JPH11114039A - 快適室内環境機能を備えた空調機 - Google Patents

快適室内環境機能を備えた空調機

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JPH11114039A
JPH11114039A JP9281298A JP28129897A JPH11114039A JP H11114039 A JPH11114039 A JP H11114039A JP 9281298 A JP9281298 A JP 9281298A JP 28129897 A JP28129897 A JP 28129897A JP H11114039 A JPH11114039 A JP H11114039A
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JP
Japan
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weight
air conditioner
ceramics
mixing
magnesia
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JP9281298A
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English (en)
Inventor
Nobuhide Maeda
信秀 前田
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OHARA SANWA KK
Original Assignee
OHARA SANWA KK
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】四季を通じて常に快適な室温を保持すると共
に、一般生菌やカビの発生を阻止し、ノミやダニ等の衛
生害虫を寄せつけず、更に結露の発生を阻止し、併せて
体臭、食料品、タバコの臭い等の生活臭気を脱臭し、更
にまた多くのマイナスイオンを発生させて居住者の精神
状態を最良の状態に保持する快適な室内環境を得る。 【解決手段】角閃石、蛇紋石、石英閃緑石、花崗斑石、
クリストバル石、凝灰石、酸化カルシウム、マグネシ
ア、シリカおよびチタンの各セラミックスのうち、3種
類のセラミックスを混合して得られた複合セラミックス
3を空調機1のファン2の上流側または下流側に配設
し、前記複合セラミックス3と接触した空気を室内へ送
気する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のセラミック
スを混合して得られた複合セラミックスを、室内の壁面
等に装置された空調機のファンの上流側あるいは下流側
に配設して、該複合セラミックスと接触した空気を室内
に送気することにより、四季を通じて常に快適な室温を
保持すると共に、一般生菌やカビの発生を阻止し、ノミ
やダニ等の衛生害虫を寄せつけず、更に結露の発生を阻
止し、併せて体臭、食料品、タバコの臭い等の生活臭気
を脱臭し、更に、送気された室内においてマイナスイオ
ンを多く発生させて居住者に鎮静的、抑制的作用を与え
て精神状態を最良の状態に保持することができる快適室
内環境機能を備えた空調機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のセラミックスを混合して得
られた複合セラミックスをファンの上流側または下流側
に配設して快適な室内環境機能を提供する空調機は実用
に供されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在の室内の構造およ
び内装材の材料から判断して、室内においては四季を通
じて常に快適な室温を保持することができず、また一般
生菌やカビの発生を阻止したり、ノミやダニ等の衛生害
虫を寄せつけず、結露の発生を阻止するということがで
きず、更に体臭、食料品やタバコの臭い等の生活臭気を
脱臭することもできないという課題があり、更にまた室
内においては空気中の水分量が少ないと、マイナスイオ
ンが発生しないか、あるいは発生数が少ないので、室内
における居住者の精神状態を最良の状態に保持すること
ができないという課題があった。
【0004】本発明は前記従来の課題を解決すべくなさ
れたもので、四季を通じて常に快適な室温を保持すると
共に、一般生菌やカビの発生を阻止し、ノミやダニ等の
衛生害虫を寄せつけず、更に結露の発生を阻止し、併せ
て体臭、食料品、タバコの臭い等の生活臭気を脱臭し、
更にまた室内における空気中の水分量が少なくとも多く
のマイナスイオンを発生させて、居住者の精神状態を最
良の状態に保持することができる快適室内環境機能を備
えた空調機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、角閃石、蛇紋
石、石英閃緑石、花崗斑石、クリストバル石、凝灰石、
酸化カルシウム、マグネシア、シリカおよびチタンの各
セラミックスのうち、3種類のセラミックスを混合して
得られた複合セラミックスを、ファンの上流側または下
流側に配設するという手段、基材であるマグネシア20
〜30重量%に対して、混合材として角閃石40〜60
重量%およびチタン20〜30重量%を混合して得られ
た複合セラミックスを、ファンの上流側または下流側に
配設するという手段、基材であるマグネシア20〜30
重量%に対して、混合材として石英閃緑石40〜60重
量%およびシリカ20〜30重量%を混合して得られた
複合セラミックスを、ファンの上流側または下流側に配
設するという手段、基材である蛇紋石40〜60重量%
に対して、混合材としてクリストバル石20〜30重量
%およびチタン20〜30重量%を混合して得られた複
合セラミックスを、ファンの上流側または下流側に配設
するという手段、基材であるマグネシア20〜30重量
%に対して、混合材として花崗斑石40〜60重量%お
よびクリストバル石20〜30重量%を混合して得られ
た複合セラミックスを、ファンの上流側または下流側に
配設するという手段、基材である蛇紋石40〜60重量
%に対して、混合材としてシリカ20〜30重量%およ
びチタン20〜30重量%を混合して得られた複合セラ
ミックスを、ファンの上流側または下流側に配設すると
いう手段、基材であるマグネシア40〜60重量%に対
して、混合材として石英閃緑石20〜30重量%および
クリストバル石20〜30重量%を混合して得られた複
合セラミックスを、ファンの上流側または下流側に配設
するという手段、基材であるマグネシア40〜60重量
%に対して、混合材として角閃石20〜30重量%およ
びチタン20〜30重量%を混合して得られた複合セラ
ミックスを、ファンの上流側または下流側に配設すると
いう手段、基材である蛇紋石40〜60重量%に対し
て、混合材としてクリストバル石20〜30重量%およ
びチタン20〜30重量%を混合して得られた複合セラ
ミックスを、ファンの上流側または下流側に配設すると
いう手段、基材であるマグネシア40〜60重量%に対
して、混合材として凝灰石20〜30重量%および酸化
カルシウム20〜30重量%を混合して得られた複合セ
ラミックスを、ファンの上流側または下流側に配設する
という手段、基材であるマグネシア40〜60重量%に
対して、混合材として酸化カルシウム20〜30重量%
およびシリカ20〜30重量%を混合して得られた複合
セラミックスを、ファンの上流側または下流側に配設す
るという手段、のいずれかを採用することにより、上記
課題を解決した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、角閃石、蛇紋石、石英
閃緑石、花崗斑石、クリストバル石、凝灰石、酸化カル
シウム、マグネシア、シリカおよびチタンの各セラミッ
クスのうち、3種類のセラミックスを混合して複合セラ
ミックスを製造し、且つ該複合セラミックスをファンの
上流側または下流側に配設して、前記複合セラミックス
に接触した空気を室内に送風することを目的とする快適
室内環境機能を備えた空調機であって、以下更に本発明
を詳細に説明する。
【0007】単一成分のセラミックスには遠赤外線放射
率、抗菌率、脱臭率および防カビ抵抗、ノミやダニ等の
衛生害虫が寄りつかないという忌避効果を示す忌避率お
よび熱伝導率のすべてにおいて最適であるものは存在し
ないが、前記いずれかのものにおいて優れたものは存在
する。
【0008】本発明者は、単一成分のセラミックスにつ
き、遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌
避率および熱伝導率につき個々に測定すると共に、前記
各セラミックスの放射する遠赤外線の化学反応により、
レナード効果に基づいてマイナスイオンが多く発生する
のではないかと考え、各単一成分のセラミックスを室内
に静置して、発生したマイナスイオンの発生数を測定
し、遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌
避率および熱伝導率のいずれかにおいて優れ、且つ空気
中に含有される水分量が低い場合でもマイナスイオンの
発生に寄与する能力において最適であるものを抽出し
た。そして、前記セラミックスのうち3種類のセラミッ
クスを一定比率で混合することにより、本発明で採用で
きる遠赤外線放射特性を有すると共に、抗菌性、脱臭
性、防カビ性、忌避効果を有し、且つ好適な熱伝導率を
有し、更に低い水分量でもマイナスイオンの発生に寄与
し、マイナスイオンの発生数を多くすることができる複
合セラミックスを得た。
【0009】前記本発明において採用できる複合セラミ
ックスを構成する各単一成分のセラミックスの遠赤外線
放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌避率および熱
伝導率について測定した結果を表1に示す。また、水分
量を4g/m3 とした6畳の室内に各セラミックス50
gおよび水分量を7g/m3 とした6畳の室内に各セラ
ミックス75gをそれぞれ静置してレナード効果に基づ
くマイナスイオンの発生数をそれぞれ測定した結果を表
2に示す。なお、表3はセラミックスを静置しない6畳
の室内の水分量を4g/m3 および7g/m3 とした場
合のレナード効果に基づくマイナスイオンの発生数をそ
れぞれ測定した結果を示す表であり、表2と比較するた
めに示した。なお、前記各セラミックスは平均粒径を5
〜10mmとしてこれらを混合し、然る後前記各項目に
つき測定した。前記防カビ抵抗はJIS Z 2911
により測定し、またマイナスイオンはマイナスイオン測
定器を用いて発生数を測定した。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】
【表3】
【0013】表1の測定結果より各セラミックスとも遠
赤外線放射率は、最低の凝灰石で87%で、その他のセ
ラミックスはいずれも90〜94%で、極めて高い遠赤
外線放射率を有することが判った。また、大腸菌に対す
る抗菌率はマグネシアが99%、酸化カルシウムが85
%と高い抗菌率を有するのに対し、花崗斑石が73%、
石英閃緑石が65%、蛇紋石が55%と中程度の抗菌率
を有するが、その他のセラミックスは5〜20%と低い
抗菌率しかなく、一方、ブドウ状球菌に対する抗菌率
は、蛇紋石が99%、マグネシアが96%、酸化カルシ
ウムが95%、角閃石が83%と高い抗菌率を有するの
に対し、花崗斑石が70%、石英閃緑石が65%と中程
度の抗菌率を有するが、その他のセラミックスは25〜
30%と低い抗菌率しかないことが判った。
【0014】また、アンモニアに対する脱臭率は、凝灰
石が99%、シリカが93%、クリストバル石が85%
と高い脱臭率を有するのに対し、花崗斑石が65%、チ
タンが60%、角閃石が50%と中程度の脱臭率を有す
るが、その他のセラミックスは15〜40%と低い脱臭
率しかなく、一方、硫化水素に対する脱臭率は蛇紋石お
よびシリカが99%、クリストバル石が95%、凝灰石
が80%と高い脱臭率を有するのに対し、角閃石が63
%、石英閃緑石が55%、花崗斑石が50%と中程度の
脱臭率を有するが、その他のセラミックスは20〜35
%と低い脱臭率しかないことが判った。
【0015】更に、防カビ抵抗は、蛇紋石、酸化カルシ
ウムおよびマグネシアが3で最高値を示したのに対し、
角閃石、石英閃緑石、花崗斑石、クリストバル石、凝灰
石およびシリカが2で中程度の防カビ抵抗を有するが、
チタンは1でほとんど防カビ抵抗がないことが判った。
また、ノミやダニ等の衛生害虫を寄せつけないという忌
避効果を示す忌避率は、すべてのセラミックスが85〜
94%の範囲内であって、極めて高い忌避率を有するこ
とが判った。そしてまた、熱伝導性を示す熱伝導率は、
すべてのセラミックスが0.7〜1.2Cal/cm・
sec・℃の範囲内であった。
【0016】そして更に、表2により室内の水分量が4
g/m3 と低くても、室内に静置された各セラミックス
が放射する遠赤外線に手助けされて、レナード効果によ
り前記空気中の水分が帯電し多くのマイナスイオンを発
生し、その発生数は1m3 当たり角閃石が最高の2,5
00個で、最低のチタンでも800個で、その他のセラ
ミックスも1,350〜2,300個の範囲内で、極め
て多くのマイナスイオンが発生することが判った。ま
た、室内の水分量を7g/m3 とした場合は、更に多く
のマイナスイオンが発生することが判った。一方、表3
のセラミックスのない室内においては水分量が4g/m
3 では全くマイナスイオンは発生しないが、水分量が7
g/m3 ではレナード効果によりマイナスイオンが1m
3 当たり100個発生することが判った。したがって、
表2の測定結果から各セラミックスの放射する遠赤外線
の化学反応により、空気中の水分量が少なくてもレナー
ド効果に基づいてマイナスイオンが多く発生することが
判った。
【0017】上記の測定結果に基づき、本発明者は前記
各セラミックスを3種類所定比率で混合して複合セラミ
ックスとすることにより、単一成分のセラミックスでは
前記抗菌性等について余り効果を認めることができなか
ったものも、高い数値を示すのではないかと考え、これ
ら各セラミックスの混合比率を種々変えて混合して得ら
れた複合セラミックスの遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭
率、防カビ抵抗、忌避率および熱伝導率について測定す
ると共に、各複合セラミックスを室内に静置してマイナ
スイオンの発生数を測定して比較検討した。
【0018】そして、前記検討の結果、遠赤外線放射
率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌避率、熱伝導率お
よびレナード効果に基づくマイナスイオン発生数の複数
項目に亘って好適な数値を示したマグネシアまたは蛇紋
石を基材として採用し、この基材となるマグネシアまた
は蛇紋石に対して、混合材として角閃石、石英閃緑石、
花崗斑石、クリストバル石、凝灰石、酸化カルシウム、
シリカおよびチタンのうち2種類を添加混合することに
より、遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、
忌避率、熱伝導率およびレナード効果に基づくマイナス
イオン発生数において好適な数値を示す複合セラミック
スが得られることが判った。
【0019】すなわち、基材であるマグネシアに対し
て、混合材として角閃石およびチタンを混合する場合、
その混合比率をマグネシア20〜30重量%、角閃石4
0〜60重量%、チタン20〜30重量%とするのが好
ましく、特に好ましくはマグネシア25重量%、角閃石
50重量%、チタン25重量%とすることが推奨され、
そして基材であるマグネシアに対して、混合材として石
英閃緑石およびシリカを混合する場合、その混合比率を
マグネシア20〜30重量%、石英閃緑石40〜60重
量%、シリカ20〜30重量%とするのが好ましく、特
に好ましくはマグネシア25重量%、石英閃緑石50重
量%、シリカ25重量%とすることが推奨され、また基
材である蛇紋石に対して、混合材としてクリストバル石
およびチタンを混合する場合、その混合比率を蛇紋石4
0〜60重量%、クリストバル石20〜30重量%、チ
タン20〜30重量%とするのが好ましく、特に好まし
くは蛇紋石50重量%、クリストバル石25重量%、チ
タン25重量%とすることが推奨され、またそして基材
であるマグネシアに対して、混合材として花崗斑石およ
びクリストバル石を混合する場合、その混合比率をマグ
ネシア20〜30重量%、花崗斑石40〜60重量%、
クリストバル石20〜30重量%とするのが好ましく、
特に好ましくはマグネシア25重量%、花崗斑石50重
量%、クリストバル石25重量%とすることが推奨さ
れ、そしてまた基材である蛇紋石に対して、混合材とし
てシリカおよびチタンを混合する場合、その混合比率を
蛇紋石40〜60重量%、シリカ20〜30重量%、チ
タン20〜30重量%とするのが好ましく、特に好まし
くは蛇紋石50重量%、シリカ25重量%、チタン25
重量%とすることが推奨される。
【0020】更に、基材であるマグネシアに対して、混
合材として石英閃緑石およびクリストバル石を混合する
場合、その混合比率をマグネシア40〜60重量%、石
英閃緑石20〜30重量%、クリストバル石20〜30
重量%とするのが好ましく、特に好ましくはマグネシア
50重量%、石英閃緑石25重量%、クリストバル石2
5重量%とすることが推奨され、そして基材であるマグ
ネシアに対して、混合材として角閃石およびチタンを混
合する場合、その混合比率をマグネシア40〜60重量
%、角閃石20〜30重量%、チタン20〜30重量%
とするのが好ましく、特に好ましくはマグネシア50重
量%、角閃石25重量%、チタン25重量%とすること
が推奨され、また基材である蛇紋石に対して、混合材と
してクリストバル石およびチタンを混合する場合、その
混合比率を蛇紋石40〜60重量%、クリストバル石2
0〜30重量%、チタン20〜30重量%とするのが好
ましく、特に好ましくは蛇紋石50重量%、クリストバ
ル石25重量%、チタン25重量%とすることが推奨さ
れ、またそして基材であるマグネシアに対して、混合材
として凝灰石および酸化カルシウムを混合する場合、そ
の混合比率をマグネシア40〜60重量%、凝灰石20
〜30重量%、酸化カルシウム20〜30重量%とする
のが好ましく、特に好ましくはマグネシア50重量%、
凝灰石25重量%、酸化カルシウム25重量%とするこ
とが推奨され、そしてまた基材であるマグネシアに対し
て、混合材として酸化カルシウムおよびシリカを混合す
る場合、その混合比率をマグネシア40〜60重量%、
酸化カルシウム20〜30重量%、シリカ20〜30重
量%とするのが好ましく、特に好ましくはマグネシア5
0重量%、酸化カルシウム25重量%、シリカ25重量
%とすることが推奨される。
【0021】そして、本発明で採用する複合セラミック
スを構成する単一成分のセラミックスを表4に示す特に
好ましい混合比率により混合して得られた複合セラミッ
クスの遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、
忌避率および熱伝導率につき測定した結果(複合セラミ
ックスの特性)を表5に示す。また、水分量を4g/m
3 とした6畳の室内に各複合セラミックス50g、およ
び水分量を7g/m3 とした6畳の室内に各複合セラミ
ックス75gをそれぞれ静置して、レナード効果に基づ
くマイナスイオンの発生数をそれぞれ測定した結果を表
6に示す。なお、表5,表6における複合セラミックス
A〜Jは、表4の複合セラミックスA〜Jと対応してい
る。
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】
【0024】
【表6】
【0025】前記表5,表6の測定結果から、各複合セ
ラミックスとも、遠赤外線放射率が92〜95%、大腸
菌に対する抗菌率が93〜95%、ブドウ状球菌に対す
る抗菌率が92〜96%、アンモニアに対する脱臭率が
87〜95%、硫化水素に対する脱臭率が91〜94
%、防カビ抵抗が最高値の3、衛生害虫に対する忌避率
が90〜93%で高い数値を示し、更に熱伝導率は0.
7〜0.9Cal/cm・sec・℃であって、単一成
分のセラミックスよりも熱伝導率が低い数値を示すと共
に、レナード効果に基づくマイナスイオンの発生数も水
分量4g/m3 で1m3 当たり1,650〜2,300
個で高い数値を示し、また水分量7g/m3 で1m3
たり2,300〜2,950で更に高い数値を示した。
以上のことから、前記各複合セラミックスは、遠赤外線
放射特性を有し、抗菌性と脱臭性、防カビ性および防虫
性において優れ、更に、好適な熱伝導性を有すると共
に、前記複合セラミックスから放射される遠赤外線の化
学反応により、レナード効果に基づいてマイナスイオン
が多く発生することが判った。
【0026】一般的に、空気中の水分量が大体7g/m
3 程度になると水分に帯電してマイナスイオンが発生す
る現象をレナード現象というが、本発明に採用される複
合セラミックスは、その放射する遠赤外線によって光感
現象が生じ、この光感現象の作用により空気中の水分量
が4g/m3 程度であっても水分に帯電してマイナスイ
オンが発生すると共に、その発生数も多くなる。すなわ
ち、遠赤外線がマイナスイオンの発生に寄与しているの
である。
【0027】なお、前記各複合セラミックスの抗菌メカ
ニズムは、大腸菌、ブドウ状球菌等の一般生菌の表層
(壁)はマイナスイオンであって、そのため中性領域
(pH7.0〜7.5)でしか生息が不可能であるが、
前記各複合セラミックスは遠赤外線放射によってプラス
イオンを発生するので、マイナスイオンである菌体
(壁)が、前記プラスイオンによって破壊されると同時
に、菌体蛋白質が変性して、呼吸困難となり死滅するの
である。
【0028】また、アンモニアおよび硫化水素等に対す
る各複合セラミックスの脱臭メカニズムは、物理的吸着
または化学的吸着等の一般的作用ではなく、遠赤外線放
射に基づく分解作用のため飽和状態にならないので、抗
菌力と同様に、脱臭力を半恒久的に有する。更に、前記
各複合セラミックスは毒性を有していない。
【0029】そして、前記各複合セラミックスの遠赤外
線放射で発生するプラスイオンによって、ノミやダニ等
の衛生害虫に対して忌避効果を有する。更に、前記プラ
スイオンによってカビの発生または増殖を阻止し、防カ
ビの機能を果たすのである。
【0030】本発明は、前記複合セラミックスを空調機
のファンの上流側または下流側に配設して、該複合セラ
ミックスに送気して、空気を該複合セラミックスに接触
させ、然る後空気を室内へ送気して、室内を冷・暖房、
換気あるいは除湿すると共に、前記複合セラミックスの
遠赤外線放射特性により室内の一般生菌やカビの発生を
阻止し、衛生害虫を寄せつけず、更に結露の発生を阻止
すると共に、体臭、食料品やタバコの臭い等の生活臭気
を脱臭し、更にまたマイナスイオンを多く発生させて居
住者の精神状態の安定を図るようにした快適室内環境機
能を備えた空調機を提供することを目的としたものであ
る。以下、図面に基づいて詳細に説明する。
【0031】図1は本発明の実施の形態を示す概略縦断
面図であり、空調機1のファン2の上流側に前記複合セ
ラミックス3が配設されている。前記複合セラミックス
3は、空気が該複合セラミックス3表面に接触面積を大
として接触すると共に、空気の流通を良くする必要があ
るため、図2に示すように、粒径が10〜20mm程度
の複合セラミックス3を5〜7mm程度の多数の通気孔
4を穿設した収納体5に収納して配設されている。
【0032】そして、前記構成より成る空調機1によれ
ば、冷房・暖房または除湿された空気が複合セラミック
ス3に接触して吹出し口6より室内に送気される。
【0033】図3は本発明の他の実施の形態を示す概略
正面図であり、空調機1のファン2の下流側に前記複合
セラミックス3が配設されている。そして、該複合セラ
ミックス3を収納する収納体5の構成は前記図1と同一
なので説明を省略する。
【0034】なお、前記収納体5に収納する複合セラミ
ックス3は、各セラミックス粒間の空隙部を空気が通過
できるものを使用する必要があり、そのためには、特に
限定しないが、好ましくは球形状に研磨したものの使用
が推奨される。
【0035】前記構成より成る空調機1が冷房作動する
と、前記複合セラミックス3は比熱が小さくて熱容量が
大きく、且つ熱伝導率が低いため、該複合セラミックス
3は前記空調機1により冷却された空気から吸熱して、
該空気は更に冷却されて吹出し口6より室内に送気され
る。
【0036】また、前記構成より成る空調機1が暖房作
動すると、前記複合セラミックス3は比熱が小さくて熱
容量が大きく、且つ熱伝導率が低いため、前記複合セラ
ミックス3は前記空調機1により暖房された空気により
蓄熱すると共に、前記蓄熱された複合セラミックス3か
ら放熱されて前記空気は更に加温されて吹出し口6より
室内に送気される。
【0037】表7は、1,750Kcal/m2 、風量
50m3 /hrの能力を有する空調機1のファン2の下
流側に複合セラミックスAを3.5Kg装入した収納体
5を配設して、水分量4g/m3 で30m3 の広さを有
する室内に送風したときの室内の空気の浄化度を測定し
た表である。なお、経時0は本発明空調機の使用前の時
間帯を示し、比較のためそのときの室内の状況を示し
た。
【0038】
【表7】
【0039】表7の測定結果より、本発明空調機の使用
前に1m3 当たり2×102 個あった大腸菌および3.
2×102 個あったブドウ状球菌が、使用後1時間経過
でそれぞれ10個以下となり、その後3時間、6時間経
過しても10個以下の状況は変わらず、また臭気評価は
アンモニア系、酸系が本発明空調機の使用前に臭気評価
法による表示で3あったものが、いずれも使用後1時間
経過で1となり、その後3時間、6時間経過しても1の
評価はそのままで、更に本発明空調機の使用前には室内
のマイナスイオンが1m3 当たり0個であったものが、
使用後1時間経過で1,800個となり、その後3時
間、6時間経過してもその個数に増減はなかった。な
お、臭気評価法による表示は1〜6の6段階評価があ
り、評価1が最高の評価で、臭気がほとんどない状態を
いう。
【0040】また表8は、1,750Kcal/m2
風量50m3 /hrの能力を有する空調機1のファン2
の上流側に複合セラミックスAを3.5Kg装入した収
納体5を配設して、水分量4g/m3 で30m3 の広さ
を有する室内に送風したときの室内の空気の浄化度を測
定した表である。なお、経時0は本発明空調機の使用前
の時間帯を示し、比較のためそのときの室内の状況を示
した。
【0041】
【表8】
【0042】表8の測定結果より、本発明空調機の使用
前に1m3 当たり2×102 個あった大腸菌および3.
2×102 個あったブドウ状球菌が、使用後1時間経過
でそれぞれ10個以下となり、その後3時間、6時間経
過しても10個以下の状況は変わらず、また臭気評価は
アンモニア系、酸系が本発明空調機の使用前に臭気評価
法による表示で3あったものが、いずれも使用後1時間
経過で1となり、その後3時間、6時間経過しても1の
評価はそのままで、更に本発明空調機の使用前には室内
のマイナスイオンが1m3 当たり0個であったものが、
使用後1時間経過で1,600個となり、その後3時
間、6時間経過してもその個数に増減はなかった。この
マイナスイオンの数が表7の場合に比して200個少な
くなっているが、これはファン2の上流側に複合セラミ
ックス3が配設されているため、前記ファン2により遠
赤外線を照射されて遠赤外線放射特性を保持した浮遊粒
子が拡散されるので、遠赤外線放射率が低くなり、従っ
てマイナスイオンの発生数が少なくなるからである。
【0043】なお、前記空調機1は冷・暖房機能を備え
たものについて説明したが、該冷・暖房機能の外に、除
湿機能をも備えた空調機を使用することにより、梅雨時
の湿度が高い不快な気候に対応できる。
【0044】而して、現在の家屋は冷・暖房効率を良く
するために高気密になっているが、この高気密に伴って
結露の問題が生じている。特に結露の現象は表面、内部
および境界面結露等の現象があり、更に一般的には冬・
夏型結露の現象がある。そして、結露の発生とカビ、ダ
ニの発生は原則的に相関関係にあり、結露の発生は室内
の空気に含有する水分に起因し、乾いた空気では結露は
発生しない。
【0045】表9に示すものは空気に含有する水分量で
あるが、室内の空気に含有する水分量が表9の表示値よ
り多くなると、結露が室内の壁、窓等に発生する。
【0046】
【表9】
【0047】更に、快適室内環境の基本は全室冷・暖房
の外に、清潔であると共に、精神的に安らげることであ
る。すなわち、室内に結露やカビ、ダニ等が発生せず、
臭わず、更にマイナスイオンが多いことが快適な室内で
ある。
【0048】前記のように本発明は、室内で使用する空
気を、空調機1により冷房・暖房あるいは除湿して複合
セラミックス3に接触させ、これを室内へ送気するよう
にしたものである。そして、前記複合セラミックス3は
遠赤外線放射率において優れ遠赤外線放射特性を有する
ため、該複合セラミックス3に接触する空気は常時遠赤
外線の照射を受けていて、空気中の目にみえない浮遊粒
子がその照射により遠赤外線放射特性を保持し、その放
射・吸収作用により常時熱の放射・吸収を繰返してい
る。そして、空気を空調機1により住環境として最適温
度、好ましくは18〜23℃に調整すると共に、遠赤外
線放射特性を保持せしめたまま室内へ送気するのであ
る。
【0049】前記遠赤外線放射特性を空気中の浮遊粒子
に保持せしめたまま室内へ送気することにより、室内は
冷・暖房あるいは除湿されると共に、前記遠赤外線の作
用により、一般生菌やカビの発生を阻止し、ノミやダニ
等の衛生害虫を寄せつけず、更に結露の発生を阻止し、
併せて体臭、食料品、タバコの臭い等の生活臭気を脱臭
すると共に、マイナスイオンを多数室内において発生す
る。
【0050】
【発明の効果】本発明は上述のように、複数のセラミッ
クスを混合して得られた、遠赤外線放射特性を有すると
共に、抗菌性、脱臭性、防カビ性、忌避効果を有し、熱
伝導性が良く、且つレナード効果に基づくマイナスイオ
ンの発生数を多くすることができる複合セラミックスを
ファンの上流側または下流側に配設して、該複合セラミ
ックスに送気して、空気を該複合セラミックスに接触さ
せ、然る後空気を室内へ送気して、室内を冷・暖房ある
いは除湿して四季を通じて快適な室温を保持すると共
に、前記複合セラミックスの遠赤外線放射特性により、
一般生菌やカビの発生を阻止し、ノミやダニ等の衛生害
虫を寄せつけず、更に結露の発生を阻止し、併せて体
臭、食料品、タバコの臭い等の生活臭気を脱臭し、更に
また複合セラミックスから放射される遠赤外線の化学反
応により、空気中の水分量が少なくてもレナード効果に
基づいてマイナスイオンを発生させることができるの
で、居住者に鎮静的、抑制的作用を与えて精神状態を最
良の状態に保持して快適な室内環境を得ることができ、
然も複合セラミックスは経時変化が全くなく、その機能
は半恒久的に持続するため、交換の必要がなくランニン
グコストとしては安価となるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明快適室内環境機能を備えた空調機を示す
概略縦断面図である。
【図2】本発明快適室内環境機能を備えた空調機に使用
する複合セラミックスの収納体の拡大横断面図である。
【図3】本発明快適室内環境機能を備えた空調機の他の
実施の形態を示す概略縦断面図である。
【符号説明】
1 空調機、 2 ファン、 3 複合セラミックス。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】前記本発明において採用できる複合セラミ
ックスを構成する各単一成分のセラミックスの遠赤外線
放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、忌避率および熱
伝導率について測定した結果を表1に示す。また水分量
を4g/m3 とした6畳の室内に各セラミックス50
および水分量を7g/m3 とした6畳の室内に各セ
ラミックス75gをそれぞれ静置してレナード効果に基
づくマイナスイオンの発生数と、各セラミックス1g当
たりの表面積をそれぞれ測定した結果を表2に示す。な
お、表3はセラミックスを静置しない6畳の室内の水分
量を4g/m3 および7g/m3 とした場合のレナード
効果に基づくマイナスイオンの発生数をそれぞれ測定し
た結果を示す表であり、表2と比較するために示した。
なお、前記各セラミックスは平均粒径を5〜10mmと
してこれらを混合し、然る後前記各項目につき測定し
た。前記防カビ抵抗はJIS Z 2911により測定
し、またマイナスイオンはマイナスイオン測定器を用い
て発生数を測定した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【表2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【表3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】そして更に、表2により各セラミックスの
1g当たりの表面積が大きく、従って空気との接触面積
が大となるため、室内の水分量が4g/m3 と低くて
も、室内に静置された各セラミックスが放射する遠赤外
の化学反応により、レナード効果に基づいて前記空気
中の水分が帯電し多くのマイナスイオンを発生し、その
発生数は13 当たり角閃石が最高の2,500個
で、最低のチタンでも800個で、その他のセラミック
スも1,350〜2,300個の範囲内で、極めて多く
のマイナスイオンが発生することが判った。また、室内
の水分量を7g/m3 とした場合は、更に多くのマイナ
スイオンが発生することが判った。一方、表3のセラミ
ックスのない室内においては水分量が4g/m3 では全
くマイナスイオンは発生しないが、水分量が7g/m3
ではレナード効果によりマイナスイオンが13 当た
り100個発生することが判った。したがって、表2の
測定結果から各セラミックスの放射する遠赤外線の化学
反応により、空気中の水分量が少なくてもレナード効果
に基づいてマイナスイオンが多く発生することが判っ
た。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】そして、本発明で採用する複合セラミック
スを構成する単一成分のセラミックスを表2に示す特に
好ましい混合比率により混合して得られた複合セラミッ
クスの遠赤外線放射率、抗菌率、脱臭率、防カビ抵抗、
忌避率および熱伝導率につき測定した結果(複合セラミ
ックスの特性)を表5に示す。また、水分量を4g/m
3 とした6畳の室内に各複合セラミックス50g、およ
び水分量を7g/m3 とした6畳の室内に各複合セラミ
ックス75gをそれぞれ静置して、レナード効果に基づ
くマイナスイオンの発生数と、各複合セラミックス1g
当たりの表面積をそれぞれ測定した結果を表6に示す。
なお、表5、表6における複合セラミックスA〜Jは、
表4の複合セラミックスA〜Jと対応している。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【表6】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】前記表5、表6の測定結果から、各複合セ
ラミックスとも、遠赤外線放射率が92〜95%、大腸
菌に対する抗菌率が93〜95%、ブドウ状球菌に対す
る抗菌率が92〜96%、アンモニアに対する脱臭率が
87〜95%、硫化水素に対する脱臭率が91〜94
%、防カビ抵抗が最高値の3、衛生害虫に対する忌避率
が90〜93%で高い数値を示し、更に熱伝導率は0.
7〜0.9Cal/cm・sec・℃であって、単一成
分のセラミックスよりも熱伝導率が低い数値を示すと共
に、各複合セラミックスの1g当たりの表面積が大き
く、従って空気との接触面積が大となるため、レナード
効果に基づくマイナスイオンの発生数も水分量4g/m
3 で13 当たり1,650〜2,300個で高い数
値を示し、また水分量7g/m3 で13 当たり2,
300〜2,950で更に高い数値を示した。以上のこ
とから、前記各複合セラミックスは、遠赤外線放射特性
を有し、抗菌性と脱臭性、防カビ性および防虫性におい
て優れ、更に、好適な熱伝導性を有すると共に、前記複
合セラミックスから放射される遠赤外線の化学反応によ
り、レナード効果に基づいてマイナスイオンが多く発生
することが判った。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】図3は本発明の他の実施の形態を示す概略
縦断面図であり、空調機1のファン2の下流側に前記複
合セラミックス3が配設されている。そして、該複合セ
ラミックス3を収納する収納体5の構成は前記図と同
一なので説明を省略する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】
【表7】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】表7の測定結果より、本発明空調機の使用
前に1m3 当たり2×102 個あった大腸菌および3.
2×102 個あったブドウ状球菌が、使用後1時間経過
でそれぞれ10個以下となり、その後3時間、6時間経
過しても10個以下の状況は変わらず、また臭気評価は
アンモニア系、酸系が本発明空調機の使用前に臭気評価
法による表示あったものが、いずれも使用後1時
間経過で1となり、その後3時間、6時間経過しても1
の評価はそのままで、更に本発明空調機の使用前には室
内のマイナスイオンが13 当たり0個であったもの
が、使用後1時間経過で1,800個となり、その後3
時間、6時間経過してもその個数に増減はなかった。な
お、臭気評価法による表示は1〜6の6段階評価があ
り、評価1が最高の評価で、臭気がほとんどない状態を
いう。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】
【表8】
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】表8の測定結果より、本発明空調機の使用
前に1m3 当たり2×102 個あった大腸菌および3.
2×102 個あったブドウ状球菌が、使用後1時間経過
でそれぞれ10個以下となり、その後3時間、6時間経
過しても10個以下の状況は変わらず、また臭気評価は
アンモニア系、酸系が本発明空調機の使用前に臭気評価
法による表示あったものが、いずれも使用後1時
間経過で1となり、その後3時間、6時間経過しても1
の評価はそのままで、更に本発明空調機の使用前には室
内のマイナスイオンが13 当たり0個であったもの
が、使用後1時間経過で1,600個となり、その後3
時間、6時間経過してもその個数に増減はなかった。こ
のマイナスイオンの数が表7の場合に比して200個少
なくなっているが、これはファン2の上流側に複合セラ
ミックス3が配設されているため、前記ファン2により
遠赤外線を照射されて遠赤外線放射特性を保持した浮遊
粒子が拡散されるので、遠赤外線放射率が低くなり、従
ってマイナスイオンの発生数が少なくなるからである。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】角閃石、蛇紋石、石英閃緑石、花崗斑石、
    クリストバル石、凝灰石、酸化カルシウム、マグネシ
    ア、シリカおよびチタンの各セラミックスのうち、3種
    類のセラミックスを混合して得られた複合セラミックス
    を、ファンの上流側または下流側に配設したことを特徴
    とする快適室内環境機能を備えた空調機。
  2. 【請求項2】基材であるマグネシア20〜30重量%に
    対して、混合材として角閃石40〜60重量%およびチ
    タン20〜30重量%を混合して得られた複合セラミッ
    クスを、ファンの上流側または下流側に配設したことを
    特徴とする快適室内環境機能を備えた空調機。
  3. 【請求項3】基材であるマグネシア20〜30重量%に
    対して、混合材として石英閃緑石40〜60重量%およ
    びシリカ20〜30重量%を混合して得られた複合セラ
    ミックスを、ファンの上流側または下流側に配設したこ
    とを特徴とする快適室内環境機能を備えた空調機。
  4. 【請求項4】基材である蛇紋石40〜60重量%に対し
    て、混合材としてクリストバル石20〜30重量%およ
    びチタン20〜30重量%を混合して得られた複合セラ
    ミックスを、ファンの上流側または下流側に配設したこ
    とを特徴とする快適室内環境機能を備えた空調機。
  5. 【請求項5】基材であるマグネシア20〜30重量%に
    対して、混合材として花崗斑石40〜60重量%および
    クリストバル石20〜30重量%を混合して得られた複
    合セラミックスを、ファンの上流側または下流側に配設
    したことを特徴とする快適室内環境機能を備えた空調
    機。
  6. 【請求項6】基材である蛇紋石40〜60重量%に対し
    て、混合材としてシリカ20〜30重量%およびチタン
    20〜30重量%を混合して得られた複合セラミックス
    を、ファンの上流側または下流側に配設したことを特徴
    とする快適室内環境機能を備えた空調機。
  7. 【請求項7】基材であるマグネシア40〜60重量%に
    対して、混合材として石英閃緑石20〜30重量%およ
    びクリストバル石20〜30重量%を混合して得られた
    複合セラミックスを、ファンの上流側または下流側に配
    設したことを特徴とする快適室内環境機能を備えた空調
    機。
  8. 【請求項8】基材であるマグネシア40〜60重量%に
    対して、混合材として角閃石20〜30重量%およびチ
    タン20〜30重量%を混合して得られた複合セラミッ
    クスを、ファンの上流側または下流側に配設したことを
    特徴とする快適室内環境機能を備えた空調機。
  9. 【請求項9】基材である蛇紋石40〜60重量%に対し
    て、混合材としてクリストバル石20〜30重量%およ
    びチタン20〜30重量%を混合して得られた複合セラ
    ミックスを、ファンの上流側または下流側に配設したこ
    とを特徴とする快適室内環境機能を備えた空調機。
  10. 【請求項10】基材であるマグネシア40〜60重量%
    に対して、混合材として凝灰石20〜30重量%および
    酸化カルシウム20〜30重量%を混合して得られた複
    合セラミックスを、ファンの上流側または下流側に配設
    したことを特徴とする快適室内環境機能を備えた空調
    機。
  11. 【請求項11】基材であるマグネシア40〜60重量%
    に対して、混合材として酸化カルシウム20〜30重量
    %およびシリカ20〜30重量%を混合して得られた複
    合セラミックスを、ファンの上流側または下流側に配設
    したことを特徴とする快適室内環境機能を備えた空調
    機。
JP9281298A 1997-08-11 1997-09-29 快適室内環境機能を備えた空調機 Pending JPH11114039A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013081427A1 (en) * 2011-12-02 2013-06-06 Lg Electronics Inc. Air conditioner

Cited By (2)

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WO2013081427A1 (en) * 2011-12-02 2013-06-06 Lg Electronics Inc. Air conditioner
CN104011469A (zh) * 2011-12-02 2014-08-27 Lg电子株式会社 空调

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