JP3042368U - 吊下げ具及び繊維製品用防虫具 - Google Patents

吊下げ具及び繊維製品用防虫具

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JP3042368U
JP3042368U JP1997003342U JP334297U JP3042368U JP 3042368 U JP3042368 U JP 3042368U JP 1997003342 U JP1997003342 U JP 1997003342U JP 334297 U JP334297 U JP 334297U JP 3042368 U JP3042368 U JP 3042368U
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Inventor
守蔵 佐光
Original Assignee
株式会社クラウン・パッケージ
武田 英彦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維製品用防虫剤等を吊り下げる吊下げ具で
あって、廃棄処理が容易で、かつ、リサイクルも可能な
吊下げ具を提供する。 【解決手段】 吊下げ具Aは板状部材5に切欠部10を
設けた構成であり、この切欠部10は略円形の穴部12
と該穴部12と板状部材5の外周とを連絡する連絡部1
4とを有する。この吊下げ部Aは段ボール材で形成され
ている。繊維製品用防虫具Pは、防虫剤本体Bに上記吊
下げ具Aを取り付けた構成となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本発明は、物品を吊り下げるのに使用する吊下げ具に関するものであり、さら に、吊下げ具を備えた繊維製品用防虫具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、物品を吊り下げる吊下げ具としては、種々のものが利用されている 。この吊下げ具は、ヘッダーとも呼ばれる。例えば、洋服ダンスに使用する繊維 製品用防虫具の場合には、塩化ビニル等を用いた化成品の吊下げ具が用いられ、 この吊下げ具によって、洋服ダンスの横架棒に係止する。例えば、図3に示すよ うな繊維製品用防虫具Qにおいては、吊下げ具Cは塩化ビニル等の化成品により 形成されている。なお、図3に示す繊維製品用防虫具Qにおいては、複数の防虫 剤30が和紙等の包装材により包装されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記吊下げ具が化成品で形成される場合には、焼却による廃棄処理が 困難であり、さらには、リサイクルも困難である。また、特に、吊下げ具が上記 の化成品で形成される場合には、例え、吊り下げられる部材が焼却可能なもので あっても、吊下げ具それ自体が化成品であるため、平成9年から施行される「容 器包装リサイクル法」に適合しないおそれがある。例えば、繊維製品用防虫剤が 、ナフタレン等の防虫剤を包装した防虫剤本体に化成品の吊下げ具が取り付けら れている場合には、防虫剤本体と吊下げ具とを分けて処理しなければならない。
【0004】 そこで、本発明は、焼却による廃棄処理が容易で、かつ、リサイクルも可能な 吊下げ具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、任 意の製品を吊り下げるための吊下げ具であって、紙材製の板状部材に、切欠部が 設けられていることを特徴とする。 この第1の構成の吊下げ具においては、板状部材に切欠部が設けられているの で、この切欠部に洋服ダンスの横架棒等の被係止部材を配置して係止する。この 吊下げ具は、紙材製であるので、廃棄処理が容易であり、リサイクルも可能とな る。
【0006】 また、第2には、上記第1の構成において、上記切欠部において、該切欠部の 所定の位置の幅が、該位置よりも内側のいずれかの位置の幅に比べて狭く形成さ れていることを特徴とする。よって、被係止部材に係止しても、吊下げ具が被係 止部材から脱落することがない。 また、第3には、上記第1又は第2の構成において、上記切欠部が、任意形状 の穴部と、該穴部と板状部材の外周間に設けられた連絡部とを有することを特徴 とする。この第3の構成の吊下げ具においては、連絡部の箇所の空間を押し広げ て被係止部材を挿通し、上記穴部を挿通するようにする。よって、被係止部材に 係止しても、吊下げ具が被係止部材から脱落することがない。 また、第4には、上記第1から第3までのいずれかの構成において、上記連絡 部が、該連絡部が穴部と連絡する外周の外周線に対して斜めに設けられているこ とを特徴とする。
【0007】 また、第5には、任意の製品を吊り下げるための吊下げ具であって、紙材製の 板状部材に切欠部が設けられ、該切欠部が、略円形の穴部と、該穴部と板状部材 の外周間に設けられた連絡部とを有し、該連絡部が、該穴部の上端からずれた位 置と上記板状部材の外周間に設けられるとともに、該連絡部が該穴部と連絡する 外周の外周線に対して斜めに設けられていることを特徴とする。 この第5の構成の吊下げ具においては、連絡部の箇所の空間を押し広げて被係 止部材を挿通し、上記穴部を挿通するようにする。よって、被係止部材に係止し ても、吊下げ具が被係止部材から脱落することがない。 また、第6には、上記第1から第5までのいずれかの構成において、上記吊下 げ具が、段ボール材又は厚板紙で形成されていることを特徴とする。
【0008】 また、第7には、繊維製品用防虫具であって、所定の防虫剤を包装した防虫剤 本体と、上記第1又は2又は3又は4又は6の構成の吊下げ具で、上記防虫剤本 体に取り付けられた吊下げ具と、を有することを特徴とする。この第7の構成の 繊維製品用防虫具によれば、繊維製品用防虫具の廃棄処理が容易であり、リサイ クルも可能となる。 また、第8には、繊維製品用防虫具であって、所定の防虫剤を包装した防虫剤 本体と、上記第5の構成の吊下げ具で、上記防虫剤本体に取り付けられた吊下げ 具と、を有することを特徴とする。この第8の構成の繊維製品用防虫具によれば 、繊維製品用防虫具の廃棄処理が容易であり、リサイクルも可能となる。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態としての実施例を図面を利用して説明する。 本考案に基づく吊下げ具としてのヘッダーAにおいては、図1に示されるよう に構成され、板状部材5に切欠部10が設けられている。
【0010】 ここで、板状部材5は、横長の細長長方形状を呈している。また、上記切欠部 10は、穴部12と、連絡部14とを有している。上記穴部12は略円形の穴部 であり、この穴部12は、板状部材5の左右方向(X方向)の略中央に設けられ ている。また、上記連絡部14は、穴部12の真上上端からややずれた位置と板 状部材5の外周の上端の間を連絡するように斜めに設けられ、この連絡部14は 略直線状の切欠となっている。つまり、上記連絡部14が、該連絡部14が穴部 12と連絡する外周の外周線Gに対して斜めに設けられている。
【0011】 なお、このヘッダーAは、植物繊維を素材とした紙材により形成されている。 つまり、例えば、ヘッダーAは段ボール材で形成され、特に、Eフルートの段ボ ール材又は0.6mm〜1.0mmの厚さの段ボール材等の薄口段ボール材を使 用するのが好ましい。段ボール材としては両面段ボール材が好ましい。なお、段 ボール材ではなく、厚板紙等の他の紙材により形成してもよい。
【0012】 上記構成のヘッダーAの使用状態について説明する。 本実施例のヘッダーAは、各種製品の吊下げに使用することができるが、以下 の説明では特に繊維製品用防虫具に使用する場合について説明する。
【0013】 まず、繊維製品用防虫具Pの構成について説明すると、図2に示すように、繊 維製品用防虫具Pは、防虫剤本体Bに上記構成のヘッダーAを取り付けた構成と なっている。 ここで、上記防虫剤本体Bは、ナフタレン製剤、エムペントリン製剤、パラジ クロベンゼン製剤等の防虫剤30を包装紙32で包装したものである。この包装 紙は、和紙等の内部の防虫剤30が揮発できるような材質で形成されている。
【0014】 また、上記防虫剤本体Bと上記ヘッダーAとは、ミシン糸20により縫い付け ることにより取り付けられている。なお、この防虫剤本体Bと上記ヘッダーAの 取り付けは、上記のようなミシン糸による縫付けには限られず、ステープラーと 呼ばれる紙綴じ器により綴じるようにしてもよい。このステープラーの代表的な ものとして、ホッチキス(商標名)がある。また、上記防虫剤本体Bと上記ヘッ ダーAとを接着剤により接着してもよい。以上のようにして、繊維製品用防虫具 Pを構成する。
【0015】 上記構成の繊維製品用防虫具Pを使用する際には、ヘッダーAの切欠部10に おける穴部12に被係止部材を挿通して該被係止部材に係止する。例えば、図2 に示すように、洋服ダンス等に設けられた被係止部材としての横架棒Sを該穴部 12に挿通する。被係止部材の挿通の仕方としては、以下のようになる。つまり 、洋服ダンスの横架棒等のように被係止部材に挿通すべき端部がない場合には、 ヘッダーAにおける連絡部周辺部16aと連絡部周辺部16bとを一方を手前に 他方を奥側に曲げることにより、上記連絡部周辺部16aと連絡部周辺部16b 間に空間を形成し、この形成された空間から被係止部材を挿通し、穴部12内に 固定する。被係止部材から取り外す場合には、同じように、上記連絡部周辺部1 6aと連絡部周辺部16b間に空間を形成して取り外せばよい。一方、被係止部 材に挿通すべき端部がある場合には、その端部をそのまま穴部12に挿通するよ うにしてもよい。
【0016】 この繊維製品用防虫具Pを廃棄する場合には、ヘッダーAは段ボール材等の紙 材により形成されているので、そのまま焼却処理を行なうことができ、ヘッダー の部分と防虫剤本体の部分とを分けて処理する必要がない。また、繊維製品用防 虫具Pを焼却しても化成品の場合のように高熱を発することがなく、また、リサ イクルの場合でも再度紙材として利用することができる。
【0017】 以上のように、本実施例のヘッダーAによれば、廃棄が容易で、かつ、リサイ クルも可能とすることができ、特に、そのまま処理しても、「容器包装リサイク ル法」に容易に適合することができる。
【0018】 なお、上記の説明において、切欠部10は、図1に示すものとして説明したが 、これには限られず、例えば、穴部12は円形でなくてもよく、四角形や三角形 等の多角形でもよく、また、連絡部14の代わりに単なる切込みとしてもよい。 また、連絡部14の位置も穴部12から板状部材5の外周に繋がるように形成さ れていればよい。さらに、少なくとも切欠部10は、切欠部の板状部材5の外周 付近に、切欠部のさらに内側よりも幅狭の部分があれば被係止部材に挿通して係 止させることができる。つまり、板状部材の外周の方が窪んだ形状であればよい 。すなわち、切欠部の所定の位置の幅が、該位置よりも内側のいずれかの位置に 比べて狭く形成されていればよい。
【0019】
【考案の効果】
本考案に基づく吊下げ具及びこの吊下げ具を用いた繊維製品用防虫具によれば 、吊下げ具は、紙材製であるので、廃棄処理が容易であり、リサイクルも可能と なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づくヘッダーの構成を示す平面図で
ある。
【図2】本考案に基づくヘッダーを使用した繊維製品用
防虫具の使用状態を示す説明図である。
【図3】従来の吊下げ具を使用した繊維製品用防虫具を
示す斜視図である。
【符号の説明】
A ヘッダー P 繊維製品用防虫具 B 防虫剤本体 5 板状部材 10 切欠部 12 穴部 14 連絡部 16a、16b 連絡部周辺部

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の製品を吊り下げるための吊下げ具
    であって、 紙材製の板状部材に、切欠部が設けられていることを特
    徴とする吊下げ具。
  2. 【請求項2】 上記切欠部において、該切欠部の所定の
    位置の幅が、該位置よりも内側のいずれかの位置の幅に
    比べて狭く形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の吊下げ具。
  3. 【請求項3】 上記切欠部が、任意形状の穴部と、該穴
    部と板状部材の外周間に設けられた連絡部とを有するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の吊下げ具。
  4. 【請求項4】 上記連絡部が、該連絡部が穴部と連絡す
    る外周の外周線に対して斜めに設けられていることを特
    徴とする請求項1又は2又は3に記載の吊下げ具。
  5. 【請求項5】 任意の製品を吊り下げるための吊下げ具
    であって、 紙材製の板状部材に切欠部が設けられ、該切欠部が、略
    円形の穴部と、該穴部と板状部材の外周間に設けられた
    連絡部とを有し、該連絡部が、該穴部の上端からずれた
    位置と上記板状部材の外周間に設けられるとともに、該
    連絡部が該穴部と連絡する外周の外周線に対して斜めに
    設けられていることを特徴とする吊下げ具。
  6. 【請求項6】 上記吊下げ具が、段ボール材又は厚板紙
    で形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は
    3又は4又は5に記載の吊下げ具。
  7. 【請求項7】 繊維製品用防虫具であって、 所定の防虫剤を包装した防虫剤本体と、 請求項1又は2又は3又は4又は6に記載の吊下げ具
    で、上記防虫剤本体に取り付けられた吊下げ具と、を有
    することを特徴とする繊維製品用防虫具。
  8. 【請求項8】 繊維製品用防虫具であって、 所定の防虫剤を包装した防虫剤本体と、 請求項5に記載の吊下げ具で、上記防虫剤本体に取り付
    けられた吊下げ具と、を有することを特徴とする繊維製
    品用防虫具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0655289U (ja) * 1993-01-12 1994-07-26 千住金属工業株式会社 自動はんだ付け装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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