JP3044130B2 - 生体情報値変化方向報知装置 - Google Patents

生体情報値変化方向報知装置

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JP3044130B2
JP3044130B2 JP4158744A JP15874492A JP3044130B2 JP 3044130 B2 JP3044130 B2 JP 3044130B2 JP 4158744 A JP4158744 A JP 4158744A JP 15874492 A JP15874492 A JP 15874492A JP 3044130 B2 JP3044130 B2 JP 3044130B2
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    • A61B5/7405Details of notification to user or communication with user or patient ; user input means using sound
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体情報を表す値が逐
次測定される毎にその生体情報の値の変化方向を報知す
る生体情報値変化方向報知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】手術中や手術後などにおいて患者の容態
を監視するために、その患者の生体情報を表す値(たと
えば血圧値)を所定の測定間隔で逐次測定し且つ表示す
ることが行われている。この場合において、測定された
生体情報の値が異常である場合には、通常、所定の警報
が発せられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、医師や
看護婦等は、逐次表示される生体情報値を頻繁に見てい
ないと上記警報が発せられるまで患者の容態の変化に気
付かない場合がある一方、患者の容態の変化を早期に把
握するために生体情報値の表示を頻繁に見ていると手術
や処置等の作業に集中し難いという問題があった。
【0004】これに対し、たとえば本出願人が先に出願
して公開された実開昭64−43907号公報に記載さ
れているように、測定された生体情報値に応じた高さの
音声をたとえば心拍に同期して断続的に出力するように
すれば、生体情報値の変化方向をその音声の高さの変化
に基づいて聴覚にて認識することができるため、上記の
問題を好適に解消し得ると考えられる。
【0005】しかし、この場合においても未だ解決すべ
き問題を有している。すなわち、医師や看護婦等は、上
記のように断続的に出力されている音声の高さの変化を
確実に聴取するためにその音声を注意して聴き続ける必
要があることから、手術や処置等の作業に集中できると
は必ずしも言い難いのである。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであって、その目的とするところは、逐次測定され
且つ表示される生体情報値を一々見なくても、生体情報
値の変化方向を聴覚にて容易かつ確実に認識し得る生体
情報値変化方向報知装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の事情を背
景として為されたものであって、その要旨とするところ
は、第1音およびそれに続く第2音を出力するための音
出力装置を備え、生体情報を表す値が所定の測定間隔で
逐次測定される毎にそれら第1音および第2音によりそ
の生体情報の値の変化方向を報知する生体情報値変化方
向報知装置であって、(a) 前回の生体情報の値と今回の
生体情報の値との間の生体情報値差を算出する生体情報
値差算出手段と、(b) 前記生体情報値差が予め定められ
た範囲を外れたか否かを判断する生体情報値差判断手段
と、(c) 前回の生体情報の値に対する今回の生体情報の
値の変化方向を決定する変化方向決定手段と、(d) 前記
生体情報値差が前記予め定められた範囲を外れた場合に
は、前記変化方向決定手段により決定された生体情報の
値の変化方向に応じて前記第2音を前記第1音に対して
変化させる音変化手段とを含むことにある。
【0008】
【作用】かかる構成の生体情報値変化方向報知装置にお
いては、前回の生体情報の値と今回の生体情報の値との
間の生体情報値差が生体情報値差算出手段により算出さ
れ且つその生体情報値差が予め定められた範囲を外れた
か否かが生体情報値差判断手段により判断されるととも
に、前回の生体情報の値に対する今回の生体情報の値の
変化方向が変化方向決定手段により決定される。そし
て、前記生体情報値差が予め定められた範囲を外れた場
合には、音変化手段により、前記決定された生体情報の
値の変化方向に応じて音出力装置から出力される第2音
を第1音に対して変化させることにより、その第1音に
対する第2音の変化に基づいて生体情報の値の変化方向
が報知されることとなる。
【0009】
【発明の効果】したがって、生体情報値が測定される毎
に出力される第1音およびそれに続く第2音に基づいて
その第1音を基準として第2音の変化を容易かつ確実に
聴取し得るため、医師や看護婦等は、逐次表示される生
体情報値を一々見なくても、聴覚にて生体情報値の変化
方向を容易かつ確実に認識し得て患者の容態の変化を早
期に把握することができる一方、それに伴って患者に対
する手術や処置等の作業に一層集中することができる。
【0010】前記生体情報を表す値としては、生体を圧
迫するカフを用いて測定される血圧値が一例として挙げ
られる。
【0011】前記音変化手段は、好適には、前記第1音
に対する前記第2音の高さを変化させるように構成され
る。
【0012】また、前記音変化手段は、好適には、前記
第1音に対する前記第2音の強さを変化させるように構
成される。
【0013】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の生体情報値変化方向報知
装置を備えた血圧モニタ装置の構成の一例を示すブロッ
ク線図である。この血圧モニタ装置は、たとえば、手術
中や手術後の患者の容態を監視するために用いられる。
図1において、10は患者の上腕部等に巻回された状態
で装着されるゴム製かつ袋状のカフである。カフ10に
は、圧力センサ12,切換弁14,および空気ポンプ1
6が配管18を介してそれぞれ接続されている。切換弁
14は、カフ10内への圧力の供給を許容する圧力供給
状態と、カフ10内を徐々に排圧する徐速排圧状態と、
カフ10内を急速に排圧する急速排圧状態とに切り換え
られるようになっている。圧力センサ12は、カフ10
内の圧力を検出してその圧力を表す圧力信号SPを静圧
弁別回路20および脈波弁別回路22にそれぞれ供給す
る。静圧弁別回路20は、ローパスフィルタを備えてお
り、圧力信号SPに含まれる静圧成分を弁別してその静
圧成分(以下、カフ圧Pという)を表すカフ圧信号SK
をA/D変換器24を介してCPU26へ供給する。脈
波弁別回路22は、バンドパスフィルタを備えており、
圧力信号SPに含まれる脈波成分を弁別して脈波を表す
脈波信号SMをA/D変換器28を介してCPU26へ
供給する。
【0015】上記CPU26は、データバスラインを介
してROM30,RAM32,表示器34,および出力
インタフェース36と連結されており、ROM30に予
め記憶されたプログラムに従ってRAM32の記憶機能
を利用しつつ信号処理を実行し、出力インタフェース3
6から図示しない駆動回路へ駆動信号SD1 ,SD2
出力して切換弁14および空気ポンプ16を制御するこ
とによりカフ圧Pを調節し、そのカフ圧Pのたとえば徐
速降圧過程で逐次得られる脈波信号SMが表す脈波に基
づいて最高血圧値SYSおよび最低血圧値DIAなどの
血圧値を決定してその決定した血圧値を表示器34に表
示させ、かかる血圧測定を予め定められた一定時間毎に
繰り返す。
【0016】また、上記CPU26は、ROM30に予
め記憶されたプログラムに従って、たとえば、前回測定
された最高血圧値SYS-1と今回測定された最高血圧値
SYS0 との間の血圧値差ΔSYSを逐次算出して、そ
の血圧値差ΔSYSが予め定められた範囲を外れたか否
かを判断するとともに、前回の最高血圧値SYS-1に対
する今回の最高血圧値SYS0 の変化方向を決定する。
【0017】上記出力インタフェース36には、駆動回
路38を介して切換スイッチ40が接続されており、こ
の切換スイッチ40には、第1チャイム42,第2チャ
イム44,第3チャイム46,および警報ブザー48が
並列的に接続されている。切換スイッチ40は、後述の
切換信号SCに従って切り換えられることにより、駆動
回路38を第1チャイム42,第2チャイム44,第3
チャイム46,および警報ブザー48の何れかに接続す
る。
【0018】ここで、たとえば図2に示すように、上記
第1チャイム42は、高さすなわち周波数が互いに略同
一である比較的短い第1音およびそれに続く比較的長い
第2音を出力するものである。また、上記第2チャイム
44は、比較的短い第1音およびそれに続く比較的長く
且つその第1音より高い第2音を出力するものである。
また、上記第3チャイム46は、比較的短い第1音およ
びそれに続く比較的長く且つその第1音より低い第2音
を出力するものである。
【0019】上記CPU26は、ROM30に予め記憶
されたプログラムに従って、血圧測定が終了する毎に出
力インタフェース36から所定の切換信号SCを切換ス
イッチ40に出力して、前記血圧値差ΔSYSが前記予
め定められた範囲を外れていない場合には切換スイッチ
40を駆動回路38と第1チャイム42とを接続する位
置に、上記範囲を外れている場合であって且つ最高血圧
値SYSの変化方向が増大方向である場合には切換スイ
ッチ40を駆動回路38と第2チャイム44とを接続す
る位置に、上記範囲を外れている場合であって且つ最高
血圧値SYSの変化方向が減少方向である場合には切換
スイッチ40を駆動回路38と第3チャイム46とを接
続する位置にそれぞれ切り換えた後、出力インタフェー
ス36から駆動信号SD3 を出力してそれらチャイム4
2,44,46を択一的に駆動する。また、CPU26
は、ROM30に予め記憶されたプログラムに従って、
最高血圧値SYSが予め定められた警報出力判定値に達
したか否かを判断し、達した場合には、所定の切換信号
SCを切換スイッチ40に出力してその切換スイッチ4
0を駆動回路38と警報ブザー48とを接続する位置に
切り換えた後に駆動信号SD3 を出力することにより、
警報ブザー48を駆動する。本実施例においては、上記
チャイム42,44,46が音出力装置を構成する。
【0020】次に、以上のように構成された血圧モニタ
装置の作動を図3のフローチャートに従って説明する。
【0021】電源が投入されて図示しない初期処理が実
行され且つ図示しない起動押釦スイッチがON操作され
ると、ステップS1が実行されて、切換弁14が圧力供
給状態に切り換えられ且つ空気ポンプ16が作動させら
れてカフ圧Pが患者の予想される最高血圧値より所定圧
高くなるように予め定められた目標カフ圧Pm (たとえ
ば180mmHg程度の圧力)まで昇圧される。次に、ステ
ップS2では、空気ポンプ16の作動が停止させられ且
つ切換弁14が徐速排圧状態に切り換えられることによ
りカフ圧Pの徐速降圧が開始される。
【0022】続くステップS3の血圧測定ルーチンにお
いては、脈波信号SMが読み込まれて脈波が1拍検出さ
れたか否かが判断され、脈波が1拍検出された場合に
は、良く知られたオシロメトリック方式の血圧値決定ア
ルゴリズムが実行されることにより、カフ圧Pの徐速降
圧過程で逐次検出される脈波の振幅の変化に基づいて最
高血圧値SYSおよび最低血圧値DIA等の血圧値が決
定される。
【0023】次のステップS4では、血圧測定が完了し
たか否かが判断される。この判断が否定された場合には
ステップS3およびステップS4が繰り返し実行される
が、血圧測定が完了してステップS4の判断が肯定され
た場合には、ステップS5が実行されて血圧測定値が表
示器34に表示されるとともに、ステップS6が実行さ
れて切換弁14が急速排圧状態に切り換えられることに
より、カフ10内が急速に排圧される。
【0024】次に、ステップS7では、今回の血圧測定
が初回の測定であるか否かが判断さる。この判断が肯定
された場合には、後述のステップS8乃至ステップS1
5がスキップさせられてステップS16が実行されるこ
とにより、予め定められた一定時間(たとえば2分〜5
分程度の時間)経過したか否かが判断される。ステップ
S16の判断が否定された場合には待機状態とされる
が、肯定された場合にはステップS1に戻されることに
より、再び上述のようにして血圧測定が行われる。
【0025】一方、今回の血圧測定が初回でなく上記ス
テップS7の判断が否定された場合には、ステップS8
が実行されて今回の最高血圧値SYS0 から前回の最高
血圧値SYS-1を差し引くことにより、血圧値差ΔSY
Sが算出される。本実施例においては、最高血圧値SY
Sが生体情報を表す値に相当するとともに、上記ステッ
プS8、より正確には、CPU26,ROM30,およ
びRAM32のうちのステップS8を実行するために用
いられる部分が生体情報値差算出手段に相当する。
【0026】次のステップS9では、その血圧値差ΔS
YSが予め定められた正の上限値α以下であるか否かが
判断される。この上限値αは、今回の最高血圧値SYS
0 が前回の最高血圧値SYS-1に対して増大方向へ比較
的大きく変化したか否かを判定するための基準となる値
であって、たとえば、今回の最高血圧値SYS0 が10
1mmHg以上のときには15mmHgに設定され、今回の最高
血圧値SYS0 が100mmHg以下のときには10mmHgに
設定される。ステップS9の判断が否定された場合に
は、今回の最高血圧値SYS0 は前回の最高血圧値SY
-1に対して増大方向へ比較的大きく変化しているの
で、ステップS10が実行されて、切換スイッチ40が
駆動回路38と第2チャイム44とを接続する切換位置
に切り換えられた後に駆動信号SD3 が出力されること
により、第2チャイム44が駆動されて、血圧測定が終
了し且つ最高血圧値SYS等の血圧値が増大方向へ比較
的大きく変化したことを示すチャイム音(第1音および
それより高い第2音から成るチャイム音)が出力され、
その後、ステップS16が実行される。
【0027】上記ステップS9の判断が肯定された場合
には、ステップS11が実行されて、血圧値差ΔSYS
が予め定められた負の下限値−β以上であるか否かが判
断される。この下限値−βは、今回の最高血圧値SYS
0 が前回の最高血圧値SYS-1に対して減少方向へ比較
的大きく変化したか否かを判定するための基準となる値
であって、たとえば、今回の最高血圧値SYS0 が10
1mmHg以上のときには−15mmHgに設定され、今回の最
高血圧値SYS0 が100mmHg以下のときには−10mm
Hgに設定される。ステップS11の判断が肯定された場
合、すなわち、血圧値差ΔSYSが下限値−β以上であ
って且つ上限値α以下である場合には、今回の最高血圧
値SYS0 は前回の最高血圧値SYS-1に対してそれ程
変化していないので、ステップS12が実行されて、切
換スイッチ40が駆動回路38と第1チャイム42とを
接続する切換位置に切り換えられた後に駆動信号SD3
が出力されることにより、第1チャイム42が駆動され
て、血圧測定が終了し且つ最高血圧値SYS等の血圧値
がそれ程変化してないことを示すチャイム音(互いに略
同一高さの第1音および第2音から成るチャイム音)が
出力され、その後、ステップS16が実行される。本実
施例においては、上記ステップS9とステップS11と
が、より正確には、CPU26,ROM30,およびR
AM32のうちのステップS9とステップS11とを実
行するために用いられる部分が生体情報値差判断手段お
よび変化方向決定手段に相当する。
【0028】上記ステップS11の判断が否定された場
合には、今回の最高血圧値SYS0は前回の最高血圧値
SYS-1に対して減少方向へ比較的大きく変化している
ので、ステップS13が実行されて、今回の最高血圧値
SYS0 が予め定められた警報出力判定値γ以下である
か否かが判断される。この警報出力判定値γは、最高血
圧値SYS0 が警報を発する程度まで下がったか否かを
判断するための基準となる値であって、たとえば、患者
の安定時の最低血圧値DIAに設定してもよいし、ある
いは、男性ではたとえば80mmHg程度、女性ではたとえ
ば70mmHg程度の値に一律的に設定してもよい。ステッ
プS13の判断が否定された場合には、ステップS14
が実行されて、切換スイッチ40が駆動回路38と第3
チャイム46とを接続する切換位置に切り換えられた後
に駆動信号SD3 が出力されることにより、第3チャイ
ム46が駆動されて、血圧測定が終了し且つ最高血圧値
SYS等の血圧値が減少方向へ比較的大きく変化したこ
とを示すチャイム音(第1音およびそれより低い第2音
から成るチャイム音)が出力され、その後、ステップS
16が実行される。本実施例においては、上記ステップ
S10,ステップS12,およびステップS14、より
正確には、CPU26,ROM30,RAM32,およ
び出力インタフェース36のうちのステップS10,S
12,S14を実行するために用いられる部分と、切換
スイッチ40とが音変化手段に相当する。また、本実施
例においては、上記ステップS8〜ステップS14、よ
り正確には、CPU26,ROM30,RAM32,お
よび出力インタフェース36のうちのステップS8〜ス
テップS14を実行するために用いられる部分、駆動回
路38、切換スイッチ40、およびチャイム42,4
4,46が生体情報値変化方向報知装置を構成してい
る。
【0029】一方、上記ステップS13の判断が肯定さ
れた場合には、ステップS15が実行されて、切換スイ
ッチ40が駆動回路38と警報ブザー48とを接続する
位置に切り換えられた後に駆動信号SD3 が出力される
ことにより、警報ブザー48が駆動されて、今回の最低
血圧値DIA0 が上記値γに達したことを示す警報音が
出力され、その後、ステップS16が実行される。
【0030】上記ステップS16において前記一定時間
経過したと判断されると、ステップS1に戻されること
により、前記起動押釦スイッチがOFF操作されるまで
血圧測定が行われる毎に、同様にしてチャイム42,4
4,46あるいは警報ブザー48の何れかが駆動されて
血圧変化方向(変化していない場合を含む)を示す所定
のチャイム音あるいは警報音が出力されることとなる。
【0031】このように本実施例によれば、今回の最高
血圧値SYS0 から前回の最高血圧値SYS-1を差し引
いて求められた血圧値差ΔSYSが−β≦ΔSYS≦α
の範囲内にある場合には、第1チャイム42からの互い
に略同一高さの第1音および第2音から成るチャイム音
により血圧値がそれ程変化していないことが報知され、
血圧値差ΔSYSが上記範囲の上限値αより大きい場合
には、第2チャイム44からの第1音およびそれより高
い第2音から成るチャイム音により血圧が増大方向に比
較的大きく変化したことが報知される一方、血圧値差Δ
SYSが上記範囲の下限値−βより小さく且つ最高血圧
値SYSが前記警報出力判定値γに達していない場合に
は、第3チャイム46からの第1音およびそれより低い
第2音から成るチャイム音により血圧が減少方向に比較
的大きく変化したことが報知される。したがって、血圧
測定が終了する毎に出力される第1音およびそれに続く
第2音に基づいてその第1音を基準として第2音の変化
を容易かつ確実に聴取することができるので、医師や看
護婦等は、表示器34に逐次表示される血圧測定値を一
々見なくても、血圧値が変化したか否かおよびその変化
方向を聴覚にて容易かつ確実に認識することができて患
者の容態の変化を早期に把握することができる一方、そ
れに伴って患者に対する手術や処置等の作業に一層集中
することができる。
【0032】また、本実施例によれば、チャイム42,
44,46から出力される比較的短い第1音および第2
音のみで血圧変化方向が報知されるので、血圧変化方向
を言語で報知する場合に比べて一層迅速に報知し得る利
点がある。
【0033】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0034】たとえば、前記実施例では、音出力装置と
してのチャイム42,44,46が択一的に駆動される
ように構成されているが、必ずしもその必要はなく、た
とえば、比較的高い音を出力する高音用のブザーやベ
ル、比較的低い音を出力する低音用のブザーやベル、お
よび、それらの中間の高さの音を出力する中音用のブザ
ーやベルを音出力装置として用い、中音用のブザー等に
て第1音を出力するとともに、中音用,高音用,あるい
は低音用のブザー等の何れかにて第2音を出力するよう
に構成することもできる。
【0035】また、前記実施例では、チャイム42,4
4,46は第1音に対する第2音の高さを変化させるこ
とにより血圧変化方向を報知するように構成されている
が、必ずしもその必要はなく、たとえば、第1音に対す
る第2音の強さ(大きさ)を変化させることにより血圧
変化方向を報知することもできる。
【0036】また、前記実施例では、音出力装置は、血
圧変化方向を示すための第1音およびそれに続く第2音
のみを出力するチャイム42,44,46にて構成され
ているが、第1音の前および第2音の後の少なくとも一
方に所定の音や音声を出力するものであってもよい。
【0037】また、前記実施例では、チャイム42,4
4,46からは互いに同一高さの第1音が出力されるよ
うに説明したが、互いに異なる高さの第1音が出力され
ても差し支えない。
【0038】また、前記実施例において、第1音および
第2音から成るチャイム音は1回だけ出力されてもよい
し、あるいは所定回数繰り返して出力されてもよい。
【0039】また、前記実施例では、生体情報値差判断
手段と変化方向決定手段とは共にステップS9およびス
テップS11にて構成されているが、必ずしもその必要
はなく、たとえば、血圧値差ΔSYSを絶対値で求める
ようにした場合には両手段は別々に構成されることとな
る。
【0040】また、前記実施例では、第1音および第2
音により血圧変化方向だけが報知されるように構成され
ているが、たとえば、血圧が増大した場合および減少し
た場合において血圧値差ΔSYSの大きさに応じた複数
種類の高さの第2音を有する報知音をそれぞれ出力でき
るようにして、血圧変化方向だけでなく血圧変化の程度
をも報知するように構成することもできる。
【0041】また、前記実施例では、生体情報を表す値
として、カフ10を用いて測定される最高血圧値が採用
されているが、それに加えて或いは替えて、最低血圧値
や平均血圧値、さらには、血液中の酸素飽和度などを採
用してもよい。
【0042】また、前記実施例では、今回の最高血圧値
SYS0 が前記警報出力判定値γ以下となったときにの
み警報されるように構成されているが、必ずしもその必
要はなく、たとえば、今回の最低血圧値DIA0 が予め
定められた警報出力判定値以下となったとき、あるい
は、今回の最高血圧値SYS0 や最低血圧値DIA0
所定の上限値および下限値を有する範囲を越えたときに
警報するように構成しても差し支えない。
【0043】また、前記実施例において、警報用ブザー
48は必ずしも必要なものではなく、除去してもよい。
この場合において、血圧変化方向を報知するための第1
音および第2音の少なくとも一方をたとえばピピ・・と
いうような短い音の連続音で構成することにより、血圧
変化方向の報知と併せて警報をすることもできる。
【0044】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生体情報値変化方向報知装置を備えた
血圧モニタ装置の構成の一例を示すブロック線図であ
る。
【図2】図1の各チャイムから出力される第1音および
第2音から成るチャイム音の一例を比較して示す図であ
る。
【図3】図1の血圧モニタ装置の作動を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
{40 切換スイッチ、ステップS10,S12,S1
4}音変化手段 {42 第1チャイム、44 第2チャイム、46 第
3チャイム}音出力装置 ステップS8 生体情報値差算出手段 {ステップS9,S11} 生体情報値差判断手段,変
化方向決定手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1音およびそれに続く第2音を出力す
    るための音出力装置を備え、生体情報を表す値が所定の
    測定間隔で逐次測定される毎に該第1音および第2音に
    より該生体情報の値の変化方向を報知する生体情報値変
    化方向報知装置であって、 前回の生体情報の値と今回の生体情報の値との間の生体
    情報値差を算出する生体情報値差算出手段と、 前記生体情報値差が予め定められた範囲を外れたか否か
    を判断する生体情報値差判断手段と、 前回の生体情報の値に対する今回の生体情報の値の変化
    方向を決定する変化方向決定手段と、 前記生体情報値差が前記予め定められた範囲を外れた場
    合には、前記変化方向決定手段により決定された生体情
    報の値の変化方向に応じて前記第2音を前記第1音に対
    して変化させる音変化手段とを含むことを特徴とする生
    体情報値変化方向報知装置。
  2. 【請求項2】 前記生体情報を表す値は、生体を圧迫す
    るカフを用いて測定される血圧値である請求項1に記載
    の生体情報値変化方向報知装置。
  3. 【請求項3】 前記音変化手段は、前記第1音に対する
    前記第2音の高さを変化させるものである請求項1に記
    載の生体情報値変化方向報知装置。
  4. 【請求項4】 前記音変化手段は、前記第1音に対する
    前記第2音の強さを変化させるものである請求項1に記
    載の生体情報値変化方向報知装置。
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