JP3044332U - 液体用組立式タンクの結合装置 - Google Patents

液体用組立式タンクの結合装置

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JP3044332U
JP3044332U JP1997005503U JP550397U JP3044332U JP 3044332 U JP3044332 U JP 3044332U JP 1997005503 U JP1997005503 U JP 1997005503U JP 550397 U JP550397 U JP 550397U JP 3044332 U JP3044332 U JP 3044332U
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憲揚 林
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憲揚 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体用組立式タンクを分解可能に強固に結合
する結合装置の提供。 【解決手段】 タンクを構成する少なくとも二つのケー
スユニットに設けられたフランジを重ね合わせて、該フ
ランジに沿って複数の挟持環を嵌合してフランジを挟持
させた後、該複数の挟持環を連接し、組合せ後のケース
ユニット内に密閉空間を形成すると共に、該挟持環を取
り外すことでタンクを分解でき、タンクの修理や掃除に
便利とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の組立式タンクの結合装置に関し、特に、上水タンクなど球形或 いは半球形、または円筒形の組立式タンクに応用されるもので、タンクを構成す る少なくとも二つのケースユニットに設けられたフランジを重ね合わせて、該フ ランジに沿って複数の挟持環を嵌合してフランジを挟持させた後、該複数の挟持 環を連接し、組合せ後のケースユニット内に密閉空間を形成すると共に、該挟持 環を取り外すことでタンクを分解でき、タンクの修理や掃除に便利としたものに 関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の液体用組立式タンク、例えば上水用タンクのほとんどは、二つの半ケー スユニットを直接相互に連接し、連接部の間隙を溶接して接合して、一つの密閉 された中空容器としたものとされる。しかし、このようなタンクは二つの半ケー スユニットが溶接方式で接合されているため、長期間使用して汚れたり機械が故 障した時に、分解して修理することができず、また運搬時に多くの運送空間を必 要とするため、極めて不便であった。
【0003】 もう一種の結合方式は、半ケースユニットの周囲に外向きに一つのフランジを 形成し、半ケースユニット間に一つのガスケットを置き、さらに複数の挟持具で 等間隔に上述のフランジを挟んで中空ケースとするものである。この方式は、前 述の、溶接による結合方式が分解不能であった欠点を解決するものであったが、 各一つの挟持具の挟持面積は比較的小さいため、挟み付ける力が集中しすぎ、過 大な圧力を受けきれずに破損することがあることであり、また、それを防ぐため に多くの挟持具を配置すると、操作が煩雑になり、不便となることであった。ま た、各一つの挟持具の挟み付ける力を均一にすることは難しく、そのことが半ケ ースユニット間の密着性に大きく影響を与えることも問題であった。
【0004】 以上の周知の液体用組立式タンクの結合方式の有していた欠点を改善するため に本考案はなされたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、少なくとも二つの半ケースユニットを組み合わせてなる液体用組立 式タンクの結合装置を提供することを課題とし、さらに詳しくは、該結合装置を 、「半ケースユニット成形時にその結合面周囲に外向きのフランジを形成し、別 に複数の挟持環を設けて、該挟持環の内周部に、重なり合った半ケースユニット のフランジと相互に緊密に嵌合する環状溝を設けるほか、該挟持環を相互に連接 して上記半ケースユニットの結合面の周囲と同じ形状の環体を形成できるように し、複数の挟持環を、該環状溝により該フランジに緊密に嵌合させて、隣接する 挟持環を相互に連接することで、二つの半ケースユニットを密着して結合させら れ、該挟持環を取り外せば液体用組立式タンクを分解できるようにし、液体用組 立式タンクの修理や掃除に便利とした」ものとすることを課題としている。
【0006】 本考案はさらに、上記液体用組立式タンクの結合装置において、そのフランジ 上に環状に環状突起を設け、挟持環の環状溝内の該環状突起に対応する部分に第 2環状溝を設けて、該環状突起を第2環状溝内に係止させることで挟持環をフラ ンジ上で位置決めする効果を得て、それにより、さらに緊密な挟持効果を得られ るようにすることを課題としている。
【0007】 本考案はさらにまた、上記液体用組立式タンクの結合装置において、各一つの 半ケースユニットのフランジ外周部分を内側に折り曲げて一つの折り辺を形成し 、二つの半ケースユニットを結合させる時に、二つのフランジに挟まれた内側部 分に一つの間隙を形成し、該間隙内に防水シリコンを塗布するか、ガスケットを 設けるか或いはその他の処理をすることで、二つの半ケースユニット間の結合の 気密性、防水性を増加することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】 請求項1の考案は、少なくとも二つのケースユニットを相互に組み合わせてな るタンクにあって、各ケースユニットの結合面である水平切断面の外周に外に突 出するフランジが形成され、別に、両端にそれぞれ結合座を設けてあり連接後に フランジと同形状を呈する複数の挟持環がその内周面に設けられた環状溝により それぞれ上記突き合わされた二つのフランジ周囲に嵌合された後、隣接する結合 座が結合部品で連接、固定されて、該複数の挟持環が突き合わされた二つのフラ ンジ周囲を緊密に、環状に固定してなる、液体用組立式タンクの結合装置として いる。
【0009】 請求項2の考案は、前記結合部品が、ボルトとそれに組み合わされるナットと され、上記挟持環の各結合座に孔が設けられ、隣接する結合座の該孔にボルトが 通されてナットで締められることで、挟持環間が連接されていることを特徴とす る、請求項1に記載の液体用組立式タンクの結合装置としている。
【0010】 請求項3の考案は、前記ケースユニットのフランジが接合面に向けて折られて 一つの折り辺が形成され、各ケースユニットが結合後に、フランジの突き合わせ 部分の内側に一つの間隙が形成され、該間隙がシリコンで埋められて密閉性を高 めてあることを特徴とする、請求項1に記載の液体用組立式タンクの結合装置と している。
【0011】 請求項4の考案は、前記間隙に適当な形状を有するガスケットが設けられたこ とを特徴とする、請求項3に記載の液体用組立式タンクの結合装置としている。
【0012】 請求項5の考案は、前記フランジに環状突起が設けられ、挟持環に、該環状突 起に対応する第2環状溝が設けられ、該環状突起と第2環状溝の嵌合により挟持 環がケースユニットに有効に係止されて緊密な結合効果が得られるようにしたこ とを特徴とする、請求項1に記載の液体用組立式タンクの結合装置としている。
【0013】 請求項6の考案は、前記結合座が弾性留め具の形式に設けられ、挟持環の二つ の接合端の一つに挟持式弾性留め具が、もう一つの接合端にそれに対応する留め 具が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の液体用組立式タンクの 結合装置としている。
【0014】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の分解斜視図である。該図より分かるように、本考案は、半ケー スユニット1、挟持環2、及び結合部品3を少なくとも有し、その中、半ケース ユニット1の断面周囲に外向きに突出するフランジ11が形成され、挟持環2は 半ケースユニット1の外周と同じラジアンを有し、挟持環2の内周面中間に径方 向に沿って環状溝21が設けられ、挟持環2の二端部の外側に結合座22が設け られ、結合座22に結合部品3が組付けられ、該結合部品3は、挟持式、止め合 わせ式、螺子式のいずれかの結合部品とされ、その中、最も簡易であるのはボル ト31とナット32を組合せたものとされる。
【0015】 図2は本考案の組合せ斜視図である。該図より分かるように、二つの半ケース ユニット1がその切断面が対向するよう突き合わされて、二つのフランジ11が 重ね合わされ、複数の挟持環2が半ケースユニット1の周囲に嵌合されて環状に 配置され、上記重ね合わされたフランジ11に該環状とされた挟持環2が嵌合さ れ、結合部品3のボルト31が隣接する結合座22の孔23に通されてナット3 2で締められることで、複数の挟持環2が連接されて半ケースユニット1の周囲 で環状をなし、結合部品3のボルト31が隣接する結合座22の孔23を貫通し てナット32で締められることで、複数の挟持環2が連接されると共にフランジ 11を安定して挟み付けており、これにより二つの半ケースユニット1が緊密に 結合して一つの中空容器とされている。
【0016】 図3は本考案の、より防水性、気密性を高めた実施例の断面図である。該実施 例では、半ケースユニット1の結合面周囲のフランジ11周囲を内側に折り曲げ て一つの折り辺12が形成され、二つの半ケースユニット1が突き合わされる時 、当接する折り辺12の内側に一つの間隙が形成されるようにしてある。該間隙 内にはシリコン13或いはその他の防水性を有する物質が充填され、二つの半ケ ースユニット1間の結合強度と防水性、気密性を増加する効果を提供している。 このシリコン13の代わりにはゴム製のガスケットが使用可能である。
【0017】 図4は本考案のもう一つの望ましい実施例を示す。該実施例では、挟持環2の 二端部の上下二側にそれぞれ結合座241、242が設けられ、隣接する挟持環 2の結合座241、242がそれぞれ結合させられることで、挟持環2間の連接 強度が増されている。
【0018】 図5は本考案のさらに別の実施例の断面図であり、該実施例では、各フランジ 11に環状に環状突起14が設けられ、該フランジの、環状突起14とは反対の 面に環状突起14に対応する形状の環状溝が形成され、また、挟持環2の環状溝 21の該環状突起14に対応する部分にそれぞれ第2環状溝25が設けられ、該 環状突起14と第2環状溝25相互の係合により、挟持環2がより安定して位置 決めされて良好な挟持効果を提供し、さらに、二つの折り辺12の内側の間隙に 、該フランジの環状溝に対応する形状部分を有するシリコン131或いはガスケ ットが嵌合されて、さらに良好な気密、防水効果を提供している。
【0019】 上述の実施例では球形のタンクについて説明したが、本考案は半球形或いは円 筒形のタンクに応用され、またタンクの規格によって、多段式のケーシングユニ ットを有するタンクのケーシング間の結合に応用される。
【0020】
【考案の効果】
本考案の液体用組立式タンクの結合装置は、タンクの組み立て、分解を簡単と すると共に、強固に結合させられ、周知の技術にあったタンクの分解不能という 欠点を解決できる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の分解斜視図である。
【図2】本考案の組合せ後の斜視図である。
【図3】本考案のフランジの折り辺を重ね合わせて形成
した間隙にシリコンを塗布した実施例の断面図である。
【図4】本考案のもう一つの望ましい実施例の斜視図で
ある。
【図5】本考案のさらに別の望ましい実施例において、
挟持環でケースユニットのフランジを挟持する状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 半ケースユニット 11 フランジ 12 折り辺 13 シリコン 14 環状突起 131 シリコン 2 挟持環 21 環状溝 241、242 結合座 25 第2環状溝 22 結合座 23 孔 3 結合部品 31 ボルト 32 ナット

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二つのケースユニットを相互
    に組み合わせてなるタンクにあって、各ケースユニット
    の結合面である水平切断面の外周に外に突出するフラン
    ジが形成され、別に、両端にそれぞれ結合座を設けてあ
    り連接後にフランジと同形状を呈する複数の挟持環がそ
    の内周面に設けられた環状溝によりそれぞれ上記突き合
    わされた二つのフランジ周囲に嵌合された後、隣接する
    結合座が結合部品で連接、固定されて、該複数の挟持環
    が突き合わされた二つのフランジ周囲を緊密に、環状に
    固定してなる、液体用組立式タンクの結合装置。
  2. 【請求項2】 前記結合部品が、ボルトとそれに組み合
    わされるナットとされ、上記挟持環の各結合座に孔が設
    けられ、隣接する結合座の該孔にボルトが通されてナッ
    トで締められることで、挟持環間が連接されていること
    を特徴とする、請求項1に記載の液体用組立式タンクの
    結合装置。
  3. 【請求項3】 前記ケースユニットのフランジが接合面
    に向けて折られて一つの折り辺が形成され、各ケースユ
    ニットが結合後に、フランジの突き合わせ部分の内側に
    一つの間隙が形成され、該間隙がシリコンで埋められて
    密閉性を高めてあることを特徴とする、請求項1に記載
    の液体用組立式タンクの結合装置。
  4. 【請求項4】 前記間隙に適当な形状を有するガスケッ
    トが設けられたことを特徴とする、請求項3に記載の液
    体用組立式タンクの結合装置。
  5. 【請求項5】 前記フランジに環状突起が設けられ、挟
    持環に、該環状突起に対応する第2環状溝が設けられ、
    該環状突起と第2環状溝の嵌合により挟持環がケースユ
    ニットに有効に係止されて緊密な結合効果が得られるよ
    うにしたことを特徴とする、請求項1に記載の液体用組
    立式タンクの結合装置。
  6. 【請求項6】 前記結合座が弾性留め具の形式に設けら
    れ、挟持環の二つの接合端の一つに挟持式弾性留め具
    が、もう一つの接合端にそれに対応する留め具が設けら
    れていることを特徴とする、請求項1に記載の液体用組
    立式タンクの結合装置。
JP1997005503U 1997-06-12 1997-06-12 液体用組立式タンクの結合装置 Expired - Lifetime JP3044332U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014163141A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd Lngタンクの組立方法及びその方法で組み立てられたlngタンク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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