JP3044940U - 電磁波漏洩防止用携帯電話ケ−ス - Google Patents

電磁波漏洩防止用携帯電話ケ−ス

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JP3044940U
JP3044940U JP1997006195U JP619597U JP3044940U JP 3044940 U JP3044940 U JP 3044940U JP 1997006195 U JP1997006195 U JP 1997006195U JP 619597 U JP619597 U JP 619597U JP 3044940 U JP3044940 U JP 3044940U
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JP1997006195U
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Inventor
武司 高岸
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株式会社エフテル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は携帯電話機収納ケ−スにおいて、こ
れに収容する携帯電話から発生する電磁波によって人体
に与える悪影響を確実に防止するようにした。 【構成】 携帯電話収納用のケ−ス本体(1)の正面に
おいて、携帯電話の電話番号キ−及び文字キ−並びに記
号キ−等の入力キ−ボタン(B)や電話番号等の液晶デ
ィスプレイ(D)側のケ−ス本体内面に合成樹脂製極細
繊維で織ったシ−ト生地を銅とニッケルの含有液に含浸
してコ−ティングした透明度の高いメッシュのシ−ルド
クロス(2)を用い、且つ蓋部平面(7)の片側縁辺に
携帯電話のロッドアンテナ(R)の先端部(R1 )の正
面側をカバ−する覆い片(9)を設けた構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は携帯電話機収納ケ−スにおいて、これに収容する携帯電話から発生す る電磁波によって人体に与える悪影響を確実に防止するようにしたことを目的と する。
【0002】
【従来の技術】
一般に携帯電話は、その需要の拡大により急速に普及している。そして、その 携帯電話は、バッグ類に収容するほかは、専用ケ−スに入れて衣服のポケットに 入れたり、ズボンのベルトに掛止したりして衣服の上から身体に付けたりし、若 しくは直に手に持って歩くことが普通である。 一方、オフィスなにおいて、コンピュ−タ操作従事者がその機器から発生する 電磁波が人体に与える悪影響を防ぐためには防磁性エプロンをかけて作業するこ となどは知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、携帯電話はスイッチオン状態にあっては、その携帯電話の機体及び ロッドアンテナから電磁波が発生して人体に悪影響を与えることの警鐘が鳴らさ れている。 また、コンピュ−タ機器と違って常時身に付けて持ち歩く携帯電話にあっては 防磁用エプロンを装着することは馴染まない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は従来の携帯電話の収納ケ−スにあって、機体から発生する電 磁波を有効に防止できるようにしたものである。 本考案の第1は、電磁波漏洩防止用携帯電話ケ−スにおいて、携帯電話収納用 のケ−ス本体の正面において、携帯電話の電話番号キ−及び文字キ−並びに記号 キ−等の入力キ−ボタンや電話番号等の液晶ディスプレイ側のケ−ス本体内面に 合成樹脂製極細繊維で織ったシ−ト生地を銅とニッケルの含有液に含浸してコ− ティングした透明度の高いメッシュのシ−ルドクロスを用い、且つ蓋部の片側縁 辺に携帯電話のロッドアンテナの先端部の正面側をカバ−する覆い片を設けると 共に、その内面に前記のシ−ルドクロスを設けたものである。 本考案の第2は、電磁波漏洩防止用携帯電話ケ−スにおいて、携帯電話収納用 のケ−ス本体の正面において、携帯電話の電話番号キ−及び文字キ−並びに記号 キ−等の入力キ−ボタンや電話番号等の液晶ディスプレイ側のケ−ス本体内面に 合成樹脂製極細繊維で織ったシ−ト生地を銅とニッケルの含有液に含浸してコ− ティングした透明度の高いメッシュのシ−ルドクロスを張設したものである。 る電磁波漏洩防止用携帯電話ケ−ス。 本考案の第3は、電磁波漏洩防止用携帯電話ケ−スにおいて、携帯電話収納用 のケ−ス本体の正面において、そのケ−ス本体の蓋部平面の片側縁辺に携帯電話 のロッドアンテナの先端部の正面側をカバ−する覆い片を設けると共に、その内 面に前記のシ−ルドクロスと合成樹脂シ−トを設けたものである。
【0005】
【作用】
携帯電話を収納するケ−ス本体を縫着成形する際に、そのケ−スの正面の携帯 電話の番号及び文字並びに記号等の入力キ−ボタンや電話番号の液晶ディスプレ イ側に防磁性の合成樹脂製極細繊維で織ったシ−ト生地を銅とニッケルの含有液 に含浸してコ−ティングした透明度の高いメッシュのシ−ルドクロスを張設して ケ−ス本体の形成と一緒に縫着する。 また、ケ−ス本体の蓋部の片側縁辺に携帯電話のロッドアンテナの先端部の正 面側をカバ−する覆い片を設けたものである。
【0006】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面を以て説明する。図1は本考案に係る携帯電話を収 納したケ−スの正面図、図2は図1の背面図、図3は図1の側面図、図4は携帯 電話を取り出して蓋を開いた状態の正面図、図5は図4の背面図である。 図において、1は携帯電話収納ケ−ス本体であり、皮革、合成皮革等の生地で 上部に携帯電話の機体挿入口を有する縦長の箱形を形成してある。当該ケ−ス本 体の大きさは、携帯電話Tの機体が収納できるように成形する。 前記の携帯電話収納ケ−ス本体1は、透明樹脂シ−ト製窓31 を有する正面部 3において、携帯電話Tの機体正面における電話番号キ−及び文字キ−並びに記 号キ−等の入力キ−ボタンBや電話番号等の液晶ディスプレイD側のケ−ス本体 内面に合成樹脂製極細繊維で織ったシ−ト生地を銅とニッケルの含有液に含浸し てコ−ティングした透明度の高いメッシュの黒色シ−ルドクロス2を張設してケ −ス本体を形成するときに一緒に縫着する。 4はケ−ス本体1の背面部、5及び6は左右側面部、7は蓋部71 を有する平 面部であり、その片側縁辺に携帯電話のロッドアンテナRの先端部R1 の正面側 をカバ−する覆い片9が設けられている。前記の覆い片9の内面には、合成樹脂 製極細繊維で織ったシ−ト生地を銅とニッケルの含有液に含浸してコ−ティング した透明度の高いメッシュのシ−ルドクロス2を張設する。なお、前記のシ−ル ドクロスを保護し、且つ覆い片の強度を保持するためにシ−ルドクロス2の表面 に透明合成樹脂シ−ト17を重ねて縁辺を縫着して張設する。 図中8はケ−ス本体1の底面部、10は収納ケ−ス本体表面の送話口部、11 は受話口部、12は着信ランプ表示口部、13はストラップ装着用の小孔、14 は蓋片の内側に設けた閉蓋用ル−プ、15は当該ル−プに止着するためにケ−ス 本体の背面4に設けた鉤針、16は収納ケ−ス本体背面に設けたベルト装着具を 示す。
【0007】
【具体的な使用例】
上記の構成に基づく使用例は次の如くである。まず、携帯電話Tの機体をケ− ス本体1に収納して平面部7の蓋部71 を閉じ、ル−プ14と鉤針15で閉蓋す る。 そしてケ−ス本体1は、透明シ−トから成る表示窓部31 を有する正面部3、 ベルト等への装着具16を有する背面部4、左右側面部5・6、底面部8、蓋部 71 を有する平面部7から成り、その各縁辺を縫着するときに黒色のシ−ルドク ロス2をケ−ス本体の正面内側の縁辺に一緒に縫着し、且つロッドアンテナRの 先端部R1 の正面側を覆蔽する。 この場合、覆い片9及びその内面に張設してあるシ−ルドクロス2によって当 該ロッドアンテナの先端部R1 の正面側は確実にカバ−されているが、そのケ− ス本体の側面及び背面にかけては開放されている。 そして、ケ−ス本体1の正面側の送話口部10、受話口部11、着信・充電表 示ランプ口部12は前記の透明度の高い黒色のシ−ルドクロス2で覆蔽する。
【0008】
【考案の効果】
本考案は上記の構成であるから、携帯電話を収容するケ−ス本体の正面側内面 を透明度の高いシ−ルドクロスを縫着して張設することによって、携帯電話の電 源オンのときにそのロッドアンテナの先端部及び機体から発生する電磁波を、少 なくとも人体に接する面からの漏洩を極力防止することにより、携帯電話の使用 の際に電磁波の発生により人体に与える悪影響を予防することができる。 この場合、ロッドアンテナの少なくとも人体に接する正面側を確実にカバ−し てあることにより、人体への悪影響が除去される。 一方、人体から遠ざかるケ−ス本体の側面から背面にかけては開放されている ので、ロッドアンテナからの受発信は安定確実に行われる。 なお、ケ−ス本体の内面全体をくまなく調節すると、それだけ電波の防磁効果 は高いが、受発信の感度の悪い場所でにおいては、高い防磁効果が災いして通話 に支障を来す結果となるが、本発明によれば、少なくとも人体に接する面側だけ はロッド先端の覆い片で確実にカバ−すると共に、防磁効果のある透明度の高い シ−ルドクロスを張設し、且つ覆い片の側面及び背面側を開放してあることによ って、人体に悪影響を及ぼす電波の漏洩による人体への悪影響を極力抑制すると 共に、電波の受発信の感度を適度に保つことができる。 そして、前記ロッドアンテナ先端の覆い片の内面に張設したシ−ルドクロスの 上にさらに合成樹脂シ−トを重ねて張設したことにより、当該ロッドアンテナの 先端部と接する当該シ−ルドクロスの破損を防止すると共に覆い片の強度を保持 し、而も型崩れの防止に役立つ。 因って、従来の携帯電話収納用ケ−スに比べて確実に電磁波の漏洩を防止でき 、しかも受発信の感度の悪い場所での使用も安心して電源オンしての使用状態を 継続しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る携帯電話を収納して閉蓋したケ
−ス本体の正面図である。
【図2】 図1の背面図である。
【図3】 図1の側面図である。
【図4】 携帯電話を取り出して蓋を開いた状態の正面
図である。
【図5】 図4の背面図である。
【符号の説明】
1 携帯電話の機体収納ケ−ス本体 2 電磁波の漏洩防止用のシ−ルドクロス 3 ケ−ス本体の正面部 4 ケ−ス本体の背面部 5 ケ−ス本体の左側面部 6 ケ−ス本体の右側面部 7 ケ−ス本体の平面部 71 ケ−ス本体の蓋部 72 ケ−ス本体のロッドアンテナの覆い片 8 ケ−ス本体の底面部 9 ロッドアンテナ先端部の覆い片 10 収納本体うケ−スの送話口部 11 収納本体ケ−スの受話口部 12 着信・充電表示ランプ口部 13 ストラップ装着用の小孔 14 ル−プ 15 鉤針 16 ベルト装着部 T 携帯電話 R ロッドアンテナ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話収納用のケ−ス本体(1)の正
    面において、携帯電話の電話番号キ−及び文字キ−並び
    に記号キ−等の入力キ−ボタン(B)や電話番号等の液
    晶ディスプレイ(D)側のケ−ス本体内面に合成樹脂製
    極細繊維で織ったシ−ト生地を銅とニッケルの含有液に
    含浸してコ−ティングした透明度の高いメッシュのシ−
    ルドクロス(2)を用い、且つ蓋部平面(7)の片側縁
    辺に携帯電話のロッドアンテナ(R)の先端部(R1
    の正面側をカバ−する覆い片(9)を設けると共に、そ
    の内面に前記のシ−ルドクロス(2)を用いたことを特
    徴とする電磁波漏洩防止用携帯電話ケ−ス。
  2. 【請求項2】 携帯電話収納用のケ−ス本体(1)の正
    面において、携帯電話の電話番号キ−及び文字キ−並び
    に記号キ−等の入力キ−ボタン(B)や電話番号等の液
    晶ディスプレイ(D)側のケ−ス本体内面に合成樹脂製
    極細繊維で織ったシ−ト生地を銅とニッケルの含有液に
    含浸してコ−ティングした透明度の高いメッシュのシ−
    ルドクロス(2)を張設したことを特徴とする電磁波漏
    洩防止用携帯電話ケ−ス。
  3. 【請求項3】 携帯電話収納用のケ−ス本体(1)の正
    面において、そのケ−ス本体の蓋部平面(7)の片側縁
    片に携帯電話のロッドアンテナ(R)の先端部(R1
    の正面側をカバ−する覆い片(9)を設けると共に、そ
    の内面に前記のシ−ルドクロス(2)と合成樹脂シ−ト
    (17)を用いたことを特徴とする電磁波漏洩防止用携
    帯電話ケ−ス。
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