JPH0713778Y2 - フイルターダクト - Google Patents

フイルターダクト

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JPH0713778Y2
JPH0713778Y2 JP5885290U JP5885290U JPH0713778Y2 JP H0713778 Y2 JPH0713778 Y2 JP H0713778Y2 JP 5885290 U JP5885290 U JP 5885290U JP 5885290 U JP5885290 U JP 5885290U JP H0713778 Y2 JPH0713778 Y2 JP H0713778Y2
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outer tube
tube
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JP5885290U
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米原  隆
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米原 隆
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、温室やその他適宜の室内に設置する、除菌
効果のあるフィルターダクトに関するものである。
(従来の技術) 従来温室栽培等の温室内においては、温室の内部に約直
径40cm位のポリエチレンのチューブを通し、このポリエ
チレンのチューブの側面にあけた多数の穴から温風や冷
風等を温室内に吹き出している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらこのチューブの多数の穴の大きさが不均一
であり、従って送風が不均一となる。またこの各穴が大
きく、かつ相互に間隔があいて設けられているため、こ
れらの各穴付近の風速が速すぎる。従ってこのチューブ
の周囲に付着した土やその他の汚れを吹き上げ、まき散
らしてしまう結果と成る。またこの温室内の植物のため
に水を撒くため、このチューブの外周が汚れたり、チュ
ーブの内外に水が溜ってしまう。この水溜りに上記雑菌
類が繁殖する。また上述の如くチューブの外周に穿った
穴から温風や冷風等を出すため、これらの送風が局部的
となってしまい、温度コントロールのためのセンサーの
数を多く設けなければ均一な値がつかめず、温室内の温
度管理が難しい。また上記温室の風速を多数の各穴で均
一化しようとすれば風速を上げなけれならず、雑菌類の
増殖を促す結果となる。
これは温室等に限らない。ホテル、病院等の部屋や電子
部品を取り扱うクリーンルーム等でも同様である。
この考案はこれらの欠点を除去し、均一な送風ができ、
雑菌類を送風とともにまき散らさないフィルターダクト
を提供することを目的としたものである。
(課題を解決するための手段) そこでこの考案は通気性の良好な不織布からなる外側チ
ューブを設け、この外側チューブの内外側、又は内側、
外側のうち少なくとも一つに耐水性のある抗菌層を設け
る。この抗菌層は防かび剤と殺菌剤とを混ぜて塗布した
ものが良いが、防かび剤のみの場合、又は殺菌剤のみの
場合もある。そして外周に多数の小孔が適宜間隔で形成
され、かつ上記外側チューブより小径の内側チューブを
設け、この内側チューブを上記外側チューブ内の一端か
ら他端まで通したものである。この内側チューブの材質
は合成樹脂フィルムからなるものでも、不織布から成る
ものでもよい。そしてこの内側チューブは上述の小孔を
意図的に開けたものでも、また不織布等のように材質に
より自然と小孔が形成されているものでもよい。
また上記外側チューブの側面の一部を長手方向に沿って
通気性の良好な不織布から成る不織布部とし、この不織
布部の内外側、又は内側、外側の内の少なくとも一つに
耐水性のある抗菌層を設け、この外側チューブに上記と
同様の内側チューブを通した構造とする場合もある。
さらに上記の抗菌剤に帯電防止剤を含有せしめる場合も
ある。
上記外側チューブの不織布又は外側チューブの不織布部
の不織布は繊維の集まりであるため通気性が良く排水性
も良い。またこの不織布の内外側、少なくとも内側に設
けた耐水性のある抗菌層は上記不織布の外表面の繊維に
付着し、特に繊維と繊維の交叉部に、より付着しやす
く、従って上記抗菌層は連続した膜とならず、不織布の
通気性が保持される。
(作用) 上記内側チューブ内に温風又は冷風等を一端から送風す
ると、この内側チューブ内に温風等が充満し、内側チュ
ーブの内圧が上がって膨らむ。そして多数の各小孔から
温風等が外側チューブ内に吹き出す。そして温風等が外
側チューブ内に充満すると、内圧により外側チューブが
膨らみ、温風等は外側チューブの不織布又は不織布部か
ら微風と成って外方へ吹き出す。そして微細なホコリや
ゴミ等は外側チューブの不織布又は不織布部がフィルタ
ーの役目をし、これらをろ過する。またこのろ過された
ゴミ等に雑菌類が付着している場合であっても、この不
織布又は不織布部の内側又は外側に設けた抗菌層により
雑菌類が死滅し、雑菌類は繁殖せず、上記外側チューブ
の不織布又は不織布部から吹き出す微風に雑菌類が混ざ
らない。しかも外側チューブの外周全面又は不織布部の
全面から微風が出るため、均一な送風ができ、まわりの
チリやホコリ等を舞上げたりしない。また温室内では室
内の空気を捕集し、これを再び温めて又は冷してこの考
案のフィルターダクトに送り込むため、温室内にホコリ
やゴミや雑菌類が例え舞い上がったとしても徐々に外側
チューブ内に捕集されていき、外側チューブから吹き出
す温風や冷風はクリーン化されていく。
(実施例) 以下この考案の実施例を図について説明する。
第1図乃至第3図はこの考案の第1実施例を示し、通気
性の良好な不織布から成る外側チューブ1を設け、この
外側チューブ1の内外側面には防かび剤と殺菌剤とを混
ぜた抗菌層2を塗布する。またこの外側チューブ1の内
側に、この外側チューブ1より小径の合成樹脂から成る
内側チューブ3を通し、この内側チューブ3の外周に適
宜間隔で多数の小孔4を設けたものである。上記外側チ
ューブ1と内側チューブ3とは夫々シート状物を折り返
して端縁部を重ねあわせ、これらを一体に熱融着したも
のである。またこの外側チューブ1の上端縁には、長手
方向一定間隔にフック5を設け、これらのフック5を、
水平にはった紐6にひっかけたものである。
次に第4図及び第5図はこの考案の第2実施例を示し、
この第2実施例においては、、外側チューブ7が合成樹
脂で構成され、この外側チューブ7の断面両側面の一部
が通気性の良好な不織布から成る不織布部8となってお
り、この不織布部8が外側チューブ7の長手方向に沿っ
て一端から他端まで伸びている。この不織布部8の内外
側面には上記第1実施例と同じ抗菌層2が塗布されてお
り、この外側チューブ7内に第1実施例と同様な内側チ
ューブ3が挿入されている。
また上記実施例では外側チューブの上端にフックを設け
て吊り下げる構造としたが、これに限らず第6図に示す
ごとく、内側チューブ3内に紐9を通し、吊り下げる構
造としてもよい。さらに第7図に示すごとく、断面U字
型の支持枠体10内に、内側チューブ3を挿通した外側チ
ューブ1を挿入する構造にしてもよい。上記支持枠体10
は外周が網状のものや多数のスリットを入れたもの等外
側チューブからのエアーの吹き出しの邪魔にならないも
のであればよい。
上記耐水性及び通気性の良い不織布の材料としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロ
ン、アクリル等の合成繊維、その他から成るものであ
る。また耐水性のある抗菌層としては防かび剤及び/又
は殺菌剤をバインダーに混ぜ、これを不織布から成る外
側チューブ1又は不織布部8の外側及び内側に塗布した
ものである。
また上記内側チューブ3の材質としては、上記実施例の
ような合成樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステルフィルム、塩化ビニール等でもよく、
その他にも不織布等適宜の材質のものでよい。
上記防かび剤としてはN−(フルオロジクロロメチルチ
オ)−フタルイミド、2−(4−チアゾリール)−ベン
ツイミダゾール(略称サイアベンダゾール)、N−ジメ
チル−N′−フェノール−N′−(フルオロジクロロメ
チルチオ)−スルファミド、10−10′−オキシビスフェ
ノキシアルシン、ポイアミノエチルグリシン等があげら
れる。
また殺菌剤としては両性の界面活性剤等があげられる。
またバインダーの一例としては、セルローズ系エマルジ
ョン、アクリル樹脂系エマルジョン、ウレタン系エマル
ジョン、ゴム系エマルジョン、酢酸ビニール系エマルジ
ョン、その他の混合物等があげられる。
さらに上記抗菌層に殺菌性を付与するため、セラミック
粉、活性炭、錫、銀、銅等の金属繊維乃至は金属粉を含
む場合がある。
また上記抗菌層に帯電防止剤を含有させる場合もあり、
この場合この考案のフィルターの外側チューブを通った
ホコリはこの抗菌層の帯電防止剤により電荷が除去され
る。菌が付着した微細なホコリは静電気的にも安定して
いるため空中に繁殖、浮遊しているが、この静電気を取
り除くことによって空中での安定した浮遊ができなくな
るために細菌の捕集が容易となる。
この考案のフィルターダクトを、洋ランを栽培している
温度20℃、湿度80%の温室(500m2)に設置したが、三
日間でかび臭いが完全に無くなった。
(考案の効果) この考案は以上の構成であり、外側チューブの不織布を
通して微風がダクト全体に渡って均一に吹き出す。従っ
てダクトを設置した室内はこのダクトにより均一に送風
され、ある箇所が温まり、ある箇所は温まらない、とい
ったことがなく、温度コントロールがし易い。しかもこ
の外側チューブの不織布を通過して吹き出すため、温風
や冷風等に混ざったチリやホコリがろ過され、外側チュ
ーブの内側に捕集される。しかしこの外側チューブの不
織布の内側又は外側には抗菌層を設けているため、これ
らの捕集されたチリやホコリに付着している雑菌類が死
滅し、ここから繁殖したりしない。
従ってこのダクトから吹き出される送風にはホコリやチ
リ、さらには雑菌類が混ざっておらず、このダクトが設
置された部屋を汚さない。しかも上述の如く外側チュー
ブの不織布から吹き出す送風は不織布全面から吹き出す
ため風速が上がらず、微風となって出てくるため周囲の
チリやホコリ等を吹き上げたりしない。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図はこの考案の第1
実施例の一部破断斜視図、第2図は同縦断面図、第3図
は同実施例の外側チューブの一部拡大断面図、第4図は
この考案の第2実施例の一部破断斜視図、第5図は同実
施例の縦断面図、第6図はこの考案のフィルターダクト
の他の支持例を示す断面図、第7図はこの考案のフィル
ターダクトの他の支持例を示す一部断面斜視図である。 なお図中1は又は外側チューブ、2は抗菌層、3は内側
チューブ、4は小孔、8は不織布部である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】通気性の良い不織布から成る外側チューブ
    の少なくとも内側又は外側に、耐水性のある抗菌層を設
    け、この外側チューブ内に、外周に多数の小孔が適宜間
    隔で形成された、上記外側チューブより小径の内側チュ
    ーブを通して成ることを特徴とする、フィルターダク
    ト。
  2. 【請求項2】チューブの長手方向に沿って通気性の良い
    不織布部を側面の一部に有する外側チューブを設け、上
    記不織布部の少なくとも内側又は外側に耐水性のある抗
    菌層を設け、この外側チューブ内に、外周に多数の小孔
    が適宜間隔で形成された、上記外側チューブより小径の
    内側チューブを通して成ることを特徴とする、フィルタ
    ーダクト。
  3. 【請求項3】上記抗菌層に帯電防止剤を含有せしめたこ
    とを特徴とする、請求項(1)又は(2)項記載のフィ
    ルターダクト。
JP5885290U 1990-06-05 1990-06-05 フイルターダクト Expired - Lifetime JPH0713778Y2 (ja)

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JPH0417811U JPH0417811U (ja) 1992-02-14
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