JP3045332B2 - 移動体速度検出装置 - Google Patents
移動体速度検出装置Info
- Publication number
- JP3045332B2 JP3045332B2 JP15108491A JP15108491A JP3045332B2 JP 3045332 B2 JP3045332 B2 JP 3045332B2 JP 15108491 A JP15108491 A JP 15108491A JP 15108491 A JP15108491 A JP 15108491A JP 3045332 B2 JP3045332 B2 JP 3045332B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- moving body
- moving
- speed
- moving object
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等の移動体の速度
を検出する移動体速度検出装置に関する。
を検出する移動体速度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体速度検出装置として、ドッ
プラ効果を利用する方式もしくは車輪の回転数をタコ・
ジェネレ−タで検出する方式または両方式の組合せに係
るもの等が知られている。先行技術文献例としては、特
開昭64−36550号公報等がある。
プラ効果を利用する方式もしくは車輪の回転数をタコ・
ジェネレ−タで検出する方式または両方式の組合せに係
るもの等が知られている。先行技術文献例としては、特
開昭64−36550号公報等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドップ
ラー効果を利用する移動体速度検出装置は、低速時の速
度を検出しにくいという難点があり、特に、移動体停止
時には停止したことの情報を得ることが困難である。
ラー効果を利用する移動体速度検出装置は、低速時の速
度を検出しにくいという難点があり、特に、移動体停止
時には停止したことの情報を得ることが困難である。
【0004】タコ.ジェネレータ型の移動体速度検出装
置は車輪の滑りもしくは空転または車輪の摩耗に伴う検
出誤差を回避することができない。
置は車輪の滑りもしくは空転または車輪の摩耗に伴う検
出誤差を回避することができない。
【0005】そこで本発明の課題は、上述する従来の問
題点を解決し、車輪の滑りや空転または車輪摩耗の影響
と受けることなく、停止を含む低速時にも、移動体速度
を確実に検知し得る移動体速度検出装置を提供すること
である。
題点を解決し、車輪の滑りや空転または車輪摩耗の影響
と受けることなく、停止を含む低速時にも、移動体速度
を確実に検知し得る移動体速度検出装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述する課題解決のた
め、本発明は、超音波送信装置と、超音波受信装置とを
有する移動体速度検出装置であって、前記超音波送信装
置は、前記移動体の移動経路に沿って設けられたターゲ
ットに対し超音波を放射するように前記移動体上に配置
されており、前記超音波受信装置は、検出しようとする
移動体速度に対応した距離だけ、前記移動体の移動方向
に前記超音波送信装置から間隔を隔てて前記移動体上に
配置されていることを特徴とする。
め、本発明は、超音波送信装置と、超音波受信装置とを
有する移動体速度検出装置であって、前記超音波送信装
置は、前記移動体の移動経路に沿って設けられたターゲ
ットに対し超音波を放射するように前記移動体上に配置
されており、前記超音波受信装置は、検出しようとする
移動体速度に対応した距離だけ、前記移動体の移動方向
に前記超音波送信装置から間隔を隔てて前記移動体上に
配置されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】移動体上に備えられた超音波送信装置から、移
動体の移動経路に沿って設けられたターゲットに対し超
音波を放射する。超音波を放射した時点と、放射された
超音波がターゲットで反射されて超音波受信装置によっ
て受信される時点との間には、超音波の音速と、超音波
送信装置からターゲットを経て超音波受信装置に至る超
音波伝ぱん空間距離とによって定まる時間的な遅れが発
生する。この時間的な遅れの間に移動体が自己の速度に
対応した距離だけ走行する。そこで、超音波受信装置
は、検出しようとする移動体の速度に対応した距離だ
け、移動体の移動方向に超音波送信装置から間隔を隔て
て配置する。従って、超音波送信装置から放射されター
ゲットで反射された超音波が、超音波受信装置によって
受信されたことから、移動体の速度が低速になった場合
でも、車輪の滑りや空転または車輪摩耗の影響と受ける
ことなく、移動体速度を確実に検知し得る。また、移動
体速度が零の場合に反射波を受信できる超音波受信装置
を含むことにより、移動体停止情報を得ることもでき
る。検出しようとする速度が複数の場合には、それに応
じた個数の超音波受信装置を、対応する位置に配置す
る。
動体の移動経路に沿って設けられたターゲットに対し超
音波を放射する。超音波を放射した時点と、放射された
超音波がターゲットで反射されて超音波受信装置によっ
て受信される時点との間には、超音波の音速と、超音波
送信装置からターゲットを経て超音波受信装置に至る超
音波伝ぱん空間距離とによって定まる時間的な遅れが発
生する。この時間的な遅れの間に移動体が自己の速度に
対応した距離だけ走行する。そこで、超音波受信装置
は、検出しようとする移動体の速度に対応した距離だ
け、移動体の移動方向に超音波送信装置から間隔を隔て
て配置する。従って、超音波送信装置から放射されター
ゲットで反射された超音波が、超音波受信装置によって
受信されたことから、移動体の速度が低速になった場合
でも、車輪の滑りや空転または車輪摩耗の影響と受ける
ことなく、移動体速度を確実に検知し得る。また、移動
体速度が零の場合に反射波を受信できる超音波受信装置
を含むことにより、移動体停止情報を得ることもでき
る。検出しようとする速度が複数の場合には、それに応
じた個数の超音波受信装置を、対応する位置に配置す
る。
【0008】
【実施例】図1に本発明に係る移動体速度検出装置の構
成を示す図である。図において、1は移動体、2はター
ゲット、3は超音波送信装置、41〜4nは超音波受信
装置である。図示の移動体1は列車であり、ターゲット
2はレールである。ターゲット1をレールによって構成
すると、超音波反射面の位置が安定するうえに、軌道面
ではレール表面が最も高く、反射波の到来時間が最も速
いから、レール間の枕木や道床等からの不安定な反射波
を分離するのに都合がよい。
成を示す図である。図において、1は移動体、2はター
ゲット、3は超音波送信装置、41〜4nは超音波受信
装置である。図示の移動体1は列車であり、ターゲット
2はレールである。ターゲット1をレールによって構成
すると、超音波反射面の位置が安定するうえに、軌道面
ではレール表面が最も高く、反射波の到来時間が最も速
いから、レール間の枕木や道床等からの不安定な反射波
を分離するのに都合がよい。
【0009】超音波送信装置3は、周知の超音波送波器
を備え、移動体1の移動経路に沿って設けられたターゲ
ット2に対し超音波を放射するように移動体1上に配置
されている。
を備え、移動体1の移動経路に沿って設けられたターゲ
ット2に対し超音波を放射するように移動体1上に配置
されている。
【0010】超音波受信装置41〜4nは、検出しよう
とする移動体速度vに対応した距離L11〜L1nだ
け、移動体1の移動方向aに超音波送信装置3から間隔
を隔てて移動体1上に配置されている。超音波受信装置
41〜4nのそれぞれはターゲット2からの反射波を受
信する周知の受波器を有する。超音波受信装置41〜4
nの個数nは検出しようとする移動体速度の数に対応し
て選定する。検出しようとする移動体速度が1種であれ
ば1個で足りる。図示では、n種の移動体速度を検出す
べく、n個の超音波受信装置41〜4nを備える。
とする移動体速度vに対応した距離L11〜L1nだ
け、移動体1の移動方向aに超音波送信装置3から間隔
を隔てて移動体1上に配置されている。超音波受信装置
41〜4nのそれぞれはターゲット2からの反射波を受
信する周知の受波器を有する。超音波受信装置41〜4
nの個数nは検出しようとする移動体速度の数に対応し
て選定する。検出しようとする移動体速度が1種であれ
ば1個で足りる。図示では、n種の移動体速度を検出す
べく、n個の超音波受信装置41〜4nを備える。
【0011】超音波送信装置3から超音波受信装置41
〜4nまでの距離L11〜L1nは、前述したように、
検出しようとする移動体速度vに対応して定める。次
に、距離L11〜L1nの設定方法について説明する。
〜4nまでの距離L11〜L1nは、前述したように、
検出しようとする移動体速度vに対応して定める。次
に、距離L11〜L1nの設定方法について説明する。
【0012】超音波送信装置3から超音波を放射した時
点と、放射された超音波がターゲット2で反射されて超
音波受信装置41〜4nによって受信される時点との間
には、超音波の音速cと、超音波送信装置3からターゲ
ット2を経て超音波受信装置に至る超音波伝ぱん空間距
離Ls1〜Lsnとによって定まる時間的な遅れが発生
する。この時間的な遅れの間に移動体1が自己の速度v
1〜Vnに対応した距離だけ走行する。そこで、超音波
受信装置41〜4nは検出しようとする移動体の速度v
1〜Vnに対応した距離L11〜L1nだけ、移動体1
の移動方向aに超音波送信装置3から間隔を隔てて配置
する。即ち、超音波受信装置41は L11=(Ls1/c)V1 の位置に配置し、超音波受信装置42は L12=(Ls2/c)V2 の位置に配置し、超音波受信装置4nは L1n=(Lsn/c)Vn の位置に配置する、という如くである。これにより、よ
り超音波送信装置3から放射されターゲット2で反射さ
れた超音波が、超音波受信装置41〜4nの何れによっ
て受信されたかによって、移動体1の速度v1〜vnを
検出することができる。従って、移動体1の車輪の滑り
や空転または車輪摩耗の影響と受けることなく、その速
度v1〜vnを検出することができる。また、移動体1
の速度が零となった場合でも、超音波送信装置3に最も
近い超音波受信装置41で反射波を受信するように、両
者3、41を所定の角度を持って配置する等により、移
動体1の速度零、即ち、停止時の情報をも確実に得るこ
とができる。
点と、放射された超音波がターゲット2で反射されて超
音波受信装置41〜4nによって受信される時点との間
には、超音波の音速cと、超音波送信装置3からターゲ
ット2を経て超音波受信装置に至る超音波伝ぱん空間距
離Ls1〜Lsnとによって定まる時間的な遅れが発生
する。この時間的な遅れの間に移動体1が自己の速度v
1〜Vnに対応した距離だけ走行する。そこで、超音波
受信装置41〜4nは検出しようとする移動体の速度v
1〜Vnに対応した距離L11〜L1nだけ、移動体1
の移動方向aに超音波送信装置3から間隔を隔てて配置
する。即ち、超音波受信装置41は L11=(Ls1/c)V1 の位置に配置し、超音波受信装置42は L12=(Ls2/c)V2 の位置に配置し、超音波受信装置4nは L1n=(Lsn/c)Vn の位置に配置する、という如くである。これにより、よ
り超音波送信装置3から放射されターゲット2で反射さ
れた超音波が、超音波受信装置41〜4nの何れによっ
て受信されたかによって、移動体1の速度v1〜vnを
検出することができる。従って、移動体1の車輪の滑り
や空転または車輪摩耗の影響と受けることなく、その速
度v1〜vnを検出することができる。また、移動体1
の速度が零となった場合でも、超音波送信装置3に最も
近い超音波受信装置41で反射波を受信するように、両
者3、41を所定の角度を持って配置する等により、移
動体1の速度零、即ち、停止時の情報をも確実に得るこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、超音波送
信装置と、超音波受信装置とを有する移動体速度検出装
置であって、超音波送信装置は移動体の移動経路に沿っ
て設けられたターゲットに対し超音波を放射するように
移動体上に配置されており、超音波受信装置は、検出し
ようとする移動体速度に対応した距離だけ、移動体の移
動方向に超音波送信装置から間隔を隔てて前記移動体上
に配置されているから、車輪の滑りや空転または車輪摩
耗の影響と受けることなく、停止を含む低速時にも、移
動体速度を確実に検知し得る移動体速度検出装置を提供
することができる。
信装置と、超音波受信装置とを有する移動体速度検出装
置であって、超音波送信装置は移動体の移動経路に沿っ
て設けられたターゲットに対し超音波を放射するように
移動体上に配置されており、超音波受信装置は、検出し
ようとする移動体速度に対応した距離だけ、移動体の移
動方向に超音波送信装置から間隔を隔てて前記移動体上
に配置されているから、車輪の滑りや空転または車輪摩
耗の影響と受けることなく、停止を含む低速時にも、移
動体速度を確実に検知し得る移動体速度検出装置を提供
することができる。
【図1】本発明に係る移動体速度検出装置の構成を示す
図である。
図である。
1 移動体 2 ターゲット 3 超音波送信装置 41〜4n 超音波受信装置
Claims (3)
- 【請求項1】 超音波送信装置と、超音波受信装置とを
有する移動体速度検出装置であって、前記超音波送信装
置は、前記移動体の移動経路に沿って設けられたターゲ
ットに対し超音波を放射するように前記移動体上に配置
されており、前記超音波受信装置は、検出しようとする
移動体速度に対応した距離だけ、前記移動体の移動方向
に前記超音波送信装置から間隔を隔てて前記移動体上に
配置されていることを特徴とする移動体速度検出装置。 - 【請求項2】 前記超音波受信装置は複数個であり、そ
れぞれが前記移動体の移動方向に互いに間隔を隔てて配
置されていることを特徴とする請求項1に記載の移動体
速度検出装置。 - 【請求項3】 前記ターゲットは、レ−ルであることを
特徴とする請求項1または2に記載の移動体速度検出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15108491A JP3045332B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 移動体速度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15108491A JP3045332B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 移動体速度検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04349065A JPH04349065A (ja) | 1992-12-03 |
JP3045332B2 true JP3045332B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=15510974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15108491A Expired - Lifetime JP3045332B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 移動体速度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3045332B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101261995B1 (ko) * | 2006-02-14 | 2013-05-08 | 야마리산교오 가부시기가이샤 | 마이크로 히터의 접속구조 및 상기 마이크로 히터의제조방법 |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP15108491A patent/JP3045332B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101261995B1 (ko) * | 2006-02-14 | 2013-05-08 | 야마리산교오 가부시기가이샤 | 마이크로 히터의 접속구조 및 상기 마이크로 히터의제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04349065A (ja) | 1992-12-03 |
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