JP2000354428A - 盆栽用マルチング材 - Google Patents

盆栽用マルチング材

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JP2000354428A
JP2000354428A JP11166682A JP16668299A JP2000354428A JP 2000354428 A JP2000354428 A JP 2000354428A JP 11166682 A JP11166682 A JP 11166682A JP 16668299 A JP16668299 A JP 16668299A JP 2000354428 A JP2000354428 A JP 2000354428A
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JP
Japan
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mulching material
bonsai
nonwoven fabric
flowerpot
culture soil
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JP11166682A
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English (en)
Inventor
Fumio Taira
文夫 平
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Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Protection Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 土崩れ防止、保水、保温、防菌、防虫、ナメ
クジ撃退効果のある盆栽用マルチング材を提供する。 【解決手段】 植木鉢等で植栽される花木の培養土の表
面を覆うマルチング材であって、不織布を、植木鉢の外
形に合わせて裁断してなるものであり、上記不織布は、
ポリエステル、ポリアミドまたはポリプロピレン繊維を
素材とし、必要ならば上記不織布に、金属銅の粉または
繊維を混在させてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、植木鉢に植栽さ
れた花木(以下、盆栽という)の培養土の表面に敷かれ
るマルチング材に関する。
【0002】
【従来の技術】盆栽は、植木鉢という限られた領域で花
木などを独特の栽培法により長年植栽し、自然界の風雪
に耐えた古木を思わせるような枝振りに仕上げるもの
で、そのために、バランスのとれた肥料成分を有する培
養土を一定期間毎に取り替え、土盛りの形状も工夫を凝
らして栽培されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記盆栽において、灌
水の際に土盛りの形状が崩れることは、盆栽の作品価値
を低下させることに結びつき、また、培養土が跳ね返り
葉面に付着すると黒点病やウドンコ病等の原因になる。
【0004】また、鉢作りの盆栽は夜間にナメクジなど
の食害を受け易く、食害を受けた部分に病原菌が付着し
て大切な盆栽を台無しにしてしまうこともある。
【0005】さらに、植木鉢という限られた領域で植栽
されているため、水分の消費と蒸発が盛んで、度々灌水
を行う必要がある。
【0006】この発明は上記問題に鑑み、灌水の際に盆
栽の土盛りの形状が崩れないようにし、水分の蒸発を抑
制し、ナメクジ等の食害と病原菌の付着を防止すること
のできる盆栽用マルチング材を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、植木鉢等で植栽される花木の培養土の表
面を覆うマルチング材であって、不織布を、植木鉢の外
形に合わせて裁断してなるものであり、上記不織布は、
ポリエステル、ポリアミドまたはポリプロピレン繊維を
素材とし、上記不織布に、金属銅の粉または繊維を混在
させてなる構成としたものである。
【0008】上記の如く構成するこの発明によれば、灌
水時に培養土が飛び散り、土盛りの形状が崩れることが
なく、水分の蒸発が抑制され、冬季には保温効果が得ら
れ、培養土の表面が固まらず通気性が保たれて発根と生
育が促進される。また、水苔が均等な厚さに敷きやすく
なり保水効果が一段と良好になる。
【0009】また、この発明のマルチング材を敷くと雑
草が生え難くなり、若し、生えたとしても簡単に抜き取
ることができるようになる。
【0010】また、上記不織布に金属銅の粉または繊維
を混在させることにより防虫・防菌効果およびナメクジ
の撃退効果がえられる。
【0011】さらに、植木鉢を逆さにしても培養土の土
盛り部分が崩れないので、逆さにして水槽あるいは薬剤
槽に直接浸すことができるので、葉面散水および消毒が
簡単に実施できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。図1はその実施例に係るサツキ
の盆栽の斜視図で、植木鉢1の培養土2にサツキ3が植
栽され、培養土2は植木鉢1の縁4から幹5に向けて中
高に土盛りされ、その表面には、ポリエステル繊維を素
材とする不織布6が敷かれている。
【0013】上記不織布6は、見かけ厚さ0.2mm、目
付15g/m2 のものを、植木鉢1の口形に合わせて裁
断してなり、サツキ3の幹5に相当する部分に孔7を開
け、外周縁から上記孔7に向けて切り込み8を入れ、上
記切り込み8に沿って孔7に幹5を導入し、培養土2の
表面を覆い、銅線からなる股釘9を打ち込んで押さえて
いる。
【0014】上記実施例では、不織布の素材としてポリ
エステル繊維を採用したが、ポリアミド、ポリプロピレ
ンなどの繊維を採用することができる。
【0015】また、目付15g/m2 のものを採用した
が、この目付に限定されるものではない。ただ、極端に
目付が大きくなると通気性が悪くなり、小さくなると保
温と培養土を押さえる効果が望めなくなるので実験的に
最適のものを採用する。
【0016】また、見かけ厚さを0.2mmのものを採用
したが、これに限定されるものではない。ただ、薄すぎ
ると保温と培養土を押さえる効果がなくなり、厚すぎる
と通気性と外観が悪くなる。
【0017】また、不織布の色は、自然色を採用したが
植木鉢の色、培養土の色、花木の色等に合わせて適宜の
色の不織布を採用することができる。
【0018】上記不織布に金属銅の繊維や粉体を混在さ
せると防菌・防虫効果が得られ、とくに顕著なナメクジ
撃退効果が発揮される。
【0019】実際に、この発明に係るマルチング材を培
養土の表面に敷くときは、植木鉢の口径より少し大きめ
のものを用い、マルチング材の周縁を竹ヘラのようなも
ので植木鉢の内面と培養土の境目に押し込むようにする
と綺麗にマルチングでき盛土の保形効果が大きくなる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
散水時に培養土が飛び散り、土盛り部分が崩れることが
なく、水分の蒸発が抑制され、冬季には保温効果が得ら
れ、培養土の表面が固まらず通気性がたもたれて発根と
花木の生育が促進される。また、水苔が敷きやすくなり
(均等に敷くことができる)保水効果が一段と良好にな
り、培養土がこぼれないので室内に持ち込んでも、テー
ブルや飾り棚の周辺を汚すことがない。
【0021】また、この発明のマルチング材を敷くと雑
草が生え難くなり、生えたとしても簡単に抜き取ること
ができ、置き肥のカスが培養土の中に混入せず美観を確
保できる。
【0022】また、上記不織布に金属銅の粉または繊維
を混在させることにより防虫・防菌効果およびナメクジ
の撃退効果がえられる。
【0023】さらに、植木鉢を逆さにしても培養土が崩
れないので、盆栽を逆さにして水槽あるいは薬剤槽に直
接浸すことができるので、葉面散水および消毒が簡単に
実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るマルチング材を採用した盆栽の
斜視図
【図2】この発明に係るマルチング材の斜視図
【符号の説明】
1 植木鉢 2 培養土 3 サツキ 4 縁(植木鉢の) 5 幹 6 不織布(マルチング材) 7 孔 8 切り込み 9 股釘

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植木鉢等で植栽される花木の培養土の表
    面を覆うマルチング材であって、不織布を、植木鉢の外
    形に合わせて裁断してなる盆栽用マルチング材。
  2. 【請求項2】 上記不織布は、ポリエステル、ポリアミ
    ドまたはポリプロピレン繊維からなる請求項1に記載の
    盆栽用マルチング材。
  3. 【請求項3】 上記不織布に、金属銅の粉または繊維を
    混在させてなる請求項1または2に記載の盆栽用マルチ
    ング材。
JP11166682A 1999-06-14 1999-06-14 盆栽用マルチング材 Pending JP2000354428A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103782835A (zh) * 2014-03-10 2014-05-14 张�林 一种移动式的栽树容器装置
CN110708952A (zh) * 2017-04-10 2020-01-17 凯文·罗贝尔 在无冷藏存储环境中延长植物活力的方法和材料

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