JP3042837U - 改善された低騒音窓取付け型エアコン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 窓取付け型エアコンの騒音・振動減少。 【解決手段】 ケーシングの室内部分（３）と室外部分
（４）とを完全に分断し、分断部には防振・防音材料
（８）を取り付け、シャーシを室内部分と室外部分との
間で部分的に分断するためのスリット（７）を設けた窓
取付け型エアコン。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は窓取付け型エアコンの改良に関し、より詳しくは騒音の少ない窓取付 け型エアコンに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の窓取付け型エアコンは、ケーシングとシャーシとが、それぞれ一枚の鉄 板から形成され、防音材料として上下に二枚のポリウレタン発泡板が用いられて いるが、下記の二つの欠点がある。 （１）ケーシングとシャーシとをそれぞれ一枚の金属板で作り、シャーシの上 に圧縮機と扇風機のモータとが据え付けられているので、圧縮機の騒音と振動と が、ケーシングとシャーシとを通して室内に伝り、騒音は５４デシベル程度にも 達する。 （２）製造上の制約から、上下二枚の防音発泡板の隙間からも騒音が室内に伝 わる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、騒音と振動とが室内に伝わり難い、改良された低騒音窓取付 け型エアコンを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、シャーシ、ケーシング、コンプレッサ、ファンよりなる窓取付け型 エアコンにおいて、ケーシングの室内部分と室外部分とを完全に分断し、分断部 には防振・防音材料、或いは更に装飾物を取り付け、シャーシを室内部分と室外 部分との間で部分的に分断するためのスリットを設けることにより課題を解決し た。

【０００５】

【実施例】 以下、実施例を示した図面を参照して、本考案について詳しく説明する。 図示の実施例の窓取付け型エアコンは、主として室内側装置１と室外側装置２ とから構成されるが、室内側装置１と室外側装置２との内部構造は従来のものと 同じであるから、説明は省略する。 ケーシングの室内部分３と室外部分４とは完全に分断され、分断部には、防振 ・防音用発泡材８、更に装飾物９が取り付けられている。分断部は０．２ｍｍ以 上が好ましい。 シャーシの室内部分と室外部分との間には一部分断のためのスリット７が設け てある。このスリット７の幅も０．２ｍｍ以上が好ましい。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は、ケーシングとシャーシをそれぞれ分断し、又防音材料を使うことに より、効果的に騒音と振動を室内に伝わることを防止することができ、それによ って窓取付け型エアコン全体から室内に伝わる騒音を５４デシベルから室内側装 置の騒音レベル４５デシベルに減らすことができ、また、原材料も節約でき、全 体の重量も減少でき、コスト・ダウンもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の低騒音窓取付け型エアコンの斜視図で
ある。

【図２】図１の中央横断面図である。

【符号の説明】

１ 室内側装置 ２ 室外側装置 ３ ケーシングの室内部分 ４ ケーシングの室外部分 ７ スリット ８ 防音発泡材 ９ 装飾物

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 シャーシ、ケーシング、コンプレッ
   サ、ファンよりなる窓取付け型エアコンにおいて、ケー
   シングの室内部分と室外部分とを完全に分断し、分断部
   には防振・防音材料、或いは更に装飾物を取り付け、シ
   ャーシを室内部分と室外部分との間で部分的に分断する
   ためのスリットを設けたことを特徴とする窓取付け型エ
   アコン。