JP3046583B2 - 弧状断面トンネル構築方法及び地中掘削機 - Google Patents

弧状断面トンネル構築方法及び地中掘削機

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JP3046583B2 JP10295619A JP29561998A JP3046583B2 JP 3046583 B2 JP3046583 B2 JP 3046583B2 JP 10295619 A JP10295619 A JP 10295619A JP 29561998 A JP29561998 A JP 29561998A JP 3046583 B2 JP3046583 B2 JP 3046583B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路等の大断面
トンネルの構築時、その大断面トンネルの上部覆工の外
殻となる弧状断面トンネルの構築方法及び地中掘削機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から提案されている技術としては、
全断面をシールド工法により施工する方法、NAT
Mにより施工する方法、開削工法により施工する方
法、小断面のシールドにより大断面トンネルの外殻を
構築する方法等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
では、大断面トンネルや扁平断面トンネルの構築時に、
いずれも下記の問題点があった。
【0004】 全断面をシールド工法により施工する
場合 シールド及びそれに付随する設備が大きくなり、工事費
が高価となる。また、覆工のセグメントは二次製品であ
り、大断面になるほど重量が大きくなるため、現地への
運搬費等を含めて高価となる。
【0005】 NATMにより施工する場合 山岳工法に適した地山強度が必要である。また、扁平断
面のトンネルでは、地山の安定を図るのが困難である。
【0006】 開削工法により施工する場合 地上を占有する必要がある。また、開削部分が大きくな
るため、都市部や大深度の施工に適さない。
【0007】 小断面のシールドにより大断面トンネ
ルの外殻を構築する場合 小断面のシールドによって構築した多数の小断面トンネ
ル間を連結する必要があり、連結作業に手間がかかる。
また、シールドの施工台数が多いため、施工コスト及び
作業手間がかかる。
【0008】そこで、この発明は、大断面トンネルを構
築する場合でも設備等を小型化でき、地山の安定を図
り、地上を占有する面積が小さく、大深度の施工も良好
に行え、地中掘削機の連結等の手間が掛からず、施工コ
ストも削減できる弧状断面トンネル構築方法及び地中掘
削機を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、推進部にて掘削部を前
進させながら、当該掘削部にて地山を掘削して、弧状断
面の坑を掘削しつつ、後部側にてセグメントを順次組み
立てて弧状断面トンネルを構築し、該弧状断面トンネル
は、同形状の複数の弧状セグメントと、該隣接する弧状
セグメントの間に配設されて当該両者を連結する弧状断
面の外周側に配置された外周側連結セグメント及び内周
側に配置された内周側連結セグメントとを有し、前記外
周側連結セグメントの断面形状が前記内周側連結セグメ
ントの断面形状より大きく形成された弧状断面トンネル
構築方法としたことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載された発明は、地山を掘削
する掘削部と、該掘削部により掘削された掘削土砂を排
出する排土装置と、前記掘削部を前進させる推進部と、
セグメントを組み立てるセグメント組立部とを有し、前
記掘削部は、シールドカッタを有し、該シールドカッタ
は正面視において内側の円弧の径と外側の円弧の径とが
同一の中心を有する円弧形状とし、その円弧形状両端が
半円形に形成され、該円弧形状のシールドカッタが複数
の回転軸に偏心して回転自在に取り付けられ平行リンク
運動をするように構成されることにより、前記円弧状の
シールドカッタより全体的に大きな弧状断面の坑を掘削
するように構成され、前記排土装置は、複数配設され、
その内少なくとも一つは前記弧状断面の坑の端部に対応
する位置に配置され、前記セグメント組立部は、前記弧
状断面の坑内にセグメントを組み立てて弧状断面トンネ
ルを構築するように構成した地中掘削機としたことを特
徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0014】[発明の実施の形態1] 図1乃至図8には、この発明の実施の形態1を示す。
【0015】まず構成について説明すると、この実施の
形態の地中掘削機20は、円弧形状の弧状断面トンネル
21を構築するように正面から見てそのトンネル21に
略適合した円弧形状に形成されている。
【0016】具体的には、この地中掘削機20は、断面
が円弧形状の筒状を呈するシールド筒22を有し、この
シールド筒22の前面にはシールド隔壁23が設けられ
ている。このシールド筒22は、図3に示すように、内
面側に複数の円弧部22aが形成されている。
【0017】そして、シールド隔壁23の前側には、図
1及び図2に示すように、クランク24に支持されて
「掘削部」としての円弧形状のシールドカッタ25が配
設されている。このクランク24は、回転駆動軸26が
シールド隔壁23に設けられたカッタ駆動部27により
回転されるようになっており、その回転駆動軸26と偏
心した位置のクランク軸28にクランク軸受け29を介
してシールドカッタ25が支持されている。円弧形状の
シールドカッタ25は、正面視において内側の円弧の径
と外側の円弧の径とが同一の中心を有する円弧形状と
し、その円弧形状両端に半円形部92を形成している。
このシールドカッタ25には、地山Gを切削するカッタ
ビット31が配設されており、このシールドカッタ25
がクランク24を介して平行リンク運動をするように構
成されている。そのカッタ駆動部27には、図示してい
ないが、駆動モータ、減速歯車、ピニオン歯車、軸受
け、軸等が設けられている。
【0018】また、シールド筒22の前記シールド隔壁
23より前方には、シールドフード部30が突出して設
けられ、このシールドフード部30は断面が円弧形状の
筒状を呈している。
【0019】さらに、シールド筒22内には、シールド
ジャッキ32が挿通される取付孔が形成されたリングガ
ーダー33が取り付けられ、このリングガーダー33の
取付孔にシールドジャッキ32が配設されて反力受け部
34に当接されている。そして、このシールドジャッキ
32のスプレッダ35にて詳細は後述する弧状セグメン
ト41が押圧されるようになっている。これらシールド
ジャッキ32等で地中掘削機20を前進させる「推進
部」が構成されている。
【0020】さらにまた、シールド筒22の後端部の内
面には、弧状セグメント41の外周面との間をシールす
るテールシール37が配設されている。このテールシー
ル37より前側のシールド筒22内のセグメント組立部
(詳細は省略)で弧状セグメント41等が組み立てられ
るようになっている。
【0021】なお、シールド筒22内には、掘削された
土砂(掘削土砂)を排出する5台の排土装置38(スク
リューコンベア)が等間隔で配設されると共に、図示し
ていないが、セグメント41の外側に裏込め57を注入
する裏込め注入装置が設けられている。それら排土装置
38は、その内の両側の2つが、弧状断面の坑の端部に
対応する位置に配置されている。
【0022】次に、かかる地中掘削機20を用いて大断
面トンネル51を構築する場合について説明する。
【0023】まず、図5に示すように、地上から3列の
坑を掘り、この両側の列に地中連続壁であるトンネル本
体構造側壁52を設け、これらの間の列に地中連続壁で
あるトンネル本体構造中柱53を設け、これらの上に埋
め戻し土56を入れて埋め戻す。
【0024】次いで、図6に示すように、地中掘削機2
0により、上記トンネル本体構造側壁52及びトンネル
本体構造中柱53の間の上部側を連結するように円弧断
面トンネル21を掘削する。
【0025】すなわち、複数のシールドジャッキ32の
スプレッダ35で、弧状セグメント41を押すことによ
り、この反力で地中掘削機20を前進させて、カッタビ
ット31を地山Gの切羽に押し付ける。これと共に、各
カッタ駆動部27を同期駆動させてクランク24を介し
てシールドカッタ25を平行リンク運動させる。これに
より、多数のカッタビット31がそれぞれ所定の半径で
回転運動して、弧状断面の横坑が掘削される。この場合
には、図6に示したように、トンネル本体構造側壁52
及びトンネル本体構造中柱53の一部もシールドカッタ
25の両端の半円形部92によって略半円弧状の曲面9
3を形成するように掘削される。
【0026】そして、所定位置まで掘り進んだら、シー
ルドジャッキ32のスプレッダ35を所定位置まで前進
させる。次いで、テールシール37より前方のセグメン
ト組立部において、弧状セグメント41,上部連結セグ
メント44及び下部連結セグメント45を組み合わせる
と共に、これら上部連結セグメント44及び下部連結セ
グメント45の間に支柱セグメント46を配設する。こ
のようにして弧状断面トンネル43を構築する。それら
セグメント41…は、鉄筋コンクリート製、鋼製或いは
鋳鉄製である。
【0027】この弧状断面トンネル21は、内側縁部と
外側縁部との曲率半径が異なるため、上部連結セグメン
ト44より下部連結セグメント45の方の大きさを小さ
くすることにより、各弧状セグメント41は、すべて同
じ形状のものが使用できるようにしている。
【0028】このように組み合わされた弧状セグメント
41をスプレッダ35で押して前述と同様に掘削して前
進させ、これを繰り返すことにより、掘り進むと同時
に、各セグメント41にて弧状断面トンネル21を構築
して行く。
【0029】この場合には、テールシール37と上記の
ように組み立てられた弧状セグメント41とでシールさ
れることにより、土や水等が地中掘削機20内側へ崩れ
るようなことがない。
【0030】その後、図4に示すように裏込め57を施
し、各セグメント41,44,45,46内を作業空間
として、図7に示すようにトンネル本体構造側壁52及
びトンネル本体構造中柱53の削り取った部分に設けら
れた裏込め57及び弧状セグメント41の一部57a,
41aを除去し、これら弧状断面トンネル43の空間内
に、コンクリート59及びこの上側に必要に応じて低強
度のモルタル60等を充填する。これにより、大断面ト
ンネル構造体61の頂板62を構築する。
【0031】次いで、図8に示すように、そのように構
築された頂板62、側壁52及び中柱53を支保とし
て、その内部63を掘削し、トンネル本体構造底板65
を構築して、大断面トンネル51を構築する。
【0032】なお、内部63を掘削する前に必要に応じ
て水位を低下させ、トンネル本体構造側壁52,中柱5
3の根入れを深くすることにより、ボイリング等を防止
するようにすることもできる。
【0033】このように弧状断面トンネル21を形成し
て、大断面トンネル51の頂板62を構築しており、他
の部分は側壁52,中柱53及び底板65等で構成する
ことにより、大断面トンネル51を構築を簡単に行うこ
とができる。
【0034】また、弧状断面トンネル21は扁平で断面
が小さいため、地中掘削機20及びそれに付随する設備
が小さくできる。
【0035】さらに、弧状断面トンネル21に曲率があ
るため、大断面トンネル構造体61の頂板62をアーチ
形状に形成でき、大断面トンネル構造体61の厚さを薄
くすることができると共に、セグメント41…自体の厚
さを薄くできる。
【0036】さらにまた、頂板62を円弧形状に形成す
ることにより、圧力に対して強度を向上させることがで
き、地山の安定が図れ、安全に内部掘削の施工が可能と
なる。
【0037】しかも、地中掘削機20により大断面トン
ネル構造体61の頂板62を施工できるため、地上の占
有空間を少なくできるか、あるいは必要とせずに、大断
面や扁平断面のトンネルを都市部や山岳部において、低
コストで、かつ安全に構築できる。
【0038】[発明の実施の形態2] 図9には、この発明の実施の形態2を示す。
【0039】上記発明の実施の形態1の地中掘削機20
は、一体の円弧状のシールドカッタ25が平行リンク運
動をするものであったが、この発明の実施の形態2の地
中掘削機67は、十字状の複数のシールドカッタ68が
それぞれ回転駆動軸69を介して回転駆動されるように
構成されている。
【0040】これらシールドカッタ68は、円弧状に配
置されて歯車のように噛み合っており、これらの内、隣
接するもの同士は、互いに反対方向に回転するように設
定されており、各シールドカッタ68の前面には、地山
を掘削するカッタビット70が設けられている。
【0041】かかる地中掘削機67を用いることによ
り、円弧形状の弧状断面トンネル21を構築することが
できる。
【0042】他の構成及び作用は実施の形態1と同様で
ある。
【0043】[発明の実施の形態3] 図10には、この発明の実施の形態3を示す。
【0044】この発明の実施の形態3は、実施の形態1
と異なる形状の弧状セグメント72,上部連結セグメン
ト73,下部連結セグメント74及び支柱セグメント7
5から構成されている。
【0045】これら弧状セグメント72(弧状の両端部
のものを除く),上部連結セグメント73及び下部連結
セグメント74は、曲率半径が大きく、略台形状を呈し
ている。
【0046】これら各セグメント72…を組み立てるた
めの装置のシールド筒22内面には、円弧部22aが形
成されていないものを使用する。
【0047】[発明の実施の形態4] 図11には、この発明の実施の形態4を示す。
【0048】この発明の実施の形態4も、実施の形態1
と異なる形状の弧状セグメント77,上部連結セグメン
ト78,下部連結セグメント79及び支柱セグメント8
0から構成されている。
【0049】これら弧状セグメント77(両端部のもの
を除く),上部連結セグメント78及び下部連結セグメ
ント79は、外面の曲率半径が大きく、内面の曲率半径
が小さい円弧形状に形成されている。
【0050】これら各セグメント77…を組み立てるた
めの装置のシールド筒22内面には、円弧部22aが形
成されていないものを使用する。
【0051】[発明の実施の形態5] 図12乃至図15には、この発明の実施の形態5を示
す。
【0052】この発明の実施の形態5は、実施の形態1
の大断面トンネル51と異なる大断面トンネル82を構
築する場合について示す。
【0053】すなわち、まず、図12に示すように、地
中掘削機20を用いて、2つの半円が連続した形状の弧
状断面トンネル82を構築し、次に、図13に示すよう
に、小断面の2つの側壁導坑83及び中柱導坑84をN
ATM等により構築する。これら弧状断面トンネル82
又は、小断面の2つの側壁導坑83及び中柱導坑84の
施工順序は、いずれが先でも良い。
【0054】そして、図14に示すように、弧状断面ト
ンネル21,側壁導坑83及び中柱導坑84を作業空間
として、側壁導坑83及び中柱導坑84に対応する部分
の弧状セグメント41及び裏込め57の一部41a,5
7aを撤去し、この空間内にコンクリート59及び低強
度のモルタル60を充填する。
【0055】これにより、大断面トンネル構造体86の
上半部87,側壁88及び中柱89を構築する。
【0056】そして、それら上半部87,側壁88及び
中柱89を支保として、その内部90を掘削し、底板9
1を構築して、大断面トンネル構造体86を構築する。
【0057】
【発明の効果】以上説明してきたように、各請求項に記
載の発明によれば、弧状断面トンネルは扁平で断面が小
さいため、地中掘削機及びそれに付随する設備が小さく
できる。また、弧状断面トンネルに曲率があるため、大
断面トンネル構造体の頂板や上半部をアーチ形状に形成
でき、大断面トンネル構造体の厚さを薄くすることがで
きると共に、セグメント自体の厚さを薄くでき、アーチ
形状にすることで、地山の安定が図れ、安全に内部掘削
の施工が可能となる。さらに、地中掘削機によりトンネ
ル構造体の頂板や上半部を施工できるため、地上の占有
空間を少なくできるか、あるいは必要とせずに、大断面
や扁平断面のトンネルを都市部や山岳部において、低コ
ストで、かつ安全に構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る図2のBーB線
に沿う断面図である。
【図2】同実施の形態1に係る図1のA−A線に沿う断
面図である。
【図3】同実施の形態1に係る図2のCーC線に沿う断
面図である。
【図4】同実施の形態1に係る図2のDーD線に沿う断
面図である。
【図5】同実施の形態1に係る大断面トンネルを構築す
る場合を示す、トンネル本体構造側壁及びトンネル本体
構造中柱の構築状態を示す断面図である。
【図6】同実施の形態1に係る大断面トンネルを構築す
る場合を示す、弧状断面トンネルの構築状態を示す断面
図である。
【図7】同実施の形態1に係る大断面トンネルを構築す
る場合を示す、大断面トンネル構造体の頂板の構築状態
を示す断面図である。
【図8】同実施の形態1に係る大断面トンネルを構築す
る場合を示す、大断面トンネルの構築完了状態を示す断
面図である。
【図9】この発明の実施の形態2に係る図1に相当する
断面図である。
【図10】この発明の実施の形態3に係る図4に相当す
る断面図である。
【図11】この発明の実施の形態4に係る図4に相当す
る断面図である。
【図12】この発明の実施の形態5に係る大断面トンネ
ルを構築する場合を示す、弧状断面トンネルの構築状態
を示す断面図である。
【図13】同実施の形態5に係る大断面トンネルを構築
する場合を示す、側壁導坑及び中柱導坑の構築状態を示
す断面図である。
【図14】同実施の形態5に係る大断面トンネルを構築
する場合を示す、大断面トンネル構造体の上半部及び側
壁の構築状態を示す断面図である。
【図15】同実施の形態5に係る大断面トンネルを構築
する場合を示す、大断面トンネルの構築完了状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
20,67 地中掘削機 22 シールド筒 23 シールド隔壁 24 クランク 25,68 シールドカッタ(掘削部) 26,69 回転駆動軸 31,70 カッタビット(掘削部) 32 シールドジャッキ(推進部) 37 テールシール 41,72 弧状セグメント 43,82 弧状断面トンネル 44,73,78 上部連結セグメント(外周側連結セグメン
ト) 45,74,79 下部連結セグメント(内周側連結セグメン
ト) 46,75,80 支柱セグメント 51,81 大断面トンネル 92 半円形部 93 曲面
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 13/02 E21D 9/06 301 E21D 9/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進部にて掘削部を前進させながら、当
    該掘削部にて地山を掘削して、弧状断面の坑を掘削しつ
    つ、後部側にてセグメントを順次組み立てて弧状断面ト
    ンネルを構築し、該弧状断面トンネルは、同形状の複数
    の弧状セグメントと、該隣接する弧状セグメントの間に
    配設されて当該両者を連結する弧状断面の外周側に配置
    された外周側連結セグメント及び内周側に配置された内
    周側連結セグメントとを有し、前記外周側連結セグメン
    トの断面形状が前記内周側連結セグメントの断面形状よ
    り大きく形成されたことを特徴とする弧状断面トンネル
    構築方法。
  2. 【請求項2】 地山を掘削する掘削部と、該掘削部によ
    り掘削された掘削土砂を排出する排土装置と、前記掘削
    部を前進させる推進部と、セグメントを組み立てるセグ
    メント組立部とを有し、 前記掘削部は、シールドカッタを有し、該シールドカッ
    タは正面視において内側の円弧の径と外側の円弧の径と
    が同一の中心を有する円弧形状とし、その円弧形状両端
    が半円形に形成され、該円弧形状のシールドカッタが複
    数の回転軸に偏心して回転自在に取り付けられ平行リン
    ク運動をするように構成されることにより、前記円弧状
    のシールドカッタより全体的に大きな弧状断面の坑を掘
    削するように構成され、 前記排土装置は、複数配設され、その内少なくとも一つ
    は前記弧状断面の坑の端部に対応する位置に配置され、 前記セグメント組立部は、前記弧状断面の坑内にセグメ
    ントを組み立てて弧状断面トンネルを構築するように構
    成したことを特徴とする地中掘削機。
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