JP2529258Y2 - スプリンクラーヘッド - Google Patents
スプリンクラーヘッドInfo
- Publication number
- JP2529258Y2 JP2529258Y2 JP5236790U JP5236790U JP2529258Y2 JP 2529258 Y2 JP2529258 Y2 JP 2529258Y2 JP 5236790 U JP5236790 U JP 5236790U JP 5236790 U JP5236790 U JP 5236790U JP 2529258 Y2 JP2529258 Y2 JP 2529258Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holding
- plug
- sprinkler head
- holding members
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はスプリンクラーヘッド、さらに詳しくは、火
災発生時に消火用水の放水を行わせるためのスプリンク
ラーヘッドに関する。
災発生時に消火用水の放水を行わせるためのスプリンク
ラーヘッドに関する。
(従来の技術) 従来、この種スプリンクラーヘッドとしては、例えば
本件出願人による実願平1−18074号なるものが存在す
る。
本件出願人による実願平1−18074号なるものが存在す
る。
この従来のものは、第4図に示すように、スプリンク
ラーヘッド本体1の流出口4の止水維持を図る手段とし
て、栓体3の下方に、一部切欠リング状の係止体11をネ
ジ体25の締付力によって外方に一部露出させた拡張状態
で挟持してなる上下一対の上下挟持体12,13を配置させ
て、上側の挟持体12と栓体3との相互間に該栓体3を上
向きに押圧付勢する座金状のバネ26を介装させたもので
ある。また、前記一対の挟持体12,13の固定は、該挟持
体12,13間に拡張状態で挟装された係止体11を、フレー
ム24の下部内周縁に形成された内向凸部16の上側テーパ
面28に係止させて行っている。
ラーヘッド本体1の流出口4の止水維持を図る手段とし
て、栓体3の下方に、一部切欠リング状の係止体11をネ
ジ体25の締付力によって外方に一部露出させた拡張状態
で挟持してなる上下一対の上下挟持体12,13を配置させ
て、上側の挟持体12と栓体3との相互間に該栓体3を上
向きに押圧付勢する座金状のバネ26を介装させたもので
ある。また、前記一対の挟持体12,13の固定は、該挟持
体12,13間に拡張状態で挟装された係止体11を、フレー
ム24の下部内周縁に形成された内向凸部16の上側テーパ
面28に係止させて行っている。
そして、火災が発生した際には、ネジ体25の鍔部25a
と下側の挾装体13との両者間に介装された可溶体22を溶
融させて、係止体11に対する挟装体12,13の挟持力を緩
め、該係止体11をその弾性復元力により縮小させ得る。
その結果、係止体11と内向凸部16との係合が解除され
て、同図(ロ)の如く挟持体12,13及び栓体3等がヘッ
ド本体1から脱落し、栓体3に連結されたデフレクター
8の先端のリング体27がフレーム24の内向凸部16に係合
保持されて、消火用水の放水を適切に行わしめるもので
ある。
と下側の挾装体13との両者間に介装された可溶体22を溶
融させて、係止体11に対する挟装体12,13の挟持力を緩
め、該係止体11をその弾性復元力により縮小させ得る。
その結果、係止体11と内向凸部16との係合が解除され
て、同図(ロ)の如く挟持体12,13及び栓体3等がヘッ
ド本体1から脱落し、栓体3に連結されたデフレクター
8の先端のリング体27がフレーム24の内向凸部16に係合
保持されて、消火用水の放水を適切に行わしめるもので
ある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来のものでは、一対の挾持体1
2,13及びフレーム24の内向凸部16のテーパ面28とにより
係止体11を係止するものであるため、フレーム24の下端
側に外部から衝撃が加わった場合、係止体11の係止状態
が維持できずに離脱して内向凸部16のテーパ面28に沿っ
て移動する結果、栓体3等が不用意に落下して消火水を
放水せしめるという問題点を有していたのである。
2,13及びフレーム24の内向凸部16のテーパ面28とにより
係止体11を係止するものであるため、フレーム24の下端
側に外部から衝撃が加わった場合、係止体11の係止状態
が維持できずに離脱して内向凸部16のテーパ面28に沿っ
て移動する結果、栓体3等が不用意に落下して消火水を
放水せしめるという問題点を有していたのである。
また、栓体3の開放時には、該栓体3はデフレクター
8を介して設けられたリング体27にてガイドされた下方
へ落下するのであるが、リング体27の孔29は前記スプリ
ンクラーヘッド本体1の外径よりも大なる寸法に形成さ
れてなるために、栓体3の落下時に振れ等が生じて、そ
の下降動作がスムーズに行えないという大なる不都合も
あった。
8を介して設けられたリング体27にてガイドされた下方
へ落下するのであるが、リング体27の孔29は前記スプリ
ンクラーヘッド本体1の外径よりも大なる寸法に形成さ
れてなるために、栓体3の落下時に振れ等が生じて、そ
の下降動作がスムーズに行えないという大なる不都合も
あった。
さらに、従来のものは前記係止体11の係止状態が解除
されて栓体3が落下するが、かかる栓体3の落下はその
自重のみにより行われるものであるため、栓体3が迅速
且つ確実に落下しないという欠点も有していたのであ
る。
されて栓体3が落下するが、かかる栓体3の落下はその
自重のみにより行われるものであるため、栓体3が迅速
且つ確実に落下しないという欠点も有していたのであ
る。
それ故、本考案は多少の衝撃が加わっても不用意に動
作せず、状況に応じて適切に作動して良好な放水が行え
るようにすることを課題とするものである。
作せず、状況に応じて適切に作動して良好な放水が行え
るようにすることを課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 即ち、上記課題を解決するために、本考案は内向凸部
16の内周面に前記係止体11を嵌合係止可能な切欠部17が
設けられる共に、前記挾持体12,13が脱落して栓体3が
フレーム24から落下する際に、該栓体3の下降動作をガ
イドすべく、前記スプリンクラーヘッド本体1にはその
外周面に摺動自在なガイド部10を有するガイドリング9
が外嵌され、且つ該ガイドリング9は前記栓体3にデフ
レクター8を介して設けられてなり、しかも前記スプリ
ンクラーヘッド本体1の流出口4の周縁部1cの下面部と
栓体3間に弾発体7を圧接状態で介在せしめてなるスプ
リンクラーヘッドである。
16の内周面に前記係止体11を嵌合係止可能な切欠部17が
設けられる共に、前記挾持体12,13が脱落して栓体3が
フレーム24から落下する際に、該栓体3の下降動作をガ
イドすべく、前記スプリンクラーヘッド本体1にはその
外周面に摺動自在なガイド部10を有するガイドリング9
が外嵌され、且つ該ガイドリング9は前記栓体3にデフ
レクター8を介して設けられてなり、しかも前記スプリ
ンクラーヘッド本体1の流出口4の周縁部1cの下面部と
栓体3間に弾発体7を圧接状態で介在せしめてなるスプ
リンクラーヘッドである。
(作用) 従って、上記構成を特徴とするスプリンクラーヘッド
に於いては、フレーム24の内向凸部16の内周面には、係
止体11を嵌合係止可能な切欠部17が形成されてなるため
に、該切欠部17と挾持体12,13との三者により前記係止
体11が強固に且つ確実に係止保持されることとなる。
に於いては、フレーム24の内向凸部16の内周面には、係
止体11を嵌合係止可能な切欠部17が形成されてなるため
に、該切欠部17と挾持体12,13との三者により前記係止
体11が強固に且つ確実に係止保持されることとなる。
また、スプリンクラーヘッド本体1にはその外周面に
摺動自在なガイド部10を有するガイドリング9が外嵌さ
れ、且つ該ガイドリング9は前記栓体3にデフレクター
8を介して設けられてなるために、栓体3の下降時には
振れが生ぜしめることなく、スムーズに落下させること
ができる。
摺動自在なガイド部10を有するガイドリング9が外嵌さ
れ、且つ該ガイドリング9は前記栓体3にデフレクター
8を介して設けられてなるために、栓体3の下降時には
振れが生ぜしめることなく、スムーズに落下させること
ができる。
しかも、流出口4の周縁部1cの下面部と栓体3間には
弾発体7を圧接状態で介在せしめてなるために、該弾発
体7の弾発力によって栓体3の落下が確実且つ迅速に行
えることとなり、スプリンクラーヘッドの流出口4の開
放の便に供しうるものである。
弾発体7を圧接状態で介在せしめてなるために、該弾発
体7の弾発力によって栓体3の落下が確実且つ迅速に行
えることとなり、スプリンクラーヘッドの流出口4の開
放の便に供しうるものである。
そして、この栓体3の落下によりスプリンクラーヘッ
ド本体1の流出口4が開放されて、消火用水が散水され
るのである。
ド本体1の流出口4が開放されて、消火用水が散水され
るのである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例について図面に従って説明す
る。
る。
第1図に於いて、1は消火用水流入路2を形成したス
プリンクラーヘッド本体で、該スプリンクラーヘッド本
体1の周端縁下部に略円筒状のフレーム24が螺着してな
る。3は該ヘッド本体1の下部に形成された流出口4を
閉塞するための栓体で、該栓体3の下端部周縁には鍔部
5が形成される共に、内周面に刻設された雌ネジ部6に
はインプレスネジ19が螺入されてなり、該インプレスネ
ジ19の一端側には六角孔19aが穿設されている。7はヘ
ッド本体1の流出口4の周縁部1cの下面部と栓体3の鍔
部5の上面部間に挾着された弾発体であり、皿バネから
なる。
プリンクラーヘッド本体で、該スプリンクラーヘッド本
体1の周端縁下部に略円筒状のフレーム24が螺着してな
る。3は該ヘッド本体1の下部に形成された流出口4を
閉塞するための栓体で、該栓体3の下端部周縁には鍔部
5が形成される共に、内周面に刻設された雌ネジ部6に
はインプレスネジ19が螺入されてなり、該インプレスネ
ジ19の一端側には六角孔19aが穿設されている。7はヘ
ッド本体1の流出口4の周縁部1cの下面部と栓体3の鍔
部5の上面部間に挾着された弾発体であり、皿バネから
なる。
8は栓体3の外周縁に複数本連結された屈曲状のデフ
レクターで、その上端部にはヘッド本体1の外周面に摺
動自在なガイド部10が下向きに突設されたガイドリング
9が連結されてなり、栓体3が落下する際のガイドとな
る。
レクターで、その上端部にはヘッド本体1の外周面に摺
動自在なガイド部10が下向きに突設されたガイドリング
9が連結されてなり、栓体3が落下する際のガイドとな
る。
11は一部切欠リング状に形成されてその直径が拡縮す
る弾性変形自在な係止体を示す。12,13は該係止体11を
挟装保持するための一対の挟持体であり、一方の上側の
挟持体12の上面には前記インプレスネジ19の下端部が嵌
合可能な孔12aが形成されると共に、その筒状部12bの内
周面には雌ネジ部12cが刻設されてなり、他方の挟持体1
3の筒状部13aは一方の挟持体12の筒状部12bと摺動可能
に外嵌してなる。14,15は各挟持体12,13の鍔部12d,13b
の外周縁部に形成されたテーパ面で、その相互間に前記
係止体11が拡張状態で保持可能となるべくその相互間の
間隔が内側程狭くなるように形成されている。
る弾性変形自在な係止体を示す。12,13は該係止体11を
挟装保持するための一対の挟持体であり、一方の上側の
挟持体12の上面には前記インプレスネジ19の下端部が嵌
合可能な孔12aが形成されると共に、その筒状部12bの内
周面には雌ネジ部12cが刻設されてなり、他方の挟持体1
3の筒状部13aは一方の挟持体12の筒状部12bと摺動可能
に外嵌してなる。14,15は各挟持体12,13の鍔部12d,13b
の外周縁部に形成されたテーパ面で、その相互間に前記
係止体11が拡張状態で保持可能となるべくその相互間の
間隔が内側程狭くなるように形成されている。
16はヘッド本体1の下端部内周縁に形成された内向凸
部で、その内周面には前記各挟持体12,13にて挟持され
た係止体11を嵌合係止可能な切欠部17が形成されてな
り、その内径寸法は前記挟持体12,13よりも大径に形成
されている。
部で、その内周面には前記各挟持体12,13にて挟持され
た係止体11を嵌合係止可能な切欠部17が形成されてな
り、その内径寸法は前記挟持体12,13よりも大径に形成
されている。
18は前記挾持体12の雌ネジ部12cに螺着されたロック
ネジを示し、その略中央には貫通孔18aが穿設されてな
る。20,21,22はロックネジ18の下端に形成された鍔部18
bと下側の挟持体13の下端との相互間に介装された熱絶
縁パッキン,感熱板,可溶性の可溶体を夫々示す。23は
ロックネジ18の貫通孔18aを閉塞して内部へのダストの
侵入を防止すべく、着脱自在に装着されたキャップであ
る。
ネジを示し、その略中央には貫通孔18aが穿設されてな
る。20,21,22はロックネジ18の下端に形成された鍔部18
bと下側の挟持体13の下端との相互間に介装された熱絶
縁パッキン,感熱板,可溶性の可溶体を夫々示す。23は
ロックネジ18の貫通孔18aを閉塞して内部へのダストの
侵入を防止すべく、着脱自在に装着されたキャップであ
る。
本実施例は以上の構成からなり、次にこれを使用する
場合について説明する。
場合について説明する。
先ず、組立作業に際しては、第2図の如くヘッド本体
1側とフレーム24側とに上下二分割した状態で夫々を組
立てておき、ヘッド本体1にフレーム24を螺合させて両
者を接続する。その後、第3図(イ)のようにロックネ
ジ18の貫通孔18aからキャップ23を外してその下方から
六角レンチを挿入し、インプレスネジ19の六角孔19aに
嵌合せしめて回転させると、インプレスネジ19が下降し
て、栓体3内に深さlの間隙部3aが形成されると共に、
その下面が挾持体12の凹部12aの底面に当接することに
なる。さらに、六角レンチを回転させると、同図(ロ)
の如く逆にインプレスネジ19を介して栓体3が押圧され
て上昇し、これにより栓体3の鍔部5の上面とヘッド本
体1の周縁部1c間に介在された弾発体7がこの両者にて
圧接状態で略水平に伸ばされて、栓体3にてヘッド本体
1の流出口4が確実にシールされることとなる。
1側とフレーム24側とに上下二分割した状態で夫々を組
立てておき、ヘッド本体1にフレーム24を螺合させて両
者を接続する。その後、第3図(イ)のようにロックネ
ジ18の貫通孔18aからキャップ23を外してその下方から
六角レンチを挿入し、インプレスネジ19の六角孔19aに
嵌合せしめて回転させると、インプレスネジ19が下降し
て、栓体3内に深さlの間隙部3aが形成されると共に、
その下面が挾持体12の凹部12aの底面に当接することに
なる。さらに、六角レンチを回転させると、同図(ロ)
の如く逆にインプレスネジ19を介して栓体3が押圧され
て上昇し、これにより栓体3の鍔部5の上面とヘッド本
体1の周縁部1c間に介在された弾発体7がこの両者にて
圧接状態で略水平に伸ばされて、栓体3にてヘッド本体
1の流出口4が確実にシールされることとなる。
このようにして、スプリンクラーヘッドの組立作業は
極めて容易に行えるのであるが、これにより得られるス
プリンクラーヘッドは、フレーム24の内向凸部16の内周
面に、係止体11を嵌合係止可能な切欠部17が形成されて
なるため、該切欠部17と挾持体12,13との三者により前
記係止体11が強固に且つ確実に係止されてこととなる。
従って、フレーム24の下端部に多少の外力が加わって
も、係止体11が移動してその係止状態が解除され、栓体
3が脱落するような不都合がない。
極めて容易に行えるのであるが、これにより得られるス
プリンクラーヘッドは、フレーム24の内向凸部16の内周
面に、係止体11を嵌合係止可能な切欠部17が形成されて
なるため、該切欠部17と挾持体12,13との三者により前
記係止体11が強固に且つ確実に係止されてこととなる。
従って、フレーム24の下端部に多少の外力が加わって
も、係止体11が移動してその係止状態が解除され、栓体
3が脱落するような不都合がない。
次に、火災が発生して感熱板21の温度上昇が生じれ
ば、該感熱板21とロックネジ18の下端鍔部18bとの相互
間に介装された可溶体22が溶融又は軟化するため、他方
の挟持体13が下降すると共に、これにより係止体11が収
縮してフレーム24の内向凸部16の切欠部17との係合状態
が解除され、その結果両挟持体12,13及びこれに支持さ
れたインプレスネジ19,栓体3等がヘッド本体1の下方
に落下し、流出口4が開放される。この栓体3の落下時
に於いて、該栓体3にはデフレクター8を介してガイド
部10を有するガイドリング9が設けられてなるために、
ガイド部10がスプリンクラーヘッド本体1の外周面に摺
動してガイドされ、栓体3は振れを生ずることなくスム
ーズに下降し、ガイドリング9がフレーム24の内向凸部
16にて係止されて、栓体3の下降動作が停止する。
ば、該感熱板21とロックネジ18の下端鍔部18bとの相互
間に介装された可溶体22が溶融又は軟化するため、他方
の挟持体13が下降すると共に、これにより係止体11が収
縮してフレーム24の内向凸部16の切欠部17との係合状態
が解除され、その結果両挟持体12,13及びこれに支持さ
れたインプレスネジ19,栓体3等がヘッド本体1の下方
に落下し、流出口4が開放される。この栓体3の落下時
に於いて、該栓体3にはデフレクター8を介してガイド
部10を有するガイドリング9が設けられてなるために、
ガイド部10がスプリンクラーヘッド本体1の外周面に摺
動してガイドされ、栓体3は振れを生ずることなくスム
ーズに下降し、ガイドリング9がフレーム24の内向凸部
16にて係止されて、栓体3の下降動作が停止する。
また、ヘッド本体1の流出口4の周縁部1cの下面部と
栓体3間には弾発体7を圧接状態で介在せしめてなるた
めに、該弾発体7の弾発力によって栓体3の落下動作が
確実且つ迅速に行えることとなり、栓体3の開放の便に
供することとなる。
栓体3間には弾発体7を圧接状態で介在せしめてなるた
めに、該弾発体7の弾発力によって栓体3の落下動作が
確実且つ迅速に行えることとなり、栓体3の開放の便に
供することとなる。
そして、流出口4から吐出された消火用水は栓体3の
上面に衝突した後、その四方に分散して放射状に散水さ
れるのである。
上面に衝突した後、その四方に分散して放射状に散水さ
れるのである。
尚、上記実施例に於いては、フレーム24の内向凸部16
の内周面に設けられる切欠部17の具体的な形状は問うも
のではなく、要は係止体11を嵌合係止可能なように切欠
部17が形成されればよく、該係止体11の形状に応じた任
意な設計変更が可能である。
の内周面に設けられる切欠部17の具体的な形状は問うも
のではなく、要は係止体11を嵌合係止可能なように切欠
部17が形成されればよく、該係止体11の形状に応じた任
意な設計変更が可能である。
また、係止体11は一部切欠リング状のものに限定され
ず、完全なリング状のものを適用しても勿論構わない。
ず、完全なリング状のものを適用しても勿論構わない。
さらに、ガイドリング9の形状も上記実施例に限定さ
れず、要はガイドリング9がヘッド本体1の外周面に摺
動可能なガイド部10を有して外嵌可能に構成されればよ
い。
れず、要はガイドリング9がヘッド本体1の外周面に摺
動可能なガイド部10を有して外嵌可能に構成されればよ
い。
また、本考案では感熱時に挟持体12,13等を落下させ
るために講じられる具体的な手段は決して上記実施例の
如く限定されるものではない。
るために講じられる具体的な手段は決して上記実施例の
如く限定されるものではない。
その他、栓体3、挟持体12,13、ロックネジ18、イン
プレスネジ19等の各部の具体的な構成は全て本考案の意
図する範囲内で任意に設計変更自在である。
プレスネジ19等の各部の具体的な構成は全て本考案の意
図する範囲内で任意に設計変更自在である。
(考案の効果) 叙上の様に、本考案はフレームの内向凸部の内周面に
は、係止体を嵌合係止可能な切欠部が形成されてなるた
めに、該切欠部と挾持体との三者により前記係止体が強
固に且つ確実に係止保持されることとなる。従って、内
向凸部のテーパ面で係止体を係止していた従来のものの
如くフレームに多少の衝撃が加わって、該係止体が位置
づれして不用意に栓体が落下するような不都合を良好に
防止できるという格別の効果が得られたのである。
は、係止体を嵌合係止可能な切欠部が形成されてなるた
めに、該切欠部と挾持体との三者により前記係止体が強
固に且つ確実に係止保持されることとなる。従って、内
向凸部のテーパ面で係止体を係止していた従来のものの
如くフレームに多少の衝撃が加わって、該係止体が位置
づれして不用意に栓体が落下するような不都合を良好に
防止できるという格別の効果が得られたのである。
また、栓体にはデフレクターを介してヘッド本体の外
周面に摺動可能なガイド部を有して該ヘッド本体に外嵌
されるガイドリングが設けられてなるため、該ガイドリ
ングにガイドされて栓体は振れを生ずることなくスムー
ズに落下させることができるという効果も奏する。
周面に摺動可能なガイド部を有して該ヘッド本体に外嵌
されるガイドリングが設けられてなるため、該ガイドリ
ングにガイドされて栓体は振れを生ずることなくスムー
ズに落下させることができるという効果も奏する。
しかも、ヘッド本体の流出口の周縁部の下面部と栓体
間には弾発体を圧接状態で介在せしめてなるために、こ
の弾発体の弾発力によって栓体の落下動作が一層良好と
なり、ヘッド本体の流出口の開放の便に大いに供しうる
という特有の効果も得られたのである。
間には弾発体を圧接状態で介在せしめてなるために、こ
の弾発体の弾発力によって栓体の落下動作が一層良好と
なり、ヘッド本体の流出口の開放の便に大いに供しうる
という特有の効果も得られたのである。
これら三者が相まって、スプリンクラーヘッドの誤動
作を良好に回避することができるのである。
作を良好に回避することができるのである。
第1図は本考案に係るスプリンクラーヘッドの一実施例
を示す断面図。 第2図及び第3図はスプリンクラーヘッドの組立作業の
一例を示す断面図。 第4図(イ)及び(ロ)は従来例を示す断面図。 1…スプリンクラーヘッド本体 1c…周縁部、3…栓体 3a…間隙部、4…流出口 7…弾発体、8…デフレクター 9…ガイドリング、10…ガイド部 11…係止体、12…挾持体 12d…鍔部、13…挟持体 13b…鍔部、16…内向凸部 17…切欠部、22…可溶体 24…フレーム
を示す断面図。 第2図及び第3図はスプリンクラーヘッドの組立作業の
一例を示す断面図。 第4図(イ)及び(ロ)は従来例を示す断面図。 1…スプリンクラーヘッド本体 1c…周縁部、3…栓体 3a…間隙部、4…流出口 7…弾発体、8…デフレクター 9…ガイドリング、10…ガイド部 11…係止体、12…挾持体 12d…鍔部、13…挟持体 13b…鍔部、16…内向凸部 17…切欠部、22…可溶体 24…フレーム
Claims (5)
- 【請求項1】スプリンクラーヘッド本体1の流出口4の
周縁部1cの下面部に当接して該流出口4を閉塞するため
の栓体3と、リング状又は一部切欠リング状の係止体11
を鍔部12d,13bから一部露出させた状態で挾持可能な上
下一対の挾持体12,13と、該挾持体12,13を前記栓体3の
下側に取付保持可能とすべくフレーム24の下部内周縁に
突設された内向凸部16と、熱溶融又は熱軟化により、両
挾持体12,13に対する締付力及び該挾持体12,13による前
記係止体11の挾持力を低下可能とすべく設けられた熱可
溶性の可溶体22とを夫々具備し、且つ前記係止体11は、
両挾持体12,13の挾持力の低下により前記内向凸部16と
の係合が解除されるべく収縮して挾持体12,13をフレー
ム24から脱落可能とすべく拡縮自在に構成してなるスプ
リンクラーヘッドに於いて、前記内向凸部16の内周面に
前記係止体11を嵌合係止可能な切欠部17が設けられてな
ることを特徴とするスプリンクラーヘッド。 - 【請求項2】スプリンクラーヘッド本体1の流出口4の
周縁部1cの下面部に当接して該流出口4を閉塞するため
の栓体3と、リング状又は一部切欠リング状の係止体11
を鍔部12d,13bから一部露出させた状態で挾持可能な上
下一対の挾持体12,13と、該挾持体12,13を前記栓体3の
下側に取付保持可能とすべくフレーム24の下部内周縁に
突設された内向凸部16と、熱溶融又は熱軟化により、両
挾持体12,13に対する締付力及び該挾持体12,13による前
記係止体11の挾持力を低下可能とすべく設けられた熱可
溶性の可溶体22とを夫々具備し、且つ前記係止体11は、
両挾持体12,13の挾持力の低下により前記内向凸部16と
の係合が解除されるべく収縮して挾持体12,13をフレー
ム24から脱落可能とすべく拡縮自在に構成してなるスプ
リンクラーヘッドに於いて、前記挾持体12,13が脱落し
て栓体3がフレーム24から落下する際に、該栓体3の下
降動作をガイドすべく、前記スプリンクラーヘッド本体
1にはその外周面に摺動自在なガイド部10を有するガイ
ドリング9が外嵌され、且つ該ガイドリング9は前記栓
体3にデフレクター8を介して設けられてなることを特
徴とするスプリンクラーヘッド。 - 【請求項3】スプリンクラーヘッド本体1の流出口4の
周縁部1cの下面部に当接して該流出口4を閉塞するため
の栓体3と、リング状又は一部切欠リング状の係止体11
を鍔部12d,13bから一部露出させた状態で挾持可能な上
下一対の挾持体12,13と、該挾持体12,13を前記栓体3の
下側に取付保持可能とすべくフレーム24の下部内周縁に
突設された内向凸部16と、熱溶融又は熱軟化により、両
挾持体12,13に対する締付力及び該挾持体12,13による前
記係止体11の挾持力を低下可能とすべく設けられた熱可
溶性の可溶体22とを夫々具備し、且つ前記係止体11は、
両挾持体12,13の挾持力の低下により前記内向凸部16と
の係合が解除されるべく収縮して挾持体12,13をフレー
ム24から脱落可能とすべく拡縮自在に構成してなるスプ
リンクラーヘッドに於いて、前記スプリンクラーヘッド
本体1の流出口4の周縁部1cの下面部と栓体3間に弾発
体7を圧接状態で介在せしめてなることを特徴とするス
プリンクラーヘッド。 - 【請求項4】スプリンクラーヘッド本体1の流出口4の
周縁部1cの下面部に当接して該流出口4を閉塞するため
の栓体3と、リング状又は一部切欠リング状の係止体11
を鍔部12c,13bから一部露出させた状態で挾持可能な上
下一対の挾持体12,13と、該挾持体12,13を前記栓体3の
下側に取付保持可能とすべくフレーム24の下部内周縁に
突設された内向凸部16と、熱溶融又は熱軟化により、両
挾持体12,13に対する締付力及び該挾持体12,13による前
記係止体11の挾持力を低下可能にとすべく設けられた熱
可溶性の可溶体22とを夫々具備し、且つ前記係止体11
は、両挾持体12,13の挾持力の低下により前記内向凸部1
6との係合が解除されるべく収縮して挾持体12,13をフレ
ーム24から脱落可能とすべく拡縮自在に構成してなるス
プリンクラーヘッドに於いて、前記栓体3の内周面に雌
ネジ部6が形成されると共に、該雌ネジ部6には前記挾
持体12の上面部に当接可能なネジ体19が、前記栓体3内
に間隙部3aを形成して螺装着されてなることを特徴とす
るスプリンクラーヘッド。 - 【請求項5】スプリンクラーヘッド本体1の流出口4の
周縁部1cの下面部に当接して該流出口4を閉塞するため
の栓体3と、リング状又は一部切欠リング状の係止体11
を鍔部12d,13bから一部露出させた状態で挾持可能な上
下一対の挾持体12,13と、該挾持体12,13を前記栓体3の
下側に取付保持可能とすべくフレーム24の下部内周縁に
突設された内向凸部16と、熱溶融又は熱軟化により、両
挾持体12,13に対する締付力及び該挾持体12,13による前
記係止体11の挾持力を低下可能とすべく設けられた熱可
溶性の可溶体22とを夫々具備し、且つ前記係止体11は、
両挾持体12,13の挾持力の低下により前記内向凸部16と
の係合が解除されるべく収縮して挾持体12,13をフレー
ム24から脱落可能とすべく拡縮自在に構成してなるスプ
リンクラーヘッドに於いて、前記内向凸部16の内周面に
前記係止体11を嵌合係止可能な切欠部17が設けられると
共に、前記挾持体12,13が脱落して栓体3がスプリンク
ラーヘッド本体1から落下する際に、該栓体3の下降動
作をガイドすべく、前記スプリンクラーヘッド本体1に
はその外周面に摺動自在なガイド部10を有するガイドリ
ング9が外嵌され、且つ該ガイドリング9は前記栓体3
にデフレクター8を介して設けられてなり、しかも前記
スプリンクラーヘッド本体1の流出口4の周縁部1cの下
面部と栓体3間に弾発体7を圧接状態で介在せしめてな
ることを特徴とするスプリンクラーヘッド。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5236790U JP2529258Y2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | スプリンクラーヘッド |
KR2019900017229U KR930007268Y1 (ko) | 1990-05-18 | 1990-11-10 | 스프링클러 헤드 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5236790U JP2529258Y2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | スプリンクラーヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0411055U JPH0411055U (ja) | 1992-01-29 |
JP2529258Y2 true JP2529258Y2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=31572609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5236790U Expired - Fee Related JP2529258Y2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | スプリンクラーヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529258Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-18 JP JP5236790U patent/JP2529258Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0411055U (ja) | 1992-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0214649Y2 (ja) | ||
US8776903B2 (en) | Lodgment prevention arrangements for fire sprinklers | |
US4281771A (en) | Child-resistant/non-child-resistant closure | |
JPS60134855A (ja) | 単一部材で成るプラスチツク閉鎖体 | |
JP7229561B2 (ja) | スプリンクラーヘッド | |
JPH074826Y2 (ja) | スプリンクラーヘッド | |
TWI741112B (zh) | 灑水頭 | |
JP2529258Y2 (ja) | スプリンクラーヘッド | |
KR960008946Y1 (ko) | 스프링 쿨러헤드 | |
US4376465A (en) | Sprinkler head | |
JP2639899B2 (ja) | スプリンクラーヘッドとその組立方法 | |
JP2529259Y2 (ja) | スプリンクラーヘッド | |
US4676320A (en) | Shut-off device for a sprinkler assembly | |
JP2544161Y2 (ja) | スプリンクラーヘッド | |
JP2544162Y2 (ja) | スプリンクラーヘッド | |
WO2000040480A1 (en) | Child resistant spray through overcap aerosol spray | |
US4586623A (en) | Container cap | |
US4440234A (en) | Sprinkler | |
TWI451890B (zh) | Sealing annular spring mounting method and mounting structure | |
KR930007268Y1 (ko) | 스프링클러 헤드 | |
JPH0591714U (ja) | スプリンクラーヘッド用感熱体 | |
JPH10179789A (ja) | スプリンクラーヘッド | |
JP3042605U (ja) | スプリンクラーヘッド用保護カバー | |
US3583492A (en) | Center strut sprinkler | |
JP3661100B2 (ja) | スプリンクラヘッド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |