JPH069440U - 防草用シート - Google Patents

防草用シート

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JPH069440U
JPH069440U JP5551192U JP5551192U JPH069440U JP H069440 U JPH069440 U JP H069440U JP 5551192 U JP5551192 U JP 5551192U JP 5551192 U JP5551192 U JP 5551192U JP H069440 U JPH069440 U JP H069440U
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JP
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sheet
weed
preventing
bag
large number
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JP5551192U
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English (en)
Inventor
一二 渡部
Original Assignee
株式会社三和企画
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 栽培用コンテナやバッグ内に植物を植えたと
きに、植物の周辺に敷くことによって、周りに雑草が生
えないようにする防草用シートを提供する。 【構成】 シート10に、シートの周辺部から略中央部
にかけて切れ目12を設け、さらにシートに多数の小さ
な切れ目14又は小孔16を設ける。そして、シート形
状を、コンテナ又はバッグの開口形状に略等しくする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、農業用ハウス内や露地置場などに置かれたプラスチック製などの栽 培用コンテナ、植木鉢や栽培ポット、又は樹木栽培用の根成長抑制用バッグに植 物を植えたときに、植物の周辺に敷くことによって、周りに雑草が生えないよう にする防草用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プラスチック製の植木鉢や、栽培ポット(以下、コンテナという)、又は根成 長抑制用バッグで育てられている植物(以下、栽培植物という)の管理仕事とし て、コンテナ内の栽培植物周辺の除草と追肥がある。栽培植物の種類を問わず、 草の種は用土の中に含まれていたり、周辺から飛んできたりして、これらが光と 水と養分により発芽し、成長する。 草が成長すれば、栽培植物との養分、水分、光の奪い合いがあり、一般的に、 野生の草が成長が速いため、栽培植物が枯れることが多かった。たとえ栽培植物 が勝っても、その競争の間、成長が遅れたり、品質が低下したりしていた。 従来、栽培植物の周辺の雑草の繁殖を防止するためには、不織布、フェルト、 ダンボール紙等のシートを栽培植物の周りに敷くことが考えられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、不織布やフェルトの毛羽立ちの厚いシートだと、周囲から飛んできた 種子や土、ほこり等がシート上に溜り、そこから雑草が生える恐れがある。 本考案は上記の諸点に鑑みなされたもので、取付が容易で、雨水や潅水が上部 からシートの切れ目を通してシートに浸透し、種子や土、ほこり等がシート上に 溜ることがなく、シート上部から追肥が行なえる防草用シートを提供することを 目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するために、請求項1の防草用シートは、図1〜図4、図6 〜図8に示すように、樹木栽培用コンテナ又はバッグの上面に設置する防草用の シートであって、 シートの周辺部から略中央部にかけて設けられた切れ目12と、 シートに設けられた多数の小さな切れ目14と、 を備えたことを特徴としている。 また、請求項2の防草用シートは、図5に示すように、多数の小さな切れ目1 4を設ける代わりに、多数の小孔16を設けたことを特徴としている。 また、請求項3の防草用シートは、図1及び図4に示すように、シートの周辺 部から略中央部にかけて設けられた切れ目の少なくとも一部がミシン目18であ ることを特徴としている。 また、請求項4の防草用シートは、シートの少なくとも一部に、植物に必要な 栄養分が塗布されたことを特徴としている。 さらに、請求項5の防草用シートは、図2に示すように、シートの形状が、栽 培用コンテナ又はバッグ22の開口形状に略等しいことを特徴としている。 防草用シートは、木材を主原料とする紙、合成樹脂又は/及び不織布、とくに 、紫外線(日光)防止用樹脂からなる板、フィルム、繊維など又はそれらの複合 品などから形成される。
【0005】
【作用】
シートの周辺部から略中央部にかけて設けられた切れ目12を手で開き、植え られている栽培植物24の根元に幹(茎)の位置20を合わせて差し込む。この 際、風の強い場所等の場合はシート押えピン(図示せず)をシート10に差し込 んで固定する。この結果、栽培植物の周辺の地面は日光を遮断されるので、雑草 が発芽することがなく、栽培植物24は根元周辺の水分や栄養分を十分に吸収す ることができ、順調に成長することができる。水分や追肥は、多数の小さな切れ 目14又は多数の小孔16から、栽培植物の根元周辺に浸透し、吸収される。
【0006】
【実施例】 以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を詳細に説明する。ただし、この 実施例に記載されている構成の形状などは、とくに特定的な記載がない限りは、 本考案の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎ ない。 実施例1 本実施例は、図1に示すように、木材を主原料とする紙から構成されたシート 10に、シートの周辺部から略中央部にかけて、一部にミシン目18を有する切 れ目12を設け、さらにシート全面に多数の小さな線状の切れ目14を設けたも のである。20は栽培植物の幹(茎)の位置である。 上記の防草用シートを、図2に示すように栽培用コンテナ22又はバッグの開 口形状に略等しくなるように裁断し、コンテナ22又はバッグ内の用土の上に置 く。24は栽培植物である。なお、図面では、円形の防草用シートを示している が、コンテナ又はバッグの形状に応じて適宜変更することができる。例えば、コ ンテナの上面形状が矩形の場合は、図6に示すように、防草用シート10も矩形 状にする。 日光を遮断された地面からは、雑草は発芽しないので、栽培作物は根元周辺の 養分を吸収することができる。また不織布やフェルトを用いる場合は、周辺から 飛んできたほこりや種子、土でいつかはシートの上で草がはえるが、防草用シー トは紙(例えば、目付100〜300g/m2)、合成樹脂、例えば紫外線防止用樹 脂などで形成する場合は、ほこり、種子、土は溜らない。また、雨で濡れても数 時間で乾燥するし、雑草が発芽することはない。
【0007】 また、シートの少なくとも一部に、植物に必要な栄養分を塗布するのが望まし い。この場合は、雨水や潅水で、シートに塗布されている栄養分は用土に浸透し 根に吸収される。また、紙や合成樹脂はすぐ乾燥するので強度も弱くならず、長 期(約5〜24カ月)に耐えることができる。
【0008】 また、栽培植物を成長させようとすれば追肥を必要とする。この場合、不織布 やフェルト、ダンボール、切れ目のないプラスチックフィルム等では、シートを 外さなければならなかったが、本考案の防草用シートは、その上から追肥が可能 である。化学肥料の場合は、雨水や潅水のたびに溶け出し、切れ目14から土中 へ浸透する。 本考案の防草用シートの上に有機肥料の鶏ふんや牛ふん、たい肥を置いた場合 は、それらに含まれるバクテリアや分解酵素と雨(水分)で紙の場合は分解する 。しかし、追肥の上に草が生えるまでに、新しい防草用シートを置けばよい。紙 の寿命は5〜24カ月ぐらいなので、シートの更新に都合がよい。また、一般的 には、樹木の追肥は3〜12カ月に一度の割合なので更に好都合である。 本実施例の場合、図3に示すように、シートの周辺部から略中央部にかけて、 全体に切れ目12を設けることも可能であり、また図4に示すように、シートの 周辺部から略中央部にかけて、全体にミシン目18を設けることも可能である。
【0009】 実施例2 本実施例は、図5に示すように、シートに多数の小孔16を穿設したものであ る。12は切れ目である。なお、図5では、一例として小孔が丸孔である場合を 示しているが、丸孔に限ることなく、三角孔、四角孔、その他多角孔、不定形孔 など線状の切れ目を除くものとすることができる。また、小孔の配列は、千鳥状 、格子状などとすることができる。他の構成、作用は実施例1の場合と同様であ る。すなわち、切れ目12の代わりに、一部にミシン目を有する切れ目としたり 、全部をミシン目とすることもできる。
【0010】 実施例3 本実施例は、図7に示すように、シート10の周辺部に多数の切れ目26を設 けたものである。また、図8に示すように、点滴用孔28を設ける場合もある。 他の構成、作用は実施例1の場合と同様である。 本考案の防草用シートの構成材料の好ましい一例として、ポリエステル不織布 、紙不織布、紙とポリエチレンフィルムとを接合したもの、ポリエチレンシート と織布とシートとを接合したものなどを挙げることができる。
【0011】
【考案の効果】
本考案は上記のように構成されているので、つぎのような効果を奏する。 (1) シートの周辺部から略中央部にかけて設けられた切れ目を利用して、ワ ンタッチで迅速、容易に設置することができる。 (2) 紙を用いる場合は、従来の防草用シートに比べて、粗悪な紙を用いるこ ともできるので、資材価格が絶対的に安価である。 (3) 紙(例えば、目付100〜300g/m2)で形成する場合でも、遮光性に 優れ、種子や土、ほこり等がシート上に溜ることもなく、雨や潅水で濡れても数 時間で乾燥するので、シート上に雑草が発芽することがない。 (4) シートに肥料を塗布する場合は、雨や潅水のたびに肥料が溶け出し、追 肥を行なう手間が大幅に削減できる。 (5) 化学肥料による追肥を行なう場合には、化学肥料が雨や潅水のたびに溶 け出し、シートの切れ目から土中へ浸透するので、追肥をシートの上から容易に 行うことができる。 (6) 有機肥料による追肥を行なう場合には、紙を用いる場合は、バクテリア や分解酵素、水分、微生物等により分解するので、シートの上から追肥ができ、 さらにシートを外したり取り替えたりすることなく、新しいシートを据え付ける ことができる。 (7) シートを合成樹脂、フィルム又は板で形成する場合は、日光がコンテナ 又はバッグ内に入らず暗くなるので、防草の効果がより大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防草用シートの一実施例を示す平面説
明図である。
【図2】図1の防草用シートの使用状態を示す斜視図で
ある。
【図3】本考案の防草用シートの他の実施例を示す平面
説明図である。
【図4】本考案の防草用シートの他の実施例を示す平面
説明図である。
【図5】本考案の防草用シートの他の実施例を示す平面
説明図である。
【図6】本考案の防草用シートの他の実施例を示す平面
説明図である。
【図7】本考案の防草用シートの他の実施例を示す平面
説明図である。
【図8】本考案の防草用シートのさらに他の実施例を示
す平面説明図である。
【符号の説明】
10 シート 12 周辺部から略中央部への切れ目 14 小さな切れ目 16 小孔 18 ミシン目 20 栽培植物の幹(茎)の位置 22 コンテナ又はバッグ 24 栽培植物 26 周辺部の切れ目 28 点滴用孔

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹木栽培用コンテナ又はバッグの上面に
    設置する防草用のシート(10)であって、 シートの周辺部から略中央部にかけて設けられた切れ目
    (12)と、 シートに設けられた多数の小さな切れ目(14)と、 を備えたことを特徴とする防草用シート。
  2. 【請求項2】 多数の小さな切れ目(14)を設ける代
    わりに、多数の小孔(16)を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の防草用シート。
  3. 【請求項3】 シートの周辺部から略中央部にかけて設
    けられた切れ目の少なくとも一部がミシン目(18)で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の防草用シー
    ト。
  4. 【請求項4】 シートの少なくとも一部に、植物に必要
    な栄養分が塗布されたことを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の防草用シート。
  5. 【請求項5】 シートの形状が、栽培用コンテナ又はバ
    ッグ(22)の開口形状に略等しいことを特徴とする請
    求項1、2、3又は4記載の防草用シート。
  6. 【請求項6】 シートが不織布、合成樹脂又は/及び紙
    から形成されていることを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれかに記載の防草用シート。
  7. 【請求項7】 シートが紫外線防止用樹脂から形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    の防草用シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016208971A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 みかど化工株式会社 農業用マルチ資材
JP2018000068A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 株式会社柴原製材所 防草具
JP2022086701A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 ニチアス株式会社 ポット用フィルム及び水耕栽培ポット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5923944B2 (ja) * 1980-09-04 1984-06-06 竹川鉄工株式会社 木工用刃物研摩機の砥石移動装置

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