JP3041888U - 靴の射出成形ミッドソール - Google Patents
靴の射出成形ミッドソールInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製品の多様化を可能とする、靴の射出成形ミ
ッドソールの提供。 【解決手段】 各種の靴の異なる機能に適合する硬度と
色を有しそれぞれ射出体とされる側壁層、アウトソー
ル、及びミッドソール本体を具え、予め成形された側壁
層とアウトソールがミッドソール本体成形時に一体に結
合されてなる、靴の射出成形ミッドソール。
ッドソールの提供。 【解決手段】 各種の靴の異なる機能に適合する硬度と
色を有しそれぞれ射出体とされる側壁層、アウトソー
ル、及びミッドソール本体を具え、予め成形された側壁
層とアウトソールがミッドソール本体成形時に一体に結
合されてなる、靴の射出成形ミッドソール。
Description
【0001】
本考案は一種の靴の射出成形ミッドソールに関する。
【0002】
現在靴のミッドソールの構造は、殆どがエチレン・酢酸ビニル共重合体(EV A)フォーム、ポリウレタンフォームで形成されているが、いずれも欠点を有し ており市場の要求を満たしていなかった。その欠点は以下のとおりである。 1.エチレン・酢酸ビニル共重合体フォーム、ポリウレタンフォームは実心発泡 層とされ不透明体に限られていた。 2.色の表現が単一の色に限られた。 3.多彩な色が要求される時には塗装がなされるが、色落ちしやすかった。 4.粘着結合力が弱かった。 5.切り裂き強度が良くなかった。 6.磨耗しやすかった。 7.延伸率が不良であった。 8.弾性体が老化しやすかった。 以上のEVAフォーム、ポリウレタンフォーム製のミッドソールの有する欠点を 鑑み、業者はすでに物性がEVAフォーム、ポリウレタンフォームより優れた弾 性樹脂で一体成形した物性の比較的良好なミッドソールを提供しているが、この 一体成形のミッドソールも欠点を有していた。即ち、単一の硬度、密度、及び単 一の色に成形されるため、EVAフォーム、ポリウレタンフォーム製のものと同 様、多種の硬度、密度及び各種色彩変化をミッドソールに表現できなかった。
【0003】
本考案は、ミッドソールの各部の物理機能と色を変化させることで、ミッドソ ールを各種の靴の異なる必要に対応できるようにした一種の靴の射出成形ミッド ソールを提供することを課題としている。
【0004】 具体的には、本考案は一種の靴の射出成形ミッドソールを提供することを課題 とし、それは、ミッドソールの側壁層とアウトソールをミッドソール本体成形前 に先に成形し、それを金型内に置き入れて、ミッドソール本体成形時に同時に中 間クッション層、本体側壁層及びミッドソール底層を形成する時に、側壁層とア ウトソールを溶合させてなり、各射出体を需要に応じて異なる硬度とでき、また 側壁層を多段式としてそのオーバラップ部分を嵌合式に結合した構造としたこと で、実用的で、多様化可能なものとしている。
【0005】
請求項1の考案は、各種の靴の異なる機能に適合する硬度と色を有しそれぞれ 射出体とされる側壁層、アウトソール、及びミッドソール本体を具え、予め成形 された側壁層とアウトソールがミッドソール本体成形時に一体に結合されてなる 、靴の射出成形ミッドソールとしている。
【0006】 請求項2の考案は、ミッドソール本体は高い弾性と柔軟度を有する構造とされ 、ミッドソール本体の内部に透明材料で形成された中間クッション層が設けられ 、該中間クッション層が、直立し縦横に連接する仕切り壁により仕切られて形成 されてエアクッション式構造体とされ、ミッドソール本体がさらに周囲の側壁層 との結合部分の透明な本体側壁層と、底部のミッドソール底層を有し、該中間ク ッション層、本体側壁層、ミッドソール底層の硬度がいずれも側壁層より軟らか く、透明体とされており、必要とされる機能に応じて異なるものとされた、請求 項1に記載の靴の射出成形ミッドソールとしている。
【0007】 請求項3の考案は、側壁層が比較的高い硬度を具え、支承に供され、側壁層は 多段式に設置されて相互に対応する部分に、それぞれ比較的薄いオーバラップ部 分が設けられ、各オーバラップ部分に相互に対応し嵌合可能な凹孔と突起が設け られ、該凹孔と突起が相互に嵌め合わされて側壁層とされた後に、別に予め成形 されたアウトソールと共にミッドソール形成金型内に置き入れられ、ミッドソー ルが成形される時、側壁層とアウトソールがさらに溶合して一体にミッドソール が形成されてなる、請求項1に記載の靴の射出成形ミッドソールとしている。
【0008】 請求項4の考案は、アウトソールが高い耐磨性を有し、アウトソールに局部透 明或いは不透明層が設けられ得るほか、硬度、色をミッドソール本体と変えるこ とで多様な製品とされることを特徴とする、請求項1に記載の靴の射出成形ミッ ドソールとしている。
【0009】 請求項5の考案は、各射出体の色が直接レーザー真空電気めっき色層の形態と されたことを特徴とする、請求項1に記載の靴の射出成形ミッドソールとしてい る。
【0010】 請求項6の考案は、各射出体が直接着色材料を射出して異なる色の成形体とさ れた、請求項1に記載の靴の射出成形ミッドソールとしている。
【0011】 請求項7の考案は、各射出体が透明或いは不透明の形態とされたことを特徴と する、請求項1に記載の靴の射出成形ミッドソールとしている。
【0012】
図1から図10に示されるように、本考案は靴のミッドソールに対してなされ たものであり、本考案の靴の射出成形ミッドソールは、ミッドソール本体10を 具え、該ミッドソール本体10の成形前に、予め側壁層20、21とアウトソー ル30が形成されて、ミッドソール本体10成形時に、一体に結合されて全体構 造が形成され、そのミッドソール本体10、側壁層20、21、アウトソール3 0はいずれも射出体とされ、各種の靴の使用目的により必要とされる機能、硬度 、及びその色に応じて成形されえる。
【0013】 その中、ミッドソール本体10は高い弾性と柔軟度を有する構造とされ、ミッ ドソール本体10の内部に透明材料で形成された中間クッション層11が設けら れ、その中間クッション層11は、直立し縦横に連接する仕切り壁10により仕 切られて形成され、ミッドソール本体10がそれによりエアクッション式の弾性 を有するものとされている。ミッドソール本体10は中間クッション層11を有 するほか、周囲の側壁層20、21との結合部分の透明な本体側壁層12と、底 部のミッドソール底層13を具えている。ミッドソール本体10は即ち、中間ク ッション層11、本体側壁層12、ミッドソール底層13を具え、それらの硬度 はいずれも側壁層20、21より軟らかく、透明体とされており、必要とされる 機能に応じて異なるものとされる。
【0014】 側壁層20、21は比較的高い硬度を具え、支承に供され、側壁層20、21 は多段式に設置され、図に示される実施例では、二段対応形態とされており、そ の各段の側壁層20、21の相互に対応する部分に、それぞれ比較的薄いオーバ ラップ部分200、210が設けられ、各オーバラップ部分200、210に相 互に対応し嵌合可能な凹孔201と突起211が設けられ、該凹孔201と突起 211が相互に嵌め合わされて側壁層20、21とされた後に、別に予め成形さ れたアウトソール30と共にミッドソール形成金型内に置き入れられる。ミッド ソール本体10が成形される時、側壁層20、21とアウトソール30はさらに 溶合して一体にミッドソールが形成される。
【0015】 また、アウトソール30は高い耐磨性を必要とし、アウトソール30には局部 透明或いは不透明層が設けられ得るほか、硬度、色をミッドソール本体10と変 えることで多様な製品が得られる。
【0016】
本考案の構造は以下の優れた点を有している。 1.ミッドソールの各部分構造が異なる需要に応じて設置可能である。即ち、本 考案のミッドソールの各部分の射出体は、ミッドソール本体10、側壁層20、 21、アウトソール30を具え、それらを需要に応じて異なる硬度及び色、物理 特性のものとすることができる。加えて、ミッドソール本体10が、中間クッシ ョン層11、本体側壁層12及びミッドソール底層13を具え、成形後に確実に 異なる需要に応じて各部分構造が形成される。 2.多様化した組合せが可能である。本考案は側壁層20、21が多段式に実施 でき、同様の構造をアウトソール30部分にも運用でき、それにより側壁層20 、21とアウトソール30の多彩な組合せ形態が可能であり、確実に異なる必要 に応じて異なる構造とされ得る。
【0017】 前述の各射出体の色は直接レーザー真空電気めっき色層の形態で設置可能であ り、また、原料中に着色材料を混入して直接異なる色に形成できる。
【図1】本考案の透明なミッドソール本体とアウトソー
ルの結合側面図である。
ルの結合側面図である。
【図2】本考案のミッドソール本体の中間クッション層
の平面図である。
の平面図である。
【図3】本考案の側壁層の分解図である。
【図4】本考案の側壁層の分解断面図である。
【図5】本考案の側壁層の結合表示図である。
【図6】本考案の側壁層の結合断面図である。
【図7】本考案の全体の組合せ側面図である。
【図8】本考案の断面図である。
【図9】本考案の組合せ斜視図である。
10 ミッドソール本体 11 中間クッション層 110 仕切り壁 12 本体側壁層 13 ミッドソール底層 20、21 側壁層 200、210 オーバラップ部分 201 凹孔 211 突起 30 アウトソール
Claims (7)
- 【請求項1】 各種の靴の異なる機能に適合する硬度と
色を有しそれぞれ射出体とされる側壁層、アウトソー
ル、及びミッドソール本体を具え、予め成形された側壁
層とアウトソールがミッドソール本体成形時に一体に結
合されてなる、靴の射出成形ミッドソール。 - 【請求項2】 ミッドソール本体は高い弾性と柔軟度を
有する構造とされ、ミッドソール本体の内部に透明材料
で形成された中間クッション層が設けられ、該中間クッ
ション層が、直立し縦横に連接する仕切り壁により仕切
られて形成されてエアクッション式構造体とされ、ミッ
ドソール本体がさらに周囲の側壁層との結合部分の透明
な本体側壁層と、底部のミッドソール底層を有し、該中
間クッション層、本体側壁層、ミッドソール底層の硬度
がいずれも側壁層より軟らかく、透明体とされており、
必要とされる機能に応じて異なるものとされた、請求項
1に記載の靴の射出成形ミッドソール。 - 【請求項3】 側壁層は比較的高い硬度を具え、支承に
供され、側壁層は多段式に設置されて相互に対応する部
分に、それぞれ比較的薄いオーバラップ部分が設けら
れ、各オーバラップ部分に相互に対応し嵌合可能な凹孔
と突起が設けられ、該凹孔と突起が相互に嵌め合わされ
て側壁層とされた後に、別に予め成形されたアウトソー
ルと共にミッドソール形成金型内に置き入れられ、ミッ
ドソールが成形される時、側壁層とアウトソールがさら
に溶合して一体にミッドソールが形成されてなる、請求
項1に記載の靴の射出成形ミッドソール。 - 【請求項4】 アウトソールは高い耐磨性を有し、アウ
トソールに局部透明或いは不透明層が設けられ得るほ
か、硬度、色をミッドソール本体と変えることで多様な
製品とされることを特徴とする、請求項1に記載の靴の
射出成形ミッドソール。 - 【請求項5】 各射出体の色が直接レーザー真空電気め
っき色層の形態とされたことを特徴とする、請求項1に
記載の靴の射出成形ミッドソール。 - 【請求項6】 各射出体が直接着色材料を射出して異な
る色の成形体とされた、請求項1に記載の靴の射出成形
ミッドソール。 - 【請求項7】 各射出体が透明或いは不透明の形態とさ
れたことを特徴とする、請求項1に記載の靴の射出成形
ミッドソール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002677U JP3041888U (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 靴の射出成形ミッドソール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002677U JP3041888U (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 靴の射出成形ミッドソール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3041888U true JP3041888U (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=43176402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997002677U Expired - Lifetime JP3041888U (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 靴の射出成形ミッドソール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3041888U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017533764A (ja) * | 2014-11-11 | 2017-11-16 | ニュー バランス アスレティックス, インコーポレイテッドNew Balance Athletics, Inc. | 履物物品に装飾的デザイン及び構造的特徴を付与する方法 |
JP2023507978A (ja) * | 2019-12-16 | 2023-02-28 | ヴァンズ,インコーポレイテッド | 履物物品および履物物品の準備方法 |
JP2023098844A (ja) * | 2021-12-22 | 2023-07-11 | プーマ エス イー | 靴のソールの製造方法 |
-
1997
- 1997-03-27 JP JP1997002677U patent/JP3041888U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017533764A (ja) * | 2014-11-11 | 2017-11-16 | ニュー バランス アスレティックス, インコーポレイテッドNew Balance Athletics, Inc. | 履物物品に装飾的デザイン及び構造的特徴を付与する方法 |
JP2022060213A (ja) * | 2014-11-11 | 2022-04-14 | ニュー バランス アスレティックス,インコーポレイテッド | 履物物品に装飾的デザイン及び構造的特徴を付与する方法 |
JP7494229B2 (ja) | 2014-11-11 | 2024-06-03 | ニュー バランス アスレティックス,インコーポレイテッド | 履物物品に装飾的デザイン及び構造的特徴を付与する方法 |
JP2023507978A (ja) * | 2019-12-16 | 2023-02-28 | ヴァンズ,インコーポレイテッド | 履物物品および履物物品の準備方法 |
JP2023098844A (ja) * | 2021-12-22 | 2023-07-11 | プーマ エス イー | 靴のソールの製造方法 |
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