JP3076225U - 室内空気を浄化できる建築物 - Google Patents

室内空気を浄化できる建築物

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JP3076225U
JP3076225U JP2000006552U JP2000006552U JP3076225U JP 3076225 U JP3076225 U JP 3076225U JP 2000006552 U JP2000006552 U JP 2000006552U JP 2000006552 U JP2000006552 U JP 2000006552U JP 3076225 U JP3076225 U JP 3076225U
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巌 犬童
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和久田建設株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内の空気を木質炭化物を用いて効果的に浄
化し、シックハウス症等の環境を悪くする原因物質も除
去し、調温・蓄熱を有効にする。 【解決手段】 食堂20aと居間20b及び厨房20c
の化粧床2とコンクリート躯体床7との間に床下空間4
a,4bを形成し、同床下空間4a,4bの下内面に難
燃木毛セメント板に木炭粉を多量に含浸させた木炭板4
cを設け、食堂20aと居間20bの室内空気を吸引
し、床下空間4aへ空気を吐出する冷暖房装置の室内機
11を設け、床下空間4aの空気を室内へ送る空気吹出
口4cを設け、床下空間4bと床下空間4aとを通過す
るダクト13を設け床下空間4bの浄化された空気を食
堂20aに戻す送気ファン15付きのダクト14を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本発明は、木炭・竹炭等の木質炭化物を用いて室内の空気浄化を効率的に行な わせる建築物の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般の日常生活・社会生活に於いて冷暖房はなされても室内の空気浄化 は積極的にされることは少なく、窓・扉を開放して新鮮な外気を導入する程度の ものである。冷暖房装置を使用している室内では窓・扉を開放すると冷房・暖房 効果が低減するため長時間の開放はなされず、汚れた空気が循環して、不衛生に している。空調装置内でゴミの除去・殺菌等の空気浄化する装置があるが、室内 の空気を充分に浄化するまでは充分でなかった。又、シックハウス症を生起する 化学成分・臭気の除去は不充分であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、木質炭化 物を用いて室内空気を有効に浄化し、又シックハウス症の原因物質の除去を有効 にし、調湿・畜熱を有効にする健康な室内環境にできる室内空気を浄化できる建 築物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本考案の構成は、 1) 室内の床面とコンクリート躯体床との間に床下空間を設け、同床下空間を 囲う一面に木毛セメント板に粉状木質炭化物を含浸させた木炭板を取付け、同床 下空間と建造物の室内空間との間で空気を循環させる送風装置を設け、室内の空 気を床下空間の木炭板に接触させて浄化して室内空間に戻すようにしたことを特 徴とする室内空気を浄化できる建築物 2) 室内の空気を吸引して、床下空間に送気する冷暖房でき且つ除湿機能を有 する空調装置を送風装置として設け、床下空間と連通するように室内の床面を開 口して浄化空気の吹出口とした前記1)記載の室内空気を浄化できる建築物 3) 床下空間の空気をダクト又はホースを介して送って、他の室に吹出すよう にし、ダクト又はホースに空気を強制送りする送気ファンを設けた前記1)又は 2)記載の室内空気を浄化できる建築物 4) 室内の側壁面及び天井壁面に粉状木質炭化物を含んだ壁吹付材を吹付けし て粉状木質炭化物を表面に付着させた前記1)〜3)何れか記載の室内空気を浄 化できる建築物 にある。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案の木質炭化物としては、木炭・竹炭等の天然の炭化物及び活性炭がある 。 本考案の木炭板とは、粉粒状の木質炭化物を内部に含浸させた木毛セメント板 であり、その含浸の方法としては、粉状木質炭化物を接着剤のポリアミド樹脂等 に混入してよく混練した液体中に木材チップとセメントとで製造される木毛セメ ント板をドブ漬けすることで粉状木質炭化物をその内部に侵入させて接着剤で固 着させる方法が安価にできるので好ましい。 本考案の床下空間は、建築物の床面積全部に設けてもよいし、床面積の一部に 設け、その床下空間の木炭板で浄化させた空気をその上方の室ばかりでなく、別 の室にダクト・ホースを用いて送り込んでもよい。 本考案の木質炭化物は、調湿作用があり、送風装置が除湿機能がない単なる送 風のものでも適度な湿度に自動的にする。又床下空間・木炭板は蓄熱効果があり 、床面を適温にできる効果も有する。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。本実施例は木質炭化物とし て木炭を使用し、送風装置として冷暖房で除湿機能がある冷暖房装置を使用し、 コンクリート建築物の食堂,居間,厨房の下方のみに床下空間を形成し、食堂, 居間の室・側壁・天井壁には木炭の木質炭化物を吹付けている例である。 図1は、実施例の縦断面図である。 図2は、実施例の平面図である。 図中、1は床面、2は15ミリ厚みの床暖房用化粧床、3は粉状木質炭化物を 接着剤を混入して吹付けて床下空間側表面に付着させた木炭吹付下地板、4a, 4bは100mmの上下寸法(高さ)の床下空間、4cは室内への空気吹出口、 5は粉状木質炭化物50重量部を接着剤のエタノールとポリアミド樹脂100重 量部に混入して混練した液中に、厚み25mmの難燃木毛セメント板をドブ漬け して木質炭化物(木炭)粉を内部に含浸させて接着剤で固着させた木炭板、6は 25mmの断熱材、7はコンクリート躯体床、8は木炭板5と同材質の木炭板に よる側壁、9aはけいそう土板、9bは木質炭化物表面吹付側壁板、9cは木質 炭化物表面吹付天井壁板、10は軽鉄間仕切壁、11は送風装置である除湿機能 がある家庭用冷暖房装置室内機、11aはその吸込口、11bは送気口、12は 家庭用冷暖房装置室外機、13は床下空間4aの空気を厨房20cの下方の床下 空間4bへ送るダクト、14は厨房の下の床下空間4bの浄化された空気を食堂 20aの方へ送るダクト、14aは同ダクトの空気吹出口、15は同ダクトの途 中に設けた送気ファン、15aは同送気ファンの操作ボタン盤、16は側壁材間 の空気層、20はコンクリート建築物、20aは食堂、20bは居間、20cは 厨房、20dは座敷、20eは玄関、20fは廊下である。
【0007】 この実施例では、食堂20a,居間20bの室には家庭用冷暖房装置室内機1 1が2台設けられていて、食堂20aの方の家庭用冷暖房装置11の吸込口11 aは室内にあり、送気口11bはその食堂20a,居間20bの下方の床下空間 4aに対向し、同床下空間4aの上方の化粧床2,木炭吹付下地板3が開口され て床面1に空気吹出口4cが形成されている。 従って、冷暖房装置を作動させると、食堂20a,20bの室内の空気は、食 堂20a側に設置した室内機11の吸込口11aから吸引され、除湿されて適温 にされて送気口11bから吹出され、床下空間4aへ送られる。 床下空間4aへ送られた空気は、木炭板5及び木炭吹付下地板3の木質炭化物 と接触し、同木質炭化物によって消臭・脱臭されて浄化され、湿気・水分も吸収 されて除湿されて空気吹出口4cから食堂20a,居間20bへ戻される。 このように室内の空気は冷暖房装置室内機11から吸引され、温度が調整され 除湿された後床下空間4aへ送られ、ここで木質炭化物で浄化・調湿された後室 内へ戻されてこれが循環して室内の空気環境を良好なものとする。 又床下空間4aの木炭板5の木質炭化物は冷暖房装置室内機11からの空気の 熱(温度)が吸収され、蓄熱材又は冷媒として作用し、室内の温度管理にも使用 できる。
【0008】 又、本実施例では厨房20cの下方には同様な床下空間4bが設けられ、床下 空間4aの内の空気の一部はダクト13によって導入され、床下空間4aと同様 な構造を有する床下空間4bの木炭板(図示せず)等によって空気浄化・除湿さ れてダクト14の送気ファン15によって吸引され、ダクト14を介して食堂2 0aへ吹出される。 更に、食堂20a・居間20bの側壁・天井壁には木質炭化物が吹付けで表面 に付着しているので、この側壁・天井壁の木質炭化物によっても空気浄化されて いる。
【0009】
【考案の効果】
以上の様に、本考案によれば送気装置によって室内の空気を床下空間に送り込 み、同床下空間の木炭板の木質炭化物と接触させることで空気浄化し、シックハ ウス症等の原因成分も有効に除去し、除湿して室内に戻すことによって、室内の 空気を浄化・除湿して良好な環境とする。しかも木質炭化物との接触面積が密閉 された床下空間で広くとれることで空気浄化力・調湿力が高いものとできる。又 木炭板等が蓄熱材・保冷材等となって室内を床からの冷暖房効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断面図である。
【図2】実施例の平面図である。
【符号の説明】
1 床面 2 化粧床 3 木炭吹付地下板 4a,4b 床下空間 4c 空気吹出口 5 木炭板 6 断熱材 7 コンクリート躯体床 8 側壁 9a けいそう土板 9b 木質炭化物表面吹付側壁板 9c 木質炭化物表面吹付天井壁板 10 軽鉄間仕切壁 11 冷暖房装置室内機 11a 吸込口 11b 送気口 12 冷暖房装置室外機 13,14 ダクト 14a 空気吹出口 15 送気ファン 15a 操作ボタン盤 16 空気層 20 コンクリート建築物 20a 食堂 20b 居間 20c 厨房 20d 座敷 20e 玄関 20f 廊下

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の床面とコンクリート躯体床との間
    に床下空間を設け、同床下空間を囲う一面に木毛セメン
    ト板に粉状木質炭化物を含浸させた木炭板を取付け、同
    床下空間と建造物の室内空間との間で空気を循環させる
    送風装置を設け、室内の空気を床下空間の木炭板に接触
    させて浄化して室内空間に戻すようにしたことを特徴と
    する室内空気を浄化できる建築物。
  2. 【請求項2】 室内の空気を吸引して、床下空間に送気
    する冷暖房でき且つ除湿機能を有する空調装置を送風装
    置として設け、床下空間と連通するように室内の床面を
    開口して浄化空気の吹出口とした請求項1記載の室内空
    気を浄化できる建築物。
  3. 【請求項3】 床下空間の空気をダクト又はホースを介
    して送って、他の室に吹出すようにし、ダクト又はホー
    スに空気を強制送りする送気ファンを設けた請求項1又
    は2記載の室内空気を浄化できる建築物。
  4. 【請求項4】 室内の側壁面及び天井壁面に粉状木質炭
    化物を含んだ壁吹付材を吹付けして粉状木質炭化物を表
    面に付着させた請求項1〜3何れか記載の室内空気を浄
    化できる建築物。
JP2000006552U 2000-09-08 2000-09-08 室内空気を浄化できる建築物 Expired - Lifetime JP3076225U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009092364A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Locus:Kk 省エネルギー換気システム及びそれを備えた省エネ建築物
JP2020186874A (ja) * 2019-05-16 2020-11-19 株式会社マーベックス 空調システムおよび家屋

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009092364A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Locus:Kk 省エネルギー換気システム及びそれを備えた省エネ建築物
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