JP3041965U - 調湿機能付きハンガーかけ用パイプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】衣装タンス等、ハンガーを用いて衣類の収納を
行う収納具において、収納部の調湿を行う際、ハンガー
かけ用パイプの部分を利用して調湿室を作り、木炭等の
調湿材又は除湿剤を封入し、衣類を収納する部分の調湿
を行う。 【解決手段】本考案はハンガーかけ用パイプ１の内部
に、調湿材又は除湿剤収納部２をもうけ、上部を開口
し、この部位に通気性を持つシート３を取り付け、その
上部を金属等のある程度の強度を持ったメッシュ５で覆
い、ハンガーをかける際、シート３を損傷しないように
している、この開口部を用い、シート３により内部の調
湿材又は除湿剤４が漏れないようにした上で、衣類収納
部の湿気を取る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、衣装タンス等ハンガーを用いて衣類を収納する収納具に関する物で ある。

【０００２】

【従来の技術】

従来の衣装タンス内湿度の調節は、衣類を収納する部分に、調湿又は吸湿効果 のある調湿材又は除湿剤を設置しているか、タンス本体の構造に調湿機能をもた せるものだった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

家庭内で衣装タンス等内の衣類を、湿度の高い状態で保存すると、カビや害虫 の被害を受けやすい。

【０００４】 この被害を予防するためには、調湿を行い湿度を低く保つ必要がある。

【０００５】 しかし、従来の方法の様に衣装タンス収納部に、調湿材又は除湿剤を入れる方 法では、タンス内の有効収納部を減容する事になる。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

そこで本考案は、ハンガーかけ用パイプ本体の内部に、調湿材又は除湿剤を封 入する部分をもうけ、調湿、除湿能力を得ることが出来るものとした。

【０００８】

【実施例】

以下図面を参照して、本考案の実施例を説明する。

【０００９】 衣装タンス、もしくはパイプハンガーには、ハンガーをかけるためのハンガー かけ用パイプ１がある。

【００１０】 ハンガーかけ用パイプ１の内部を図３の様に空洞とし、これを木炭等の調湿材 又は除湿剤収納部２とする、調湿材又は除湿剤収納部２の上部は、不織布等通気 性のあるシート３を取り付け、内部の調湿材又は除湿剤４の外部への漏れを防止 する。

【００１１】 また、ハンガーかけ用パイプ１の上部をメッシュ５で覆う、メッシュ５は金属 等で作り、ある程度の強度をもたせ、ハンガーをかける際、シート３を破損しな いように保護する。

【００１２】 調湿材又は除湿剤４は調湿又は除湿性能を持つもので、かつシート３にて、外 部に漏れないよう出来るものならば、種類、形状、大きさ、包装法は問わない。

【００１３】 ハンガーかけ用パイプ１の形状は図３では、上部が半円状で下部を長方体とし ているが、上部に開口部を持つものならば、形状は問わない。

【００１４】

【考案の効果】

本考案のハンガーかけ用パイプを使用することにより、タンスなどの収納部の 空間を無駄にすることなく、収納部を調湿、除湿出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】衣装タンスの全体図である。

【図２】パイプハンガーの全体図である。

【図３】ハンガーかけ用パイプの垂直断面図である。

【符号の説明】

１ハンガーかけ用パイプ ２調湿材又は除湿剤収納部 ３シート ４調湿材又は除湿剤 ５メッシュ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ハンガーかけ用パイプ内部の空間に、木炭
   等の調湿材又は除湿剤を入れる調湿室を持つ、調湿機能
   付きハンガーかけ用パイプ。
2. 【請求項２】ハンガーかけ用パイプ上部に、開口部を有
   する、請求項１記載の調湿機能付きハンガーかけ用パイ
   プ。
3. 【請求項３】ハンガーかけ用パイプ上部開口部は金属等
   メッシュ、通気性のあるシートの２重構造で覆われた構
   造を持つ、請求項１又は請求項２記載の調湿機能付きハ
   ンガーかけ用パイプ。