JP3044995U - 卓上カレンダ用ホルダ - Google Patents

卓上カレンダ用ホルダ

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JP3044995U JP1997005697U JP569797U JP3044995U JP 3044995 U JP3044995 U JP 3044995U JP 1997005697 U JP1997005697 U JP 1997005697U JP 569797 U JP569797 U JP 569797U JP 3044995 U JP3044995 U JP 3044995U
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正太郎 西川
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有限会社エヌティプラスチック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルダ本体と支脚との組み付けに高周波溶接
が不要であるとともにホルダ本体の剛性も十分な卓上カ
レンダ用ホルダを提供すること。 【解決手段】 卓上カレンダ用ホルダ21は、複数枚で
一組のカレンダ用紙を重ね合わせ状態で収納保持するホ
ルダ本体23にこれとは別物の支脚25を組み合わせて
なる。ホルダ本体23は、その裏面部35にスリット部
29を有し、支脚25には、このスリット部29に入
り、ホルダ本体23と支脚25とを一体化するための嵌
合舌片31を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】
本考案は卓上カレンダ用ホルダに関する。詳しくは、透明プラスッチックでで きており、机やテーブルの上に置けるようになっている卓上カレンダ用ホルダに 関する。
【0002】
【従来の技術】
図7はこれまでの卓上カレンダ用ホルダの一例を示す全体斜視図である。この カレンダ用ホルダ1は、カレンダを収納保持するホルダ本体3と支脚5とからな る。ホルダ本体3と支脚5とは、別物であり、いずれも透明なプラスチック(一 般的には、硬質塩化ビニル樹脂)からできている。ホルダ本体3と支脚5とを接 合するために色々な方法が採られているが、両者を高周波溶接(高周波ウエルデ ィング)する方法が一般的である。ところが、高周波溶接の性質上、硬質塩化ビ ニル樹脂と軟質塩化ビニル樹脂又は軟質塩化ビニル樹脂同士を接合することはで きるが、硬質塩化ビニル樹脂同士を直接接合することができない。このため、図 8に示すように、軟質塩化ビニル樹脂製の接合片2と、これに高周波溶接した硬 質塩化ビニル樹脂製の結合片6及び脚部片4から支脚5を構成し、この結合片6 の部分を硬質塩化ビニル製のホルダ本体3に高周波溶接することにより、両者を 接合している。
【0003】 しかしながら、このようなカレンダ用ホルダ1にあっては、ホルダ本体3と支 脚5とを一体化するために、硬質と軟質の塩化ビニル樹脂の両方を用意しなけれ ばならないので、単一材料で済む場合に比べて割高となる。また、こうして製造 した支脚5をホルダ本体3と接合するに際し、わざわざ高周波溶接しなければな らないので組み付けが面倒である。このため、製造コストが嵩む。
【0004】 そこで、支脚となる部分をホルダ本体に予め一体に組み込んでおき、前記支脚 となる部分をホルダ本体から立ち上げて支脚とするようにしたものが知られてい る。図9に示すものは、そのような卓上カレンダ用ホルダの一例である。これは 、支脚となる部分が予めホルダ本体に組込まれていて、まだ卓上カレンダ用ホル ダとしての体を成していない状態、すなわち組み立て前の卓上カレンダ用ホルダ を示している。
【0005】 この卓上カレンダ用ホルダ11は、透明プラスチックからなるシート状の一枚 の基材12からなるものであって、このシート状基材12には幾つかの折り込み 線L1,L1...、L2,L2...と切れ込み線P,P...とが入れられ ている。折り込み線L1,L1...は、前記ホルダ本体3に相当するホルダ本 体13を形成するためのものである。また、折り込み線L2,L2...と切れ 込み線P,P...は、図Iの支脚5に相当する支脚15を形成するためのもの であり、切れ込み線P,P...は、この支脚15の形状に合わせて入れてある 。
【0006】 図9において、符号13a,13b,13c,13dおよび13eが示すもの は、ホルダ本体13を構成する部位であって、符号13aはホルダ本体表面を、 符号13bは同裏面を、13cおよび13dは、それぞれホルダ本体の上縁およ び下縁を示し、符号13eは、ホルダ本体13を構成する各部位13a〜13e をリング状に一体化するための接合縁であり、前記部位13a〜13dを折り込 み線L1,L1...に合わせて折り込むことで偏平なリング状にしてから接合 縁13eの内側に裏面13bの先端縁13b1を入れることで、カレンダの厚み 分に相等する厚み寸法を有する偏平中空なホルダ本体13ができあがる。
【0007】 また、裏面13bに入れられている切れ込み線P,P...によって画成され ている部位は、支脚15を構成するための部分であって、脚部片15a,15b と、脚部片15a,15bを支えそれらの剛性を高めるための支持部片15cで ある。切れ込み線P,P...に指を差し込んで、脚部片15a,15bおよび 支持部片15cの各々を裏面13bから立ち上げた後、折り込み線L2,L2. ..に沿って折り曲げると、これら脚部片15a,15bおよび支持部片15c がうまく組み合わされて支脚15ができあがる。
【0008】 このような構造の卓上カレンダ11にあっては、高周波溶接が不要であるので 、ホルダ本体13と支脚15との組み付けが極めて簡単にできる。しかしながら 、支脚構成部分15a,15bおよび15cのシート状基材12に占める割合を 大きめにとらなければ、これら支脚構成部分15a,15bおよび15cを組み 立てたときに支脚としての機能を有しなくなってしまう。その結果、シート状機 材12に占めるホルダ本体13の割合が大幅に減ってしまい、構成部位13a, 13b,13c,13dおよび13eを組み立ててホルダ13にしたときの剛性 に欠けてしまうという問題がある。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記実情に鑑みて考案されたものであって、その解決しようとする 課題は、ホルダ本体と支脚との組み付けに高周波溶接が不要であるとともにホル ダ本体の剛性も十分な卓上カレンダ用ホルダを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の課題を解決するものであって、次のようなものである。 すなわち、請求項1に記載した考案に係る卓上カレンダ用ホルダは、複数枚で 一組のカレンダ用紙を重ね合わせ状態で収納保持するホルダ本体にこれとは別物 の支脚を組み合わせてなる卓上カレンダ用ホルダにおいて、前記ホルダ本体はそ の裏面部にスリットを有し、前記支脚にはこのスリットに入り、前記ホルダ本体 と前記支脚とを一体化するための嵌合舌片を有することを特徴とする。
【0011】 このような特徴から、ホルダ本体に設けたスリットに支脚の嵌合舌片を嵌める だけホルダ本体と支脚とを組み付けられるので、作業性が向上する。しかも、ス リットとは細い切り欠きのことであるから、ホルダ本体にこれを設けてもホルダ 本体の剛性を低下させることもない。
【0012】 請求項2に記載した考案に係る卓上カレンダ用ホルダは、複数枚で一組のカレ ンダ用紙を重ね合わせ状態で収納保持するホルダ本体にこれとは別物の支脚を組 み合わせてなる卓上カレンダ用ホルダにおいて、前記ホルダ本体は、その全体形 状が偏平箱型の中空体であって、前記カレンダ用紙の表面側に位置しかつ透明な ホルダ本体表面部と、このホルダ本体表面部に対向し前記カレンダ用紙の裏面側 に位置するホルダ本体裏面部と、これらホルダ本体表面部およびホルダ本体裏面 部を連結する上縁部および下縁部とからなり、前記ホルダ本体裏面部は前記上縁 部から下方に向けて、および下縁から上方に向けて延びる二重の重ね合わせ面構 造であって、このような二重面からなるホルダ本体裏面部には、それぞれの面に スリットを対向状態で形成し、前記支脚には、このスリットに入り、前記ホルダ 本体と前記支脚とを一体化するための嵌合舌片を備えたことを特徴とする。
【0013】 このような特徴から、請求項2に記載した考案に係る卓上カレンダ用ホルダに あっても請求項1に記載した考案に係る卓上カレンダ用ホルダと同様の作用効果 を奏する。また、ホルダ本体裏面部は二重の重ね合わせ面構造であるからホルダ 本体の剛性は一層高まる。このため、使用する際に、カレンダをより安定した状 態で保持できる。
【0014】 請求項3に記載した考案に係る卓上カレンダ用ホルダは、複数枚で一組のカレ ンダ用紙を重ね合わせ状態で収納保持するホルダ本体にこれとは別物の支脚を組 み合わせてなる卓上カレンダ用ホルダにおいて、前記ホルダ本体は、ある程度の 弾性を有する材料でできているとともにその全体形状は偏平な箱型中空体であっ て、前記カレンダ用紙の表面側に位置しかつ透明なホルダ本体表面部と、このホ ルダ本体表面部に対向し前記カレンダ用紙の裏面側に位置するホルダ本体裏面部 と、これらホルダ本体表面部およびホルダ本体裏面部をそれぞれ連結する上縁部 および下縁部とからなり、前記ホルダ本体裏面部は前記上縁部から下方に向けて 、および下縁から上方に向けてそれぞれ延びる面同士を重ね合わせてなる二重の 重ね合わせ構造であって、このような二重面からなるホルダ本体裏面部には、そ の各面に上下方向に延びるスリットを対向状態でかつ上下方向にずらした状態で 形成し、前記支脚には、これらのスリットに嵌まる嵌合舌片を備えたことを特徴 とする。
【0015】 このような特徴から、請求項3に記載した考案に係る卓上カレンダ用ホルダに あっても請求項2に記載した考案に係る卓上カレンダ用ホルダと同様の作用効果 を奏する。また、ホルダ本体は、ある程度の弾性を有する材料でできているので 、カレンダの総厚み寸法がホルダ本体の開口幅寸法よりも若干大きくなるように 予め設定しておけば、弾性材が元来持つ弾性を利用して、前記複数枚のカレンダ 用紙をホルダ本体に収納した後、そこから簡単には抜け出ないように保持できる 。さらに、ホルダ本体裏面部は、二重に面を重ね合わせた構造であって、それら 各面に上下方向に延びるスリットを対向状態でかつ上下方向にずらした状態で形 成したので、スリット同士の重ね合わせ部分の長さ寸法をこのスリットに入る嵌 合舌片の幅寸法よりも幾分小さめに設定しておけば、ホルダ本体の持つ弾性と相 俟って嵌合舌片がスリットにしっかりと固定されるため、ホルダ本体と支脚との 係合がより確実になる。
【0016】 請求項4に記載した考案に係る卓上カレンダ用ホルダは、複数枚で一組のカレ ンダ用紙を重ね合わせ状態で収納保持するホルダ本体にこれとは別物の支脚を組 み合わせてなる卓上カレンダ用ホルダにおいて、前記ホルダ本体は、ある程度の 弾性を有する材料でできているとともにその全体形状は偏平な箱型中空体であっ て、前記カレンダ用紙の表面側に位置しかつ透明なホルダ本体表面部と、このホ ルダ本体表面部に対向し前記カレンダ用紙の裏面側に位置するホルダ本体裏面部 と、これらホルダ本体表面部およびホルダ本体裏面部をそれぞれ連結する上縁部 および下縁部とからなり、前記ホルダ本体裏面部は、前記上縁部から下方に向け て、および下縁から上方に向けてそれぞれ延びる面同士を重ね合わせてなる二重 の重ね合わせ構造であり、このような二重面からなるホルダ本体裏面部には、各 面に上下方向に延びるスリットを対向状態でかつ上下方向にずらした状態で形成 し、前記支脚には、これらのスリットに嵌まる嵌合舌片を備え、前記二重の重ね 合わせ面のうちのいずれか一方の面には前記ホルダ本体の左右方向に延びる左右 スリットを設け、他方の面にはこの左右スリットよりも上下方向においてずれた 位置に形成されて前記左右スリットと係止する係止舌片を設けたことを特徴とす る。
【0017】 このような特徴から、請求項4に記載に記載した考案に係る卓上カレンダ用ホ ルダにあっても請求項3に記載の卓上カレンダ用ホルダと同様の作用効果を奏す る。また、二重の重ね合わせ面のうちのいずれか一方の面には前記ホルダ本体の 左右方向に延びる左右スリットを設け、他方の面にはこの左右スリットよりも上 下方向においてずれた位置に形成されて前記左右スリットと係止する係止舌片を 設けたので、左右スリットに係止舌片を係止すれば、左右スリットと係止舌片と の上下方向におけるずれ量に相応してホルダ本体表面部が湾曲する。したがって 、この湾曲に応じてカレンダも湾曲するようになるので、これまでにない湾曲形 状のカレンダが出現し、意匠的に極めて面白い。
【0018】 請求項5に記載した考案に係る卓上カレンダ用ホルダは、複数枚で一組のカレ ンダ用紙を重ね合わせ状態で収納保持するホルダ本体にこれとは別物の支脚を組 み合わせてなる卓上カレンダ用ホルダにおいて、前記ホルダ本体は、ある程度の 弾性を有する材料でできているとともにその全体形状は偏平な箱型中空体であっ て、前記カレンダ用紙の表面側に位置しかつ透明であるとともに縁取り状に四縁 を残して他の部位を切り取ったホルダ本体表面部と、このホルダ本体表面部に対 向し前記カレンダ用紙の裏面側に位置するホルダ本体裏面部と、これらホルダ本 体表面部およびホルダ本体裏面部をそれぞれ連結する上縁部および下縁部とから なり、前記ホルダ本体裏面部は、前記上縁部から下方に向けておよび下縁から上 方に向けてそれぞれ延びる面同士を重ね合わせてなる二重の重ね合わせ構造であ り、この二重面からなるホルダ本体裏面部には、各面に上下方向に延びるスリッ トを対向状態でかつ上下方向にずらした状態で形成し、前記支脚には、これらの スリットに嵌まる嵌合舌片を備え、前記二重の重ね合わせ面のうちのいずれか一 方の面には前記ホルダ本体の左右方向に延びる左右スリットを設け、他方の面に はこの左右スリットよりも上下方向においてずれた位置に形成されて前記左右ス リットと係止する係止舌片を設けたことを特徴とする。
【0019】 このような特徴から、請求項5に記載した考案に係る卓上カレンダ用ホルダに あっても請求項4に記載した卓上カレンダ用ホルダと同様の作用効果を奏する。 また、ホルダ本体表面部は、縁取り状に4つの縁を残して他の部位を切り取った ので、カレンダが直接見えるようになり、たとえば照明が反射して見づらくなる ことを防ぐことができる。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して、本考案を図示した実施の形態に基づいて詳細に説明す る。卓上カレンダ用ホルダ21は、カレンダを収納保持するホルダ本体23と支 脚25とからなる。ホルダ本体23と支脚25とは、別物であり、いずれも透明 なプラスチック材でできている。ただし、一般に透明材料を図面で示す場合、重 なり合う部分は描写が難しく誤解を招き易い。そこで、この明細書に添付した図 面ではホルダ本体23と支脚25とを透明材料でない材料で作った場合のルール に基づいて表現した。したがって、特に断わらない限り、本来見えない部分は破 線で示した。
【0021】 ホルダ本体23は、その裏面部27に上下に延びる一対のスリット部29,2 9を有している。支脚25は、ホルダ本体23と支脚25とを一体化するための 嵌合舌片31を有しており、そのために嵌合舌片31がスリット部29,29に 入れられる。スリット部29,29に嵌合舌片31を入れることでホルダ本体2 3と支脚25とは一体化し、卓上カレンダ用ホルダ21ができあがる。
【0022】 ホルダ本体23には、複数枚で一組のカレンダ用紙(図示を省略する)が重ね 合わせ状態で収納されるようになっており、そのために偏平な箱型中空体をして いる。また、ホルダ本体23はプラスチック(本実施形態においては、硬質の塩 化ビニル樹脂)でできているので、カレンダの総厚み寸法がホルダ本体23の開 口幅寸法t(図1、図2参照)よりも若干大きくなるように予め設定しておけば 、プラスチックが元来もつ反りや弾性を利用して、前記複数枚のカレンダ用紙を ホルダ本体23に収納した後、そこから簡単には抜け出ないように保持しておけ る。
【0023】 ホルダ本体23は、図3に示すように透明プラスチックからなるシート状の一 枚の基材32からなるものであって、このシート状基材32にはその長手方向に 直交する幾つかの折り込み線L21,L21...が入れられてある。そして、 これらの折り込み線L21,L21...によって、ホルダ本体表面部33と、 ホルダ本体裏面部35の構成要素である裏面第一構成面35aおよび裏面第二構 成面35bと、ホルダ本体表面部33および裏面第一構成面35aを接合するた めの上側接合縁39と、ホルダ本体表面部33および裏面第二構成面35bとを 接合するための下側接合縁41とに区分される。裏面第一構成面35aおよび裏 面第二構成面35bは、それぞれ上側接合縁39および下側接合縁41を回動基 端としてホルダ本体表面部33に対して自在に動く。なお、本明細書における「 透明」は、文字通り透明であることの他、半透明の概念を含み、保持するカレン ダの文字が読める程度であれば有色無色をも問わない。
【0024】 ホルダ本体表面部33は、図3に示すようにシート状基材32の長手方向中央 に位置し、図示しないカレンダ用紙と同じかわずかに大きく、また同じ長四角形 状をしている。ホルダ本体表面部33の上縁には上側接合縁(上縁部)39が位 置し、またホルダ本体表面部33の下縁には下側接合縁(下縁部)41が位置す る。ホルダ本体裏面部35の裏面第一構成面35aは、ホルダ本体表面部33と 同様ほぼ長四角形状をしているが、その小口寸法でホルダ本体表面部33よりも 幾分短かく、また両小口辺35a1,35a1の自由端側を斜めに切り欠いたごと き形状をしている。そして、ホルダ本体裏面部35の長手方向(シート状機材3 2の幅方向のこと)両端部には、それぞれ小口辺35a1に沿って並列されたス リット43およびスリット43が入れられている。これら両スリット43,43 の中間で裏面第一構成面35aの自由端側部分35a2には、上弦の月に似た月 形スリット45が入れられている。月形スリット45を設けることによって、裏 面第一構成面35aに係止舌片46が形成される。
【0025】 ホルダ本体裏面部35の裏面第二構成面35bは、長四角形状をしているがそ の小口寸法でやはりホルダ本体表面部33よりも幾分短かくされている。また、 裏面第一構成面35aにスリット43、43を設けたと同様、裏面第二構成面3 5bにも、その小口辺35b1に沿って、スリット43、43よりも幾分短寸の スリット47,47が並列に入れられている。そして、両スリット47,47の 中間で裏面第二構成面35bの回動端35a2側部分には、前記月形スリット4 5に対応して棒状スリット49が入れられている。この棒状スリット49に裏面 第一構成面35aの係止舌片46を入れられるようになっている。そして、ホル ダ本体23の前記構成要素である裏面第一構成面35aおよび裏面第二構成面3 5bは、それぞれ折り込み線L21,L21...によって折り込まれる。裏面 第一構成面35aは、上側接合縁39から下方に向けて延びる面となり、裏面第 二構成面35bは、下側接合縁41から上方に向けて延びる面となる。そして、 それぞれの面35a,35bによって、ホルダ本体表面部33と重なり合う二重 の重ね合わせ面構造をなす。
【0026】 裏面第一構成面35aは、ホルダ本体表面部33と裏面第二構成面35bとの 間に位置するようにして重ねられる。このとき、裏面第一構成面35aのスリッ ト43,43と裏面第二構成面35bのスリット47,47は、上下方向にずれ た状態で重なり合って既述したスリット部29を構成する。このため、シート状 機材32におけるそれらの位置が予め設定されている。また、図5に示すように 、裏面第一構成面35aの月形スリット45と裏面第二構成面35bの棒状スリ ット49も上下方向にずれるようになっている。図6に示すように、裏面第一構 成面35aを下方に引っ張って、棒状スリット49に裏面第一構成面35aの係 止舌片46を入れれば、ホルダ本体表面部33が図6に示すように湾曲する。
【0027】 次に支脚25について述べる。支脚25も透明プラスチックからなるシート状 の一枚の基材51からなるものであって、このシート状基材51にはその長手方 向に直交する折り込み線L53u,L53dが入れられている。そして、折り込 み線L53u,L53dによって、!前記嵌合舌片31と、!脚部片55と、! 支持部片57とに区分される。嵌合舌片31は、支脚用シート基材51の中央に 位置し、競技用トラックのごとき形状をしている。そして、その両端部31a, 31aが、ホルダ本体のスリット部29,29に嵌まるようになっている。
【0028】 脚部片55は、ほぼ台形状をしており、支脚25を組み立てる前の状態におい て、図4に示すように折り込み線L53dを介して嵌合舌片31の下方に位置す る。また、その中央には穴55aが形成されている。支持部片57は、折り込み 線L53uを介して嵌合舌片31の上方に位置する。また、支持部片57は、長 四角状の主部57aと、長円形状の結合片57bとからなり、結合片57bは、 脚部片55の穴55aに嵌め込まれるようになっている。
【0029】 このような構成の支脚25を折り込み線L53u,L53dによって嵌合舌片 31と支持部片57とを脚部片55に対して折り曲げて行き、結合片57bを脚 部片55の穴55aに嵌め込めば、図1や図2で示すような立体形状の支脚25 ができあがる。そして、支脚25の嵌合舌片31をホルダ本体23のスリット部 29に嵌め込んで両者を一体化すれば、卓上カレンダ用ホルダ21ができあがる 。
【0030】 しかして、このような構成の卓上カレンダ用ホルダ21によれば、ホルダ本体 23に設けたスリット部29に支脚25の嵌合舌片31を嵌めるだけで、ホルダ 本体23と支脚25とを組み付けられるので、作業性が向上する。しかも、スリ ットとは細い切り欠きのことであるから、ホルダ本体23にこれを設けてもホル ダ本体23の剛性を低下させることもない。また、ホルダ本体裏面部35は二重 の重ね合わせ面構造であるからホルダ本体23の剛性は一層高まる。
【0031】 さらに、ホルダ本体23は、弾性を有するプラスチック材料でできているので 、カレンダの総厚み寸法がホルダ本体の開口幅寸法tよりも若干大きくなるよう に予め設定しておけば、プラスチック材が元来持つ弾性や反りを利用して、複数 枚のカレンダ用紙をホルダ本体23に収納した後、そこから簡単には抜け出ない ように保持できる。
【0032】 さらにまた、ホルダ本体裏面部35は、二重に面を重ね合わせた構造であって 、その裏面第一構成面35aおよび裏面第二構成面35bにそれぞれ上下方向に 延びるスリット43およびスリット47を対向状態でかつ上下方向にずらした状 態で合わせることによって一対のスリット部29を形成したので、スリット43 、47同士の重ね合わせ部分の長さ寸法を嵌合舌片31の幅寸法よりも幾分小さ めに設定しておけば、ホルダ本体23の持つ弾性と相俟って嵌合舌片31がスリ ット部29にしっかりと固定される。したがって、ホルダ本体と支脚との係合が 確実になる。
【0033】 そして、裏面第二構成面35bにはホルダ本体23の左右方向に延びる左右ス リット49を設け、裏面第一構成面35bには左右スリット49よりも上下方向 においてずれた位置にありかつ左右スリット49と係止する係止舌片46を設け たので、左右スリット49に係止舌片46を係止すれば、左右スリット49と係 止舌片46との上下方向におけるずれ量に相応してホルダ本体表面部33が湾曲 するようになる。したがって、この湾曲に応じてホルダ本体23に入れられてい たカレンダも湾曲するようになるので、これまでにない湾曲形状カレンダが出現 し、意匠的に極めて面白い。
【0034】 なお、図3に示すように、ホルダ本体表面部33にあっては、これに縁取り状 に4つの縁60,60...(図3においてホルダ本体表面部33の外周縁と2 点鎖線で囲まれたた領域のこと)を残して他の部位を切り取るようにしてもよい 。このようにすることで、窓62ができるのでカレンダが直接見えるようになる 。また、図3に入れたような破線(隠れ線のことではない。)を入れるとともに 、カレンダにも同様の位置に折れ線や細目線を入れておけば、山形状のカレンダ が出現し、これも意匠的には面白い。
【0035】
【考案の効果】
本考案によれば、ホルダ本体と支脚との組み付けに高周波溶接が不要であると ともにホルダ本体の剛性も十分にすることができる。また、意匠的にもこれまで になかった斬新なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 卓上カレンダ用ホルダの裏面側からみた概略
斜視図である。
【図2】 図1の分解斜視図である。
【図3】 ホルダ本体の展開図
【図4】 支脚の展開図
【図5】 卓上カレンダ用ホルダの要部を説明するため
ホルダ本体のみを表面側から見た概略斜視図である。
【図6】 卓上カレンダ用ホルダの要部を機能させた状
態を説明するためホルダ本体のみを表面側から見た概略
斜視図である。
【図7】 従来技術を説明するための図である。
【図8】 図7に示す卓上カレンダ用ホルダの側面図で
ある。
【図9】 別の従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
21 卓上カレンダ用ホルダ 23 ホルダ本体 25 支脚 27 ホルダ本体の裏面部 29 スリット部(スリット) 31 嵌合舌片 t ホルダ本体の開口幅寸法 32 シート状基材 L21 折り込み線 33 ホルダ本体表面部 35 ホルダ本体裏面部 35a 裏面第一構成面 35a1 裏面第一構成面の小口辺 35a2 裏面第一構成面の自由端側部分 35b 裏面第二構成面 35b1 裏面第二構成面の小口辺 39 上側接合縁(上縁部) 41 下側接合縁(下縁部) 43 スリット 45 月形スリット 46 係止舌片 47 スリット 49 棒状スリット 51 シート状基材 L53u 折り込み線 L53d 折り込み線 55 脚部片 55a 脚部片の穴 57 支持部片 57b 結合片 60 縁 62 窓

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚で一組のカレンダ用紙を重ね合わ
    せ状態で収納保持するホルダ本体にこれとは別物の支脚
    を組み合わせてなる卓上カレンダ用ホルダにおいて、 前記ホルダ本体はその裏面部にスリットを有し、前記支
    脚にはこのスリットに入り、前記ホルダ本体と前記支脚
    とを一体化するための嵌合舌片を有することを特徴とす
    る卓上カレンダ用ホルダ。
  2. 【請求項2】 複数枚で一組のカレンダ用紙を重ね合わ
    せ状態で収納保持するホルダ本体にこれとは別物の支脚
    を組み合わせてなる卓上カレンダ用ホルダにおいて、 前記ホルダ本体は、その全体形状が偏平箱型の中空体で
    あって、前記カレンダ用紙の表面側に位置しかつ透明な
    ホルダ本体表面部と、 このホルダ本体表面部に対向し前記カレンダ用紙の裏面
    側に位置するホルダ本体裏面部と、 これらホルダ本体表面部およびホルダ本体裏面部を連結
    する上縁部および下縁部とからなり、 前記ホルダ本体裏面部は前記上縁部から下方に向けて、
    および下縁から上方に向けて延びる二重の重ね合わせ面
    構造であって、このような二重面からなるホルダ本体裏
    面部には、それぞれの面にスリットを対向状態で形成
    し、前記支脚には、このスリットに入り、前記ホルダ本
    体と前記支脚とを一体化するための嵌合舌片を備えたこ
    とを特徴とする卓上カレンダ用ホルダ。
  3. 【請求項3】 複数枚で一組のカレンダ用紙を重ね合わ
    せ状態で収納保持するホルダ本体にこれとは別物の支脚
    を組み合わせてなる卓上カレンダ用ホルダにおいて、 前記ホルダ本体は、ある程度の弾性を有する材料ででき
    ているとともにその全体形状は偏平な箱型中空体であっ
    て、前記カレンダ用紙の表面側に位置しかつ透明なホル
    ダ本体表面部と、 このホルダ本体表面部に対向し前記カレンダ用紙の裏面
    側に位置するホルダ本体裏面部と、 これらホルダ本体表面部およびホルダ本体裏面部をそれ
    ぞれ連結する上縁部および下縁部とからなり、 前記ホルダ本体裏面部は前記上縁部から下方に向けて、
    および下縁から上方に向けてそれぞれ延びる面同士を重
    ね合わせてなる二重の重ね合わせ構造であって、このよ
    うな二重面からなるホルダ本体裏面部には、その各面に
    上下方向に延びるスリットを対向状態でかつ上下方向に
    ずらした状態で形成し、前記支脚には、これらのスリッ
    トに嵌まる嵌合舌片を備えたことを特徴とする卓上カレ
    ンダ用ホルダ。
  4. 【請求項4】 複数枚で一組のカレンダ用紙を重ね合わ
    せ状態で収納保持するホルダ本体にこれとは別物の支脚
    を組み合わせてなる卓上カレンダ用ホルダにおいて、 前記ホルダ本体は、ある程度の弾性を有する材料ででき
    ているとともにその全体形状は偏平な箱型中空体であっ
    て、前記カレンダ用紙の表面側に位置しかつ透明なホル
    ダ本体表面部と、 このホルダ本体表面部に対向し前記カレンダ用紙の裏面
    側に位置するホルダ本体裏面部と、 これらホルダ本体表面部およびホルダ本体裏面部をそれ
    ぞれ連結する上縁部および下縁部とからなり、 前記ホルダ本体裏面部は、前記上縁部から下方に向け
    て、および下縁から上方に向けてそれぞれ延びる面同士
    を重ね合わせてなる二重の重ね合わせ構造であり、この
    ような二重面からなるホルダ本体裏面部には、各面に上
    下方向に延びるスリットを対向状態でかつ上下方向にず
    らした状態で形成し、前記支脚には、これらのスリット
    に嵌まる嵌合舌片を備え、前記二重の重ね合わせ面のう
    ちのいずれか一方の面には前記ホルダ本体の左右方向に
    延びる左右スリットを設け、他方の面にはこの左右スリ
    ットよりも上下方向においてずれた位置に形成されて前
    記左右スリットと係止する係止舌片を設けたことを特徴
    とする卓上カレンダ用ホルダ。
  5. 【請求項5】 複数枚で一組のカレンダ用紙を重ね合わ
    せ状態で収納保持するホルダ本体にこれとは別物の支脚
    を組み合わせてなる卓上カレンダ用ホルダにおいて、 前記ホルダ本体は、ある程度の弾性を有する材料ででき
    ているとともにその全体形状は偏平な箱型中空体であっ
    て、前記カレンダ用紙の表面側に位置しかつ透明である
    とともに縁取り状に四縁を残して他の部位を切り取った
    ホルダ本体表面部と、 このホルダ本体表面部に対向し前記カレンダ用紙の裏面
    側に位置するホルダ本体裏面部と、 これらホルダ本体表面部およびホルダ本体裏面部をそれ
    ぞれ連結する上縁部および下縁部とからなり、 前記ホルダ本体裏面部は、前記上縁部から下方に向けて
    および下縁から上方に向けてそれぞれ延びる面同士を重
    ね合わせてなる二重の重ね合わせ構造であり、この二重
    面からなるホルダ本体裏面部には、各面に上下方向に延
    びるスリットを対向状態でかつ上下方向にずらした状態
    で形成し、前記支脚には、これらのスリットに嵌まる嵌
    合舌片を備え、前記二重の重ね合わせ面のうちのいずれ
    か一方の面には前記ホルダ本体の左右方向に延びる左右
    スリットを設け、他方の面にはこの左右スリットよりも
    上下方向においてずれた位置に形成されて前記左右スリ
    ットと係止する係止舌片を設けたことを特徴とする卓上
    カレンダ用ホルダ。
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