JP3044907U - 自動倉庫における棚の構造 - Google Patents

自動倉庫における棚の構造

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JP3044907U
JP3044907U JP1997006141U JP614197U JP3044907U JP 3044907 U JP3044907 U JP 3044907U JP 1997006141 U JP1997006141 U JP 1997006141U JP 614197 U JP614197 U JP 614197U JP 3044907 U JP3044907 U JP 3044907U
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horizontal support
shelf
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JP1997006141U
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経一 山下
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Koyo Automatic Machine Co Ltd
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Koyo Automatic Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造で水平支持板の変形を拘束で
きると共に、補強コストの低減が図れる、棚の構造を提
供すること。 【解決手段】 棚が収納室1の床部の両側に収納物
2の出入方向に向けて配置された左右一対のL字形の水
平支持板3,3と、これらの左右一対の水平支持板3,
3の両端部を支持する前後方向に配置した複数の縦材4
a,4bとからなり、水平支持板3,3の対向面間に補
強体5を横架することで、水平支持板3を補強する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は格納物を機械的に搬出入する自動倉庫に関し、より詳細には複数に区 画された収納室を有する棚の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の自動倉庫は上下左右に向けて複数の収納室を有する棚と、この棚に面 した通路内に配備される搬送装置とよりなり、任意の収納室と集配地点との間を 搬送装置が搬送する構造になっている。
【0003】 ところで、自動倉庫は格納物により棚の収納室の構造が異なるが、図4,5に 示すように複数の縦材a1 〜a4 と、縦材a1 ,a4 a2 とa3 ,a4 の間に夫 々横架させた断面L字形の左右一対の水平支持板b,bとにより複数の収納室c を形成する棚の構造が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記した棚の構造において、収容室cに収容する収容物dの重量が増した場合 や、収容室cの幅寸法は変化せず奥行きが増した場合は、各水平支持板bの負担 荷重が増すことから補強する必要がある。
【0005】 水平支持板bの変形を拘束する方法として板厚を増す方法がある。しかしこの 方法の場合、水平支持板bの板厚増加分だけ縦材aの支持重量が増して縦材aも 併せて高強度に設計する必要がある。
【0006】 また水平支持板bの変形を拘束する他の方法として、図5に示すように水平支 持板bの途中に補強用縦材eを設けて水平支持板bの支持点数を増す方法も考え られる。しかしながら、この補強構造にあっては増設する補強用縦材eの分だけ 材料費も嵩み、補強コストが高くつく難点がある。
【0007】 本考案は、以上の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは簡易な 構造で水平支持板の変形を拘束できると共に、補強コストの低減が図れる、棚の 構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る考案は、上下左右に向けて複数の収納室を有する棚と、この棚 に面した通路内に配備される搬送装置とよりなり、任意の収納室と集配地点との 間を搬送装置が搬送する自動倉庫において、前記棚が収納室の床部の両側に収納 物の出入方向に向けて配置された左右一対のL字形の水平支持板と、これらの左 右一対の水平支持板の両端部を支持する前後方向に配置した複数の縦材とからな り、前記縦材を介して隣接する水平支持板の対向面間に補強体を横架させて補強 したことを特徴とする、自動倉庫における棚の構造である。 請求項2に係る考案は、請求項1に記載の自動倉庫における棚の構造において 、補強材を水平支持板を構成する垂直部間に横架して取り付けたことを特徴とす る、自動倉庫における棚の構造である。 請求項3に係る考案は、請求項1に記載の自動倉庫における棚の構造において 、補強材が平板であり、前記平板を縦向きにして水平支持板の対向面間に横架さ せて補強したことを特徴とする、自動倉庫における棚の構造である。 請求項4に係る考案は、請求項1に記載の自動倉庫における棚の構造において 、補強材が中空の筒体であり、前記筒体を水平支持板の対向面間に横架させて補 強したことを特徴とする、自動倉庫における棚の構造である。 請求項5に係る考案は、請求項1乃至請求項4のいづれかに記載の自動倉庫に おける棚の構造において、収納室の前後方向に配置した縦材の間に位置する水平 支持板の対向面間に複数の補強体を横架させて補強したことを特徴とする、自動 倉庫における棚の構造である。
【0009】
【考案の実施の形態1】 以下、図1及び図2を参照しながら本考案の実施の形態について説明する。
【0010】 <イ>棚の全体構造 図1は自動倉庫を構成する棚の一部を省略した斜視図を示す。棚は上下左右方 向に多数の収納室1を形成していて、各収納室1に収納物2を収容できるように なっている。
【0011】 本例では収納物2がフック2a付きのパレット2bに載置された形態である場 合について示すが、収納物2は図示した形態に限定されるものではない。
【0012】 収納室1の床部の両側に収納物2の出入方向に向けてL字形の水平支持板3, 3が配置され、これらの左右一対の水平支持板3,3が前後方向に配置した2つ の縦材4a,4bに溶接等で固着されて支持されている。
【0013】 すなわち、各縦材4a,4bを左右方向に隣接する収納室1,1で共有し、各 縦材4a,4bの左右両側面に、左右方向に隣接する収納室1,1の床を構成す る水平支持板3,3の垂直部3a,3aの背面が接面して固着され、その水平部 3bで以て収納物2の下部両端部を支持する構造になっている。
【0014】 また各水平支持板3,3の水平部3bの前後両端部を上方に折曲して形成した ストッパ3cが、収納物2の前後方向の位置決めをする。ストッパ3cは本考案 の必須の構成要素ではなく、省略する場合がある。
【0015】 各水平支持板3の上下方向の設置間隔は収納物2の全高より僅かに高く設定さ れ、また各水平支持板3,3の対向間隔は収納物2の横幅とほぼ等しく設定され ている。以上は既述した本考案が前提とする棚の構造と大差がない。
【0016】 〈ロ〉棚の補強構造 水平支持板3はL字形状に因る高い曲げ剛性を有しているが、曲げ耐力に限界 がある。
【0017】 そこで水平支持板3,3の補強を図るため、図2に拡大して示すように水平支 持板3,3の相対向する垂直部3a,3aの間に平板状の補強体5を横架し、該 補強体5の両端を垂直部3a,3aに固着する補強構造を採用した。
【0018】 補強体5は薄鋼板で、垂直部3aに直接溶接しても良いが、垂直部3aに開設 したスリット3dに貫挿した後に溶接して固着すると、より高い強度で接合する ことができる。
【0019】 また補強体5は図示するような縦向きに配置する他に板面を横向きに配置して も良い。
【0020】 図3は補強体5の他の形態を示すもので(A)は板状の補強体5,5を相互に 接近させて併設した形態を示し、(B)は板状の補強体5,5をX形に交差させ た形態を示す。(C)は補強体5がボックス鋼等の断面角形の筒体で構成する場 合を示し、(D)は補強体5が交換等の円筒体で構成する場合を示す。 補強体5はその他に各種断面形の棒体も含むものである。
【0021】 要は、図1に示す如く前後の縦材4a,4bの間に補強体5が横架してあれば よい。
【0022】 補強体5の設置数は収納室1の奥行き寸法や収納物2の重量等を考慮して、水 平支持板3が変形しない間隔を選択すれば良い。
【0023】
【作用】
つぎに補強体5の機能について説明する。
【0024】 補強板5はトラス部材としての機能を発揮し、隣接する水平支持板3,3の垂 直部3a,3aの相互間で荷重伝達が可能となるだけでなく、水平支持板3の曲 げに対する剛性を高める。
【0025】 そのため、水平支持板3がその前後端を縦材4a,4bに支持されている前提 の基で、その中間部に縦材を設けなくとも水平支持板3の変形を阻止できる。 つまり補強体5は縦材の代替部材であるだけでなく、水平支持板3の板厚を増 すことの代替技術でもある。
【0026】
【考案の効果】
本考案は次の効果を得ることができる。 <イ> 隣接する水平支持板の間に補強体を接合するだけの簡単な構造で以て、 水平支持板の曲げに対する剛性を効果的に高めることができる。 <ロ> 縦材を増設したり、水平支持板の板厚を厚くする水平支持板の補強構造 と比べて、増設分の縦材を省略できるだけでなく、水平支持板の板厚を薄く設計 できる。 そのため、重量の急激な増加を回避できると共に、補強コストの低減が図れる 。<ハ> 新規の棚だけでなく、既存の棚を対象にしても補強体を追加して取り 付けるだけの対処で済み、汎用性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部を省略した棚の斜視図
【図2】 補強体の設置状態を説明する水平支持板の部
分拡大図
【図3】 他の補強体の形態を示す水平支持板の側面図
【図4】 本考案が前提とする棚の斜視図
【図5】 その平面図
【符号の説明】
1 収納室 2 収納物 3,3 水平支持板 3a 水平支持板の垂直部 3b 水平支持板の水平部 3c 水平支持板のストッパ 3d スリット 4a,4b 縦材 5 補強体

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下左右に向けて複数の収納室を有する
    棚と、この棚に面した通路内に配備される搬送装置とよ
    りなり、任意の収納室と集配地点との間を搬送装置が搬
    送する自動倉庫において、 前記棚が収納室の床部の両側に収納物の出入方向に向け
    て配置された左右一対のL字形の水平支持板と、 これらの左右一対の水平支持板の両端部を支持する前後
    方向に配置した複数の縦材とからなり、 前記縦材を介して隣接する水平支持板の対向面間に補強
    体を横架させて補強したことを特徴とする、 自動倉庫における棚の構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動倉庫における棚の
    構造において、補強材を水平支持板を構成する垂直部間
    に横架して取り付けたことを特徴とする、自動倉庫にお
    ける棚の構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の自動倉庫における棚の
    構造において、補強材が平板であり、前記平板を縦向き
    にして水平支持板の対向面間に横架させて補強したこと
    を特徴とする、自動倉庫における棚の構造。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の自動倉庫における棚の
    構造において、補強材が中空の筒体であり、前記筒体を
    水平支持板の対向面間に横架させて補強したことを特徴
    とする、自動倉庫における棚の構造。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいづれかに記載
    の自動倉庫における棚の構造において、収納室の前後方
    向に配置した縦材の間に位置する水平支持板の対向面間
    に複数の補強体を横架させて補強したことを特徴とす
    る、自動倉庫における棚の構造。
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