JP3046197B2 - 担 架 - Google Patents

担 架

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JP3046197B2
JP3046197B2 JP6050897A JP5089794A JP3046197B2 JP 3046197 B2 JP3046197 B2 JP 3046197B2 JP 6050897 A JP6050897 A JP 6050897A JP 5089794 A JP5089794 A JP 5089794A JP 3046197 B2 JP3046197 B2 JP 3046197B2
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prevention device
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一敏 石井
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Sakai Medical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運動機能に障害を持つ
入浴者(以下、単に入浴者という)を入浴させる際に好
適に使用される担架の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、担架に上記入浴者を載せて移送
させる場合、入浴者が担架上で不用意に動いて担架から
落下するおそれがあり、また、同入浴者を入浴させる際
に、浴槽の湯から浮力を受けて上方へ浮き上がり、入浴
者が担架から左右側方へずれるおそれがある。このよう
な不具合を回避するものとして、担架の左右両側に、入
浴者が担架から左右側方へずれるのを防止する壁部を設
けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した担架にあって
は、確かに、入浴者が担架から左右側方へずれるのをあ
る程度防止できるものの、例えば、入浴者をストレッチ
ャーからこの担架へ移乗させる場合、あるいは逆に、こ
の担架からストレッチャーへ移乗させる際に、入浴者を
側部の壁部を超えて担架上あるいはストレッチャー上へ
移さなければならず、移乗作業が非常に面倒になる欠点
があった。また、担架の壁部に入浴者の足等が触れる場
合に、足等を傷つけてしまうおそれもあった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、入浴者等が担架の中央から左右方向へずれて落下す
るのを防止でき、また、入浴者の身体を傷つけるおそれ
もなく、しかも、入浴者をストレッチャーやベッドから
当該担架あるいは逆に当該担架からストレッチャー等へ
移乗させる場合に、介助作業が容易に行なえる担架を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、担架本体の側部に、担架
上の入浴者が側方へずれるのを防止するずれ防止具が担
架本体の上面よりも上方へ突出して取り付けられ、該ず
れ防止具は、複数のローラが軸線を担架本体の長手方向
と平行になるように並列に並べられて構成されているこ
とを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明では、前記ずれ防止具
は、その一側部が担架本体に対して回動自在かつ鉛直状
に起立されたときにのみ回転が規制されてロック状態と
なるように取り付けられていることを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明によれば、担架本体の側部
に設けたずれ防止具を、複数のローラを並列に並べて構
成しているので、ずれ防止具によって、入浴者等が担架
の中央から左右方向へずれるのを防止でき、しかも、入
浴者の足等が触れてもローラであるので、入浴者の身体
を傷つけるおそれはない。
【0008】請求項2記載の発明によれば、ずれ防止具
を、その一側部が担架本体に対して回動自在かつ鉛直状
に起立されたときにのみ回転が規制されてロック状態と
なるように取り付けているので、例えば、当該担架をス
トレッチャ等に隣接して配置したときに、ずれ防止具を
水平状になるように倒してストレッチャー等との間に掛
け渡すことで、ずれ防止具のローラを入浴者等を移乗さ
せるための部材として利用することができ、もって入浴
者の移乗作業は極めて容易になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図2は本発明にかかる担架を備えた入浴装置の
側面図、図3は同入浴装置の正面図、図4は同入浴装置
の平面図である。
【0010】これらの図に示すように、本発明にかかる
担架1は、その下面略中央部分をL字状のアーム2の先
端部によって水平方向へ回動自在に支持され、L字状の
アーム2の基端側は鉛直方向に旋回する旋回アーム3の
先端に連結部材3aを介して支持されている。旋回アー
ム3は浴槽4の近傍に立設された支柱5によって旋回自
在かつ昇降可能に支持されている。
【0011】担架1の主構成部材である担架本体1aの
頭部側には(図2,図3において、左方が頭部側、右方
が足元側である)入浴者の両脇部を上方から押さえる脇
固定具10A,10Bが設けられ、同担架本体1aの中
央側部には、担架1上に移乗した入浴者が担架1から側
方へずれるのを防止する入浴者ずれ防止具11A,11
Bが設けられ、担架本体1aの足元側には、入浴者の膝
部分あるいはその近傍を上方から押さえる膝固定具12
A,12Bが設けられている。
【0012】脇固定具10A,10Bは、円弧状に形成
されたものであって、その基端部は、担架1の長手方向
へスライド調整自在に設けられ、さらに、担架の長手方
向および短手方向に沿う鉛直面に沿ってそれぞれ回動自
在に設けられている。
【0013】前記脇固定具10A,10Bの入浴者の脇
部に当たる箇所、具体的には脇固定具10A,10Bの
中間部分および先端部分には、柔軟性を有しかつ水を吸
収しにくいゴム等の材料がコーティングされている。
【0014】前記ずれ防止具11Aは、図1に示すよう
に、4角形状に組まれたローラフレーム30に、複数の
ローラ31,…がローラ軸線を担架1の長手方向に沿わ
せて設けられている。この例では、6個のローラ31,
…が並列に並べられてローラ群32が構成され、このロ
ーラ群32が3個直列に並べられて構成される。ここ
で、個々のローラ31,…は、図6に示すように、ロー
ラ本体31aが左右両側に設けられたベアリング31
b,31bを介し、ローラフレーム30に取り付けられ
た軸31cにより回転自在に支持されている。
【0015】また、同図に示すように、片方のずれ防止
具11Aのローラフレーム30からは取付片35,35
が外方へ突出するように設けられている。図5に示すよ
うに、取付片35,35には孔35aが形成され、この
孔35aには、担架1をする担架フレームから延びるス
テー36によって支持されるピン37が挿入されてい
る。これにより、前記ずれ防止具11Aは担架フレーム
に回動自在に支持される。孔35aは、円形部35aa
とそこからローラフレーム30の長さ方向に沿って延び
る溝部35abとから構成されている。一方、ピン37
は円形状の頭部37aと、左右両側を削り取られた胴部
37bとから構成されており、胴部37bが上下方向に
向くように、ピン37は取り付けられる。
【0016】したがって、ピン37の胴部37bが孔3
5aの円形部35aaに係合するときには、図3に示す
ように、ずれ防止具11Aはピン37を中心に回動自在
となり、ずれ防止具11Aをピン37の真上に来るよう
に持ち上げ、そのままの姿勢で落とす等によって、ピン
37の胴部37bが孔の溝部35abに係合するときに
は、ずれ防止具11Aはその回動が規制され、このずれ
防止具11Aが担架本体1aの上面よりも上方へ突出し
て固定される。
【0017】前記膝固定具12A,12Bは、脇固定具
10A,10Bに対しその形状が異なるだけであって、
担架フレームによる支持構造は基本的には、脇固定具1
0A,10Bのものと同様である。すなわち、膝固定具
10A,10Bの基端部は、担架1の長手方向へスライ
ド調整自在に設けられ、さらに、担架1の長手方向およ
び短手方向に沿う鉛直面に沿ってそれぞれ回動自在に設
けられている。なお、40,40は担架に設けられた、
入浴者の胴等に巻き付きけられるベルトである。
【0018】しかして、上記構成の担架によれば、担架
本体1aの側部に、担架上の入浴者が側方へずれるのを
防止するずれ防止具11A,11Bが担架本体1の上面
よりも上方へ突出して取り付けられており、加えて、入
浴者の胴にベルト40が巻き付きけられているととも
に、入浴者の脇部分が脇固定具10A,10Bによって
支持され、さらに入浴者の膝部分が膝固定具12A,1
2Bによって支持されているため、入浴者が担架1上に
載せられた状態で入浴する際に、浴槽の湯から浮力を受
けて上方へ浮き上がる場合でも、入浴者が担架1の中央
から左右方向あるいは足元の方向にずれるのを防止でき
る。
【0019】また、ベルト40によって入浴者を固定す
る前に、入浴者が体を動かす等によっし側方へずれて入
浴者の足がずれ防止具11A,11Bに触れる場合で
も、ローラ31であるので入浴者の身体を傷つけるおそ
れはない。
【0020】また、図3に示すように、ストレッチャ6
から担架1上に入浴者を移乗させる場合、あるいは逆に
担架1からストレッチャ6へ入浴者を移乗させる場合に
は、同図に示すずれ防止具11Aを一旦引き上げ、ピン
37の胴部37bとローラフレーム30側の孔35aの
溝部35abとの係合を解いて、ずれ防止具11Aをピ
ン37を中心に回動自在とする。そして、ずれ防止具1
1Aを水平状になるように倒してストレッチャー6との
間に掛け渡す。この状態にすれば、ずれ防止具11Aの
ローラ31を入浴者等を移乗させるための部材として利
用することができ、もって入浴者を移乗させる際の介助
作業は極めて容易になる。なお、必要に応じて、ずれ防
止具11Aの回動先端にストレッチャ6と係合する係合
部材を設けるようにすれば、入浴者の移乗がより安全に
行なわれる。
【0021】担架1上に移乗された入浴者は、支柱5に
よってL字状のアーム2を介して上昇され、所定位置で
旋回アーム3によって担架1ごと回転され、これによ
り、浴槽4の真上位置に至る。そして、支柱5により下
降されて、入浴者は入浴状態になる。なお、入浴装置の
各構成要素が前記とは逆の動作を行なうと、入浴者は出
浴状態となる。
【0022】なお、前記実施例では、担架1の一側(つ
まり、担架移動装置が存する側)にのみしか、回動可能
なずれ防止具11Aを設けていないが、必要に応じて、
担架1の左右両側に回動可能なずれ防止具11を設けも
よい。
【0023】また、上記実施例では、L字状のアーム2
によって片持ち状態に支持された入浴用の担架1に本発
明が適用された例について説明したが、これに限られる
ことなく、単に、浴槽4あるいは担架1が昇降すること
によって、担架1上の入浴者を入浴状態にさせるタイプ
の担架にも、本発明は適用可能である。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、担架本体
の側部に設けたずれ防止具を、複数のローラを並列に並
べて構成しているので、ずれ防止具によって、入浴者等
が担架から左右両側方へずれるのを防止でき、しかも、
入浴者の足等が触れてもローラであるので、入浴者の身
体を傷つけるおそれはない。また、当該担架を入浴用と
して浴槽の内側へ挿入させて用いる場合には、ずれ防止
具を構成するローラを浴槽の内側面に滑らせながらガイ
ド部材として機能させることができるため、担架を浴槽
の内側へスムーズに挿入させることができ、しかも浴槽
の内側面を傷つけるおそれもない。
【0025】請求項2記載の発明によれば、ずれ防止具
を、その一側部が担架本体に対して回動自在かつ鉛直状
に起立されたときにのみ回転が規制されてロック状態と
なるように取り付けているので、例えば、当該担架をス
トレッチャに隣接して配置したときに、ずれ防止具を水
平状になるように倒してストレッチャーやベットとの間
に掛け渡すことで、ずれ防止具のローラを入浴者等を移
乗させるための部材として利用することができ、もって
入浴者を移乗させる際の介助作業は極めて容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すずれ防止具の正面図で
ある。
【図2】本発明にかかる担架が組み付けられた入浴装置
の側面図である。
【図3】同担架が組み付けられた入浴装置の正面図であ
る。
【図4】同担架が組み付けられた入浴装置の平面図であ
る。
【図5】ずれ防止具の側面図である。
【図6】ずれ防止具を構成するローラの詳細図である。
【図7】ずれ防止具を支持するピンの斜視図である。
【符号の説明】
1 入浴用の担架 4 浴槽 5 支柱 6 ストレッチャ 11A,11B ずれ防止具 31 ローラ 35a 孔 35ab 孔の円形部 35ab 孔の溝部 37 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 33/00 310 A47C 21/08 A61G 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 担架本体の側部に、担架上の入浴者が側
    方へずれるのを防止するずれ防止具が担架本体の上面よ
    りも上方へ突出して取り付けられ、該ずれ防止具は、複
    数のローラが軸線を担架本体の長手方向と平行になるよ
    うに並列に並べられて構成されていることを特徴とする
    担架。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の担架において、 前記ずれ防止具は、その一側部が担架本体に対して回動
    自在かつ鉛直状に起立されたときにのみ回転が規制され
    てロック状態となるように取り付けられていることを特
    徴とする担架。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015042556A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 Jfeケミカル株式会社 袋状容器への粉粒体の充填方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015042556A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 Jfeケミカル株式会社 袋状容器への粉粒体の充填方法

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