JP3046455B2 - 電子部品連設用テープ - Google Patents

電子部品連設用テープ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、短時間の低温加熱で電
子部品をそのリード線を介し強固に接着保持できる電子
部品連設用テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、支持基材に設けた感圧接着剤層に
より電子部品をそのリード線を介してスダレ状に配列保
持するための電子部品連設用テープとしては、その感圧
接着剤層を、室温で強固な接着力を示す粘着剤に熱溶融
性樹脂を配合してクリープ特性等の保持力を改良した感
圧接着剤で形成したものが知られていた(特公昭56−
13040号公報)。しかしながら、感圧接着剤を大量
の有機溶剤に溶解させた状態で支持基材上に塗工して電
子部品連設用テープに加工する必要があり、環境衛生や
安全性などの点で難点がある問題点があった。
【0003】一方、前記の難点に鑑みて無溶剤、ないし
少量の溶剤使用で塗工できる省溶剤塗工型で放射線硬化
型の感圧接着剤を用いた電子部品連設用テープが提案さ
れている。かかる放射線硬化型の感圧接着剤は、エマル
ジョン型やホットメルト型のものに比べて耐水性や耐熱
性に優れる利点を有している。しかしながら、従来の放
射線硬化型感圧接着剤を用いた電子部品連設用テープに
おいて、ベースポリマーの低分子量化で省溶剤塗工型と
した感圧接着剤を用いたものにあっては凝集力の低下を
招いて電子部品の保持力に乏しく、反応性モノマーで希
釈した省溶剤塗工型の感圧接着剤を用いたものにあって
は電子部品の接着力に乏しい問題点があった。従ってい
ずれの場合にも、電子部品の位置ズレや脱落問題を惹起
する。
【0004】また、従来の放射線硬化型感圧接着剤に熱
溶融性樹脂を配合して電子部品連設用テープを形成した
場合、感圧接着剤層の放射線による架橋処理が阻害され
て凝集力が低下し、電子部品の保持力に乏しい問題点が
あった。従って、いずれの場合にも省溶剤塗工を満足さ
せつつ電子部品の接着力と保持力が両立した電子部品連
設用テープを得ることが困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、感圧接着剤
層を無溶剤、ないし少量の溶剤使用で塗工形成でき、そ
の感圧接着剤層が放射線硬化性を示して電子部品に対す
る接着力と保持力とに優れる電子部品連設用テープの開
発を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持基材に設
けた感圧接着剤層により電子部品をそのリード線を介し
てスダレ状に配列保持するためのテープであり、前記の
感圧接着剤層が一般式:CH2=C(R1)COOR
2(ただし、R1は水素又はメチル基、R2は炭素数が2
〜14のアルキル基である。)で表されるアクリル系モ
ノマー単位を50重量%以上含有するアクリル系重合体
100重量部と、融点が70〜200℃の熱溶融性樹脂
50〜150重量部と、分子中に放射線反応性不飽和結
合を2個以上有する多官能モノマー1〜30重量部を含
有する放射線硬化型熱時感圧接着剤からなることを特徴
とする電子部品連設用テープを提供するものである。
【0007】
【作用】上記組成の感圧接着剤は、無溶剤ないし少量の
溶剤使用で塗工でき、形成された感圧接着剤層は放射線
の照射で硬化し、加熱処理前の室温では電子部品を容易
に仮止めでき、加熱により強固な接着力を発現して電子
部品を強固に接着し、かつ温度低下に伴って保持力が増
大し、接着した電子部品を殆ど位置ズレさせずに保持す
る接着特性を示す。
【0008】
【発明の構成要素の例示】本発明の電子部品連設用テー
プは、アクリル系重合体と熱溶融性樹脂と多官能モノマ
ーを含有する放射線硬化型熱時感圧接着剤からなる層を
支持基材に設けてその感圧接着剤層により電子部品をそ
のリード線を介してスダレ状に配列保持するためのもの
である。
【0009】本発明において用いられる放射線硬化型熱
時感圧接着剤は、一般式:CH2=C(R1)COOR2
(ただし、R1は水素又はメチル基、R2は炭素数が2〜
14のアルキル基である。)で表されるアクリル系モノ
マー単位を50重量%以上含有するアクリル系重合体を
成分とする。凝集力等の接着特性や省溶剤塗工性などの
点より好ましく用いうるアクリル系重合体は、重量平均
分子量が5万〜50万、就中10万〜30万のものであ
る。
【0010】前記のアクリル系モノマー単位の具体例と
しては、エチル基、プルピル基、ブチル基、イソブチル
基、イソアミル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル
基、イソオクチル基、イソノニル基、イソデシル基の如
きアルキル基を有するアクリル酸やメタクリル酸のエス
テルなどがあげられる。
【0011】アクリル系重合体は、1種又は2種以上の
アクリル系モノマーを50〜100重量%用いて調製し
たものであってよい。アクリル系重合体が保持力等の調
節のため含有することのある他のモノマー単位の例とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、アクリロニトリル、酢酸ビニル、スチ
レン、N−ビニルピロリドン、N−メチロールアクリル
アミド、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジ
ル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2
−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピルなどがあげら
れる。
【0012】またアクリル系重合体は、架橋性の向上等
を目的に放射線反応性不飽和結合を有していてもよい。
その放射線反応性不飽和結合の導入は、例えばアクリル
系の重合体におけるヒドロキシル基やカルボキシル基、
アミノ基等の官能基と反応しうる官能基と放射線反応性
不飽和結合を有するモノマー、例えばアクリル酸グリシ
ジル、メタクリル酸グリシジル、2−メタクリロイルオ
キシエチルイソシアネート等をアクリル系の重合体と反
応させる方法、あるいはラジカル反応性ないし放射線反
応性不飽和結合を2個以上有する化合物を併用してアク
リル系重合体をラジカル重合法で調製する方法などによ
り行うことができる。
【0013】本発明において用いられる放射線硬化型熱
時感圧接着剤は、融点が70〜200℃の熱溶融性樹脂
を成分とする。その融点が70℃未満では得られる連設
用テープが耐熱性に乏しく、200℃を超えると得られ
る連設用テープが低温加熱での接着力発現性に乏しくな
る。好ましく用いうる熱溶融性樹脂は、ロジン系樹脂、
クマロンインデン系樹脂、テルペン系樹脂、石油系樹脂
などである。熱溶融性樹脂は、1種又は2種以上を用い
うる。
【0014】前記のロジン系樹脂の具体例としては、ロ
ジンエステル、水添ロジンエステル、不均化ロジンエス
テル、重合ロジンエステルなどがあげられる。クマロン
インデン系樹脂の具体例としては、クマロンインデン樹
脂、水添クマロンインデン樹脂、フェノール変性クマロ
ンインデン樹脂、エポキシ変性クマロンインデン樹脂な
どがあげられる。テルペン系樹脂の具体例としては、ポ
リテルペン樹脂、スチレン変性テルペン樹脂、フェノー
ル変性テルペン樹脂などがあげられる。石油系樹脂の具
体例としては、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、
芳香族変性脂肪族系石油樹脂、芳香族系純モノマー樹脂
などがあげられる。
【0015】熱溶融性樹脂の配合量は、アクリル系重合
体100重量部あたり50〜150重量部とされる。そ
の配合量が50重量部未満では、得られる連設用テープ
が接着力に乏しくなり、150重量部を超えると得られ
る連設用テープが被着体に対する濡れ性に乏しくなる。
【0016】本発明において用いられる放射線硬化型熱
時感圧接着剤は、分子中にビニル基、アクリロイル基、
メタクリロイル基、ビニルベンジル基の如き放射線の照
射で架橋処理(硬化)しうる1種又は2種以上の放射線
反応性不飽和結合を2個以上有する多官能モノマーを成
分とする。好ましい多官能モノマーは、アクリロイル基
又は/及びメタクリロイル基を有するものである。放射
線反応性不飽和結合が2個未満のものでは得られる接着
剤の保持力や接着力等の接着特性をバランスさせにく
く、目的とする連設用テープの形成が困難となる。なお
一般には、含有の放射線反応性不飽和結合が10個以下
のものが用いられるが、これに限定するものではない。
【0017】前記した好ましく用いうる多官能モノマー
の具体例としては、ジエチレングリコールジアクリレー
ト、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチ
レングリコールジアクリレート、トリエチレングリコー
ルジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアク
リレート、テトラエチレングリコールジメタクリレー
ト、トリプロピレングリコールジアクリレート、トリプ
ロピレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジ
アクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメ
チロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリ
トールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメ
タクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレ
ート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレートな
どがあげられる。
【0018】多官能モノマーの配合量は、アクリル系重
合体100重量部あたり1〜30重量部とされる。その
配合量が1重量部未満では、得られる連設用テープが保
持力に乏しくなり、30重量部を超えると得られる連設
用テープが接着力に乏しくなる。
【0019】本発明において用いられる放射線硬化型熱
時感圧接着剤は、配合成分を混合することにより調製す
ることができる。その際、感圧接着剤に通常使用される
添加剤、例えばガラス繊維や金属粉の如き充填剤、顔
料、着色剤、可塑剤なども通常量添加することができ
る。
【0020】本発明の電子部品連設用テープは、例えば
上記した放射線硬化型熱時感圧接着剤を適宜な方式で支
持基材上に塗工し、それを活性エネルギー線で硬化処理
することにより形成することができる。放射線硬化型熱
時感圧接着剤の塗工に際しては必要に応じて有機溶剤で
希釈しうるが、省溶剤塗工の点より有機溶剤の使用量は
放射線硬化型熱時感圧接着剤100重量部あたり20重
量部以下とすることが好ましい。本発明においてはかか
る量の有機溶剤の使用で充分な塗工性が発現する。
【0021】支持基材には、例えばクレープ紙やクラフ
ト紙の如き紙系基材、プラスチックフィルムないしシー
ト、布、金属箔など、適宜なものを用いてよい。支持基
材に設ける感圧接着剤層の厚さは、30〜200μmが
一般的であるが、これに限定されず適宜な厚さとしてよ
い。
【0022】支持基材上の感圧接着剤層を硬化処理する
ための活性エネルギー線としては、例えばα線、β線、
γ線、中性子線、電子線の如き電離性放射線や紫外線な
どがあげられる。照射線量は、電離性放射線の場合、通
例0.5〜20Mrad程度あり、就中1〜10Mradが好
ましい。紫外線の場合には、通例400〜3000mj/
cm2程度である。
【0023】なお紫外線としては180〜460nmの波
長範囲が好ましく、その発生源としては水銀ランプ、メ
タルハライドランプが好ましい。また紫外線照射により
硬化させる場合、光反応開始剤(光増感剤)を感圧接着剤
に添加することが望ましい。光反応開始剤の例として
は、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾイ
ンエチルエーテル、ジベンジル、ベンジルジメチルケタ
ールなどがあげられる。
【0024】本発明の電子部品連設用テープの適用は、
限定するものではないが例えば次のようにして行うこと
ができる。すなわち、電子部品のリード線の端末部分を
連設用テープの感圧接着剤層に仮止めする方式で個々の
電子部品をスダレ状の配列状態となるように等間隔に連
設して位置決めしたのち、これに例えば坪量100〜3
00g/m2のクラフト紙やボール紙の如く自己支持性
を有するテープ状基材をリード線を介して感圧接着剤層
に貼り合わせ、40〜80℃で0.1〜1秒間加熱処理
することにより行うことができる。
【0025】前記のようにして、回路基板等の製造工程
に電子部品を自動的に供給するための自動組入れシステ
ムに好適な個々の電子部品が連設用テープによりスダレ
状に配列されて強固に接着保持されたものが形成され
る。
【0026】前記において本発明の電子部品連設用テー
プでは、幅10mmの連設用テープを用いて直径0.5mm
のリード線を坪量200g/m2(幅10mm)のクラフ
ト紙を介し60℃×3kg/cm2×1.0秒間の加熱圧着
条件で接着保持させたものを基準に、そのリード線に1
00gの引き抜き荷重を負荷して40℃の雰囲気におい
た場合におけるリード線の位置ズレが0.5mm/時間以
下となるよう形成したものが好ましい。そのズレ量が
0.5mm/時間を超える電子部品連設用テープでは、ス
ダレ状に配列させた電子部品が保存時にズレたり、脱落
する場合があり、電子計算機制御による電子部品の自動
組入れシステムが正常に動作しないなどの弊害が生じや
すくなる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば無溶剤、ないし少ない溶
剤使用量で感圧接着剤層を形成でき、形成された感圧接
着剤層は放射線照射で硬化して加熱処理前においては弱
い接着力を示して電子部品をリード線を介し容易に仮止
めでき、かつ100℃以下の低温による短時間の加熱処
理で電子部品を強固に接着保持する。従って、電子部品
のスダレ状配列の維持性、ないし電子部品の定位置保持
性に優れる電子部品連設用テープを省溶剤使用下に得る
ことができる。
【0028】
【実施例】
参考例1 冷却管、窒素導入管、温度計、撹拌装置を備えた反応容
器に、アクリル酸ブチル80部(重量部、以下同じ)、
アクリル酸エチル17部、アクリルアミド3部、アクリ
ル酸2−ヒドロキシエチル0.2部、2−メルカプトエ
タノール0.15部、2,2'−アゾビス−2−シアノ
プロパノール0.15部、酢酸エチル50部を入れ、窒
素気流中で重合処理して重量平均分子量20万のアクリ
ル系重合体を得た。
【0029】参考例2 冷却管、窒素導入管、温度計、撹拌装置を備えた反応容
器にアクリル酸イソノニル70部、アクリル酸イソブチ
ル15部、酢酸ビニル10部、アクリル酸5部、2,
2'−アゾビスイソブチロニトリル0.2部、ラウリルメ
ルカプタン0.1部、トルエン50部を入れ、窒素気流
中で重合処理して重量平均分子量24万のアクリル系重
合体を得た。
【0030】参考例3 参考例1で得たアクリル系重合体と、2−メタクリロイ
ルオキシエチルイソシアネート0.7部をジブチルスズ
ジラウレート0.1部の使用下に反応させて、メタクリ
ロイル基を有するアクリル系重合体を得た。
【0031】実施例1 参考例1で得たアクリル系重合体100部、フェノール
変性テルペン樹脂(融点130℃)40部、重合ロジン
のペンタエリスリトールエステル(融点120℃)30
部、及びトリメチロールプロパントリメタクリレート1
0部を混合して放射線硬化型熱時感圧接着剤を調製し
た。ついで、前記の放射線硬化型熱時感圧接着剤を坪量
80g/m2のクレープ紙上に塗工し、120℃で3分
間乾燥後、電子線を加速電圧165kVにて3Mrad照射
して硬化処理し、厚さ約40μmの感圧接着剤層を有す
る電子部品連設用テープを得た。
【0032】実施例2 参考例1で得たアクリル系重合体100部、水添ロジン
のペンタエリスリトールエステル(融点100℃)80
部、水添クマロンインデン樹脂(融点100℃)30
部、及びトリメチロールプロパントリメタクリレート1
0部を混合して放射線硬化型熱時感圧接着剤を調製し、
それを用いて実施例1に準じ電子部品連設用テープを得
た。
【0033】実施例3 参考例2で得たアクリル系重合体100部、重合ロジン
のペンタエリスリトールエステル(融点120℃)50
部、芳香族変性脂肪族系石油樹脂(融点90℃)25
部、トリメチロールプロパントリアクリレート5部、及
びテトラエチレングリコールジメタクリレート5部を混
合して放射線硬化型熱時感圧接着剤を調製し、それを用
いて実施例1に準じ電子部品連設用テープを得た。
【0034】実施例4 参考例3で得たアクリル系重合体100部、フェノール
変性テルペン樹脂(融点130℃)40部、重合ロジン
のペンタエリスリトールエステル(融点120℃)30
部、及びトリメチロールプロパントリメタクリレート5
部を混合して放射線硬化型熱時感圧接着剤を調製し、そ
れを用いて実施例1に準じ電子部品連設用テープを得
た。
【0035】比較例1 フェノール変性テルペン樹脂と重合ロジンのペンタエリ
スリトールエステルに代えて、水添ロジンのトリエチレ
ングリコールエステル(融点−18℃)70部と水添ク
マロンインデン樹脂(融点100℃)30部を用いたほ
かは、実施例1に準じて放射線硬化型の組成物及び電子
部品連設用テープを得た。
【0036】比較例2 フェノール変性テルペン樹脂の使用量を20部とし、重
合ロジンのペンタエリスリトールエステルの使用量を1
0部に変えたほかは、実施例1に準じて放射線硬化型の
組成物及び電子部品連設用テープを得た。
【0037】評価試験 接着力(引き抜き力) 実施例、比較例で得た電子部品連設用テープ(幅10m
m)の感圧接着剤層又は組成物層に、電子部品における
U字形に折り曲げられた直径0.5mmのリード線の端部
の長さ10mmにわたる部分を5mmの間隔をあけて平行に
仮止めしたのち、そのリード線を介して坪量200g/
2のクラフト紙テープ(幅10mm)を重ね合わせて2
3℃(室温)、60℃又は100℃、3kg/cm2の条件
にて1.0秒間(加熱)圧着し、得られた試験片につい
て、リード線の引き抜き(速度300mm/分)に要する
力を調べた。
【0038】保持性 前記に準じ60℃、3kg/cm2の条件にて1.0秒間加
熱圧着した試験片について、リード線の折り曲げ部に1
00g、200g又は400gの荷重を負荷し、その負
荷がリード線の引き抜き力となるよう配置して、40℃
の温度下に120分間放置し、ズレ量を調べた。
【0039】前記の結果を表1に示した。
【表1】
【0040】表1より、本発明の電子部品連設用テープ
は、加熱処理前においては弱い引き抜き力を示して短時
間の加熱処理で優れた引き抜き力が発現し、電子部品を
強固に接着保持して荷重の負荷状態においても定位置保
持性に優れていることがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 克彦 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日 東電工株式会社内 (72)発明者 谷本 正一 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日 東電工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−54778(JP,A) 特開 昭62−54782(JP,A) 特開 平3−205470(JP,A) 特開 平1−272676(JP,A) 特開 平3−35075(JP,A) 特開 昭62−59684(JP,A) 特開 昭53−96469(JP,A) 特開 平2−187478(JP,A) 特開 平3−121167(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基材に設けた感圧接着剤層により電
    子部品をそのリード線を介してスダレ状に配列保持する
    ためのテープであり、前記の感圧接着剤層が一般式:C
    2=C(R1)COOR2(ただし、R1は水素又はメチ
    ル基、R2は炭素数が2〜14のアルキル基である。)
    で表されるアクリル系モノマー単位を50重量%以上含
    有するアクリル系重合体100重量部と、融点が70〜
    200℃の熱溶融性樹脂50〜150重量部と、分子中
    に放射線反応性不飽和結合を2個以上有する多官能モノ
    マー1〜30重量部を含有する放射線硬化型熱時感圧接
    着剤からなることを特徴とする電子部品連設用テープ。
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