JP3046563B2 - 机 - Google Patents

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JP3046563B2
JP3046563B2 JP9136523A JP13652397A JP3046563B2 JP 3046563 B2 JP3046563 B2 JP 3046563B2 JP 9136523 A JP9136523 A JP 9136523A JP 13652397 A JP13652397 A JP 13652397A JP 3046563 B2 JP3046563 B2 JP 3046563B2
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陽一 善田
博行 金子
秀樹 細川
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Kokuyo Co Ltd
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  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
  • Legs For Furniture In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脚要素にカバーを
装着してなる机に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の机として、床面に載置さ
れる前後に細長なベース部と、このベース部の後端側に
立設した胴部とを具備してなる脚要素によって天板を支
持するとともに、前記ベース部の前端側の側壁を抱く位
置に上カバーを、その側板を弾性変形させながら前後方
向を位置決めした状態で装着してなるものが知られてい
る。
【0003】具体例としては、上カバーの後端に上向き
に係合爪を設け、その係合爪を、胴部とベース部との交
叉部分に形成したスリットに下側から挿入して係合させ
るとともに、この係合部分を支点にして上カバーを前端
を押し下げながら回動させ、その側板をベース部の前端
側の側壁を外側から抱く位置に弾性係合させて取り付け
るようにしたものが挙げられる。このような机において
は、上カバーの後方に表出するベース部は、別部材であ
る後カバーを装着することによって目隠しし、後カバー
の前端と上カバーの後端とがその境界部分において突き
合わせて配置されているのが通例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、叙述の構造
のものでは、上カバーに蹴つまづく等した場合に、簡単
に上カバーの側板が左右方向に開き、ベース部の側壁と
の係合が解除されて、該上カバーがベース部から外れて
しまう。このため、適正な装着状態を維持することが難
しいという問題がある。しかも、上カバー及び後カバー
は、別部材であり、通常樹脂によって別工程で作られる
ため、突き合わせ部分に段差やガタつきが生じ易いだけ
でなく、別工程で成形するため色の違いが出易く、外観
を損ねる要因ともなっているという問題もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、後カバーに代えて下カバーを採用
し、この下カバーの前端側で上カバーの側板の開きを防
止すると同時に、この下カバーの後端側に従来の後カバ
ーと同様のベース部後端側を隠蔽する機能を営ませるよ
うに構成することとしている。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の机は、床面に
載置される前後に細長なベース部と、このベース部の後
端側に立設した胴部とを具備してなる脚要素によって天
板を支持するとともに、前記ベース部の前端側の側壁を
外側から抱く位置に上カバーを、その側板を弾性変形さ
せながら前後方向を位置決めした状態で装着してなるも
のにおいて、前記上カバーの側板を更に外側から抱き且
つ前記ベース部の前後方向全域に亘る底壁側を覆う位置
に、下方から下カバーを装着してなり、この下カバーで
抱くことにより上カバーの側板が外側に開いてベース部
から外れることを禁止していることを特徴とする。
【0007】このように構成すれば、上カバーの側板が
下カバーに抱かれるので、下カバーを外さない限り上カ
バーの側板が外側に開くことがない。このため、上カバ
ーの簡易な取付構造を損なうことなく、上カバーがベー
ス部から簡単に外れることを有効に防止することができ
る。しかも、下カバーは上カバーを抱き且つベース部の
前後方向全域に亘る底壁側を覆う位置に装着されるた
め、前後方向中間部に従来の上カバーと後カバーの突き
合わせ部分に相当する継ぎ目が生ずることがない。この
ため、段差やガタつき、色違いの発生等の問題も有効に
解消することができる。また、この場合には、ベース部
に設けた切欠と、上カバーの側板に設けた突起部の凹凸
係合によりベース部に対する上カバーの上動動作を禁止
するものであり、下カバーを外さない限り前記切欠と突
起部の凹凸係合が解除されないように構成にすることが
望ましい。 上カバーの好適な実施の形態としては、上カ
バーの側板が外力を加えない状態で、各側板同士がやや
内倒れの状態になるように構成されており、内側から外
力が作用すると弾性変形により拡開し得るものを挙げる
ことができる。 下カバーの好適な実施の形態としては、
下カバーの側板が外力を加えない状態で、各側板同士が
やや内倒れの状態になるように構成されており、内側か
ら外力が作用すると弾性変形により拡開し得るものを挙
げることができる。
【0008】また、本発明の机の他の実施の形態として
は、床面に載置される前後に細長なベース部と、このベ
ース部の後端側に立設した胴部とを具備してなる脚要素
によって天板を支持するとともに、前記ベース部の前端
側の側壁を外側から抱く位置に上カバーを、その側板を
弾性変形させながら前後方向を位置決めした状態で装着
してなるものにおいて、前記上カバーの側板を更に外側
から抱き且つ前記ベース部の前後方向全域に亘る底壁側
を覆う位置に、下方から下カバーを装着してなり、前記
下カバーの底板に設けた弾性爪をベース部の底壁に設け
た取付孔に前後方向に弾性変形させつつ係合させて該下
カバーをベース部に保持させるとともに、下カバーの側
板若しくは上カバーの側板の何れか一方に設けた突起を
他方に設けた凹所内に位置づけて該下カバーを上カバー
に対し前後方向に位置決めしているものが挙げられる。
このような構成のものである場合には、上カバーの側板
が下カバーに抱かれるので、下カバーを外さない限り上
カバーの側板が外側に開くことがない。このため、上カ
バーの簡易な取付構造を損なうことなく、上カバーがベ
ース部から簡単に外れることを有効に防止することがで
きる。しかも、下カバーは上カバーを抱き且つベース部
の前後方向全域に亘る底壁側を覆う位置に装着されるた
め、前後方向中間部に従来の上カバーと後カバーの突き
合わせ部分に相当する継ぎ目が生ずることがない。この
ため、段差やガタつき、色違いの発生等の問題も有効に
解消することができる。さらに、下カバーのベース部へ
の確実な取付状態を損なうことなく、両者の素材間の熱
膨張率の違い等に起因して生ずる寸法変化に柔軟に対応
できるようにすることができる。
【0009】このような構造を利用して上下のカバーの
取付状態を一層良好なものにするためには、突起の先端
縁と凹所の内縁とを凹凸係合させておくことが好まし
い。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1及び図2に示す机は、床面Fに載置され
る前後に細長なベース部1と、このベース部1の後端1
b側に立設した胴部2とを具備してなる脚要素3によっ
て天板4を支持し、そのベース部1のうち胴部2から前
端1a側へ延出した部位に上方から上カバー5を、また
該ベース部1の前後方向の全域に亘る部位に下方から下
カバー6をそれぞれ装着するようにしたものである。
【0011】ベース部1は、図2〜図5に示すように、
底壁11と、側壁12と、上壁13とを一体成形してな
る板金製のもので、上壁13は幅方向中央部が長手方向
に沿って開口している。そして、このベース部1の側壁
12の前端1a側近傍の下縁に上カバー5を装着するた
めの一対の切欠12aを形成し、底壁11の長手方向に
沿う間欠的な3箇所に下カバー6を取り付けるための取
付孔11aを形成している。また、このベース部1の底
壁11における前端1a及び後端1bの各近傍にアジャ
スタ装着用のナット部11bを形成し、これらのナット
部11bに下面側からアジャスタ7を装着するようにし
ている。
【0012】胴部2は、板金素材をプレス加工すること
により、前壁21と、側壁22と、後壁23とを偏平箱
状に一体成形してなるもので、必要に応じて内部に強度
のある骨格材等が収容される。この胴部2は、ベース部
1の後端1b側に立設され、適宜箇所を溶接等により剛
接されたものであり、取付状態において、側壁22の下
縁が前記ベース部1の側壁12を外側から抱く位置に配
設され、前壁21の下縁がベース部1の上壁13の上面
に当接する位置に配設される。そして、その前壁21の
下縁の中央に、前記ベース部1の上壁13間の開口と略
同幅をなす矩形状の凹欠部21bを形成している。
【0013】一方、上カバー5は、前記ベース部1のう
ち胴部2よりも前端1a側に延出する部位に装着され
る。すなわちこの上カバー5は、上板51と、側板52
と、前板53とを一体成形してなる樹脂製のもので、外
力を加えない状態で側板52同士が図4に想像線で示す
ようにやや内倒れの状態になるように構成されており、
底板がないために側板52に内側から外力が作用すると
その側板52が弾性により少なくとも図中実線で示す位
置にまで拡開し得るようになっている。また、この上カ
バー5の後端5bには図2、図6及び図7に示すように
上板51よりも高い位置に上向鉤形の係合爪54が突設
してあり、取付位置でこの係合爪54を前記胴部2の前
壁21の下縁に設けた凹欠部21b内に進入させ、該係
合爪54の先端を図7に示すように胴部2の前壁21の
内面に近接ないし当接させて、該上カバー5をベース部
1に対して前後方向に位置決めするようにしている。さ
らに、この上カバー5の前端5a側における側板52の
内面には、前記ベース部11の切欠12aに対応する位
置にそれぞれ内方に向けて突起部52aが設けてあり、
該カバー5をベース部1に装着したとき、その突起部5
2aを図4及び図6に示すように切欠12aに弾性によ
り係合させ得るようにしている。なお、この上カバー5
の側板52の3箇所には、その一部を下縁側から切欠く
ことによって凹所52bが設けてあり、この凹所52b
の上縁側の内面は、図5に示すように該側板52の肉厚
を半減させる方向に凹陥する係合凹部52cへと連続し
ている。これに対して、下カバー6は、前記ベース部1
の前後方向全域に亘ってその底壁11側を覆う位置に配
設される。すなわちこの下カバー6は、底板61と、側
板62と、前板63と、後板64とを一体成形してなる
樹脂製のもので、外力を加えない状態で側板62同士が
図4に想像線で示すようにやや内倒れの状態になるよう
に構成されており、上板がないために側板62に内側か
ら外力が作用するとその側板62が弾性変形により少な
くとも図中実線で示す位置にまで拡開し得るようになっ
ている。また、この下カバー6の底板61には、前記ベ
ース部1の取付孔11aに対応する位置に図2及び図6
に示すように後方に鉤形に屈曲する弾性爪61aが上方
に向けて突設してあり、下カバー6が取り付けられる位
置で、この弾性爪61aを図8に示すように取付孔11
a内に進入させ、その後方屈曲部分61a’を取付孔1
1aの後縁側の内縁11a’に係合させ得るようにして
いる。さらに、この下カバー6の側板61の内面には、
図5に示すように前記上カバー5の凹所52bに対応す
る位置に内側に向けて突起62aが設けてあり、この下
カバー6の側板62を上カバー5の側板52を抱く位置
に配設した際に、その突起62aを前記凹所52b内に
位置づけ、該突起62aの前後移動を凹所52bの前後
方向内縁によって係止し得るようにしている。さらにま
た、この突起62aには、先端縁から上方に向けて係合
凸部62cが該側板62の上縁よりも高位置にまで突設
してあり、下カバー6の取付位置においてこの係合凸部
62cを前記上カバー5の係合凹部52cに凹凸係合さ
せ得るようにしている。
【0014】次に、本実施例においてベース部1にカバ
ー5、6を装着する手順について説明する。先ず、図6
に示すように、上カバー5を後傾させ、その上カバー5
の後端5bに設けた係合爪54を胴部2の前壁21に設
けた凹欠部21bに下側から係合させる。このとき、ベ
ース部1の上板13間に設けた開口が経過的に爪54を
通過させる逃げになる。次に、前記カバー5の後端5b
を支点に、てこの作用によりそのカバー前端5aを押し
下げると、係合爪54は凹欠部21bを介して図7に示
すように胴部2の前壁21の内面に係合する。また、こ
れに伴い、カバー5の側板52間にベース部1が順次嵌
入されていくため、側板52は当初の内倒れの状態から
ベース1の側壁12によって外方へ押し開かれる。そし
て、更にカバー5の前端部5aを押し下げると、図4に
示すように所定位置でカバー5の前端部5aに設けた突
起部52aがベース部1に設けた切欠12aに達し、側
板52に作用する内向きの弾性復元力によって突起部5
2aが切欠12aに没入させられ、凹凸係合する。そし
て、この凹凸係合により前端5aがベース部1の前端1
aに上動不能に止着される。この状態においては、係合
爪54と凹欠部21bの係合によりベース部1に対する
カバー後端5bの前後方向への抜出動作および上方への
抜出動作が禁止され、突起部52aと切欠12aとの凹
凸係合によりカバー前端5aの上動動作が禁止されて、
カバー5はベース部1に取り付けられる。
【0015】しかしながら、この段階では、不慮に利用
者が足でこの上カバー5を蹴飛ばしたような場合に、比
較的簡単に前記突起52aと切欠12aとの係合が解除
され、上カバー5はベース部1から外れてしまう。そこ
で、本実施例は更に、図6に示すように前記上カバー5
の側板52を外側から抱き且つ前記ベース部1の前後方
向全域に亘る底壁11側を覆う位置に、下カバー6を装
着する。装着に際して、この下カバー6を下方からベー
ス部1に近づけると、下カバー6の弾性爪61aが図8
に示すように前後方向に弾性変形しながらベース部1の
取付孔11aに挿入され、挿入端で後方屈曲部分61
a’が取付孔11aの後縁側の内縁11a’に係接し
て、下カバー6はベース部1に脱落し得ないように保持
される。しかも、この下カバー6の取付位置で、図5に
示すように下カバー6の側板62に設けた突起62aが
上カバー5の側板52に設けた凹所52b内に位置し、
該下カバー6が上カバー5に対して前後方向に移動する
ことが禁止される。しかも、突起62aの先端縁と凹所
52bの内縁とが係合凸部62cと係合凹部52cとに
おいて凹凸係合するため、上カバー5及び下カバー6は
この部分においても相互に拘束し合うことになる。
【0016】なお、前記弾性爪61aは下方から爪や指
等で押圧操作することにより取付孔11aとの係合を解
除し得るようにしてあり、この状態で下カバー6を下方
へ引き下げることにより、該下カバー6をベース部1及
び上カバー5から取り外すことができる。また、上カバ
ー5は、その側板52を外側へ押し開きながら後上方へ
回動させることによってベース部1から取り外すことが
可能である。
【0017】以上のようなものであれば、上カバー5の
側板52が下カバー6に抱かれるので、下カバー6を上
述した操作により外さない限り上カバー5の側板52が
外側に開くことがない。このため、上カバー5の簡易な
取付構造を損なうことなく、上カバー5がベース部1か
ら簡単に外れることを有効に防止することができる。し
かも、下カバー6は上カバー5を抱き且つベース部1の
前後方向全域に亘る底壁11側を覆う位置に装着される
ため、前後方向中間部に従来の上カバーと後カバーの突
き合わせ部分に相当するような継ぎ目が生ずることもな
い。このため、段差やガタつき、色違いの発生等により
机の外観が損なわれる不都合も有効に解消することがで
きる。
【0018】また、本実施例は、下カバー6の弾性爪6
1aをベース部1の底壁11に設けた取付孔11aに前
後方向に弾性変形させつつ係合させて該下カバー6をベ
ース部1に保持させるようにしており、簡易な取付構造
である反面、このままでは設計・製造誤差や、樹脂によ
り作られる下カバー6と金属素材からなるベース部1と
の素材間の熱膨張率の違い等に起因して下カバー6がベ
ース部1に対し前後方向に取付誤差を生じ、これが机の
外観に表れ易くなるが、本実施例では、下カバー6の側
板62に突起62aを設けてこの突起62aを上カバー
5の側板52に設けた凹所52b内に位置づけ、下カバ
ー6を上カバー5に対して前後方向に移動し得ないよう
にしている。しかして、上カバー5はその係合爪54と
突起部52aとによってベース部1に前後方向に位置決
めして取付けているのは既述した通りであり、この上カ
バー5に対して下カバー6を位置決めすることによっ
て、少なくとも下カバー6の前半部に取付誤差が生じる
ことがなくなる。すなわち、下カバー6は長尺なもので
あり、温度変化等に起因して前後方向へ取付誤差が発生
することは完全には防止し得ないものであるが、本実施
例ではその誤差が比較的目立たない下カバー6の後端側
に集積されることとなるため、机全体の外観が損なわれ
る不都合を有効に回避することが可能となる。
【0019】さらに、本実施例では前記突起62aと凹
所52bとを利用して、前者の先端縁に設けた係合凸部
62cを後者の内縁に設けた係合凹部52cに凹凸係合
させるようにしているので、この部分においても上カバ
ー5と下カバー6とを相互に拘束させ、両カバー5、6
の取付状態を一層確実なものにしておくことができる。
勿論、これにより下カバー6の左右方向の取付精度も向
上させることが可能となる。
【0020】なお、各部の具体的な構成は図示例に限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変形が可能である。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、脚要素
のうち胴部よりも前方へ延出するベース部に上カバーを
その側板を弾性変形させながら装着するようにしたもの
において、その上カバーの側板を更に外側から抱き且つ
ベース部の前後方向全域に亘る底壁側を覆う位置に、下
方から下カバーを装着してなり、この下カバーで抱くこ
とにより上カバーの側板が外側に開いてベース部から外
れることを禁止しているものである。このため、上カバ
ーの簡易な取付構造を損なうことなく、上カバーがベー
ス部から簡単に外れることを有効に防止することができ
る。しかも、下カバーは上カバーを抱き且つベース部の
前後方向全域に亘る底壁側を覆う位置に装着され、脚要
素の足元は主として下カバーのみによって化粧されるこ
ととなるため、中間に段差やガタつき、色違い等が発生
して外観を棄損する不都合も効果的に解消することが可
能となる。
【0022】また、本発明が、床面に載置される前後に
細長なベース部と、このベース部の後端側に立設した胴
部とを具備してなる脚要素によって天板を支持するとと
もに、前記ベース部の前端側の側壁を外側から抱く位置
に上カバーを、その側板を弾性変形させながら前後方向
を位置決めした状態で装着してなるものにおいて、前記
上カバーの側板を更に外側から抱き且つ前記ベース部の
前後方向全域に亘る底壁側を覆う位置に、下方から下カ
バーを装着してなり、前記下カバーの底板に設けた弾性
爪をベース部の底壁に設けた取付孔に前後方向に弾性変
形させつつ係合させて該下カバーをベース部に保持させ
るとともに、下カバーの側板若しくは上カバーの側板の
何れか一方に設けた突起を他方に設けた凹所内に位置づ
けて該下カバーを上カバーに対し前後方向に位置決めし
ているものであっても、上述したような作用効果が得ら
れる上、下カバーのベース部への簡易かつ確実な取付状
態を損なうことなく、両者間の寸法変化が下カバーの前
端側に現れて机の外観を損ねる不都合を有効に防止する
ことが可能となる。
【0023】このような構造を利用して突起の先端縁と
凹所の内縁とを凹凸係合させた場合には、上下のカバー
の取付状態を一層確実で正確なものにすることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体斜視図。
【図2】同実施例の要部分解斜視図。
【図3】図2に対応した側面図。
【図4】図3におけるIV−IV線拡大端面図。
【図5】図3におけるV−V線拡大端面図。
【図6】カバーの取付手順を説明するための断面図。
【図7】上カバーの取付状態を示す要部拡大図。
【図8】下カバーの取付状態を示す要部拡大図。
【図9】カバー取付後の状態を示す部分側面図。
【符号の説明】
F…床面 1…ベース部 1a…前端 1b…後端 2…胴部 3…脚要素 4…天板 5…上カバー 6…下カバー 11…底壁 11a…取付孔 52…側板 52b…凹所 61…底板 61a…弾性爪 62…側板 62a…突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 秀樹 奈良県香芝市今泉625番地 株式会社一 ノ坪製作所内 (56)参考文献 実開 昭61−63942(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 13/00 A47B 91/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面に載置される前後に細長なベース部
    と、このベース部の後端側に立設した胴部とを具備して
    なる脚要素によって天板を支持するとともに、前記ベー
    ス部の前端側の側壁を外側から抱く位置に上カバーを、
    その側板を弾性変形させながら前後方向を位置決めした
    状態で装着してなるものにおいて、 前記上カバーの側板を更に外側から抱き且つ前記ベース
    部の前後方向全域に亘る底壁側を覆う位置に、下方から
    下カバーを装着してなり、この下カバーで抱くことによ
    り上カバーの側板が外側に開いてベース部から外れるこ
    とを禁止していることを特徴とする机。
  2. 【請求項2】ベース部に設けた切欠と、上カバーの側板
    に設けた突起部の凹凸係合によりベース部に対する上カ
    バーの上動動作を禁止するものであり、下カバーを外さ
    ない限り前記切欠と突起部の凹凸係合が解除されないこ
    とを特徴とする請求項1記載の机。
  3. 【請求項3】上カバーの側板が外力を加えない状態で、
    各側板同士がやや内倒れの状態になるように構成されて
    おり、内側から外力が作用すると弾性変形により拡開し
    得るものであることを特徴とする請求項1又は2記載の
    机。
  4. 【請求項4】下カバーの側板が外力を加えない状態で、
    各側板同士がやや内倒れの状態になるように構成されて
    おり、内側から外力が作用すると弾性変形により拡開し
    得るものであることを特徴とする請求項1又は2記載の
    机。
  5. 【請求項5】床面に載置される前後に細長なベース部
    と、このベース部の後端側に立設した胴部とを具備して
    なる脚要素によって天板を支持するとともに、前記ベー
    ス部の前端側の側壁を外側から抱く位置に上カバーを、
    その側板を弾性変形させながら前後方向を位置決めした
    状態で装着してなるものにおいて、 前記上カバーの側板を更に外側から抱き且つ前記ベース
    部の前後方向全域に亘る底壁側を覆う位置に、下方から
    下カバーを装着してなり、前記下カバーの底板に設けた
    弾性爪をベース部の底壁に設けた取付孔に前後方向に弾
    性変形させつつ係合させて該下カバーをベース部に保持
    させるとともに、下カバーの側板若しくは上カバーの側
    板の何れか一方に設けた突起を他方に設けた凹所内に位
    置づけて該下カバーを上カバーに対し前後方向に位置決
    めしていることを特徴とする机。
  6. 【請求項6】突起の先端縁と凹所の内縁とを凹凸係合さ
    せていることを特徴とする請求項5記載の机。
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