JP3044996U - 鏡用装飾シート - Google Patents

鏡用装飾シート

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JP3044996U
JP3044996U JP1997005183U JP518397U JP3044996U JP 3044996 U JP3044996 U JP 3044996U JP 1997005183 U JP1997005183 U JP 1997005183U JP 518397 U JP518397 U JP 518397U JP 3044996 U JP3044996 U JP 3044996U
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JP
Japan
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mirror
pattern
decorative sheet
sheet
synthetic resin
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JP1997005183U
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Inventor
正弘 高橋
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明和グラビア株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鏡を豪華に装飾することができる鏡用装飾シ
ートを提供すること。 【解決手段】 光透過性を有する無色の合成樹脂シート
1に、中央の矩形領域を除いて、例えば多数のブドウの
葉と実と蔓とをデザインした凹凸模様がエンボス加工に
よって形成されている。そして、ある葉には細かい平行
な模様線3が形成してあり、ある葉には水泡状の模様が
形成されている。さらに磨りガラス様の葉も形成されて
いる。同様に、実、蔓についても複数の模様を有する。
葉の模様2等の模様が形成されていない領域の裏面は平
滑に鏡面加工されており、鏡に押しつけるだけで密着す
るようになしてある。中央の矩形領域は、写真を挟むた
めに設けられており、枠4が凹凸によって形成されてい
る。枠4内には、葉、実、蔓等の凹凸模様は形成されて
いない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、鏡に貼り付けてこれを装飾する鏡用装飾シートに関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来、鏡を装飾するには、表面にスクリーン印刷等の手段を用いて印刷する方 法が一般的であるが、この方法では平面的な装飾しか行えない。 また鏡の表面に凹凸模様を加工することにより装飾するには、フッ酸を用いた エッチング又はサンドブラスト加工等の方法があるが、非常に高価である。 さらに模様が印刷されたシールを貼着して鏡を装飾することもあるが、この場 合は、剥がすことが困難であったり、剥がした後に糊が残ったりするという問題 がある。従ってシールを貼り替えたり、位置を変更したりすることはほとんどで きないのが現状である。
【0003】 本考案は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、凹凸模様が形成されてい ることにより、鏡の反射性及びガラス層の厚みを利用して鏡を豪華に装飾するこ とができる鏡用装飾シートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、光透過性を有する合成樹脂からなり、凹凸模様が形成 されており、一面側(裏面側)に平滑部分を有することを特徴とする。
【0005】 鏡に貼り付けた場合、鏡の反射性によって、凹凸模様が二重に見えて立体感が 倍増されるので、豪華に鏡を装飾することができる。 また鏡と本考案の鏡用装飾シートとの間に写真又は絵が書かれたシート状のも のを挟んで使用することも可能である。
【0006】 請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案において、無色の透明であること を特徴とする。
【0007】 光の複雑な屈折、反射によって模様が豪華に見え、また鏡に映った像も透けて 見える。
【0008】 請求項3記載の考案は、請求項1又は2記載の考案において、前記合成樹脂は 、ポリ塩化ビニル、アクリル、シリコン、ポリアミド、及びポリウレタンからな るグループから選択されたものであり、可塑性を有することを特徴とする。
【0009】 可塑性を有することにより、容易に鏡に密着させることができる。
【0010】 請求項4記載の考案は、請求項1〜3のうちいずれかに記載の考案において、 前記凹凸模様は、前記一面側に凹状をなし、他面側に凸状をなすように形成され ていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれかに記載の鏡用装飾シート。
【0011】 平滑部分を有する一面側を鏡に密着させて貼ったとき、表面側(他面側)の凸 状の模様が直接見え、裏面側(一面側)の凹状の模様が鏡に映って見える。
【0012】 請求項5記載の考案は、請求項1〜4のうちいずれかに記載の考案において、 前記平滑部分は鏡に対する押圧接着性を有することを特徴とする。
【0013】 またこの鏡用装飾シートは、裏面が平滑に加工されているので、鏡に接触させ て軽く押圧するだけで容易に貼り付けることができる。しかも裏面に接着剤が塗 布されていないので、容易に剥がれ、さらに後に糊が残ることもない。従って何 度でも貼り替えることが可能である。
【0014】 請求項6記載の考案は、請求項1〜5のうちいずれかに記載の考案において、 前記凹凸模様を有さない所定大の領域が設けられていることを特徴とする。
【0015】 写真又は絵が書かれたシート状のものを挟んで使用する場合、前記領域に位置 させることにより、写真又は絵が凹凸模様に邪魔されることなくはっきり見える 。
【0016】 請求項7記載の考案は、請求項6において、前記領域は、鏡との間で写真を挟 むべく設けられていることを特徴とする。
【0017】 凹凸模様を有さない領域に写真を挟むことにより、フォトフレームとして使用 することができる。
【0018】 請求項8記載の考案は、請求項6又は7において、前記領域は枠を有すること を特徴とする。
【0019】 枠は、凹凸によって形成しても、また印刷によって形成してもよい。このよう な枠を備えることにより、前記領域に挟んだ写真又は絵が縁取られたように見え 、豪華さが増す。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下、本考案をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。 図1は本考案に係る鏡用装飾シートを示す模式的平面図である。無色透明の塩 化ビニルからなる合成樹脂シート1に、例えば多数のブドウの葉と実と蔓とをデ ザインした凹凸模様が、表面側に凸状をなし、裏面側に凹状をなすようなエンボ ス加工によって形成されている。そして、ある葉には細かい平行な模様線3が形 成してあり、ある葉には水泡状の模様が形成されている。さらに磨りガラス様の 葉も形成されている。同様に、実、蔓についても複数の模様を有する。
【0021】 図2は葉の模様2を拡大した部分断面図である。葉の模様2の部分は表面側へ 全体に盛り上がるように形成されており、裏面側には模様線3が凹状に形成され ている。葉の模様2等の模様が形成されていない領域の裏面は平滑に鏡面加工さ れており、鏡に押しつけるだけで密着するようになしてある。
【0022】 この鏡用装飾シートは、特許第1669906 号に記載された方法、及び特願平8− 214869号にて本出願人が提案している方法にて製造することができる。先ず、エ ンボスシリンダ(金属シリンダ)に所定の模様(葉、実、蔓など)を凹刻にて形 成しておく。また特願平8−214869号にて提案するように、リニアフレネルレン ズ又はホログラフィック回折格子等の母型から複製型をとり、この複製型から、 例えばUVアクリル樹脂を用いて型を作成する。この樹脂製型をエンボスシリン ダ(金属シリンダ)の模様の所定の部分(葉、実など)に貼着しておく。
【0023】 そして、透明なペースト状樹脂が片面に塗布された長尺基材シートを、このペ ースト状樹脂のゲル化のための加熱装置を備え、前記樹脂製の型が貼着された金 属シリンダと押圧ロールとの間に挿入して押圧し、金属シリンダに形成された凹 刻模様により凹凸模様を形成する。その後、さらにこのシートを、表面が鏡面加 工された平滑ロールと受けロールとの間に、ペースト状樹脂が付着している面( 裏面)を平滑ロールに接触させるように挿入して押圧することにより、裏面側を 平滑に加工し、表面側に模様を盛り上がらせることができる。
【0024】 ここで合成樹脂シート1として、可塑性を有するアクリル、シリコン、ポリア ミド、及びポリウレタン等の合成樹脂を使用することができる。また透明合成樹 脂シートの裏面に、例えばPET(ポリエチレンテレフタラート)フィルムを密 着させて熱加工すると、裏面の平滑性を向上させることが可能である。裏面が平 滑であることにより、鏡面状態を得てシートを鏡に密着させることができる。
【0025】 図3に示す如く、このような鏡用装飾シートを、平滑に加工された裏面側を鏡 5に密着させて貼り付けた場合、凸状の模様が直接見え、裏面側の凹状の模様が 鏡に映って見える。そしてこれらの像を斜視すると、鏡5のガラスの厚みに相当 する距離を隔てて見える。このように鏡5の反射性によって、相対する凹凸模様 が鏡5の厚み分だけ隔てて二重に見え、立体感が倍増されるので、豪華に鏡5を 装飾することができる。また模様線3による凹凸が、プリズム、レンズ、又は反 射型の回折格子として作用する。この模様線3の配列方向を互いに異にした領域 が設けられていることにより、同一のシート内で種々異なった模様として見るこ とができる。 また模様の背景部分に微細な凹凸模様を設け、部分的に光の透過性が異なった 、例えば磨りガラス様の部分を形成してもよい。
【0026】 この鏡用装飾シートは、裏面に平滑加工された部分を有するので、鏡5に接触 させて軽く押圧するだけで容易に貼り付けることができる。しかも裏面に接着剤 が塗布されていないので、容易に剥がれ、さらに後に糊が残ることもない。従っ て何度でも貼り替えることが可能である。
【0027】 なお上述した例では、無色透明の合成樹脂シートを使用した場合について述べ ているが、その一部又は全体を有色とすることも可能である。 また凹凸模様が、表面側に凸状をなし、裏面側に凹状をなす場合を述べている が、これに限るものではない。透明なシートであるので、例えば、裏面(接着面 )の全体を平滑にし、表面にのみ凹凸が形成された凹凸模様であっても、その程 度は劣るが上述したような効果を得ることができる。
【0028】 本考案に係る鏡用装飾シートは、鏡の縁部等の一部分に貼り付けて使用する以 外に、鏡用のフォトフレームとしても使用することができる。図1に示す如く、 合成樹脂シート1の中央部分に写真大の枠4を、凹凸によって形成しておき、枠 4内には何も模様が形成されていないようになしておく。枠4は凹凸によって形 成する以外にも、印刷によって形成してもよい。 そして鏡と合成樹脂シート1との間において、枠4内に写真を位置させ、その 周囲の合成樹脂シート1部分を鏡に密着させることにより、写真は固定される。 さらに写真の位置合わせを容易にするために、写真の角部を差し込む切れ目を斜 めに入れておいてもよい。さらに他のシートで写真を合成樹脂シートに固定して おき、それを鏡に密着させる構成としてもよい。
【0029】 なお枠4は必ずしも形成する必要はなく、さらに写真の挿入位置に凹凸模様が 形成されていてもよい。また写真に代えて、絵が書かれたシート状のものを挟ん で使用することもできる。
【0030】 また前述したように、鏡の縁部に装着する場合は、鏡用装飾シートを細長いテ ープ状として使用することができる。 さらに鏡の角部に装着する場合は、略直角三角形(各辺は直線に限らない)と してもよい。
【0031】 図4は、全体をハート型にカットした鏡用装飾シートを示す模式的平面図であ る。このような形状に加工すると、子供、女性等の嗜好に合わせることができる 。その他、凹凸模様及び輪郭は、ターゲットである購買者の嗜好に合わせて適宜 変更することができ、非常に市場性に富んだ商品となり得る。
【0032】
【考案の効果】
以上のように本考案に係る鏡用装飾シートは、凹凸模様を有するので、貼着す るだけで容易に立体感がある装飾を鏡に施すことができ、また裏面側を鏡面加工 してあることにより、粘着剤を使用することなく容易に着け外しが何度でも行え る。また従来には無かった鏡用フォトフレームとして使用することも可能である 等、本考案は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る鏡用装飾シートを示す模式的平面
図である。
【図2】図1に示す鏡用装飾シートの部分拡大断面図で
ある。
【図3】本考案に係る鏡用装飾シートを鏡に貼った状態
を示す部分斜視図である。
【図4】本考案に係る他の鏡用装飾シートを示す模式的
平面図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂シート 2 模様 3 模様線 4 枠 5 鏡

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性を有する合成樹脂からなり、凹
    凸模様が形成されており、一面側に平滑部分を有するこ
    とを特徴とする鏡用装飾シート。
  2. 【請求項2】 無色の透明であることを特徴とする請求
    項1記載の鏡用装飾シート。
  3. 【請求項3】 前記合成樹脂は、ポリ塩化ビニル、アク
    リル、シリコン、ポリアミド、及びポリウレタンからな
    るグループから選択されたものであり、可塑性を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の鏡用装飾シー
    ト。
  4. 【請求項4】 前記凹凸模様は、前記一面側に凹状をな
    し、他面側に凸状をなすように形成されていることを特
    徴とする請求項1〜3のうちいずれかに記載の鏡用装飾
    シート。
  5. 【請求項5】 前記平滑部分は鏡に対する押圧接着性を
    有することを特徴とする請求項1〜4のうちいずれかに
    記載の鏡用装飾シート。
  6. 【請求項6】 前記凹凸模様を有さない所定大の領域が
    設けられていることを特徴とする請求項1〜5のうちい
    ずれかに記載の鏡用装飾シート。
  7. 【請求項7】 前記領域は、鏡との間で写真を挟むべく
    設けられていることを特徴とする請求項6記載の鏡用装
    飾シート。
  8. 【請求項8】 前記領域は枠を有することを特徴とする
    請求項6又は7記載の鏡用装飾シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007034643A1 (ja) * 2005-09-20 2007-03-29 Konica Minolta Opto, Inc. 凹凸パターンフィルムの形成方法
WO2007040023A1 (ja) * 2005-10-03 2007-04-12 Konica Minolta Opto, Inc. 凹凸パターンフイルムの製造方法及び製造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007034643A1 (ja) * 2005-09-20 2007-03-29 Konica Minolta Opto, Inc. 凹凸パターンフィルムの形成方法
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