JP3042605U - スプリンクラーヘッド用保護カバー - Google Patents
スプリンクラーヘッド用保護カバーInfo
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- JP3042605U JP3042605U JP1997002976U JP297697U JP3042605U JP 3042605 U JP3042605 U JP 3042605U JP 1997002976 U JP1997002976 U JP 1997002976U JP 297697 U JP297697 U JP 297697U JP 3042605 U JP3042605 U JP 3042605U
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- JP
- Japan
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- protective cover
- frame
- sprinkling
- sprinkler head
- sprinkler
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 火災発生時に於いて早期に消火用水を散水さ
せることのできる保護カバーの提供を課題とする。 【解決手段】 スプリンクラーヘッドSのフレーム3に
穿設されて散水片6が立上げ形成された散水口5を覆う
べく該フレーム3に着脱自在に外嵌される保護カバーで
あって、カバー本体24に前記散水片6に係止可能な固定
手段が係脱自在に設けられ且つ該固定手段は前記散水口
5から流出する消火用水の水圧によりその係止状態が解
除されるように構成されてなることを特徴とする。
せることのできる保護カバーの提供を課題とする。 【解決手段】 スプリンクラーヘッドSのフレーム3に
穿設されて散水片6が立上げ形成された散水口5を覆う
べく該フレーム3に着脱自在に外嵌される保護カバーで
あって、カバー本体24に前記散水片6に係止可能な固定
手段が係脱自在に設けられ且つ該固定手段は前記散水口
5から流出する消火用水の水圧によりその係止状態が解
除されるように構成されてなることを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、塵埃や油煙等の付着を阻止すべくスプリンクラーヘッドのフレーム に着脱自在に外嵌される保護カバーの改良に関する。
【0002】
従来、この種のスプリンクラーヘッド用保護カバーとしては、例えば実開昭50 -19295号公報所載の考案が存在する。
【0003】 即ち、この従来の保護カバーは、その内側面にスプリンクラーヘッドのフレー ムの外周面に係止可能な複数の係止片を設けたものであり、散水される消火用水 の水圧により係止片の係止状態を解除させて落下せしめ、フレームの散水口から の消火用水の散水を可能としたものである。
【0004】
しかしながら、上記従来のものは、保護カバーの内面にのみ消火用水を噴射さ せて係止片の係止状態を解除せんとするものであるため、これが解除されるまで に比較的長い時間を要し、即応性に欠けるという難点があった。
【0005】 それ故に、本考案は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、火 災発生時に於いて早期に消火用水を散水させることのできる保護カバーの提供を 課題とする。
【0006】
即ち、上記課題を解決するために本考案が採った手段は、スプリンクラーヘッ ドSのフレーム3に穿設されて散水片6が立上げ形成された散水口5を覆うべく 該フレーム3に着脱自在に外嵌される保護カバーであって、カバー本体24に前記 散水片6に係止可能な固定手段が係脱自在に設けられ且つ該固定手段は前記散水 口5から流出する消火用水の水圧によりその係止状態が解除されるように構成さ れてなる点にある。
【0007】 従って、上記特定事項からなる保護カバーは、その固定手段を散水片6に係止 させてフレーム3に外嵌されることになるが、これによりフレーム3の散水口5 が覆われるため、該散水口5からスプリンクラーヘッドSの内部に塵埃等が侵入 することはない。
【0008】 また、火災発生時に於いては、散水口からの消火用水の水圧がカバー本体24の みならず固定手段にも加わるために、これが固定手段と散水片6との係止状態を 解除させるべく作用するので、早期に保護カバーをスプリンクラーヘッドSのフ レーム3から離脱させることができるのである。
【0009】
以下、本考案の一実施形態を図面に従って説明する。
【0010】 図1及び図2に於いて、1は下面側に流出口2を形成したスプリンクラーヘッ ド本体(以下、ヘッド本体という)を示す。
【0011】 3はヘッド本体1の周端縁下部に螺着したフレームで、下部側程その外径が小 さくなるように形成されており、仕切板4を介して複数の散水口5が等間隔に開 設されると共に、所定の散水口5の中央寄り内周面には散水片6が立上げ形成さ れている。
【0012】 7はフレーム3の内周縁に内向きに形成されたリング状の受部で、その先端内 周面には凹状部8が形成されてなる。
【0013】 9はヘッド本体1の流出口2を閉塞するための栓体で、その鍔部10には複数の 垂下片11が所定間隔を有して下向きに設けられている。12は栓体9の鍔部10の上 面とヘッド本体1間に収縮状態で嵌装したコイルバネを示す。
【0014】 13は栓体9の内周面に形成したネジ部9aに螺着されたインプレスネジで、その 下端面中央には六角孔13aが穿設されている。
【0015】 14は一部切欠リング状に形成されてその直径が拡縮する弾性変形自在な係止体 を示す。
【0016】 15,16 は係止体14を挟装保持するための一対の挟持体で、上側の挟持体15の上 面には前記栓体9の下端部が挿入される孔15aが穿設されており、係止体14は両 挟持体15,16 と前記フレーム3の受部7の凹状部8及び栓体9の垂下片11により 拡張状態で保持されている。
【0017】 17は上側の挾持体15のネジ部15bに螺合したロックネジで、その略中央には貫 通孔17aが穿設されてなる。18,19,20はロックネジ17の下端に形成した鍔部17b と下側の挟持体16の下端部間に介装された熱絶縁パッキン, 感熱板, 可溶性の可 溶体を夫々示す。21はロックネジ17の貫通孔17aに着脱自在に嵌入したプラグを 示す。
【0018】 22は中央に孔23が穿設された合成樹脂や金属等からなる保護カバーで、フレー ム3の散水口5を覆うべく該フレーム3に外嵌されるカバー本体24と、その上面 に周方向に所定間隔を有して立上げ形成された複数の係止片25とからなり、該係 止片25の先端にはフレーム3の散水片6の上端部に係止される凸部26が内向きに 突設されて保護カバー22がフレーム3に固定される。
【0019】 尚、係止片25の凸部26と散水片6との係止状態は、散水口5から流出する消火 用水の水圧により解除されるべく、係止片25は径方向に撓むように構成されてい る。
【0020】 本実施形態は以上のような特定事項からなるが、スプリンクラーヘッドSに保 護カバー22を外嵌する場合は、その孔23にスプリンクラーヘッドSの感熱部を挿 通して上向きに押圧すると、保護カバー22の係止片24が散水片6により押圧力を 受けて撓み、係止片24の凸部26が散水片6の上端部に係止されて固定される。
【0021】 これにより、フレーム3の散水口5は保護カバー22のカバー本体24で覆われる ため、散水口5を介してスプリンクラーヘッドSに塵埃や油煙等が付着するのを 阻止することができて、スプリンクラーヘッドSの良好な作動を長期に亘り維持 することができる。
【0022】 また、散水片6を利用して保護カバー22をフレーム3に固定するものであるた め、スプリンクラーヘッドSの構造を複雑にすることはなく、且つ保護カバー22 自体も非常に簡易な構成からなるため、その製作も容易に且つ安価に行えるとい う利点がある。
【0023】 次に、火災発生時に於けるスプリンクラーヘッドSの動作を説明する。
【0024】 先ず、火災により感熱板19が温度上昇すると、可溶体25が溶融又は軟化して下 側の挟持体16が下降する。
【0025】 これにより、係止体14が収縮してフレーム3の凹状部8と栓体9の垂下片11と の係止状態が解除され、両挟持体15,16 がフレーム3から落下すると共に、コイ ルバネ12の弾性力を受けて栓体9が下降して流出口2が開放される一方、栓体9 はフレーム3の受部7に係止される。
【0026】 そして、かかる流出口2から流出した消火用水は、栓体9の上面に衝突した後 、放射状に分散されてフレーム3側へと流動し、その水圧をカバー本体22及びそ の係止片25の上部側が受けることになる。
【0027】 これにより、係止片25の凸部26とフレーム3の散水片6との係止状態が解除さ れて、保護カバー22がフレーム3から落下してフレーム3の各散水口5から消火 用水が散水される。
【0028】 而して、栓体9の開放時にカバー本体22のみならず、直接係止片25の上端側に 消火用水の水圧が径外方向に加わるため、その凸部26と前記散水片6との係止状 態を早期に解除することが可能となって、初期消火の便に大いに供し得ることと なる。
【0029】 尚、上記実施形態に於いては、係止片25に設けた凸部26を散水片6の上端部に 係止させて保護カバー22の固定手段としたが、かかる固定手段は決してこれに限 定されるものではない。要は、散水片6に係止可能で、且つ散水口5から流出す る消火用水の水圧によりその係止状態が解除されるような固定手段であればよい 。
【0030】 また、本考案に係る保護カバー22は、散水口5に散水片6が設けられたフレー ム3を有するスプリンクラーヘッドSに対して幅広く適用することができる。
【0031】 その他、スプリンクラーヘッドSの各部の具体的な特定事項も本考案の意図す る範囲内に於いて任意に変更可能である。
【0032】
叙上のように、本考案にあっては、スプリンクラーヘッドのフレームに穿設し た散水口は保護カバーのカバー本体で覆われるため、散水口を介してスプリンク ラーヘッドに塵埃や油煙等が付着するのを確実に阻止することができて、スプリ ンクラーヘッドの良好な作動を長期に亘り維持できるという効果が得られた。
【0033】 また、スプリンクラーヘッドの作動時に於いて、消火用水の水圧はカバー本体 だけではなく固定手段にも加わるために、該固定手段と散水片との係止状態が早 期に解除されることとなり、保護カバーはフレームから落下してその散水口から 消火用水が散水される。
【0034】 即ち、火災発生時に於ける保護カバーをフレームから早期に落下せしめること が可能となって、初期消火の便に大いに供し得るという特有の効果を奏するので ある。
【0035】 さらに、スプリンクラーヘッドの散水片を利用して保護カバーをフレームに固 定するものであるため、スプリンクラーヘッドの構造を複雑にすることはなく、 且つ保護カバー自体も非常に簡易な構成からなるため、その製作も容易に且つ安 価に行えるという効果も奏する。
【図1】本考案の一実施形態を示すスプリンクラーヘッ
ドの断面図。
ドの断面図。
【図2】同底面図。
3…フレーム 5…散水口 6…散水片 24…カバー本体 25…係止片 26…凸部 S…スプリンクラーヘッド
Claims (2)
- 【請求項1】 スプリンクラーヘッド(S) のフレーム
(3) に穿設されて散水片(6) が立上げ形成された散水口
(5) を覆うべく該フレーム(3) に着脱自在に外嵌される
保護カバーであって、カバー本体(24)に前記散水片(6)
に係止可能な固定手段が係脱自在に設けられ且つ該固定
手段は前記散水口(5) から流出する消火用水の水圧によ
りその係止状態が解除されるように構成されてなること
を特徴とするスプリンクラーヘッド用保護カバー。 - 【請求項2】 前記固定手段が、カバー本体(24)の内面
に立上げ形成されて散水片(6) の上端に係止可能で且つ
消火用水の水圧を径外方向に受け得る凸部(26)を備えた
係止片(25)である請求項1記載のスプリンクラーヘッド
用保護カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002976U JP3042605U (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | スプリンクラーヘッド用保護カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002976U JP3042605U (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | スプリンクラーヘッド用保護カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3042605U true JP3042605U (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=43177085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997002976U Expired - Lifetime JP3042605U (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | スプリンクラーヘッド用保護カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3042605U (ja) |
-
1997
- 1997-04-17 JP JP1997002976U patent/JP3042605U/ja not_active Expired - Lifetime
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