JP3038306U - 携帯電話ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】少なくとも携帯電話を身につけている間におけ
る電磁波を遮断することができる携帯電話ケースの提
供。 【解決手段】一の開口部から携帯電話を抜き差し可能な
箱状の収納部を有し、なおかつ身体に装着可能な携帯電
話ケースにおいて、少なくとも身体側の一の面には電磁
波を遮る金属シートを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、携帯電話を専用ケースに入れて身につける場合に、携帯電話から 発せられる電磁波から人体を守ることのできる携帯電話ケースに関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

携帯電話はその利便性がますます高まり、昨今の普及は目覚ましいものがある が、一方で、携帯電話から発せられる電磁波が様々な悪影響を及ぼすものとして 社会問題となっている。

【０００３】 例えば、電磁波が心臓のペースメーカの誤作動を引き起こすなど、特に電子機 器等に与える悪影響が大きい。また、電磁波の人体への直接の影響としては、例 えばコンピュータの画面（ブラウン管）から発せられる電磁波により、ガンの原 因となったり、生理障害を受け特に生殖機能上特定の性別の子供が生まれる確率 が高くなるという研究報告例もある。

【０００４】 携帯電話に限らず現在では電波を使用した機器、すなわち無線機器の使用が非 常に多く、また強力な電波（電磁波）を使用しているものが少なくないため、現 代社会は電波洪水であるとの指摘もある。したがって、現代人は四六時中電磁波 にさらされているということになる。

【０００５】 しかしながら、電磁波は目に見えないもの故に人々の関心は極めて低く、前記 した電子機器へ等への影響から、現在では病院内での携帯電話機の使用を禁ずる ことが一般的になってはきたものの、通常携帯電話を使用する場合に自身への影 響を考えている人はほとんどいないというのが現状である。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、このように社会現象・問題として取り上げられながら、最低限 携帯電話の使用者自らが自身への電磁波の影響を防止する方法すらも提案されて いない。

【０００７】 そこでこの考案は、少なくとも携帯電話を身につけている間における電磁波を 遮断することができる携帯電話ケースの提供を目的とするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

すなわちこの考案の携帯電話ケースは、一の開口部から携帯電話を抜き差し可 能な箱状の収納部を有し、なおかつ身体に装着可能な携帯電話ケースにおいて、 少なくとも身体側の一の面には電磁波を遮る金属シートを設けたことを特徴とす るものである。

【０００９】 また、この考案の携帯電話ケースは携帯電話収納部と身体装着部材とが分離可 能であることをも特徴とするものである。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、図面に基づきこの考案の実施の形態について説明する。

【００１１】 図１及び図２はこの考案の第１の実施例を示すものである。

【００１２】 すなわち携帯電話ケース１は、素材としては皮革が好適であり、上端に開口部 を有する箱状の収納部２と、その収納部２の構成面のうち背面部を延長した蓋３ 及び背面に設けた装身用のベルト通し７により構成されている。蓋３は前面に曲 げられて先端はスナップホック４で収納部２の上端付近に固定されるようになっ ている。なお、収納部２の前面には透し窓５が設けられている。背面のベルト通 し７は帯状の部材を一端を収納部２の背面に縫い付けてあり、他端はスナップホ ック４によって収納部２の背面に着脱可能としてある。

【００１３】 そして、収納部２の背面部には背面部と内部に収納する携帯電話８との間に、 金属シート６がほぼ全面にわたって背面部を厚さ方向に２分割した間に挟み込ん で設けられている。この金属シート６は鉛の薄板が好適であるが、電磁波を遮る ものであれば鉛板に限定されるものではない。また、金属シート６の取り付け方 法としては背面部に貼りつける方法や、背面部を別々の皮革シート２枚による構 成としてその間に挟んで縫合することとしてもよい。

【００１４】 このように構成した携帯電話ケース１の使用に際しては、先ず、ベルト通し７ のスナップホック４を外して作業着等のベルトを通して、再びスナップホック４ を閉じる。次に蓋３のスナップホック４を外して携帯電話８を挿入して再び蓋３ を閉じればよい。

【００１５】 図３及び図４はこの考案の携帯電話ケースの第２の実施例を示すものである。

【００１６】 この実施例においてはベルト通し７が脱着自在に取り付けられている。すなわ ち、収納部２の背面には両端を収納部２の背面部に縫い付けた帯状部材９が設け られており、この帯状部材９と収納部の背面部の間にベルト通し７を挿通してい る。このように構成することにより、携帯電話ケース１の収納部２またはベルト 通し７の何れが破損等した場合でも一方のみ交換することができる。

【００１７】 使用に当たっても、ベルト通し７に設けたスナップホックが抜け止めとなるの で、スナップホック４を外してもベルト通し７が収納部２から外れてしまうこと はない。

【００１８】 なお、上記何れの実施例においても携帯電話ケース１を構成する素材としては 、天然皮革の他に合成皮革やプラスチック等でも可能である。特にプラスチック の場合はベルト通し７以外の部分を一体で成形することも可能である。

【００１９】 また、電磁波を遮断する金属シート６を収納部の全面に設ける事としてもよい 。

【００２０】 さらにこの携帯電話ケース１は、収納物が携帯電話に限らず、アマチュア無線 やレジャー無線等の携帯型小型無線機にも使用可能である。

【００２１】

【考案の効果】

この考案の携帯電話ケースは以上のように構成したので、携帯電話を身に付け ている場合に自己の携帯電話機の発する電磁波を遮断することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の携帯電話ケースを示す斜視図であ
る。

【図２】その要部縦断面図である。

【図３】この考案の第２の実施例を示す要部断面図
（イ）と、斜視図（ロ）である。

【図４】バンド通しを開いた状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 携帯電話ケース ２ 収納部 ３ 蓋 ４ スナップホック ５ 透し窓 ６ 金属シート ７ ベルト通し ８ 携帯電話 ９ 帯状部材

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一の開口部から携帯電話を抜き差し可能
   な箱状の収納部を有し、なおかつ身体へ装着可能な携帯
   電話ケースにおいて、少なくとも身体側の一の面には電
   磁波を遮る金属シートを設けたことを特徴とする携帯電
   話ケース。
2. 【請求項２】 携帯電話収納部と身体装着部材とが分離
   可能であることを特徴とする請求項１に記載の携帯電話
   ケース。