JPH06938Y2 - 植木鉢 - Google Patents
植木鉢Info
- Publication number
- JPH06938Y2 JPH06938Y2 JP4662790U JP4662790U JPH06938Y2 JP H06938 Y2 JPH06938 Y2 JP H06938Y2 JP 4662790 U JP4662790 U JP 4662790U JP 4662790 U JP4662790 U JP 4662790U JP H06938 Y2 JPH06938 Y2 JP H06938Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- woven fabric
- fibers
- flower pot
- flowerpot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、育苗用あるいは鑑賞用等の植木鉢に関する
もので、さらに詳しく述べると、外部からのかびの侵
入、及び植木鉢内部のかびの発生を防ぐ機能を有する植
木鉢に関するものである。
もので、さらに詳しく述べると、外部からのかびの侵
入、及び植木鉢内部のかびの発生を防ぐ機能を有する植
木鉢に関するものである。
(従来の技術) 植木鉢は素材が大別して素焼きのもとプラスチツク製の
ものとがある。
ものとがある。
(考案が解決しようとする課題) 上記素焼きのものは、素焼きの素材に多数の穴が形成さ
れているため通気性はあるが素焼きそのものが内部に保
水し易く、かつ穴が小さいため植木鉢内に水分を保持し
易い。かつ上記鉢の中は栄養素が多く、上述の如く湿度
が高い。従つて植木鉢の内外周にかびや、こけが生え易
く、雑菌が外部から侵入し、繁殖し易い。従つて植えて
いる植物の成長に悪影響を及ぼす。それ故二度目に使用
する場合はこの植木鉢を焼いて殺菌したりしなけらばな
らず、手間や費用がかかる欠点を有している。
れているため通気性はあるが素焼きそのものが内部に保
水し易く、かつ穴が小さいため植木鉢内に水分を保持し
易い。かつ上記鉢の中は栄養素が多く、上述の如く湿度
が高い。従つて植木鉢の内外周にかびや、こけが生え易
く、雑菌が外部から侵入し、繁殖し易い。従つて植えて
いる植物の成長に悪影響を及ぼす。それ故二度目に使用
する場合はこの植木鉢を焼いて殺菌したりしなけらばな
らず、手間や費用がかかる欠点を有している。
またプラスチツク製の植木鉢は通気性が悪く、底部に排
水穴があるものの径が小さくかつプラスチツク成形の際
のバリ等があることが多く、水はけは悪い。それ故植木
鉢の内部に水が溜りやすく、素焼き製のもの以上に外部
からの雑菌の侵入、繁殖がし易い。
水穴があるものの径が小さくかつプラスチツク成形の際
のバリ等があることが多く、水はけは悪い。それ故植木
鉢の内部に水が溜りやすく、素焼き製のもの以上に外部
からの雑菌の侵入、繁殖がし易い。
この考案はこれらの点に鑑みて試されたものであり、こ
の様な植木鉢において外部からの雑菌のうち特に多いか
びの侵入を防ぐ鉢を提供せんとするものである。
の様な植木鉢において外部からの雑菌のうち特に多いか
びの侵入を防ぐ鉢を提供せんとするものである。
(課題を解決するための手段) そこでこの考案は、あまり水を欲しない植物に用いる植
木鉢の場合は耐水性及び通気性の良い不織布から成る植
木鉢本体を設け、この本体の外周に耐水性のある防かび
性塗膜を、繊維と繊維との交差部及びその付近に付着さ
せて、連続した膜とならないよう薄く設けた。
木鉢の場合は耐水性及び通気性の良い不織布から成る植
木鉢本体を設け、この本体の外周に耐水性のある防かび
性塗膜を、繊維と繊維との交差部及びその付近に付着さ
せて、連続した膜とならないよう薄く設けた。
また水を頻繁に入れるような植物に用いる植木鉢の場合
は植木鉢本体の外周及び内周に耐水性の防かび性塗膜を
夫々上述のように設けるものとする。
は植木鉢本体の外周及び内周に耐水性の防かび性塗膜を
夫々上述のように設けるものとする。
上記耐水性及び通気性の良い不織布の材料としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロ
ン、アクリル等の合成繊維、その他から成るものであ
る。また耐水性のある防かび性塗布としては防かび剤を
バインダーに混ぜ、これを不織布から成る植木鉢本体の
外周に塗布したものである。
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロ
ン、アクリル等の合成繊維、その他から成るものであ
る。また耐水性のある防かび性塗布としては防かび剤を
バインダーに混ぜ、これを不織布から成る植木鉢本体の
外周に塗布したものである。
上記防かび剤としてはN−(フルオロジクロロメチルチ
オ)−フタルイミド、2−(4−チアゾリール)、ベン
ツイミダゾール(略称サイアベンダゾール)、N−ジメ
チル−N′−フェノール−N′−(フルオロジクロロメ
チルチオ)−スルファミド、10−10′−オキシビス
フェノキシアルシン、ポイアミノエチルグリシン等があ
げられる。
オ)−フタルイミド、2−(4−チアゾリール)、ベン
ツイミダゾール(略称サイアベンダゾール)、N−ジメ
チル−N′−フェノール−N′−(フルオロジクロロメ
チルチオ)−スルファミド、10−10′−オキシビス
フェノキシアルシン、ポイアミノエチルグリシン等があ
げられる。
またバインダーとしてはアクリル樹脂系エマルジョン、
ウレタン系エマルジョン、ゴム系エマルジョン、酢酸ビ
ニール系エマルジョン等が挙げられる。
ウレタン系エマルジョン、ゴム系エマルジョン、酢酸ビ
ニール系エマルジョン等が挙げられる。
(作用) 不織布から成る植木鉢本体は繊維の集まりであるため通
気性が良く排水性もよい。またこの本体外周又は外周及
び内周に設けた耐水性のある防かび性塗膜は上記不織布
の外周又は外周及び内周付近の繊維に付着し、特に繊維
と繊維との交叉部により付着し易く、従って上記塗膜は
連続した膜とならず、通気性が良い。
気性が良く排水性もよい。またこの本体外周又は外周及
び内周に設けた耐水性のある防かび性塗膜は上記不織布
の外周又は外周及び内周付近の繊維に付着し、特に繊維
と繊維との交叉部により付着し易く、従って上記塗膜は
連続した膜とならず、通気性が良い。
また植木鉢本体の不織布、及び防かび性塗膜は夫々耐水
性を有するため、水に溶けたりしない。
性を有するため、水に溶けたりしない。
(実施例) 以下この考案の実施例を図面について説明する。第1図
はあまり水を欲しない植物に用いる植木鉢の例を示し、
ポリプロピレンの繊維から成る不織布でできた植木鉢本
体1は通気性が良く、排水性が良い。この植木鉢本体1
は上記不織布から成るシートを熱押成型にてカップ状に
成形しても良く、また底部と側壁部とを、上記不織布か
ら成るシートから切断し側壁部を筒状に曲げて、底部に
接着してつくることもできる。
はあまり水を欲しない植物に用いる植木鉢の例を示し、
ポリプロピレンの繊維から成る不織布でできた植木鉢本
体1は通気性が良く、排水性が良い。この植木鉢本体1
は上記不織布から成るシートを熱押成型にてカップ状に
成形しても良く、また底部と側壁部とを、上記不織布か
ら成るシートから切断し側壁部を筒状に曲げて、底部に
接着してつくることもできる。
またこの植木鉢本体1の外周には耐水性のある防かび性
塗膜2が形成されている。この防かび性塗膜2は防かび
剤を約3.0%の割合でアクリル樹脂系エマルジョンに混合
し、1m2当たり約25ccを塗布したもので、膜厚は約0.5
〜10μ位である。
塗膜2が形成されている。この防かび性塗膜2は防かび
剤を約3.0%の割合でアクリル樹脂系エマルジョンに混合
し、1m2当たり約25ccを塗布したもので、膜厚は約0.5
〜10μ位である。
この実施例の場合上記防かび性塗膜2の膜厚が小さく、
従って植木鉢本体1の不織布の多数の繊維の隙間がふさ
がらない。
従って植木鉢本体1の不織布の多数の繊維の隙間がふさ
がらない。
また第2図は水を頻繁に入れるような植物に用いる植木
鉢の例を示したものであり、この場合は上記実施例の構
成に加え、植木鉢本体1の内周にも上記耐水性のある防
かび性塗膜2が形成されている。
鉢の例を示したものであり、この場合は上記実施例の構
成に加え、植木鉢本体1の内周にも上記耐水性のある防
かび性塗膜2が形成されている。
(考案の効果) この考案は以上の構成であり、植木鉢本体を不織布で形
成しているため、また防かび性塗膜の膜厚が薄く、しか
も繊維と繊維との交差部及びその付近に付着させて、不
織布の多数の繊維の隙間がふさがらないので排水性及び
通気性が極めて良い。さらに請求項第1項の考案は、植
木鉢本体の外周に防かび性塗膜を有するため、外部から
のかびの侵入を防ぐ。従って植木鉢内の土中の植物に必
要な菌類は、上記防かび性塗膜に影響を受けずに自由に
繁殖でき、植物の成長を助ける。その上従来の如く外部
からかびが植物内に侵入して植物の成長を妨げるような
ことがない。
成しているため、また防かび性塗膜の膜厚が薄く、しか
も繊維と繊維との交差部及びその付近に付着させて、不
織布の多数の繊維の隙間がふさがらないので排水性及び
通気性が極めて良い。さらに請求項第1項の考案は、植
木鉢本体の外周に防かび性塗膜を有するため、外部から
のかびの侵入を防ぐ。従って植木鉢内の土中の植物に必
要な菌類は、上記防かび性塗膜に影響を受けずに自由に
繁殖でき、植物の成長を助ける。その上従来の如く外部
からかびが植物内に侵入して植物の成長を妨げるような
ことがない。
また、請求項第2項の考案は、特に植木鉢に入れる植物
が頻繁に水を必要とし、土中の湿気を常に保持するよう
な場合に適し、上記植木鉢本体の外周及び内周に上記防
かび性塗膜を設けるため、外部からのかびの侵入を確実
に阻止できるものであり、かつ植木鉢内の土中のかびの
発生を阻止するものである。
が頻繁に水を必要とし、土中の湿気を常に保持するよう
な場合に適し、上記植木鉢本体の外周及び内周に上記防
かび性塗膜を設けるため、外部からのかびの侵入を確実
に阻止できるものであり、かつ植木鉢内の土中のかびの
発生を阻止するものである。
図はこの考案の実施例を示し、第1図はこの考案の断面
図、第2図はこの考案の他の実施例の断面図である。な
お図中1は植木鉢本体、2は防かび性塗膜である。
図、第2図はこの考案の他の実施例の断面図である。な
お図中1は植木鉢本体、2は防かび性塗膜である。
Claims (2)
- 【請求項1】耐水性及び通気性の良い不織布から成る植
木鉢本体を設け、この本体の外周に耐水性のある防かび
性塗膜を、繊維と繊維との交差部及びその付近に付着さ
せて、連続した膜とならないよう薄く設けたことを特徴
とする、植木鉢。 - 【請求項2】耐水性及び通気性の良い不織布から成る植
木鉢本体を設け、この本体の外周及び内周に耐水性のあ
る防かび性塗膜を、繊維と繊維との交差部及びその付近
に付着させて、連続した膜とならないよう薄く設けたこ
とを特徴とする、植木鉢。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4662790U JPH06938Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 植木鉢 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4662790U JPH06938Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 植木鉢 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH046641U JPH046641U (ja) | 1992-01-22 |
JPH06938Y2 true JPH06938Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=31561869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4662790U Expired - Lifetime JPH06938Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 植木鉢 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06938Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2895744B2 (ja) * | 1993-07-05 | 1999-05-24 | 鐘紡株式会社 | 植物生育用支持体および植物の栽培方法 |
-
1990
- 1990-05-02 JP JP4662790U patent/JPH06938Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH046641U (ja) | 1992-01-22 |
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