害虫を寄せつけず、更に結露の発生
を阻止し、併せて体臭、食料品、タバコの臭い等の生活
臭気を脱臭し、更にまた前記各セラミックスから放射さ
れる遠赤外線の化学反応により、空気中の水分量が少な
くてもレナード効果に基づいて多くのマイナスイオンが
発生させることができるので、在室者に鎮静的、抑制的
作用を与えて精神状態を最良の状態に保持して快適な室
内環境を得ることができ、然もセラミックスは経時変化
が全くなく、その機能は半恒久的に持続するため、交換
の必要がなくランニングコストとしては安価となるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明快適室内環境機能を備えた建物の概略を
示す縦断面図である。
【図2】本発明快適室内環境機能を備えた建物における
床下ピットの横断面図である。
【図3】本発明快適室内環境機能を備えた建物の28℃
以上の夏期における冷房時を示す送風系統の縦断面図で
ある。
【図4】本発明快適室内環境機能を備えた建物の15℃
以下の冬期における暖房時を示す送風系統の縦断面図で
ある。
【図5】本発明快適室内環境機能を備えた建物の28℃
未満の中間期における送風系統の縦断面図である。
【図6】本発明快適室内環境機能を備えた建物の28℃
以上の中間期における送風系統の縦断面図である。
【符号の説明】
7 セラミックス、 3 外回り基礎、 10 床下ピッ
ト、 11 1階床板、 12 1階床チャンバー、 15
2階床板、 16 2階床チャンバー、 20,20a,
20b,25 壁面、 22・25 通気用通路、 27
電動ダンパー、 28 床下換気口、 29 外気取入
れダクト、 30 電動ファン、 31 空調機、 32
・33 送気部材、 34・39 吸気ダクト、 35・
40 送風ダクト、 36・41 電動ファン、 37
・38・42・43 電動ダンパー、45,47,5
0,52,54 送気口、 R1 1階部屋、 R2 2階
部屋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/70 F24F 7/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床下ピットに、角閃石、蛇紋石、石英閃緑
    石、花崗斑石、千枚石、凝灰石、酸化カルシウム、マグ
    ネシア、シリカおよび石灰石の各セラミックスのうち、
    いずれか1種類のセラミックスを敷きつめると共に、前
    記床下ピットに空調機と、該床下ピットにおいて前記セ
    ラミックスに接触した空気を各階床チャンバーへ送気す
    る送気部材および前記床下ピットに外気を導入する外気
    取入れダクトを備え、前記床下ピットは、外回り布基礎に電動ダンパーを備え
    た床下換気口が複数個設置されると共に、外気取入れダ
    クトが前記外回り布基礎を貫通して設けられ、且つ該外
    気取入れダクトの送気口に電動ファンを取付けて形成さ
    前記空調機は、冷暖房兼用および除湿機能を備えたもの
    であって、前記床下ピットの外気取入れダクトの送気口
    より下流側に間隔を有して設置され前記送気部材は、吸気ダクトと送風ダクトとを連結して
    形成されると共に、該送気部材は前記空調機の下流側の
    離れた位置に各階の床チャンバーへ個々に送気すべく各
    々設置され、且つ前記各送風ダクトはそれぞれの階の床
    チャンバーへ開口され、前記各吸気ダクトの空調機側端
    部には電動ファンが装置されると共に、該吸気ダクトの
    電動ファンの下流側とその反対側端部にはそれぞれ電動
    ダンパーが装置されて形成され、 前記各階床チャンバーから各階部屋へは各階床板および
    通気用通路を備えた壁面にそれぞれ設けられた送気口を
    介して強制対流または自然対流により各部屋へ送気する
    ことを特徴とする快適室内環境機能を備えた建物。
JP3354298A 1998-02-02 1998-02-02 快適室内環境機能を備えた建物 Expired - Lifetime JP2955263B2 (ja)

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JP2003113648A (ja) * 2001-10-04 2003-04-18 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 壁体内通気経路を含む枠組壁構造およびこれからなる住宅
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