JP3043113U - 回転式黒板 - Google Patents

回転式黒板

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JP3043113U
JP3043113U JP1997003295U JP329597U JP3043113U JP 3043113 U JP3043113 U JP 3043113U JP 1997003295 U JP1997003295 U JP 1997003295U JP 329597 U JP329597 U JP 329597U JP 3043113 U JP3043113 U JP 3043113U
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horizontal
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horizontal rotary
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JP1997003295U
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Inventor
諄治 青井
英司 野木
政紀 山口
Original Assignee
株式会社青井黒板製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 黒板本体を一定の力で回転方向に押すだけ
の簡単な操作で、この黒板本体を垂直姿勢のみならず任
意の回転角度位置に保持固定できるようにした回転式黒
板を提供すること。 【構成】 黒板本体1を左右一対の支柱3,3に水平回
転軸4,4とこれを受ける軸受部5,5とにより回転可
能に軸架してなる回転式黒板において、水平回転軸4を
黒板本体1に固定し、軸受部5を支柱3に固定すると共
に、水平回転軸4と軸受部5との間に、水平回転軸4に
制動力を与える制動手段10を設けてなることを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、黒板本体を左右一対の支柱に水平回転軸と軸受とにより回転可能に 軸架し、黒板本体を反転させることによって両面を交互に使用できるようにした 回転式黒板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の回転式黒板では、黒板本体を直立姿勢に保持するために、回転軸 部の下方に、例えば支柱を貫通するようにねじ込まれたねじ軸の先端で黒板本体 外側面を圧接固定するようにしたストッパーが設けられていて、黒板本体を反転 させるときは、上記ねじ軸を緩めてストッパーを解除した後、黒板本体の下部側 を手で押して黒板本体を回転させ、そして所定の直立位置で上記ねじ軸を締めつ けて黒板本体を固定するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の回転式黒板にあっては、黒板本体を反転させる際に、スト ッパーを解除して、黒板本体の下部を急に押すと、その上部側が黒板使用者の頭 に当たると云うような危険性があり、また黒板本体を反転させるたび毎に一々ス トッパーのねじ軸を緩めたり締め付けたりしなければならないため操作が非常に 面倒であった。また、従来の回転式黒板では、黒板本体を直立姿勢にしか固定で きなかった。
【0004】 本考案は、上記の課題に鑑み、黒板本体を一定の力で回転方向に押すだけの簡 単な操作で、この黒板本体を垂直姿勢のみならず任意の回転角度位置に保持固定 できると共に、使用上の安全を十分に確保できる回転式黒板を提供することを目 的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 請求項1に係る考案は、黒板本体1を左右一対の支柱3に水平回転軸4とこれ を受ける軸受部5とにより回転可能に軸架してなる回転式黒板において、水平回 転軸4を黒板本体1に固定し、軸受部5を支柱3に固定すると共に、水平回転軸 4と軸受部5との間に、水平回転軸4に制動力を与える制動手段10を設けてな ることを特徴とする。
【0006】 請求項2は、請求項1に記載の回転式黒板において、軸受部5は、支柱3に固 定されて水平回転軸4を回転可能に支持する筒状体11からなり、制動手段10 は、水平回転軸4上に同軸一体に設けられた制動板12と、この制動板12と前 記筒状体11との間に介装された圧縮コイルばね13とからなるものである。
【0007】 請求項3は、請求項2に記載の回転式黒板において、筒状体11は第1円筒部 材16と第2円筒部材17とからなり、両円筒部材16,17は、それぞれ水平 回転軸4に対し回転可能で且つ軸方向移動可能に取り付けられると共に、両円筒 部材16,17の対向端部は互いにねじ結合され、水平回転軸4上の制動板12 が第1円筒部材16の内端面21に圧接されるように当該制動板12と第2円筒 部材17との間に圧縮コイルばね13が介装されている。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例について図面を参照して説明すると、図1は回転式黒板を示す もので、黒板本体1と支持台2とからなり、黒板本体1は、支持台2における左 右一対の支柱3,3上端部に、左右の水平回転軸4,4とこれを受ける軸受部5 ,5とによって回転可能に軸架されている。支持台2は、左右一対の支柱3,3 と、両支柱3,3をそれぞれ支持する脚部6,6と、両支柱3,3相互を連結す る横枠7とからなり、各脚部6にはキャスター8が取り付けられている。黒板本 体1の周縁部には縁枠9が取り付けられている。
【0009】 図2及び図3は、各水平回転軸4及び軸受部5の具体的構造を示したもので、 これらの図から分かるように、水平回転軸4は黒板本体1に固定され、軸受部5 は角筒状支柱3内に固定され、水平回転軸4と軸受部5との間には、水平回転軸 4に制動力を与える制動手段10が設けられている。各軸受部5は、角筒状の支 柱3内に回転不能に取り付けられて水平回転軸4を回転可能に支持する円筒状体 11からなり、制動手段10は、水平回転軸4上に同軸一体に突設された円板状 の制動板12と、この制動板12と上記円筒状体11との間に介装された圧縮コ イルばね13とからなる。
【0010】 上記構造について更に詳しく説明すると、水平回転軸4は、その基端部に取付 座板14が垂直に一体に連結されていて、この取付座板14を黒板本体1の縁枠 9にビス15止めすることによって、黒板本体1に片持ち状態に支持固定される 。前記円筒状体11は、水平回転軸4に同心状に取り付けられた第1円筒部材1 6と第2円筒部材17とから構成される。
【0011】 図2から分かるように、円筒状体11の第1円筒部材16は、水平回転軸4の 基端側にボールベアリング18を介して回転可能で且つ軸方向移動可能に支持さ れ、また第2円筒部材17は、水平回転軸4の先端側にボールベアリング19を 介して回転可能で且つ軸方向移動可能に支持され、第1円筒部材16と第2円筒 部材17とは対向端部にて互いにねじ結合され(ねじ接合部を20で示す)、し かして水平回転軸4上に突設された円板形制動板12が第1円筒部材16の内端 面21に圧接されるように当該制動板12と第2円筒部材との間に前記圧縮コイ ルばね13が介装され、これによって水平回転軸4に制動力が付与されるように なっている。また、第2円筒部材17を第1円筒部材16に対し回転させて、両 円筒部材16,17を軸方向に伸縮変移させることによって制動力の強弱を適宜 に調整することができる。尚、制動板12と接触する第1円筒部材16の内端面 21には、水平回転軸4の回転操作を容易にするために、ボールベアリングを取 り付けたり、摺動性の良好なメタル等を装着すると良い。
【0012】 第1円筒部材16の外周面にはその前後両側部に切欠溝22,22が縦長に形 成され(図3及び図4参照)、一方、角筒状支柱3の内側壁部3aには略U字状 の開口部23が開口形成されており、しかして第1円筒部材16の切欠溝22, 22を開口部23の両側開口縁部23a,23aに嵌合させることによって、第 1円筒部材16は支柱3側に回転不能状態に取り付けられる。また、第1円筒部 材16とねじ結合している第2円筒部材17は、図2及び図3に示すように、ス ペーサ24を介して角筒状支柱3の外側壁部3bにビス25によって固定される ようになっている。尚、図2及び図4において26は、角筒状支柱3の上端開口 部に嵌着されるキャップである。
【0013】 図4から分かるように、取付座板14付き水平回転軸4と、軸受部5を構成す る第1及び第2円筒部材16,17(円筒状体11)及びボールベアリング18 ,19と、制動手段10を形成する圧縮コイルばね13とは、互いに一体的に組 み立てられてセットになっており、従ってこの組立体Sを黒板本体1と支柱3と に取り付けるには、同図に示すように支柱3のキャップを外し、第1円筒部材1 6の切欠溝22,22を支柱3の開口部23の開口縁部23a,23aに嵌合さ せて、当該第1円筒部材16を開口部23に回転不能状態に取り付けた後、第2 円筒部材17をスペーサ24を介して支柱3の外側壁部3bビス25止めし、そ の後水平回転軸4の取付座板14を黒板本体1側にビス15止めすればよい。
【0014】 そして、上記組立体Sを黒板本体1と支柱3とに取り付ける前に、水平回転軸 4に対する制動手段10の制動力を調整するときは、図4に示すように第1円筒 部材16及び第2円筒部材17のそれぞれの外周部に形成された回転操作具係合 部16a,17aにそれぞれ回転操作具を係合し、第1円筒部材16を固定した 状態で第2円筒部材17を適宜に回転させるようにするとよい。
【0015】 上記のような取付座板14付き水平回転軸4、軸受部5及び制動手段10から なる組立体Sを黒板本体1と支柱3とに取り付けてなる回転式黒板にあっては、 左右の各水平回転軸4に制動手段10により常時制動力が付与されているから、 黒板本体1の例えば下部側を手で押して、黒板本体1に上記制動力を上回るだけ の一定の回転力を与えることによって、黒板本体1を自由に回転させることがで きると共に、任意の回転角度位置で黒板本体1を固定させることができる。
【0016】 従って、この回転式黒板によると、従来の回転式黒板のようなストッパー装置 が不要で、黒板本体1の回転操作も非常に簡単である上、反転操作を行う際に、 黒板本体1の下部側を押したとき、その反作用で黒板本体1の上部側が黒板使用 者の頭に当たるような危険性がなく、使用上きわめて安全である。しかも、任意 の回転角度位置で黒板本体1を固定できるため、黒板本体1に文字等を表記する 時、あるいは表記した文字等を見せる時の状況に応じて黒板本体1を所望の傾斜 姿勢に設定でき、黒板が非常に使い易くなる。
【0017】 この実施例では、支柱3に固定される円筒状体11を第1円筒部材16と第2 円筒部材17とで構成し、両円筒部材16,17をそれぞれ水平回転軸4に対し 回転可能で且つ軸方向移動可能に取り付けると共に、両円筒部材16,17の対 向端部を互いにねじ結合し、そして水平回転軸4上の制動板12が第1円筒部材 16の内端面21に圧接されるように当該制動板12と第2円筒部材17との間 に圧縮コイルばね13を介装しているから、第1円筒部材16と第2円筒部材1 7とを相対回転させて、両円筒部材16,17を軸方向に伸縮変移させることに よって、圧縮コイルばね13による制動力を所望に調整することができる。
【0018】 また、図示は省略するが、支柱に固定される筒状体を、上記のように分割構成 せずに単体のものとし、この単体の筒状体を水平回転軸上に相対回転のみ可能に 取り付け、この筒状体の内部において当該筒状体と水平回転軸上の制動板との間 に圧縮コイルばねを介装するようにしてもよい。この場合、圧縮コイルばねの一 端が制動板に圧接されることにより、この制動板を通じて水平回転軸に制動力が 付与される。これによると、圧縮コイルばねの調整はできないが、構造が簡単で 製作が容易となる利点がある。尚、上記筒状体は、円筒状に限らず、角筒状でも よい。
【0019】
【考案の効果】 請求項1に係る考案の回転式黒板によれば、水平回転軸を黒板本体に固定し、 軸受部を支柱に固定すると共に、水平回転軸と軸受部との間に、水平回転軸に制 動力を与える制動手段を設けているから、黒板本体を反転させる際には、黒板本 体の所要部を手で押して、黒板本体に上記制動力を上回る一定の回転力を与える だけの簡単な操作で、黒板本体を任意の角度位置に回転させることができると共 に、その回転位置に固定させることができる。
【0020】 従って、この回転式黒板では、従来の回転式黒板のようなストッパー装置が不 要で、黒板本体の回転操作が非常に簡単である上に、黒板の使用に際して黒板本 体の下部側を押したとき、その反作用で黒板本体の上部側が黒板使用者の頭に当 たるような危険性がなく、使用上きわめて安全である。しかも、黒板本体を任意 の回転角度位置に固定できるため、黒板本体に文字等を表記する時、あるいは表 記した文字等を見せる時の状況に応じて黒板本体を所望の傾斜姿勢に設定でき、 黒板が非常に使い易くなって、実用的価値に優れている。
【0021】 請求項2によれば、軸受部が、支柱に固定されて水平回転軸を回転可能に支持 する筒状体からなり、制動手段が、水平回転軸上に同軸一体に設けられた制動板 と、この制動板と前記筒状体との間に介装された圧縮コイルばねとからなるため 、軸受部及び制動手段の構造が簡単となって、製作が容易となる。
【0022】 請求項3によれば、支柱に固定される円筒状体を第1円筒部材と第2円筒部材 とで構成し、両円筒部材をそれぞれ水平回転軸に対し回転可能で且つ軸方向移動 可能に取り付けると共に、両円筒部材の対向端部を互いにねじ結合し、水平回転 軸上の制動板が第1円筒部材の内端面に圧接されるように当該制動板と第2円筒 部材との間に圧縮コイルばねを介装しているから、第1円筒部材と第2円筒部材 とを相対回転させて、両円筒部材を軸方向に伸縮移動させることによって、圧縮 コイルばねによる制動力を所望に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る回転式黒板の全体概略正面図で
ある。
【図2】 同上の回転式黒板における水平回転軸及び軸
受部の構造部分の拡大詳細断面図である。
【図3】 図2に示される構造部分の一部断面平面図で
ある。
【図4】 取付座板付き水平回転軸、軸受部、及び制動
手段からなる組立体を支柱に取り付ける状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 黒板本体 3 支柱 4 水平回転軸 5 軸受部 10 制動手段 11 円筒状体 12 制動板 13 圧縮コイルばね 14 取付座板 16 第1円筒部材 17 第2円筒部材 20 第1円筒部材と第2円筒部材とのねじ結
合部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黒板本体を左右一対の支柱に水平回転軸
    とこれを受ける軸受部とにより回転可能に軸架してなる
    回転式黒板において、水平回転軸を黒板本体に固定し、
    軸受部を支柱に固定すると共に、水平回転軸と軸受部と
    の間に、水平回転軸に制動力を与える制動手段を設けて
    なることを特徴とする回転式黒板。
  2. 【請求項2】 軸受部は、支柱に固定されて水平回転軸
    を回転可能に支持する筒状体からなり、制動手段は、水
    平回転軸上に同軸一体に設けられた制動板と、この制動
    板と前記筒状体との間に介装された圧縮コイルばねとか
    らなる請求項1に記載の回転式黒板。
  3. 【請求項3】 前記筒状体は第1円筒部材と第2円筒部
    材とからなり、両円筒部材は、それぞれ水平回転軸に対
    し回転可能で且つ軸方向移動可能に取り付けられると共
    に、両円筒部材の対向端部は互いにねじ結合され、水平
    回転軸上の制動板が第1円筒部材の内端面に圧接される
    ように当該制動板と第2円筒部材との間に前記圧縮コイ
    ルばねが介装されている請求項2に記載の回転式黒板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114224108A (zh) * 2021-12-23 2022-03-25 邱金花 一种用于数学教学的图形显示装置

Cited By (2)

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